1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:50:45.24 ID:aaxyaU4T0
律子「春香と千早と美希の3人がMCを務めてる朝のポケモン番組に、対戦コーナーがあるんですけど、

P「あぁ、視聴者のチビッ子やゲストとやるアレな。」

律子「それに今回、ジュピターがゲスト参加するそうです。」

P「そうなのか、それで?」

律子「その対戦で挑戦者が勝つと、視聴者のチビッ子は相手のポケモンを無理やり交換させれるんです。」

P「前に挑戦者の大きいお友達が『B72』ってNNのメロエッタを千早に交換で送り付けてたな」

律子「で、ゲストの場合だと色々テレビ的においしいことの要求だったりしますよね。番宣とか」

P「先月の放送では新幹少女ののぞみが『私たちが勝ったら、真さまを頂くわ!』って言ってたな」

律子「美希が目の色変えて急遽使用ポケモンをバトルボックスのガチパに切り替えて3人抜きした伝説の回ですね。」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362473445

引用元: P「ジュピターと番組でポケモンバトル?」律子「そうです」 

 

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:52:34.38 ID:aaxyaU4T0
律子「問題はジュピター側の要求なんですけど、」

律子「『765プロ所属アイドル、及び事務員を961プロに移籍させろ』というものでして」

P「」

P「待て、そんなのがまかり通るのか」

律子「馬鹿みたいに大きい事務所なので・・・」

P「まかり通ったのかよ」

律子「それだけあちらも765潰しに本気ってことでしょう」

P「恐ろしすぎるわ」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:53:09.37 ID:aaxyaU4T0
律子「という訳で、負ける訳にはいきません。返り討ちです。徹底的に潰します。二度と起き上がれなくなるように。テレビに顔を出せないレベルまでぶちのめします。塵すら残しません。」

P「要求内容にお前だけ入ってなかったからって「お黙り」ウィッス」

P「まあ確かに、こればかりは絶対に負けられないよな」

律子「美希はともかくとして、問題は春香です。春香と千早はほぼ旅パですが、千早はパーティバランスを考えてる分まだ戦えます。しかし、春香に関しては只の案山子です。」

P「酷い言い様だな」

律子「私なら瞬きする間に3タテできます」

律子「という訳で、プロデューサーにお願いが。」

P「何だ?」

律子「春香と千早を、満足に戦える様にしてください。」

P「なるほど」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:54:02.25 ID:aaxyaU4T0
律子「収録まであと1週間あります。それまでに、何とか。」

P「美希の方はどうするんだ?」

律子「美希ならガチパを持ってるので・・・」

P「甘い。」

律子「へ?」

P「さっき律子も言ったろ。『伝説の回』だって。だから、確実にあのパーティは対策される。相手は961プロだ、尚更だろ?」

律子「ま、まぁ確かに・・・」

P「だから、2人を戦える様にする。それだけじゃなくて、美希には更に経験を積んでもらって鍛える。そっちの方が良いだろう」

律子「でもそこまでするとプロデューサーの仕事も・・・」

P「なあに、2人教えるも3人教えるも変わらないさ。それに、みんなの移籍が賭かってるんじゃあな。」

律子「プロデューサー・・・」

P「2週間あれば十分だ、みっちり鍛え上げてジュピターを倒さなきゃな」

律子「・・・はい!」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:55:01.08 ID:aaxyaU4T0
-------765プロ事務所 打ち合わせスペース--------

P「・・・というわけだ」

春香「私達が全員移籍・・・」

千早「負けられないわね・・・」

美希「ハニーと離れるなんて絶対にヤなの!」

P(飲み込みが早いな)

P「これが、これからの3人の課題だ!」

春香:技、道具、特性、パーティ構築、3値、読みと安定行動

千早:3値、役割の意識、読み

美希:テンプレだけじゃないオリジナルの戦法

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:55:30.35 ID:aaxyaU4T0
春香「3値・・・?安定行動・・・?」

千早「3値は大体知ってるけど、知ってるだけだから・・・」

美希「確かに、テンプレばかり使ってたの・・・」

P「春香は対戦の基本である技と道具を、千早は役割の意識を、そして3値と読みを2人に学んでもらう。」

美希「ハニー、『縛り』は教えなくても良いの?」

P「今回の対戦方式は6350、お前たち3人とジュピターの3人の勝ち抜き戦だからな。いつものダブルバトルとは違う」

P「縛りは今回はスルーしておこう」

P「とりあえず、美希は給湯室で新しい6350用パーティの構築を考えていてくれ。」

P「そうそう、ゲスト戦だから前みたいなガチガチの構成はダメだからな!」

美希「はーい!なの!」トテテテテ

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:56:31.78 ID:aaxyaU4T0
P「二人は今から、3値の説明だ」

春香「頑張りますっ!」

千早「お願いします」

P「まず3値というのは、個々のポケモンの優劣を決める上で重要な要素だ。」

P「平たく言えばパラメーター、数値のことだな。」

P「たとえば、春香や雪歩はダンスが苦手だろ?けれど、響や真はダンスが得意。」

P「誰しも得意不得意はある。ポケモンにも、だ。」

P「ポケモンには6種類のパラメーターがある。HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さ だ。以降、H A B C D Sと略すぞ。」

P「実際に見た方が早いか。二人とも、今からレベル30の野生のガントルを捕まえてきてくれ。」

春香 千早「はい!」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:57:10.02 ID:aaxyaU4T0
-----5分後-----

P「それじゃあ、HからSまで全て見ていこう」

春香ガントル H89 A69 B75 C44 D29 S19

千早ガントル H83 A72 B72 C37 D33 S24

千早(B72…くっ)

P「同じレベルの同じポケモンだが、数値にばらつきがある。だが、1つ1つの数値に大きい差はない。」

P「春香、この数値から見てガントルの特徴を挙げてくれ」

春香「えっ!?えーっと…HABが高くて、CDSは低めって感じですね」

P「そうだな。じゃあ千早、このポケモンはどんな風に使えば良い?」

千早「そうですね…。HとBが高いので、耐久型といったところでしょうか。」

P「うん、その通りだ。このように、同じポケモンではパラメータに大して差はない。」

P「これが種族値だ。」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:57:53.10 ID:aaxyaU4T0
P「各ポケモンにはHABCDSに数が割り当てられている。ガントルの場合、Hから70 105 105 50 40 20 だ。」

P「HPの実際の数値、実数値の計算は他の5つと少し違うから、実際に高いのはAとBってことだな。」

P「ガントルは、物理攻撃と物理防御が得意って訳だ。」

P「他にも、特殊攻撃 特殊防御が得意だったり、物理攻撃と素早さが高く速攻型のものもいる。」

P「まあ、対戦に使われるポケモンはだいたい種族値の合計が高い。だいたいで構わないから覚えておこう」

春香「大丈夫かなぁ・・・」

P「平気だよ、一部のポケモンの長所と短所をだいたいで覚えればいいんだ。」

春香「が、がんばります・・・」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:58:30.91 ID:aaxyaU4T0
P「3値のうちの1つ、種族値はこんな感じだ。次に個体値に入る。」

