1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:31:51.68 ID:xWDhV0nL0
だいたい1レス毎に場面が変わります
特にストーリー性とかは無いです
生暖かい目で見て頂けるとありがたいです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365773511

引用元: モバP「僕は、ついてゆけるだろうか」 

 

アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (2) (電撃コミックスEX)

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:33:09.29 ID:xWDhV0nL0

P「― もし私が雨だったなら」

P「それが永遠に交わることのない 空と大地を繋ぎ留めるように」

P「誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか ―」



双葉杏「雨じゃなくて飴をちょうだいよプロデューサー」

P「グヌヌ」

杏「それなら杏の心を繋ぎ止められるからさー」ゴロゴロ

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:35:03.39 ID:xWDhV0nL0

P「― ぼくたちは ひかれあう」

P「水滴のように 惑星のように」

P「ぼくたちは 反発しあう」

P「磁石のように 肌の色のように ―」



塩見周子「え…Pさんは肌が白いのはイヤなの?」グスッ

P「い、いやそんなことないぞ! だから泣くな!」

周子「なんちゃって」つ目薬

P「」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:37:04.59 ID:xWDhV0nL0

P「― 剣を握らなければ おまえを守れない」

P「剣を握ったままでは おまえを抱き締められない ―」



浜口あやめ「P殿、剣ではなくて名刀正宗です!」

P「まぁ刀でもなくて傘だけどな。入れてもらってすまんなぁ」

あやめ「主を守るのも忍びの役目です! ニンッ!」

P「入れてもらうんだからせめて俺が持つよ」

あやめ「はいっ! P殿になら、わたくしの正宗を預けても安心です!」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:39:03.85 ID:xWDhV0nL0

P「― 我々は涙を流すべきではない」

P「それは心に対する肉体の敗北であり」

P「我々が心というものを 持て余す存在であるということの」

P「証明にほかならないからだ ―」



緒方智絵里「はい…。わたし…もう、泣いたりしません…」

智絵里「プロデューサーさんといれば…こわくないです…」

P「よしよし」ナデナデ

智絵里「あっ……えへへ…」///

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:41:02.07 ID:xWDhV0nL0

P「― 錆びつけば 二度と突き立てられず」

P「摑み損なえば我が身を裂く」

P「そう 誇りとは 刃に似ている ―」



服部瞳子「…私は、焦りすぎていたのかしら」

P「貴方の過去は素晴らしい経験です。それは紛れも無い武器です」

P「だからどうか、決してそれを錆びつかせないでください」

瞳子「ええ…。…ありがとう。Pさん…」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:43:02.56 ID:xWDhV0nL0

P「― ああ おれたちは皆」

P「眼をあけたまま 空を飛ぶ夢を見てるんだ ―」



輿水幸子「そそそ、そうですよね! ボクがスカイダイビングするなんて夢に決まってますよね!」

P「夢じゃないぞ」

幸子「どっちですか!? あ、ちょ、な、なんで背中! 押してるんですか!! あ、あ、あっ………」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:45:04.48 ID:xWDhV0nL0

P「― 俺達は 手を伸ばす」

P「雲を払い 空を貫き 月と火星は掴めても」

P「真実には まだ届かない ―」



安斎都「うーむ…。むむむ…」

P「も、もういいだろ? 都。犯人探しなんてさー」

都「よくないですッ! ここで諦めては探偵アイドルの名折れ!」

都「必ずや法子さんのドーナツを食べた犯人を見つけ出しますよ!」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:47:03.21 ID:xWDhV0nL0

P「― ぼくは ただ きみに」

P「さよならを言う練習をする ―」



北条加蓮「ちょっとPさん! 縁起でもないこと言わないでよ!」

加蓮「病弱だったのは昔の話! 今はもう元気なんだから!」

P「ゴメン」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:49:03.25 ID:xWDhV0nL0



ヘレン「― そう、何ものも わたしの世界を 変えられはしない ―」


.

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:51:05.60 ID:xWDhV0nL0

P「― 美しきを愛に譬ふのは 愛の姿を知らぬ者」

P「醜きを愛に譬ふのは 愛を知ったと驕る者 ―」



多田李衣菜「分かりましたよPさん! 愛っていうのはまさにロックですよ!」

P「……ハァ…」

李衣菜「な、何ですかその養豚場の豚を見るような目は!」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:53:07.55 ID:xWDhV0nL0

P「― この世のすべては あなたを追い詰める為にある ―」



脇山珠美「ヒャァァァ!! P殿ぉ! ヌルって! 首筋に何かヌルっとしたものがぁ!」

P「うん、それは幽霊だな。間違いない」

珠美「ヒャァァァァァァ!!!」

P(こんにゃくにビビるとかマジうける)

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:55:09.36 ID:xWDhV0nL0

P「― 我等の世界に意味など無く」

P「そこに生きる我等にも 意味など無い」

P「無意味な我等は 世界を想う」

P「そこに意味は無いと知ることにすら」

P「意味など無いというのに ―」



川島瑞樹「そうね。わかるわ」
.

