209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:24:18.96 ID:/t74fXaKO
キョン「佐々木からのお誘いか…あいつと遊ぶのも久しぶりだしちょっくら気合い入れてくか」
キョン「しかしあいつ俺と接触して橘や藤原から文句言われないのかな?」
キョン「まぁ細かいことは会ってから考えるとして今日は寝るか…」
キョン「二人っきり…だよな…」
キョン「佐々木からのお誘いか…あいつと遊ぶのも久しぶりだしちょっくら気合い入れてくか」
キョン「しかしあいつ俺と接触して橘や藤原から文句言われないのかな?」
キョン「まぁ細かいことは会ってから考えるとして今日は寝るか…」
キョン「二人っきり…だよな…」
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211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:28:46.00 ID:/t74fXaKO
佐々木「明日はキョンとのデートだ…くっくっくっ…久しぶりに会って話すだけだと言うのになんでこんな楽しみなんだ…」
橘「佐々木さんなにかいいことあったんですか?」
佐々木「あったでのはではなくこれからあるのさ」
橘「???(佐々木さんがこんなに嬉しそうにするとは…調査する必要がありそうです!)」
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:34:32.76 ID:/t74fXaKO
佐々木「ふぅ…宿題も片付けたし準備はばっちりかな」
佐々木「しかし明日はどんなコースを巡ろうか…いやいやデートではないんだからそんなに深く考えることないか」
佐々木「デート…一般的にはどういう認識なんだろうか…」
佐々木「恋仲にある男女が二人でいることをデートという人もいれば男女が二人で遊ぶのをデートという人もいる…」
佐々木「後者ならぼくらは明日デートをするわけか…」
佐々木「くっくっく…デート…不思議な響きだ…さぁもう寝よう、明日は遅刻したくないしね」
佐々木「おやすみ」
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:40:08.42 ID:/t74fXaKO
キョン「待ち合わせまでは後一時間ある。ゆっくり行っても十分間に合うな」
キョン「それにしてもいい天気だ。雲1つ無いというわけでもなく肌寒くもない」
キョン「今日はいい日になりそうだ」
キョン「金は…まぁ良識のある佐々木のことだから諭吉が2人も飛んだりはしないか…」
キョン「待ち合わせ場所に行こう」
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:47:27.02 ID:/t74fXaKO
佐々木「待ち合わせ場所に来てみたはいいものもすでに3人に声をかけられるとはどういうことなんだ…」
佐々木「僕なんかより容姿のいい人はたくさんいると思うがやはり僕は特別なのかね…くっくっく」
キョン「独り言を呟きながら笑うのは不気味だからやめておけ」
佐々木「やぁおはようキョン、ちょっと面白いことがあったからね」
キョン「そりゃよかったな。それじゃ行くか」
佐々木「ああ、時間はたっぷりあるとはいえ有限だからね、行こうか」
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:56:56.77 ID:/t74fXaKO
キョン「佐々木、お前何時からあそこにいたんだ?」
佐々木「君が来る30分ほど前かな。のんびり行くつもりが早く着いてしまっただけだよ」
キョン「30分前っていうと待ち合わせ時間の一時間前だな。俺はかなり早く来た気でいたが驚いたよ」
佐々木「人を待たせるのは嫌いなんでね。とりあえずそこの喫茶店に入らないかい?朝のコーヒーは最高においしいよ」
キョン「お前がいうなら間違いないな。入ろうか」
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:02:12.28 ID:/t74fXaKO
佐々木「うーん!やっぱり朝のコーヒーは最高だね!」
キョン「なんかキャラ違うぞ?」
佐々木「何を言ってるんだ!コーヒーのおいしさが君にはわからないのかない!?」
キョン「俺が飲んでるのは抹茶フロートだ」
佐々木「悲しいな…コーヒーを飲みながらのタバコは最高だというのに…」
キョン「!?」
佐々木「ああすまない、主の本音が出たようだ」
223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:08:55.16 ID:/t74fXaKO
佐々木「さてエネルギーも充填したし行こうか」
キョン「ああ。でどこに行くんだ?」
佐々木「君が行きたいところでいいよ」
キョン「なら映画はどうだ?貰い物だがチケットが二枚ある」
佐々木「いいね、せっかくだから使わせてもらおう」
キョン「決まりだな」
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:13:21.98 ID:/t74fXaKO
キョン「映画なんて久しぶりだよ」
佐々木「僕はたまに見るかな、最近はアニメから洋物までいろいろ見ているよ」
キョン「映画の話はわからないからやめてくれ…」
佐々木「くっくっく…君が言うならやめておこう」
キョン「上映までに時間があるな、何か買ってくるか。何がいい?」
