1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 14:36:27.49 ID:AaysEwdh0
千早「…いや、そんなにチョコを口いっぱいに頬張りながら言われても」
千早「説得力の欠片もないわ」
真「しょうがないじゃないふぁ」
千早「ほら、口に物を入れたまま喋ってはダメよ」
真「むあい」モゴモゴ
真「うう、ボクは一体どうすれば…」ズーン
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361165787
引用元: ・真「甘いよ千早! これは闘いなんだよ!」 かな子「その通りです!」
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 14:40:21.26 ID:AaysEwdh0
千早「あの、私には、真が何をそんなに思い悩んでいるのか」
千早「…よく分からないのだけれど」
真「ほら、先週。バレンタインデーがあったじゃない」
千早「ええ。春香が事務所のみんなにチョコを持って来ていたわね」
真「…千早も手伝ったんだよね?」
千早「そ、そうだけれど。自分で言うのは恥ずかしいじゃない」//
千早「い、今さらだけれど、変な味はしなかったかしら」
真「ううん、おいしかったよ。春香に負けないくらい」
千早「…そう、ならよかった」ニコッ
真「(乙女な千早か…羨ましいくらい可愛い)」//
千早「…よく分からないのだけれど」
真「ほら、先週。バレンタインデーがあったじゃない」
千早「ええ。春香が事務所のみんなにチョコを持って来ていたわね」
真「…千早も手伝ったんだよね?」
千早「そ、そうだけれど。自分で言うのは恥ずかしいじゃない」//
千早「い、今さらだけれど、変な味はしなかったかしら」
真「ううん、おいしかったよ。春香に負けないくらい」
千早「…そう、ならよかった」ニコッ
真「(乙女な千早か…羨ましいくらい可愛い)」//
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 14:44:35.81 ID:AaysEwdh0
真「そう言えば、プロデューサーには別にチョコを渡してたよね?」
真「あれはプロデューサー用に作ったんだ?」
千早「…え、ええ。春香が、せっかくだからって聞かないから」
真「どんなの?」
千早「…」
真「もしかして、ハートがた」
千早「ち、ちょっと! 私の話はどうだっていいのよ!」
千早「だ、大体、ハート型にしようって言い出したのは、春香なんだから」
千早「その方が簡単だって言うし…ふ、深い意味はないのよ?」
真「(墓穴を掘る千早かわいい)」
真「あれはプロデューサー用に作ったんだ?」
千早「…え、ええ。春香が、せっかくだからって聞かないから」
真「どんなの?」
千早「…」
真「もしかして、ハートがた」
千早「ち、ちょっと! 私の話はどうだっていいのよ!」
千早「だ、大体、ハート型にしようって言い出したのは、春香なんだから」
千早「その方が簡単だって言うし…ふ、深い意味はないのよ?」
真「(墓穴を掘る千早かわいい)」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 14:47:59.17 ID:AaysEwdh0
千早「それに、真だってプロデューサーにチョコ、渡していたでしょう?」
真「それはもちろん。千早や春香みたいに、手作りじゃないけど」
千早「うう…」//
真「女の子が、男の子に素直に感謝の気持ちを示せる、いい機会だよね」
真「…そう、女の子が!」
千早「ま、真。別にこんなイベントに頼らなくたって」
千早「あなたは十分女の子らしいと思うわよ」
千早「…いつも思うけれど、少し気にしすぎじゃないかしら」
真「それはもちろん。千早や春香みたいに、手作りじゃないけど」
千早「うう…」//
真「女の子が、男の子に素直に感謝の気持ちを示せる、いい機会だよね」
真「…そう、女の子が!」
千早「ま、真。別にこんなイベントに頼らなくたって」
千早「あなたは十分女の子らしいと思うわよ」
千早「…いつも思うけれど、少し気にしすぎじゃないかしら」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 15:27:56.93 ID:AaysEwdh0
真「気にするよ! だって、ホラこれ」
千早「…あ、ここでその食べかけのチョコレートが登場するのね」
千早「てっきり、また春香からの差し入れかなにかかと思っていたけれど」
真「ううん、違うよ。これは、ファンのみんながくれたものなんだ」
真「それも見てよ」ガサ
千早「…ずいぶん、手の込んだものばかりね。包装まで…」
千早「私のとは違うわね」ズーン
真「あ、ごめん。そう言うつもりじゃ…」
千早「…あ、ここでその食べかけのチョコレートが登場するのね」
千早「てっきり、また春香からの差し入れかなにかかと思っていたけれど」
真「ううん、違うよ。これは、ファンのみんながくれたものなんだ」
真「それも見てよ」ガサ
千早「…ずいぶん、手の込んだものばかりね。包装まで…」
千早「私のとは違うわね」ズーン
真「あ、ごめん。そう言うつもりじゃ…」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 15:31:04.79 ID:AaysEwdh0
真「と、とにかく。こんなに、しっかり作ってくれたているんだもの!」
真「自分で食べなきゃ、申し訳ないじゃないか」モゴモゴ
千早「それは、そうかもしれないけれど…」
千早「プレゼントしたチョコレートで真が体調を崩してしまったら、それこそファンのみんなはショックだと思うわ」
真「う、ま、まあね」
真「でも、行けるところまで…自分で何とか…」
真「う、ううー。甘いよぅ」
千早「…コーヒーでも淹れて来るわ」
真「自分で食べなきゃ、申し訳ないじゃないか」モゴモゴ
千早「それは、そうかもしれないけれど…」
千早「プレゼントしたチョコレートで真が体調を崩してしまったら、それこそファンのみんなはショックだと思うわ」
真「う、ま、まあね」
真「でも、行けるところまで…自分で何とか…」
真「う、ううー。甘いよぅ」
千早「…コーヒーでも淹れて来るわ」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 15:36:29.82 ID:AaysEwdh0
コトッ
千早「はい。ブラックなら、少しはチョコも進むんじゃないかしら」
真「ありがとふ」モゴモゴ
真「ふう。ちょっと休憩」
千早「それにしても…本当に、すごく丁寧ね。どれも」ガサ
千早「確かにこれは、他の人には代わりに食べてもらうのも、申し訳ないかも」
真「でしょ? 見ているだけで、十分頑張って作ってくれたんだなーって思うけど」
真「味もおいしいんだから、食べたいのは本心なんだけど…」
真「プロデューサーも、スタッフさんとか、ちょっとだけでも配ってもいいぞって言ってくれたんだけど」
千早「…この、気合の入ったチョコを渡すのは、少し…まずいわね」
真「…うん。さすがにボクも、恥ずかしいや」
千早「はい。ブラックなら、少しはチョコも進むんじゃないかしら」
真「ありがとふ」モゴモゴ
真「ふう。ちょっと休憩」
千早「それにしても…本当に、すごく丁寧ね。どれも」ガサ
千早「確かにこれは、他の人には代わりに食べてもらうのも、申し訳ないかも」
真「でしょ? 見ているだけで、十分頑張って作ってくれたんだなーって思うけど」
真「味もおいしいんだから、食べたいのは本心なんだけど…」
真「プロデューサーも、スタッフさんとか、ちょっとだけでも配ってもいいぞって言ってくれたんだけど」
千早「…この、気合の入ったチョコを渡すのは、少し…まずいわね」
真「…うん。さすがにボクも、恥ずかしいや」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 15:40:26.26 ID:AaysEwdh0
ホワンホワン
~~~~~~
真「お疲れ様でしたーっ!」
真「あ、すいません、ちょっといいですか?」
真「いえ、その…じ、実は、…」
真「うう…は、恥ずかしいけど…が、頑張ったんだし。渡さなきゃ!」
真「あの! ホントに、…作りすぎちゃっただけ、なんです」
真「まだたくさん、残っちゃってて
真「よ、よかったら…ボクのチョコ、貰ってくれませんか!?」
~~~~~~
真「お疲れ様でしたーっ!」
真「あ、すいません、ちょっといいですか?」
真「いえ、その…じ、実は、…」
真「うう…は、恥ずかしいけど…が、頑張ったんだし。渡さなきゃ!」
真「あの! ホントに、…作りすぎちゃっただけ、なんです」
真「まだたくさん、残っちゃってて
真「よ、よかったら…ボクのチョコ、貰ってくれませんか!?」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 15:53:53.06 ID:AaysEwdh0
~~~~~~
ホワンホワーン
小鳥「勘違いから始まる恋もあるわ!」ピヨッ!