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:57:24.61 ID:xWDhV0nL0

本田未央(― 私の胸に深く突き刺さるその声は)

  イコウ!ミオチャン!!  イクヨ、ミオ!

未央(鳴り止まぬ歓声に似ている ―)

ワアァァァァ!! ミオー!! ミオチャーン!! ワアアアァァァ…!!

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 22:59:05.03 ID:xWDhV0nL0

P「― 主よ、我々は」

P「孔雀を見るような目つきで あなたを見る」

P「それは期待と、渇仰と」

P「恐怖に似た底知れぬものに 縁取られているのだ ―」



木場真奈美「私に期待をしてくれることには素直に礼を言おう」

真奈美「だが君は私を何でもできる超人か何かだと思っていないかい?」

P「ソンナコトナイデスヨ」

真奈美「私の目を見て言わないか」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:01:09.22 ID:xWDhV0nL0

P「― 世界一嫌いだと言ってくれ ―」



椎名法子「嫌いです! 私のドーナツ勝手に食べたプロデューサーなんて大嫌いです!!」

上条春菜「しかもそのままの手で私の眼鏡のレンズを触るなんて!! 百万回死んでも許されませんっ!!」

    \ギャーギャー##/
      ヽ(法)ノ ヽ(春)ノ
        ( )   ( )
_| ̄|(P) | |    | |
/スイマセン\

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:03:06.08 ID:xWDhV0nL0

P「― 王は駆ける」

P「影を振り切り 鎧を鳴らし」

P「骨を蹴散らし 血肉を啜り」

P「軋みを上げる 心を潰し」

P「独り踏み入る 遙か彼方へ ―」



神崎蘭子「王は孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に!
(プロデューサーは1人じゃないです。私やみんな…いつも一緒の、仲間がいます!)」

P「蘭子…!」


P(『俺も彼女欲しいなぁ』って意味だったんだけど。まぁいいか)

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:05:06.06 ID:xWDhV0nL0

渋谷凛「― 私に翼をくれるなら 私はあなたのために飛ぼう」

凛「たとえば この 大地のすべてが 水に沈んでしまうとしても」

凛「私に剣をくれるなら 私はあなたのために立ち向かおう」

凛「たとえば この 空のすべてが あなたを光で射抜くとしても ―」



P「どうした、凛。何か言ったか?」

凛「ううん。…ねぇ、プロデューサー」

P「ん?」

凛「私をアイドルにしてくれてありがとう。…これからも全力で、走り続けるからね」

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:07:04.28 ID:xWDhV0nL0

P「― 産まれ堕ちれば、死んだも同然 ―」



三好紗南「ちょっとPさん! 復活してすぐ死んだ言い訳がそれ!?」カチャカチャ

P「ゴメン」カチャカチャ

↑ Wii Newスーパー マ○オ ブラザーズ 協力プレイ中

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:09:10.87 ID:xWDhV0nL0

P「― 恐れることは ただ一つ」

P「恐れを知らぬ 戦士と為ること ―」



向井拓海「へェ…。どうやら覚悟は決めてるみてェだなァ…!!」ポキポキ

P「」ガタガタ

拓海「よくもアタシにたくみんスマイル☆とかやらせやがったなコラァッ!!」ドゴォォォ!!

P「エンッ!!!」

拓海「ふぅ。…せ、せめて仕事の前に言えってんだ…ばーか」

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:11:03.27 ID:xWDhV0nL0

P「― 心在るが故に妬み 心在るが故に喰らい」

P「心在るが故に奪い 心在るが故に傲り」

P「心在るが故に惰り 心在るが故に怒り」

P「心在るが故に お前のすべてを欲する ―」



喜多日菜子「むふふ…日菜子の全てが欲しいなんて…Pさんったら…」

P「おーい」

日菜子「王子様に、物みたいに…むふふ…むふ…」

P「ダメだこりゃ」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:13:11.72 ID:xWDhV0nL0

P「― 失くしたものを 奪い取る」

P「血と肉と骨と あとひとつ ―」



島村卯月「衣装取られたってだけですよね?」

P「あと1つでコンプだったのに…」

卯月「ま、また頑張りましょう!」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:15:08.10 ID:xWDhV0nL0

P「― 人は皆すべからく悪であり」

P「自らを正義であると錯覚する為には」

P「己以外の何者かを 己以上の悪であると 錯覚するより 他にないのだ」

P「確信した正義とは、悪である」

P「正義が正義たり得る為には 常に自らの正義を疑い続けなければならない ―」



南条光「己の正義を疑え、か…」

光「分かったよプロデューサー! アタシ、自分の正義を磨き続ける!」

P「おう。頑張れな」ナデナデ

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:17:06.49 ID:xWDhV0nL0

P「― 伏して生きるな、 立ちて死すべし ―」



大槻唯「すごーい! きらりんのきらりん☆ぱわー直撃したのにーっ!」

相川千夏「立ったまま気絶してる…」

諸星きらり「にょわー…。Pちゃんごめんにぃ…」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:19:07.76 ID:xWDhV0nL0