佐々木「君のセンスにまかせるよ」
キョン「文句は受け付けないからな」
橘「むむむ…キョンさんと二人っきりで映画ですか…うらやまs…いえいえ!不埒なんです!」
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:19:01.52 ID:/t74fXaKO
かっこいいと思って吸ってるやつはバカだと思うな…
キョン「ポップコーンにコーラ、あとはお菓子でいいか…」
橘「あの…」
キョン「ん?」
橘「佐々木さんを泣かせたりしたら承知しませんからね!」
タッタッタ…
キョン「あいつは確か…佐々木と前に一緒にいたやつかな?」
キョン「まぁ泣かせるようなことはしないから安心しとけって聞こえないか」
227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:22:05.03 ID:/t74fXaKO
佐々木「ずいぶん時間がかかったね」
キョン「まぁ気にするな。ほれ、ポップコーンとコーラだ」
佐々木「ありがとう。いくらだったんだい?」
キョン「これくらいなら出してやるから遠慮するな」
佐々木「済まないね、後で埋め合わせはさせてもらうよ」
キョン「そうしてくれるとありがたいね」
橘「はわわわわ…キョンさんに話かけてしまいました…どうしましょう…」
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:25:26.84 ID:/t74fXaKO
上映中
佐々木「面白い映画だと思うが君はどう思う?」
キョン「スー…スー…」
佐々木「全く…いいところでねてしまうとはもったいないな」
佐々木「しかしかわいい寝顔だ…僕に寝顔を見られたのを知ったらどんな顔をするんだろうね…くっくっく」
佐々木「しかしキョンといると楽しいな。ずっと一緒にいたいよ…」
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:33:34.86 ID:/t74fXaKO
キョン「ん…いかん、寝てしまったようだな…」
キョン「チラ…佐々木も寝てるな」
キョン「かわいい寝顔だ…普段は男みたいな話し方をするがやっぱりこいつも女の子なんだな」
キョン「やっぱり俺は佐々木が好きなんだな…誘いがあったその日は嬉しくて眠れなかったし…」
キョン「しばらく会えなくなるかもしれない…いい機会だ」
キョン「告白しよう」
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:37:32.06 ID:/t74fXaKO
佐々木「おや…もう終わってしまったのかい?」
キョン「ああ、お前が寝てる間に終わってしまったよ」
佐々木「途中のいいところまでは見たんだが…」
キョン「多分俺はそのいいところを見逃した」
佐々木「二人の話を繋いだら筋が通るわけか…面白いな」
キョン「後で前半部分の話は聞かせてもらうぜ」
佐々木「いいとも、変わりに後半を聞かせてもらうからさ」
キョン「まかせな」
232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:42:04.23 ID:/t74fXaKO
佐々木「次はどうする?」
キョン「ちょっと遅いが昼飯はどうだ?」
佐々木「そうだね、ポップコーンだけじゃお腹はいっぱいにはならなかったよ」
キョン「じゃあ飯屋を探すか」
佐々木「この辺りはたくさん飲食店があるからいろいろ探してみよう」
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:47:18.23 ID:/t74fXaKO
佐々木「ここなんか良さそうじゃないか?」
キョン「そうだな、まだランチタイムだしランチはコーヒー、アイス、大盛りサービスとはふとっ腹なら店だ」
???「いらっしゃいませー」
佐々木「二名で」
???「かしこまりました、こちらへどうぞ」
キョン「いい雰囲気の店だな」
佐々木「ゆっくりできそうでありがたいよ。早く食べるのは苦手でね」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:05:07.27 ID:/t74fXaKO
佐々木「へぇ…たくさんメニューがあるね…外見からしたら洋食屋さんかと思ったけどチャーハンや煮魚もある」
キョン「これは迷うな…鍋まであるし」
佐々木「決まったかい?」
キョン「ああ、店員を呼ぼうか」
チリンチンリ
店員「はいただいまおうかがいします」
お待たせしました
佐々木「僕はふわふわオムライスと生ハムのサラダを」
キョン「俺は男盛チャーハンに餃子セット、もちろん大盛りでお願いします」
店員「ご注文を繰り返させていただきます。ふわふわオムライス、生ハムサラダ、男盛チャーハンと餃子セットを大盛りで。以上でよろしいでしょうか?」
佐々木「はい、お願いします」
店員「はい、かしこまりました」
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:10:36.24 ID:/t74fXaKO
佐々木「男盛チャーハンというとかなり多そうだが君はそんなに食べる人だったかい?」
キョン「最近いくら食べても腹が減るんだ。俺なんかまだ食べない方らしいぞ」
佐々木「まぁ食べきれなかったら手伝ってあげるよ。僕は普通の大きさだからね」
キョン「頼むよ」
佐々木「お、僕のサラダが来たようだね」
キョン「生ハムサラダとはまたおしゃれなものを頼んだもんだ」
