にこ「今のにこの演技をふまえて、あんたの発言を振り返ってみなさいよ…」

穂乃果「え?穂乃果の発言?」

穂乃果「ん~~~~~~~~…」

穂乃果「あ…」


 "穂乃果はにこちゃんのことを抱きたいんだよっ!!"

 "そうだよ!穂乃果は、毎日にこちゃんを抱きたいっ!!!"

 "ん?にこちゃんを抱きたいとしか言ってないけど?"

 "ん~、穂乃果のやりたいことを口にしただけで別におかしなことじゃないと思うけど?"


穂乃果「っ!?//////////////////////////////////////」ポンッ


引用元: 真姫「にこちゃんと穂乃果…どっちかひとりなんて選べないわっ!!!」 

 

497: ◆eHJTv53N/w 2015/04/07(火) 00:54:16.67 ID:uTSqRCpj0

穂乃果「わーーーーわーーーーーーーー//////////////」

穂乃果「ちちちちちちがっちがっ違うのっ!!!そういう意味でいったんじゃなくてっ!!そ、そのっ!!/////////」

にこ「だから、誤解をまねくって言ったでしょーが…」

にこ「"抱く"って言葉にはそういう意味でとらわれちゃうこともあるんだから、今後は発言に気をつけなさいって言いたいの」

穂乃果「う、うん///////」

にこ「今回の場合は、"抱きたい"じゃなくて、"抱きしめたい"って言うだけでも違うんだから~」

にこ「今後はそういう部分も気を付けるのよ~」

穂乃果「う、うんっ!!にこちゃん以外の前では言い間違えないように気を付けるっ!!!」

にこ「ななななんで、にこを除外するのよっ!?////」カァッ

穂乃果「はっ!?い、いや、もう言い間違えちゃったし?////」

にこ「あ~~~~~……………そういう意味ね…」

穂乃果「そ、そうだよっ!!!////」

にこ「ま、まあ、自分の発言の迂闊さがわかったんなら、そろそろ帰るのを再開するわよ~」

穂乃果「う、うんっ!!」


498: ◆eHJTv53N/w 2015/04/07(火) 00:55:00.82 ID:uTSqRCpj0

穂乃果(う~~~~////)

穂乃果(にこちゃんとあのマンガの続きみたいなことをするって想像しちゃったら、すっごい体が熱く…////////)

穂乃果(はっ!?)

穂乃果(いやいやいやいや、穂乃果がこんな恥ずかしいこと考えてるってことをにこちゃんに知られるわけにはいかないよっ!!///)アセアセ

穂乃果(おちついて~~~おちついて~~~穂乃果っ!!)

穂乃果(うんっ!ファイトだよっ!!!)


499: ◆eHJTv53N/w 2015/04/07(火) 00:55:26.99 ID:uTSqRCpj0
--土曜 夜 街中--

にこ「あ、そういえば」

穂乃果「ん?」

にこ「穂乃果は今日の晩御飯どうするつもりなの?」

穂乃果「あ~」

穂乃果「そういえば、真姫ちゃんが"晩御飯も楽しみにしといて!!"って言ってくれたから、家に帰っても何もないや…」

にこ「にこもそうなのよね~…」

500: ◆eHJTv53N/w 2015/04/07(火) 00:57:16.19 ID:uTSqRCpj0

にこ「じゃあ、どこかで一緒に食べて帰る?」

穂乃果「うんっ!!ぜひともっ!!!!」

にこ「そ、そう…」

にこ「ん~そうなるとどこで食べるかだけど…この時間で、この近くとなると~…」

にこ「ファーストフードあたりでサクッとすませちゃうか~」

にこ「ファミレスでちょっとおしゃべりでもしながら…「ファミレスがいいなっ!!!」…そう?」

にこ「って、はやいわね…」

穂乃果「ほ、ほらっ!!明日どうするかとかもお話しないとだしっ!!」

にこ「あ~そうね~」

にこ「じゃあ、その話をするのを込みで、ファミレスの方にいきましょ~」

穂乃果「うんっ!」

にこ「ファミレスだとこっちの方ね!いくわよ~?」

穂乃果「うんっ!!!」

510: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:41:43.42 ID:x1YbIZGe0
--土曜 夜 街中--

凛「ん~~~~今日のライブ楽しかったにゃ~」

花陽「うんっ!楽しかったよねっ!!」

花陽「誘ってくれてありがとねっ!!凛ちゃんっ!!!」

凛「どういたしましてっ!!かよちんっ!!」

花陽「…でも」

凛「ん?どうしたの?」

511: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:42:40.92 ID:x1YbIZGe0

花陽「その…できればにこちゃんも誘いたかったな~って…」

凛「えっ!?凛とだと退屈だったっ!?」ガーン

花陽「ちっ、ちがうの!そういう意味じゃないのっ!凛ちゃんっ!!」

凛「へ?それじゃあ、どういう意味?」

花陽「んっとね…今日のアイドルって私も凛ちゃんも大好きなアイドルでしょ?」

花陽「そのことを前に、にこちゃんに話したら、結構興味もってくれたから…」

花陽「にこちゃんが来てくれたら、一緒に大好きになってもらえたかな~って…」

凛「そうだったんだね~」

凛「うん!それなら次はにこちゃんとも一緒にライブ行こうねっ!!かよちんっ!!」

花陽「うんっ!!行こうねっ!!」


512: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:43:26.82 ID:x1YbIZGe0

凛「おっ!うわさをすれば、にこちゃん発見だにゃ~っ!!」

花陽「へ?どこどこ?」

凛「ほらっ!あそこの背がちっちゃい、ツインテールのひとっ!!」

凛「あれはぜったい、にこちゃんだよっ!!!」ダッシュ

花陽「あっ!凛ちゃん待ってよ~~~~」

花陽「ん?よく見ると、隣に誰かいる感じが?」


513: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:44:35.82 ID:x1YbIZGe0
--土曜 夜 街中(ファミレス付近)--

にこ「んっと、それじゃあ、とりあえず」

にこ「明日は朝から穂乃果の家に行く感じでいいのかしら?」

穂乃果「うん!午前中にお弁当を作って、お昼に作ったのを食べる感じでどうかなっ!?」

にこ「まあ、それでいいけど」

にこ「午後はどうするの?」

穂乃果「ん~、あっ!それなら、いろいろ教えてほしいなっ!!」

にこ「…いろいろって、あんた…何教えたらいいかわからないわよ…」

514: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:45:59.16 ID:x1YbIZGe0

穂乃果「ほらっ!動物園で動物を見てる時に、いろいろ教えてもらったし!」

穂乃果「そういう知識とかを覚えて、にこちゃんみたいにかっこよくなりたいの!」

にこ「そ、そう…///っていうか、にこが目指してるのは、かっこいい系アイドルじゃなくて、かわいい系アイドルなんだけど…」

穂乃果「もちろん、にこちゃんはかわいいよっ!!!」

にこ「そ、そう…/////////…ありがと…///」

にこ「こほんっ!///え~~っと…そうなると、手始めに英語とかかしらね?」

穂乃果「うんっ!!よろしくねっ!!!」

にこ「はいはい、にこにまかせな「にーーーーーーーーーこーーーーーーーーーーーちゃーーーーーーーーーーーん」…ん?」


515: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:47:05.93 ID:x1YbIZGe0





にーーーーーーーーーーーこーーーーーーーーーーーーーちゃーーーーーーーーーーーーんっ!!!



ギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


にこ「っ!?」

にこ「もうっ!!この声は凛ねっ!?」

にこ「だあーーーーーー後ろから、勢いつけて抱き着いてくるんじゃないわよっ!!!」

凛「やーだよっ!!にこちゃん、抱き心地いいんだもんっ!!」ギューーー

にこ「だあっ!!あっついっ!!!はなしなさいってのーーーーっ!!!」グイグイ

凛「はなさないにゃ~~~~」ギューーーーーーーーーーーー

にこ「はあ~~~しかたないわね~……」





穂乃果「…………………」ムスッ

516: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:48:25.22 ID:x1YbIZGe0

穂乃果「じゃあ、穂乃果は前から抱き着いちゃうっ!!!!」フンスッ

にこ「は?いやっ!ちょっ!?穂乃果っ!?あんた、やめっ!!!」オロオロ

穂乃果「やめないもんっ!!!!」ギューーーーーーーーーー

にこ「だあーっ!わぷっ!?いや、ほんとやめ…」

穂乃果「…」ギューーーーーーーーーーギューーーーーーーーーー

にこ「…////」

凛「お?穂乃果ちゃんも、にこちゃんを抱き始めたっ!!」

凛「凛も負けてられないにゃ~~~」ギューーーーーーーーーーギューーーーーーーーーー


517: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:49:21.70 ID:x1YbIZGe0

にこ「だあーーーーー////////////////」

にこ「後ろはなんか背中が全体的にあついっ!!////前はなんか、おもに顔のあたりがやわらかくてあっついっ!!!///」

にこ「あんたたちいい加減に…「え~っと…私もにこちゃんを抱きしめた方がいいのかな?」…っ!?」

にこ「いやっ!!花陽、あんたまで変なこと言い始めないで、にこを助けてよっ!?」ガーン

にこ「あんただけが頼りなのよ~~~~~~~~~~~~~~~~」ワタワタ

にこ「だあーーーーーあっついっ!そして、若干いきぐるしいっ!!!//////////」ジタバタ

花陽「わわわわわわ、待っててね!いま助けるからっ!!!!」


518: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:49:53.34 ID:x1YbIZGe0

花陽「ほらっ!!凛ちゃんっ!!!にこちゃんが困ってるから、もうやめてあげてっ!!!」

凛「ん?かよちんがそういうなら離れるにゃ」スッ

にこ「凛、あんた…にこがあんなに離せって言ってたのに…」

凛「まあ、にこちゃんだからにゃ~~~」

にこ「ちょっとっ!?どういう意味よっ!?」クワッ


519: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:50:56.29 ID:x1YbIZGe0

にこ「はあ~~~~~ほらっ、穂乃果もいい加減離れなさい?」

穂乃果「…ん」

穂乃果「…」ギューーーーーーーーーーーー

にこ「ちょっ!?///なんでそこで背中にまで腕を回して、いっそう強く抱きしめるのよっ!?////////」ガーン

穂乃果「はっ!?いや~…///なんとなく?////」ギューーーー

にこ「なんとなくで強く抱きしめるんじゃないわよっ!?」ガーン

にこ「いいから、離しなさいってのっ!!///」グイグイ

穂乃果「いや~ごめんごめん///」スッ


520: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:51:59.84 ID:x1YbIZGe0

にこ「で、花陽と凛はいまライブの帰り?」

花陽「そうだよ~」

凛「すっごく楽しんできたにゃっ!!」

花陽「にこちゃん達は?」

にこ「んと、穂乃果と一緒に遊んでて、その帰りよ~」

凛「お~~~、凛たちとおでかけの帰りでおそろいだねっ!!」

にこ「そうね~」


521: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:52:34.19 ID:x1YbIZGe0

にこ「あ、凛と花陽たちは晩御飯はどうしたの?」

花陽「えっと、まだ食べてないけど?」

にこ「ん、それなら~「穂乃果たちと一緒に食べないっ!?」…穂乃果?」

凛「お~~~穂乃果ちゃんとにこちゃんと一緒にごはんっ!!」

凛「かよちんっ!!ご一緒させてもらおっ!!」

花陽「うん!そうだねっ!!」

穂乃果「それじゃ、決まりだねっ!!」

りんぱな「「うんっ!(はいっ!)」」


522: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:53:14.12 ID:x1YbIZGe0

にこ「それじゃ、ちょっと先にあるファミレスに行く予定だったから、そこでいいわよね?」

凛「あっ!!それなら、凛が先にいって4人分の席とってくるよっ!!」ダッシュ

花陽「ああっ!!凛ちゃんまってよ~~~~~~~」ダッシュ

にこ「…あのふたりライブ帰りなのに元気ね…」

穂乃果「あははは、そうだね~」


523: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:54:01.92 ID:x1YbIZGe0

にこ「しかし、穂乃果ってば、さっきは急に会話に入ってきたわね?」

穂乃果「いや~なんか穂乃果のことを置き去りにして会話が進んでたみたいだったから、つい…」

にこ「へ?いや、そんなつもりは全然なかったんだけど?」

穂乃果「いや~でもにこちゃん、すごい自然な感じで凛ちゃんと花陽ちゃんと話してたから…」

にこ「あ~、まああの二人とは"にこりんぱな"で活動とかしてるしね~」

穂乃果「あ~、なるほど~…」

にこ「そういうことよ~」


524: ◆eHJTv53N/w 2015/04/08(水) 00:55:13.77 ID:x1YbIZGe0


穂乃果(む~~~~…)

穂乃果(とはいえ、穂乃果を置き去りにして、凛ちゃんと花陽ちゃんと仲良くしゃべってるにこちゃんを見てるとこう…)チクッ

穂乃果(はっ!?いやいや、にこちゃんはそんなつもりないって言ってたしっ!!)

穂乃果(凛ちゃんも花陽ちゃんも大事なμ'sの仲間だしっ!!どうして穂乃果ってばこんな…)ムーー

穂乃果(いやいやっ!!こんなことうじうじ考えてたらだめだってっ!!!)アセアセ

穂乃果(穂乃果、ファイトだよっ!!!)



穂乃果「ほらっ!!にこちゃんっ!!穂乃果たちもいこっ!!」ダッシュ

にこ「なっ!?あんたまでダッシュしはじめるんじゃないわよっ!!!」ガーン


530: ◆eHJTv53N/w 2015/04/09(木) 01:09:45.92 ID:GR5rCoLm0
--土曜 夜 ファミレス入り口--

にこ「まったく~…すぐそこだったんだから、走る必要もなかったでしょうに…」

穂乃果「いや~凛ちゃんには負けてられないと思って~」エヘヘ

にこ「…変な対抗心燃やすんじゃないわよ…ったく~」

店員「いらっしゃいませ~2名様ですか?」

にこ「え~っと、4名なんですけど先に2名…「にこちゃーーーーんっ!」…」

凛「にこちゃーーーーんっ!!こっちだよーーーーー!こっちーーーーー!!」

店員「…あちらのお連れ様の2名様ですね?」

にこ「あ~…はい…なんかすいません…」

店員「いえいえ~、それではお席の方まで案内しますね~」

531: ◆eHJTv53N/w 2015/04/09(木) 01:11:00.18 ID:GR5rCoLm0
--土曜 夜 ファミレス座席--

にこ「まったく…にこ達を呼んでくれるはいいんだけど、他のお客さんとかいるんだから、もうちょっと考えなさいっての…」

凛「いや~ついつい~」エヘヘ

にこ「ふう~しょうがないわね~…」

にこ「あ、花陽~荷物そっちにおいてくれる?」

花陽「うんっ!!」イソイソ

穂乃果「あ…」

穂乃果(凛ちゃんと花陽ちゃんが2人で窓際に座ってるから、にこちゃんの隣に座れない…)シュン

にこ「ん?穂乃果?座らないの?」

凛「穂乃果ちゃん!凛の隣に座るにゃ~」

穂乃果「え?あ、うん!!じゃあ、凛ちゃんの隣にお邪魔するよっ!!」

凛「いえいえ、おかまいなくにゃ~」


532: ◆eHJTv53N/w 2015/04/09(木) 01:11:42.15 ID:GR5rCoLm0

店員「メニューの方、こちらになりま~す」

店員「お決まりになりましたら、そちらのボタンにてお呼びくださ~い」


ほのにこりんぱな「「「「は~い」」」」


穂乃果「ん~~~なににしよっかな~♪」

凛「あっ!!凛にもメニュー見せてほしいにゃ~」

花陽「はい、凛ちゃん、このメニュー見ていいよ」

凛「えっ!?かよちんもう決まったの?」

花陽「うん、いつものにするから」

凛「そういうことなら、見せてもらうねっ!!」

穂乃果「はっ!?なんか穂乃果が先にメニュー見始めちゃったけど!!にこちゃんも見る?」

にこ「あ~、そのまま見ててもいいわよ~私もいつものにするから」

穂乃果「そっか~、じゃあそのまま見させてもらうね!!」


533: ◆eHJTv53N/w 2015/04/09(木) 01:12:52.42 ID:GR5rCoLm0

穂乃果「うん!穂乃果はイタリアンハンバーグとパンにするっ!!」

凛「ん~ラーメンないし、凛も穂乃果ちゃんと一緒のでいいかな~…ごはんで!!」

にこ「ん、決まったみたいね~花陽~」

花陽「うん!」ピンポーン


ほのりん「「あーーーーーーーーーっ!!!!」」


花陽「ピャア!?」ビクッ

にこ「…急に大声出してどうしたのよ?…」

凛「凛が押そうと思ったのにっ!!!!!!!!」

穂乃果「穂乃果が押したかったのにっ!!!!!!!!!!!」

にこ「だあーーーーーそんなことで騒ぐんじゃないわよっ!!小学生かっ!!!」


534: ◆eHJTv53N/w 2015/04/09(木) 01:14:46.69 ID:GR5rCoLm0

店員「おまたせしました~」

にこ「ほら、穂乃果達からでいいわよ~」

穂乃果「えっと、じゃあ、イタリアンハンバーグを~「2つっ!!」…おおっ!!そうだった!!」

にこ「いや…あんたそんくらいまとめて頼んであげなさいよ…」

穂乃果「いや~自分のメニューを注文するのに集中しちゃって~」エヘヘ

穂乃果「っていうことで、イタリアンハンバーグ2つとパンと~」

凛「ごはんをおねがいしまっす!!!」

店員「はい、イタリアンハンバーグふたつに、パンとライスをおひとつずつ~」

凛「じゃあ、つぎはかよちんっ!!」

花陽「あ、えーと…」

にこ「ミラノ風ドリア2つと小エビのサラダ1つ、それとドリンクバーを~」チラッ

穂乃果「あっ!穂乃果もドリンクバーっ!!」

凛「あっ!凛も欲しいなっ!!」

にこ「ドリンクバー4人分、以上で」

店員「かしこまりました~」

535: ◆eHJTv53N/w 2015/04/09(木) 01:15:37.59 ID:GR5rCoLm0

凛「あれ?かよちん頼んでなくないかにゃ?」

にこ「ん?にこが一緒に花陽の分まで頼んどいたわよ?」


ほのりん「「えっ!?」」


凛「そうなのっ!?かよちんっ!?」

花陽「えっ!?そ、そうだけど?あ、いつも注文ありがとね、にこちゃん」

にこ「べつにこのくらい、いいわよ~」

穂乃果「え?え?なんで、にこちゃんが花陽ちゃんの頼みたいメニューまでわかったの?」

にこ「え?にこも花陽も"いつもの"って言ったでしょ?」

凛「なんで、"いつもの"だけで通じてるのっ!?」

にこ「へ?いつも食べてるからだけど?」


ほのりん「「ちょっ!!なんでいつも食べてるのっ!?」」クワッ


にこ「えっ!?えっ!?なんでそんなくいついてくるのよっ!?」アワアワ


536: ◆eHJTv53N/w 2015/04/09(木) 01:16:48.71 ID:GR5rCoLm0

花陽「えっと、それは…////」


ほのりん「「えっ!?」」


にこ「ちょっ!?花陽もなんで照れてるのよっ!?」ガーン

にこ「だあ~~~~、花陽と2人でライブ行った時とかの帰りに寄ってるだけよっ!!」

凛「えーーーー、なんでかよちんとにこちゃんだけ遊びに行ってるのっ?!」

穂乃果「そうだよっ!!ふたりだけでずるいよっ!!!」

にこ「いや、だって…あんた達2人は、にこと花陽ほどアイドル好きってわけじゃないでしょーが…」


ほのりん「「あ………」」


花陽「そうなの…それに相当アイドル好きじゃないとわからないようなマイナーなアイドルとかのライブも行くから…」

にこ「そうなのよ…興味ない人がいっても退屈なだけよ?」

花陽「だから、決してみんなを仲間外れにしてるわけじゃ…」

にこ「そーいうことよ~」

ほのりん「「む~………」」


537: ◆eHJTv53N/w 2015/04/09(木) 01:17:46.30 ID:GR5rCoLm0

にこ「っていうか、そんなことでにこたちに絡んでないで、あんた達2人でドリンクバー行ってきなさいよ」

凛「えっ!?みんなで一緒にいけばいいじゃんっ!!」

にこ「万が一のことを考えて、誰かが荷物を見てたりしないといけないでしょーが…」

穂乃果「じゃ、じゃあ、穂乃果とにこちゃんでまず行こうよっ!?」

にこ「…通路側のにこと穂乃果が先に行ったら、後から行く窓側の凛と花陽が席を立ちづらくなるでしょーが…」

穂乃果「む~~~」

凛「うん!そういうことなら、凛たちがまずドリンクバーいこっ!!」

穂乃果「え?あ、うん!いこう!凛ちゃんっ!!!」

凛「うんっ!じゃあ、いってくるねっ!!にこちゃん、かよちん!」

穂乃果「いってきまーす!!」

にこ「はいはい、はしゃぎすぎて迷惑かけるんじゃないわよ~」

ほのりん「「わかってるってーーーっ!!!」」

にこ「ドリンクバー行くだけなのにやたら元気にいったわね…」

花陽「あははは…」

544: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 00:55:16.13 ID:JOFVNyBi0
-土曜 夜 ファミレスドリンクバー--

凛「ん~いろいろあって迷っちゃうにゃ~」

穂乃果「ふふ~ん♪穂乃果の1杯目は決まってるんだ~♪」

凛「穂乃果ちゃんは、なに飲むの~?」

凛「ん?メロンソーダ?1杯の量にしては少ないと思うけど?」

穂乃果「ふっふっふっふっ…凛ちゃん、これで終わりじゃないんだよ?」

凛「へ?終わりじゃない?」

穂乃果「とうっ!!!」

凛「ええっ!?コーラと混ぜちゃうのっ!?」ガーン


545: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 00:56:02.18 ID:JOFVNyBi0

凛「そ、その発想はなかったにゃ~…」

凛「凛、まぜるとしてもオレンジジュースと炭酸とか、オレンジジュースとホワイトウォーターみたいな組み合わせくらいだよ~…」

穂乃果「まだまだ甘いね!凛ちゃんっ!!」

穂乃果「そんな普通の組み合わせや、複数の茶葉でブレンドティーとかのレベルじゃあ、まだまだドリンクバー初心者だよっ!!」

凛「えーっ!?そうなのっ!?」ガーン

穂乃果「そうだよっ!!穂乃果みたいにいろんな組み合わせにチャレンジする中級者くらいにはならないと~」フフン

凛「え!?じゃあ、上級者は?」

穂乃果「上級者は、ガムシロップとかコーヒーミルクとかまで使って組み合わせ始めるんだよっ!!」

凛「そ…それはレベルが高そうだにゃ~…」

穂乃果「うん…雪穂は上級者なんだけど、穂乃果にはまだその領域ははやいみたいなの…」

凛「ん~、ドリンクバーも奥が深いにゃ~…」


546: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 00:56:29.05 ID:JOFVNyBi0

凛「よしっ!そういうことなら、凛もコーラとメロンソーダにチャレンジしてみるにゃっ!!」

穂乃果「おおっ!これで凛ちゃんも中級者に仲間入りだねっ!!!」

凛「いぇーーーーいっ!!」ハイタッチ

穂乃果「いぇーーーーいっ!!」ハイタッチ

凛「それじゃ、かよちんとにこちゃんを待たせるのも悪いしっ!!」

穂乃果「うんっ!!席にもどろっ!!」


547: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 00:57:33.98 ID:JOFVNyBi0
--土曜 夜 ファミレス座席--

にこ「そういえば、今日のライブは楽しんできたの?」

花陽「うん!それはもうめいっぱい楽しんできたよっ!!」

花陽「あっ!そうそう、にこちゃんに見てもらいたいグッズがあるんだけど~」ゴソゴソ

にこ「ん?どれどれ?」

花陽「みてくださいっ!!このイヤリングっ!!」グイッ

にこ「あっ!もしかしてこれ、PVで出てくるやつと同じデザインっ!!」

花陽「そうなのっ!!ライブ会場限定販売かつ数量限定だったから、つい買っちゃったっ!!」

にこ「へ~、このクオリティで限定品なら、たしかに買いね~」

花陽「さすがにこちゃんっ!!この価値がわかってくれるっ!!」パァッ

にこ「ふふん、このくらい当然よっ!!」


548: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:00:30.27 ID:JOFVNyBi0
--土曜 夜 ファミレス座席付近--

穂乃果「ん~、やっぱりドリンクバーといったら、この特製ドリンク開発だよねっ!!」

凛「ん~、凛はこんな組み合わせ初めてだけど…なんか、いろんなジュースが作れそうでおもしろそうにゃ!」

穂乃果「だよねっ!!」

穂乃果「同じジュースの組み合わせでも、混ぜる割合をかえるとまた味が変わるからねっ!!」

凛「おおっ!!ほんと奥が深いにゃ~」


それでねっ!!このイヤリングのすごいところはねっ!!