P「― 不幸を知ることは 怖ろしくはない」

P「怖ろしいのは 過ぎ去った幸福が」

P「戻らぬと知ること ―」


三船美優「…そうですね…」

美優「昔の事は…もう怖くないです…。でも…」

美優「この幸せは…過ぎ去ってほしくないです…」

P「大丈夫です。俺はいなくなったりしませんから」

美優「はい…!」

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:21:07.07 ID:xWDhV0nL0

P「― 君が明日 蛇となり 人を喰らい 始めるとして」

P「人を喰らった その口で 僕を愛すと 咆えたとして」

P「僕は果して 今日と同じに 君を愛すと 言えるだろうか ―」



佐久間まゆ「まゆはいつだってPさんのことを愛してますよぉ」

P「俺も事務所のアイドルはみんな好きだよ」

まゆ「Pさんに近づく邪魔な虫は、まゆがみーんな退治してあげますからねぇ」

P「おう…」

まゆ「愛してますよぉ。Pさん♪」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:23:05.11 ID:xWDhV0nL0

P「― 時は常に背後から迫り 唸りを上げて眼前に流れ去る」

P「踏み止まれ」

P「時がお前を 美しい世界へ押し流そうと どれほど牙を剥こうとも」

P「前を見るな」

P「お前の希望は 背後に迫る 冥冥たる濁流の中にしかない ―」



安部菜々「Pさん。ナナはもう昔を振り返りません」

菜々「じっと前を見て…! ファンの皆に、最高の笑顔を見てもらいますっ!」

P「ああ…。行ってこい、ウサミン。みんながお前を呼んでるぞ」

菜々「はいっ!!」

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:25:10.79 ID:xWDhV0nL0

(― あたしの心に 指を入れないで ―)



P「オラ仕事行くぞ森久保ォ!」

森久保乃々「むーりぃ…」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:27:02.90 ID:xWDhV0nL0

P「― 一緒に数えてくれるかい」

P「君についた 僕の歯型を ―」



龍崎薫「せんせぇ、薫にかみつくのー?」

市原仁奈「仁奈ヒツジを食べやがりますか?」

松永涼「早苗さーん。そこのロリコン1人お願いしまーす」

片桐早苗「はーい。一名様ごあんなーい」

P「」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:29:06.63 ID:xWDhV0nL0

P「― 僕が こんなにも若く こんなにも未熟であるということが」

P「老いさらばえ 完全無欠である大人達には」

P「どうにも許し難いことのようなのだ ―」



篠原礼「聞き捨てならない言葉が聞こえたのだけれど」

P「いえ。あの」

柊志乃「ちょっと。こっちへいらっしゃい」

P「今のは、その…」

高橋礼子「覚悟は出来てるわね?」

P「」

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:31:07.97 ID:xWDhV0nL0

P「― 変わらぬものは 心だと」

P「言えるのならば それが強さ ―」



前川みく「みくの心は変わらないよ!」

みく「どれだけファンがやめても! 他の猫キャラが現れても!」

みく「絶対に自分を曲げたりしないにゃあ!」

P「その意気だ! 辞めた奴の倍の数をお前のファンにしてやれ!!」

みく「うん!!」

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:33:02.84 ID:xWDhV0nL0

P「― 一歩踏み出す 二度と戻れぬ」

P「三千世界の 血の海へ ―」



TV<グオォォー…!! ウワァー! ギャアア-!! ブシャアァァ…!!


白坂小梅「た、楽しい…」キラキラ

P「ヒィィ…」ガタガタ

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:35:02.58 ID:xWDhV0nL0

P「― 散りて二度とは 咲かずとも」

P「炎のごとくに 散るぞ美し ―」



桃井あずき「桜は散っても、アイドル桃井あずきは散らないよっ」

P「おう。お前達を散らせたりはしないからな」

あずき「うん! あ、プロデューサーさん! 新しい作戦、思いついたよっ!」

あずき「名付けて、みんなでトップアイドル大作戦!!」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:37:17.16 ID:xWDhV0nL0

P「― 僕は、ついてゆけるだろうか」


(楊菲菲『どもーPさん! ふぇいふぇいダヨー!』)

(菲菲『これからもアナタと一緒にいればトップアイドルなれるデスネー!』)

(菲菲『ふぇいふぇいアイドル楽しいヨー! これPさんと一緒だからダネ? 』)

(菲菲『ワタシ、精一杯オシャレしてきたけど…変じゃない…カナ?』)

(菲菲『これからも、期待にこたえるように頑張るカラ…』)


P「君のいない世界のスピードに ―」
.

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 23:40:03.95 ID:xWDhV0nL0










菲菲「ふぇいふぇい死んでないヨー!」

おわり