1: ミガサ 2013/04/28(日) 20:57:39.29 ID:2rZhF1qX0
P「り、李衣菜?」

李衣菜「今まで同性愛って、すっごい偏見持ってたんですよ」

李衣菜「でも改めてこの801本を読んでみてですね」

李衣菜「私はこう思いました……この生き様こそ、ロックだと」

P「いや、待て、落ち着け李衣菜」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367150259

引用元: 李衣菜「801ってロックですよね!」モバP「」 

 

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 012 多田李衣菜
多田李衣菜(CV青木瑠璃子)
日本コロムビア (2013-01-23)
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2: ミガサ 2013/04/28(日) 20:59:46.11 ID:2rZhF1qX0
李衣菜「世界を、政府を、世間を、法律を敵に回してもなお!」

李衣菜「自分の好きなもの、好きな人を守るために戦う!」

李衣菜「これこそ、まさに私が求めていたロックな生き方なんです!」

P「その前にお前、そんな本どこで手に入れた?」

3: ミガサ 2013/04/28(日) 21:01:09.30 ID:2rZhF1qX0

李衣菜「え?」

P「お前がそういう物を買えるようなヤツじゃないことは知ってる」

P「だから恐らく、誰かから借りたんだろう」

P「誰から借りたのか、正直に吐け」

4: ミガサ 2013/04/28(日) 21:02:52.38 ID:2rZhF1qX0
李衣菜「えぇーっと、それは……や、約束があるのでー……」アセアセ

P「い い か ら 吐 け」ギロッ

李衣菜「あ、あう……そ、その……」

李衣菜「……ちひろさんに」

P「またあの人は……何考えてんだか」

5: ミガサ 2013/04/28(日) 21:04:58.20 ID:2rZhF1qX0
李衣菜「ち、違うんですよ!」

李衣菜「あの頃の私はこの本に興味なんてありませんでした!」

李衣菜「で、でもでも、他の子も読んでたから……もしかしたら、流行に乗り遅れてるのかもって思って、ちひろさんに相談してみたら」

P「その本を渡された、と?」

李衣菜「はい……」コクリ

7: ミガサ 2013/04/28(日) 21:06:28.87 ID:2rZhF1qX0
P「ん、ちょっと待て。他の子も、だと?」

李衣菜「はい。私が読み始めたのは、こういう本が流行ってからでした……」

P「参考までに聞こう。一体どれくらいのアイドルが……」

李衣菜「少なくとも……>>9さんは読んでました」

P「え?!>>9が?!」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:08:57.26 ID:Rb2pvUHso
のあさん

10: ミガサ 2013/04/28(日) 21:12:20.01 ID:2rZhF1qX0
のあさんの口調変になるかもしれん

P「え?!あの、のあさんが?!」

李衣菜「はい……ちょっと前に何を読んでるんですか?って聞いてみたら……」

のあ『男同士の神秘のまぐわい……かしら』

李衣菜「って」

P「マジかよ……」

11: ミガサ 2013/04/28(日) 21:14:56.64 ID:2rZhF1qX0
P「と、とにかく真相を確かめに行こう!ついてこい李衣菜!」

李衣菜「えぇ?!私もですか?!」

P「まだ染まりきってなそうな、いわば、にわかのお前が俺の今の一番の味方なんだ!」タッタッタ

李衣菜「にわかって言わないでくださいよぉ~」タッタッタ

13: ミガサ 2013/04/28(日) 21:18:32.57 ID:2rZhF1qX0
P「のあさん!」バン

のあ「読書中……静かにお願いできるかしら」

P「あ、すみませんでした。じゃなくて!」

のあ「騒々しいわね。何かあったのかしら」

P「その読んでる本、見せていただけますか?」

14: ミガサ 2013/04/28(日) 21:20:31.52 ID:2rZhF1qX0
のあ「?別にいいけど」テワタシ

P「……あれ?」

李衣菜「ど、どうですか?」

P「……内容の確認もいいっすか?」

のあ「どうぞ」

15: ミガサ 2013/04/28(日) 21:22:59.40 ID:2rZhF1qX0
P「……??」

李衣菜「こ、これ」

のあ「『星の王子様』よ。あなた達も名前なら聞いたことあるでしょう?」

李衣菜「ど、どういう事……?」

16: ミガサ 2013/04/28(日) 21:26:23.79 ID:2rZhF1qX0
のあ「どういう事、は私のセリフなんだけど」

P「いやぁ、実はですね」

カクカクシカジカ

のあ「ちゃんと話してくれるかしら」

P「のあさんなら大丈夫かなーって思ったんだけど、やっぱダメだったかぁ」

17: ミガサ 2013/04/28(日) 21:29:09.44 ID:2rZhF1qX0
P「のあさんが世間一般で言う……その、BLを読んでるんじゃないかと思いまして」

のあ「読んでるわよ」

P「そうですよねー……ってえぇ?!」

のあ「……そんなに意外かしら」

18: ミガサ 2013/04/28(日) 21:31:25.60 ID:2rZhF1qX0
P「いや、だって、その」

李衣菜「ほら!やっぱり本当じゃないですか!」

のあ「私、乱読家だから」

李衣菜「……」

P「ああ、そういえばそうでしたね」

24: ミガサ 2013/04/28(日) 21:38:40.45 ID:2rZhF1qX0
P「よくよく考えたら、のあさん24ですし、別にそういうの読むのも問題はありませんでしたね」