凛「ん?かよちんがすごくはしゃいでる?」

穂乃果「ん?なんか珍しいね~」


ほのりん「「え…………」」


549: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:01:37.48 ID:JOFVNyBi0
--土曜 夜 ファミレス座席--


花陽「ここの部分とかね~細部のところまでちゃんと丁寧に作ってあるんだよっ!!」ピトッ

にこ「へ~どれどれ~」ピトッ


ほのりん((2人でぴったりと肩を寄せ合って、イヤリングを見てる(にゃ)っ!?…))


穂乃果「えっ!?えっ!?なんか急にすっごく仲よさそうなんだけどっ!?」

凛「なんで、凛たちがドリンクバーにいってる間に二人でイチャイチャしはじめてるんだろう…」


花陽「ほらっ!!特にこの部分とかっ!!!」

にこ「あ、アップで映されるシーンで初めてわかる細部のデザインも忠実に再現されてるっ!?」

花陽「そうなのっ!!!」


ほのりん((しかも帰ってきたのに気付いてくれない(にゃ~)………))


550: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:03:16.46 ID:JOFVNyBi0

にこ「で、買ってきたからには、このイヤリングを花陽はつけてみたりするの?」

花陽「へっ!?いやいやいやいや、限定品を使うなんて恐れ多いよっ!!!」

にこ「あ~、すごくわかるけど…」

にこ「せっかくの可愛いデザインなんだし、花陽にぴったりだと思うわよ?」

花陽「ふぇっ!?////」

花陽「そ、そうかなっ!?…////////////」モジモジ

にこ「うん、似合うと思うわよっ!!このにこにーが保証してあげるわっ!!!」フンスッ

花陽「に、にこちゃんがそこまで言ってくれるなら…///」

花陽「ほ、保存用まで確保できたらつけてみよっかな?…/////」

にこ「あ~~~~、アイドルファンの鏡ね…」

花陽「えへへ~…///////」


ほのりん((な、なんかいちゃいちゃが悪化しはじめた(にゃ)っ!?))ガーン


551: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:04:15.41 ID:JOFVNyBi0

穂乃果「た、たっだいまっ!!!」

凛「り、凛たちはドリンクもってきたよっ!!!」


花陽「ピャア!?////」ビクッ

にこ「ん?あ~戻ってきたのね~」

にこ「じゃあ、次は、にこたちの番ね~」

にこ「花陽がイヤリングしまったら、行くわよ~?」

花陽「あ、待ってっ!!にこちゃん」

にこ「ちゃんと待ってるわよ~」

花陽「おまたせっ!!にこちゃんっ!!」

にこ「ん、じゃあいってくるわね~」


凛「な、なんか何事もなくドリンクバーにいったにゃ~…」

穂乃果「そ、そうだったね~…」

552: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:05:03.31 ID:JOFVNyBi0


穂乃果「む~~~~~、にこちゃん、花陽ちゃんと仲良さ過ぎだよ~………」

凛「ん~~~~、でも凛はちょっとわかるかも?」

穂乃果「えっ!?どういうこと凛ちゃんっ!?」

凛「っていっても、凛が勝手に考えついただけだけど…それでもいい?」

穂乃果「うんっ!!聞かせてっ!!」

凛「うん!それなら話してみるねっ!!」


553: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:05:46.68 ID:JOFVNyBi0

凛「えっと…自分が好きなものってお友達とかに話をきいてもらいたいよね?」

凛「凛の場合だと、ラーメンとかスポーツのお話とか聞いて欲しかったりすんだけど…」

穂乃果「お~、穂乃果もマンガとかパンとかお菓子とかのお話したいとおもうっ!!」

凛「そうだよね?それで、かよちんの場合は、アイドルが大好きでしょ?」

穂乃果「うん、花陽ちゃん、アイドルの話になるとすっごい元気になるもんねっ!?」

凛「そうそう、でも凛も真姫ちゃんもアイドルについては詳しくないから…」

穂乃果「あ~、穂乃果や海未ちゃんもそんなに詳しくないかな…」アハハ

穂乃果「ことりちゃんは穂乃果たちよりは詳しい感じだけど、花陽ちゃんほどじゃないかな?」

凛「うん、多分、希ちゃんと絵里ちゃんもそんな感じだと思うにゃ~…」

穂乃果「あ~、そうだろうね~」


554: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:06:51.80 ID:JOFVNyBi0

凛「でしょ?でも、にこちゃんだけは違うの!」

穂乃果「あっ!にこちゃんもすごいアイドル好きだねっ!!」

凛「うん!それに、かよちんもにこちゃんも、アイドルに詳しくない人には、そんなにアイドルについて細かく語らないでくれるから…」

穂乃果「あ~…穂乃果は、ついつい"知らないなら知ってほしいなっ!"って、海未ちゃんとことりちゃんに話しちゃうな~…」

凛「凛も、ついついかよちんやにこちゃん、それに真姫ちゃんにも話しちゃうんだけどね~…」

凛「だ、だからっ!かよちんにとっても、にこちゃんにとっても!!」

凛「お互いが遠慮なくアイドルのお話ができて、すっごい楽しいんだろうなぁっ~て、凛は思うの!」

穂乃果「む~~、なるほど…」


555: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:07:40.04 ID:JOFVNyBi0

穂乃果「あっ!!それならさっ!!」

凛「にゃ?」

穂乃果「凛ちゃんと穂乃果もアイドルについて詳しくなろうよっ!!!」

凛「えっ!?でも、アイドルについて詳しくなるなんて、凛、やり方わからないよ?」

穂乃果「うん!穂乃果もわからないよっ!!!」

凛「えぇっ!?それじゃダメだよっ!?」ガーン

穂乃果「アイドルについてわからないところは、にこちゃんと花陽ちゃんに聞こうよっ!!!」

凛「っ!?」


556: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:08:15.99 ID:JOFVNyBi0

穂乃果「そうすれば、穂乃果と凛ちゃんは、アイドルについて教わることで、にこちゃんと花陽ちゃんとよりなかよく!」

穂乃果「さらにアイドルに詳しくなって、にこちゃんと花陽ちゃんともアイドルトークができるようになって、さらになかよくっ!!」

凛「お、おお~~~~~っ!!」

穂乃果「さらにさらに、にこちゃんと花陽ちゃんにとってはアイドルトークができる相手が増えるという、いいことづくめだよっ!!!」

凛「おおっ!!すごいにゃっ!!!穂乃果ちゃんっ!!!」

穂乃果「だから、いっしょにアイドルの勉強がんばろっ!!」ガシッ

凛「うん!」ガシッ


557: ◆eHJTv53N/w 2015/04/10(金) 01:09:16.31 ID:JOFVNyBi0



花陽「え、えっと…ただいま~…」

にこ「…あんたたち…にこ達がもどったら、がっつり握手してるとか…仲いいのね…」


ほのりん((はっ!?ちょっ!?いやっ!!))


ほのりん「「にこちゃんと花陽ちゃんには負けるよ(にゃ)っ!!!」」


にこ「へ?」

花陽「ふぇ?///」


564: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:33:52.04 ID:je6uze+40

にこ「まったく~、いったい何を根拠にそんなこというのよ?」

ほのりん「「えっ!?」」

凛「いやいや、さっき、すごっく肩を寄せ合って話してたにゃっ!!」

にこ「いや、イヤリングなんて小さいんだから、2人で一緒に見るなら、あのくらい近寄らないと見えないっての…」

穂乃果「ほらっ!2人ともお茶とか!お揃いの飲み物持ってきてるじゃんっ!!」

にこ「ん?これは違うわよ?」

ほのりん「「え?」」


565: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:34:51.80 ID:je6uze+40

にこ「にこはダージリンで~」

花陽「私はカモミールだよ?」

にこ「っていうか、それをいうなら、あんたたちもお揃いに見えるけど?」

ほのりん「「はっ!?」」

穂乃果「ちっちちちち違うよっ!!にこちゃんっ!!!」

穂乃果「穂乃果がコーラ:6、メロンソーダ:4で、凛ちゃんは、コーラ:5、メロンソーダ:5だよっ!!!」

にこ「そんなとこまでわからないわよ…」


566: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:35:30.17 ID:je6uze+40

にこ「って、コーラにしては色が変だと思ったら、あんた達そんなことしてたのね…」

穂乃果「え~~~、むしろにこちゃんは、私たちの仲間だと思ったのに~」

凛「そうにゃ、そうにゃ~」

凛「にこちゃんはマズいと予想がついていてもペ○シの新作にチャレンジしつづけて~」

凛「毎回いつも"やっぱり買わなきゃよかった…"とか思ってそうにゃ!!」

穂乃果「だよね!でも買っちゃうんだよねっ!!」

凛「うんうん!」

穂乃果「そしてにこちゃんは、こう…」

穂乃果「"私はコーラを飲みたいっていたのに、なんで赤いの買ってくるの?コーラと言ったらゼロが普通なんですけどー?"とか言ってそうだよね!」

凛「あ~、言ってそうだにゃ~」

にこ「あんたたち、にこのことをなんだと思ってるのよっ!?」ガーン


567: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:36:00.83 ID:je6uze+40

にこ「ドリンクバーで飲み物まぜるとか…」

にこ「にこの家でも虎太郎くらいしかやらないわよ…」

ほのりん「「えっ!?」」

にこ「しかも、虎太郎ってば、ガムシロップとコーヒーのミルクまで組み合わせはじめるし…」

ほのりん「「っ!?上級者だ(にゃ)っっっっっ!?」」

にこ「へ?」

にこ「あ~…まあ…なんの上級者かはわからないのはこの際、置いといて…」

ほのりん「「おいてかれたっ!?」」ガーン

にこ「花陽とファミレス来るときは、ドリンクバーに行っても飲み物かぶることないわよ?」

ほのりん「「えっ!?」」


568: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:38:05.54 ID:je6uze+40

花陽「ほら、お茶がたくさん置いてるドリンクバーがあるファミレスもあるでしょ?」

凛「あっ、作ろうと思えば、ブレンドティーとか作れるとこだよねっ!?」

にこ「そうよ~」

にこ「多いとこだと20種類近く置いてたりするんだけど…」

にこ「できれば全種類を飲んでみたいけど、さすがに20杯とかはムリじゃない?」

穂乃果「あ~、そうだね~」

花陽「だから、にこちゃんと手分けして、別々のお茶を飲んでるんだよ?」

にこ「そうすれば、半分飲んで交換とかすれば、2人で5杯も飲めば、10種類も飲めるでしょ?」

凛「お~~~~~、すごいにゃっ!!!!」

花陽「いろんな種類のお茶が飲めて楽しいんだよ?」ニコニコ

にこ「そういうこと!だから、お揃いのドリンクなんて飲む機会はないのよね~」

穂乃果「そっか~」

ほのりん「「っ!?」」

ほのりん「「って、それ、お揃いのドリンク持ってくるよりも、仲良しじゃんっ!?」」クワッ

にこ「いや、あんた達がお揃いのドリンクで仲がいいとか言いはじめたんでしょーが…」

花陽「…//////」

569: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:39:13.49 ID:je6uze+40

穂乃果「それならっ!いますぐこのジュースを飲み干して、穂乃果もお茶とってくるっ!!!」

凛「あっ!!それなら、凛もっ!!!」

にこ「いや…ここのファミレスはそんなにお茶の種類ないから、普通におかわりしてれば全制覇出来ちゃうわよ?」

花陽「だから、特に交換する予定はないよ?」

ほのりん「「えっ!?」」ガーン

穂乃果「じゃ、じゃあ、このドリンクと交換しようよっ!!」

にこ「いらないわよっ!!!」

穂乃果「そんなっ!?」ガーン

凛「そ、それじゃあ、かよちんっ!!凛のと交換をっ!!」

花陽「わ、わたしもいらないかな~…」アハハハ

凛「そんなっ!?」ガーン


570: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:39:48.19 ID:je6uze+40

穂乃果「む~~~~~、じゃあ、今度はお茶がいっぱいあるファミレスいこうねっ!?」

凛「凛もだよっ!!!」

にこ「あ~、はいはい…次の機会にね~」

花陽「あはははは…」

花陽「あっ!?」

にこ「ん?どうしたのよ?花陽?」

花陽「次の機会と言えばねっ!!ほらっ、凛ちゃんっ!!」

凛「ん?ああっ!!そうだったねっ!!かよちんっ!!」

穂乃果「え?なになに?」


571: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:40:32.18 ID:je6uze+40

花陽「今度このアイドルのライブがある時は、にこちゃんも一緒に行こうねっ!!」

凛「そういう話をかよちんと帰りながら話してたのっ!!」

にこ「ん、別にいいわよ~」

にこ「むしろどんと来いよっ!!」フンスッ

穂乃果「っ?!」

穂乃果「ほ、穂乃果も一緒に行きたいっ!!!」チラッ

凛「っ?!」ハッ

凛「も、もちろん穂乃果ちゃんも一緒だよっ!!!」

花陽「うんっ!穂乃果ちゃんも来てくれるなら大歓迎だよ~」


572: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:42:16.57 ID:je6uze+40

にこ「でもそのアイドルって、チケットの競争率高いんじゃないの?」

りんぱな「あ…」

穂乃果「えっ!?じゃ、じゃあ穂乃果いけないの?…」シュン

にこ「その可能性が高いってだけで、絶対に行けないってわけじゃないけど~」

にこ「穂乃果や凛がいいなら、別のアイドルのライブを4人で行けばいいじゃないの?」

ほのりんぱな「「「っ!!」」」

凛「そうっ!ちょうど穂乃果ちゃんと、凛たちもアイドルに詳しくなりたいって話をしてたの!!!」

穂乃果「うんっ!!だから、別のライブでも大歓迎だよっ!!4人でいこっ!!!」

花陽「わぁっ!凛ちゃんと穂乃果ちゃん含めて4人で行くのも楽しそうかもっ!!」

にこ「そうね~、にこも2人がアイドルに興味をもってくれたようで、ちょっとうれしいわね…」

穂乃果「おおっ!作戦大成功みだいね」ヒソヒソ

凛「やったねっ!!」ヒソヒソ

ほのりん「…」グッ


573: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:43:11.05 ID:je6uze+40

花陽「じゃ、じゃあさっそく4人で行けそうなライブを調べてみるねっ!!」

花陽「えっとえっと~って、あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!」


ほのにこりん「「「っ!?」」」ビクッ


にこ「どうしたのよ?花陽っ!?」


花陽「え、え~っとね…」

花陽「ライブのために携帯の電源切ってたのをすっかり忘れちゃってて…」アハハハ


ほのにこりん「「「あ~~~~…………」」」


凛「凛もだにゃ~…」

穂乃果「穂乃果たちもそうだね…」

にこ「なにか忘れてると思ってたら、これだったのね…」ガーン

574: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:44:13.06 ID:je6uze+40

花陽「あ、ことりちゃんからメールきてる!」

凛「あ、凛もだにゃ~」

穂乃果「へ?ことりちゃんから?」

穂乃果「よ~し、穂乃果も確認…って、のわああああああああああああああああああああああああああっ!?」


にこりんぱな「「「っ!?」」」ビクッ


にこ「どうしたのよ?穂乃果っ!?」


穂乃果「え、え~っとね…」

穂乃果「ものすごい量のメールが海未ちゃんからきてて、ビックリしちゃって…」

穂乃果「しかも、なんかすっごい夕方に集中してきてる…」


にこ「ん…にこの方もなんかちょくちょくことりから連絡きてるわね…」

にこ「…こっちも、ちょっと夕方に多めに来てるわね…」


575: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:44:52.64 ID:je6uze+40

にこ「それじゃ、ちょっとことりに電話かけてくるから外いってくるわね?」

花陽「いってらっしゃ~い」

穂乃果「えっ!?ここで電話しちゃってもよくない?」

凛「うん、凛もわざわざ外出る必要はないと思うけど?」

にこ「はあ~、マナーの問題よ~」

にこ「禁止はされてないけど、通話はご遠慮くださいって書いてあるでしょーが…」

穂乃果「え?遠慮なら別に…」

にこ「はあ~、そうね…」キョロキョロ

にこ「穂乃果、凛、そことあそことあのあたり見てみなさい…」

ほのりん「「どれどれ」」キョロキョロ


576: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:47:05.79 ID:je6uze+40

--土曜 夜 ファミレス(そこ)--

電話してる女子高生「なにそれ~~~~!」

電話してる女子高生「マジうけるんですけど~wwww」ゲラゲラ

電話してる女子高生「マジでいってんの?それwwwww」ゲラゲラ


ほのりん「「…」」


--土曜 夜 ファミレス(あそこ)--

電話してるサラリーマン風男性「はあっ!?デザインを元に戻してほしいですってっ!?」イラッ

電話してるサラリーマン風男性「作り始めて半分くらいの時に、御社の方からどうしてもデザイン変更してほしいって頼んできたから変えたんじゃないですかっ!!」イラッ

電話してるサラリーマン風男性「それをリリース間近になってから、また戻してくれってどういう神経してるんですかっ!?」イラッ

電話してるサラリーマン風男性「しかも〆切は伸びないとかふざけたこといわないでくださいっ!!!!!!」イラッ


ほのりん「「……」」


--土曜 夜 ファミレス(あのあたり)--

電話してる頭にバンダナを巻いた男性「いや、マジ意味が分からねーんだよっ!」イヤマジデ

電話してる頭にバンダナを巻いた男性「10連ガチャを10回まわしても1枚もUR出ないとかなんだよっ!それっ!!!」イヤマジデ

電話してる頭にバンダナを巻いた男性「SR以上確定とか書いてあって、SRしか出ないんだけどっ!!!!!!」イヤマジデ

電話してる頭にバンダナを巻いた男性「クソ運営がっ!!!」イヤマジデ


ほのりん「「………………」」


577: ◆eHJTv53N/w 2015/04/11(土) 01:47:53.05 ID:je6uze+40
--土曜 夜 ファミレス座席--

にこ「アレを見て、どう思った?」

凛「…ドン引きだにゃ…」

にこ「アレを見て、まだ店内で電話しようと思う?」

穂乃果「…ううん、それはちょっと…」

にこ「はあ~…ああいうヤツらがいるから、こういうところでの電話がマナー違反みたいなレッテル貼られちゃうのよ…」

にこ「穂乃果も海未に電話するんでしょ?一緒に外行くわよ~」

穂乃果「あ、うんっ!!」

にこ「凛と花陽の分もことりについでに話してくるわね~」

花陽「あ、おねがいっ!」

凛「あ、ありがとにゃ~、にこちゃん!」


585: ◆eHJTv53N/w 2015/04/12(日) 01:42:12.13 ID:u7CNmGA30
--土曜 夜 ファミレス(入り口付近)--

にこ「まあ、このあたりでいいかしらね?」

穂乃果「はーい」

にこ「それじゃ、お互いとっとと電話すませちゃいましょ」

穂乃果「うん!じゃあ、海未ちゃんに電話かけるね~」


586: ◆eHJTv53N/w 2015/04/12(日) 01:45:53.88 ID:u7CNmGA30
--土曜 夜 園田家親戚宅大広間--

海未「このお刺身…新鮮でおいしいです♪」モグモグ

ファイ♪

海未「っ?!」ゴクッ

海未「穂乃果ですかっ!?」ヒソヒソ

穂乃果『う、海未ちゃん出るの早いね…』

海未「ちょっと待っててくださいっ!!」ヒソヒソ


海未「お母様、お食事中ですが少々席を外させてもらいます…」

海未母「早く戻るのですよ?」

海未「はい、それでは失礼します…」


海未「穂乃果っ!!いまちょっと場所を変えているので、少し待っててもらえますか?」

穂乃果『うん、でも焦らなくても大丈夫だよ?』

海未「焦りますよっ!!!!」

穂乃果『そ、そう…』アハハ


587: ◆eHJTv53N/w 2015/04/12(日) 01:48:50.11 ID:u7CNmGA30
--土曜 夜 園田家親戚宅廊下--

海未「ふう~移動が終わったので、もう普通に話も問題ないですね…」

穂乃果『それで、海未ちゃん、なんかすごい連絡入ってたけどなんのよう?』

海未「"なんのよう?"じゃないですっ!!」

穂乃果『えっ!?』

穂乃果『…海未ちゃん…そんなに穂乃果のマネ似てないよ?』

海未「穂乃果っ!!!!////」カァッ

穂乃果『わーーーごめんねっ!海未ちゃんっ!!』


588: ◆eHJTv53N/w 2015/04/12(日) 01:50:11.48 ID:u7CNmGA30

海未「ハッ!?…別に大丈夫です…コホン…」

海未「それはそれとしてっ!私のメールを読んでないんですかっ!?」

穂乃果『え…えっと…あの量のメールを読むのはちょっと…』

海未「何言ってるんですかっ!!私が送ったメールなんて大した量では…」

海未「…」

海未「…まあ、それはいいのです!なんで連絡が取れなかったんですかっ!?」

穂乃果『あ、海未ちゃん誤魔化した~』

海未「な・ん・で、連絡が取れなかったんですかっ!?」

穂乃果『うわーんっ!海未ちゃんが誤魔化すうえにこわいっ!?』ガーン

海未「ふざけてないで、ちゃんと答えてくださいっ!!」クワッ

穂乃果『ご、ごめんっ!!』アセアセ


589: ◆eHJTv53N/w 2015/04/12(日) 01:51:42.90 ID:u7CNmGA30

穂乃果『え、えっとね…お出かけ中に電源を切ったんだけど、そのまま忘れちゃってて…』

海未「ほっ、そうだったのですね…」

海未「連絡がとれなくて心配したのですよ?」

穂乃果『いや~ついうっかり~』エヘヘ

穂乃果『心配かけちゃってごめんね?』

海未「いえいえ、穂乃果が無事ならそれでいいのです」

穂乃果『ありがと!それじゃあ、きる「させませんっ!!」…っ!?』

海未「用事はそれだけではないんですっ!!!」

穂乃果『え~~~』

594: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 00:56:33.89 ID:nuwJPbmA0

海未「そもそも、今は誰となにをしてるんですっ!?」

穂乃果『へ?にこちゃんと凛ちゃんと花陽ちゃんとご飯たべてるよ?』

海未「えっ!?真姫はいないのですか?」

穂乃果『ん?真姫ちゃんは風邪ひいちゃって来れてないよ?』

海未「そうなのですか…」


海未(むむむ…まさか真姫がいないとは…読み間違えましたか?)

海未(ふむ、しかし、真姫がいなかったとなると…)

海未(そして、ライブに行ってたはずの凛と花陽と一緒にいるということは…)

595: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 00:57:47.09 ID:nuwJPbmA0

海未「そういえば、凛と花陽と一緒にいるということは、穂乃果もライブに行ってきたのですか?」

穂乃果『え?行ってないよ?』

海未「えっ!?じゃあなんで、にこと凛と花陽と一緒にいるんです?」

穂乃果『ん?お出掛けの帰りに合流したんだよ~』

海未「そうなのですか?」

穂乃果『うん、そうだよ~』

海未(凛と花陽に…それとにこもあとで合流?…)

海未(それならいったい…穂乃果は凛たちと合流前には何を?…)


596: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 00:58:26.41 ID:nuwJPbmA0

海未「それなら、合流前は何をしていたんです?」

穂乃果『ん?動物園に行ってたんだよ~』

海未「えっ!?なんでまた動物園なんかに?」

穂乃果『んと、真姫ちゃんに誘われたからだよっ!』

海未「え?真姫は風邪でこれなかったんですよね?」

穂乃果『うん、そうだけど?』

海未「そうですか…」


597: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 00:58:56.45 ID:nuwJPbmA0

海未(えっ!?どういうことなのですっ!?)

海未(真姫に誘われたから動物園にいったのに…)

海未(真姫は風邪でこれない…)

海未(っ!?もしやっ!?)


598: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 01:03:47.91 ID:nuwJPbmA0

海未「穂乃果…」

穂乃果『え?急に改まっちゃってどうしたの?海未ちゃん?』

海未「あなた…いくらさみしかったからとはいえ、ひとりで動物園なんて…」

穂乃果『えっ!?ちょっと!なんで海未ちゃん、そんなこというのっ!?』

海未「え、いや…そうだと思ったのですけど?」

穂乃果『いくら穂乃果でも、さみしいからってひとりで動物園にはいかないよっ!?』

海未「そ、そうですか…」

穂乃果『それに、それだと一人で動物園いってる人は、みんなさみしいってことになっちゃうよっ!?』

海未「はっ!?す、すいません!そんなつもりでは…」


599: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 01:07:53.15 ID:nuwJPbmA0


海未(えっ!?えっ!?どういうことですかっ!?)

海未(こういう時こそ、落ち着くんです、園田海未……こういう時こそ、深呼吸ですっ!!)

海未(…)スー

海未(…)ハー

海未(っ!?そうですっ!!午前中の電話で雪穂が穂乃果は友達と出かけたと…)

海未(そうなると…穂乃果はμ'sメンバーの誰かと…)

海未(ふむ、メンバー全員の行動の情報を振り返ってみると…)

海未(はっ!?さきほどの私の質問の仕方が原因で、見失ってしまってたのですねっ!?)

海未(つまり、穂乃果と一緒に動物園に出掛けたμ'sメンバーは…)


600: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 01:09:02.39 ID:nuwJPbmA0

海未「すいません、ちょっとした冗談だったんです…」

穂乃果『ぶー…それはおもしろくない冗談だよ~』

海未「だからあやまったじゃないですか…」

海未「それよりっ!穂乃果は今日、にこと動物園に出掛けたのですね?」

穂乃果『えっ!?海未ちゃんに言ってないのにどうしてわかっちゃったのっ!?』

海未「ふふっ、ただのカンですよ?」

穂乃果『お~~、カンでわかっちゃうなんて!さすが海未ちゃんっ!すごいやっ!』

海未「ふふふっ、たまたま当たっただけですって」


601: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 01:09:59.79 ID:nuwJPbmA0

海未(さすが私の名推理ですっ!!)

海未(穂乃果ひとりで出掛けたにしては、あんなに嫌な予感を感じるのはおかしいと思ったんです!)

海未(特に、昼前と夕方あたりの2回は…)

海未(しかし、にこと穂乃果なら間違いは起きないと思うのですが…)

海未(ふむ、ついでに本人に確認しておきましょう…)


602: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 01:10:32.81 ID:nuwJPbmA0

海未「それでですね、穂乃果」

穂乃果『ん?なになに?』

海未「さきほどちょっとカンの話をしたと思いますけど」

穂乃果『あ、うん、すごかったねっ!』

海未「実は私…友達とかが危険な目にあったり、困ってたりする時にも嫌な予感を感じることができるんですよ」

穂乃果『おおっ!!なんかすごいねっ!?』

海未「それでですね、実は今日、その嫌な予感を何回も感じてしまってですね…」

海未「しかもその中に穂乃果から感じたと思われる予感が含まれてたのですよ…」


603: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 01:11:22.37 ID:nuwJPbmA0

穂乃果『えっ!?穂乃果は、今日一日幸せだったけどっ!?』

海未「もしかしたら、穂乃果が気づいてないだけの可能性もあるかもしれませんっ!!」

穂乃果『そうなのっ!?』

海未「私の勘違いの可能性もあるので、確認させてもらっていいですか?」

穂乃果『そ、そういうことならわかったよっ!!』

海未「ありがとうございます!」

海未「それでは、これから私が嫌な予感を感じた大体の時間を言うので、その時間帯に何をしてたかを詳細に教えてくれますか?」

穂乃果『う、うん…わかった!!!』


604: ◆eHJTv53N/w 2015/04/13(月) 01:12:20.78 ID:nuwJPbmA0

海未(よしっ!これで穂乃果の状況確認ができますっ!!)

海未(まあ、私が嫌な予感を感じるのは、主に穂乃果に何かが起きた時だけですけど…)

海未(穂乃果への説明自体にうそはないので、問題ないですねっ!!!)

海未(ん~、それにしても、にこと出掛けただけなら大丈夫だとは思うんですけどね…)

海未(でも少しでも可能性があるなら真実を確かめるべきですっ!!)

海未(ザッと数えるだけでも10回近くあった悪寒の正体…確かめさせてもらいますよっ!!!)


608: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:08:53.39 ID:DOq8bSkI0

海未「それではお昼前くらいのこの時間、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『んと、海未ちゃんが嫌な予感を感じちゃいそうな出来事を思い出せばいいんだよね?』

海未「ええ、それでお願いします」

穂乃果『えっと…その時間だとだいたいお昼ご飯を食べ終わったくらいだったから…あ/////』

海未「ん?どうしました?」

穂乃果『いや…////ちょっと事故が…///』

海未「事故っ!?大丈夫だったんですかっ!?怪我をしてませんかっ!?」

穂乃果『だ、だいじょうぶだよっ!ちょっと顔をぶつけちゃったけど…』

海未「顔をぶつけただなんて、一大事じゃないですかっ!?」

穂乃果『いや、だから大丈夫だったって!!それよりも…/////』


609: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:09:29.19 ID:DOq8bSkI0

海未「それより?なんですか?」

穂乃果『いやっ!?なんでもないのっ!!その事故のことで嫌な予感を感じちゃったんっじゃないかなっ!?』

海未「ふむ…事故でいやな予感ですか…」

穂乃果『うん!その時間はそんな感じだったよっ!!』


海未("それよりも"という発言は気になりますが、事故があったことに偽りはなさそうですし…)

海未(ん?事故?)