千早「きゃ、お、音無さん?」
真「いや、恋が始まったら困るって話を、いま」
美希「あるの!」
雪歩「乙女な真ちゃんもいい!」
千早「今度は美希!? それに萩原さんも」
雪歩「小鳥さん! 続きをお願いします!」
美希「ミキも付き合うの!」
ホワンホワーン
小鳥「勘違いから始まる恋もあるわ!」ピヨッ!
千早「きゃ、お、音無さん?」
真「いや、恋が始まったら困るって話を、いま」
美希「あるの!」
雪歩「乙女な真ちゃんもいい!」
千早「今度は美希!? それに萩原さんも」
雪歩「小鳥さん! 続きをお願いします!」
美希「ミキも付き合うの!」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 15:57:16.77 ID:AaysEwdh0
小鳥「そうね、せっかく本人がいるんだし!」
小鳥「真ちゃんに台詞を言ってもらいながらにしましょう!」
真「へ?」
雪歩「それはいい考えですぅ!」
雪歩「わ、私は、せっかくだから王子様バージョンな台詞を真ちゃんに!」
美希「うんうん。せっかくだから、衣裳も小鳥に、お願いするの!」
小鳥「まかせてちょうだい!」
真「い、いやだ…ボクは小鳥さんたちのおもちゃじゃないんですから!」
小鳥「真ちゃんに台詞を言ってもらいながらにしましょう!」
真「へ?」
雪歩「それはいい考えですぅ!」
雪歩「わ、私は、せっかくだから王子様バージョンな台詞を真ちゃんに!」
美希「うんうん。せっかくだから、衣裳も小鳥に、お願いするの!」
小鳥「まかせてちょうだい!」
真「い、いやだ…ボクは小鳥さんたちのおもちゃじゃないんですから!」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 16:00:37.56 ID:AaysEwdh0
ガシッ
千早「え…きゃ」
雪歩「真ちゃん!?」
真「ち、ちょっとランニングに行って来ます!」
真「チョコも食べすぎたし、腹ごなしにちょうどいいかなって」
真「千早もほら、付き合ってよ。今日はまだ体動かしてないでしょ?」
千早「ど、どうして私が…」
小鳥「逃がさないわよ!」ピヨッ
美希「なの!」
真「い、行ってきまーす!」
千早「ちょ、待って、真! 早いわ、もっとゆっくり…!」
千早「え…きゃ」
雪歩「真ちゃん!?」
真「ち、ちょっとランニングに行って来ます!」
真「チョコも食べすぎたし、腹ごなしにちょうどいいかなって」
真「千早もほら、付き合ってよ。今日はまだ体動かしてないでしょ?」
千早「ど、どうして私が…」
小鳥「逃がさないわよ!」ピヨッ
美希「なの!」
真「い、行ってきまーす!」
千早「ちょ、待って、真! 早いわ、もっとゆっくり…!」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:07:29.29 ID:AaysEwdh0
ガチャ
凛「おはようございます」
ちひろ「あら、凛ちゃん。おはよう」
凛「はい。…あれ、杏はともかく」
杏「うえー。ともかくって何」
凛「だって、挨拶返してくれなかったじゃん」
凛「かな子も返してくれないなんて、珍しいね」
凛「…かな子?」
かな子「…」
凛「おはようございます」
ちひろ「あら、凛ちゃん。おはよう」
凛「はい。…あれ、杏はともかく」
杏「うえー。ともかくって何」
凛「だって、挨拶返してくれなかったじゃん」
凛「かな子も返してくれないなんて、珍しいね」
凛「…かな子?」
かな子「…」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:09:56.40 ID:AaysEwdh0
杏「今は、触れないで上げるのが優しさじゃないかなー」
凛「…なにそれ」
かな子「…う、うう…凛ちゃーん!!」
ガバッ
凛「きゃ、な、なに?」
かな子「杏ちゃんがいじめるの!」
凛「杏が? かな子を?」ハテナ
凛「事情がよく分からない。ちゃんと説明して、杏」
凛「…なにそれ」
かな子「…う、うう…凛ちゃーん!!」
ガバッ
凛「きゃ、な、なに?」
かな子「杏ちゃんがいじめるの!」
凛「杏が? かな子を?」ハテナ
凛「事情がよく分からない。ちゃんと説明して、杏」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:12:19.77 ID:AaysEwdh0
杏「え? どうして私?」
凛「だって、かな子は…説明できなさそうだし」
かな子「えぐ…えぐえぐ…」パクパク
ちひろ「か、かな子ちゃん。とりあえず」
ちひろ「悲しいと無意識にお菓子を食べる癖は、どうにかした方がいいんじゃないかしら」
かな子「もぐ?」
かな子「あ、…わ、私、またお菓子食べちゃってましたか!?」
杏「というか、あっという間に笑顔に戻ったよね」
凛「あれ、これって何か問題なのかな」
凛「だって、かな子は…説明できなさそうだし」
かな子「えぐ…えぐえぐ…」パクパク
ちひろ「か、かな子ちゃん。とりあえず」
ちひろ「悲しいと無意識にお菓子を食べる癖は、どうにかした方がいいんじゃないかしら」
かな子「もぐ?」
かな子「あ、…わ、私、またお菓子食べちゃってましたか!?」
杏「というか、あっという間に笑顔に戻ったよね」
凛「あれ、これって何か問題なのかな」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:15:06.69 ID:AaysEwdh0
凛「別にいつも通りのかな子だよね」
かな子「わ、私、いつもはこんなに食べちゃわないよ!?」
杏「…そこはノーコメントかな」
かな子「ひどい! ほら、私いじめられてる!」
凛「…うん、まあ、別にいいんじゃないかと、私は思うけど」
かな子「り、凛ちゃんまで…」シクシク
かな子「わ、私、いつもはこんなに食べちゃわないよ!?」
杏「…そこはノーコメントかな」
かな子「ひどい! ほら、私いじめられてる!」
凛「…うん、まあ、別にいいんじゃないかと、私は思うけど」
かな子「り、凛ちゃんまで…」シクシク
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:18:38.59 ID:AaysEwdh0
凛「バレンタイン?」
凛「…もう先週の話だよね、それ」
杏「まあ、見ての通りだよね」
チョコマミレー
凛「…こんなに、チョコあったっけ」
杏「凛はプロデューサーにチョコ上げるのに忙しかったからねー、覚えてないか」
凛「…杏こそ、らしくないことしてたじゃん」
杏「うえ、気づいてたの」
ちひろ「(何か場外で舌戦が始まったわ)」
凛「…もう先週の話だよね、それ」
杏「まあ、見ての通りだよね」
チョコマミレー
凛「…こんなに、チョコあったっけ」
杏「凛はプロデューサーにチョコ上げるのに忙しかったからねー、覚えてないか」
凛「…杏こそ、らしくないことしてたじゃん」
杏「うえ、気づいてたの」
ちひろ「(何か場外で舌戦が始まったわ)」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:20:52.65 ID:AaysEwdh0
杏「まあ、それは今はいいや」ゴゴゴ
凛「…そうだね。またあとで、詳しく聞くことにするよ」ゴゴゴ
ちひろ「(ひいいい)」
杏「ほら、プロデューサーはともかく、みんなお互いにチョコ上げあってたじゃん」