P「2匹は同じポケモンだが、数値に少し違いがあるだろ?」

P「種族値とは別に、全てのポケモンにはもう一つ6種類の数字が割り当てられている。」

千早「0から31までの32段階、と聞いたことがあります。」

P「そうだ。0に近いほど低く、31に近いほど実数値は高くなる。」

春香「ってことは、HからSまで全部31が理想的ってことですか?」

P「間違ってはないが、そうとも言い切れないケースがある。千早、どういうケースだ?」

千早「えっと・・・数値が低いことがメリットに・・・トリックルーム、でしょうか?」

P「正解だ。他にも、Cに重きを置いたポケモンだと混乱によるダメージは少ない方が良いのでAをVにしないっていう手もある」

春香「AをV!??!?!?!?」

P「やましいことを想像するな」

千早「Vとは・・・?」

P「ん?ああ、言ってなかったな。個体値31のことをVというんだ。進数での表記だな。」

千早「そういうことだったんですね」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 17:59:34.43 ID:aaxyaU4T0
P「ああ、そうだ。」

P「ただ、個体値の厄介なところは、理想的な個体値に近づける方法が少々面倒くさいところだ。」

千早「というと?」

P「6つの値が決まるのはランダムなんだ。だから、個体値が全てV、6Vのものなんてそうそう手に入らない。」

千早「ですがプロデューサー、それでは時間が・・・」

P「だからここで重要になってくるのは、長所だけに目を向けることだ。」

P「たとえばフーディン。CとSが高く、耐久面は非常に脆い。春香、どうすれば低い耐久を補える?」

春香「えっと、相手より先に動いて倒して攻撃させなければいいんです!」

P「単純だが、正解だ。となると、HABDの個体値は必要か?」

千早「確かにそれなら、CとSだけVなら何とかなりますね」

P「ああ。速攻アタッカーは耐久面が脆い事が多い。だから攻撃と速さにのみ絞ればいいんだ。」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:00:28.68 ID:aaxyaU4T0
-----------------------------

P「ここでは孵化厳選や乱数調整はスルーさせてもらいます」

P「決して忘れてたわけじゃないぞ」

-----------------------------

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:01:16.04 ID:aaxyaU4T0
---------給湯室----------

美希「うーん・・・あんまり思いつかないの・・・」

ガチャリ

\タダイマー/

\オカエリー/

やよい「ただいまですーっ!」

真「ふぃー、今日も疲れたなー!」

伊織「こっちも疲れてるのに、うるさいのよ!」

真「仕事でちょっとミスしたからって、やつあたりはよしてよね!」

伊織「何よその言い方!そもそもあんなのミスなんかじゃ・・・」

雪歩「ふ、二人とも落ち着いてくださいー!すぐにお茶淹れますからぁ!」

やよい「ゆきほさん、あたしもてつだいますーっ!」

真(って・・・あれれ。今までにない真面目な雰囲気で春香と千早とプロデューサーが話してる)

伊織(給湯室に行った方が良さそうね・・・)

\AヲV!??!!??/

真「!?!!?」

真(春香にそんな話が・・・!?いや落ち着け、何かの間違いだよきっとそうだうん絶対に間違いだ)

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:07:52.60 ID:aaxyaU4T0
\コタイチ31ノコトヲ/

伊織「ポケモンの話かしら・・・」

美希「デコちゃん、ポケモン知ってるの?」

伊織「ちょっとだけ、よ。あとデコちゃん言うな!」

真(ドウシヨウドウシヨウ)

雪歩「どうしたの真ちゃん?顔、真っ赤だよ?」トポトポトポトポ

やよい「ねつでもあるんですかー?」

真「あの、その・・・」

美希「真クン、どうかしたの?」

真「美希・・・あの3人、何の話してるの?」

美希「? ポケモンの話だよ?」

真「へっ?ポケモン?」

美希「そーだよー。それがどうかしたの?」

真「い、いや、なんでもないよ!」

美希「変なの!」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:08:50.35 ID:aaxyaU4T0
雪歩「はい、お茶はいったよ真ちゃん、美希ちゃん」

やよい「はい、いおりちゃん!」

美希「ありがとなの!」

真「ありがとう・・・」

伊織「ありがとう、いただくわ」

ズズ・・・

美希「美希たちがポケモンで負けたら、みんなで移籍だから、特訓してるの!」

真「」ブフッ

伊織「」デチョーン

やよい「」キョトン

雪歩「」ガチャン パリーン!

真「やっぱりそういう話なんじゃないかー!!!!!!!!」

伊織「あんのバカプロデューサー!!!!!!!」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:10:21.41 ID:aaxyaU4T0
--------

P、春香、千早(やかましい)

--------

雪歩「どっどういうことなの美希ちゃん!?」

美希「かくかくしかじかで・・・」

真「納得できないよー!!!!!!!」

伊織「どういうことなのよ・・・」

やよい「つっ、つまり、もしみきさんたちがポケモンでまけちゃったら、」

やよい「あたしたちみんなで961プロにおひっこしってことですかぁ?」

雪歩「ひ、ひどいですぅ・・・」

美希「へーきだよ!美希たち絶対に負けないし!」

伊織「そういう問題じゃ・・・」

雪歩「ないですぅ・・・」

やよい「・・・」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:10:56.56 ID:aaxyaU4T0
真「・・・美希、ボクにもポケモン、教えて。」

美希「? 真クンは対戦には出ないよ?」

真「いや、ボクたちの運命を決めるものがどういうものか、知っておきたい」

真「たとえそれがゲームでも、ね。」

美希「真クン・・・」

伊織「真、私が教えるわ」

真「伊織!?」

伊織「美希は対戦で勝つために、パーティの構築を考えてるの」

伊織「私達が邪魔をするわけにはいかないわ」

雪歩「・・・私もポケモン、勉強したいですぅ!」

伊織「構わないわ。1人教えるも2人教えるも変わらないわよ。やよいはどう?」

やよい「えーっと・・・あたし、いえにかえってもごはんつくったりしなきゃだから・・・」

伊織「そうね。無理する事はないわ。」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:11:33.61 ID:aaxyaU4T0
伊織「移籍の件は納得できないけど、それだけ魅力のある魔性のゲームであることは確かなんだからね」

伊織「覚悟しておいた方がいいわよ。」

真「ボクなら大丈夫!ありがとう伊織、よろしく!」

美希「じゃあ美希はパーティ構築にとりかかるのー!」

伊織「そうと決まれば真!雪歩!今すぐDSとソフトを買いに行くわよ!」

真「うん!今すぐ行こう!」

雪歩「行ってきますですぅ!」

やよい「きをつけてくださーい!」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:12:09.02 ID:aaxyaU4T0
------水瀬家 邸宅------

真「何もかもが大きいね・・・」

雪歩「うん・・・」

伊織「何よ、人の家の家具をじろじろ見て。早くポケモン、始めるわよ」

真「ああ、それもそうだね!」

伊織「二人は、ポケモンをやったことは?」

雪歩「DPを1回だけ・・・殿堂入りしてからは、あんまり・・・」

真「ボクも雪歩と同じくらいかな」

伊織「だったら、ゲームの基本は理解してるのね。まあいいわ。」

伊織「じゃ、はじめるわよ」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:12:46.61 ID:aaxyaU4T0
真「ちょっと待って!せっかく教えてもらうんだから、去年みんなで撮ったドラマみたいにコーチって呼んでもいいかな!」