佐々木「くっくっく…珍しいものだから頼んでみたのさ、キョンも食べるかい?」
キョン「いただくとしよう」
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:16:02.57 ID:/t74fXaKO
キョン「お、チャーハンとオムライスが来…」
佐々木「どうしたんだいキョン………」
店員「お待たせしました、男盛チャーハン大盛りと先に餃子セットのスープと漬物、ラーメンにふわふわオムライスをお持ちしました、餃子はもうしばらくお時間をください」
キョン「佐々木、オムライスだ」
佐々木「あ、ああ…ありがとうキョン…」
キョン「………この店は大盛りチャレンジでもやってるのか?」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:25:46.41 ID:/t74fXaKO
佐々木「わからない…けどすごいチャーハンだ」
キョン「ああ…チャーハンなのに上に野菜炒めや焼き豚の薄切り、豚カツまで乗ってやがる」
佐々木「しかも量もご飯2~3合はあるんじゃないかな…」
キョン「まぁとりあえずたべようか…いただきます」
佐々木「いただきます」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:35:22.18 ID:/t74fXaKO
キョン「うまい…!!」
佐々木「生ハムもおいしかったけどこのオムライスもかなりおいしい…」
キョン「そんなうまいなら一口くれよ」
佐々木「うん、はいどうぞ」
キョン「…確かにうまい…卵はふわふわだし中のチキンライスもおいしい…」
佐々木「君のチャーハンの一口くれないか?できれば焼き豚も一緒に」
キョン「おう、あーん」
佐々木「あーん…うん、このチャーハンもかなりおいしいね」
橘「何自然にあーんとかやっちゃってるんですか…見てるこっちが恥ずかしくなります…」
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:44:22.51 ID:/t74fXaKO
店員「大変お待たせしました。餃子でございます。ご注文はお揃いでしょうか?」
キョン「はい、大丈夫です」
店員「ではごゆっくりどうぞ。失礼します」
佐々木「餃子セットっていうけど餃子15個にラーメン、漬物、スープが着いて250円って…」
キョン「この男盛チャーハンも700円だしな…安すぎる」
佐々木「餃子もらってもいいかい?」
キョン「好きにしろ」
橘「オムライスがふわふわなのです!すごいのです!」
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:49:46.37 ID:/t74fXaKO
キョン「ふー…あっというまに食べちゃったぜ…」
佐々木「キョンは食べるのが早いね、僕はまだ残っているのに」
キョン「俺は気にせずのんびり食べてくれ。餃子をつまみながらお前の顔でも見てるよ」
佐々木「くっくっく…僕の顔を見ていて楽しいかい?」
キョン「さあな…佐々木、ほっぺにご飯がついているぞ?」
佐々木「ん?どこだい?」
キョン「よっと…ほれ、取れたぞ」パク
佐々木「ありがとう。僕の顔についたご飯はおいしいかい?」
キョン「不味いわけなかろうが」
橘「ちょっと目をはなした隙にとんでもないことしてるのです!ふわふわオムライスがおいしすぎるのが悪いのです…」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:53:42.83 ID:/t74fXaKO
店員「失礼します、コーヒーとアイスをお持ちしてもよろしいでしょうか?」
佐々木「はい、お願いします」
店員「コーヒーはアイスとホット、アイスはバナナ、イチゴ、バニラ、抹茶、さつまいもがございます」
佐々木「僕はホットコーヒーとバニラアイスを」
キョン「俺はアイスコーヒーにさつまいもでお願いします」
店員「少々お待ちください」
キョン「さつまいもアイスなんて珍しいもんあるんだな…」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:59:05.52 ID:/t74fXaKO
佐々木「ふぅ…かなりボリュームがあったね」
キョン「オムライスも普通のよりは結構多かったな」
佐々木「僕は満足だよ、さて映画の話を聞かせてもらおうか」
キョン「ああ、ここまでは見たか?」
佐々木「うん、見たね」
キョン「 」
佐々木「 」
橘「ご飯が終わっておしゃべりタイムですか…あ、すいませんイチゴアイスお願いしますです」
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 13:05:20.31 ID:/t74fXaKO
???「失礼します」
キョン「??」
???「私店長の書本と申します。お食事が終わりましたようなのでご挨拶に上がりました。当店はいかがでしたか?」
佐々木「ふわふわオムライスとてもおいしかったです。あれだけおいしくてふわふわなオムライスを食べたのは初めてでしたよ」
キョン「男盛チャーハンには驚きましたがおいしくてあっというまに無くなってしまいました」
書本「それは光栄です。よろしければこちらのサービス券をどうぞ。まだオープンしてすぐなので…」
キョン「ありがとうございます。また来させていただきますね」
書本「お待ちしております」
256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 13:14:04.27 ID:/t74fXaKO