凛「そうだね。かな子のチョコケーキ、おいしかったよ」
かな子「ありがとう!」パクー
凛「何気なくお菓子をつまむのはよそう」
凛「…そうだね。またあとで、詳しく聞くことにするよ」ゴゴゴ
ちひろ「(ひいいい)」
杏「ほら、プロデューサーはともかく、みんなお互いにチョコ上げあってたじゃん」
凛「そうだね。かな子のチョコケーキ、おいしかったよ」
かな子「ありがとう!」パクー
凛「何気なくお菓子をつまむのはよそう」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:24:32.78 ID:AaysEwdh0
杏「その結果」
凛「ん?」
杏「だからこれ、全部、そのあまりのチョコなんだ」
凛「…。え、ものすごい量があるけど」
杏「ここにあるのは、全部かな子が作った分だねー」
凛「 」
凛「…はあ? かな子、こんなに作ってたっけ?」
かな子「じ、実は、当日には全部持って来れなくて」
凛「どうしてこんなに作ったの?」
かな子「いや、ほら、…おいしいし?」
凛「説明になってない」
凛「ん?」
杏「だからこれ、全部、そのあまりのチョコなんだ」
凛「…。え、ものすごい量があるけど」
杏「ここにあるのは、全部かな子が作った分だねー」
凛「 」
凛「…はあ? かな子、こんなに作ってたっけ?」
かな子「じ、実は、当日には全部持って来れなくて」
凛「どうしてこんなに作ったの?」
かな子「いや、ほら、…おいしいし?」
凛「説明になってない」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:28:29.22 ID:AaysEwdh0
杏「要は、バレンタインという都合のいい日に、お菓子を作る手が止まらなくなったと」
杏「そういうわけさね」
凛「なるほど。それで、杏は手伝わされてたのか」
杏「そう言うことー。ほら、もうたくさん食べたよ。杏悪くない」
かな子「そ、そんなこと言わないで…。まだたくさんあるから!」パクパク
杏「早く誰かが食べてくれるといいんだろうけどねー」
杏「こう、目の前にあると、つい手を出しちゃうみたいで」
凛「…ああ。それで、杏にいじめられた、と」
杏「濡れ衣だよねー」
杏「そういうわけさね」
凛「なるほど。それで、杏は手伝わされてたのか」
杏「そう言うことー。ほら、もうたくさん食べたよ。杏悪くない」
かな子「そ、そんなこと言わないで…。まだたくさんあるから!」パクパク
杏「早く誰かが食べてくれるといいんだろうけどねー」
杏「こう、目の前にあると、つい手を出しちゃうみたいで」
凛「…ああ。それで、杏にいじめられた、と」
杏「濡れ衣だよねー」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:32:52.05 ID:AaysEwdh0
凛「これはかな子が悪いよ」パクパク
凛「あ、おいしい。…トリュフって作るの難しいんじゃないの?」
かな子「そんなことないよ? 材料はシンプルだし」パクパク
かな子「成形がちょっとだけ気がかかるかな。でもおいしいよね」
凛「うん。ちひろさんも、どうですか?」
ちひろ「ご、ごめんね。私も、もうたくさんもらったんだけど…」ウウ
凛「あ、いえ。無理はなさらず」パク
凛「…うん、かな子、さすがにこの量を一人で食べちゃうと…まずいかも」
かな子「うう…ど、どうしたら…」パクパク
ちひろ「(困り顔のままチョコを頬張り続ける…シュールだわ)」
凛「あ、おいしい。…トリュフって作るの難しいんじゃないの?」
かな子「そんなことないよ? 材料はシンプルだし」パクパク
かな子「成形がちょっとだけ気がかかるかな。でもおいしいよね」
凛「うん。ちひろさんも、どうですか?」
ちひろ「ご、ごめんね。私も、もうたくさんもらったんだけど…」ウウ
凛「あ、いえ。無理はなさらず」パク
凛「…うん、かな子、さすがにこの量を一人で食べちゃうと…まずいかも」
かな子「うう…ど、どうしたら…」パクパク
ちひろ「(困り顔のままチョコを頬張り続ける…シュールだわ)」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 17:36:45.16 ID:AaysEwdh0
凛「誰か、今日は来る予定の人はいますか?」
ちひろ「うーん…みんなお仕事があって」
ちひろ「ここに寄る子もいると思うけど、今はここにいる四人で全員ね」
ちひろ「プロデューサーさんも、しばらくは戻ってこないだろうし」
凛「そうですか…。でも、何とかしないと」
凛「このままだと…」チラ
かな子「ひぅ…い、言わないで…」パク
杏「かな子、ますます太っちゃうね☆」
かな子「うわああああん!!」パクー
ちひろ「うーん…みんなお仕事があって」
ちひろ「ここに寄る子もいると思うけど、今はここにいる四人で全員ね」
ちひろ「プロデューサーさんも、しばらくは戻ってこないだろうし」
凛「そうですか…。でも、何とかしないと」
凛「このままだと…」チラ
かな子「ひぅ…い、言わないで…」パク
杏「かな子、ますます太っちゃうね☆」
かな子「うわああああん!!」パクー
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:10:19.45 ID:AaysEwdh0
タッタッタッ
真「…」
千早「ま、真? もう美希たちは、追って来ていないから…」
千早「は、走ることは、ないんじゃない、かしら」
真「え? いやいや、ランニングしたいってのもホントだし」
真「千早も、気分転換にいいんじゃないかな」
真「二人でランニングするのも、たまにはいいじゃない!」
千早「こ、こんな格好のままだと、走りづらいわ」
千早「そ、それに、手も…握ったままだけれど」//
真「あ、ご、ごめん!」パッ
真「…」
千早「ま、真? もう美希たちは、追って来ていないから…」
千早「は、走ることは、ないんじゃない、かしら」
真「え? いやいや、ランニングしたいってのもホントだし」
真「千早も、気分転換にいいんじゃないかな」
真「二人でランニングするのも、たまにはいいじゃない!」
千早「こ、こんな格好のままだと、走りづらいわ」
千早「そ、それに、手も…握ったままだけれど」//
真「あ、ご、ごめん!」パッ
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:15:24.22 ID:AaysEwdh0
千早「…ふぅ。真ったら、私よりずっと足が速いのに」
千早「手を掴んだまま行くんだもの、…体力が持たないわ」ハア
真「へへっ、でもこのくらいでバテてるなら、千早もまだまだだね!」
千早「あなたにまともに付いて行けるのは、我那覇さんくらいじゃないかしら…」
千早「少し、休憩にさせてもらってもいいかしら」
真「うん、そうだね。ちょうど公園だし、のんびり散歩にしようか」
千早「手を掴んだまま行くんだもの、…体力が持たないわ」ハア
真「へへっ、でもこのくらいでバテてるなら、千早もまだまだだね!」
千早「あなたにまともに付いて行けるのは、我那覇さんくらいじゃないかしら…」
千早「少し、休憩にさせてもらってもいいかしら」
真「うん、そうだね。ちょうど公園だし、のんびり散歩にしようか」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:21:23.71 ID:AaysEwdh0