真「ボクだけコーチって呼べなかったから疎外感かんじてたんだよねー!」

雪歩「真ちゃん、一匹狼って感じだったもんね」

雪歩 真「コーチ、よろしくお願いします!」

伊織「」

真「コーチ!」

伊織「・・・」

伊織(ジャージグラサン竹刀持ち)「・・・お前たちを1週間でガチ勢入りさせてやる!」

真 雪歩「はいっ!コーチ!!」

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:13:56.31 ID:aaxyaU4T0
P「最後に、努力値だ。」

P「たとえば、ボイスレッスンを積めば、その分歌が上手くなるだろ?千早は特に歌がが得意だから、更に伸ばしやすい。」

千早「まだまだ未熟ですが・・・」

P「そんな事はないぞ!千早の歌は最高だ、まだまだのびしろもある。末恐ろしいよ!」

千早「そっ、そうでしょうか・・・」

春香(千早ちゃん照れてるかわいい)
P(千早が照れてるかわいい)

P「そしてそのボイスレッスンが、努力値にあたるんだ」

P「ミネズミを1匹倒すごとに、Aに1だけ振り当てられる。」

P「こうやって6つのステータスに、全部で510になるように努力値を振れるんだ。」

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:14:28.93 ID:aaxyaU4T0
伊織「・・・そして1つのステータスには、255まで振れるわ」

真「ってことは、AとSに255ずつ振れば、足の速い攻撃特化のポケモンが出来るわけだね」

伊織「そうよ。それと、大事なことなんだけれど、」

伊織「実数値に反映されるのは252までなの。」

雪歩「じゃあ、255ずつ振るよりも252ずつ振って余った6を別のところに振れば良いってこと?」

伊織「そういうこと。大差はないけど、勿体ないしね。」

真「伊織が勿体ないって言葉使うって、珍しいなあ」

伊織「うっ、うるさいわね!こっちはコーチなんだから黙って聞いてればいいのよ!」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:15:15.96 ID:aaxyaU4T0
P「重要なのはSだ。」

P「同じコンディションで同じ攻撃をしてもダメージは変わる。」

P「しかしSだけは、確率の要素がない。」

P「たった1でも数値が上であれば、確実に先手をとれる。」

P「先制技は話が違うがな」

春香「じゃあ、対戦に使われやすいポケモンのSの種族値は覚えておかなきゃですね!」

P「ああそうだ。それと、そのポケモンの長所を活かすためにはどれだけのSが必要か、それも覚えておくべきだ。」

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:15:42.76 ID:aaxyaU4T0

伊織「同じポケモンでも、Sに努力値を振るのと振らないのでは雲泥の差よ。」

伊織「『型』が分かればSの努力値も大体掴めるわ。」

雪歩「なるほど・・・」

伊織「でも流石に一目では分からないわ。だから、対戦前のパーティ構成から読み取ることも必要ね」

真「うーん、難しいなー・・・」

伊織「まあこの辺りは慣れてきてからで良いわ。」

雪歩「あの・・・伊織ちゃん・・・」

伊織「なに?」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:16:31.82 ID:aaxyaU4T0
春香「一つに252ずつ振るんじゃなくて、『あのポケモンのSを最低限の努力値で抜いて』『残りを別のところに回す』というのはどうなんですか?」

P「S調整だな。他にも、あのポケモンのあの攻撃を確実に、もしくは高確率で耐えるように、っていう調整もある。」

P「だが調整は、上手く使えないと努力値の無駄遣いにもなりかねない。」

P「ぶっぱ振りでも十分強い。策や術を使わないシンプルな型の方が、相手にとって止め辛かったりするんだ。」

千早「ですが、全員がそうシンプルだと・・・」

P「そう。対策も容易い。」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:17:38.25 ID:aaxyaU4T0
伊織「重要なのはバランスよ。何事においてもね。一点特化じゃどこかに綻びが生まれるわ」

真「そこを補うために、他の5匹がいるんだよね!」

伊織「その通りよ。真の割には理解が早いじゃない」

真「それ、どういう意味だよ伊織!」

伊織「あら、分からなかったのかしら?まぁ真だから仕方ないわね」

雪歩「二人とも落ち着いてくださいぃ~!」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:19:01.30 ID:aaxyaU4T0
-----------------------------------------

P「この辺で気付いたんだが、コーチって呼ぶ設定を完全に忘れていた」

P「今から変えても違和感を生むだけなので、脳内変換の方よろしくお願いします」

-----------------------------------------

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:19:27.71 ID:aaxyaU4T0
P「努力値振りは面倒だから、ポケルスとアイテムを活用していこう。」

P「ポケルスは、ボールに戻してもポケモンセンターに連れて行っても治らない混乱みたいなもので」

P「1回のバトルで得られる努力値が2倍になるんだ。」

P「そしてパワー系アイテム。これを持たせると、パワーアンクルならSが、パワーリストならAが、1回のバトルごとに4ずつ上がるんだ。

P「6種類あるから全部持っておいて損はない」

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:19:59.06 ID:aaxyaU4T0
伊織「じゃあ、ポケルスに罹ったポケモンにパワーリストを持たせてミネズミを倒したら」

伊織「Aにいくつの努力値がたまるかしら?」

雪歩「えっと、1足す4でそれが2倍だから、10です!」

伊織「そうよ。タウリン等のドーピングアイテムを使ったり、ハネで微調整もできるわ。」

真「これで3値は完璧だね!」

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:21:17.28 ID:aaxyaU4T0
P「じゃあ、さっきの種族値と個体値の説明にガントルを選んだ理由は分かるか?」

春香「えっと・・・すぐに捕まえれるしよく出てくるから・・・?」

P「確かにそれもあるが、もう一つ。ガントルはまだ進化を1回残してる。」

千早「・・・あっ!進化の輝石ですね!」

P「そうだ。ガントルや輝石に限った話じゃないが、対戦において重要な要素の一つ、道具によるサポートだ。」

P「進化の輝石というのは、進化を残してるポケモンに持たせるとBとDが1.5倍になるという道具だ。」

P「ガントルのような耐久向きのポケモンには有用だ」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:22:07.33 ID:aaxyaU4T0
伊織「という訳で次は道具よ。」

伊織「長所を伸ばしたり、攻撃の機会をつくったり、弱点を補ったり、たくさんあるわ。」

伊織「重要な道具をいくつかリストアップするわね」



いのちのたま

かいがらのすず

きあいのタスキ

こだわりハチマキ・こだわりメガネ・こだわりスカーフ

ゴツゴツメット

しんかのきせき

せんせいのツメ

だっしゅつボタン

たつじんのおび

たべのこし

どくどくだま

ひかりのこな

ふうせん

各種ジュエル

オボンのみ

半減きのみ

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:23:38.80 ID:aaxyaU4T0
春香「・・・?あれ?この『どくどくだま』って、明らかに不利になっちゃいますよね?」

P「ああ。でも、必ずしも不利になる訳ではないんだ。」

P「ポケモンには特性がある。固有の能力だ。」

P「たとえばキノガッサ。Aの高さとキノコの胞子という優秀な睡眠技、」

P「そして胞子とポイズンヒール、テクニシャンという優秀な特性を持っているんだ。」

P「ちなみにポイズンヒールは、毒状態にあるとき毒ダメージを無効化し、更に回復をする。」

千早「毒状態になっているから、他の状態異常も効かないというわけですね・・・」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:24:12.10 ID:aaxyaU4T0
伊織「対策さえしておけばなんてことない相手だけど、キノガッサの強さは型の見破りづらさにあると言っても過言ではないわ」