のあ「たまに読むわ。文学作品として評価できる物も数多いし」

P「つい17の李衣菜が引き合いに出したので焦ってしまいました。すみません」

李衣菜「なっ!わ、私もそういうのは読んでな……」ゴニョゴニョ

のあ「構わないわ。私の言い方にも問題があったかもしれないし」

25: ミガサ 2013/04/28(日) 21:40:55.45 ID:2rZhF1qX0
P「それじゃあ、のあさんにもお伺いしたいのですが、最近、事務所内でBLが流行ってるらしくて……」

のあ「……ああ。私にそういうののお勧めを聞いてきた子がいたわね」

P「えっ!誰ですか?!」

のあ「>>28ね」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:55:42.46 ID:m0Aa7aoOo
あれ?実はBL布教のトップがだりーなって感じなんだけど

安価なら>>27

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:49:09.89 ID:ZgV/9s8Ro
アナベベ

32: ミガサ 2013/04/28(日) 22:01:15.42 ID:2rZhF1qX0


P「菜々さんが?!」

のあ「ええ。レッスンの参考にしたいからーとかなんとか」

李衣菜「何のレッスンの参考に……」

のあ「それは……あなたなら分かるんじゃない?」クスッ

李衣菜「っ!?知りません見てません分かりませんー!」プイッ

P「? とりあえず、菜々さんのところに行ってみるか……」

33: ミガサ 2013/04/28(日) 22:05:11.40 ID:2rZhF1qX0
P「なぁ李衣菜」

李衣菜「なんですか?」

P「さっきのレッスン云々って、何の話だ?」

李衣菜「ふぇっ!?な、な、ななな」カァァァ

34: ミガサ 2013/04/28(日) 22:07:52.01 ID:2rZhF1qX0
李衣菜「なっ、なんでそんなことをっ、気にっ、するんでしゅかっ?!」

P「(何でこんなに慌ててるんだ?)」

P「いんや。のあさんが去り際にさぁ」

のあ『私のレッスンも、いつか見てちょうだい?』

P「とか言うもんだから……」

35: ミガサ 2013/04/28(日) 22:12:25.46 ID:2rZhF1qX0
李衣菜「プロデューサーはそんなこと気にしないでいいです!!」

P「え?あ、ああ……」

李衣菜「(まさか、のあさんまで……?いやそんな……)」

P「(レッスンならいつでも見てやるんだけどなぁ)」

36: ミガサ 2013/04/28(日) 22:19:58.85 ID:2rZhF1qX0
P「入っていいですか菜々さーん」コンコン

菜々「うぇ?!ちょ、ちょっと待ってくださいな!」ガサゴソガサゴソ

李衣菜「明らかに何か片付けてますね……」

P「怪しいな……」

菜々「ど、どうかしましたかプロデューサー?」

37: ミガサ 2013/04/28(日) 22:22:38.52 ID:2rZhF1qX0
P「いや、ちょっと部屋入っていいか?」

菜々「うぇえええええ?!だ、ダメですよ!ウサミン星に勝手に立ち入る事は許しませんよ!」

李衣菜「え?ウサミン星って……」ヒョコッ

P「そういえば李衣菜も一緒だった」

菜々「言うの遅いですよぉぉぉぉおおおおおお!!」

38: ミガサ 2013/04/28(日) 22:27:52.45 ID:2rZhF1qX0
P「じゃあとりあえず入るな」ヨッコイショ

李衣菜「お邪魔しまーす……」コソコソ

菜々「だ、ダメですぅ!ホント、ホント、あと3分待ってください!!」ガッ

P「わかったよ仕方ないなぁ」

39: ミガサ 2013/04/28(日) 22:32:30.94 ID:2rZhF1qX0
―――3分後―――

P「お邪魔しまーす」

李衣菜「しまーす」

菜々「お茶も用意できなくてすみません……」

P「いやいや、こっちも急だったかなーって思うから。むしろ謝るのはこっち」

40: ミガサ 2013/04/28(日) 22:36:04.19 ID:2rZhF1qX0
菜々「はぁ、それで何の用なんですか?今日はオフですよね?」

P「いや、その件なんだが」

李衣菜「プロデューサー、ありましたよー」サッ

P「やっぱりか」

菜々「何があるって……ちょっ!」

41: ミガサ 2013/04/28(日) 22:40:27.87 ID:2rZhF1qX0
菜々「ああああ!!それ私の秘蔵本!!」

P「よくやったぞ李衣菜」ナデナデ

李衣菜「えへへぇ……」

菜々「ちょっ!なに人の家許可取らず家探ししてるんですか?!」

42: ミガサ 2013/04/28(日) 22:46:22.57 ID:2rZhF1qX0
P「これは菜々さんを心配しての事なんですよ」

菜々「どういうことなんです?」

P「だってこれ……○○○のBL本じゃないですか」

菜々「うっ、それは……」

P「菜々さんは17歳なんですから……」


43: ミガサ 2013/04/28(日) 22:53:19.46 ID:2rZhF1qX0
李衣菜「えっ?」

P「えっ?」

菜々「えっ?」

45: ミガサ 2013/04/28(日) 22:58:09.72 ID:2rZhF1qX0
李衣菜「えっと、あのですねプロデューサー。落ち着いて聞いてください」