真「うーん」ノビー
真「今日は天気が良くて、気持ちいいね! ホントに運動日和だよ!」
真「こう、体を動かしたくて…うずうずしてくるなあ」ウズウズ
千早「ふふ、今度は」
千早「勝手に走って行っても、付いて行ってあげないわよ」
真「う、つ、冷たいなあ…ごめんってば」
千早「強引に引っ張ったりするからよ」
千早「ちゃんと誘ってくれれば、ランニングくらいいつでも付き合うわ」
真「! ホントに?」
千早「ええ」クス
千早「着替えも用意しておかないといけないし」
千早「たまには二人でランニングも、良いかもしれないわね」
真「へへっ、やーりぃ!」
真「今日は天気が良くて、気持ちいいね! ホントに運動日和だよ!」
真「こう、体を動かしたくて…うずうずしてくるなあ」ウズウズ
千早「ふふ、今度は」
千早「勝手に走って行っても、付いて行ってあげないわよ」
真「う、つ、冷たいなあ…ごめんってば」
千早「強引に引っ張ったりするからよ」
千早「ちゃんと誘ってくれれば、ランニングくらいいつでも付き合うわ」
真「! ホントに?」
千早「ええ」クス
千早「着替えも用意しておかないといけないし」
千早「たまには二人でランニングも、良いかもしれないわね」
真「へへっ、やーりぃ!」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:24:24.65 ID:AaysEwdh0
真「それにしても、こうして千早と二人っきりで」
真「それも外でのんびりするのは、何だか珍しいね」
千早「そうね。事務所でならともかく」
千早「…最近は忙しいし、たまにはこうして外でゆっくりするのも…」
真「悪くないよね」
千早「ええ」
真「それも外でのんびりするのは、何だか珍しいね」
千早「そうね。事務所でならともかく」
千早「…最近は忙しいし、たまにはこうして外でゆっくりするのも…」
真「悪くないよね」
千早「ええ」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:31:26.26 ID:AaysEwdh0
ポテポテ
かな子「うぐ…えぐ…」
凛「かな子、そう落ち込まないで」
凛「とりあえず食べるのはやめられたんだから」
杏「まあ、食べ尽くしただけなんですけどね?」
かな子「うわああああん!」
凛「杏。そう言うこと、はっきり言わない」
凛「途中から、きらりも手伝ってくれたじゃない」
きらり「かな子ちゃんのお菓子、とってもおいしかったにぃ☆」
かな子「うぐ…えぐ…」
凛「かな子、そう落ち込まないで」
凛「とりあえず食べるのはやめられたんだから」
杏「まあ、食べ尽くしただけなんですけどね?」
かな子「うわああああん!」
凛「杏。そう言うこと、はっきり言わない」
凛「途中から、きらりも手伝ってくれたじゃない」
きらり「かな子ちゃんのお菓子、とってもおいしかったにぃ☆」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:34:53.88 ID:AaysEwdh0
凛「…ほら、レッスンしたらすぐ元に戻るよ」
かな子「…うん…私、頑張る…」
杏「おー、頑張れー。私の分も頑張れー」
凛「杏は、まず歩くのくらい自分でしようね」
凛「きらりもあんまり甘やかしたらダメだよ」
きらり「そんなことないよ?」
杏「そうだそうだー」
かな子「…うん…私、頑張る…」
杏「おー、頑張れー。私の分も頑張れー」
凛「杏は、まず歩くのくらい自分でしようね」
凛「きらりもあんまり甘やかしたらダメだよ」
きらり「そんなことないよ?」
杏「そうだそうだー」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:38:06.10 ID:AaysEwdh0
かな子「うう…三人ともずるいよ…」
かな子「凛ちゃんはスレンダーだし!」
凛「そうかな」
かな子「きらりちゃんはいいとこにばっかし栄養行ってるし?」
杏「おやじみたいなコメントだね」
きらり「甘いお菓子はー、きらりんパワー☆ になるんだにぃ」
かな子「杏ちゃんは小さいし!」
杏「私だけベクトルが違う気がする」
かな子「凛ちゃんはスレンダーだし!」
凛「そうかな」
かな子「きらりちゃんはいいとこにばっかし栄養行ってるし?」
杏「おやじみたいなコメントだね」
きらり「甘いお菓子はー、きらりんパワー☆ になるんだにぃ」
かな子「杏ちゃんは小さいし!」
杏「私だけベクトルが違う気がする」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:40:21.88 ID:AaysEwdh0
杏「一応気にしてるんだぞー」
凛「かな子、人のこと言っても仕方ないよ」
凛「食べちゃったのは本当なんだし」
かな子「うにゅ…り、凛ちゃんまで…」
凛「だから、ね。私も付き合うから、気になるなら頑張って戻そう」
杏「そうだねー、それがいいよー」ダラーン
杏「頑張ってねー」
凛「かな子、人のこと言っても仕方ないよ」
凛「食べちゃったのは本当なんだし」
かな子「うにゅ…り、凛ちゃんまで…」
凛「だから、ね。私も付き合うから、気になるなら頑張って戻そう」
杏「そうだねー、それがいいよー」ダラーン
杏「頑張ってねー」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:43:19.45 ID:AaysEwdh0
凛「何言ってるの。杏も付き合うの」
杏「はい?」
凛「かな子を止めなかった責任は、ほんの少しだけ、杏にもあるし」
凛「みんなでやった方が、きっとやる気も出るしね」
杏「…いやいや、私は、お家でごろっとする仕事が…」
凛「きらりは、かな子のこと、手伝ってくれるよね?」
きらり「もっちろん! くれたお菓子の分、きらり頑張るにぃ!」
凛「じゃあ、杏はもし家に帰るなら、ここから一人で帰らなきゃだね」
杏「 」
杏「はい?」
凛「かな子を止めなかった責任は、ほんの少しだけ、杏にもあるし」
凛「みんなでやった方が、きっとやる気も出るしね」
杏「…いやいや、私は、お家でごろっとする仕事が…」
凛「きらりは、かな子のこと、手伝ってくれるよね?」
きらり「もっちろん! くれたお菓子の分、きらり頑張るにぃ!」
凛「じゃあ、杏はもし家に帰るなら、ここから一人で帰らなきゃだね」
杏「 」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:48:13.36 ID:AaysEwdh0
杏「は…え、ちょ、ちょっと待ってよ!」
杏「それはちょっとおかしいんじゃないかな?」
凛「ううん、おかしくないよ」
きらり「うきゃ? 杏ちゃん、一人でお家に帰れるの?」
杏「うん、それ無理。無理だから、勘弁して下さい」
凛「じゃあ、とりあえず四人で、ランニングでもしようか」
杏「ぬぬ…! り、凛の策士スキルがこんなところで火を吹くなんて…!」
きらり「にょわー! それじゃあみんなで、れっつごー!」
かな子「が、頑張ります!」
杏「…凛のばかやろー」
杏「それはちょっとおかしいんじゃないかな?」
凛「ううん、おかしくないよ」
きらり「うきゃ? 杏ちゃん、一人でお家に帰れるの?」
杏「うん、それ無理。無理だから、勘弁して下さい」
凛「じゃあ、とりあえず四人で、ランニングでもしようか」