佐々木「書本さん、あの男盛チャーハンはどんな経緯で産まれたんですか?」
書本「あれは私が学生時代に先輩が作ってくれたものをアレンジさせていただきました。当時はチャーハンの上に焼きうどん、カレー、豚カツ、焼き鳥…いろいろ乗っていたのを真似しただけです」
キョン「すさまじいチャーハンですね…でも食べてみたいです」
書本「では次回ご来店いただいた際にお作りします。お申し付けください」
キョン「本当ですか!ぜひお願いします!」
書本「ええ、サービス券はランチ、ディナー問わずにご使用いただけますのでよろしくお願いします」
橘「お子様サービスでアイスをもう1ついただいてしまったのです…」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 13:18:42.69 ID:/t74fXaKO
キョン「ではそろそろお会計をお願いします」
書本「はい、全部で2000円になります」
キョン「ではこちらで」
書本「2000円ちょうどのお預かりです、ありがとうございました」
キョン・佐々木「ごちそうさまでした」
店員「店長、サービスしすぎじゃありませんか?」
書本「カップルの幸せな時間をここで過ごしてもらったからね。これくらいのサービス当然さ」
店員「確かにあのカップルは幸せそうでしたね」
書本「また二人で来てほしいよ」
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 13:41:19.12 ID:/t74fXaKO
キョン「さっきの店よかったな」
佐々木「うん、また来たいね」
キョン「サービス券もあることだし大勢で来たいな」
佐々木「涼宮さん達かい?」
キョン「まぁそんなところだ」
佐々木「…二人でまた行かない?」
キョン「二人でか?いいぞ。いつでも言ってくれ」
佐々木「そうさせてもらうよ」
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 14:00:13.69 ID:/t74fXaKO
キョン「佐々木、時間は大丈夫か?」
佐々木「ん…そろそろ危ないかな。最近暗くなるのが早いからちょっと遅いと怒られるんだ…」
キョン「そうか…途中まで送っていくよ」
佐々木「いいのかい?」
キョン「中学のときはそうだったじゃないか、気にするな」
佐々木「じゃあ甘えさせてもらうよ」
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 14:22:50.22 ID:/t74fXaKO
キョン「(会話が無い…告白するならもうここしかないぞ…)」
佐々木「(話題が無いな…どうしよう…告白するって決めてたのに…)」
キョン「(何を話せばいいんだ…誰か教えてくれ!)」
佐々木「(やっぱり僕に告白なんて無理だよぅ…)」
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 14:57:38.31 ID:/t74fXaKO
キョン・佐々木「あの…」
キョン・佐々木「………」
佐々木「そっちからでいいよ」
キョン「…わかった」
キョン「今日は楽しかった。ここで1つお前に言わなきゃならないことがある」
佐々木「…なんだい?」
キョン「………(なんで好きの一言が言えないんだよ…)」
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:09:41.56 ID:/t74fXaKO
佐々木「キョン?」
キョン「………済まない(ここで言わなきゃ男が廃るだろうが!言え!言うんだ俺!)」
キョン「佐々木、俺はお前のことが…」
佐々木「………」
キョン「お前のことが…!」
佐々木「…うん」
キョン「ハァハァ…お前のことが大好きだあああ!」
佐々木「うん…」
274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:12:52.68 ID:/t74fXaKO
キョン「ハァハァ…(思わず大声になっちまった…通報とかされないよな…てかなぜ泣いてるんだお前は!?)」
佐々木「…も…ょ」
キョン「へっ??今なんて」
佐々木「僕もだよ…」
キョン「その…つまり…」
佐々木「僕も君のことが大好きだと言っているんだ!!」
キョン「!!!」
佐々木「(つ、つい大声になってしまった…)」
橘「あわわわわわ…二人とも声が大きすぎますよ…」
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:15:22.13 ID:/t74fXaKO
キョン「…佐々木?」
佐々木「なんだい…?」
キョン「…泣いてる顔もかわいいぞ」
佐々木「…バカ」
キョン「すまん、こういうときどんなことを言ったらいいかわからない…嬉しくて嬉しくてたまらないんだが…」
佐々木「もうその言葉だけで十分だよ…その気持ちは僕も一緒だと思うな」
277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:47:28.97 ID:/t74fXaKO
電話だった
キョン「じゃあ改めて…俺と付き合ってくれないか?」
佐々木「うん、よろしく頼むよ」
キョン「こちらこそよろしくな」
佐々木「くっくっく…」
キョン「な、何がおかしい?」
佐々木「実は僕も今日君に告白しようと思っていたんだよ」
キョン「はっ!俺達両思いだったんだな!」
佐々木「そうだね」
キョン「おっともうこんな時間だ、帰ろうか」
佐々木「うん」