P「なんだよ」

李衣菜「あそこに転がってる空き缶は……」

P「え?あれは外国のジュースかなんかだろ?」


47: ミガサ 2013/04/28(日) 23:02:25.70 ID:2rZhF1qX0
菜々「(ヤバイ片付け忘れた……)」

李衣菜「じゃあですね。あの年代を感じさせるラジカセは……」

P「菜々さんの趣味だろ?」

李衣菜「そもそもなんで年下なのに「さん」付けなんです?」

P「え?菜々さんは菜々さんだろ?」

李衣菜「……」

48: ミガサ 2013/04/28(日) 23:09:05.40 ID:2rZhF1qX0

菜々「(プロデューサー、気づいてるんじゃないかなぁ……)」

P「とにかく菜々さん。17歳のあなたがこんな18禁本を持ってたらダメです」

菜々「で、でもでも、それ、ちひろさんにお金払って買ったお気に入りの本なんですっ……」ウルウル

P「んなっ。あの悪魔め……まだ幼気な少女に18禁本を売って、金を取るなんてっ……!」

菜々「(……なんか悲しくなってきた……)」

54: ミガサ 2013/04/29(月) 20:58:43.83 ID:sEtmgNYD0
投下再開

李衣菜「(時折、プロデューサーの人を見る目は節穴なんじゃないかと思う時がある)」

P「じゃあ、没収しますね」

菜々「うう……結構高かったのに……」

P「その辺はちひろさんに請求しますから」

55: ミガサ 2013/04/29(月) 21:00:46.07 ID:sEtmgNYD0
P「それより菜々さん。なんでこんな本買ったんです?」

菜々「ええとそれは……」

P「まぁ、言いにくいのはわかりますが……」

菜々「その……予習に」カァァァ

56: ミガサ 2013/04/29(月) 21:03:56.70 ID:sEtmgNYD0
P「予習?」

菜々「だから……その……男の人の」ゴニョゴニョ

P「えっと、声が小さくてよく……」

菜々「お、親からもそろそろ結婚しろって……」ボソボソ

57: ミガサ 2013/04/29(月) 21:07:01.12 ID:sEtmgNYD0
李衣菜「(よくよく考えればこの事務所、ライバル多いよなぁ……)」

菜々「と に か く !お金が戻ってくるならそれでいーです!」

菜々「(もうほとんど読み終わってますし!)」

P「お、おう……」

58: ミガサ 2013/04/29(月) 21:14:51.93 ID:sEtmgNYD0
菜々「用事が終わりましたね?じゃあそろそろ……」

P「わ、わかった。今日はすまなかったな。突然」

菜々「いえいえ、それではまた!」バン!

P「なんか追い出されたような気が……」

李衣菜「実際、追い出されてるんですけどね」

59: ミガサ 2013/04/29(月) 21:18:21.21 ID:sEtmgNYD0
P「それにしても、そんなにいいもんなのか?これ」

李衣菜「プロデューサーさんも百合って読んでますよね?アレと一緒ですよ」

P「そうか……っていうかなんで俺がそういうの読んでるのを知っている?!」

李衣菜「ちひろさんが教えてくれましたよ」

60: ミガサ 2013/04/29(月) 21:19:54.01 ID:sEtmgNYD0
P「あの野郎……ちなみにどんなの読んでるか、とかは……」

李衣菜「さぁ?流石にそこまでは……」

P「そうか」

P「(流石に本人には教えないか。俺はなつ×だり推しだからな)」

61: ミガサ 2013/04/29(月) 21:24:35.33 ID:sEtmgNYD0
P「さて、菜々さんの分は回収できたが……次は誰のを回収しようか」

李衣菜「そうですね……ってか回収しなくても」

P「いや。BLが流行っている事務所なんて俺が嫌だ」

李衣菜「んー……じゃあ>>63さんのとことか行ってみますか?」

63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/29(月) 21:27:51.10 ID:E7LE+c7qo
のの

64: ミガサ 2013/04/29(月) 21:33:53.31 ID:sEtmgNYD0
乃々人気すぎぃ!

P「乃々?また意外なところを」

李衣菜「知らなかったんですか?あの子、意外とちひろさんから買ってましたよ?」

P「だにぃ?!乃々は汚させんぞぉぉぉぉおおおお!!」ダッ

李衣菜「え、ちょ、待ってくださいよー!!」

65: ミガサ 2013/04/29(月) 21:38:24.49 ID:sEtmgNYD0
P「乃々ぉ!!」バン!