伊織「その上、読み違えたら積みの起点にもされかねない。キノガッサの対策は対戦では必須ね」

真「お・・・恐ろしいポケモンだね・・・」

伊織「その恐怖と警戒を忘れては駄目よ。一瞬でも気を抜けば、パーティは一瞬で壊滅するわ」

伊織「心をこめて育てたポケモンが蹂躙されるのは、もう見たくないもの・・・」

真「伊織・・・」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:24:40.06 ID:aaxyaU4T0
P「読みと安定行動についても触れていこう。」

P「相手はギャラドス、電気タイプの攻撃が4倍だ。対するこちらはボルトロス。抜いて10万ボルトで確実に倒せる。」

P「しかし、対戦前の見せ合いの際に相手に地面タイプのポケモンがいたら、軽率な動きはできない。」

P「0倍でなくても、よほどの低耐久じゃなければ半減では落ちない。ヘタをしたら逆にピンチになる。」

P「相手の電気受け、つまり地面タイプのポケモンを読んでこちらも水タイプのポケモンに変えるといった動きも必要だ」

千早「見せ合いの情報や相手の型を分析して、動きを読むんですね」

P「そういうことだ。こればかりは慣れと知識と勘、時には度胸も必要になる」

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:25:34.55 ID:aaxyaU4T0
伊織「でもこの読みが綺麗にハマったときが、最高に楽しいのよね!」

伊織「読み次第では不利な状況を一気に覆すこともできるわ。」

伊織「ただ、安定した行動が必要なときもあるわ。交換されようがされまいが、読みで失敗するよりはマシな結果を狙う為に」

伊織「そういう臆病さも必要になるわ。対戦の時は、とことん臆病になりなさい。勇気なんて、成功しなければ馬鹿なだけよ」

真「でもそんなの・・・!」

伊織「いいこと?ちっぽけなプライドの為に無謀に突っ込んで負けて今迄の努力を無駄にする。」

伊織「少しの恥を我慢して勝ちにしがみついて必死にもぎ取る。」

伊織「泥水を飲むのがお好きなら、ご自由に。でも、」


36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:26:13.48 ID:aaxyaU4T0
P「俺たちは負けれない。そうだよな?」
伊織「私たちは負けれないわ。そうよね?」

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:26:53.66 ID:aaxyaU4T0
---------その日の夜----------

春香「そうですよね・・・勝たなきゃ・・・負けたら、プロデューサーさんと離れることになっちゃう・・・!」

千早「プロデューサーがいる765プロじゃないと、意味なんてないもの・・・」

真美「リュウの方が強いんだよ→!!」

亜美「わかってないな→真美は!ケンが最強に決まってるっしょ→!!」

美希「ハニーとずーーーーーっと一緒にいたいの。だから、絶対に勝つの!」

真「ボクは765プロで、プロデューサーと一緒にトップアイドルになるんだ!そのために、3人の練習相手になれるくらい強くなる!」

貴音「らあめん大明神」

雪歩「たとえゲームでも、負けたくないです・・・!プロデューサーとじゃないと、私、ダメだから・・・!」

あずさ「アカンわ酒切れてもた」

小鳥「あ・・・ありのまま今起こっていることを話すぜ!『おれはアイドルを引退して事務員として働いていたと思ったらいつの間にか賭けのチップにされていた』」

伊織「プロデューサーが能無しでも、事務所が貧乏でも、律子がいないんじゃ竜宮小町じゃないわ・・・!」

やよい「うっうー!!きょうはもやしまつりれすー!!」

律子「もし負けたら・・・プロデューサーと二人っきりってことよ・・・ね・・・?それはそれで悪くないわ・・・」

響「ゴローンがなかなか進化してくれないゾ~」

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:27:33.85 ID:aaxyaU4T0
-------------あと6日---------------

春香「プロデューサーにもらったHABDSいじっぱりメタモンとHBCDSひかえめメタモンがいなかったら、もっと時間がかかるんだよね・・・」

-------------あと5日---------------

千早「でも便利なメタモンがいても、苦行にも程があるわ・・・」

-------------あと4日---------------

美希「あとは努力値振りだけなの!」

-------------あと3日---------------

真「レート上がらないなー・・・1700の壁は厚いけど、もっと頑張らなくちゃ!」

-------------あと2日---------------

雪歩「春香さん、千早さん、砂パ対策は十分ですか?私なんかでよければ練習相手になりますぅ!」

-------------あと1日---------------

伊織「すごい・・・みんな凄く成長してる・・・!」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:28:15.26 ID:aaxyaU4T0
-------------収録当日--------------

P「これなら絶対に負けないな・・・!」

P「よし!春香、千早、美希!行くぞ!」

春香「はいっ!」
千早「行きましょう!」
美希「頑張るのーっ!」

真「プロデューサー!」

P「ん?どうしたんだ真?それに雪歩や伊織、やよいまで」

真「ボクたちも、連れて行ってください!」

雪歩「お願いします!」

P「ま、まぁ構わないが・・・どうかしたのか?」

伊織「私たちの移籍が賭かった収録を見ずに事務所でじっとしてろって言うの!?」

P「どっ、どうしてそれを!」

美希「ハニー、ごめんなさいなの。このあいだデコちゃん達には、美希が喋っちゃったの」デコチャンイウナー

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:28:50.71 ID:aaxyaU4T0
P「そっか・・・いや、隠していて悪かった。混乱を避けるためだったんだが」

やよい「それはもういいんですー!」

真「ボクたちが本当に見たいのは、」

雪歩「身の程も弁えず汚い手を使って芸能界を我が物顔で闊歩するゴミクズ社長の顔面が醜く歪むところなんですぅ!」

P「そ・・・そうだな(いつもと違う全く違う)」

春香「そういうことなら・・・一緒に行こう!(今の何だったんだろう)」

千早「ええ。私たちが負けるはずないもの(こんなに語彙豊富だったかしら)。」

美希「じゃあ、れっつごーなのー!」

真(別にそこまでのものは見たくないんだけども・・・)

やよい(ゆきほさん、なんかこわかったなーって)

伊織(・・・嫌な予感がするわ・・・・・・)

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:29:23.37 ID:aaxyaU4T0
--------------------------------

一同「おはようございまーす!」

スタッフ「オハヨウゴザイマース」

ディレクター「765のプロデューサーさん!こっちです、こっち!」

P「はーい!春香、千早、美希は先に行って挨拶して準備に取り掛かってくれ。真と雪歩と伊織とやよいは、ディレクターに見学の旨を伝えておけ。」

P「はい!今行きますー!」

ディレクター「こちらが今日のゲストのジュピターの3人の所属する961プロの黒井社長です」

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:30:01.11 ID:aaxyaU4T0
黒井「ウィ。どうかね貧乏事務所の案山子プロデューサー、765プロの田舎アイドル達や事務員に別れは告げてきたかい?」