杏「ぬぬ…! り、凛の策士スキルがこんなところで火を吹くなんて…!」
きらり「にょわー! それじゃあみんなで、れっつごー!」
かな子「が、頑張ります!」
杏「…凛のばかやろー」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:54:04.25 ID:AaysEwdh0
千早「そろそろ事務所に戻りましょうか」
千早「ありがとう、真。いい気分転換になったわ」
真「ううん、こちらこそ!」
真「さて…また事務所に戻ったら、チョコを食べる作業が待ってるよ…」ズーン
千早「…あの、真。さすがにあの量を、全部一人で食べてしまうのは、難しいと思うわ」
千早「自分で開けて、一口ずつ食べて」
千早「あとは別の人に任せても、いいんじゃないかしら」
真「…やっぱり、そうしないと無理かなぁ」
千早「ありがとう、真。いい気分転換になったわ」
真「ううん、こちらこそ!」
真「さて…また事務所に戻ったら、チョコを食べる作業が待ってるよ…」ズーン
千早「…あの、真。さすがにあの量を、全部一人で食べてしまうのは、難しいと思うわ」
千早「自分で開けて、一口ずつ食べて」
千早「あとは別の人に任せても、いいんじゃないかしら」
真「…やっぱり、そうしないと無理かなぁ」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 20:57:28.52 ID:AaysEwdh0
千早「というか、このままだと食べてもらえないチョコが出るでしょう?」
千早「その方が申し訳ないんじゃないかしら」
真「…確かに。それはよくないなあ」
真「じゃあ、そうやって、少しずつ食べて行こうかな」
千早「出来ることがあるなら手伝うわ」
千早「と言っても、大したことは…できなさそうだけれど」
真「そんなことないよ!」
真「ごめんね、ボクのことで一緒に悩ませちゃって」
真「…千早、ありがとう」
千早「いいえ。気にしないで」
千早「私の方こそ、いつも助けられてばかりだから」
千早「その方が申し訳ないんじゃないかしら」
真「…確かに。それはよくないなあ」
真「じゃあ、そうやって、少しずつ食べて行こうかな」
千早「出来ることがあるなら手伝うわ」
千早「と言っても、大したことは…できなさそうだけれど」
真「そんなことないよ!」
真「ごめんね、ボクのことで一緒に悩ませちゃって」
真「…千早、ありがとう」
千早「いいえ。気にしないで」
千早「私の方こそ、いつも助けられてばかりだから」
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 21:01:52.80 ID:AaysEwdh0
真「よっし! それじゃあ、休憩もできたし」
真「帰りもランニングで行こうか!」
千早「…できるだけ、付いて行くわ」
真「へへっ、了解! それじゃあ、…」
ニョワー!
ギャー!
キ、キラリ! チョットペースオサエテ…
真「あれは…」
千早「こ、こっちに来るわね」
真「帰りもランニングで行こうか!」
千早「…できるだけ、付いて行くわ」
真「へへっ、了解! それじゃあ、…」
ニョワー!
ギャー!
キ、キラリ! チョットペースオサエテ…
真「あれは…」
千早「こ、こっちに来るわね」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 21:03:40.17 ID:AaysEwdh0
ダダダダッ
ザシャーッ
きらり「にょわー☆!!」
杏「 」
真「 」
千早「 」
かな子「あ、杏ちゃんが…」
凛「宙を舞ったね、華麗に」
ザシャーッ
きらり「にょわー☆!!」
杏「 」
真「 」
千早「 」
かな子「あ、杏ちゃんが…」
凛「宙を舞ったね、華麗に」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 03:28:41.59 ID:ikXQb03w0
きらり「うきゃー☆」
ポスッ
杏「うげっ」
凛「きらり、ナイスキャッチ」
かな子「やっぱり杏ちゃんは軽そうだなあ…いいなあ…」
千早「…い、一体何の騒ぎかしら」
真「あの子、すごいパワーだなあ。格闘技とか、やってるのかな!」
千早「…そう言う問題かしら」
ポスッ
杏「うげっ」
凛「きらり、ナイスキャッチ」
かな子「やっぱり杏ちゃんは軽そうだなあ…いいなあ…」
千早「…い、一体何の騒ぎかしら」
真「あの子、すごいパワーだなあ。格闘技とか、やってるのかな!」
千早「…そう言う問題かしら」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 03:31:24.89 ID:ikXQb03w0
きらり「杏ちゃん、生きてうー?」
杏「…し、死ぬかと思った…」
凛「きらりじゃなかったら、死んでたと思う」
杏「いや、そもそもきらりじゃなかったら飛んでない」
きらり「うきゃー! 二人とも、照れるにぃ☆」
杏「笑いごとじゃないよ、全く」
かな子「あ、あはは…」
千早「あの…」
杏「…し、死ぬかと思った…」
凛「きらりじゃなかったら、死んでたと思う」
杏「いや、そもそもきらりじゃなかったら飛んでない」
きらり「うきゃー! 二人とも、照れるにぃ☆」
杏「笑いごとじゃないよ、全く」
かな子「あ、あはは…」
千早「あの…」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 03:33:22.17 ID:ikXQb03w0
真「あ、千早」
かな子「はい?」
千早「何ともありませんでしたか?」
千早「若干、目を疑うような光景が…その、あったと思うのですけれど」
真「(千早から話しかけるなんて)」
真「(何だか、珍しい気がする)」ワクワク
かな子「はい?」
千早「何ともありませんでしたか?」
千早「若干、目を疑うような光景が…その、あったと思うのですけれど」
真「(千早から話しかけるなんて)」
真「(何だか、珍しい気がする)」ワクワク
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 03:36:10.16 ID:ikXQb03w0
凛「あ、お騒がせしてすみませんでした」
凛「…って、あなたは」
千早「?」
杏「うん? 凛のお知り合い?」
凛「…いや、分かんないの」
杏「はて」
かな子「…?」
きらり「うきゃー?」
凛「…」ハア
凛「あの、アイドルの、如月千早さんですよね」
杏「如月?」
凛「…って、あなたは」
千早「?」
杏「うん? 凛のお知り合い?」
凛「…いや、分かんないの」
杏「はて」
かな子「…?」
きらり「うきゃー?」
凛「…」ハア
凛「あの、アイドルの、如月千早さんですよね」
杏「如月?」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 03:39:42.30 ID:ikXQb03w0
千早「え、ええ。そうですけど」
杏「おお。聞いたことあるー」
凛「大先輩だよ。…すいませんでした、お休みのところ」
千早「いいえ。何だか、面白いところを見せてもらったから」クス
千早「何もないなら、よかったわ」ニコッ
真「(な、千早可愛いなあ)」
きらり「うきゃー! 千早ちゃん、笑顔がとってもかわいいにぃ☆」ブンブン
杏「あー、きらりー、私を担いだままはぴはぴするのはやめてー」ブンブン
杏「おお。聞いたことあるー」