610: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:10:14.29 ID:DOq8bSkI0

海未「そもそも事故が起きてしまった原因はなんなのですか?」

穂乃果『へっ!?///』

海未「いや、だから原因です!」

穂乃果『え、えっと…///』

海未「ん、どうしたんですか?穂乃果?」

穂乃果『い、言わなきゃダメ?///』

海未「言ってくれないと私も判断ができませんよ?」


611: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:10:52.13 ID:DOq8bSkI0

穂乃果『…えっとね…その…』

海未「その…なんです?」

穂乃果『…穂乃果がにこちゃんを襲ちゃったから…』

海未「なんですってっっっ!?なんで、そこで私を襲わなかったんですっ!!!!!!!!」クワッ

穂乃果『うわーーーー、海未ちゃん怒らないでよーーーっ!!』


穂乃果『…って、へ?…海未ちゃんを…襲う?』

海未「そんなこと私は言ってませんけど?」

穂乃果『え?でも…「そんなこと私は言ってませんけど?」…』

穂乃果『…』

穂乃果『あははは…穂乃果の聞き間違いだったみたい…』

海未「まったく…穂乃果はおっちょこちょいなんですから~」

穂乃果『…あれ?…なんで穂乃果怒られてるのっ!?』ガーン


612: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:11:33.60 ID:DOq8bSkI0

海未「それはともかく、どうしてにこを襲ったりなんてしたんですか?動機はなんなのです?」

穂乃果『えっと…その…美味しそうだったからつい…///』

海未「っ!?美味しそうってどういうことですかっ!?」クワッ

海未「そんなに、にこが美味しそうだったんですかっ!?にこよりはきっと私の方が美味しいですよっ!?」

穂乃果『へっ!?/////////いやいやいや///美味しそうなのはにこちゃん特製プリンのことだよっ!?////』

穂乃果『それは…///たしかにそういわれると、にこちゃん美味しそうかもしれないけど…/////』ゴニョゴニョ


613: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:12:14.18 ID:DOq8bSkI0

海未「ん?いまなんといったのですかっ?」ガタッ

穂乃果『ふぇ!?/////…いや、海未ちゃんは食べれるところが少なさそうなうえにお肉がちょっと固そうかな?って…』

海未「なんでそんなこと言うんですかっ!?」ガーン

穂乃果『えっ?!海未ちゃんが変なこと言うからだよっ!?』

海未「っ!?…そうですか…プリンが美味しそうだったんですね…」

穂乃果『うんっ!!実際すごく美味しかったよっ!!』

海未「そうですか…」

海未「うん、しばらく私プリンを毎日食べ続けることにしますね…」

穂乃果『へ?う、うん、いいとおもうよ?』


614: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:12:50.30 ID:DOq8bSkI0

海未「次は午後のこの時間、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『え~っと~、その時間は…あ~………』

海未「どうしたのです?」

穂乃果『えっと、穂乃果のことを食べようとしてた羊さんがいたから、きっとそれじゃないかな?…』

海未「っ!?穂乃果を食べようだなんて、なんて破廉恥な羊なんですかっ!?」クワッ

海未「穂乃果っ!!その羊の特徴を教えてくださいっ!!愛用の弓でもって、私がこの手で…」


615: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:13:42.82 ID:DOq8bSkI0

穂乃果『へっ!?いや、落ち着いてよ海未ちゃんっ!?』ガーン

穂乃果『ちょっとことりちゃんっぽい感じがする羊さんだったけど…』

海未「くっ…やはり、ことりが裏切りましたか…」

穂乃果『ことりちゃんは裏切ったりしてないよっ!?羊さんだってっ!!!』ガーン

穂乃果『それに、にこちゃんが助けてくれたから無事だったんだよっ!!///』

海未「へ?にこがですか?」

穂乃果『うんっ!!助けてくれたにこちゃんすごくかっこよかったな~//////』

海未「そ、そうですか…」

穂乃果『うんっ!!///』

海未「…私なんだかジンギスカンが食べたくなりました…」

穂乃果『へ?う、うん、いいとおもうよ?』


616: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:14:36.11 ID:DOq8bSkI0

海未「それでは次に、羊の少し後だと思われるこの時間、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『え~っと、うさぎとはふれあえなかった後だから~』

穂乃果『その時間はクレープたべてたよ~』

海未「ふむ、そうですか…」


海未(私の衣装のモチーフであるうさぎにはふれてくれなかったのですね…)

海未(はっ!?あの時感じた不平等な感じの正体はこれですかっ!?)

海未(…次になにか機会があれば、穂乃果にはうさぎに存分にふれあってもらいましょう…)


617: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:15:13.14 ID:DOq8bSkI0

穂乃果『海未ちゃん?』

海未「はっ!?すいません穂乃果…すこし考え事を…」

穂乃果『へ?今の会話で考えるようなことあった?』

海未「それは置いといてですねっ!!」

海未「その時間は本当にクレープを食べていただけなんですか?」

穂乃果『うん、にこちゃんとクレープを交換したりして食べてただけだよ~』

海未「それですっ!!!」

穂乃果『ふぇ?///』


618: ◆eHJTv53N/w 2015/04/14(火) 01:16:20.71 ID:DOq8bSkI0

海未「私とことりと出かけるときは、そういう時にお互い交換したりした事がないのに…」

海未「なんで、にこと交換してるんですかっ!?」クワッ

穂乃果『へ?海未ちゃんとことりちゃんとそういうの食べる時って、みんな穂乃果と同じ味で注文してるからじゃない?』

海未「あ…………」

穂乃果『それに海未ちゃん、クレープとかの洋菓子より和菓子の方が好きだから、そもそもそういう機会も少ないし?』

海未「あ………………………………」

穂乃果『海未ちゃん?』

海未「…うん、私もちょっと、今後はクレープとかもチャレンジしてみようと思います…」

穂乃果『へ?う、うん、いいとおもうよ?』


623: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:05:57.88 ID:jqaCPa6U0

穂乃果『え?あれ?』

海未「どうしました?穂乃果?」

穂乃果『海未ちゃんは嫌な予感を察してメールくれてるんだよね?』

海未「ええ、そうですけど?」

穂乃果『さっきのはにこちゃんとクレープ食べてただけだから、穂乃果、普通に幸せだっただけなんだけど?』

海未「あ…」

穂乃果『なんで海未ちゃんが嫌な予感を感じたの?』

海未「そ、それはですね…」

穂乃果『それは?』

海未(くっ…穂乃果にしてはやけに鋭いですね…)アセアセ


624: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:06:31.92 ID:jqaCPa6U0

海未(っ!?そうです!!)

海未「実はですね…」

穂乃果『じつは?』

海未「実は最近…特に親しい友人からは、しあわせな感じも感じ取れるようになったのです!!!」

穂乃果『お~、レベルアップしたんだねっ!!』

海未「そうなんです!!」

穂乃果『さすが海未ちゃんだねっ!!』

海未「ですが、できるようになったのがつい最近なので…悪い予感との区別がつきづらくて…」

穂乃果『あ~、だからさっきは…』

海未「そういうことなのです…」

海未「ということでたまに間違えてしまうこともありますが、質問をつづけていいでしょうか?」

穂乃果『うん、わかった~』

海未(ふぅ~なんとかごまかせましたね…)


625: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:07:07.70 ID:jqaCPa6U0

海未「それでは午後のこの時間、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『え~っとその時間は、きつねを見てた時だね』

海未「きつねですか?」

穂乃果『うんっ!あっ、これは幸せな方じゃないかな?』

海未「ふむ…詳しくお願いできますか?」

穂乃果『えっとね、きつねの嫁入りのお話をしててね~』

海未「ああ、お天気雨の話ですね?」

穂乃果『それで、お嫁さんつながりで、Love wing bellのお話をしてね~』

海未「あ、そっちの方に話が進んだんですね?」

海未(ん?穂乃果にしては英語がうまかったような?)


626: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:07:41.16 ID:jqaCPa6U0

穂乃果『それで穂乃果、結婚についてちょっと考えてみたんだけど~///』

海未「っ!?」

穂乃果『やっぱりウェディング姿はあこがれるな~っておもって////』

海未「あ、相手は誰だったんですっ!?私ですかっ!?」

穂乃果『へ?海未ちゃんは、ことりちゃんと一緒にわたしの事を祝福してくれてたよ?』

海未「…」ガーン

穂乃果『ん?海未ちゃん?どしたの?』

海未「…はっ!?いえ、なんでもありません…」


627: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:08:44.83 ID:jqaCPa6U0

海未「そ、それでは相手は誰だったのですっ!?」

穂乃果『へ?穂乃果の相手は…///』

穂乃果『…//////////////////』

海未「ん?どうしたのです?穂乃果?」

穂乃果『あ、あはは…////い、いやだな~海未ちゃんってば~…////』

海未「へ?」

穂乃果『穂乃果、まだ恋人とかいないんだし///新郎さんの姿がわかるわけないじゃ~ん///////////』

海未「そうなのです?」

穂乃果『そそそそ、そうだよっ!!///推理マンガの犯人みたいに真っ黒で誰だかわからなかったよ?///』アハハハ

海未「そうですか…」


628: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:09:35.27 ID:jqaCPa6U0

穂乃果『(黒…?タキシード…にこちゃん…)っ!?////////////////////////』

海未「ん?どうしたのです?穂乃果?」

穂乃果『いやいやいやいや///なんでもないからっ!!!////////////////』

海未「そうですか?」

海未(しかし、キツネからの連想で、穂乃果が見知らぬ輩の花嫁になるなんて…)クッ

穂乃果『海未ちゃん?』

海未「…うん、私ちょっと、ごんぎつねを読み返したくなりました…」

穂乃果『その話はなんか悲しくなっちゃうからやめてあげてっ!!!』ガーン


629: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:10:18.32 ID:jqaCPa6U0

海未「それでは気を取り直して、キツネの後だと思われるこの時間、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『んと、キツネの後だからたぬきを見てた時だね~』

海未「たぬきですか…」

穂乃果『ん~と…この時は…ん~、なにかあったかな?』

海未「どんな些細なことでもいいのですよ?」

穂乃果『ん~…あ…』


630: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:11:06.80 ID:jqaCPa6U0

海未「何か思い出しました?」

穂乃果『穂乃果もよくわからなかったんだけど、なんかイライラしちゃった時があってね?』

海未「っ?!その時に何をしてたか詳しくっ!!」

穂乃果『へ?ん~…にこちゃんが希ちゃんの話ばっかりしてただけだけど?』

海未「希の話ですか?」

穂乃果『うん…』

海未「そうですね…」

海未(穂乃果と希の接点と言えば…)


631: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:12:26.76 ID:jqaCPa6U0

海未(μ'sのみんなで入れ替えをした時に、希は穂乃果役でしたね…)

海未(穂乃果の服を着れるなんてうらやま………はっ!?)

海未(そうじゃないですっ!!原因を考えなくてはっ!?)

海未(ん~…希は穂乃果と比べるといろいろ大きめですし…服がのびてしまったとか?)

海未(はっ!?あの時食べていたパンが実は穂乃果のものだったとかっ!?そういうことですかっ!?)

海未(となると…穂乃果が無自覚に溜めていた希への怒りが爆発してしまったとかなのでしょうか?)


632: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:13:50.10 ID:jqaCPa6U0

海未(他には…あ、そういえば…)

海未(勉強をさぼって穂乃果たちが屋上でこっそり練習していた時は、希は穂乃果にわしわしを…)

海未(なんてうらやま………はっ!?)

穂乃果『海未ちゃん?』

海未「…うん、私ちょっと、かちかち山を読み返したくなりました…」

穂乃果『へ?なんで急にかちかち山?う、うん、いいとおもうよ?』


633: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:15:08.02 ID:jqaCPa6U0

海未「それでは次は夕方のこの時間ですね、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『んと、パンダを見てた時かな?』

海未「パンダですか…」

穂乃果『これは幸せな方だと思うよっ!?』

海未「へ?そ、そうなんですか?」

穂乃果『うん!パンダってくまの仲間なんだって!!』

海未「え?あ、そうなのですか?」


634: ◆eHJTv53N/w 2015/04/15(水) 01:15:46.80 ID:jqaCPa6U0

穂乃果『うんっ!!だからうれしくなっちゃって、つい抱き着いちゃったっ!!』

海未「っ!?パンダにですかっ!?」

穂乃果『ん?あ~パンダだねっ!!!』

海未「そうですか…」

海未(なんでパンダがクマの仲間とわかってうれしくなったのでしょう?)

海未(っていうか、抱きしめられるパンダってそんな動物園ありましたっけ?)

海未(いやいやいやいや、そんなことよりっ!!獣とはいえ穂乃果に抱きつかれるなんて…)

穂乃果『海未ちゃん?』

海未「…うん、私ちょっと、あれはなんでしたっけ?てっけん?というゲームをやりたくなりました…」

穂乃果『てっけん?パンダ…?へ?海未ちゃん、急にどうしたのっ!?』

海未「へ?私いまなにかいいました?」

穂乃果『そ、そう?それならいいんだけど…』アハハ


640: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:18:20.07 ID:oZkuZUBW0

海未「それではパンダの後だと思われるこの時間ですね、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『ん~その時間はおみやげを買ってたよ?』

海未「おみやげですか?」

穂乃果『うん、かんぴょうまきと写真たてを…』

穂乃果『って、はっ!?これはナイショだったんだっ!!!忘れて、海未ちゃんっ!!!』

海未「はあ…別にいいですが…」

穂乃果『海未ちゃん!信じてるよっ!?』

海未「ええ、まかせてください!」


海未(ふふふ…穂乃果ってば、私へのお土産をサプライズにでもする気だったのでしょうか?)

海未(なんで、干瓢巻をチョイスしたのかはわかりませんが…)

海未(写真たてをもらえた時は、穂乃果との写真でも飾ることにしましょう!)


641: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:19:26.67 ID:oZkuZUBW0

海未「しかし、その時間は、お土産だけだったのですか?」

穂乃果『あ、そのあとプリクラとったよ!』

海未「へ?にことふたりで撮ったのですか?」

穂乃果『ん?そうだけど?』

海未「ちょっとっ!!それって穂乃果とにこのツーショットプリクラじゃないですかっっっ!!!?」ガタッ

穂乃果『うん!とっても仲がいい感じに…あ…////////////』

海未「穂乃果とのツーショットプリクラなんてレアアイテム…私ですら持ってないのに…って、穂乃果どうしました?」

穂乃果『(3枚目の時の…////ほっぺにあたったにこちゃんのくちびるの感触…//////////)…//////////』

海未「穂乃果?」

穂乃果『はっ!?///だ、だいじょうぶっ!だいじょうぶだよっ!?』


643: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:20:54.69 ID:oZkuZUBW0

穂乃果『えっと…あ、海未ちゃんとのプリクラがないのは、そもそも海未ちゃんとゲームセンターに行く機会がそんなにないし…』

海未「あ…………」

穂乃果『それにプリクラとる時って、いつもことりちゃんを含めて3人で撮ってるからのような?』

海未「あ…………………………」


海未(くっ…そうでした…穂乃果と出かける時は、ことりも一緒に…)

海未(…ことりと、1人1枚ずつツーショットを撮る方向で交渉してみますか…)


穂乃果『海未ちゃん?』

海未「穂乃果っ!!次出掛ける時は一緒にプリクラとりましょうねっ!!!」

穂乃果『へ?う、うん、べつにいいけど?』


644: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:21:32.40 ID:oZkuZUBW0

海未「それでは…にことのプリクラの後だと思われるこの時間ですね、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『ん~その時間だと~もう動物園は出てて~駅前の広場あたりで…あっ/////////////』

海未「ん?どうしたんですか?穂乃果?」

穂乃果『へ?///あっ、いやっ、えっと…///それは幸せな方じゃないかな?/////』

海未「ふむ…詳しくお願いできますか?」

穂乃果『え、えっと……にこちゃんに"穂乃果とつきあってください"って…///』

海未「……………」


645: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:22:34.93 ID:oZkuZUBW0

海未「……………」








海未(へ?ちょっとまってくださいっ!!なんでそんな展開にっ!?)クワッ

海未(ままま待ってください、おおお落ち着くんです、そそ園田海未みみ……と、とりあえず深呼吸しましょう)

海未(…)ヒッ

海未(…)ヒッ

海未(…)フー

海未(よし、おちつきました…)

海未(きっと穂乃果のことです、うっかりで言い間違えたに決まってます!!!)


646: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:23:24.29 ID:oZkuZUBW0

穂乃果『あれ?海未ちゃん?』


穂乃果『(海未ちゃんったら急に静かになって、どうしちゃったのかな?)』

穂乃果『(えっと…海未ちゃんが静かになる前…穂乃果は…)』

穂乃果『(ってっ!!わーーーーー////わーーーーー////)』

穂乃果『(うっかり、普通にあの時のセリフいっちゃったよっ!?/////////)』

穂乃果『(わわわわわ、は、はやくなんとか訂正しないとっ!?)』


647: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:23:53.27 ID:oZkuZUBW0

海未「穂乃果っ!!!聞こえてますかっ!?」

穂乃果『は、はいっ!!海未ちゃんっ!!!!』

海未「どうやら、雑音がはいったようで…、先ほどのセリフがうまく聞こえなくて…」

穂乃果『えっ!?そうなのっ!?』

穂乃果『よ、よかった~』ボソッ

海未「ん?何か言いましたか?」

穂乃果『へっ?!///いやいや、な、なんでもないよっ?!』

穂乃果『え、えっとさっきのセリフから言い直せばいいのかな?』

海未「ええ、お願いします」


648: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:24:31.46 ID:oZkuZUBW0

穂乃果『えっとね、にこちゃんと明日も遊ぶことが決まったんだよっ!!』

海未「へ?」

穂乃果『それでね、うちでにこちゃんと一緒に遊ぶんだ~』

海未「えっ!?にこと穂乃果の家で遊ぶのですか?」

穂乃果『うん、そうだよ?』

海未「わ、私も行きますっ!!!」

穂乃果『え?海未ちゃん来れるの?』

海未「あ…」

穂乃果『海未ちゃん、帰りは明日の夜くらいとか言ってなかったっけ?』

海未「あ………………………」


649: ◆eHJTv53N/w 2015/04/16(木) 01:25:38.68 ID:oZkuZUBW0


海未(くっ…穂乃果の家でふたりっきりなんてうらやましい…)

海未(まあ、ことりや真姫や絵里ではなく、にこですし…ここは、にこを信じましょう…)


穂乃果『海未ちゃん?』

海未「くっ…じ、次回っ!!そういう機会があれば私も誘ってもらえますか?」

穂乃果『へ?う、うん、べつにいいよ~』


655: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:19:43.93 ID:x3yv4+og0

海未「それでは、にこにつきあ…駅前の広場の後のこの時間、何をしていたんですか?」

穂乃果『えっと~その時間だとまだ駅前の広場にいた時間だね~』

海未「え?にこと遊ぶ約束をして終わりだったのではないのですか?」

穂乃果『んと、穂乃果が満足するまでにこちゃんを抱い…抱きしめてたから…』アハハ

海未「っ!?」


656: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:20:13.01 ID:x3yv4+og0

海未「にこを抱きしめてたんですかっっっ!!!?」

海未「初耳なんですけどっ!?」ドウイウコトデスッ!

穂乃果『だって、にこちゃん抱き心地いいんだもん!』

穂乃果『穂乃果の中の抱き枕にしたいμ'sメンバーランキングでダントツ一位だよっ!!!』

海未「へっ!?ちょっと、なんですかその凄く興味深いランキングはっ!!!」クワッ

穂乃果『あっ!?////いやいやいやいや、ら、ランキングの話なんてしてないよっ!?』アセアセ


657: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:20:48.13 ID:x3yv4+og0

穂乃果『海未ちゃんの方で、また雑音がはいちゃったんじゃないかなっ!?』

海未「ふふふ、穂乃果っ!甘いですよっ!!」

穂乃果『へっ!?////』

海未「この会話はすべて録音していますから、穂乃果がうそをついていることなんてたやすく…」

穂乃果『えっ………穂乃果、それ初耳なんだけど………?』

海未「あっ!?いえいえいえいえ、ろ、録音の話なんてしていないですよっ!?」

海未「穂乃果の聞き間違えじゃないですかね?」

穂乃果『え~…でも、たしかに…「穂乃果の聞き間違えじゃないですかね?」…』


658: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:21:25.61 ID:x3yv4+og0

穂乃果『…』

海未「…」

穂乃果『え、えーと……そ、その時間だとまだ駅前の広場にいた時間だね~』

海未「っ!?」

海未「………」

海未「え?にこと遊ぶ約束をして終わりだったのではないのですか?」

穂乃果『んと、穂乃果が満足するまでにこちゃんを抱きしめてたから…』アハハ

海未「え?にこを抱きしめていたのですか?それは初耳なのですけど?」

穂乃果『だって、にこちゃん抱き心地いいんだもん!』

海未「そ、そうですか…」

穂乃果『う、うん////』


穂乃果『(ふ~、な、なんとか元の流れに戻せたかな?…)』

海未「(ふ~、穂乃果がまさか…会話をなかったことにしてくるとは…)」


659: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:22:32.05 ID:x3yv4+og0

海未(む~~~~、穂乃果のμ'sメンバーランキングがとても気になります…)

海未(しかし、うっかりこの会話を録音していることをしゃべってしまいましたし…)

海未(その部分を詳しく聞かれると説明しづらいというか…)

海未(それはそれとて、あのランキング…私はいったい何位なのでしょう?)

海未(にこに1位はとられてしまいましたが、きっと2位だったりするんですかね…//////)

海未(はっ!?そうなると、穂乃果がランキングを発表したくなかった理由につながりますっ!!)

海未(ふふふ、本人の前で"海未ちゃんが2位だよっ!!"って言うのをためらうなんて…)

海未(穂乃果も案外はずかしがりやさんなのですね…/////)