P「2週間後の定期ライブの打ち合わせなら昨日終わらせた所ですよ。仮のセットリストでもお見せしましょうか?」

黒井「結構!所属アイドルもいなくなって各方面に頭を下げるのは貴様だからな!」

黒井「靴底が磨り減って無くなったり土下座の繰り返しで背広が汚れん内に、厚底ブーツと半袖半ズボンのファッションを開拓しておくといい」

黒井「なんならその定期ライブ、961プロが引き継いでやっても構わないぞ?」

P「お断りします。それより、対戦の後に顔が真っ赤になっては、大手プロダクションの社長としては恥ずかしいでしょう。」

P「白粉。お貸ししますよ」

黒井「不愉快だ!これだから底辺の集まる事務所は嫌なんだ、掃き溜めの臭いが移って敵わん」

P「掃き溜めの臭いを振り撒いてるのは、むしろあなたの方だと思いますよ、黒井社長。」

黒井「何ィ?・・・ゴホン、悪いが私は席を外させてもらう。まだ少し仕事があるのでね。」

黒井「なに、心配しなくてもいい。貴様らの765プロ最後の仕事の時には戻るさ」

黒井「それまでビールでも飲んでリラックスするといい。田舎アイドルたちの面倒は私が見てあげよう」

黒井「では失礼。」フーッフフフ、ハーッハッハッハッ!!!!

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:31:13.58 ID:aaxyaU4T0
P「面白い奴だ、気に入った。」

タッタッタッタッ

P「潰すのは最後にしてやる」

\プロデューサー!/

やよい「ふたりともなにはなしてたんですかー?」

雪歩「険悪なムードでしたね・・・」

伊織「友好関係が築けると思う?」

真「・・・何が始まるんです・・・?」

P「・・・第三次大戦さ」

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:31:43.20 ID:aaxyaU4T0
--------------------------------

「収録開始しまーす!」

--------------------------------

真「うん。落ち着いて収録に臨めてるね。」

雪歩「でもこの後には、ジュピターとの対戦が・・・」

伊織「心配する事無いわ。絶対に勝つもの」

やよい「っ、そうですよねっ、ぜったいにかちますよね・・・!」

P「あぁ。絶対に、だ・・・!」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:32:11.08 ID:aaxyaU4T0
--------------------------------

千早「CMの後は、ポケモンバトルのコーナーです」

美希「今日はジュピターの3人が相手なの!」

春香「私たち、絶対に負けませんよー!」

千早「それでは、チャンネルはそのまま!」

\アーイオッケーデース!/

「20分後に対戦始めるので、その間休憩ですー!」

春香「早めにDSを用意して、最終確認しなきゃ!」

千早「そうね、万全の態勢で臨みましょう」

美希「がんばるのー!」

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:32:45.47 ID:aaxyaU4T0
-------------控え室--------------

春香「・・・あれ?ない・・・?ない!!」

千早「どうしたの春香?」

春香「ないの・・・DSとソフトがないの!」

千早「!?」

美希「美希のもなくなってるの!」

千早「・・・わ、私のも・・・」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:33:37.46 ID:aaxyaU4T0
----------------------------------------

春香「プロデューサー!」

P「どうしたんだ3人とも、対戦前だっていうのに慌てて」

千早「私たちのDSとソフトがなくなってて・・・」

美希「そうなの・・・これじゃあ勝負できないの!」

P「くそっ、やられたな・・・!!」

黒井「どうしたんだそこの貧相なプロデューサーとそのアイドル達」

P「どうもこうもありませんよ!」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:34:03.81 ID:aaxyaU4T0
やよい「みんなの"でぃーえす"がなくなっちゃったんですー!」

黒井「勝負ができないんじゃあ話にならない、不戦勝ということか。ジュピターの勝利は確約されているようなものだな!」

美希「卑怯なの!」

黒井「好きに言いたまえ、私達がやった証拠など何処にもない!」

黒井「それより今のうちに私に媚び諂って、移籍後の事を考えるのはどうだ?」

P「くっ・・・」

黒井「それでは、別室から収録を見てるよ!」ハーッハッハッハッハ!!!!

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:34:55.29 ID:aaxyaU4T0
P「くそっ、あと10分しかない、持ち逃げされたと見るのが妥当か・・・!」

伊織「そんなことよりこれからの事を考えなさいバカプロデューサー!」

P「今から取りに戻るか…?いや、最低でも1時間はかかる、間に合わない。」

真「プロデューサー」

P「収録を待ってもらう訳にもいかないし、第一ソフトが帰ってこないと話にならない・・・」

真「プロデューサー!」

P「!? どうした真?」

真「ボクが出ます。ボクが、もう一人のゲストとして出ます。そしてジュピターと戦います。」

P「正気か真!?」

真「ホラ、DSもソフトもあります。持ってきておいて良かった」

P「それならそのソフトを3人のうち誰かに貸せば・・・」

伊織「無駄よ。アンタの少ない脳みそでも考えたらわかるでしょ?下手に誰かに貸すより、本当の持ち主が使った方が強いわ」

P「まあ確かにそうだが・・・」

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:35:44.94 ID:aaxyaU4T0
伊織「でも真。ただゲストとして出るには、理由が足りないんじゃない?」

雪歩「そうだよ真ちゃん、あっちは『宣伝を賭けて』っていう名目で挑んで来てるんだから・・・」

真「……こっちも宣伝でいきます」

やよい「でもまことさん、まだせんでんすることなんて・・・?」

真「世界最速で情報公開、765プロのアイドルをメインに据えた映画ってのはどうです?」

P「……確かにそれなら、いきなりのゲストといってもスタッフたちに無理を通せるだけの話題性はあるな」

伊織「ちょっと本気!?まだ予定のない話でしょ!?」

P「それでいこう。それしか無さそうだ。映画の仕事は無理やりにでも取り付けるさ」

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:36:28.99 ID:aaxyaU4T0

伊織「アンタなんかにそんな大仕事、務まるのかしら」

P「先の事はいい、目の前の事に集中しよう。これがダメなら元も子もない。」

雪歩「確かに、そうですぅ・・・」

P「勝負に勝った方が宣伝って事か・・・」

P「3対3だから、真と・・・」

P(対戦はできなくても、あと2人出さなきゃいけない・・・)

P(ここはキャラクターの強い子を出しておくべきか・・・)

P「伊織、春香に事情を説明してきてくれ。そして、春香とやよいと真の3人で出るんだ」

やよい「えっ!?あたしとはるかさん!?」

P「ああ。春香なら、ちょっとの失敗ならドジで片付けれる。やよいは、とにかく頑張ってくれればそれでいい。」

P「映画製作決定、これだけ言えればそれで良いんだ」

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:37:00.43 ID:aaxyaU4T0
P「あと5分もない、急いでくれ!」

伊織「わかったわよ!」

P「真、お前ひとりで3人全員倒すしか道はない。」

P「いけるか?」

真「やります」

P「よく言った。今からディレクターに話を通しておく。頑張れよ」

雪歩「…絶対に勝ってね!真ちゃん!」

真「カッコいいところ見せましょう」

------------------------------------

54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:38:20.61 ID:aaxyaU4T0
春香「みなさんお待ちかね!ポケモンバトルのコーナーです!」

千早「今回のゲストは、ジュピターの3人です」

冬馬「よろしく頼むぜ」

翔太「絶対に負けないよー!」

北斗「お手柔らかにね☆」

美希「そして今回、もう一組ゲストが!」

やよい「たかつきやよいでーっす!」

真「菊地真です!」

春香「そして私、天海春香!」

美希「今回は、この3人でいくのー!」

千早「3対3の勝ち抜き戦です。対戦形式は6350、勝ったチームには宣伝時間が与えられます。」

55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:38:49.63 ID:aaxyaU4T0
美希「みんな、頑張ってねー!!」