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:49:34.03 ID:/t74fXaKO
キョン「じゃまたな」
佐々木「うん、次のデートを楽しみにしているよ」
キョン「いろいろ考えておくぜ」
佐々木「僕も君と幸せな時間が過ごせるように頭を捻っておくよ」
キョン「じゃおやすみ」
佐々木「キョン!」
キョン「ん?」
佐々木「大好きだよ!」
終わり
佐々木「明日はキョンとのデートだ…くっくっくっ…久しぶりに会って話すだけだと言うのになんでこんな楽しみなんだ…」
橘「佐々木さんなにかいいことあったんですか?」
佐々木「あったでのはではなくこれからあるのさ」
橘「???(佐々木さんがこんなに嬉しそうにするとは…調査する必要がありそうです!)」
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:34:32.76 ID:/t74fXaKO
佐々木「ふぅ…宿題も片付けたし準備はばっちりかな」
佐々木「しかし明日はどんなコースを巡ろうか…いやいやデートではないんだからそんなに深く考えることないか」
佐々木「デート…一般的にはどういう認識なんだろうか…」
佐々木「恋仲にある男女が二人でいることをデートという人もいれば男女が二人で遊ぶのをデートという人もいる…」
佐々木「後者ならぼくらは明日デートをするわけか…」
佐々木「くっくっく…デート…不思議な響きだ…さぁもう寝よう、明日は遅刻したくないしね」
佐々木「おやすみ」
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:40:08.42 ID:/t74fXaKO
キョン「待ち合わせまでは後一時間ある。ゆっくり行っても十分間に合うな」
キョン「それにしてもいい天気だ。雲1つ無いというわけでもなく肌寒くもない」
キョン「今日はいい日になりそうだ」
キョン「金は…まぁ良識のある佐々木のことだから諭吉が2人も飛んだりはしないか…」
キョン「待ち合わせ場所に行こう」
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:47:27.02 ID:/t74fXaKO
佐々木「待ち合わせ場所に来てみたはいいものもすでに3人に声をかけられるとはどういうことなんだ…」
佐々木「僕なんかより容姿のいい人はたくさんいると思うがやはり僕は特別なのかね…くっくっく」
キョン「独り言を呟きながら笑うのは不気味だからやめておけ」
佐々木「やぁおはようキョン、ちょっと面白いことがあったからね」
キョン「そりゃよかったな。それじゃ行くか」
佐々木「ああ、時間はたっぷりあるとはいえ有限だからね、行こうか」
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 10:56:56.77 ID:/t74fXaKO
キョン「佐々木、お前何時からあそこにいたんだ?」
佐々木「君が来る30分ほど前かな。のんびり行くつもりが早く着いてしまっただけだよ」
キョン「30分前っていうと待ち合わせ時間の一時間前だな。俺はかなり早く来た気でいたが驚いたよ」
佐々木「人を待たせるのは嫌いなんでね。とりあえずそこの喫茶店に入らないかい?朝のコーヒーは最高においしいよ」
キョン「お前がいうなら間違いないな。入ろうか」
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:02:12.28 ID:/t74fXaKO
佐々木「うーん!やっぱり朝のコーヒーは最高だね!」
キョン「なんかキャラ違うぞ?」
佐々木「何を言ってるんだ!コーヒーのおいしさが君にはわからないのかない!?」
キョン「俺が飲んでるのは抹茶フロートだ」
佐々木「悲しいな…コーヒーを飲みながらのタバコは最高だというのに…」
キョン「!?」
佐々木「ああすまない、主の本音が出たようだ」
223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:08:55.16 ID:/t74fXaKO
佐々木「さてエネルギーも充填したし行こうか」
キョン「ああ。でどこに行くんだ?」
佐々木「君が行きたいところでいいよ」
キョン「なら映画はどうだ?貰い物だがチケットが二枚ある」
佐々木「いいね、せっかくだから使わせてもらおう」
キョン「決まりだな」
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:13:21.98 ID:/t74fXaKO
キョン「映画なんて久しぶりだよ」
佐々木「僕はたまに見るかな、最近はアニメから洋物までいろいろ見ているよ」
キョン「映画の話はわからないからやめてくれ…」
佐々木「くっくっく…君が言うならやめておこう」
キョン「上映までに時間があるな、何か買ってくるか。何がいい?」
佐々木「君のセンスにまかせるよ」
キョン「文句は受け付けないからな」
橘「むむむ…キョンさんと二人っきりで映画ですか…うらやまs…いえいえ!不埒なんです!」
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:19:01.52 ID:/t74fXaKO
かっこいいと思って吸ってるやつはバカだと思うな…
キョン「ポップコーンにコーラ、あとはお菓子でいいか…」
橘「あの…」
キョン「ん?」
橘「佐々木さんを泣かせたりしたら承知しませんからね!」
タッタッタ…