660: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:23:40.09 ID:x3yv4+og0

穂乃果『(む~~~~、この会話を録音してるっていうのが気になるけど~…)』

穂乃果『(うっかり"抱き枕にしたいμ'sメンバーランキング"の話題を出しちゃったし…)』

穂乃果『(その部分を詳しく聞かれると説明しづらいというか…)』

穂乃果『(さすがに海未ちゃん本人を前に、寝起きが怖いからダントツ最下位なんて言えないよ…)』

穂乃果『(それはそれとして、この会話を録音して何に使うんだろう?)』

穂乃果『(後で何か聞き返して確認しないといけない内容とかあるのかな~?)』

穂乃果『(ん?聞き返す?)』

穂乃果『(おおっ!!電話の会話を録音しとくと、好きな時に聞き返せるんだっ!!!)』

穂乃果『(うん、そういうことなら、今度にこちゃんとお電話するときに録音してみようかな?////)』

穂乃果『(えへへ~…////ちょっと録音のやり方、調べておこうかな?…///)』


「はっ!?穂乃果っ!!」


661: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:24:40.39 ID:x3yv4+og0

穂乃果『ふぇ?…////////////』

海未「いえ、そのちょっと考え事をしてしまいまして…」

海未「会話が止まってしまい、すいませんでした…」

穂乃果『はっ!?いやいやいやいや、大丈夫だよっ!?』

穂乃果『穂乃果のほうこそ…///』ゴニョゴニョ

海未「ん?穂乃果?」

穂乃果『へ?な、なんでもないよっ!?///』

海未「それならいいのですが…」


662: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:25:28.27 ID:x3yv4+og0

海未「そもそも、なんでにこに抱きしめていたのですか?」

穂乃果『あ、え、えっと~、にこちゃんと一緒に遊べることがうれしくなって、つい…』アハハ

海未「あ~、そういえば穂乃果はうれしい時は、よく勢いで抱きついてきたりしますね…」

穂乃果『そ、そうそうっ!!いつもの流れだったのっ!!』

海未「そういう理由でしたら、まあ…」

穂乃果『うんうん、そういう理由だって!!』

海未「それにしては長い間抱き合ってた気も?」

穂乃果『だから…それは抱き心地が…////////』

海未「はあ~、もうそういうことにしておきましょう…」

穂乃果『うん!穂乃果もそれでいいともうよっ!!』


663: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:26:46.08 ID:x3yv4+og0

海未「それでは…今からちょっと前になるこの時間ですね、何をしていたか教えてもらえますか?」

穂乃果『んっと~その時間だと凛ちゃんと花陽ちゃんと合流した時間かな?』

海未「あ、そのタイミングで合流したんですね?」

穂乃果『そうだよ~』

穂乃果『凛ちゃんと花陽ちゃんと合流できて、幸せだったからじゃないかな?』

海未「ふむ、でもその時感じたものは、しあわせな感じではなかったような?…」

海未「他に心当たりはないですか?」

穂乃果『え?他?ん~~~~~』

穂乃果『あ、凛ちゃんがにこちゃんに抱きついた時かな?』

海未「ふむ、詳しく話してください」


664: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:27:50.73 ID:x3yv4+og0

穂乃果『んっと…穂乃果もよくわかってないんだけどね…』

穂乃果『凛ちゃんがにこちゃんに抱きついた時にちょっとイヤな感じになったというか…』

海未「ふむ…」

穂乃果『凛ちゃんもよくみんなに抱きついてるし、たぶん抱きつきキャラとして対抗心が燃えちゃったんだと思うんだ?』

海未「そ、そうですか…」

穂乃果『うん!たぶん!』


665: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:28:33.44 ID:x3yv4+og0

海未「あ…」

穂乃果『ん?どうしたの?海未ちゃん?』

海未「そういわれると私とか絵里とか希はあまり2人に抱きつかれてないような?」

穂乃果『あ~~~~、そうかも?』

海未「なぜですっ!?」クワッ

穂乃果『へ?』


666: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:30:28.61 ID:x3yv4+og0

穂乃果『え、え~と…』

穂乃果『絵里ちゃんはこう…μ'sに入る前のちょっと怖いイメージが…まだどうしても残っちゃってるから…』

穂乃果『それでちょっと抱きつくのに抵抗があるんじゃないかな?』

海未「なるほど…」

穂乃果『希ちゃんはこう…下手に抱きつくと反撃でわしわししてきそうで…』

海未「な、なるほど…それは抱きつかない方がいいと思います!!!」

穂乃果『だよね!!』


667: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:32:11.48 ID:x3yv4+og0

海未「それなら私はなんでですか?」

穂乃果『え、えっと~…海未ちゃんにはよくしかられちゃってるから…』

海未「そ、それは穂乃果のためを思ってですねっ!!!」

穂乃果『わかってるっ!わかってるよっ!!!』

穂乃果『でもね…』

海未「でも?なんです?」

穂乃果『怒ってる人に抱きついたら、普通、さらに怒られそうだし…』

海未「あ…」

668: ◆eHJTv53N/w 2015/04/17(金) 01:33:52.08 ID:x3yv4+og0

穂乃果『それに海未ちゃんって、穂乃果が抱きつくとたまに"離してくださいっ!!"とか言われたりもするし…』

海未「はっ!?そ、それはただちょっと恥ずかしいからですっ!!」

穂乃果『へ?そうなの?』

海未「あ…//は、はい///////」

穂乃果『そうなんだ~』

海未「その…///恥ずかしくてつい反射的に言ってしまうだけで、別にイヤなわけではないんです…/////」

穂乃果『そうなんだねっ!!』

穂乃果『っていうことは、にこちゃんもそうなのかな?/////』ゴニョゴニョ

海未「ん?///どうしたのです?穂乃果?」

穂乃果『へっ!?/////い、いやなんでもないよっ!?』

海未「そうですか…それならいいのですが…」

677: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:28:37.17 ID:AbWLiyGq0

海未「それでは…『あーーーーーーっ!?』…どうしました?穂乃果?」

穂乃果『なんかお腹すいたな~って思ったら、穂乃果ごはんまだ食べてないよっ!?』

海未「っ!?そ、そういわれれば、私も食事の途中で…」

穂乃果『えっ!?海未ちゃん食事の途中だったのにこんな長電話だったのっ!?』

穂乃果『って、この通話だけで結構電池が減ってるっ!?』ガーン

海未「あ~…私の方も結構電池消費してますね…」


678: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:29:26.83 ID:AbWLiyGq0

穂乃果『お話が長すぎるよっ!?海未ちゃんっ!!』

海未「すいません…いろいろ聞きたかったのでつい…」

穂乃果『ん~、いやまあ、ここまで気づけなかった穂乃果も穂乃果だし、べつにいいんだけど…』

穂乃果『もうそろそろ、きってもいいかな?ことりちゃんにも電話かけないといけないし…』

海未「あ、それでしたら、最後にひとつだけっ!!」

穂乃果『え?もうっ!これで最後だよっ!?』


679: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:30:27.42 ID:AbWLiyGq0

海未「えっとですね…今日もにこと出掛けて、明日もにこと遊ぶんですよね?」

穂乃果『うんっ!明日の事を考えると今からでも楽しみなんだっ!!』

海未「こう…大丈夫だとは思うのですが…万が一ということも…」

穂乃果『へ?なにが?』

海未「あ、いえ…今日は嫌な予感を結構感じたので、にこと一緒にいると…『そんなことないよっ!!』…え?」

穂乃果『それに海未ちゃん、しあわせな時も似たよな予感を感じるんだよねっ!?』

穂乃果『今日一日しあわせだったから、多分そっちの方の勘違いが多かっただけだよっ!!』

海未「そ、その可能性もあるかもしれませんが…」


680: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:31:44.43 ID:AbWLiyGq0

穂乃果『んとね、それでも…たまに、にこちゃんが、からかったりしてくる時はちょっと困っちゃうこともあるけど…』

海未「っ!!そう、それのことを言いたかったんですっ!!だから…『でもねっ!!』…へ?」

穂乃果『でも、そのにこちゃんのからかいもね…恥ずかしくて困っちゃうとかそんな感じで…///』

穂乃果『にこちゃん、かっこいいしやさしいから、そんな本格的に穂乃果が嫌がるようなことはしないよ?』

海未「へ?いやっ!?ででででもですねっ!?」

穂乃果『だから!海未ちゃんが心配することなんてなにもないよっ!!!』

海未「む~~~~、穂乃果がそこまでいうなら…」


681: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:33:17.00 ID:AbWLiyGq0

海未「うん、穂乃果がそこまでいうなら私もにこを信じますっ!!」

穂乃果『うん!海未ちゃんなら、そういってくれると思ったよっ!!』

穂乃果『むしろ、にこちゃんが可愛すぎちゃったりしたら、穂乃果がにこちゃんを困らせちゃうかも?』ボソッ

海未「へ?ちょっ?!穂乃果っ!?いまなにをっ!?」

穂乃果『ふぇ?穂乃果、いま何かいった?』

海未「え、ええ…よくは聞こえなかったのですが…なにか不穏な…」

穂乃果『あっ!にこちゃんがことりちゃんとの電話おわったみたいだから、これできるねっ!!』

穂乃果『じゃあね~!海未ちゃんっ!!!』

海未「ちょっとっ!!穂乃果っ!!!!」ツーツー


682: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:34:43.53 ID:AbWLiyGq0

海未「…む~…電話がきれてしまいました……」

海未「あの声の大きさでは、録音したものを聞き返しても判別できるかわからないですし…」

海未「明日は予定的に穂乃果に電話をする時間もとれなさそうですし…」

海未「…」

海未「む~~~、仕方ありません…月曜あたりに、ことりと…そうですね、真姫も一緒に本人達に直接聞いてみますか…」

海未「しかし…穂乃果がやけに、にこにこだわってるように聞こえた気も…」

海未「はっ!?それよりも、私も早く食事に戻らないとっ!!!」


683: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:38:19.08 ID:AbWLiyGq0

--土曜 夜(時間は少し戻る) ファミレス(入り口付近)--


穂乃果「う、海未ちゃん出るの早いね…」


にこ(さすが海未というかなんというか…反応が早いのね…)

にこ(ん~、お互いの会話が混じっちゃうのもアレだし…)

にこ(もうちょっとこの場所から離れてから、電話したほうがいいかしらね?)

テクテク

にこ(このくらい離れておけば、いいかしらね~?)

にこ(あとは~、っと…)

にこ(電話する前に一応、メールには一通り目を通しておきますか~)

にこ(…)メールカクニンチュウ


684: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:39:32.07 ID:AbWLiyGq0

にこ(…)メールカクニンチュウ

にこ(ん、まあ予想はできたけど、ことりからのメールは大抵"電話がつながらなくて心配です"みたいな内容ね~)

にこ(あ~、希からもメールきてるわね…)

にこ(ふ~ん、買い物に誘ってくれたのね~…って、絵里もいっしょだったのね…)

にこ(別に絵里と一緒がイヤっていうわけではないんだけど…)

にこ(3人で出掛けると絵里がめんどくさいというかなんというか…)


685: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:41:46.41 ID:AbWLiyGq0

にこ(にこが希と会話してると、なんか絵里がうらやましそうにすっごい勢いで見つめてくるし…)

にこ(それに気づいてにこが絵里に話しかけると、話しかけられるとは思っていなかったのか急に焦り始めるし…)

にこ(落ち着いた後も、絵里が何か話しかけようってしてくれているのは伝わるんだけど…)

にこ(わたしに何の話題をふるかで迷ってるのか…話しかけようとして直前でやめることが、しょっちゅうあるし…)

にこ(それを見かねた希が絵里に会話をはじめると、にこが蚊帳の外になるし…)

にこ(その状況に気づいた希がにこに話しかけると、また最初の状態になるのよね…)

にこ(はあ~まったく…学校ではそんなことないのに…)

にこ(休みとかに、このメンバーだけで出掛けると大抵このパターンになっちゃうのよね…)

にこ(そりゃあ、にこも出掛けるのを遠慮したくもなるわよ…)


686: ◆eHJTv53N/w 2015/04/18(土) 01:42:25.22 ID:AbWLiyGq0

にこ(って、あ~~~話がそれてるわね…)

にこ(まあ、今更返信してもしょうがないメールだし、返信はてきとーな感じで大丈夫よね?)


宛先:希
件名:(件名なし)
本文:誘ってくれてありがと、返信できなくて悪かったわね


にこ(ん、これでおっけーと)ソウシンカンリョ!

にこ(それじゃ、ことりに電話しますかね~)


691: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:33:55.73 ID:+v0Jr4gp0
--土曜 夜 希宅--

希「よしっと、夕方の例の写真、現像完了やっ!!」

希「ふふっ、大きめの写真で現像したから、これならみんなにも見せれるわー♪」エエカンジヤ

ニッコニッコニー

希「ん?にこっちからメールやね」

希「…」

希「って、本文短いわっ!!」

希「占いでは無事って出ていても、連絡がとれなくてウチもちょっとは心配したのに…」

希「さすがのにこっちでも、ウチの扱いが雑すぎるわ…」シュン

希「む~~~、こうなったら、にこっちへ抗議の電話を…」

ユーメーノメイローユーリーノメイロー♪

希「へ?エリちから電話?」

希「なんのようやろ?」


692: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:34:23.17 ID:+v0Jr4gp0

希「エリち?どうしたん?」

絵里『…』

希「エリち?」

絵里『…私ってめんどくさいかしら?』

希(この電話の話し始めからして、めんどくさそうやっ!?)ガーン

希「きゅ、急にどうしたん?エリち?」

絵里『ええ…実はね…』


693: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:35:03.85 ID:+v0Jr4gp0

希「へ?にこっちがなかなか遊んでくれないのは、エリちがめんどくさいのが原因じゃないか?」

絵里『ええ…』

希「どうしてまた、急にそう思ったん?」

絵里『よくわからないけど…なんとなく、ふと思ったのよ…』

希「そ、そうなんや…」スピリチュアルヤネ


695: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:36:55.22 ID:+v0Jr4gp0

絵里『思えば、いつもにこと出掛ける時はね、どんな話題をどんな風に話しかけるとモストハラショーかを考えてるんだけどね…』

希「エリち、エリち、英語とロシア語が混じって変な単語ができとるよ~」

絵里『いざこれだっ!!って決めても、本当ににこが喜んで聞いてくれるかが気になって、また考えこんじゃうのよね…』

希「エリち…いつも、にこっちに何度も話しかけようとしてはやめてたのは、そんな事情があったんやね…」

絵里『そうなのよっ!!!』

絵里『よしっ!これだっ!!って、ようやく話しかけようと決心すると、何故かにこは希と会話しちゃってるし…』

希「あ~…そうやって迷ってるエリちの様子を見てたら、にこっちが一人になって、さみしそうにしてるからウチが話しかけてる時やね…」


696: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:37:37.23 ID:+v0Jr4gp0

絵里『だから、にこと希の会話のキリがいいところまで話しかけるのを待ってるんだけど…』

絵里『そうすると、にこが待ってるのに気付いて話しかけてくれるのよね…』

希「あ、そういわれると、にこっちの方がウチより先にエリちの様子に気づくことが多い気がするわ~」

絵里『そうなのよっ!!』

絵里『それでにこが気づいてくれたことをすごくうれしく感じるんだけど…』

絵里『その感動といきなり話かけれてビックリしちゃう反動で、話しかけようとしていたことを忘れちゃうのよね…』

希「え、エリち…」

697: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:38:41.82 ID:+v0Jr4gp0

絵里『それでまた、どんな話題をどんな風に話しかけるとモストハラショーかを考えてるんだけどね…』

希「話が最初に戻ってしもうたね」

絵里『いざこれだっ!!って決めても、本当ににこが喜んで聞いてくれるかが気になって、また考えこんじゃうのよね…』

希「エリち…それ以上進めると無限ループや…」

絵里『そうなのよっ!!!』

絵里『よしっ!これだっ!!って、ようやく…「そう思うなら、そこでストップするんやっ!!!」…はっ!?』

希「事情はわかったから、落ち着いてな?エリち?」

絵里『…ゴメン…取り乱したわ…』

698: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:39:55.91 ID:+v0Jr4gp0

絵里『とまあ、話した通りなんだけど、こんな私はめんどくさいかしらっ!?』

希「えっ!?え、え~~~っと…」


希(…あかん…正直このエリち、かなりめんどくさいけど…)

希(今のエリちにめんどくさいなんて伝えたら、更にめんどくさいことになってしまいそうやん…)

希(最適解をなんとかして見つけるんやっ!!!)

希(え、え~~っと参考になりそうな三人組…)

希(えっと…にこりんぱな…穂乃果ちゃん達二年生トリオ…リリホワ……っ!?…そうやっ!!!)


絵里『…希?』


699: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:41:08.10 ID:+v0Jr4gp0

希「エリち?BiBiの時は、にこっちとどんな感じで話してるん?」

絵里『BiBiの時のにこと?ん~、別にその時は普通に…はっ!?』

希「そう…ウチと真姫ちゃんっていう違いはあるけど、3人での会話っていう条件は変わらないはずやよ?」

絵里『そういわれると…確かに…』

希「だから、その時との違いさえ分かれば、ウチ達といるときも、にこっちと普通に話せるハズだとおもうんよ?」

絵里『なるほど…ちょっと考えてみるわ…』

絵里『その間、待っててね?希?』

希「りょ~かい」

希(って待たないとあかんのっ!?)ガーン

700: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:42:44.27 ID:+v0Jr4gp0


絵里『…BiBiの時…ライブやレッスンのこと…希…ハラショー…』ブツブツ

希(かれこれ、5分くらい待ってるんやけどな…)

希(これ、エリちが思い浮かばないと15分とか30分…下手すると1時間以上待たされるんやろうか…)

希(もし、そうだとすると…かなり、めんど…『わかったわっ!!』…っ!?)


絵里『BiBiでの会話の時は、特にモストハラショーなことは考えていなかったわっ!!!』


希(エリち、モストハラショー…まだつかうつもりなんやね…)


希「それだけだったでしょ?」

絵里『え?ええ…そうね…』

希「つまり、エリちはウチとにこっちだけといるときに気負いすぎちゃってるんよ」

絵里『っ!?そういわれると、そうかもしれないわね…』

701: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:43:54.39 ID:+v0Jr4gp0

希「だから、考え過ぎずに普通ににこっちと会話すればええと思うよ?」

絵里『ええっ!!今度からはそうするわっ!!』

希「うん、それがええと思うよ~」

絵里『その…ありがとね…希…』

希「きにせんでええよ~ウチとエリちの仲やし」

希「え~っと、これでエリちの用件は終わった感じでええのかな?」

絵里『ええ、話を聞いてくれてありがとね』

希「ええっていうとるやん」

希「それじゃ、またね、エリち~」

絵里『ええっ!!』

絵里『あれ?結局、希から私がめんどくさいかどうかの返事を聞いてないような?』

希「っ?!じゃ、じゃあねっ!?エリちっ!!ウチ用事の途中だったんよっ!!」

ツーツー


702: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:44:48.78 ID:+v0Jr4gp0

希「ふぅ~…」

希「っていうか、そうやっ!!にこっちに抗議の電話をっ!!」

希「…」

希「にこっち、通話中やんっ!?…」ガーン

希「ん~~~、仕方ないから抗議メールだけにしとこか…」


703: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:45:39.09 ID:+v0Jr4gp0
--土曜 夜 某所民宿(食堂)--


親子鳥「「ごちそうさまでした」」


ことり「うん♪ここのお料理おいしかったね♪」

理事長「そうね、ぎりぎりで取った宿にしては当たりだったわね」

ことり「うん♪」


ピョンピョコピョンピョンカワイイー♪


ことり「あっ!にこちゃんから電話だっ!!」

理事長「ん?そういうことなら、私は先に部屋に戻ってるわね?」

理事長「私に気にせず、ゆっくり電話してきていいわよ?」

ことり「ありがとっ!お母さんっ!」

ことり「じゃあ、電話に出てくるねっ!!」

理事長「はい、いってらっしゃ~い」


704: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:46:52.23 ID:+v0Jr4gp0
--土曜 夜 某所民宿(廊下)--

ことり「もしもし、にこちゃん?」

にこ『あ、ことり?いま、電話大丈夫かしら?』

ことり「うん♪大丈夫だよ~」

にこ『ん、それならこのまま続けるわね』

ことり「うん♪」

にこ『えっと、ことりがメールくれたから、電話かけたんだけど…』

ことり「そうだよっ!連絡取れなくて心配だったから、何回もメールしちゃったんだからっ!!」


705: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:48:10.32 ID:+v0Jr4gp0

にこ『あ~、心配させたみたいで悪かったわね…ごめんなさい…』

ことり「ううん、にこちゃんがこうやって電話くれたから、無事だってわかってとりあえず安心だよ♪」

にこ『まあ、あんたはにこよりも穂乃果の方が心配だったんでしょうけど?』

ことり「へっ!?そそそ、そんなことないよっ!!にこちゃんも心配だったよっ!!!」アワアワ

にこ『にこ"も"ね~』

ことり「ふぁっ!?いやっ、それは言葉のあやでっ!!ことりは、ホントににこちゃんの心配をっ!!!」アセアセ

にこ『はいはい、別にいいわよ~』

にこ『っていうか、あんたのメールの文面で、私より穂乃果が心配だってのがバレバレよ~』

ことり「えっ!?そ、そんなつもりはなかったんだけどな~…」アハハハ

にこ『だから別にいいって言ってるのよ~』

にこ『形だけとはいえ、心配してくれるのはうれしかったし…』

ことり「む~~、ホントに、にこちゃんも心配だったんだけどなぁ~…」


706: ◆eHJTv53N/w 2015/04/19(日) 01:54:35.55 ID:+v0Jr4gp0

にこ『あ、そういえばことりって花陽と凛にもメール送ってるのよね?』

ことり「うん、そうだけど~どうして?」

にこ『んと、いま花陽と凛と一緒にいるんだけど、2人ともさっきことりのメールに気づいたみたいだから』

ことり「へ?にこちゃんは花陽ちゃんと凛ちゃんと一緒にいるの?」

にこ『そうよ~、にこがことりにまとめて伝えておくって言ってあるから、2人からは特に返信がないかもしれないけど~』

にこ『ライブ中だから携帯の電源を落としていたってだけで、2人とも無事だから心配いらないわよ~』

ことり「うん、そういうことならわかったよ♪」

ことり「知らせてくれてありがとね」

にこ『ん、まあ何回も同じ連絡を送ったり、受けたりするのもアレだからね…』

にこ『にこの判断で、あの2人の連絡をまとめただけだし、別に気にしなくていいわよ~』

にこ『むしろ、勝手にまとめちゃったらダメだったりとかはなかった?ほら、個別に連絡欲しかったとか?』

ことり「ううん、だいじょうぶだよ~ありがとね♪」

ことり「にこちゃんが、そういう気配りをことりにしてくれるのもうれしいよ?」

にこ『そ、そう/////』


711: ◆eHJTv53N/w 2015/04/20(月) 01:27:29.59 ID:RbGk1o480

ことり「って、あれ?にこちゃんは、花陽ちゃんと凛ちゃんと一緒にいるんだよね?」

にこ『ん?そうだけど?』

ことり「穂乃果ちゃんと真姫ちゃんは一緒じゃないの?」

にこ『へ?真姫ちゃんはともかく、穂乃果のことは、言わなかった?』

ことり「聞いてないよっ!!!!」

にこ『え?…あ~~、思い返してみるとちゃんと言ってなかったわね…』

712: ◆eHJTv53N/w 2015/04/20(月) 01:29:28.07 ID:RbGk1o480

にこ『穂乃果ならいま、にこの隣で…「にこちゃんの隣っ!?」…』

にこ『…なんで、そのタイミングで食らいついてきたのかは…別に追求しないけど…』

にこ『話は最後まで聞きなさいっての…』

ことり「いや…でも…にこちゃんの隣で穂乃果ちゃんが寝てるのも絵になるかもっ!?いやでも…その現場にはことりもいないと意味が…」ブツブツ

にこ『…ことり?会話つづけるけど?聞いてる?』

ことり「ふぇっ!?///う、うん大丈夫だよっ!?」

にこ『それなら別にいいんだけど…』



713: ◆eHJTv53N/w 2015/04/20(月) 01:31:36.75 ID:RbGk1o480

にこ『えっと、穂乃果は海未と電話してるけど?』

ことり「へ?電話?」

にこ『そうよ~、私がいま、ことりと電話してる原因と同じで、穂乃果宛てに海未から大量にメールがあったみたいだから…』

ことり「あ~~~~…海未ちゃんだから…」

にこ『そうよね…海未だものね…』


714: ◆eHJTv53N/w 2015/04/20(月) 01:32:14.16 ID:RbGk1o480

ことり「で、なんでにこちゃんは穂乃果ちゃんとベッドにいるの?」

にこ『ふぇっ!?なんでベッドなんて出てきたのよっ?!』

ことり「えっ!?だって、にこちゃんの隣で穂乃果ちゃんが寝てるんでしょ?」

にこ『寝てないわよっ!?そもそも、ここ外よっ!?』

ことり「ええっ!?外でなんて…」

にこ『なんで外で電話してるだけなのに、なんでそんなに驚いてるのよっ!?』

にこ『それに花陽と凛と一緒にいるっていったじゃないのよっ!?なんでそれでベッドなんて出てくるのよっ!?』

ことり「え…3人がかりでにこちゃんを…」マザリタイ

にこ『ちょっとっ!?あんたの中の私は、3人がかりで何されてるのよっ!?』ガーン


715: ◆eHJTv53N/w 2015/04/20(月) 01:33:06.58 ID:RbGk1o480

にこ『それと、混ざりたいとか聞こえた気がするけど、どういうことよっ!?』

ことり「え?そんなの決まってるよ?それはね~…『い、言わなくていいわっ!!!!』…そう?」

にこ『それ以上、先を聞いたら…なにか取り返しがつかない展開になりそうだから…』

ことり「そんなことないとおもうよ?」

にこ『私が危険だと思うから、そんなこと言われても聞かないわよっ!!』

ことり「そっかぁ~残念…」

にこ『なにが残念なのよっ!?』ガーン


716: ◆eHJTv53N/w 2015/04/20(月) 01:35:37.58 ID:RbGk1o480

にこ『っていうか、そもそも、なんでそんな勘違いをして…』

にこ『あ~…説明するわよ?』

ことり「うん♪おねがいっ♪」

にこ『穂乃果と晩御飯をファミレスで食べようとしたら、偶然会った凛と花陽と合流したの』

にこ『それで、メールを確認したにこと穂乃果は、いまファミレスの外で電話をかけてる』

にこ『これでいい?』

ことり「あ、やっぱりそんな感じだったんだね?」

にこ『へ?いや、ことり、あんた…さっきまでの会話っ!わかってて言ってたのっ!?…』

ことり「えっ!?え、えっと~…その…万が一、そんな間違いがあったら大変だと思って、様子を見ようと思ってね…」アハハ

にこ『女しかいないのに、万が一にでもそんな間違いないわよっ!?』ガーン


717: ◆eHJTv53N/w 2015/04/20(月) 01:37:38.34 ID:RbGk1o480

ことり「あれ?それでも真姫ちゃんがいない気がするけど?」

にこ『ああ、真姫ちゃんは最初一緒に遊ぶ予定だったけど、風邪ひいてこれなかったのよ…』

ことり「えっ!?真姫ちゃん、風邪ひいちゃったのっ!?」

にこ『そうなのよ…まあ、ただの風邪みたいだから、そんなに心配はいらないと思うけど…』

ことり「ん~…でも真姫ちゃん、電話つながらなかったみたいだけど?ホントに大丈夫かな?」

にこ『へ?電話つながらなかったの?』

ことり「うん、海未ちゃんがそういってたの…」

にこ『ん~、寝てる間に電池がなくなったとか、風邪が治るまで電源オフにされたとかそのあたりじゃない?』

ことり「ん~、それなら真姫ちゃん大丈夫かな?」

にこ『まあ、大丈夫じゃないかしら?』

ことり「そっか~」


718: ◆eHJTv53N/w 2015/04/20(月) 01:38:19.67 ID:RbGk1o480

ことり(真姫ちゃんが風邪をひいたって聞いてすごく心配しちゃったけど…)

ことり(大丈夫そうで、ひと安心だね♪)

ことり(…ん?…ひと安心?…本当にひと安心なのかな?)

ことり(…)

ことり(えっと…穂乃果ちゃん、にこちゃん、真姫ちゃんは、最低でもお昼前あたりから電話が通じなくって…)

ことり(真姫ちゃんは風邪で一緒にいない…)

ことり(凛ちゃんと花陽ちゃんは晩御飯の時に合流した…)

ことり(っていうことは~…)

ことり(っ!?)


ことり「そんなのずるいよっ!?」ガタッ

にこ『へっ!?』ビクッ


722: ◆eHJTv53N/w 2015/04/21(火) 01:07:17.19 ID:x42cj37F0

ことり「ずるいよっ!!!」

にこ『え、え~っと…本音を隠してるつもりはないわよ?』

ことり「また目があう話とかじゃないよっ!!にこちゃんと真姫ちゃんのラブソングの話なんてしてないよっ!?」

にこ『ちょっ!?あの曲のどこがラブソングなのよっ!?あの曲はロックよっ!?』

ことり「え?」

にこ『え?』

ことり「またまた~、にこちゃんってば、ラブソングを否定する上にロックとか言っちゃうなんて~♪」

ことり「ことり、ウソはよくないとおもうな~?」

にこ『なんで、正しいことしか言ってないのに、ウソつき呼ばわりにされて、怒られなきゃいけないのよっ!?』ガーン


723: ◆eHJTv53N/w 2015/04/21(火) 01:09:01.28 ID:x42cj37F0

にこ『…って、話が脱線してるから元に戻すけど…』

にこ『"ずるい"だけじゃ話が通じないから、ちゃんと理由とかを話しなさいっての…』

ことり「あっ!ご、ごめんねっ!?にこちゃんっ!?」

にこ『いや…別にいいけど…』

ことり「えっとね…穂乃果ちゃんとにこちゃんは今日デートしたんだよね?」

にこ『なっ!?…///』

にこ『あんたといい、穂乃果といい…女ふたりで出掛けただけで、デートとか言うんじゃないわよ…///』

ことり「ふぇっ!?ことり、穂乃果ちゃんとおそろいだったんだ~♪」エヘヘ

にこ『…』

にこ『このまま放っておくとまた話が進まないから、先進めるわよ?』

ことり「ふぁっ!?」


724: ◆eHJTv53N/w 2015/04/21(火) 01:09:53.60 ID:x42cj37F0

にこ『もともと真姫ちゃんを含めて3人の予定だったけど、結果的には穂乃果と二人で出掛けることになった』

にこ『その状況をことりがデートと呼びたいなら、私は穂乃果とデートしたことになるわ…』

ことり「む~~~~~、やっぱりふたりでお出かけはずるいな~…」

にこ『あ~…ごめんね?その…あんたの幼馴染とデートだなんて…』

ことり「そこもうらやましいんだけど~~~~」

にこ『へ?』


ことり「ことりはにこちゃんともデートしたいんだよっ!!!!」


にこ『はっ!?///ふぇっ!?////////////』


725: ◆eHJTv53N/w 2015/04/21(火) 01:10:33.02 ID:x42cj37F0

にこ『なななななな、なんで、にこなのよっ!?///そこは普通、穂乃果の流れでしょーがっ!?/////』

ことり「それはそれでうらやましくはあるんだけど~」

ことり「でも…穂乃果ちゃんとのデートは…海未ちゃんとの協定で禁止されてるから…」ボソッ

にこ『え?ごめん、ことり、いま後半の方がちょっときこえなかったんだけど?』

ことり「っ!?」

ことり「ううんっ!!なんでもないのっ!!!」

にこ『そ、そう…それならいいんだけど…』


726: ◆eHJTv53N/w 2015/04/21(火) 01:11:40.78 ID:x42cj37F0

ことり「それよりっ!!!」

にこ『っ!?』

ことり「ことりはにこちゃんともデートしたいんだよっ!!!!」

にこ『さっきも聞いたわよっ!?/////』

ことり「いや~だいじなことだから2回…『言わなくていいわよっ!!////』…えーーーー」

にこ『なんなのよもう…/////////』


727: ◆eHJTv53N/w 2015/04/21(火) 01:12:52.56 ID:x42cj37F0

にこ『そ、それはわかったから///』

にこ『なんでそんなに、にこと出掛けたいか理由を聞きたいんだけど?』

ことり「え~っと、まず1つは~」

にこ『えっ!?複数あるのっ!?』

ことり「うんっ♪」

にこ『そ、そう…///』


728: ◆eHJTv53N/w 2015/04/21(火) 01:17:04.66 ID:x42cj37F0

ことり「そもそもμ'sのみんなの中で、にこちゃんとデートしたことある人って、今日の穂乃果ちゃんが初めてだよね?」

にこ『へ?そんなことないわよ?』

ことり「えっ!?なんでにこちゃん浮気しているのっ!?」

にこ『ちょっ!?にこを勝手に浮気者にするんじゃないわよっ!?』ガーン

にこ『2人だけで出掛けたことがあるってだけよっ!?』クワッ

にこ『はあ~…なんで、あんたといい、穂乃果といい、変に誤解した方向に話を持っていくのよ…』

ことり「ふぇっ!?ことり、穂乃果ちゃんとおそろいだったんだ~♪」エヘヘ

にこ『いや、それはもういいわよ…』

にこ(この流れだと…2年生つながりで、海未も変に誤解した方向に話を持っていくのかしら…)カンベンシテ…


733: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:20:05.38 ID:DdFnFy8w0

にこ『え~っと…話はもう終わりでいいかしら?』

ことり「ふぇっ!?だめだよっ!?あやまるから電話きらないでよっ!?ごめんねっ!?にこちゃんっ!!」

にこ『いや…そんな必死にならなくても…ただの冗談だから安心していいわよ~』

ことり「ほっ…よかった~♪」

にこ『で、何の話だっけ?』

ことり「え~っと…にこちゃんの浮気相手について問いただしたいかな?」

にこ『だから浮気じゃないってのっ!?そもそも誰とも付き合ってないわよっ!!!!』クワッ

ことり「あははは…そうだよね~」


734: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:21:36.53 ID:DdFnFy8w0

ことり(はっ!?)