千早「準備はできましたか?」

翔太「できたよー!」

真「こっちもです!」

美希「それじゃあ1回戦、菊地真VS御手洗翔太!バトル、スタートなのー!!!!」

56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:40:10.54 ID:aaxyaU4T0
----------------------------------


ヒエムス(色メタグロス)
ネーブラ(色ルカリオ)
スベスベ(キングラ―)
ながしめ(ムウマージ)
フリフリ(ドレディア)
あずささん(サーナイト)


翔太
ガマゲロゲ
ゼブライカ
ナゲキ
エンブオー
エルフーン
ギガイアス

----------------------------------

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:40:40.57 ID:aaxyaU4T0
P「真は去年撮ったドラマを参考にしたり、願望みたいなものを詰め込んだ趣味パだったが」ヒソヒソ

P「相手の翔太はモロ旅パだったな」ヒソヒソ

伊織「第5世代縛りかと思ったけど、ナゲキが気合球撃ってきたときは」ヒソヒソ

雪歩「美希ちゃん、吹き出してましたね」ヒソヒソ

58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:41:07.55 ID:aaxyaU4T0
----------------------------------

美希「1回戦は真クンの勝利なのー!」

真「やーりぃ!」

春香「やったね真!幸先いいよー!」

やよい「かっこよかったですー!」

翔太「あんなのむりだよー!」

千早「真選手、ヒエムス一匹で勝ってしまいました。」

北斗「コメパンと地震しか分からなかったな・・・」

冬馬「ハナっから期待してねーよ、翔太はこれで良いんだ」

翔太「ごーめん、負けちゃった!超強かったよ!気を付けてねー!」

59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:42:14.25 ID:aaxyaU4T0
北斗「よろしくね、真ちゃん」

真「うっ・・・調子狂うなー・・・」

美希「じゃー次は2回戦!菊地真VS伊集院北斗!バトル、スタートなのー!!!!」

60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:42:42.38 ID:aaxyaU4T0
----------------------------------


ヒエムス(色メタグロス)
ネーブラ(色ルカリオ)
スベスベ(キングラ―)
ながしめ(ムウマージ)
フリフリ(ドレディア)
あずささん(サーナイト)


北斗
リザードン
カメックス
フシギバナ
ピカチュウ
カビゴン
エーフィ

----------------------------------

61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:43:27.77 ID:aaxyaU4T0
P「金銀レッドパか・・・」

伊織 雪歩「?」

P「ピンとこない世代か・・・」

----------------------------------

62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:43:54.35 ID:aaxyaU4T0
美希「2回戦も真クンの勝利なのー!かっこいー!!」

真「やーりぃ!この調子で3連勝狙っちゃうよー!」

やよい「にれんしょうですーっ!!まことさんすごいですーーっ!!!」

春香「すごいすごい!ヒエムスとながしめだけで勝っちゃったよ!」

美希「ヒエムスが、まさに壁として活躍してたの!美希的には、NNは『ちはやさん』でも良かったと思うな!」

千早「美希、収録終わったら屋上で待ってて」

北斗「すまん冬馬、負けちまった」

冬馬「相手があのオカマ野郎なら「口を慎め」ウィッス」

冬馬「ゴホン、相手があの女なら、お前が勝てないのは目に見えていたからな」

北斗「普通に強かっただけなんだけどね・・・」

翔太「冬馬くん頑張って―!」

63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:44:22.77 ID:aaxyaU4T0
冬馬「手加減は出来ねーぜ?」

真「そんなもの、必要ないよ。正々堂々かかってくればいいさ」

冬馬「へヘッ、上等ッ!!!」

美希「3回戦!菊地真VS鬼ヶ島羅刹

冬馬「『ヶ』しか合ってねぇじゃねぇか!」

翔太「お約束だよね」

北斗「伝統芸能にもなり得るな」

64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:44:50.77 ID:aaxyaU4T0
千早「それでは改めまして、3回戦!菊地真VS関ヶ原菩薩

冬馬「また『ヶ』しか合ってねぇよ!?」

冬馬「ってかこのネタ分かる人少ねぇよ!!」

冬馬「そもそもお前そういう積極的にボケを被せてくるキャラじゃねぇだろ!!」

美希「うるさいの」

冬馬「てめぇ、元はと言えば!」

真「961プロはお笑い芸人の育成にも熱心な様だね」

冬馬「好き放題言いやがってこいつら・・・!」

美希「それでは3回戦!菊地真VS天ケ瀬冬馬!バトル、スタートなのー!!!

65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:45:43.73 ID:aaxyaU4T0
----------------------------------


ヒエムス(色メタグロス)
ネーブラ(色ルカリオ)
スベスベ(キングラ―)
ながしめ(ムウマージ)
フリフリ(ドレディア)
あずささん(サーナイト)


冬馬

ゾロアーク
ヘルガー
マニューラ
キリキザン
バルジーナ
ミカルゲ

----------------------------------

66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:46:17.73 ID:aaxyaU4T0

アイドルマスター の あまとう が
しょうぶを しかけてきた!

ゆけっ!スベスベ!

あまとう は
ヘルガーを くりだした!

真(ヘルガーか…タイプ相性は有利だけど、特殊寄りの種族値は怖いな)

真(下手に動けば、先に悪の波動を受けることになる。)

真(特殊特化で低乱1撃か・・・)

真(ゾロアークの場合だと、特殊特化で高翌乱1撃かな?)

真(追い打ちが怖いけど、交換するべきかな・・・)

67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:46:56.08 ID:aaxyaU4T0
真(『ただのキングラ―』だったらね)

真(ボクのスベスベはスカーフ持ちで最速サル抜き調整。ゾロアークごとき軽く抜ける!)

真(龍狩は襷マニュが引き受けてると見た。これで襷カウンターの心配はいらない!)

あまとう は
ヘルガーを ひっこめた!

あまとう は
ミカルゲを くりだした!

真(スカーフが読まれてたかな?)

スベスベ の
クラブハンマー!

ミカルゲ→残り5割弱

真(この中途半端なダメージ、両受けだったか!)

68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:47:28.78 ID:aaxyaU4T0
-----------------------------------

P「良い滑り出しだな」ヒソヒソ

伊織「そうね。厄介なミカルゲに傷を負わせて、型まで分かったのは大きいわ。」ヒソヒソ

雪歩「でも、スカーフは読まれてたようですぅ・・・」ヒソヒソ

伊織「その上あの局面で攻撃に出たのも見られたから、スカーフの線は誰の目にも明らかよ」ヒソヒソ

P「持ち物の情報を与えてしまったか・・・」ヒソヒソ

伊織「マイナーなキングラーでのスカーフ奇襲、発想は決して悪くないわ」ヒソヒソ

P「だが、その型を知ってるとなると・・・」ヒソヒソ

伊織「あの男、知識はあるようね・・・!」ヒソヒソ

-----------------------------------

69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:47:56.23 ID:aaxyaU4T0
千早「格闘技を等倍以上で通す為にも、ここでミカルゲを倒しておきたいところですね」

真(さてどうしようか・・・)

真(悪統一という点から見ても、超霊狩のおいふい型はあり得ない)

真(ここは鬼火を読んでフリフリでいこう)

スベスベ
もどれ!