乃々「ひっ、なんですかいきなり……」

P「大丈夫か!?まだ汚れてないか?!」

乃々「な、何の話……」

66: ミガサ 2013/04/29(月) 21:46:26.84 ID:sEtmgNYD0
李衣菜「あ、お邪魔しますね」ヒョイッ

乃々「多田さんまで……なんですかいじめですか」

P「いや、乃々。お前がいかがわしい本をちひろさんから買っていると聞いてな」

乃々「えっ」ビクッ

67: ミガサ 2013/04/29(月) 21:50:32.88 ID:sEtmgNYD0
乃々「そんなこと……ないですけど」メソラシ

P「怪しいな乃々。何を隠してる?」

乃々「な、何も隠してませんけど」アセアセ

P「李衣菜」

李衣菜「はい。えーっと」

乃々「勝手に部屋……あさらないで欲しいんですけど」アセアセ

68: ミガサ 2013/04/29(月) 21:52:44.15 ID:sEtmgNYD0
李衣菜「ありましたよー」サッ

乃々「あうう……」

P「……ふむ。やはり18禁本もあるな」

乃々「わ、私は買ってませんけどー……」メソラシ

70: ミガサ 2013/04/29(月) 22:00:01.52 ID:sEtmgNYD0
李衣菜「嘘はダメだよ乃々さん。ちひろさんから買ってるとこ見たし」

乃々「うう……///」

P「乃々。なんで買ったんだ?」

乃々「それは……その」

71: ミガサ 2013/04/29(月) 22:12:16.11 ID:sEtmgNYD0
乃々「男の人のこと……知りたくて」

P「男の人のこと?」

乃々「まだ……プロデューサー以外の男の人と、話せなくて」

乃々「でもファンの人も……いるみたいですし」

乃々「少しでも……男の人のこと知ろうって……」

72: ミガサ 2013/04/29(月) 22:19:15.14 ID:sEtmgNYD0
乃々「そうしたら……ちひろさんが」

P「結局あの悪魔のせいか……何を考えてやがるんだ一体」

P「すまんが没収な。お金は後で返すから」

乃々「……分かりました」

P「(あれ、なんで残念そうなの)」

73: ミガサ 2013/04/29(月) 22:31:52.95 ID:sEtmgNYD0
P「とりあえず、回収できたな」

李衣菜「そうですね。乃々ちゃん残念そうでしたけど」

P「まぁ、うん。なんとなく気持ちはわかるけど、やっぱ18禁本はダメだ」

李衣菜「そうですかぁ」

P「何お前も残念そうな顔してんだよ」

74: ミガサ 2013/04/29(月) 22:34:39.66 ID:sEtmgNYD0
李衣菜「だって、女の子だってそういうのに興味あるんですよ」

P「それでもやっぱり、年を考えてだな」

P「……ちょっと待て。お前から回収した物に18禁本はないんだが」

李衣菜「(ギクッ)な、なんのことですかねー」メソラシ

75: ミガサ 2013/04/29(月) 22:54:16.12 ID:sEtmgNYD0
P「出せ」

李衣菜「いやー。その、言葉のあやっていうk「出せ」……はい」

P「全く。お前は油断ならないな」

李衣菜「トホホ……せっかくのP本が……」

P「え?」

李衣菜「え?あはは、なんでもないですよー!」

76: ミガサ 2013/04/29(月) 22:59:38.24 ID:sEtmgNYD0
P「次は誰のとこ行くか」

李衣菜「えー?まだ行くんですかー?」

P「うーん。どうすっかなぁ」

>>79 続けるならアイドル名 やめるならやめる

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/29(月) 23:04:05.41 ID:EgAItTGno
若林智香

86: ミガサ 2013/04/30(火) 20:15:44.87 ID:ERVTsRTV0
こんばんは。今日もゆるゆる更新していきまする。

P「……智香か」

李衣菜「若林さんですか……読んでるイメージはないんですが」

P「俺もないが、もしもということもあるだろう」

李衣菜「そうですね。それより、本返してくれませんか?」

P「返しません」

87: ミガサ 2013/04/30(火) 20:25:41.91 ID:ERVTsRTV0
P「そもそもどうしてこんな本を買ったんだ」

李衣菜「えっ?あー。それはー……うー……///」

李衣菜「(言えるわけないじゃん……///)」

P「……言いにくいんなら別にいいけどさ」

88: ミガサ 2013/04/30(火) 20:30:45.13 ID:ERVTsRTV0
李衣菜「……なんであたしが?」

P「いや。俺が行くと菜々さんのように隠される可能性もあるからな」

李衣菜「はぁ。まーいいですけど」

李衣菜「智香ちゃーん」

智香「はいはーい☆ちょっと待ってねー!」

89: ミガサ 2013/04/30(火) 20:36:48.98 ID:ERVTsRTV0
智香「李衣菜ちゃんだ☆どうしたの?」

李衣菜「いやー。それが……」

P「智香」

智香「えっ……ぷ、プロデューサー……///」メソラシ

P「おいなんで目をそらした」

90: ミガサ 2013/04/30(火) 20:38:54.33 ID:ERVTsRTV0
智香「な、なんでもないよー♡」

P「なんか言葉に違和感があるな。それに、どうして俺を見ようとしない」

智香「なんでかなー☆あ、あはは」

李衣菜「(智香ちゃんまで……)」

91: ミガサ 2013/04/30(火) 20:42:10.03 ID:ERVTsRTV0
P「とにかく、お邪魔するな」

智香「えっ?!ちょ、ちょっと待って」

P「待たない」

李衣菜「智香ちゃんごめんね……」

智香「わー!わー!///」

92: ミガサ 2013/04/30(火) 20:51:23.14 ID:ERVTsRTV0
李衣菜「こ、これは……」

P「Oh……」

智香「だ、だからまだダメって言ったのにー……」

李衣菜「いや、隠すとかそういう量じゃないでしょ……」

P「なんでこんな山のように……」

94: ミガサ 2013/04/30(火) 20:57:20.85 ID:ERVTsRTV0
智香「違うの!私が買ったわけじゃないの!」

P「そ、そうなのか」ススス

智香「なんで私から距離を取るのプロデューサーっ!」

李衣菜「(……今のうちに何冊か……)」

P「おい。李衣菜」

李衣菜「うー……一冊くらい、いいじゃないですか!」

95: ミガサ 2013/04/30(火) 21:01:05.14 ID:ERVTsRTV0
P「没収したいところなんだが……うーん。この量は……」

智香「話聞いてるのかな?!私が買ったんじゃないのー!」

P「じゃあどうしたんだコレ」

智香「ち、ちひろさんが何故かここに保管させてって……」

P「あの悪魔……」

96: ミガサ 2013/04/30(火) 21:04:04.37 ID:ERVTsRTV0
P「じゃあ智香は読んでないんだな?」

智香「え、えーっと……///」メソラシ

P「……まさかお前」

智香「え、えへっ☆」

P「智香が汚された……」

97: ミガサ 2013/04/30(火) 21:09:34.46 ID:ERVTsRTV0
智香「ご、ごめんなさい……沢山あったから、一冊くらいいいかなって……」