キョン「あいつは確か…佐々木と前に一緒にいたやつかな?」
キョン「まぁ泣かせるようなことはしないから安心しとけって聞こえないか」
227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:22:05.03 ID:/t74fXaKO
佐々木「ずいぶん時間がかかったね」
キョン「まぁ気にするな。ほれ、ポップコーンとコーラだ」
佐々木「ありがとう。いくらだったんだい?」
キョン「これくらいなら出してやるから遠慮するな」
佐々木「済まないね、後で埋め合わせはさせてもらうよ」
キョン「そうしてくれるとありがたいね」
橘「はわわわわ…キョンさんに話かけてしまいました…どうしましょう…」
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:25:26.84 ID:/t74fXaKO
上映中
佐々木「面白い映画だと思うが君はどう思う?」
キョン「スー…スー…」
佐々木「全く…いいところでねてしまうとはもったいないな」
佐々木「しかしかわいい寝顔だ…僕に寝顔を見られたのを知ったらどんな顔をするんだろうね…くっくっく」
佐々木「しかしキョンといると楽しいな。ずっと一緒にいたいよ…」
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:33:34.86 ID:/t74fXaKO
キョン「ん…いかん、寝てしまったようだな…」
キョン「チラ…佐々木も寝てるな」
キョン「かわいい寝顔だ…普段は男みたいな話し方をするがやっぱりこいつも女の子なんだな」
キョン「やっぱり俺は佐々木が好きなんだな…誘いがあったその日は嬉しくて眠れなかったし…」
キョン「しばらく会えなくなるかもしれない…いい機会だ」
キョン「告白しよう」
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:37:32.06 ID:/t74fXaKO
佐々木「おや…もう終わってしまったのかい?」
キョン「ああ、お前が寝てる間に終わってしまったよ」
佐々木「途中のいいところまでは見たんだが…」
キョン「多分俺はそのいいところを見逃した」
佐々木「二人の話を繋いだら筋が通るわけか…面白いな」
キョン「後で前半部分の話は聞かせてもらうぜ」
佐々木「いいとも、変わりに後半を聞かせてもらうからさ」
キョン「まかせな」
232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:42:04.23 ID:/t74fXaKO
佐々木「次はどうする?」
キョン「ちょっと遅いが昼飯はどうだ?」
佐々木「そうだね、ポップコーンだけじゃお腹はいっぱいにはならなかったよ」
キョン「じゃあ飯屋を探すか」
佐々木「この辺りはたくさん飲食店があるからいろいろ探してみよう」
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 11:47:18.23 ID:/t74fXaKO
佐々木「ここなんか良さそうじゃないか?」
キョン「そうだな、まだランチタイムだしランチはコーヒー、アイス、大盛りサービスとはふとっ腹なら店だ」
???「いらっしゃいませー」
佐々木「二名で」
???「かしこまりました、こちらへどうぞ」
キョン「いい雰囲気の店だな」
佐々木「ゆっくりできそうでありがたいよ。早く食べるのは苦手でね」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:05:07.27 ID:/t74fXaKO
佐々木「へぇ…たくさんメニューがあるね…外見からしたら洋食屋さんかと思ったけどチャーハンや煮魚もある」
キョン「これは迷うな…鍋まであるし」
佐々木「決まったかい?」
キョン「ああ、店員を呼ぼうか」
チリンチンリ
店員「はいただいまおうかがいします」
お待たせしました
佐々木「僕はふわふわオムライスと生ハムのサラダを」
キョン「俺は男盛チャーハンに餃子セット、もちろん大盛りでお願いします」
店員「ご注文を繰り返させていただきます。ふわふわオムライス、生ハムサラダ、男盛チャーハンと餃子セットを大盛りで。以上でよろしいでしょうか?」
佐々木「はい、お願いします」
店員「はい、かしこまりました」
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:10:36.24 ID:/t74fXaKO
佐々木「男盛チャーハンというとかなり多そうだが君はそんなに食べる人だったかい?」
キョン「最近いくら食べても腹が減るんだ。俺なんかまだ食べない方らしいぞ」
佐々木「まぁ食べきれなかったら手伝ってあげるよ。僕は普通の大きさだからね」
キョン「頼むよ」
佐々木「お、僕のサラダが来たようだね」
キョン「生ハムサラダとはまたおしゃれなものを頼んだもんだ」
佐々木「くっくっく…珍しいものだから頼んでみたのさ、キョンも食べるかい?」
キョン「いただくとしよう」
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:16:02.57 ID:/t74fXaKO
キョン「お、チャーハンとオムライスが来…」
佐々木「どうしたんだいキョン………」
店員「お待たせしました、男盛チャーハン大盛りと先に餃子セットのスープと漬物、ラーメンにふわふわオムライスをお持ちしました、餃子はもうしばらくお時間をください」
キョン「佐々木、オムライスだ」
佐々木「あ、ああ…ありがとうキョン…」