ことり(これって穂乃果ちゃんが無事な担保がとれたって判断してもいいのかな?)

ことり(にこちゃんがここまでハッキリ言ってるってことは~…)

ことり(今日のデートで、"付き合う"なんていう流れにはなってないってことだよねっ!?)グッ


にこ『はあ~…問いただしたいって何がききたいのよ?』

ことり「はっ!え、えっと~…にこちゃんは、誰とどんな感じでお出かけしたことがあるのかな~って?」

にこ『ん、別に、想像つくメンツだとは思うけど…』


735: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:22:12.55 ID:DdFnFy8w0

にこ『一番よく出かけるのは花陽かしらね?』

ことり「えっ?!花陽ちゃんっ!?」

にこ『へ?そんなに意外かしら?』

にこ『にこも花陽もアイドル好きなのくらい知ってるでしょ?』

ことり「うん、それは知ってるけど~」

ことり「あんまり二人でアイドルについて語りあってるのを見たことないような?」

にこ『あ~…、他のみんながアイドルに詳しいならともかく、アイドルの話題ふっても盛り上がれるのは私たちくらいでしょーが…』


736: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:23:36.28 ID:DdFnFy8w0

にこ『だから、基本的には花陽と二人の時しか、そんなに熱心に話さないわよ…』

ことり「ふぇ~そうだったんだね~」

にこ『そうよ~、だから、2人でアイドルのライブに行ったり、お互いの部屋でアイドルについて語り合ったり、語りすぎてお泊りしたり、アイドルグッズ買いにいったりとかしてるのよ~』

ことり「えっ!?なんか、すっごい勢いで2人っきりでお出掛けしてないっ!?」

ことり「それにさらっとお泊りまで…」

にこ『へ?そう?別に普通じゃない?』

ことり「いやいやいやいや、すっごく仲良しさんだと思うな~」アハハ


737: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:24:35.88 ID:DdFnFy8w0

にこ『んで、まあ次は希ね…』

ことり「希ちゃんより、花陽ちゃんと出掛けてる方が多いんだ…」

にこ『まあ、希はどちらかというと、出掛けさせられてる感が強いけど…って、どうかした?ことり?』

ことり「へ?ううんっ、なんでもないから大丈夫だよっ!?お話し続けて?」

にこ『ん、そう?じゃあ続けるわね~』

にこ『で、希のやつ一人暮らしじゃない?だからこう、ちょくちょく連絡がきてね』

にこ『"ひとりで寂しいわ、にこっち~"とか"もう10日つづけておうどんさんしか食べてへんのよ…"とか言ってくるから』

にこ『にこが希の家に遊びに行ったり、料理をつくりにいったりしてる感じね』

ことり「ふむふむ、なるほど~」


738: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:26:01.80 ID:DdFnFy8w0

ことり「って、にこちゃんの手料理っ!?」

にこ『へ?いや、にこの手料理なんて、そんな珍しいものじゃないでしょ?』

ことり「えっ!?でも、みんながにこちゃんの手料理を食べてるのを見たことがないような?」

にこ『ん、穂乃果にも話したけど、1年生と3年生は全員にこのお弁当のおかずをさらっていったことがあるし…』

にこ『花陽とライブ行くときは交互にお弁当作ってるし、穂乃果も今日お弁当食べたし?』

ことり「へっ!?にこちゃんの手料理食べてないの、わたしと海未ちゃんだけじゃないっ!?」

にこ『あ~…そういわれるとことりと海未だけ食べてないことになるわね…』

ことり「ずるいよっ!!」


739: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:26:59.71 ID:DdFnFy8w0

にこ『へっ!?え、え~~~っと…』

ことり「ずるいよっ!!」

にこ『え~っと…本気を隠してるつもりないわよ?』

ことり「ラブソングの話はもういいよっ!!」

にこ『だからラブソングじゃないってのっ!?』

ことり「…」

にこ『…』

ことり「あ!あとさっき、さらっと重大な情報が混じってなかったっ!?」

にこ『へ?重大なことなんて言ったつもりないけど?』

ことり「そうだったかな?それならいいんだけど…」

にこ『うん、思い返してみても、特になかったと思うわよ~』


740: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:27:38.82 ID:DdFnFy8w0

にこ『ていうか、そんなににこの料理が食べたいなら、何か作ってあげるわよ…』

ことり「ほんとにっ!?ぜったいだよっ!?」

にこ『はいはい、わかったわよ~』

ことり「約束なんだからねっ!?」

にこ『わかったっていってるでしょーがっ!!』

ことり「うん♪たのしみにしてるねっ♪」


741: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:28:23.19 ID:DdFnFy8w0

にこ『ん~、まあでも、よく出掛けるのはその二人くらいよ?』

ことり「へ?真姫ちゃんは?」

にこ『え?真姫ちゃん?』

ことり「うん、真姫ちゃん」

にこ『あ~…真姫ちゃんはね…』

ことり「真姫ちゃんはどうしたの?」

にこ『んと、真姫ちゃんも声はかけてくれるんだけどね?』

ことり「真姫ちゃんは声をかけるだけなの?」

にこ『真姫ちゃん、予定もたててくれるのよ?』

ことり「でも真姫ちゃんとは出掛けてないの?」

にこ『いや、真姫ちゃんと出掛けてることは出掛けてるんだけどね…』

ことり「へ?真姫ちゃんどうなってるの?」

にこ『あ~いまから説明するわ…このままだと二人の会話が真姫ちゃんだらけだわ…』

ことり「へ?はっ!?ほんとだっ!?」


742: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:29:28.89 ID:DdFnFy8w0

にこ『真姫ちゃんは、遊びに誘ってくれる時、大抵3~4週間前には声をかけてくれるのよ』

ことり「お~さすが真姫ちゃんだね♪」

にこ『うん、それでまあその時、すっご~~~~い遠まわしに、にこと二人で出掛けたいってことを伝えてくるのよ…』

ことり「と、遠まわしなんだ…」

にこ『そうなのよ…なんで遠まわしに言うのかしらね?』

ことり「あ、あはははは…」

ことり(真姫ちゃん、ツンツンしすぎだよ~…)


743: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:30:46.82 ID:DdFnFy8w0

にこ『それはそれとて、その後にちょっとずつその日の予定をつめていくんだけどね?』

ことり「え?それなら問題なく二人で出掛けられそうな気もするんだけど?」

にこ『それがね…真姫ちゃん、その予定の日が近づくにつれて段々そわそわしてくるのよ?』

ことり「へ?」

にこ『いや、段々他の人が見てもわかるくらいそわそわしてくるのよ?』

ことり「そ、そうなんだ…」


744: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:32:00.07 ID:DdFnFy8w0

にこ『で、そわそわしてると、希か凛あたりが、そんな真姫ちゃんの様子に気がついちゃってね…』

ことり「あ~…」

にこ『希が"真姫ちゃん、にこっちとふたりでお出掛けなんて…いやらしいことでも考えてるん?"って感じにからかうと』

にこ『"にこちゃんとふたりっきりで出掛ける予定なんてないわよっ!!!"とか勢いで反論しちゃって…』

にこ『出掛ける予定が中止になっちゃったりね』

ことり「…真姫ちゃん」


745: ◆eHJTv53N/w 2015/04/22(水) 01:32:39.24 ID:DdFnFy8w0

にこ『凛が"あ、真姫ちゃん、にこちゃんと遊びにいくのっ!?凛も一緒に遊びにいきたいにゃ~っ!!"って絡んでくると』

にこ『"も、もちろん、凛と花陽も誘う予定だったわよっ!?"とか勢いで言っちゃって…』

にこ『結局4人で出掛ける予定になっちゃったりね』

ことり「……………真姫ちゃん」

にこ『ってことで、真姫ちゃんとは2人だけで出掛けたことがないのよ~』

ことり「そ、そうなんだね~…」

にこ『真姫ちゃんも、どこか抜けてるわよね~』

ことり「あはははは…そ、そうだね~…」


751: ◆eHJTv53N/w 2015/04/23(木) 01:12:33.49 ID:AQKBBhu/0

にこ『って、え?あれ?』

ことり「ふぇ?どうしたの?にこちゃん?」

にこ『ごめん、ことり…あなたと結構長く話してるはずなのに、なんでにこと出掛けたいのかがサッパリわからないんだけど…』

ことり「へ?あ…」

にこ『ちょっ!?いま、"あ"って言ったわよねっ!?』

ことり「いってないよ?」

にこ『いや、たしかにっ!!「いってないよ?」…』

にこ『…』

752: ◆eHJTv53N/w 2015/04/23(木) 01:13:02.47 ID:AQKBBhu/0

ことり「…」

にこ『はあ~まあ、いいわ…』

にこ『…で、なんでにこと出掛けたいのよ?』

ことり「あ、えっとね~」

ことり(ほっ…にこちゃんが追及をあきらめてくれてよかった~)

ことり(さっきまでの会話はただの興味本位とか、この空気じゃちょっと言えないもんね…)アハハ


753: ◆eHJTv53N/w 2015/04/23(木) 01:14:09.47 ID:AQKBBhu/0

ことり「つまり、μ'sのメンバーの中でも、メンバー間であまり交流のないにこちゃんと出掛けたいな~ってね?」

にこ『え?その観点でいくと、にこって結構メンバー間の交流ある方なんじゃない?』

ことり「へ?」

にこ『ことりとしては、メンバー同士ふたりっきりで出掛けたことが少ないメンバーのことを言いたいのよね?』

ことり「あ、う、うん…そうなるかな?」

にこ『それなら、ほら、絵里とか真姫ちゃんとかは?』

ことり「えっ!?あ~…」


754: ◆eHJTv53N/w 2015/04/23(木) 01:15:05.24 ID:AQKBBhu/0

にこ『こう、絵里は2人で出掛けられるのは、希くらいしかいないだろうし…』

にこ『真姫ちゃんは花陽と凛と一緒にいることが多くても、それぞれと1対1で出掛けてるってイメージはないし…』

にこ『ていうか、冷静に考えると…あんた達を含めた他のメンバーも、最大2人くらいなんじゃない?』

ことり「えっ!?あれっ!?そ、そういわれると、そんな気も…」

にこ『あ、そうなると3人と出掛けてるにこがトップになるんじゃない?』

ことり「あ…………」


755: ◆eHJTv53N/w 2015/04/23(木) 01:16:11.47 ID:AQKBBhu/0

ことり「そ、それなら!!大人気なにこちゃんと出掛けたいってことでっ!!!」

にこ『あんた、最初と言ってること逆じゃない…』

にこ『ま、まあ大人気って言われるのは悪くはないけど…///』ボソッ

ことり「うん♪にこちゃんはにんきものだからねっ!」

にこ『なっ!?///なんで聞いてるのよ…////』

ことり「ん?にこちゃんと電話してるから、きいてるよ?」

にこ『そ、そうじゃなくてっ!?///…はあ、まあいいわ…』


756: ◆eHJTv53N/w 2015/04/23(木) 01:17:36.61 ID:AQKBBhu/0

にこ『でもそれだと、にこじゃなくても、メンバー間の交流が少ない他のメンバーでもいい気がするんだけど?』

ことり「ふぇっ!?ち、ちがうよ~」

にこ『いや、でもその理由だと…』

ことり「だから、2つ目の理由があるんだよ?」

にこ『あ、あ~…そういえば、まず1つって最初に言ってたわね…』

ことり「うん♪」

にこ『それなら2つ目もきくわよ…///』

ことり「うん、じゃあ話すね♪」


760: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:26:24.93 ID:TDgKrFFS0

ことり「2つめの理由は~」

ことり「それはずばりっ!ことりとにこちゃんは趣味が合うからですっ!」フンスッ

にこ『へ?』

ことり「ことりとにこちゃんは趣味が合うからですっ!!!」フンスッ

にこ『いや、別にきこえてないわけじゃないわよっ!?』

ことり「え?そうなの?」

にこ『そうよ!μ'sのメンバー紹介プロフィールだと、にことことりの趣味は、違った気がするんだけど?』

ことり「それはプロフィールだけの話だよっ!!あのプロフィールだけが真実じゃないでしょ?」

にこ『へ?あ、あ~…そ、そうね…』


761: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:27:15.40 ID:TDgKrFFS0

ことり「にこちゃんだって、スリーサイズは真実じゃ…『わーーーーわーーーーーーーーーー』…」

にこ『ことり、ななななななな、なんであんたっ!!そのことをっ!?』

ことり「ことりはμ'sの衣装担当だよ?」

にこ『へ?あ~…………………………………………』

ことり「大丈夫だよっ!にこちゃん♪」

ことり「衣装担当として、こういう個人情報は、他の人には絶対秘密にしてるんだから♪」

にこ『………ことりを信じるわよ?』

ことり「えへへ~信じてくれてうれしいな♪」


762: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:28:55.61 ID:TDgKrFFS0

にこ『それでプロフィール以外の趣味って具体的にどういうことなの?』

ことり「えっとね、まずはお洋服の事かな?」

にこ『んっと、ファッションセンスとかそんな感じかしら?』

ことり「うん♪」

にこ『ん~、ファッションセンスなら、真姫ちゃんとか絵里とかでもいいんじゃない?』

ことり「…にこちゃん、さっきといい、ちょっとその2人を推しすぎじゃないかな?」

にこ『へ?いや、μ'sメンバーの中で条件に合うのが、たまたまこの2人なだけよ?』

763: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:29:46.65 ID:TDgKrFFS0

ことり「にこちゃん、そんなこと言って…」

ことり「真姫ちゃんと絵里ちゃんにことりをまかせて、にこちゃんはことりから逃げる気なんでしょ?」

にこ『はっ!?ちょっ!?なんでそうなるのよっ!?』

ことり「慌てるところがあやしい…」

にこ『……ちがうっての…』

ことり「あ~や~し~い~~~~」

にこ『はあ~~~~…しかたないわねー…』

764: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:33:36.88 ID:TDgKrFFS0

にこ『………1回しか言わないわよ?』

ことり「ふぇっ!?」

にこ『ことりがそんなにも熱心に、にこと出掛けたいなんて言ってくれて、うれしくないわけないじゃないのよっ!?』

にこ『ただ、今までそんなに接点がなかったことりがすっごい勢いで誘ってくるから…///』

にこ『なんでそこまでして、にこと出掛けたいのかな?とか疑問に思ったわけよ?』

にこ『だからその理由を知れば、ことりとも、その…もっと仲良くなれるのかな~とか思ったり?…』

にこ『はあ~…勢いだけでしゃべちゃったから、うまくまとまってる感じがしないわ…///』

ことり「へ?え、えっとつまり?///」

にこ『…にこも、こんなにも熱心に誘ってくれることりと出かけたいと思ってるって、そう言ってるのよ…///』

ことり「に、にこちゃんっ!!」パァッ

765: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:34:07.53 ID:TDgKrFFS0

にこ『ってことで、都合あわせて、にことことりで出掛ける』

にこ『そういうことでいいのね?』

ことり「うんっ♪」

にこ『じゃあ、そろそろきるわね~』

ことり「うんっ♪」

ことり「じゃないよっ!?にこちゃんっ!!!」

にこ『っ!?急に大声出すんじゃないわよっ!?』


766: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:35:18.03 ID:TDgKrFFS0

にこ『もう話はついたと思うけど?』

ことり「まだことりのお話の途中だったよっ!?」

にこ『いや、もとはと言えばその話は、ことりがにこと出掛けたいから話してたんだし…』

にこ『その出掛ける約束もしたんだから、もういいんじゃない?』

ことり「よくないよっ!?」

ことり「まだにこちゃんと出掛けたい理由2つ目の序盤までしか話してないよっ!?」

にこ『あ~…そうだったわね…』


767: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:36:03.19 ID:TDgKrFFS0

ことり「それにことりは、もっとにこちゃんとお話ししたいよ?」

にこ『いやまあ…私も何もなければ、もっと話しててもいいけど…』

ことり「そ、それならっ!!!」

にこ『はあ~…にこは、いま穂乃果と花陽と凛と出掛けてる最中だっての…』

ことり「あ…」

にこ『穂乃果はまだ海未と電話してるから、まだいいかもしれないけど…』

にこ『花陽と凛には、私たちが電話してる間、待たせちゃうことになるし…』

にこ『ついでに、晩御飯まだ食べてないのよ…』

ことり「えっ!?まだだったのっ!?」

にこ『その感じだと、ことりは御飯すませてるのね…』

ことり「うん、そうだよ~」


768: ◆eHJTv53N/w 2015/04/24(金) 01:36:52.46 ID:TDgKrFFS0

ことり「む~~~~、そういうことなら、もうお話終わらせないと悪いかなぁ~…」

ことり「でもでも、途中までしか言えてないから、最後まで伝えたいし…」

ことり「ん~~~~~~~~~」

にこ『はあ~…しかたないわねー』

にこ『要点だけまとめて話してくれるなら、最後まで聞いてあげるわよ?』

ことり「ほんとっ!?」

にこ『要点だけまとめるのよっ!?っていうか、結論を先にいってから詳細を話すようにしなさいっ!!』

にこ『そうすれば、そこまでは長くならないと思うし、話の脱線もしないだろうから…』

ことり「う、うん♪ことりがんばってみるっ!!」グッ


772: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:34:35.88 ID:fQHyXKyg0

ことり「えっとね、真姫ちゃんや絵里ちゃんだとかっこいい系のファッションでしょ?」

ことり「ことりとしては~、かわいい系ファッションのにこちゃんの方が気が合うと思うんだよ?」

にこ『ん、なるほどね』

ことり「それににこちゃんはお裁縫も得意でしょ?」

にこ『ま、まあね~…////』

ことり「それだけじゃなくて、μ'sの衣装のデザインにアドバイスもらったり…」

ことり「衣装を作ってることりを手伝ってくれたり、はげましてくれたり…」

ことり「ことり、すごく助かってるし、感謝してるんだよ?」

にこ『べ、べつに、にこは…///』

ことり「それにね~」

にこ『へ?まだあるのっ!?///』

ことり「うん♪」

にこ『そ、そう////』


773: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:36:23.94 ID:fQHyXKyg0

ことり「ことりもにこちゃんもお料理が得意だし、そのあたりでお話もしたいな~って」

にこ『ん~…それなら…』

にこ『って、料理のうまいメンバーを考えてみても、パッと出る候補が、にことことりしか出ないってどういうことっ!?』ガーン

ことり「ほらね♪」

にこ『い、いや…ま、まあわかったわ…』

にこ(あれ?μ'sメンバーって…そういう観点で全体的に見ると、実は女子力が低かったりするのかしら…)

にこ(…)


774: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:37:09.62 ID:fQHyXKyg0

ことり「それに同じ料理得意といってもね?」

にこ『へっ?うん』

ことり「ことりはお菓子が中心、にこちゃんは普通のお料理の方が中心だったりするよね?」

にこ『あ~そうね~』

ことり「だから、お互いが得意な分野のお料理をお互いに教えあえればステキかな~って♪」

にこ『へえ~、それはなかなか良さそうじゃないっ!』

ことり「でしょっ?」


775: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:38:51.99 ID:fQHyXKyg0

にこ『でも、ことりって、お菓子を作れるうえに普通の料理が作れるなら、にこが教えることなさそうな気もするけど?』

ことり「え~っとね…普通のお料理もある程度は作れるんだけどね…」

ことり「ことり、"少々"とか"適量"とか書かれると、どうすればいいかわからない時があってね…」

にこ『あ~…お菓子はキッチリ量が決まってるからね』

ことり「そうなのっ!!」

ことり「だから、普通の料理だと、あたりとはずれの波があったりしてね…」アハハ

にこ『そういうことね』

ことり「だから、ことりはにこちゃんに教わりたいんだよ?」

にこ『ん、まあ、にこもちょっと本格的なお菓子づくりに興味あるし』

にこ『そういうことなら大歓迎よ?』

ことり「ほんとっ!?」

にこ『そんなんで嘘ついてもしょうがないでしょーが、普通に楽しみよ?』

ことり「やった~♪」


776: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:39:59.96 ID:fQHyXKyg0

ことり「それで最後にね~」

にこ『へ?ま、まだあったのっ!?』

ことり「これで最後だよ?」

にこ『わ、わかったわ…』

ことり「これが一番不思議なんだけどね?」

ことり「ことりとにこちゃんはこんなに趣味があうのに、今までそんなに趣味で語り合ったことがない気がするの!」

にこ『へ?それは不思議でもなんでもないわよ?』

ことり「えっ!?」

にこ『あんたが基本的に、穂乃果と海未とずっと話してるからだと思うわよ?』

ことり「へ?…あ~…あははは…そうかも?」

にこ『そういうことよ~』


777: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:41:02.43 ID:fQHyXKyg0

ことり(ん~…)

ことり(でもでも~、穂乃果ちゃんとはお話したいしっ!)

ことり(海未ちゃんと穂乃果ちゃんをふたりっきりもさせとけないし…)

ことり(ん~~~、むずかしいな~…)


にこ『で、今のが最後でいいのよね?』

ことり「ふぇっ!?あっ、うん!そうだよ~」

ことり「そんな理由で、ことりはにこちゃんとデートにいきたかったのっ!」フンスッ

にこ『いや、そこは出掛ける約束してるでしょーが…///』

ことり「あ、そうだったね♪」

にこ『そうよ、まったく…///』


778: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:42:30.66 ID:fQHyXKyg0

にこ『それじゃ、今度こそきるわよ?』

ことり「あっ、あと聞きたいことがまだあるんだけどっ!!」

にこ『一緒に出掛けたい理由はもう全部話したんでしょ?』

ことり「でもでも~、いっぱいメールを送った理由とかで…」

にこ『それは、次の機会にきくわよ~』

ことり「でもっ!!」

にこ『だ~か~ら~、晩御飯がまだっていってるでしょーが…』

ことり「あ~…ごめんね?」シュン

にこ『いや、わかってくれればいいのよ』


779: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:44:42.33 ID:fQHyXKyg0
--土曜 夜 ファミレス(入り口付近)--

にこ「それじゃ、またね」

ことり『うん♪またね~』

にこ「…」

にこ「ふう~、ようやくことりとの電話が終わったわね…」

にこ(でもまあ、ことりと遊ぶのもちょっと楽しそうかしらね?)


穂乃果「あっ!にこちゃんがことりちゃんとの電話おわったみたいだから、これできるねっ!!」

穂乃果「じゃあね~!海未ちゃんっ!!!」


にこ「あ、ちょうど穂乃果も海未との電話が終わったみたいね~」

ズルイズルイズルイコトハ~♪

にこ「ん?メール?」

780: ◆eHJTv53N/w 2015/04/25(土) 01:47:08.41 ID:fQHyXKyg0
--土曜 夜 某所民宿(廊下)--

ことり「ん~、にこちゃんといっぱいお話しできて楽しかったな~」エヘヘ

ことり「ほんとはもう少しお話したかったけど…」

ことり「まあ、デートの約束ができたから、けっかおーらいかな♪」

ことり「~♪」

ことり(それに~)

ことり(ただ、にこちゃんとのお出かけがうれしいだけじゃなくって…)

ことり(なんとなくだけど、穂乃果ちゃんともっと仲良くなるためにも、にこちゃんと仲良くしておいた方がいい!)