ゆけっ! フリフリ!

ミカルゲ の
いたみわけ!

ミカルゲ→残り7割弱
フリフリ→残り8割

70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:48:22.42 ID:aaxyaU4T0
冬馬(痛み分けでダメージは少し取り戻したが)

冬馬(こっちの型がバレちまった)

冬馬(このまま戦ってもミカルゲに勝ち目はねーな)

冬馬(だからといって、アイツを出すには早過ぎる)

冬馬(クソッ、舐めてた訳じゃ無いが、中々やるじゃねーかよ・・・!)

冬馬(ここはヘルガーに交代して受けよう。あのドレディアがC特化でも、確1はない)

冬馬(交換に花びらの舞を当てられても、S種族値はこっちの方が上だ)

冬馬(オーバーヒートで焼いてやるぜ・・・!)

71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:48:48.34 ID:aaxyaU4T0
ミカルゲ
もどれ!

ゆけっ! ヘルガー!

フリフリ の
ちょうのまい!

冬馬(舞があったか!もっと時間をかけるべきだったぜ・・・!)

冬馬(仕方ねえ、不意打ちで落ちてくれ!)

ヘルガー の
ふいうち!

フリフリ→残り5%

ヘルガーは
いのちが すこしけずられた!

フリフリ の
はなびらのまい!

くさのジュエルが
わざ の いりょくをたかめた!

ヘルガー はたおれた!

真「やーりぃ!」

冬馬「悪い、ヘルガー・・・!」

72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:49:17.31 ID:aaxyaU4T0
-----------------------------------

雪歩「真ちゃんやりましたぁ!」ヒソヒソ

伊織「まだ1匹目よ!それにドレディアのHPも危険だわ!」ヒソヒソ

P「不意打ちのダメージを見るに、CSぶっぱだったな。」ヒソヒソ

P「技構成はオバヒ、悪の波動、不意打ち、めざパかな」ヒソヒソ

伊織「珠持ちだったから、無振りの不意打ちも笑えないわね」ヒソヒソ

-----------------------------------

73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:49:44.13 ID:aaxyaU4T0
美希「現在3対2!真クンが若干有利だけど、まだまだ気は抜けないの!」

まかせた!バルジーナ!

冬馬(イリュージョンのハッタリがご破算だぜ・・・!)

真(マズイな、イリュージョンの警戒がいらないのは良いけど)

フリフリ の
はなびらのまい!

こうかはいまひとつのようだ・・・

バルジーナ→残り6割5分

バルジーナ の
はたきおとす!

フリフリ はたおれた!

74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:50:12.19 ID:aaxyaU4T0
真(手傷を負わせているとはいえ、2対2には変わりない)

千早「なんとか数の差は取り戻しましたが、ダメージがある分、挑戦者側が不利ですね」

美希「でもでも!あくタイプには読み次第では一方的に攻撃することもできるの!」

美希「まだまだ油断はできないの!」

まこりん は
ネーブラを くりだした!

冬馬(マズイな、A特化で球持ちだとエッジを受け切れねえ!)

バルジーナ
もどれ!

がんばってくれ!ミカルゲ!

ネーブラ の
ストーンエッジ!

きゅうしょにあたった!

一同「!!?!?!?!?!?」

ミカルゲ→残り1割

ネーブラ は
いのちが すこしけずられた!

75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:50:45.27 ID:aaxyaU4T0
真(ここで急所技が活きた!!!)

冬馬(畜生、キツ過ぎるぜ・・・!)

冬馬(勝ちの目は、ルカリオが冷Pを持ってなくて)

冬馬(連続でエッジを外す、しかない!結局最後は神頼みかよ・・・!)

ミカルゲ の
ふいうち!

ネーブラ→残り8割弱

ネーブラ の
れいとうパンチ!

ミカルゲは たおれた!

がんばれ!バルジーナ!

----------

-------

-----

---

-

76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:51:11.68 ID:aaxyaU4T0
千早「今回のバトルは!」

美希「765プロチームの勝利なのー!!!」

真「やーりぃ!!!!」

やよい「まことさん!!!かっこよかったですーっ!!!!」

春香「真!ナイスだったよ!!!!」

-----------------------------------

P「本当に3人抜きしたぞ!やったな!!」

伊織「ちょっと!声が大きいわよ!!」

雪歩「あっ、あの、二人とも、もっと静かにしないと」ワタワタ

ディレクター「ちょっと静かにしてもらっていいですか?収録中なんで」

P 伊織 雪歩「ウィッス」

-----------------------------------

77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:51:51.86 ID:aaxyaU4T0
翔太「・・・負けちゃったね」

北斗「レディに華を持たせるためとはいっても、3タテじゃあカッコつかないな」

冬馬「・・・二人とも、悪かった」

翔太「わわっ!冬馬くんが自分から謝った!!」

北斗「こりゃ明日は槍が降るな」

冬馬「てめえら!!人が素直に謝ったらこれかよ!!」

北斗「まあそう怒るな、冗談だよ」

翔太「あまりにも珍しかったからさー!」

北斗「ま。お前だけの責任じゃないさ」

翔太「そーそー!これからまた頑張って、また挑戦すればいいだけじゃん!」

冬馬「ったく・・・それもそうだな・・・」

78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:52:18.28 ID:aaxyaU4T0
冬馬「俺たちの完敗だ」

千早「思ったより潔いのね・・・」

美希「でもでも!乱数だったり急所だったり運がとーっても絡んだ、勝負だったの!」

美希「対戦してるとき、みーんなキラキラしてたの!」

冬馬「キラキラ?」

真「美希なりの最大級の褒め言葉だよ!」

真「良い勝負だった。またいつでも勝負しよう!」

冬馬「ヘッ、望むところだぜ!!」

美希「それじゃー765プロチームの3人!宣伝をしてくださいなのーっ!」

真「えっ」

春香「えっ」

やよい「あっ」

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:53:01.15 ID:aaxyaU4T0
美希「宣伝!宣伝しにきたんでしょ?」

P(カンペ)『映画の宣伝!思いつきでいいから!』

真(えーっ!?思いつきったってそんなの・・・!?)

真「あー、えーっと、こっ、こんど、765プロの皆で映画を作る事になりましたー、ねっ、春香!」

美希(そんなの聞いてないの!!!)