凛「大先輩だよ。…すいませんでした、お休みのところ」
千早「いいえ。何だか、面白いところを見せてもらったから」クス
千早「何もないなら、よかったわ」ニコッ
真「(な、千早可愛いなあ)」
きらり「うきゃー! 千早ちゃん、笑顔がとってもかわいいにぃ☆」ブンブン
杏「あー、きらりー、私を担いだままはぴはぴするのはやめてー」ブンブン
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 03:45:59.78 ID:ikXQb03w0
凛「改めまして…如月さん、菊地さん」
真「あ、ボクのことも知ってくれてるんだね」
凛「当然です。765プロのみなさんは、トップアイドルですから」
千早「…おおげさです。でも、知って頂けているのは」
千早「とても嬉しいわ。どうもありがとう」
凛「はい。実は、私たちもアイドルなんです」
凛「渋谷凛と言います、よろしくお願いします」ペコ
杏「おおー。凛、何だか社会人ってカンジ」
きらり「きらりは、きらりだにぃ。おにゃーしゃー☆」
かな子「み、三村かな子と言います!」
真「あ、ボクのことも知ってくれてるんだね」
凛「当然です。765プロのみなさんは、トップアイドルですから」
千早「…おおげさです。でも、知って頂けているのは」
千早「とても嬉しいわ。どうもありがとう」
凛「はい。実は、私たちもアイドルなんです」
凛「渋谷凛と言います、よろしくお願いします」ペコ
杏「おおー。凛、何だか社会人ってカンジ」
きらり「きらりは、きらりだにぃ。おにゃーしゃー☆」
かな子「み、三村かな子と言います!」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 03:53:28.95 ID:ikXQb03w0
千早「ええ、こちらこそ」
真「へへ、よろしくね!」
凛「先輩方は、今日はオフでしたか?」
千早「えっと…そうね。レッスンの予定はあるのだけれど」
真「いろいろあって、事務所にいられなくなってね」ハハ
真「二人で、ぶらぶらーってしてたところだよ」
凛「そうですか。何だか、やっぱりお邪魔したみたいで…」
千早「いえ、それは本当に気にしないで下さい」
千早「さっきも言った通り、…正直、結構楽しませてもらったから」
きらり「もっかい見うー?」ガッ
杏「きらり、きらり。杏死んじゃうから」ガッ
真「へへ、よろしくね!」
凛「先輩方は、今日はオフでしたか?」
千早「えっと…そうね。レッスンの予定はあるのだけれど」
真「いろいろあって、事務所にいられなくなってね」ハハ
真「二人で、ぶらぶらーってしてたところだよ」
凛「そうですか。何だか、やっぱりお邪魔したみたいで…」
千早「いえ、それは本当に気にしないで下さい」
千早「さっきも言った通り、…正直、結構楽しませてもらったから」
きらり「もっかい見うー?」ガッ
杏「きらり、きらり。杏死んじゃうから」ガッ
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 03:57:28.21 ID:ikXQb03w0
きらり「大丈夫! きらり、杏ちゃんのこと、絶対に死なせたりしないにぃ!」
杏「きらりが言うと大げさに聞こえない」
杏「でも嫌だ、もう飛びたくないー。凛助けてー」
凛「じゃあ、自分の足で立とうね」
杏「それはできない」
凛「きらり」
きらり「きらり、やったるにぃー」
杏「やったるな、ってちょ、ホントにダメだから…」
きらり「きらりんパワー☆」ブワワッ
千早「きゃあ!?」
杏「 」
杏「きらりが言うと大げさに聞こえない」
杏「でも嫌だ、もう飛びたくないー。凛助けてー」
凛「じゃあ、自分の足で立とうね」
杏「それはできない」
凛「きらり」
きらり「きらり、やったるにぃー」
杏「やったるな、ってちょ、ホントにダメだから…」
きらり「きらりんパワー☆」ブワワッ
千早「きゃあ!?」
杏「 」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 04:02:10.82 ID:ikXQb03w0
杏「 」
かな子「あ、杏ちゃん…」
真「すごいパワーだなあ。きらりは何か、スポーツやってたりするの?」
きらり「ううん、レッスンだけだよ?」
きらり「でもでも、可愛い物と、あまーいお菓子に」
きらり「パワーを貰って、きらりんパワー☆ で、いつでもきゅんきゅんパワー満点だにぃ!」
真「…」
凛「(…先輩が引いてる気がする)」
千早「…あはは、うちのみんなも個性的だけれど」
千早「彼女はまた特別ね」
真「…なるほど、きらりんパワー☆ か…」
千早「…真?」
かな子「あ、杏ちゃん…」
真「すごいパワーだなあ。きらりは何か、スポーツやってたりするの?」
きらり「ううん、レッスンだけだよ?」
きらり「でもでも、可愛い物と、あまーいお菓子に」
きらり「パワーを貰って、きらりんパワー☆ で、いつでもきゅんきゅんパワー満点だにぃ!」
真「…」
凛「(…先輩が引いてる気がする)」
千早「…あはは、うちのみんなも個性的だけれど」
千早「彼女はまた特別ね」
真「…なるほど、きらりんパワー☆ か…」
千早「…真?」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 04:06:24.26 ID:ikXQb03w0
真「千早、まこりんパワー★ ってどうかな!?」
千早「…真」
千早「やめておいた方がいいわ。何となく」
真「だ、ダメかな?」
千早「…ま、また機会があれば、見せてちょうだい」
かな子「(真さんが、きらりのマネ…)」
かな子「(見てみたいような、でもちょっと…こ、怖いかな)」
真「そっかー」
千早「…真」
千早「やめておいた方がいいわ。何となく」
真「だ、ダメかな?」
千早「…ま、また機会があれば、見せてちょうだい」
かな子「(真さんが、きらりのマネ…)」
かな子「(見てみたいような、でもちょっと…こ、怖いかな)」
真「そっかー」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 04:13:11.21 ID:ikXQb03w0
真「でもいいなぁ。きらりはパワー満点なのに、すっごく可愛いし」
きらり「うきゃー☆ 照れるにぃ」
きらり「きらりんパワー☆」ビビッ
杏「 」
杏「…はっ。あれ、ここは…布団…飴…」
凛「気絶してたままの方がよかった?」
杏「そうだねって言ったら、またきらりんパワー☆(物理)が待ってるよね」
凛「そうだね」
かな子「り、凛ちゃん、ズバッと言い過ぎじゃないかな…」
きらり「うきゃー☆ 照れるにぃ」
きらり「きらりんパワー☆」ビビッ
杏「 」
杏「…はっ。あれ、ここは…布団…飴…」
凛「気絶してたままの方がよかった?」
杏「そうだねって言ったら、またきらりんパワー☆(物理)が待ってるよね」
凛「そうだね」
かな子「り、凛ちゃん、ズバッと言い過ぎじゃないかな…」
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 04:18:16.55 ID:ikXQb03w0
真「凛は、髪が長くて、カッコいいけど可愛い」
凛「ありがとうございます」
真「杏は守ってあげたくなる感じかな?」
千早「どちらかと言うと、お世話してあげたくなる、じゃないかしら」
杏「嬉しいなあ。どんどんお世話して欲しい」