P「いやいいんだ。一冊だよな?読んだの」

智香「……ぜ」

P「え?」

智香「ぜ、全部……読んじゃった☆」

P&李衣菜『ええええぇぇぇぇええええ?!』

98: ミガサ 2013/04/30(火) 21:15:06.32 ID:ERVTsRTV0
P「全部って!?この量を?!」

智香「よ、読んでみたら面白くって!休日丸二日使って読んじゃいました☆」

李衣菜「(面白いのは認める。Pさんのヘタレ受けとか……)」

P「智香、いいか。よく聞くんだ」ガッ

智香「わっ、ひゃい」

99: ミガサ 2013/04/30(火) 21:17:50.96 ID:ERVTsRTV0
P「この中には……18禁本もあったんだ」

智香「あ……はい///」チラッ

P「待ってくれ。なんで俺の股間を見た」

智香「なんでもないですよぉ☆///」

100: ミガサ 2013/04/30(火) 21:21:43.52 ID:ERVTsRTV0
P「と に か く!見た物は全て忘れるんだ!いいな?!」

智香「は、はいー……」

P「心配だが、次がつかえてるしさっさと回収しないとな」

李衣菜「一冊くらい大丈夫ですよね!(そうですね!)」

P「李衣菜……」

101: ミガサ 2013/04/30(火) 21:25:35.36 ID:ERVTsRTV0
P「さて。次に行くか」

李衣菜「はい……」

P「お前はなんでそんなにBLに固執してるんだ……」

李衣菜「だってロックじゃないですか!」

次のアイドル >>104 李衣菜orちひろさんなら終了

104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/30(火) 21:29:34.02 ID:STtmHWCQo
智絵里

106: ミガサ 2013/04/30(火) 21:32:22.65 ID:ERVTsRTV0
P「……智絵里が心配だ」

李衣菜「確かに、純粋な子ですからね……」

P「こうしちゃいられない!智絵里のとこ行くぞ李衣菜!」

李衣菜「は、はいっ」

109: ミガサ 2013/04/30(火) 21:35:42.52 ID:ERVTsRTV0
P「智絵里っ!」バタン!

智絵里「ひゃっ?!ぷ、プロデューサー……?」

P「大丈夫か智絵里?!汚されてないか?!」ユサユサ

智絵里「あ、あうう……?///」

李衣菜「ちょ、智絵里ちゃん混乱してますって!!」

110: ミガサ 2013/04/30(火) 21:39:44.98 ID:ERVTsRTV0


李衣菜「智絵里ちゃん落ち着いた?」

智絵里「は、はい……」

P「それで智絵里!」ズイッ

智絵里「な、なんでしょうか///」

李衣菜「プロデューサー!近い!!」

112: ミガサ 2013/04/30(火) 21:42:34.14 ID:ERVTsRTV0
P「コホン。で、智絵里。お前は持ってないよな?」

智絵里「え?何を……ですか?」

P「BL本」

智絵里「BL……っ///も、持ってないです///」

P&李衣菜「(怪しい)」

113: ミガサ 2013/04/30(火) 21:46:58.30 ID:ERVTsRTV0
P「李衣菜」

李衣菜「はいっ」

智絵里「あ、あんま部屋……散らかさないでくださいね……」

P「ちゃんと片付けるから」

114: ミガサ 2013/04/30(火) 21:48:56.04 ID:ERVTsRTV0
李衣菜「……そんな」

P「どうした?」

李衣菜「ないです……ほぼ全部探したのに……」

P「イィィィヨッシャァァァァァァァァ!!!」


115: ミガサ 2013/04/30(火) 21:51:59.11 ID:ERVTsRTV0
李衣菜「なんで?!なんで持ってないの?!」

智絵里「ふ、ふえ?だ、だってその……///」


智絵里「プロデューサーのは……実際はもっと大きいし……///」


李衣菜「え?」

P「は?」

116: ミガサ 2013/04/30(火) 21:57:46.12 ID:ERVTsRTV0
智絵里「な、なんでも。なんでもないです」

李衣菜「い、今聞き捨てならないセリフが」

P「(聞き間違えだよな)すまんな智絵里。急に押しかけたりして」

智絵里「凄くびっくりしました……だから、次の休日、一緒にお出かけしてください。約束ですよ……?」

P「ああ、わかった」

117: ミガサ 2013/04/30(火) 22:02:25.08 ID:ERVTsRTV0
李衣菜「……プロデューサーさん」

P「なんだよ」

李衣菜「……デートなんて、いいご身分ですね」

P「まぁなぁ。智絵里なら安心できるし。デートではないがな」

李衣菜「……」

118: ミガサ 2013/04/30(火) 22:04:51.21 ID:ERVTsRTV0
P「さて、結構回ったな。どうする?」

李衣菜「……別に、好きにすればいーんじゃないですか」

P「なんで不機嫌なのお前」

李衣菜「別にー。不機嫌じゃないですぅー」

ペース速いが次のアイドル >>121 李衣菜かちひろさんで終了

121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/30(火) 22:07:05.74 ID:heycx+CA0
姉ヶ崎