キョン「………この店は大盛りチャレンジでもやってるのか?」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:25:46.41 ID:/t74fXaKO
佐々木「わからない…けどすごいチャーハンだ」
キョン「ああ…チャーハンなのに上に野菜炒めや焼き豚の薄切り、豚カツまで乗ってやがる」
佐々木「しかも量もご飯2~3合はあるんじゃないかな…」
キョン「まぁとりあえずたべようか…いただきます」
佐々木「いただきます」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:35:22.18 ID:/t74fXaKO
キョン「うまい…!!」
佐々木「生ハムもおいしかったけどこのオムライスもかなりおいしい…」
キョン「そんなうまいなら一口くれよ」
佐々木「うん、はいどうぞ」
キョン「…確かにうまい…卵はふわふわだし中のチキンライスもおいしい…」
佐々木「君のチャーハンの一口くれないか?できれば焼き豚も一緒に」
キョン「おう、あーん」
佐々木「あーん…うん、このチャーハンもかなりおいしいね」
橘「何自然にあーんとかやっちゃってるんですか…見てるこっちが恥ずかしくなります…」
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:44:22.51 ID:/t74fXaKO
店員「大変お待たせしました。餃子でございます。ご注文はお揃いでしょうか?」
キョン「はい、大丈夫です」
店員「ではごゆっくりどうぞ。失礼します」
佐々木「餃子セットっていうけど餃子15個にラーメン、漬物、スープが着いて250円って…」
キョン「この男盛チャーハンも700円だしな…安すぎる」
佐々木「餃子もらってもいいかい?」
キョン「好きにしろ」
橘「オムライスがふわふわなのです!すごいのです!」
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:49:46.37 ID:/t74fXaKO
キョン「ふー…あっというまに食べちゃったぜ…」
佐々木「キョンは食べるのが早いね、僕はまだ残っているのに」
キョン「俺は気にせずのんびり食べてくれ。餃子をつまみながらお前の顔でも見てるよ」
佐々木「くっくっく…僕の顔を見ていて楽しいかい?」
キョン「さあな…佐々木、ほっぺにご飯がついているぞ?」
佐々木「ん?どこだい?」
キョン「よっと…ほれ、取れたぞ」パク
佐々木「ありがとう。僕の顔についたご飯はおいしいかい?」
キョン「不味いわけなかろうが」
橘「ちょっと目をはなした隙にとんでもないことしてるのです!ふわふわオムライスがおいしすぎるのが悪いのです…」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:53:42.83 ID:/t74fXaKO
店員「失礼します、コーヒーとアイスをお持ちしてもよろしいでしょうか?」
佐々木「はい、お願いします」
店員「コーヒーはアイスとホット、アイスはバナナ、イチゴ、バニラ、抹茶、さつまいもがございます」
佐々木「僕はホットコーヒーとバニラアイスを」
キョン「俺はアイスコーヒーにさつまいもでお願いします」
店員「少々お待ちください」
キョン「さつまいもアイスなんて珍しいもんあるんだな…」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 12:59:05.52 ID:/t74fXaKO
佐々木「ふぅ…かなりボリュームがあったね」
キョン「オムライスも普通のよりは結構多かったな」
佐々木「僕は満足だよ、さて映画の話を聞かせてもらおうか」
キョン「ああ、ここまでは見たか?」
佐々木「うん、見たね」
キョン「 」
佐々木「 」
橘「ご飯が終わっておしゃべりタイムですか…あ、すいませんイチゴアイスお願いしますです」
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 13:05:20.31 ID:/t74fXaKO
???「失礼します」
キョン「??」
???「私店長の書本と申します。お食事が終わりましたようなのでご挨拶に上がりました。当店はいかがでしたか?」
佐々木「ふわふわオムライスとてもおいしかったです。あれだけおいしくてふわふわなオムライスを食べたのは初めてでしたよ」
キョン「男盛チャーハンには驚きましたがおいしくてあっというまに無くなってしまいました」
書本「それは光栄です。よろしければこちらのサービス券をどうぞ。まだオープンしてすぐなので…」
キョン「ありがとうございます。また来させていただきますね」
書本「お待ちしております」
256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 13:14:04.27 ID:/t74fXaKO
佐々木「書本さん、あの男盛チャーハンはどんな経緯で産まれたんですか?」
書本「あれは私が学生時代に先輩が作ってくれたものをアレンジさせていただきました。当時はチャーハンの上に焼きうどん、カレー、豚カツ、焼き鳥…いろいろ乗っていたのを真似しただけです」
キョン「すさまじいチャーハンですね…でも食べてみたいです」
書本「では次回ご来店いただいた際にお作りします。お申し付けください」
キョン「本当ですか!ぜひお願いします!」
書本「ええ、サービス券はランチ、ディナー問わずにご使用いただけますのでよろしくお願いします」