真「みんなそれぞれ女の子らしくて羨ましいよ!」
真「とくにかな子は」
かな子「は、はい?」
真「こう、ふわふわって感じで! すっごく女の子っぽいかな!」
かな子「…ひぐっ」
千早「!?」
凛「ありがとうございます」
真「杏は守ってあげたくなる感じかな?」
千早「どちらかと言うと、お世話してあげたくなる、じゃないかしら」
杏「嬉しいなあ。どんどんお世話して欲しい」
真「みんなそれぞれ女の子らしくて羨ましいよ!」
真「とくにかな子は」
かな子「は、はい?」
真「こう、ふわふわって感じで! すっごく女の子っぽいかな!」
かな子「…ひぐっ」
千早「!?」
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 04:22:32.31 ID:ikXQb03w0
凛「…あちゃあ」
かな子「や、やっぱり私は…ふわふわ…」グスッ
真「あ、あれ? ボク、何か気に障るようなこと…」
かな子「わ、私、太ってますかね!?」
千早「そ、そんなことないんじゃないかしら」
千早「真も、そんなつもりで言ったのでは、ないと思うけれど」
真「う、うん! こう、ボクはスポーツが好きで」
真「でも体を鍛えていると、どうしても、体型は細くなっちゃうし」
かな子「」ビクッ
真「だから、かな子みたいな、女の子らしい体型には憧れちゃうって言うか…」
かな子「それ、やっぱり私が太ってるってことじゃないですかあ…」ウワーン
かな子「や、やっぱり私は…ふわふわ…」グスッ
真「あ、あれ? ボク、何か気に障るようなこと…」
かな子「わ、私、太ってますかね!?」
千早「そ、そんなことないんじゃないかしら」
千早「真も、そんなつもりで言ったのでは、ないと思うけれど」
真「う、うん! こう、ボクはスポーツが好きで」
真「でも体を鍛えていると、どうしても、体型は細くなっちゃうし」
かな子「」ビクッ
真「だから、かな子みたいな、女の子らしい体型には憧れちゃうって言うか…」
かな子「それ、やっぱり私が太ってるってことじゃないですかあ…」ウワーン
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 04:26:16.52 ID:ikXQb03w0
グシグシ
かな子「だ、大体! みなさんがおかしいんです!」
かな子「何ですか、千早さんも真さんも、すらーっとしてて!」
かな子「私の周りには、どうしてスタイルのいい子しかいないんですかー!」
杏「そりゃアイドルだからだよ」
かな子「ふぐぅ!」
かな子「…ど、どうせ…アイドルらしくなーい体型なんです、私は…」エグ
凛「別に、杏もスタイルがいいわけじゃないよね」
杏「だから気にしてるってばー」
かな子「だ、大体! みなさんがおかしいんです!」
かな子「何ですか、千早さんも真さんも、すらーっとしてて!」
かな子「私の周りには、どうしてスタイルのいい子しかいないんですかー!」
杏「そりゃアイドルだからだよ」
かな子「ふぐぅ!」
かな子「…ど、どうせ…アイドルらしくなーい体型なんです、私は…」エグ
凛「別に、杏もスタイルがいいわけじゃないよね」
杏「だから気にしてるってばー」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 04:30:55.50 ID:ikXQb03w0
凛「いや別に嫌味とか、皮肉とかじゃなくて」
凛「杏にもかな子にも、らしさがあるってことだよ」
かな子「…ふえ?」
凛「体型とか体質なんて、簡単に変えられるものじゃないんだから」
凛「もちろん目指す姿があるのは、構わないと思うけれど」
凛「私たちはアイドルなんだから。それぞれがそれぞれのスタイルで」
凛「自分の持つ魅力をしっかり出して行かなきゃいけないんじゃないかな」
凛「…と、きらりや、先輩方を見ていると、私は思うけど」
凛「杏にもかな子にも、らしさがあるってことだよ」
かな子「…ふえ?」
凛「体型とか体質なんて、簡単に変えられるものじゃないんだから」
凛「もちろん目指す姿があるのは、構わないと思うけれど」
凛「私たちはアイドルなんだから。それぞれがそれぞれのスタイルで」
凛「自分の持つ魅力をしっかり出して行かなきゃいけないんじゃないかな」
凛「…と、きらりや、先輩方を見ていると、私は思うけど」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 04:34:16.89 ID:ikXQb03w0
きらり「うきゃ? きらり、はぴはぴしてるかにぃ?」
千早「突然褒められると、照れてしまうわね」
真「凛はしっかりしてるなあ」
凛「もう、新人と言われる時期は過ぎちゃいましたから」
杏「うんその通りだ、さすが凛」
杏「だから私は私の道を行くよー、だらりと」
凛「仕事しないのは、論外だけどね」
千早「突然褒められると、照れてしまうわね」
真「凛はしっかりしてるなあ」
凛「もう、新人と言われる時期は過ぎちゃいましたから」
杏「うんその通りだ、さすが凛」
杏「だから私は私の道を行くよー、だらりと」
凛「仕事しないのは、論外だけどね」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/19(火) 14:07:19.38 ID:cWjgeX0P0
かな子「凛ちゃん、私…」ウルウル
凛「もちろん、節制は大事だと思う、けど」
凛「かな子の一番の魅力は、お菓子を食べたときの笑顔だって、プロデューサーも言ってるんだから」
凛「そんな魅力を潰してまで、かな子はアイドルをすべきじゃないよ」
かな子「うう…凛ちゃーん」
凛「よしよし」
杏「結局、何だかいい感じにまとまったね」
きらり「よかったにぃ☆」
杏「というか、先輩を巻き込んで何をやってるんだ私たちは」
凛「もちろん、節制は大事だと思う、けど」
凛「かな子の一番の魅力は、お菓子を食べたときの笑顔だって、プロデューサーも言ってるんだから」
凛「そんな魅力を潰してまで、かな子はアイドルをすべきじゃないよ」
かな子「うう…凛ちゃーん」
凛「よしよし」
杏「結局、何だかいい感じにまとまったね」
きらり「よかったにぃ☆」
杏「というか、先輩を巻き込んで何をやってるんだ私たちは」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 16:50:31.50 ID:Qo2Nf0gPo
千早「いえ。まあ、私たちとしては…」
千早「先ほども言った通り、いい気分転換になりましたから」
真「うん。そうだねっ」
凛「…」
凛「あの、余計な詮索かもしれませんが」
凛「気分転換と言うと、何かトラブルがあったとか」
きらり「? なにかこまってぅー?」
杏「凛はずばずば行くねー」
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 16:57:22.11 ID:Qo2Nf0gPo
凛「(先輩方の力になりたい…とも思うけど)」
凛「(後学のためにもなるかな、なんて)」
かな子「わ、私も」ズズ
かな子「先輩方にはお世話になりましたので、なにか力になれたら…」
凛「かな子、アイドルが鼻水出してたらみっともないよ」
凛「ほら、ちゃんとかんで」
かな子「ありがとう」チーン
杏「(きらりに口うるさいわりに、凛も大概過保護だよね)」