123: ミガサ 2013/04/30(火) 22:13:45.07 ID:ERVTsRTV0
P「ふむ、美嘉か」

李衣菜「むすーっ」

P「なんだよ。そろそろ機嫌直せって……」

李衣菜「じゃあ、あたしともデートしてくれます?」

P「……仕方ねぇな」

李衣菜「ウッヒョー!さすがプロデューサー!話がわかるぅ!」

124: ミガサ 2013/04/30(火) 22:18:15.49 ID:ERVTsRTV0
P「さて、美嘉の家についたわけだけど」

李衣菜「美嘉さんいるかなー?」

P「美嘉ー?」ピンポーン

莉嘉「んー?あ、Pクンだ!」

127: ミガサ 2013/04/30(火) 22:25:54.32 ID:ERVTsRTV0

P「美嘉はいるか?」

莉嘉「出かけてるみたいだよー」

李衣菜「出かけてる?どこに?」

莉嘉「確か……めろんぶっくす?だっけ」

P&李衣菜「」

129: ミガサ 2013/04/30(火) 22:29:26.41 ID:ERVTsRTV0
P「それは本当なのか?!莉嘉?!」

莉嘉「うん!なんかお土産買ってきてくれるって~♪」

李衣菜「も、もしかして莉嘉ちゃんは美嘉さんが何を読んでるか知ってるの?」

莉嘉「え?……私は知らないなー」


130: ミガサ 2013/04/30(火) 22:34:02.70 ID:ERVTsRTV0
P「……本当に?」

莉嘉「ほ、本当だよー」

P「李衣菜、念のため」

李衣菜「はーい。お邪魔するね、莉嘉ちゃん」ヒョイ

莉嘉「あっ、ちょっ」

131: ミガサ 2013/04/30(火) 22:37:08.72 ID:ERVTsRTV0
李衣菜「ありましたよー。でも、18禁本はないですね」

P「ご苦労。で、なんで嘘をついたんだ?」

莉嘉「だ、だって。お姉ちゃんに借りた本だったし……」

P「ふむ……これは美嘉をどうにかした方がいいな」

李衣菜「行きましょう!美嘉さんのところに!今すぐに!」

P「それお前が行ってみたいだけだろ。まぁいいけど……」

132: ミガサ 2013/04/30(火) 22:40:46.10 ID:ERVTsRTV0
―――某電気街―――

P「で、なんでお前もついてくるんだ」

莉嘉「へへー。いいじゃん。Pクンとデート♪」ギュッ

李衣菜「あっ、ず、ずるいっ!」ダキッ

P「……お前ら、自分がアイドルだって事忘れるなよ」

莉嘉「両手に花、だよー?喜びなよPクン!」

133: ミガサ 2013/04/30(火) 22:45:46.83 ID:ERVTsRTV0
李衣菜「(やっぱ本よりも、本物がいいな……)」

莉嘉「(本も面白かったけど、やっぱPクンがいいな♪)」

P「どうした?俺の顔見て」

李衣菜「なんでもないですよっ」

莉嘉「うんうん、なんでもないよ♪」

周りの人「(リア充爆ぜろ……!!)」

137: ミガサ 2013/05/01(水) 20:56:39.24 ID:wUqAWOIO0
投下開始

P「ここら辺か」

李衣菜「あ、あそこにメロンブックスって書いてありますよ」ギュゥ

莉嘉「なんか沢山人がいるね~」ギュゥ

P「ってうかそろそろ離してくださいませんか?」

周りの人「(女の子二人連れてメロンブックス……だと?!)」

138: ミガサ 2013/05/01(水) 21:08:03.37 ID:wUqAWOIO0
―――店内―――

P「んー。美嘉、一階にはいないみたいだな」

李衣菜「へぇ、ふぅん……こんなのもあるんだぁ……」

莉嘉「あれ、これ、アタシとお姉ちゃんの……」

P「ほらほら、さっさと美嘉探すぞ」

139: ミガサ 2013/05/01(水) 21:09:56.53 ID:wUqAWOIO0
P「結構探したけどいないな」

李衣菜「そうですね」ガサガサ

莉嘉「お姉ちゃんどこにいるのかなぁ」ガサガサ

P「おいお前ら何を買ってる」

140: ミガサ 2013/05/01(水) 21:15:33.60 ID:wUqAWOIO0
李衣菜「べ、別にー?漫画ですよー」

莉嘉「そうだよPクン、ほらほら、早くお姉ちゃん探そうよ」

P「全く。だが探していない場所なんて……」

ゴゴゴゴゴ R-18 ゴゴゴゴゴ

3人「……」

141: ミガサ 2013/05/01(水) 21:18:47.68 ID:wUqAWOIO0
P「いいな。お前らは待ってろよ?絶対だぞ?」

李衣菜「やだなー。わかってますよぉ」

莉嘉「そうだよ。アタシ達、おとなしくするよ」

P「いいな?じゃあ行ってくる」タッタッタ

李衣菜&莉嘉「……」ニヤッ

142: ミガサ 2013/05/01(水) 21:21:22.01 ID:wUqAWOIO0
李衣菜「へ、へぇ……ここって、こうなってるんだぁ」チラッチラッ

莉嘉「お、お姉ちゃんを探すためだもんね。仕方ないよね」チラッチラッ

美嘉「んー。ここにはないから、もしかして一般にあるのかなぁ」スタスタ

ガッ!