春香「えっ、あっ私!?・・・そ、そうでーす!映画つくることになったんでーす!ねっ、やよい!」

千早(誰よりも私たちが一番驚いてる)

やよい「ふぇ!?あたしですかぁ!?・・・そうなんです、つくることになったかなーって!」

北斗「映画のタイトル、仮題だけでもあるんじゃないの?」

翔太「教えて欲しいなー!」

ディレクター(カンペ)『仮題お願いします!』

80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:56:06.69 ID:aaxyaU4T0
真「えっと、その・・・た、タイトルは、」

真「『無尽合体キサラギ』です!!」

千早「」

81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:56:55.52 ID:aaxyaU4T0
----------------------------------

P「特撮モノの会社に連絡しよう」

雪歩「真ちゃん、去年に撮ったドラマ、すごく気に入ってたんだ・・・」

伊織「シリーズ変えたあたり、違った感じの役がいいのかしら・・・」

----------------------------------

82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:57:21.19 ID:aaxyaU4T0
北斗「3人は、どんな役を演じるの?」

真「え、えーっと、それは春香が紹介します!」

春香「また私っ!?えーっと、私たちは、その、」

春香「私、天海春香演じるハルシュタイン閣下と、その親衛隊の二人です!」

翔太「えー、なにそれー?悪役みたーい!」

春香「そうなの!私たちは悪役とsんぐぐぐぐ

真「やよい!そのままおさえてて!これ以上はまだ話せませないから、」

真「続報を待っててね!!」

83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:57:48.23 ID:aaxyaU4T0
千早「そっ、それでは、765プロチームの勝利と衝撃の新情報で今回のポケモンっすか!?サンデーはお別れの時間です」

美希「また来週も見て欲しいのー!」

千早「来週は、アニメ ポケットモンスター、プレイバック特集です。お見逃しなく」

美希「まったねー!!!」

84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:58:16.28 ID:aaxyaU4T0
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P「・・・という訳なんだ」

美希「ハニーと離れなくて済むのは嬉しいけど、」

千早「そういう宣伝をするんだったら、先に話してくれてもよかったじゃないですか・・・」

P「すまん、急だったもんで・・・」

千早「それで、」

P「?」

千早「タイトルはあれで良いんですか?」

P「あぁ、大々的に言っちゃったんだ、もうアレしかないな」

千早「『キサラギ』というのは・・・」

P「まぁ、ロボットの名前ってことなのかな・・・」

真「ご、ごめん・・・思いつきで・・・」

85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:59:24.69 ID:aaxyaU4T0
千早「あんなタイトルがよく思いつきで出たわね・・・」

千早「はぁ・・・映画のテーマソング、私にやらせてもらえるのなら、構いませんよ」

P「わかった、それでいこう。」

P「これから忙しいぞ・・・!」

P「とりあえず事務所に帰って報告するか・・・」

春香「みんな驚くだろうな~♪」

真「セクシーな女幹部!とかやりたいなぁ・・・」

伊織「私は当然主役よね?」

雪歩「私なんかが映画にでるなんて、おそれおおいですぅ・・・」

やよい「うっうー!がんばるですぅー!」

86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 18:59:51.95 ID:aaxyaU4T0
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黒井「クソッ!弱小事務所の分際で我が961プロをコケにしおってぇ・・・!!!」

冬馬「オッサン」

黒井「なんだ冬馬!」

冬馬「あいつらの控え室の前を通った時、聞こえたんだがよ」

北斗「俺たちが勝ったら彼女たちが移籍って、あれ本当?」

黒井「チッ、そんな条件、三流プロデューサーが三流アイドル達に脅しをかけただけだ!知らんぞそんな条件は!」

翔太(嘘だね)

北斗(嘘だな)

冬馬「そうか、なら良いんだ。」

翔太 北斗(いいのかよ)

87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:00:39.27 ID:aaxyaU4T0
黒井「わかったらさっさと次の仕事に行くんだ!」

翔太「はいはーい、もう、クロちゃんったら怒りっぽいんだからー」

黒井「うるさいッ!元はと言えば貴様らが負けたのがッ

北斗「それでは失礼しますよ」

ガチャン

88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:01:44.50 ID:aaxyaU4T0
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翔太「ジョバちゃんからの情報のおかげで、」

北斗「いつもの3人が戦わなかった本当の理由も分かったし、」

翔太「DSとソフトを持ち逃げしたやつも見つかったし、」

冬馬「結局汚い手使ってたんじゃねえかよオッサンは・・・」

北斗「765プロまでお届けに参りますか」

翔太「そうだねー、次の仕事って言っても今日の午後はオフだし」

北斗「事情を説明すれば分かってくれる筈さ」

翔太「冬馬くんは・・・行かないよね?」

冬馬「・・・いや、俺も行く」

北斗「またどうして?」

89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:02:50.26 ID:aaxyaU4T0
冬馬「俺たちは知らなかったとはいえ、961プロがやったことには変わりねえんだ」

冬馬「それなら、961プロの看板を背負った俺たちが謝りに行くのが、筋ってもんだろ」

冬馬(それに、あの3人ともポケモン大好きだろうしな・・・)

冬馬(俺だって愛するポケモンたちがいなくなったら・・・)

北斗「どうした冬馬、泣きそうな顔して」

翔太「そんなキャラだっけー?」

冬馬「うるせえっ!」

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90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:03:29.12 ID:aaxyaU4T0
P「社長、なんとか勝ちましたが、その・・・」

高木「既に聞いてるよ。すごいことを言ってのけたそうじゃないか。」

高木「映画とはまたスケールの大きい・・・」

高木「だが、悪くない」

P「粉骨砕身、努力して完成させますので、ご助力よろしくお願いします!」

高木「なに、固くならないでくれ。」

高木「君のこれからの負担と彼女たちの今後を天秤にかけて、彼女たちの方を即座にとったそうじゃないか」

高木「私の勘は間違っていなかったようだ・・・」

P「社長・・・?」

高木「いや、気にしないでくれ。ただの独り言さ」

P「は、はぁ・・・。」

91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:04:53.96 ID:aaxyaU4T0
高木「あぁそうそう、黒井が彼女たちを移籍させようとした理由だがね」

高木「ポケモンを一緒にやる相手がいなかったから、彼女たちをポケモンに集中せざるを得ない状況に追いやって」

高木「対戦勢になったところを移籍させて、ポケモン仲間にしたかったそうだ。」

P「へっ?そんなことのために?」

高木「あぁ。Wi-Fi対戦では満足できないらしくてな」

高木「三条馬静くんからの情報だ」

P「俺でよければ相手するのに・・・」

高木「そういう色々と匂わせるセリフはやめておくといい。小鳥くんのオカズにされかねん。」

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小鳥(盗み聞きがバレてるピヨ)

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92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:05:22.02 ID:aaxyaU4T0
「こーんにーちはー!」
「お邪魔しまーす」
「・・・邪魔するぜ」

「誰かな誰かな→?って、あまとうじゃ→ん!」

「なになに、急にどうしたの→?」

93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:06:03.18 ID:aaxyaU4T0
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高木「おやおや、珍しい客人の様だ。何か謝りたい事でもあるんじゃあないのかな。」

P「・・・ちょっと俺、彼らと話してきます!失礼します!」

バタンッ

高木「三条馬くんの情報がなければ、彼らも黒井の手を知らずに済んだのかもしれないな・・・」

高木「だがそのおかげで、彼らがまた人間的に成長したというところか。」

高木「やつはひょっとして反面教師を狙っているのか?」

高木「・・・」

高木「・・・黒井、その育て方は立派だが、そのままだといずれお前は孤独になる。」

高木「あまり無理をするなよ・・・」

94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:06:30.83 ID:aaxyaU4T0

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黒井「ブエックシ!!!!!」

黒井「誰かがこのセレブな私の噂話でもしているのかな?」ズズズ

黒井「・・・」

黒井「なかなかゴーリキーが進化してくれないな・・・」

95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 19:07:11.81 ID:aaxyaU4T0
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\キュピーン/

響「今、何か自分と同じ匂いを感じたゾ・・・!」


おしまい