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 17:05:23.92 ID:Qo2Nf0gPo
凛「…」ジッ
千早「…」
千早「(一見、無表情で)」
千早「(クールなようだけれど、アイドル活動に真剣な子なのね)」
千早「…ねえ真」
千早「せっかくだから、みなさんに手伝ってもらえばいいんじゃないかしら」
真「? 手伝いって、なにを」
凛「ぜひ。何でもします」ズイッ
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 17:49:53.09 ID:Qo2Nf0gPo
―――765プロ
ドーン
杏「おお、甘いものがたくさん…」
かな子「こ、これ食べていいんですか!?」
凛「かな子。待った」
かな子「凛ちゃん、私は犬じゃないよ…?」
真「要はそう言うことなんだけど」ハハ
真「可能な限りは、自分で食べて上げなきゃ申し訳ないからさ」
きらり「真クンかっこぃー☆」
真「あ、ありがとう…」ハハ…
真「その、ボクが食べ切れなかった分を、みんなに食べてもらえればなって」
かな子「お安いご用です!」ハイッ
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 17:57:14.71 ID:Qo2Nf0gPo
ワイワイ
千早「(…コーヒーでも淹れて来ようかしら)」
ヒョコ
小鳥「千早ちゃん。手伝うわ」
千早「…音無さん」
千早「ありがとうございます」
小鳥「いえいえ」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:00:16.17 ID:Qo2Nf0gPo
小鳥「…ねえ、千早ちゃん」
千早「? はい」
小鳥「千早ちゃんがあんなふうに」
小鳥「別の事務所の子たちと仲良くなるなんて、意外だなー」
小鳥「…なんて言ったら、気に障るかしら?」
千早「…」
千早「いえ。自分でも、驚いていますから」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:04:54.50 ID:Qo2Nf0gPo
コポコポ…
千早「ですが…」
千早「仲良くなった、というのは、少し誤解です」
小鳥「へ?」
千早「あの中の渋谷さんという方をご存知ですか?」
小鳥「渋谷凛ちゃんね。もうブレイクして、けっこう経つかしら」
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:08:35.93 ID:Qo2Nf0gPo
千早「決して、慢心しているだとか…そう言うつもりではないのですけれど」
小鳥「うん」
千早「彼女が情熱を剥き出しにしているのを見たとき」
千早「ああ戦わなくちゃ、すごいライバルが出て来たな、」
千早「…そうは思えなかったんです」
小鳥「…」
千早「何と言うか。…何なんでしょう、上手く言葉にできないですけど…」
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:13:23.74 ID:Qo2Nf0gPo
小鳥「ふふ」
千早「…音無さん?」
小鳥「いいえ。千早ちゃんも含めて、うちのアイドルはみーんな本当にトップアイドルになっちゃって」
小鳥「プロデューサーさんなんかは、目標がなくなって、みんなはこれから大丈夫かって心配していたけれど」
小鳥「…少なくとも千早ちゃんは、大丈夫そうね」
千早「…そうですね」
千早「そうだといいかなと、思います」
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:19:18.27 ID:Qo2Nf0gPo
千早「みんな、コーヒーを淹れたから。よかったら」
真「むぁ」モゴモゴ
真「ありふぁふぉー」
千早「…」ハア
千早「口に物を入れたまま喋らない。さっきも言ったでしょう?」
真「むぁい」モゴモゴ
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:23:36.52 ID:Qo2Nf0gPo
凛「ありがとうございます。頂きます」
千早「ええ。どうぞ」
かな子「ふぁあ…おいしい…」パクパク
かな子「すごいなぁ、みんな上手だなぁ」パクパク
杏「もはやこうなっては、かな子は誰にも止められんぞっ」
杏「て感じの勢いだね」モグモグ
きらり「かな子ちゃんすっごーぃ!」
千早「…」クス
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:28:40.91 ID:Qo2Nf0gPo
千早「…」
千早「あの、渋谷さん」
凛「はい」
千早「…もしよかったら、だけれど」
千早「これからもこうして、ときどき事務所に遊びに来てくれると嬉しいわ」
凛「…いいんですか?」
千早「ええ」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:33:49.05 ID:Qo2Nf0gPo
千早「…」ニコニコ
凛「(…もしかしなくても)」
凛「(多分、こう…見透かされてるよね)」
凛「…はあ」
千早「?」
凛「…すいません。ありがとうございます」
千早「いいえ」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:37:14.35 ID:Qo2Nf0gPo
凛「私はまだまだですね」
千早「そうかしら。渋谷さんは、もう立派なアイドルだと思うわ」
凛「…でも、頂点はまだまだですから」
凛「これからいろいろと。よろしくお願いします」
千早「ええ。こちらこそ」
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:44:13.80 ID:Qo2Nf0gPo
かな子「♪」パクパク
杏「…ねー凛。お邪魔して悪いけど…」
杏「あの、私も頑張ってるんだけどね?」
杏「このままだと、かな子がちょっと大変なことになるんじゃないかってね?」
凛「…ああ」
凛「そう言えば、かな子の問題が何も解決していなかった」
千早「?」
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:48:19.26 ID:Qo2Nf0gPo
きらり「うきゃー☆」
きらり「やっぱり、お菓子を食べてるときのかな子ちゃん…とっても可愛いにぃ!」
かな子「ありがとう!」パクー
凛「…あれはもう、止めようがなさそうだね」
杏「うん。むりむり」
千早「…まあ、そうね」
千早「また今度、三村さんのレッスンに真を付き合わせればいいんじゃないかしら」
杏「…かな子、私はあなたのことを忘れないよ…」
凛「勝手にかな子をころさない」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/07(木) 18:53:09.48 ID:Qo2Nf0gPo
千早「それにしても…」
真「♪」パクパク
かな子「♪」パクパク
千早「…何だかんだ言って、食べている姿は二人とも幸せそうで何よりだわ」
真「ん」ゴクン
真「甘いよ千早! これは闘いなんだよ!」
かな子「その通りです!」
凛「そんな笑顔で言われても…」
☆ 終わり
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