李衣菜「きゃっ」

莉嘉「ひゃっ。あ、ごめんなさい。大丈夫ですか?」

143: ミガサ 2013/05/01(水) 21:22:53.95 ID:wUqAWOIO0
李衣菜「は、はい……って」

美嘉「あっ」

莉嘉「お姉ちゃん?!」

美嘉「り、莉嘉まで?!」

144: ミガサ 2013/05/01(水) 21:25:29.92 ID:wUqAWOIO0
美嘉「な、なんで二人がこんなところに?」

莉嘉「そ、それよりお姉ちゃん!早く逃げないと!」

美嘉「に、逃げる?!何から?」

李衣菜「プロデューサーが、美嘉を探しに来てるんです。こんなところにいたら、余計疑われますよ!」

莉嘉「だからお姉ちゃん、一旦ここを出るよ!」

美嘉「う、うん」

145: ミガサ 2013/05/01(水) 21:27:59.73 ID:wUqAWOIO0
李衣菜「まだ見つかってないよね……?」

莉嘉「うん。大丈夫みたい」

美嘉「よ、よかったぁ」

P「ほい、ジュースでも飲んで落ち着け」

美嘉「あ、ありがと。プロデュー……」

P「よぉ」ニコッ

3人「」

146: ミガサ 2013/05/01(水) 21:31:18.19 ID:wUqAWOIO0
P「で、まずは美嘉。なんであんなとこにいたんだ?」

美嘉「え、えーっと。迷っちゃって♪」

P「残念ながら何かを探しているお前を追って、俺はここまで来たんだがな」

美嘉「うっ……」

P「正直に言おうか」

美嘉「……新刊を、探してたから」

147: ミガサ 2013/05/01(水) 21:34:27.62 ID:wUqAWOIO0
P「なるほど。新刊ねぇ……だけどお前、17だろ?」

美嘉「うぅ、一年くらいいじゃん」

P「ダメだからこうやってお前追ってきたの」

美嘉「うー」

P「……気持ちはわからんでもないけどな」

美嘉「え?」

148: ミガサ 2013/05/01(水) 21:41:12.51 ID:wUqAWOIO0
P「で、李衣菜。莉嘉」

2人「はい……」

P「言ったよな?入るなって」

李衣菜「いやぁ、フリかと」

莉嘉「普通そう思うよねー!」

P「反省」

2人「はい……」

149: ミガサ 2013/05/01(水) 21:45:07.12 ID:wUqAWOIO0
P「はぁ。とりあえず、本は回収するぞ」

美嘉「えぇ?!まだ読んでないのもあるのに……」

P「金なら返すから。あと1年待て」

美嘉「うー……はい」

150: ミガサ 2013/05/01(水) 21:47:43.40 ID:wUqAWOIO0
P「まったく。大変だった」

李衣菜「本当ですね。やれやれ」

莉嘉「そうだよねぇー」

P「で、なんで莉嘉ついてきてるの?」

莉嘉「だって、面白そうじゃん!」

>>153 次のアイドル 李衣菜&莉嘉&ちひろさんで終了

153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/01(水) 21:51:27.00 ID:AJLVT7Oho
小梅

155: ミガサ 2013/05/01(水) 21:54:09.11 ID:wUqAWOIO0
P「……え?小梅?」

莉嘉「うん!なんか読んでるの見たよ~」ギュッ

李衣菜「ねぇ莉嘉ちゃん。情報提供ありがと、でもプロデューサーから少し離れたほうがいいと思うな。歩きにくいし」ギュッ

莉嘉「えー?だったら李衣菜さんこそ、離したらどうなのかなー?」

P「……歩きづらい」

157: ミガサ 2013/05/01(水) 21:59:37.02 ID:wUqAWOIO0
P「小梅ー?いるかー?」

小梅「あっ、プロデューサーさん……」

李衣菜「こんにちは、小梅ちゃん」

莉嘉「こんにっちはー!」

小梅「こんにちは……賑やか。あの子も……喜んでる」

158: ミガサ 2013/05/01(水) 22:02:36.19 ID:wUqAWOIO0


P「そうか。そりゃなによりだ」

李衣菜&莉嘉「(あの子……?)」

P「で、だ。小梅。率直に聞くが、お前、BL本読んでるか?」

小梅「っ……よ、読んでない、よ」

159: ミガサ 2013/05/01(水) 22:06:48.21 ID:wUqAWOIO0
P「ふーん。そっかぁ。……なぁ」

李衣菜&莉嘉「(え?!誰に話しかけてんの?!)」

小梅「あ、だ、ダメ……!」

P「……やっぱり読んでるんじゃないか」

小梅「うぅ……///」

李衣菜&莉嘉「(だから誰と話してるの?!)」

160: ミガサ 2013/05/01(水) 22:09:57.34 ID:wUqAWOIO0
P「お前からも言ってくれよ」

小梅「あう……で、でも、この子も興味あるって」

P「何?!そうなのか……うーん。こりゃ同罪だなぁ」

小梅「ごめんなさい……」

李衣菜&莉嘉「(本当に誰かそこにいるの?!ドッキリじゃないよねこれ?!)」

161: ミガサ 2013/05/01(水) 22:12:59.41 ID:wUqAWOIO0
P「とりあえず、中入れてもらうから。2人はちょっとお説教な。まぁ、本の中身にもよるが」

小梅「ね、年齢制限は……守ってる」

P「そうか。ならまぁ、軽くだな」

李衣菜「ぷ、プロデューサー」

P「なんだ?」

162: ミガサ 2013/05/01(水) 22:17:42.87 ID:wUqAWOIO0
莉嘉「さっきから、誰と話してるの……?」

P「え?……ああ、見えないのか。気にしないでいいよ」

李衣菜「気にしますよ?!」

小梅「見えない……残念」

163: ミガサ 2013/05/01(水) 22:21:42.78 ID:wUqAWOIO0
P「軽く注意して本を回収しました。あの子が粘ったのは意外だったなぁ」