橘「お子様サービスでアイスをもう1ついただいてしまったのです…」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 13:18:42.69 ID:/t74fXaKO
キョン「ではそろそろお会計をお願いします」
書本「はい、全部で2000円になります」
キョン「ではこちらで」
書本「2000円ちょうどのお預かりです、ありがとうございました」
キョン・佐々木「ごちそうさまでした」
店員「店長、サービスしすぎじゃありませんか?」
書本「カップルの幸せな時間をここで過ごしてもらったからね。これくらいのサービス当然さ」
店員「確かにあのカップルは幸せそうでしたね」
書本「また二人で来てほしいよ」
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 13:41:19.12 ID:/t74fXaKO
キョン「さっきの店よかったな」
佐々木「うん、また来たいね」
キョン「サービス券もあることだし大勢で来たいな」
佐々木「涼宮さん達かい?」
キョン「まぁそんなところだ」
佐々木「…二人でまた行かない?」
キョン「二人でか?いいぞ。いつでも言ってくれ」
佐々木「そうさせてもらうよ」
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 14:00:13.69 ID:/t74fXaKO
キョン「佐々木、時間は大丈夫か?」
佐々木「ん…そろそろ危ないかな。最近暗くなるのが早いからちょっと遅いと怒られるんだ…」
キョン「そうか…途中まで送っていくよ」
佐々木「いいのかい?」
キョン「中学のときはそうだったじゃないか、気にするな」
佐々木「じゃあ甘えさせてもらうよ」
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 14:22:50.22 ID:/t74fXaKO
キョン「(会話が無い…告白するならもうここしかないぞ…)」
佐々木「(話題が無いな…どうしよう…告白するって決めてたのに…)」
キョン「(何を話せばいいんだ…誰か教えてくれ!)」
佐々木「(やっぱり僕に告白なんて無理だよぅ…)」
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 14:57:38.31 ID:/t74fXaKO
キョン・佐々木「あの…」
キョン・佐々木「………」
佐々木「そっちからでいいよ」
キョン「…わかった」
キョン「今日は楽しかった。ここで1つお前に言わなきゃならないことがある」
佐々木「…なんだい?」
キョン「………(なんで好きの一言が言えないんだよ…)」
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:09:41.56 ID:/t74fXaKO
佐々木「キョン?」
キョン「………済まない(ここで言わなきゃ男が廃るだろうが!言え!言うんだ俺!)」
キョン「佐々木、俺はお前のことが…」
佐々木「………」
キョン「お前のことが…!」
佐々木「…うん」
キョン「ハァハァ…お前のことが大好きだあああ!」
佐々木「うん…」
274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:12:52.68 ID:/t74fXaKO
キョン「ハァハァ…(思わず大声になっちまった…通報とかされないよな…てかなぜ泣いてるんだお前は!?)」
佐々木「…も…ょ」
キョン「へっ??今なんて」
佐々木「僕もだよ…」
キョン「その…つまり…」
佐々木「僕も君のことが大好きだと言っているんだ!!」
キョン「!!!」
佐々木「(つ、つい大声になってしまった…)」
橘「あわわわわわ…二人とも声が大きすぎますよ…」
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:15:22.13 ID:/t74fXaKO
キョン「…佐々木?」
佐々木「なんだい…?」
キョン「…泣いてる顔もかわいいぞ」
佐々木「…バカ」
キョン「すまん、こういうときどんなことを言ったらいいかわからない…嬉しくて嬉しくてたまらないんだが…」
佐々木「もうその言葉だけで十分だよ…その気持ちは僕も一緒だと思うな」
277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:47:28.97 ID:/t74fXaKO
電話だった
キョン「じゃあ改めて…俺と付き合ってくれないか?」
佐々木「うん、よろしく頼むよ」
キョン「こちらこそよろしくな」
佐々木「くっくっく…」
キョン「な、何がおかしい?」
佐々木「実は僕も今日君に告白しようと思っていたんだよ」
キョン「はっ!俺達両思いだったんだな!」
佐々木「そうだね」
キョン「おっともうこんな時間だ、帰ろうか」
佐々木「うん」
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/15(木) 15:49:34.03 ID:/t74fXaKO
キョン「じゃまたな」
佐々木「うん、次のデートを楽しみにしているよ」
キョン「いろいろ考えておくぜ」
佐々木「僕も君と幸せな時間が過ごせるように頭を捻っておくよ」
キョン「じゃおやすみ」
佐々木「キョン!」
キョン「ん?」
佐々木「大好きだよ!」
終わり
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