ことり(そんな予感もするんだよね♪)


785: ◆eHJTv53N/w 2015/04/26(日) 01:40:41.22 ID:0XBu+4Xz0
--土曜 夜 ファミレス(入り口付近)--

穂乃果「にーこーちゃーんっ!!」

にこ「へ?」

トテトテ

穂乃果「穂乃果の方は海未ちゃんとの電話おわったよっ!!」

穂乃果「にこちゃんもことりちゃんとの電話が終わった感じかな?」

にこ「ん、そうよ~」

にこ「てか、ことりも結構長かったけど、海未との電話もだいぶ長かったわね…」

穂乃果「いや~海未ちゃん、いろいろ質問してきて…」

にこ「そう…」


786: ◆eHJTv53N/w 2015/04/26(日) 01:43:17.90 ID:0XBu+4Xz0

穂乃果「んと、それはそれとしてっ!」

穂乃果「にこちゃんがことりちゃんとの電話が終わったんなら、今度は穂乃果がことりちゃんにかけてくるね~」

テクテク

にこ「っ!?」

にこ「ちょっ!?待ちなさいっ!!穂乃果っ!!!…って、あ…」グラッ

穂乃果「ふぇっ!?」


ギューーーーーーーーーー


穂乃果「…///」

にこ「…///」


787: ◆eHJTv53N/w 2015/04/26(日) 01:44:05.28 ID:0XBu+4Xz0

穂乃果「えっ…えっと~、に、にこちゃん…////」

穂乃果「そ、その…後ろから抱きついてくれるのは、スゴくうれしいんだけど…///」

穂乃果「その…いきなり抱きつかれちゃうと穂乃果も照れちゃうというか…こころの準備がまだというか…///////」

にこ「っ!?みょ、みょうなことをくちばしってるんじゃないわよっ!?///」

にこ「引き留めようと思ったら、バランス崩しただけよ…」スッ

穂乃果「あ……」シュン

にこ「なんで、そんなさみしそうなリアクションするのよ…」


788: ◆eHJTv53N/w 2015/04/26(日) 01:45:18.64 ID:0XBu+4Xz0

にこ「まあ、それはさておき」

穂乃果「おかないでよっ!?」ガーン

にこ「ことりに電話するのは、いまはちょっとやめときなさい」

穂乃果「えっ!?でもでも、ことりちゃんもメールくれたんだよっ!?」

にこ「多分それ、電話がつながらなかった時に心配して送った安否確認メールだから」

にこ「穂乃果が無事なことは、さっきのにこの電話でことりに伝えてあるから、連絡しなくても大丈夫よ?」

にこ「それに…」

穂乃果「それに?」


789: ◆eHJTv53N/w 2015/04/26(日) 01:46:42.68 ID:0XBu+4Xz0

にこ「あんたは大丈夫なわけ?」

穂乃果「へ?なにが?」

グ~~~~~

穂乃果「あ…/////」オナカガ…

にこ「ふふ、体は正直みたいね~」

にこ「にこ達はまだ晩御飯たべてないでしょーが」

穂乃果「はっ!?そうだったっ!!」

にこ「それに花陽と凛も待たせてるし、これだけ時間たってればそろそろ料理だって…」

穂乃果「はっ!?穂乃果のイタリアンハンバーグっ!!」

にこ「うん、そういう事情もあるから長くなっちゃいそうな電話はやめといたほうがいいと思うわ」


791: ◆eHJTv53N/w 2015/04/26(日) 01:48:53.70 ID:0XBu+4Xz0

穂乃果「でも連絡をしないのはちょっと…」

にこ「ん、それならメールとかで連絡しときなさいよ」

にこ「それでも気になるって言うなら、ごはん食べたあとに電話すればいいじゃない?」

穂乃果「そっかっ!!じゃあ、ことりちゃんにメールだしとく!!」

にこ「ん、それじゃその間に、にこもメールの確認しとくわ」

穂乃果「うん!それじゃ、メール終わったら一緒にもどろうねっ!!」

にこ「はいはい、わかったわよ~」


795: ◆eHJTv53N/w 2015/04/27(月) 01:22:24.91 ID:ZtNC/Tzr0

穂乃果「って、電話してた場所まで戻ろうと思ったけど、メールなら距離とる必要ないじゃんっ!?」

にこ「ん、そうよ?」

穂乃果「えっ!?ちょっと、にこちゃんわかってたなら止めてよっ!?」ガーン

にこ「いや、別に近くで返信しようが、遠くで返信しようが、どっちでもいいでしょ?」

穂乃果「どっちでもよくないよっ!!穂乃果はできるだけにこちゃんのそばにいたいんだからっ!!」

にこ「…はいはい…」

穂乃果「む~、ほんとなんだからねっ!?」

にこ「…わかったわよ…」

796: ◆eHJTv53N/w 2015/04/27(月) 01:24:22.21 ID:ZtNC/Tzr0

にこ(まったく…穂乃果ってば、パンダを見た後あたりから、にこに甘え過ぎよ…///)

にこ(あれ?思い返せば、それより前からも?…あ~、まあタイミングはそんなに問題じゃないのよ…)

にこ(むしろ…無自覚で不用意な発言してくるのが問題なのよ…///)

にこ(いちいち反応したり、ツッコミいれたりしたら全然話が進まないから、なんとかスルーしてるけど…)

にこ(スルーせずに勘違いなんてしちゃった日にはどうする気なのよ…)

にこ(…)

にこ(…まあ、穂乃果は特に深く考えずにノリで発言してるだけでしょうけど…)


797: ◆eHJTv53N/w 2015/04/27(月) 01:27:02.84 ID:ZtNC/Tzr0

穂乃果「ん~~~~、ことりちゃんの返信って、具体的に何を書けばいいのかが思い浮かばないっ!」

にこ「…」

穂乃果「むむむ~~~」

にこ「はあ~どうしたものかしらね…」

穂乃果「ん?にこちゃんも返信に悩んでる感じ?」

にこ「へっ!?」ビクッ

穂乃果「いや~、穂乃果もなかなか何書けばいいか思い浮かばなくて~…って、どしたの?にこちゃん?」

にこ「べ、べつになんでもないわよっ!?にこはメールの返信で悩んでなんかないしっ?!」


798: ◆eHJTv53N/w 2015/04/27(月) 01:28:19.01 ID:ZtNC/Tzr0

穂乃果「えっ!?じゃあ、さっき言ってたことはなんだったの?」

にこ「へ?さっき言ってたこと?」

穂乃果「にこちゃん、"どうしたものかしらね…"とか言ってたじゃんっ!!」

にこ「えっ!?他には何か言ってなかったっ!?」

穂乃果「ふぇ?それだけしか言ってなかったと思うけど?」

穂乃果「にこちゃん、自分で言ってたこと、忘れちゃったの?」

にこ「そ、そういうわけじゃないわよ…」


799: ◆eHJTv53N/w 2015/04/27(月) 01:29:02.21 ID:ZtNC/Tzr0

にこ(くっ…にことしたことが…うっかり考えてたことが口にでちゃったなんて…)

にこ(まあ、あたりさわりのない部分だったのが不幸中の幸いね…)

にこ(よし、これ以上ツッコまれる前に話の流れを変えるのよ、矢澤にこっ!!)

にこ(えっと…穂乃果はことりへの返信で悩んでるのよね…)

にこ(よし…)


800: ◆eHJTv53N/w 2015/04/27(月) 01:30:18.73 ID:ZtNC/Tzr0

にこ「それより、あんたはことりへの返信に何書けばいいか迷ってるの?」

穂乃果「ああっ!そうっ!!そうなのっ!!!」

穂乃果「電話でお話ししたいと思ってることをメールにしようとしたら、すごい長さになっちゃいそうで…」

穂乃果「かといって、話題を削ろうとすると何を削ったらいいかで、すっごく迷っちゃって…」

にこ「そんなのことりが書いてくれたメールに対する最低限の答えだけ書けばいいじゃない?」

穂乃果「おおっ!そうかっ!!」


801: ◆eHJTv53N/w 2015/04/27(月) 01:31:36.24 ID:ZtNC/Tzr0

穂乃果「あ~…でも…」

にこ「"でも"どうしたのよ?」

穂乃果「海未ちゃんからのメールが多すぎて、ことりちゃんのメールを一覧から探すのが大変というか…」

にこ「それは、差出人がことりって条件で、メールを検索すればいいじゃないの?」

穂乃果「おおっ!!検索するって手段があったねっ!!」

にこ「いや、検索くらい思いつきなさいって…」


802: ◆eHJTv53N/w 2015/04/27(月) 01:32:47.10 ID:ZtNC/Tzr0

穂乃果「うん!じゃあ、その方法で返信してみるっ!!」

にこ「はいはい、質問に対する答えだけならそんなに本文長くならないと思うから、頑張りなさいな」

穂乃果「うん、ありがとねっ!!にこちゃんっ!!」

にこ「どういたしまして~」


穂乃果「よ~し、それじゃあ、まずことりちゃんのメールの検索からっと…」

にこ「あ…いい加減、にこもメール確認しないと…」


806: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:25:28.42 ID:DL0YP+tM0

にこ「まあ、さっきの受信音からして希からよね…」

にこ「…」

にこ「へ?…あ~希も心配してくれたのね…」

にこ「それじゃ、ちょっと本気出して返信しないとね…」

にこ「…」メールサクセイチュウ


807: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:26:13.40 ID:DL0YP+tM0

にこ「よしっと、送信完了にこ♪」

穂乃果「え?にこちゃん、もう返事書いたの?」

にこ「ん?まあ、にこのことは気にせず、穂乃果は穂乃果で焦らず返信しなさい?」

穂乃果「う、うん!穂乃果も、もうちょっとで終わるから、待っててねっ!?」

にこ「待ってるから、焦らないでいいって言ってるでしょ?」

穂乃果「う、うんっ!!」


808: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:26:55.56 ID:DL0YP+tM0

にこ(ん~、穂乃果がもうちょっと返信に時間かかるみたいだし…)

にこ(ちょっと確認しとこうかしら?)

にこ「…」

穂乃果「えっ!?にこちゃん、穂乃果を待ちきれなくて、電話はじめちゃうのっ!?」ガーン

にこ「すぐ終わると思うから、大丈夫よ?穂乃果は返信に専念してくれてていいわよ?」

穂乃果「そ、そんなこといわれても、にこちゃんが誰に電話してるか気になっっちゃうよっ!?」

にこ「ん、普通に真姫ちゃんにだけど?」

穂乃果「え?真姫ちゃん?」

にこ「そうよ~」


810: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:27:46.19 ID:DL0YP+tM0

にこ「うん、電話つながらないみたいだし、メール送っておくことにするわ」

穂乃果「えっ!?真姫ちゃん電話つながらないのっ?!」

にこ「まあ、寝てる間に電池がなくなったとか、風邪が治るまで電源オフにされたとかそのあたりだと思うけど…」

穂乃果「ん~、それなら真姫ちゃん大丈夫かな?」

にこ「まあ、大丈夫だと思うけど?」

穂乃果「そっか~」

にこ「ってことで、穂乃果の分込みで、真姫ちゃんへのメール書き始めるわ」

穂乃果「あっ!おねがいっ!!」

にこ「了解~、お互い返信が終わったらもどりましょ?」

穂乃果「うんっ!!」


811: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:28:35.82 ID:DL0YP+tM0

にこ「よしっと送信完了!」

穂乃果「穂乃果も送信完了だよっ!」

にこ「じゃあ、戻るわよ?」

穂乃果「うん!」スッ

にこ「へ?なんで手を差し出すのよ?」

穂乃果「え?いや、にこちゃんと手をつなぎたいから?」

にこ「いやいやいやいや、手をつなぐたって、入り口すぐそこだし、席もそれなりに入り口に近いし」

にこ「そしてなにより、座席には花陽と凛が待ってるのになんで手をつなごうとするのよ?」

穂乃果「え?いや、にこちゃんと手をつなぎたいから?」

にこ「それはもうきいたわよっ!!まったく~…あんたどんだけ、にこのことが大好きなのよ…」

穂乃果「ふぇっ!?////」ポン


812: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:29:58.15 ID:DL0YP+tM0

にこ「ちょっ!?//急に照れるんじゃないわよっ!?」

穂乃果「…え、えっと…どのくらい好きかっていうと~…//////」

にこ「だあ~~~///真剣に答えようと考え始めるんじゃないわよっ!?///」

にこ「ほらっ!!待たせるのも悪いし、とっとと戻るわよっ!!!//」

穂乃果「へっ!?いや、まってよっ!?」オロオロ

にこ「はあ~~~まったく…」ギュッ

穂乃果「ふぇ///」


813: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:30:53.01 ID:DL0YP+tM0

にこ「あんたが動かないから仕方なく手を引っ張ってるだけだから…///」

穂乃果「うんっ!」パァッ

にこ「店内はいるまでだけだからね?」

穂乃果「うんっ!!」キラキラ

にこ「…ったく…なんでにこがこんな…///」

穂乃果(えへへ…///)

穂乃果(なんだかんだで手をにぎってくれるにこちゃん、やさしいな~…///)


814: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:32:03.11 ID:DL0YP+tM0
--土曜 夜(時間は少し戻る) ファミレス座席--

花陽「ん~…にこちゃんも穂乃果ちゃんも遅いね…」

凛「ん?そういえばなかなか戻ってこないね~」

花陽「思ったよりも長電話になっちゃってるのかな?」

凛「でも二人して長電話ってのも珍しい気がするにゃ」

花陽「そうだね~」

凛「もしかしたら、凛とかよちんがいないからって二人で秘密のことを…」

花陽「えーーーーーーーーーーーーーーーっ!?にこちゃんと穂乃果ちゃんが秘密のことっ!?」ガタッ

凛「っ?!」ビクッ

花陽「そそそそそそそんなのダメデスッ!!!」

花陽「いいいいいいくらなんでも、ふたりでゆり営業なんてそんな………………」ブツブツ

凛(かよちんがこわれちゃったにゃっ!!!)ガーン


815: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:33:02.91 ID:DL0YP+tM0

凛「かよちんっ!冗談だよっ!?」

花陽「でもその組み合わせだと、きっとにこちゃんは穂乃果ちゃんに………」ブツブツ

凛「かよちんっ!!!」

花陽「っ!?」

凛「き、きっとただの長電話だよ~」

花陽「そ、そうだよねっ!?」

凛「そ、そうに決まってるにゃっ!!!」

花陽「そ、そうだよね~」ホッ

凛(か、かよちんが戻ってくれて助かったにゃ…)ホッ


店員さん「おまたせしました~~~」


りんぱな「「っ?!」」ビクゥッ


店員さん「イタリアンハンバーグ2つとミラノ風ドリア2つに~」

店員さん「パンとライスに小エビのサラダをお持ちしました~」


816: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:33:44.73 ID:DL0YP+tM0

店員さん「ご注文の品は以上でよろしいでしょうか?」

花陽「あ、あのっ!取り皿をひとついただけますか?」

凛「へ?取り皿?」

店員さん「かしこまりました~」

花陽「お、おねがいします!」


817: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:34:34.85 ID:DL0YP+tM0

凛「かよちん、取り皿なんて何に使うの?」

花陽「え?それは…」

店員さん「おまたせしました、こちら取り皿になりま~す」

花陽「あ、ありがとうございます!」

店員さん「それでは、ごゆっくりどうぞ~」

花陽「にこちゃん達が戻ってくる前に、お料理きちゃったね…」

凛「そうだね~」

凛「って、まだ取り皿もらった理由きいてないにゃっ!?」

花陽「ふぇっ!?」


818: ◆eHJTv53N/w 2015/04/28(火) 01:35:35.02 ID:DL0YP+tM0

花陽「え、えっとね、私とにこちゃんでサラダを分け合うためだよ?」

凛「えっ!?」

凛「サラダって、にこちゃんが頼んだ料理じゃなかったのっ?」

花陽「えっと、いつもここに食べに来るときは、できるだけ安く済むようにドリアとドリンクバーを頼むんだけどね?」

凛「あっ!そういわれるとすっごいお安い組み合わせだにゃっ!!」

花陽「うん…そ、その…アイドルグッズとか結構お金かかっちゃうから、こういうとこで節約しないと…ってね?」

凛「…そういわれるとかよちん、今日もすっごいグッズを買ってた気がするにゃ…」

花陽「えへへ…///あっ!?今日はグッズの買い物にまでつきあわせちゃってごめんね?凛ちゃん」

凛「ううん!凛もちょっと興味があるグッズもあったし、気にしなくても大丈夫だよっ!!」

凛「それに、凛はアイドルグッズに夢中になっちゃうかよちんも大好きにゃ~♪」

花陽「あ、ありがとね凛ちゃん…///」


824: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:26:27.77 ID:1Ay+ZZ600

凛「って、かよちんがにこちゃんとサラダをわけあってる理由を聞いてる途中だったのを忘れてたにゃっ!?」ハッ

花陽「あはは…そうだったね」

花陽「えっと、ドリアだけだと、野菜がとれないから、何かサラダを頼もうって流れになってね?」

花陽「大きいサイズのサラダだと2人で食べるには多過ぎるし」

花陽「小さいサイズのサラダでも、私もにこちゃんもドリアで結構お腹いっぱいになるから、1人1個だと多いし」

花陽「そういうわけで、2人で1つのを食べることになったんだよ?」

凛「そうなんだね~」

825: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:27:10.80 ID:1Ay+ZZ600

凛(む~~~、ひとつのサラダをふたりではんぶんことか、すっごくなかよしな感じがするにゃ…)

花陽「まあ、たまに取り皿をもらわずに、同じお皿とフォークで食べちゃうこともあるんだけど…」アハハ

凛「かよちんっ!?」

花陽「ぴゃぁっ!?ど、どうしたの?凛ちゃん?」

凛「いまなんかとんでもないこと言わなかったっ!?」

花陽「ええっ!?とんでもないことなんて言ってないよっ!?」

凛「そう?」

花陽「う、うん…」

凛「それならいいにゃっ!」

花陽「あははは…」


826: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:29:36.38 ID:1Ay+ZZ600

凛「でも、サラダいいな~」

花陽「え?凛ちゃんもサラダ食べたいの?」

凛「へ?う、うん!凛もちょっと食べたくなっちゃったかな?」

花陽「んっと、それならもう1個頼む?」

凛「えっ!?かよちんのをちょっとわけてもらえるだけでいいんだよっ!?」

花陽「え?でも…」

凛「えっ!?にこちゃんとはわけれても、凛とはわけれないのっ!?」ガーン

827: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:30:20.58 ID:1Ay+ZZ600

花陽「ち、ちがうのっ!!そういうことじゃないの、凛ちゃんっ!!」アワアワ

花陽「もともと1人用のサラダをにこちゃんとわけてるから、そんなに量がないから…」ワタワタ

凛「へ?あ~、そういわれると小さいサラダだったにゃ…」

花陽「ん~~~、どうしても凛ちゃんが食べたいなら、私のをわけるけど?」

凛「そういう事情なら、わけなくてもだいじょうぶだよっ!!」

花陽「そう?なんかごめんね?凛ちゃん」

凛「ううん、かよちんは気にしないでいいよっ!!凛が食べたいなんていったからだし…」

花陽「そういってくれると助かるかな~」


828: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:31:06.10 ID:1Ay+ZZ600

花陽「よし、じゃあ次は~っと…」

凛「えっ!?にこちゃんも穂乃果ちゃんもまだ戻ってきてないのに、ドリア食べはじめちゃうのっ!?」ガーン

花陽「へっ!?ち、ちがうよ~~~~~」アセアセ

凛「でもでもっ!かよちん、スプーンをもってお皿のふちの方から、すくいはじめてるよっ!?」

花陽「え、えっとね…これは食べようとしてるんじゃなくて冷まそうとしてるの」

凛「へ?冷ます?」

花陽「うん」

829: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:32:06.61 ID:1Ay+ZZ600

花陽「ほら、グラタンとかドリアって猫舌じゃない人でも、たまにやけどしちゃうくらい熱いでしょ?」

凛「あ~、凛も油断するとすぐやけどしちゃうにゃ…」

花陽「でしょ?だからこうやってお皿のふちにそって、スプーンをいれていくと…」

凛「あっ!スプーンをいれたところのすきまから、ゆげが出てきたにゃっ!!」

花陽「そうなの!こうすることでドリアの中の熱を外に出して、温度をさげるんだよ~」

凛「へ~」

花陽「もともとにこちゃんが、妹さん達がやけどしないようにやってたみたいなんだけどね?」

花陽「私もにこちゃんもドリア食べながら会話に熱中しちゃうと、冷ましわすれてやけどしちゃうこともあるから…」

花陽「あらかじめこうやって、スプーンをつかってドリアの温度をさげるようにしてるの」スッ

凛「なるほど~」


830: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:34:00.52 ID:1Ay+ZZ600

凛「って、なんでかよちん2つ目のドリアまで、やりはじめっちゃってるのっ!?」

花陽「えっ!?」

花陽「あ、私もにこちゃんもやけどしちゃうって言ったよね?」

凛「へ?たしかに言ってたけど…」

花陽「2人で食べに行くときも、たまにこうやって1人が席を外してる時にメニューがきちゃうことがあるからね」

花陽「そういう時はお互いのドリアに対して、事前にやっておくって暗黙のルールがあったりするの」

凛「そ、そうなんだね…」

花陽「うん♪特にやろうって決めてるんじゃないんだけど、なんとなくそんな感じでね~」エヘヘ

凛「…」


831: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:35:03.99 ID:1Ay+ZZ600

凛(って、思えばっ!!)

凛(凛とふたりでラーメン食べに行くときはこんなイベントないのにっ!?)

凛(ちょっとかよちんとにこちゃん、仲がよすぎる気がするにゃっ!?)ガーン


花陽「よしっと、にこちゃんの分もおわった~」

凛「っ!?お、おつかれさまにゃ~」

花陽「ふぇ?あ、ありがとう?」


832: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:35:39.53 ID:1Ay+ZZ600

花陽「それにしても、にこちゃん戻ってこないね~」

凛(穂乃果ちゃんはっ!?)ガーン

花陽「ふぇ?どうしたの凛ちゃん?」

凛「な、なんでもないよっ!?穂乃果ちゃんも遅いねっ!」

花陽「そうだね~」


833: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:36:18.49 ID:1Ay+ZZ600

花陽「あっ!にこちゃん、戻ってきた♪」

凛(だから、穂乃果ちゃんはっ!?)ガーン

にこ「ちょっと長電話になっちゃったわ…」

花陽「にこちゃん、おかえり!」

にこ「ん、ただいま~」

にこ「って、やっぱりもう料理きちゃってたのね…花陽も凛も待たせて悪かったわね…」


834: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:36:58.56 ID:1Ay+ZZ600

花陽「ううん、お料理はさっき来たばっかりだから大丈夫だよ?」

にこ「そう、それならいいんだけど」

花陽「うん!」

花陽「あ、はい、にこちゃん!サラダわけといたよ?」

にこ「あ、ありがとね~」

にこ「って、ドリアの方もやっといてくれたのね?」

花陽「うん♪」エヘヘ

にこ「花陽、ありがと」

花陽「どういたしまして~」ニコニコ

ほのりん「「…」」


835: ◆eHJTv53N/w 2015/04/29(水) 01:39:11.71 ID:1Ay+ZZ600

穂乃果(にこちゃんの後ろに穂乃果いるのに…)

凛(にこちゃん、凛にも声かけてくれたのに…)


ほのりん((なんかふたりだけの会話になってるっ!?…))ガガーン


穂乃果「た、たっだいま~~~~!!」

凛(っ!?)

凛「あっ!穂乃果ちゃんもおかえりっ!!!」

花陽「ふぇっ!?あっ!おかえり、穂乃果ちゃん!」

にこ「…そんな大声出さなくても、あんたはにこと一緒に帰ってきたんだから、二人とも気づいてるでしょーが…」

穂乃果「あははは…流れで穂乃果も"ただいま"を言っておかないとダメかな~?って思って…」

にこ「ふ~ん?まあ、別にいいけど」


ほのりん((いやいやいやいや、花陽ちゃん(かよちん)、ぜったい今きづいたってっ!!!))


841: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:47:58.44 ID:p1XwxXUy0

にこ「まあ、料理きてるんだし、食べ始めましょ?」

ほのりんぱな「「「うんっ!」」」


ほのにこりんぱな「「「「いただきます!」」」」


にこ「そういえば、花陽~」

花陽「ん、な~に?にこちゃん?」

にこ「今日のライブのセトリはどんな感じだったの?」

花陽「あっ!ちゃんとメモしてきたよっ!ちょっと待っててね!」ゴソゴソ

穂乃果「ん?」

842: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:48:46.86 ID:p1XwxXUy0

穂乃果「せとり?」

凛「あっ!凛知ってるよっ!セットリストのことだよねっ!?」

穂乃果「おおっ!!そうなんだっ!!」

にこ「うん、あってるわよ」

穂乃果「おお、にこちゃんのおすみつきだっ!!すごいよ、凛ちゃんっ!!」

凛「えへへ~」

凛「かよちんにライブに必要そうな知識は、すごく念入りに教えてもらったからねっ!!」フフン


843: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:49:44.06 ID:p1XwxXUy0

穂乃果「あれ?でも…」

凛「ん?どうしたの穂乃果ちゃん?」

穂乃果「そもそも、セットリストって何?」

凛「…え?」

穂乃果「いや~、セトリっていうのがセットリストっていうのは解ったけど、そもそもセットリストがわからないや」アハハ

穂乃果「ということで、セットリストの意味も教えくださいっ!!凛先生っ!!」

凛「えっ!?」


844: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:50:46.99 ID:p1XwxXUy0

凛「…え、え~~~とね…セットリストっていうのは~~~…」ダラダラ

花陽「えっ!?凛ちゃん………ちゃんと意味も教えたよね?」

凛「か、かよちんっ!?」ビクッ

凛「ち、ちがうのっ!!かよちんに、ちゃんと教えてもらったってことはおぼえてるんだよっ?!」アワアワ

凛「実際にあともうちょっとで思い出せそうなとこまできてるんだよっ?!」

凛「そのあともうちょっとが思い出せないだけで、決して忘れてるわけじゃ…」

にこ「…それを忘れてるっていうのよ…」


845: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:51:35.07 ID:p1XwxXUy0

にこ「はあ~、仕方ないわね…」

にこ「花陽?」

花陽「うん!」

花陽「セットリストっていうのは、もともとコンサートやライブで演奏する曲の一覧が順番通りに書いてある文書の事なんだけど」

花陽「いまだと普通にライブで演奏された曲やその順番って意味で使われることが多いんです!!」

花陽「ライブで披露される曲は、基本的にはライブに参加しないとわからないような仕組みになっていて」

花陽「だから、ライブに行けなかったファンの人とかは」

花陽「今日のライブでどの曲がどんな順番で歌われたのかな?っていうのが気になるから」

花陽「実際にライブに行った人がセトリの情報を提供してくれるのを楽しみにしてたりするんですっ!!」

にこ「ってことよ」


846: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:52:13.51 ID:p1XwxXUy0

凛「え、え~っと……」

穂乃果「つ、つまり?」

にこ「はあ~……」

にこ「ようするに、ライブで歌われた曲の順番のことよ」

凛「な~んだ~そうだったのかにゃ~」

穂乃果「やっとわかったよ~」

花陽「えっ!?私もそう説明したのにっ!?」ガーン

にこ「花陽も頑張って説明したと思うわ…」ヨシヨシ

にこ「ただ2人が、セトリの背景とか補足説明の部分まで頭に入らなくて混乱しちゃってただけだと思うから…」ナデナデ

花陽「ん、にこちゃんがそう言ってくれるならうれしいかな…///」ナデラレ

ほのりん「「っ!?」」


847: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:54:00.07 ID:p1XwxXUy0

凛「なんで、にこちゃんがかよちんの頭なでてるのっ!?」

穂乃果「なんで、花陽ちゃんはにこちゃんから頭なでられてるのっ!?」

凛「かよちんの頭をなでたり、かよちんから頭をなでられることなんてめったにないのにっ!?」

穂乃果「にこちゃんの頭をなでたいし、にこちゃんから頭をなでられたいけど、できてないのにっ!?」

凛「そうだよっ!凛もにこちゃんの頭をなでてみたいし、にこちゃんから頭をなでられたいけど、できてないのにっ!?」

穂乃果「だよねっ!?」

凛「そうにゃっ!!」

にこ「ちょっ!?///にこがなでるのはまだしも、なんで二人ともにこの頭をなでたいとか思ってるのよっ!?」ドウイウイミヨッ!

ほのりん「「あれ?」」


848: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:56:02.33 ID:p1XwxXUy0

穂乃果「え、え~~っと…なんとなく?」

凛「うん、なんとなくだにゃ~」

にこ「なんとなくで先輩の頭をなでたいとか言うんじゃないわよっ!?」ガーン

にこ「はあ~~~」ナデナデ

にこ「もとはといえば、あんた達が花陽の説明でセトリのことが理解できなかったからよ…」ナデナデ

にこ「一生懸命説明したのにあんた達に通じてないせいで、花陽がショックをうけちゃってたからよ…」ナデナデ

ほのりん「「っ!?」」


849: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:57:05.78 ID:p1XwxXUy0

凛「ご、ごめんね!かよちんっ!!凛、頑張って思い出してたんだけど…」

穂乃果「ご、ごめんね!花陽ちゃんっ!!!穂乃果も頑張って理解しようと思ってたんだけど…」

花陽「ううん、思えば私の説明もちょっと長かったし…」ナデラレ

花陽「凛ちゃんも穂乃果ちゃんも、そんなに気にしないで大丈夫だよ~」ナデラレ

凛「かよちんがそういってくれるなら~」ホッ

穂乃果「うん、よかった~」ホッ


ほのりん「「ん?」」


850: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:58:21.52 ID:p1XwxXUy0


凛「なんで、まだにこちゃんがかよちんの頭なでてるのっ!?」

穂乃果「なんで、まだ花陽ちゃんはにこちゃんから頭なでられてるのっ!?」



にこ「へ?」ナデナデ

花陽「ぴゃぁっ!?」ナデラレ


851: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 01:59:37.87 ID:p1XwxXUy0

にこ「え、え~~っと…なんとなく?」

花陽「うん、なんとなくかな?」

凛「なんとなくで、なで続けてないでよっ!?」ガーン

穂乃果「なんとなくで、なでられ続けてないでよっ!?」ガーン

にこ「まあ、それもそうね」スッ

花陽「あ…」シュン

852: ◆eHJTv53N/w 2015/04/30(木) 02:00:26.99 ID:p1XwxXUy0

花陽(もうちょっとなでていて欲しかったのに残念だなあ…)

花陽(って、私ったら何考えちゃってるんだろう/////)


花陽「っ!?///////」

花陽「に、にこちゃん!これが今日のライブのセトリのメモだよっ!?」

にこ「あ、もともとそういう話だったわね」

にこ「ありがとね、花陽」

花陽「うん♪」


856: ◆eHJTv53N/w 2015/05/01(金) 01:40:46.49 ID:u/NW0Lj60

にこ「へえ~1曲目はこの曲からはじめたのね~」

花陽「うんっ!わたしもこの曲のイントロ部分が始まった時、意外だな~って思ったんだ~」

にこ「まあ、この曲が1曲目だと意外に思うわよね」

花陽「そうだよね~あんまりこの曲が1曲目っていうイメージないから…」



穂乃果「ねえ、凛ちゃん」

凛「なに?穂乃果ちゃん」

穂乃果「1曲目なイメージの曲ってどんな曲?」

凛「わからないにゃ…」

穂乃果「だよねー」

凛「うん」



857: ◆eHJTv53N/w 2015/05/01(金) 01:41:37.82 ID:u/NW0Lj60

にこ「あ、この曲…タイトルはよく聞くんだけど、聴いたことがない気がするのね…」

花陽「あ、それはライブ限定曲だよ!」

にこ「あ~そうなのね…どうりで…」

花陽「音源化がすっごい希望されてるんだけど、今のところ、CD収録とかダウンロード販売の予定はないみたいなんだよね…」

にこ「む…そういう話を聞くとすっごい気になるわね…」

花陽「でもでもっ!この歌を歌ったライブのブルーレイは発売される予定だからっ!!」

花陽「発売されたら、一緒に見ようねっ!!」

にこ「おおっ!!それはナイスよっ!!花陽っ!!」

花陽「えへへ…///」


858: ◆eHJTv53N/w 2015/05/01(金) 01:42:18.13 ID:u/NW0Lj60

穂乃果「ねえ、凛ちゃん」

凛「なに?穂乃果ちゃん」

穂乃果「ライブだけの限定曲とかもあるんだね…」

凛「そうみたいだね~」

穂乃果「凛ちゃんは知らなかったの?」

凛「うん…好きなアーティストだけど基本的にはシングル曲しか知らないから…」

穂乃果「そっかあ…」

凛「そうなんだにゃ~」


859: ◆eHJTv53N/w 2015/05/01(金) 01:43:20.33 ID:u/NW0Lj60

にこ「あ、この最後の曲の前ってもしかして?」

花陽「うん!こんど発売される新曲なんだよっ!!」

にこ「あ~だから、この日程のライブだったのね!」

花陽「そうなの!タイトルだけは情報が流れてたから、曲のタイトル聞いた時は、すっごいテンションあがっちゃったの!」

にこ「そうよね!にこもタイトル見てきづいたけど、そのシュチュエーションはテンションあがっちゃうわね~」

花陽「うん!」

にこ「新曲はどんな感じだったの?」

花陽「えっとね…」


860: ◆eHJTv53N/w 2015/05/01(金) 01:43:57.46 ID:u/NW0Lj60

穂乃果「ねえ、凛ちゃん」

凛「なに?穂乃果ちゃん」

穂乃果「発売前の新曲がライブで歌われることもあるんだね」

凛「そうみたいだね~」

穂乃果「凛ちゃんは気づけなかったの?」

凛「うん…、新曲が出る情報はなんとなく聞いてたんだけど、タイトルまで覚えてなかったから…」アハハ

穂乃果「そっか~」

凛「そうなんだにゃ~」


861: ◆eHJTv53N/w 2015/05/01(金) 01:45:28.92 ID:u/NW0Lj60

にこ「あっ!この曲、歌われていないと思ったら、アンコールの時に歌われたのねっ!」

花陽「そうなの!!」

にこ「うん、このアーティストといったら、ラストの曲もそうだけど、この曲もはずせないわよねっ!!」

花陽「うん!!歌わずにライブ終わっちゃうのかと思って、ちょっと残念に思っちゃってたんだけど…」

花陽「アンコールでこの曲を歌ってくれて、すっごい嬉しかったのっ!!」

にこ「わかるわ~、しっかしアンコールまで温存しておくなんて、なかなかやるわね…」

花陽「でもでも、その曲順の影響もあってすっごい盛り上がったんだよっ!!」


862: ◆eHJTv53N/w 2015/05/01(金) 01:46:48.91 ID:u/NW0Lj60

穂乃果「ねえ、凛ちゃん」

凛「なに?穂乃果ちゃん」

穂乃果「アンコール用に曲を温存しておくってこともあるんだね…」

凛「そうみたいだね~」

穂乃果「凛ちゃん知ってた?」

凛「かよちんに説明受けた気もしないでもなかったんだけど…」

凛「ラストの曲が終わったって言ってたから帰ろうとしたら、かよちんに怒られちゃったにゃ…」

穂乃果「そうだったんだね…」

凛「あれは失敗だったにゃ…」

866: ◆eHJTv53N/w 2015/05/02(土) 01:37:06.41 ID:uNagUIB60

にこ「うん、歌った曲は把握できたから、つぎは曲順ねっ!」

花陽「いつもの流れだね♪」

花陽「えっと…さっきもちょっと話したけど、1曲目がまず予想外でね…」


穂乃果「ねえ、凛ちゃん」

凛「なに?穂乃果ちゃん」

穂乃果「曲順で話し込めることもあるんだね…」

凛「そうみたいだね~」


にこ「っていうか、あんた達も、そう思うなら会話に混ざってきなさいよ?」


ほのりんぱな「「「えっ!?」」」


867: ◆eHJTv53N/w 2015/05/02(土) 01:37:52.33 ID:uNagUIB60

凛「にこちゃん、凛たちの話きいてたのっ!?」

にこ「そりゃそうよ、4人で来てるんだし」

穂乃果「でも、にこちゃん花陽ちゃんとばっかり話してたじゃんっ!!」

にこ「いや、にこはセトリのメモを見ながら話してたし、花陽だけにしゃべってたつもりはなかったんだけど?」

凛「そうなのっ!?」

にこ「ていうか、凛はライブに行ってたんだし、混ざってきなさいよ?」

凛「いや~なんかはいりづらくて…」

にこ「そんなとこで遠慮するような仲じゃないでしょーが…」


868: ◆eHJTv53N/w 2015/05/02(土) 01:39:23.53 ID:uNagUIB60

にこ「それに穂乃果も、そんなにマニアックな話題をしてた覚えはないから、はいろうと思えば全然会話にはいれたと思うけど?」

穂乃果「いや穂乃果、まだそんなに詳しくないし…」

にこ「いや、それこそアイドルに詳しくなりたいとか思ってるなら、質問してきなさいよ?」

穂乃果「あっ!!覚えててくれたのっ!?」

にこ「そりゃあ、アイドル好きが増えてくれてうれし…」ゴニョゴニョ

にこ「…じゃなくてっ!!!////」

にこ「ちょっと前にあんた達が話してたことくらいは覚えてるわよ…//」

穂乃果「え?にこちゃん、最初の方よくきこえな「だあーーーーーーー」…っ!?」

にこ「その話はもういいのよっ!!!///」


869: ◆eHJTv53N/w 2015/05/02(土) 01:40:34.46 ID:uNagUIB60

にこ「とにかく!」

にこ「穂乃果も凛も話に入りやすいように、マニアックな話題は避けてるんだから会話に参加してきなさいっての…」

にこ「ね?花陽?」

花陽「ふぇっ!?う、うんっ!!ふ、ふたりとも遠慮なくお話していいんだからねっ!?」

穂乃果「へ?」

凛「う、うん!!」


870: ◆eHJTv53N/w 2015/05/02(土) 01:42:30.23 ID:uNagUIB60

花陽(う゛~~~~~~~///)

花陽(私がセトリをメモしてる時に、"ここはにこちゃんに気づいて欲しいな~"って思ってメモしていた部分を…)

花陽(にこちゃんがことごとく気づいてくれたのがうれしくて、ついいつもの感覚で会話しちゃってたよ~…)

花陽(でもでもっ!!)

花陽(にこちゃんのいうとおり、凛ちゃんや穂乃果ちゃんもいるんだから、みんなでお話しできないとダメっだよね!)

花陽(幸いまだマニアックなお話をしてなかったから、にこちゃんも私が話題を選んで話してるように思ってくれてるし…)

花陽(凛ちゃんも穂乃果ちゃんもきっと気づいてないっ!!…よね?…)


871: ◆eHJTv53N/w 2015/05/02(土) 01:44:11.92 ID:uNagUIB60

穂乃果「ねえ、凛ちゃん」ヒソヒソ

凛「なに?穂乃果ちゃん」ヒソヒソ

穂乃果「花陽ちゃん、そんな意図はなさそうだったよね…」ヒソヒソ

凛「凛、聞いてたよ…」ヒソヒソ

凛「かよちん、さっき凛と穂乃果ちゃんと一緒に、にこちゃんが凛たちの話を聞いてたことに、おどろいてたもん…」ヒソヒソ

穂乃果「だよね…」ヒソヒソ

凛「そんなかよちんはちょっと応援できないにゃ…」ヒソヒソ

穂乃果「だよね~…」ヒソヒソ


878: ◆eHJTv53N/w 2015/05/03(日) 02:05:13.24 ID:hBcQOArX0

にこ「いや、だから…そうやって、ふたりで話し始めてたら、さっきまでと変わんないでしょーが…」


ほのりん「「っ!?」」


にこ「まったく~、あんたたち二人が仲がいいのはわかったから…」

穂乃果「それを言うなら、私たちよりもっ!!」

凛「そうにゃっ!!にこちゃんとかよちん達の方だよっ!?」ガタッ

花陽「ぴゃぁっ!?」

にこ「だから、そこはさっきも言ったでしょーが…」

にこ「花陽だけに専念して話してたわけでもないし、あんた達が混ざりやすいように簡単めな話題にしたりしてるって…」


ほのりん「「あ…」」


879: ◆eHJTv53N/w 2015/05/03(日) 02:06:25.27 ID:hBcQOArX0

にこ「まあ、この話し方のままだとまた同じようなパターンになりそうだから…」

にこ「穂乃果や凛が私たちの会話に入るのを待つんじゃなくて、にこからあんた達に話題をふっていくようにしてみるわ」

凛「あ、そうしてくれた方がいいかもっ!」

穂乃果「うんっ!にこちゃんと花陽ちゃんの会話って、なんか入るタイミングが難しいというか…」

にこ「へ?そう?」

にこ「なんか意外ね~、あんた達、そういう会話に入るタイミングとか、全然気にせずに会話に割り込んでくるイメージなのに…」

穂乃果「にこちゃんの穂乃果に対するイメージがヒドイよっ!?」ガーン

凛「凛もだよっ!?」ガーン


880: ◆eHJTv53N/w 2015/05/03(日) 02:07:52.22 ID:hBcQOArX0

にこ「いや、あんた達ね~…」

にこ「ふたりとも今日そういう行動とってるのに、にこが偏見でそういうイメージ持ってるみたいな反応やめなさいよ…」


ほのりん「「えっ!?」」


穂乃果「穂乃果、そんな行動とったっけ?」

凛「凛も、にこちゃんに会ったのは夕方からだし、そんなこころあたり全然ないにゃ~」

にこ「はあ~…」

にこ「そうよね…こういうのって当事者の方は無意識のうちにやってたりするのよね…」

ほのりん「「?」」

にこ「いいわ…にこが教えてあげるわよ…」


881: ◆eHJTv53N/w 2015/05/03(日) 02:08:57.56 ID:hBcQOArX0

にこ「まず穂乃果ね」

穂乃果「えっ!?あ、うん」

にこ「動物園でたぬきを見てた時…何か身に覚えない?」

穂乃果「へ?たぬきの時?うーん…」

にこ「たぬきそばの話が終わって、希の話をしてる時の話よ?」

穂乃果「希ちゃんの?あっ!!」

にこ「ほら、こころあたりあるじゃないの」

穂乃果「あれは違うよっ!!!あれはにこちゃんがっ!!!!」

にこ「何が違うってのよ?そして、にこがどうしたっていうの?」

穂乃果「え、え~~~っと……」


882: ◆eHJTv53N/w 2015/05/03(日) 02:12:24.15 ID:hBcQOArX0

穂乃果(えっとあの時は…にこちゃんが希ちゃんの話ばっかりしてるのがなんかイヤで、なんとなくだったんだけど…)

穂乃果(そもそも穂乃果がなんでイヤと感じたのか、自分でもよくわからないし…)

穂乃果(それに希ちゃんを悪く言うのもダメだとおもうし…)

穂乃果(でも、"にこちゃんが"って単語まで言葉に出しちゃったし…)

穂乃果(う~~~~~~~~~~~~~~ん、どうしよう…)

穂乃果(……)

穂乃果(あっ!そうだっ!!)


にこ「穂乃果?」


883: ◆eHJTv53N/w 2015/05/03(日) 02:14:57.81 ID:hBcQOArX0

穂乃果「あれは、にこちゃんがどうしてもすぐに見たくなって、ついつい言葉にしちゃっただけだよっ!?」

穂乃果「決して、話すタイミングを気にせず話しかけたわけじゃないよっ!?」

にこ「花陽も凛もいるのに、説明もせずにパンダのことをにこって言うんじゃないわよっ?!」ガーン

にこ「そして、ついつい言葉にしちゃってる時点で、話すタイミングを気にしてないわよ…」

穂乃果「そういわれてみれば、そうかもっ!?」

にこ「いや、言われる前に気が付きなさいよっ!?」ガーン


888: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 00:48:26.05 ID:BGnzIqAN0

花陽「ねえ、にこちゃん?」

にこ「ん?どうしたの花陽?」

花陽「穂乃果ちゃんとのお話の途中だけど、ごめんね?でも、どうしても気になっちゃって…」

にこ「いや、別にいいわよ~それで何?」

花陽「えっと、なんでにこちゃんがパンダなの?」

凛「そうにゃっ!!パンダというよりも、ぴょんぴょこぴょんぴょんとか歌ってるから、にこちゃんはどっちかっていうとうさぎにゃっ!!」

凛「むしろ、にこちゃんはにこちゃんだにゃっ!!」

にこ「ちょっとっ!?にこを"にこ"って名前をした新種の生物みたいにいうじゃないわよっ!?」ガーン

にこ「はあ~…話、進めるわよ?」


889: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 00:49:28.33 ID:BGnzIqAN0

にこ「ことりが前に動物モチーフの衣装を作ったのは覚えてる?」

花陽「え~っと、わたしがシカだったやつかな?」

凛「凛がねこだったやつだねっ!?」

にこ「いや、凛は…って、この話題は話がそれるから、それはおいといて」

凛「ちょっとにこちゃんっ!?凛の名前を出しといて、おいとかないでほしいにゃっ!?」


890: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 00:51:03.62 ID:BGnzIqAN0

にこ(いや、本人を目の前に、衣装に関係なくネコっぽいとか言えないわよ…)


花陽(凛ちゃん、衣装に関係なくネコっぽいから…)


穂乃果(凛ちゃん、語尾に"にゃ"をつけてるし、普段からねこみたいな感じだから…)


にこ(まあ、ただのイメージの話だから、凛が怒ったりとか落ち込んだりすることはないだろうけど…)

にこ(確実に"どこがネコっぽいの?"とか"魚が嫌いだからネコじゃないにゃっ!!"とか言いはじめて、話が長くなるって予想ができるわ…)

にこ(そうならないためにも、発言はなかったことにした方がいいわよね、うん…)


891: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 00:53:26.43 ID:BGnzIqAN0

にこ「だあーーーー、にこは凛の名前なんて言ってなかったっ!!凛もきかなかったことにしなさいって!!」

にこ「話が進まなくなるから、そういうことにするのっ!いいわね?」

凛「えーーーーー、でも気になるよ?」

にこ「それで、その時、にこはパンダの衣装だったでしょ?」

凛「そのままスルーされたにゃっ!?」ガーン

花陽「あははは…まあ、にこちゃんの行動もわからなくはないかなあ…」

凛「えっ!?かよちん、にこちゃんが凛の話をスルーした原因がわかるのっ!?」

花陽「ふぇっ!?え、えっと……それは……」オロオロ

凛「…」ジー

花陽「…」ダラダラ

花陽「あ、だから、にこちゃんがパンダだったんだねっ!!!」

凛「かよちんにもスルーされたにゃっ!?」ガガーン


892: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 00:55:58.76 ID:BGnzIqAN0

凛「はっ!?もしかして、花陽ちゃんが原因がわかってるなら、穂乃果ちゃんもわかってたりするのっ!?」

穂乃果「えっ!?」

凛「どうなの、穂乃果ちゃんっ!?」

穂乃果「え、えっと…ほ、穂乃果はわからなかったなあ…」アハハハハ

凛「そっかあ…」シュン

穂乃果「え、えっとね、凛ちゃん…」

凛「へ?」

穂乃果「そ、そのっ!穂乃果はわからかったけど、にこちゃんと花陽ちゃんが考えてることだよっ!?」

穂乃果「凛ちゃんの悪口とかじゃないと思うよっ!?きっと恥ずかしくて言えないとかそんな感じだってっ!!」

凛「そうかにゃ?」

穂乃果「そうだよっ!!」

にこ「そのとおりよっ!!」

ほのりん「「っ!?」」


893: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 00:57:44.90 ID:BGnzIqAN0

にこ「そういうことで、さっきの発言はきかなかったことにしてちょうだい?」

凛「うん、そういうことならわかったにゃ…」


にこ(ふう…ちょっと強引だった気もするけど、凛が納得してくれたみたいだから、けっかおーらいね!)

にこ(穂乃果、ナイスアシストよっ!!)


花陽(穂乃果ちゃん、ナイスアシストだよっ!!)


穂乃果(あっ、なんかにこちゃんと目があった♪)


穂乃果(それになんか、にこちゃんから感謝されてる感じがするかもっ!)

穂乃果(なんかこういうのいいな~)エヘヘ


894: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 00:59:14.72 ID:BGnzIqAN0

にこ「で、え~っと…そう!穂乃果が衣装をモチーフにした動物を見たい!っていうから、その動物を見てきたのよ~」

にこ「それで、動物を見る順番的に、たぬきの次がパンダだったってわけ」

にこ「これで穂乃果のあの発言だったんだけど、これでわかったかしら?」

凛「それじゃあ、穂乃果ちゃんはただパンダを見たかっただけってこと?」

にこ「そういうことよ~」

にこ「まったく…散々モチーフの動物そのものをμ'sメンバーの名前で呼ぶのをやめろっていったのに、穂乃果のやつぜんぜんやめないんだから…」

花陽「そうだったんだね~」

895: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:00:25.74 ID:BGnzIqAN0

花陽「でもよかったよ~」

花陽「にこちゃんと一緒に出掛けてるのに、"にこちゃんをどうしてもすぐに見たい"とか穂乃果ちゃんがいうから…」

花陽「私、穂乃果ちゃんがいったいにこちゃんのなにを見たいのかってすっごく考え込んじゃったよ…」

にこ「ちょっとっ!?花陽っ!?あんたはあんたでいったいなに考えてるのよっ!?」

花陽「えっ!?///い、いわなきゃダメ…かな?…///」

にこ「だあーーーーー言わくていいわよっ!!っていうか、言うんじゃないわよっ!?いいわねっ!?」

にこ「って、違うわっ!!まず落ち着きなさい花陽っ!!あんたとんでもないことを言う感じになってるわよっ!?」

花陽「へ?…」

花陽「…」

花陽「ぴゃぁっ!?/////」

にこ「ふう…なんとか落ち着いてくれたみたいね…」

ほのりん「「…………」」


ほのりん((花陽ちゃん(かよちん)、いったい何を言うつもりだったんだろう…))


896: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:03:38.19 ID:BGnzIqAN0

にこ「はあ~、だいぶ話がそれちゃったわね…」

にこ「まあ、穂乃果は指摘おわったから、おいとくとして」

穂乃果「おいとかないでよっ!?」ガーン

にこ「いや、指摘し終わったんだし、これ以上あんたの話をつづける必要ないでしょーがっ!?」

にこ「あと、そこからムリに会話を続けたりしたら、話の終わりが見えなくなるわよっ!?」

穂乃果「む~~~……」

にこ「ってことで、次は凛ね?」

凛「にゃ?」


897: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:05:42.16 ID:BGnzIqAN0

凛「っていっても、さっきも言ったとおり、今日はにこちゃんとそんなに長い時間いないから、心当たりないよ?」

にこ「そのにことい始めるようになった合流の時よ…」

にこ「私たちと合流するとき、あんたはどういう行動をとってた?」

凛「えっと、にこちゃんを見かけたから後ろから抱きついただけだよ?」

にこ「それよ…」

凛「え?」

にこ「その時、にこと穂乃果で話してる途中だったんだけど?」

凛「あ…そういわれるとそんな感じだった気がするにゃ…」

にこ「ほら、こころあたりあるじゃないの」

凛「あれは違うにゃっ!!!あれはにこちゃんがっ!!!!」

にこ「何が違うってのよ?そして、にこがどうしたっていうの?」

凛「え、え~~~っと……」


898: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:06:55.25 ID:BGnzIqAN0

凛「あれは、にこちゃんを見かけてうれしくなって、ついついダッシュで近寄って抱きしめちゃっただけだよっ!?」

凛「決して、話すタイミングを気にせず、抱きしめてから話しかけたわけじゃないにゃっ!?」

にこ「ダッシュで近寄って抱きつくとか危険なことしてるんじゃないわよっ?!」ガーン

にこ「そして、ついついダッシュで近寄って抱きしめちゃってる時点で、話すタイミングを気にしてないわよ…」

凛「そういわれてみれば、そうかもっ!?」

にこ「いや、言われる前に気が付きなさいよっ!?」ガーン

899: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:08:18.78 ID:BGnzIqAN0

にこ「まあ、あんたたちに、何が言いたいかっていうのをまとめると」

にこ「にこは、まあ、あんた達がそういう性格してるっていうのが分かってるから、別にいいんだけど…」

にこ「自分が話をしてる途中で割り込まれて会話が中断されると、気分を悪くする人だっているんだから」

にこ「そういうことには気をつけなさいってことよ?」

穂乃果「あ、それなら大丈夫だとおもうよ?」

凛「そうにゃっ!!」

にこ「へ?」


900: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:08:56.60 ID:BGnzIqAN0

穂乃果「にこちゃんに対してはこのままでも大丈夫なんでしょ?」

にこ「え?あ、うん、そうよ?」

凛「つまり今まで通り、抱きついてもいいんだよね?」

にこ「へ?いや、まあいいけど///」

穂乃果「っていうことはつまり、にこちゃんになら抱きつきたい時に抱きついてもいいってことだよねっ!?」


にこぱな「「えっ!?」」


901: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:10:13.15 ID:BGnzIqAN0

にこ「いやいやいやいや、なんでそうなるのよっ?!////」

穂乃果「だって、いままでも穂乃果はにこちゃんに抱きついてるよ?」

凛「凛もにこちゃんに抱きついたりしてるにゃ」

穂乃果「にこちゃんの他だと、ことりちゃんとか海未ちゃんくらい?」

穂乃果「あ、たまに凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃんとかもあるけど…基本的にはμ'sのみんなと雪穂くらいだよっ!?」

凛「凛もにこちゃん以外だと、かよちんと真姫ちゃん、たまに穂乃果ちゃんとかにゃ~」

穂乃果「だから、にこちゃん以外のみんなに気を付ければいいんだよねっ!?」

にこ「え、え~~~っと、まあ…そういうことになる…のかしら?」


902: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:11:33.87 ID:BGnzIqAN0

凛「つまり、他のみんなには気をつけて抱きしめないようにして、にこちゃんにだけ抱きつけばいいんだよね?」

にこ「へ?う~~~~~ん、おおまかな部分はあってる気もするけど、なにか違うような?…」

凛「おおまかな部分があってれば、問題ないにゃっ!!」

凛「そういうことで、今後は、かよちん、真姫ちゃん、穂乃果ちゃんに抱きつかない分、にこちゃんを多めに抱きしめるねっ!!」


ほのにこぱな「「「えっ!?」」」


903: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:12:30.12 ID:BGnzIqAN0

花陽「り、凛ちゃんっ!!!わたしは凛ちゃんに抱きしめられても気にしないよっ!?」

凛「じゃあ、真姫ちゃん、穂乃果ちゃんに抱きつかない分、にこちゃんを多めに抱きしめるにゃっ!」

穂乃果「ほ、穂乃果もっ!!穂乃果も、凛ちゃんに抱きしめられても気にしないよっ!?」

凛「じゃあ、真姫ちゃんに抱きつかない分、にこちゃんを多めに抱きしめるにゃっ!」

にこ「はあ~…なんか違う気がしないでもないけど…」

にこ「凛がそうしたいっていうなら、別にそれでいいわよ…」

凛「うんっ!!」

花陽(にこちゃん、そこを認めちゃうのっ!?)ガーン


904: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:13:30.82 ID:BGnzIqAN0

穂乃果「え~~っと、そうなると穂乃果は~…」

凛「凛は穂乃果ちゃんに抱きしめられても問題ないよ?」

花陽「っ!?」

花陽「わ、わたしもだよっ!!穂乃果ちゃんっ!!!」

穂乃果「わーい、2人ともありがとう!!」

穂乃果「それなら、ことりちゃん、海未ちゃん、真姫ちゃん、雪穂に抱きつかない分、にこちゃんを抱きしめるねっ!!」


にこぱな「「へっ!?」」


905: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:14:27.29 ID:BGnzIqAN0

にこ「ちょ、ちょっとっ!?それ、ものすごい勢いでにこが抱きつかれることになるんじゃないのっ!?」

花陽「っ!?」

花陽「ぜ、全部をにこちゃんにまわさなくても…私や凛ちゃんに分けても、いいんじゃないかな?」

凛「凛は別にどっちでもいいよ?」

穂乃果「む~~~~凛ちゃんの時は、特に条件なかったのに…」

にこ「はあ~~~…まったく、しょうがないわね~…」


906: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:16:05.26 ID:BGnzIqAN0

にこ「わかったわよ…穂乃果の気が済むまでにこに抱きつきいていいわよ…」

穂乃果「ほんとにっ!?」

花陽(にこちゃん、そこも認めちゃうのっ!?)ガーン

にこ「まあ、にこが言いはじめたことだからね~」

にこ「それにそのせいで、花陽と凛を巻き込むのもなんか違うからね~」

花陽「え?私は気にしないのに…」

にこ「にこが気にするのよ…」

ほのぱな「「に、にこちゃん…」」ジーン


907: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:17:00.70 ID:BGnzIqAN0

にこ「あ、あれ?よく考えたら、なんでこんな話になってるのかしら…」

花陽「に、にこちゃんっ!!!」

にこ「ん?どうしたの?花陽?」

花陽「えっとね…そ、その…」

にこ「いや、焦らなくていいから、ゆっくり話してみなさいよ?」


花陽「わ、わたしもにこちゃんに抱きついてもいいかなっ!?///」


にこ「なんだ~そんなことなら、抱きついてもいいわよ…って」


ほのにこりん「「「ええーーーーーーーーっ!?」」」


908: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:18:42.58 ID:BGnzIqAN0

凛「きゅ、急にどうしたの、かよちんっ!?」

穂乃果「そ、そうだよっ!!花陽ちゃんは、普段みんなに抱きついたりしてないよねっ!?」

花陽「うん、そうなんだけど…」

花陽「凛ちゃんも穂乃果ちゃんも、にこちゃんに抱きつくって言ってるのに、私だけ言ってないんだもん…」

ほのりん「「あ……」」

にこ「いや、そんなこと気にしなくたって花陽は花陽なんだから…」

にこ「花陽だけ抱きつかないからって、にこは花陽への態度を変えないし、凛や穂乃果だって変えるような性格じゃないはずよ?」

凛「そうだよっ!かよちんっ!!!」

穂乃果「穂乃果だってっ!!花陽ちゃんは花陽ちゃんのままでいいと思うよっ!?」


909: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:20:07.91 ID:BGnzIqAN0

花陽「うん!ありがとね…でも、にこちゃん達がそういう優しい人たちなのは私も充分わかってるよ?」

穂乃果「へ?じゃあ、なんで?」

花陽「え、えっと…それは…///」

凛「それは?」


花陽「わ、私が単純ににこちゃんに抱きついてみたいからだよ?///」


にこ「そ、そう…/////」


凛「な~んだ~」

穂乃果「ただ花陽ちゃんがにこちゃんに抱きついてみたいからか~」


ほのりん「「え、なんだってっ!?」」


910: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:21:22.35 ID:BGnzIqAN0

花陽「だから私は~…」

凛「り、凛はかよちんに抱きつかれていいからねっ!!」

穂乃果「ほ、穂乃果も花陽ちゃんなら歓迎だよっ!!!」

花陽「うん、2人ともありがとね?」


花陽「でも、いままで穂乃果ちゃんや凛ちゃんが抱きついてた時に私は抱きつけてないから、その分だけにこちゃんに抱きつくね?」


ほのりん「「えっ!?」」


にこ「まさか花陽までこんなこと言いだすとは思わなかったけど…///」

にこ「花陽がそうしたいなら、にこは止めないわよ…」

花陽「やったっ!ありがとっ、にこちゃんっ!!」ギューーーーーー

にこ「いや、さっそく抱きつかなくてもいいと思うけどっ!?」アワアワ


凛「ちょっとずるいにゃっ!!!」ガーン

穂乃果「そうだよっ!穂乃果だって抱きつきたいのに反対の席だからあきらめたのにっ!!」ガーン


911: ◆eHJTv53N/w 2015/05/04(月) 01:22:27.69 ID:BGnzIqAN0

凛「ねえ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「なに、凛ちゃん?」

凛「なんか凛たち…かよちんのユメノトビラを開けちゃったみたいだにゃ…」

穂乃果「そうだね…青春のプロローグみたいになってるね…」

凛「なんかかよちんのいちゃいちゃレベルがよりひどくなったにゃ…」

穂乃果「完全に想定外だったよね…」

凛「完全に想定外だったにゃ…」

にこ「ちょっとっ!?あんた達はあんた達で何の話をしてるのよっ!?」ガーン


919: ◆eHJTv53N/w 2015/05/05(火) 01:10:10.80 ID:fKSa9rf80

にこ「まったく~、今日は大きな妹が一気に3人も増えた気分だわ…」


ほのりんぱな「「「えっ!?」」」


にこ「こころやここあも、にこが別の作業をやってる最中に抱きついて甘えてきたりするからね~」

にこ「それと同じと思えば、このお姉ちゃん属性もあわせもつスーパーアイドルにこにーにとっては他愛もないことよ~」

にこ「まあ、実の妹じゃなくて、μ'sメンバー同士ってのが照れくさい感じはあるけど…///」ゴニョゴニョ


ほのりんぱな「「「………」」」

ほのりんぱな(((まさかの…妹扱いだなんてっ!?)))

920: ◆eHJTv53N/w 2015/05/05(火) 01:11:51.14 ID:fKSa9rf80

凛(ん~~~、凛がにこちゃんの妹か~…)

凛(にこちゃんはこう…年上って感じがしないから、からみやすいというか、じゃれつきやすいというか…)

凛(だから、にこちゃんは、お姉ちゃんというより友達?いや、ただの友達よりは、にこちゃんと仲良くしてる自信はあるにゃっ!!)

凛(そうなると親友?ん~、親友っていう感じもなんか違う気がするし…)

凛(う~~~、凛はにこちゃんとどういう関係になりたいのかが、わからなくなってきたにゃ…)

凛(で、でもっ!すくなくとも妹は違うって確信できるにゃっ!!)


921: ◆eHJTv53N/w 2015/05/05(火) 01:14:57.78 ID:fKSa9rf80

穂乃果(む~~~、穂乃果がにこちゃんの妹あつかいなんて…)

穂乃果(妹ってなると、穂乃果からみた雪穂との関係ってことだよね?)

穂乃果(雪穂とはそこそこ仲はいい方だと思うけど…)

穂乃果(む~~~~、にこちゃんとはそれよりも、もっと仲良くなりたいのに…)

穂乃果(あれ?でもでも、昨日までのにこちゃんとの関係を考えると、姉妹っていい関係になってるのかな?)

穂乃果(うん!そう考えると今日一日でだいぶ仲良くなれたんじゃないかなっ!?)

穂乃果(そ、その…動物園でもいろいろあったし…///)

穂乃果(よしっ、明日一緒に遊ぶ時に、にこちゃんと妹以上の関係になれるように頑張ろうっ!!)

穂乃果(穂乃果、ファイトだよっ!!)

922: ◆eHJTv53N/w 2015/05/05(火) 01:16:15.90 ID:fKSa9rf80

花陽(にこちゃん、私のこと、妹みたいな存在だと思っちゃったのっ!?)

花陽(それは、まあ…私の話をよく聞いてくれたり、私が困ってるとさりげなく助けてくれたり、お姉ちゃんっぽい部分はあるけど…)

花陽(でも、私としては姉妹っていう上下な関係よりは、にこちゃんと対等な関係で仲良くなりたいんだけどな~…)

花陽(ん?でも、にこちゃんがお姉ちゃんなのはちょっとありかも?)

花陽(そ、それならおうちでも毎日会えるし…///)

花陽(にこお姉ちゃんか~///)


923: ◆eHJTv53N/w 2015/05/05(火) 01:17:50.69 ID:fKSa9rf80

にこ「って、あんたたち、急に黙り込んでどうしたのよ?」

ほのりんぱな「「「っ!?」」」

花陽「な、なんでもないよ!にこお姉ちゃんっ!!」


ほのにこりん「「「にこお姉ちゃんっ!?」」」


花陽「ぴゃぁっ!?////」

花陽「に、にこちゃんが妹だなんて言いだすからだよぉ~…////」

にこ「へっ!?///いや、まあ、びっくりしただけだから別にいいけど…」



凛(か、かよちんが急に"にこお姉ちゃん"とか言い始めてびっくりしたにゃ…)


穂乃果(花陽ちゃんの発言にびっくりしたけど…)

穂乃果(花陽ちゃんのおかげで、にこちゃんになんで黙り込んだかを追求されなくて助かったかも…)ホッ


924: ◆eHJTv53N/w 2015/05/05(火) 01:18:59.05 ID:fKSa9rf80

にこ「で、すっごい話がそれすぎてる気がするけど…もとはといえば…え~っと…」

にこ「あ、ライブの曲順の話をしようとしてたところだったわね…」

凛「はっ!?そうだったにゃっ!!」

花陽「そ、そうだったね…」アハハハ

穂乃果「さすがにこちゃんっ!!よく思い出せたねっ!!」

にこ「いや、自分で話そうとしてた話題なんだから思い出せるわよ…」

にこ「って、あんた達、まだ全然ハンバーグ食べてないじゃない?」

ほのりん「「えっ!?」」


925: ◆eHJTv53N/w 2015/05/05(火) 01:20:20.10 ID:fKSa9rf80

凛「いやいやいやいや、お話に夢中だったから、ごはん食べる余裕なんてなかったよっ!?」

穂乃果「そうだよっ!!にこちゃんも花陽ちゃんもずっとお話してたじゃんっ!」

にこ「そう思うなら、にこと花陽の料理みてみなさいよ…」

凛「あれ?サラダがもうなくなってるっ!?」

穂乃果「そしてドリアも半分くらい減ってるっ!?」

にこ「普通に会話してるなら、話す側と聞く側にわかれるでしょ?」

にこ「話しながら食べるのはさすがにどうかと思うけど、聞きながらなら食べれないこともないから」

にこ「聞く側にまわった時に、食べてればこのくらい食べれるわよ…」

ほのりん「「なるほどっ!!」」

にこ「だから、あんた達もちゃんと食べ始めときなさい」

ほのりん「「わかった(にゃ)っ!!」」


932: ◆eHJTv53N/w 2015/05/06(水) 01:42:22.97 ID:dH2SeDSd0

にこ「で、曲順の話ね…そもそも穂乃果も凛も好きなアーティストのアルバムが出た時はどう聞いてるの?」

にこ「あ、ベストアルバムとかカバーアルバムじゃなくて、普通のオリジナルアルバムの時ね?」

穂乃果「んっと、アルバムの中でシングルで出た曲と、なんとなく気になった曲をダウンロードして聞いてるよ?」

凛「凛もそんな感じで聞いてるにゃ~」

にこ「あ~~~、そんなことだろうと思ったわよ…」

にこ「たしかにその聴き方だと、自分の聞きたい曲を最安値で取りそろえることができてお得ではあるんだけどね?」

にこ「それだと真のファンとしてはダメなのよ…」

凛「えーーー、安く有名な曲を手に入れてるんだから、ファンとしても賢くできてるとおもうにゃっ!!」

穂乃果「そうだよっ!!漫画も買わないといけないから、おこづかいギリギリなんだからっ!!」

にこ「そういう事情もわかるんだけどね…」


933: ◆eHJTv53N/w 2015/05/06(水) 01:45:44.76 ID:dH2SeDSd0

にこ「ん、花陽お願い」

花陽「うん!」

花陽「まずアルバムをCDで買うのとダウンロードで入手するときの違いなんだけど、CDの方が断然いいんですっ!!」

花陽「まずすぐに違いが判るのは、CDだと歌詞カードのブックレットとCDケースつまりジャケットがつきます!」

花陽「ジャケットはダウンロード販売でも表紙だけなら見れたりもするけど…裏面も含めて、1つのジャケットなんですっ!!」

花陽「ジャケットにはそのアルバムのテーマをファンに伝わるように表そうと、そのアーティストやアルバム制作者がすごく考えて作られてたりするんですっ!」

花陽「それに歌詞カード!!これは歌詞を文章として見ることで初めて伝わってくる部分があったり、各曲に対するアーティストのコメントが載ってたり…」

花陽「あとは、読み方と全然違う漢字がつかわれてたり、耳で聞くと英単語でも歌詞カードだと漢字表記の当て字に気づいたり…」

花陽「他にも、ところどころアーティストの写真が入ってたりして、ちょっとしたミニ写真集になったりすることもあるんですっ!」

花陽「それに電子媒体だと見逃しがちな、作詞、作曲、編曲者の情報!!」

花陽「これもアルバムのブックレットなら一覧で見やすく載ってたりして、全然違う感じの曲なのに同じ人が作ってることに気づくこともあるんですっ!!」


934: ◆eHJTv53N/w 2015/05/06(水) 01:47:45.71 ID:dH2SeDSd0

花陽「そして、肝心の曲順っ!!これは電子媒体よりもCDで聞いた方がいいことが多いんですっ!!」

花陽「携帯音楽プレイヤーにいれるとなると、ダウンロード料金や容量の関係でついついお気に入りの曲しか取り込まないことが多くなっちゃったり…」

花陽「さらに他のアーティストのお気に入り曲とかと同じタイミングで聞くために、曲順をシャッフルして聞いたりすると思うの…」

花陽「でもね、アルバムの曲順っていうのは、そのアーティストやアルバム制作に携わった人が一番いいと思った順番で並んでるんだよ?」

花陽「どの曲を一番最初にもってくるか?有名曲はどこに持っていくか?その前後の曲はどうしようか?最後のトラックはどの曲をもってくるか?とかいろいろとだね…」

花陽「そういった試行錯誤の結果、アルバムの順番で収まってるから、順番通りに聞くこともそのアルバムの正しい聞き方になったりすんだよ?」

花陽「そうやって聴いていくうちにアルバムだけの名曲とかも自分なりに見つけることができたりして、それも楽しみなんだよ?」

花陽「それが同じアーティストを好きな人と一緒だとうれしいし、違ったら違ったで議論できたりでおもしろいし!」

花陽「ちなみにベストアルバムだと単純にシングル発売順とかで並んだりするから、あんまり熱心なファンからは人気がなかったりもするんだよ?」

花陽「ただ、ベストアルバムには、ボーナストラックとか隠しトラックが追加されるから、結局ファンは買っちゃうんだけどね…」アハハ

花陽「ちなみにこのボーナストラックとか隠しトラックっていうのもダウンロード版だとなかったりすることも多いから、CDの方が有利なのっ!」

花陽「他にもCDの初回限定盤だけに、限定CDがもう1枚とかPV収録のDVDやライブDVDがついたり、イベントの参加券とかがつくのも有利と言えば有利なんだけど…」

花陽「このあたりは、ちょっとものによっては賛否両論だったりするから、この部分はなんとも言えないんだけどね…」アハハ

にこ「ってことよ」


935: ◆eHJTv53N/w 2015/05/06(水) 01:48:42.69 ID:dH2SeDSd0

凛「え、え~っと……」

穂乃果「つ、つまり?」

にこ「はあ~……」

にこ「ようするに、安さ重視のダウンロード版よりも、アーティスト達の伝えたいこととかが多くわかるCDの方が断然にいいってことよ?」

凛「な~んだ~そうだったのかにゃ~」

穂乃果「やっとわかったよ~」

花陽「えっ!?私もそう説明したのにっ!?」ガーン


936: ◆eHJTv53N/w 2015/05/06(水) 01:50:11.08 ID:dH2SeDSd0

凛「ち、違うよっ!?かよちんっ!!」

凛「かよちんのお話も分かりやすかったんだけど、にこちゃんにも、ちょっと説明を聞きたかっただけだよっ!?」

穂乃果「そ、そうだよっ!!花陽ちゃん!!」

穂乃果「花陽ちゃんのお話もなんとなくわかるんだけど、ちょっと説明が長すぎて頭になかなかはいらないから…っていう理由で」

穂乃果「すっごいシンプルに答えてくれるにこちゃんに助けをもとめたりなんかしてないよっ!?」

花陽「そ、それならいいんだけど…」


ほのりん((ふぅ~~~~))

凛(あやうくかよちんがまた、にこちゃんに撫でられ続けるマシーンになるとこだったにゃ…)

穂乃果(あやうくにこちゃんがまた、花陽ちゃんを撫で続けるマシーンになるとこだったよ…)


にこ(あんた達…絶対に花陽の話がわかってないわね…)


942: ◆eHJTv53N/w 2015/05/06(水) 23:55:30.50 ID:dH2SeDSd0

にこ「で、アルバムの話をしたのは、ライブのセトリもそれに通じるものがあるからなのよ?」

穂乃果「え、え~~っと…」

凛「つまり、どういうことにゃ?」

にこ「はあ~、やっぱりそれだけじゃ通じなかったか…」

花陽「あ、にこちゃんのダージリンちょっともらってもいい?」

にこ「ん?別にいいわよ?」

花陽「ありがと!これ、私のカモミールね」

にこ「ん、ありがと」

にこ「ふう~、カモミールもやっぱり、なかなかいいわね…で、え~っと曲順なんだけど…」


ほのりん「「ああっ!!!」」


花陽「ぴゃぁっ!?」

にこ「いきなり大声出してどうしたのよ?」


943: ◆eHJTv53N/w 2015/05/06(水) 23:57:03.87 ID:dH2SeDSd0

凛「なんで、さりげなく二人の飲み物を交換しあっちゃってるのっ!?」

穂乃果「そうだよっ!!ここは種類が少ないから、交換しないって言ったじゃんっ!!!」

花陽「え、えっと…つ、ついいつものくせで?」

にこ「っていうか、あんた達、ただ飲み物を交換してるだけで騒ぎ過ぎよ…」


ほのりん「「だって~…」」


凛(む~…凛はかよちんと、ついいつものくせで交換なんて1回もないよ…)

凛(なんかふたりともずるいにゃ…)


穂乃果(む~…にこちゃんも花陽ちゃんも同じ感じで飲んでるから、普通に間接キスになってるんだよぉ~…)

穂乃果(花陽ちゃんだけずるいよ…)


944: ◆eHJTv53N/w 2015/05/06(水) 23:58:54.10 ID:dH2SeDSd0

にこ「もう、話を戻すわよ?」

にこ「えっとアルバムを聴きこんだりしていくと段々"この曲のあとはこの曲"とか"このアーティストのアルバムの曲構成はこんな感じ"ってのがなんとなくわかってくるのよ?」

にこ「まあ、あんまり曲数がないアーティストとかのアルバム発売前後のライブだとアルバムの曲順そのままのライブとかもあるんだけどね~」

にこ「それ以外だとライブ独自の曲順とかになるから、ファンにとってはセトリが気になるのよ~」

穂乃果「ふむふむ」

にこ「でまあ、セトリでもさっき話した"この曲のあとはこの曲"とか"このアーティストのアルバムの曲構成はこんな感じ"がちゃんと反映されていることもあれば」

にこ「そういった今までの概念にとらわれない構成だったりすることもあるってわけよ」

にこ「にこが花陽と1曲目について予想外とか言ってたのはこのあたりが関係してくるのよ~」

凛「ようやくつながったにゃっ!!」

穂乃果「そういうことだったんだねっ!!」

花陽「そうなの!いろいろ奥が深いんだよ~」


945: ◆eHJTv53N/w 2015/05/07(木) 00:01:18.37 ID:C62ASkTr0

にこ「で、まあここまで説明したうえで、実際に花陽がメモしてくれたセトリを掘り下げていきたいところなんだけど~」

にこ「せっかくドリンクバーを頼んだんだし、話し始める前におかわりに行っておきましょ?」

花陽「そうだね!長くなるもんね」

穂乃果「な、長くなるんだね…」

凛「つ、ついていけるか不安だにゃ…」

にこ「だから、穂乃果と凛がいるのを考慮して、解説を交えながら話していくつもりよ?」

穂乃果「にこちゃんが解説してくれるなら大丈夫かなっ!?」

花陽「うん!私も凛ちゃんや穂乃果ちゃんに丁寧に説明してあげるから!」

凛「か、かよちんもお手柔らかに頼むにゃ…」

にこ「それじゃ、ドリンクのおかわりが終わったら再開するわよっ!!」

ほのりんぱな「「「うんっ!!!」」」


946: ◆eHJTv53N/w 2015/05/07(木) 00:03:38.18 ID:C62ASkTr0
-土曜 夜 住宅街--

にこ「いや~結構話し込んじゃったから、遅くなっちゃったわね~」

花陽「うん、でもすっごく楽しかったよっ!?にこちゃん達と晩御飯たべれてよかったよ~」

凛「凛も!いままでよりこのアーティストについて詳しくなれて、いっそう好きになったにゃっ!!」

穂乃果「穂乃果も!いままで知らないアーティストだったけど、にこちゃんの話を聞いてすっごい興味をもったよっ!!」

にこ「あ、それならアルバム貸してあげるわよ?」

穂乃果「ほんとっ!?ありがとっ!!にこちゃんっ!!!」ギューーーーーーー


947: ◆eHJTv53N/w 2015/05/07(木) 00:05:46.99 ID:C62ASkTr0

にこ「ちょっ!?隙をみて抱きついてくるんじゃないわよっ!?///」

穂乃果「だって、今までよりも抱きついていくって決めたんだもん!」

にこ「あ~…………そうだったわね///」

凛「じゃあ凛もっ!!」ギューーーーーーー

花陽「じゃ、じゃあ私もっ!!///」ギューーーーーーー

にこ「なっ!?ちょっ!?/////」

にこ(ああ…抱きついていいって言った手前、無下にできないわ…)

にこ(これはちょっと…はやまちゃったんじゃないのかしら…)

にこ(まあ、悪い気はしないんだけど…///)

にこ(恥ずかしくてしょうがないっての…///////)


948: ◆eHJTv53N/w 2015/05/07(木) 00:09:35.57 ID:C62ASkTr0
--土曜 夜 住宅街(とある十字路付近)--

花陽「あ、私と凛ちゃんはここでお別れかな?」

にこ「ん?そうね~、私と穂乃果はこっちだし」

凛「ん~…そうなると、明日は特にあう予定もないし…」

凛「にこちゃんと穂乃果ちゃんに次にあうのは、たぶん、また月曜日に学校でだねっ!!」

穂乃果「そうだねっ!!」

花陽「じゃあね、にこちゃん、穂乃果ちゃん」バイバイ

凛「また月曜日にゃーーーーーーー」バイバ-イ

にこ「はいはい、気をつけて帰るのよ~」バイバイ

穂乃果「じゃーーねーーーー」バイバ-イ


949: ◆eHJTv53N/w 2015/05/07(木) 00:11:09.21 ID:C62ASkTr0
--土曜 夜 穂乃果宅付近--

にこ「ん、もう穂乃果の家の近くについたわね」

穂乃果「あ、ほんとだ…」

穂乃果「もうちょっと穂乃果の家が遠ければよかったのにな…」

にこ「今日はだいぶ疲れてるから、これ以上遠かったらたまらないわよ…」

穂乃果「む~、そういう意味じゃないんだけどなあ…」ボソッ

にこ「ん?なにかいった?」

穂乃果「へ?ううんっ!なんでもないよっ!?」


950: ◆eHJTv53N/w 2015/05/07(木) 00:12:39.13 ID:C62ASkTr0

にこ「それじゃ、明日は朝に裏口の方からチャイムをならせばいいのね?」

穂乃果「うん、それでいいよっ!!」

にこ「ん~、でもチャイムだと穂乃果だけじゃなくてご家族にもチャイム音聞こえちゃうから…」

にこ「朝の時間帯だし、迷惑になったりしないかしら?穂乃果の携帯に連絡したほうがよかったりしない?」

穂乃果「ううん、大丈夫!」

穂乃果「お父さんもお母さんも、雪穂もその時間なら起きてるし、帰ったらみんなに、にこちゃんが来ること伝えとくから大丈夫っ!!」

穂乃果「だから、きにせず、おもいっきりチャイムならしてもいいよっ!?なんなら連打してもいいよっ!?」

にこ「そ、そう///って、連打はしないわよっ!?」

穂乃果「えー…穂乃果が連打してもいいって言ってるのに?」

にこ「なんでそんなに連打させたがるのよっ!?連打なんて、朝じゃなく日中にやられても迷惑よっ!?」

穂乃果「え?穂乃果は別に迷惑じゃないけど?」

にこ「一般的に考えて迷惑よっ!?」ガーン


951: ◆eHJTv53N/w 2015/05/07(木) 00:15:10.83 ID:C62ASkTr0

にこ「はあ、なんで明日の手順を確認しただけで話がそれるのよ…」

穂乃果「えへへ~ごめんね?」

にこ「いや、別にいいんだけどね…」

にこ「まあ、にこも帰るわよ?」

にこ「それじゃまた明日ね?」

穂乃果「うん、また明日~」

にこ「おやすみ~」クルッ

穂乃果「にこちゃんもおやすみ~」バイバーイ

にこ「…」テクテク


穂乃果「明日の自宅デートも楽しみにしてるからねっ!!!」



にこ「なっ!?///」カアッ


952: ◆eHJTv53N/w 2015/05/07(木) 00:16:36.74 ID:C62ASkTr0

にこ「ちょっとっ!?大声で恥ずかしいこと言ってるんじゃないわよっ!?///」

穂乃果「じゃあね、にこちゃーーーーーーーーーん」クルッ

穂乃果「あ、お母さんっ!ただいま~」

にこ「また話きいてないしっ!!」ガーン


にこ(って、明日もデートって扱いになるのね…///)

にこ(はあ~、しかたないわね~…)


次回 真姫「にこちゃんと穂乃果…どっちかひとりなんて選べないわっ!!!って3日前に…」