李衣菜「(ポルターガイスト発生してたよね……?)」

莉嘉「(Pクンって、何者なんだろ……)」

P「さて、次は……そうだな」

>>166 次のアイドル 李衣菜&莉嘉&ちひろさんで終了

166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/01(水) 22:24:56.90 ID:AJLVT7Oho
あいさん

168: ミガサ 2013/05/01(水) 22:28:35.43 ID:wUqAWOIO0
P「あいさんにこの現象の対策でも聴きに行ってみるか」

李衣菜「ああ、東郷さんなら何か対策ねってくれそうですもんね」

莉嘉「……なんか嫌な予感がするなぁ」

P「そうと決まりゃ急ぐぞ!」

169: ミガサ 2013/05/01(水) 22:32:49.32 ID:wUqAWOIO0

P「すみませーん。あいさーん」ピンポーン

……

P「あれ、いないのかな?」

李衣菜「留守みたいですね。お出かけ中でしょうか?」

170: ミガサ 2013/05/01(水) 22:35:31.70 ID:wUqAWOIO0
P「あいさーん?」ゴンゴン

莉嘉「諦めて別の人のとこに……」

菜々「あれ?プロデューサーさんに、李衣菜ちゃんに莉嘉ちゃん」

P「あれ。菜々さん。どうしたんです?」

171: ミガサ 2013/05/01(水) 22:38:20.01 ID:wUqAWOIO0
菜々「プロデューサーさんこそ。デートですか?(羨ましい……)」

P「違いますよ。それよりあいさん知りません?」

菜々「東郷さんですか?部屋にいると思いますよ?」

李衣菜「チャイム押しても出てこないんですよ」

菜々「おかしいなぁ。さっきまでは部屋にいましたよ?」

173: ミガサ 2013/05/01(水) 22:43:22.75 ID:wUqAWOIO0


P「でもドア叩いても出てこないんだぜ?」

莉嘉「あれ、Pクン。鍵かかってないよ?」

P「本当か?だが勝手に入るのはなぁ……」

菜々&莉嘉「(私(アタシ)たちの時はズカズカ入って行こうとしたくせに)」

174: ミガサ 2013/05/01(水) 22:49:33.42 ID:wUqAWOIO0
P「だがこれも他のアイドルのために!お邪魔します!」

菜々&莉嘉「(もしかして女として意識されてない……?orz)」

李衣菜「(プロデューサーは大人な女性がやっぱ好きなのかな……)」

P「あいさーん?いますかー?」

あい「んなっ?!ぷ、ぷぷぷ、プロデューサーくん?!」

175: ミガサ 2013/05/01(水) 22:52:34.04 ID:wUqAWOIO0
P「あれ、いたんじゃないですか。返事してくださいよ」

あい「と、ととと止まってくれ。ちょっと待ってくれないか」アセアセ

P「あいさん?どうしたんですか?」

あい「こ、来ないでくれっ!」パサッ


177: ミガサ 2013/05/01(水) 22:55:00.70 ID:wUqAWOIO0
P「なんか落とし……え?」

あい「うぅ……///」

P「……あいさん。もしかして」

あい「す、すまない……」

李衣菜「(もうこの事務所、BLで染まってるんじゃ……)」

178: ミガサ 2013/05/01(水) 22:59:51.29 ID:wUqAWOIO0
P「あいさんまで……」

あい「……ちひろさんに言われてな」

あい「これを読めば、少しは女の子らしくなりますよ、と……」

あい「そんなのに騙される私も私だが……」

あい「ハマってしまうなんて情けないな……」

179: ミガサ 2013/05/01(水) 23:03:01.50 ID:wUqAWOIO0
P「そんなことないですよ。現にこいつらはハマってましたし」

3人「うっ」

P「それに、あいさんはそんな事しなくても十分女の子ですよ」

あい「……そうじゃないんだ」

183: ミガサ 2013/05/02(木) 20:29:52.94 ID:7G3h0Bue0


P「そうじゃない、とは?」

あい「わ、私はその……あの……この年で、○○だ」

P「ブッ?! と、突然何を言い出すんですかあいさん?!」

菜々「(私この年で○○なんですけど)」

185: ミガサ 2013/05/02(木) 20:33:09.01 ID:7G3h0Bue0
あい「じ、実はこの前……他のアイドル達に聞かれてしまって」

P「な、何をですか」

あい「け、経験の有無を……だ」

P「」

あい「だが私はそこで、意地を張って『ある』と答えてしまってな……」

186: ミガサ 2013/05/02(木) 20:35:27.88 ID:7G3h0Bue0
P「も、もしかして」

あい「で、だ。その時に色々聞かれてしまって……その時はなんとか上手くはぐらかしたのだが」

あい「そのあともしつこくてな……それをちひろさんに相談したら」

P「……この本を渡された、と」

あい「私も最初はおかしいなと思ったんだ!だが、その、読み進めるうちに……」

187: ミガサ 2013/05/02(木) 20:37:40.35 ID:7G3h0Bue0
P「ハマってしまったと」

あい「……ああ、不覚にもな」

李衣菜「あー。その気持ちわかりますー」

P「にわかは黙ろうか」

188: ミガサ 2013/05/02(木) 20:40:50.25 ID:7G3h0Bue0
P「うーむ……まぁ、でも、あいさんなら読んでても大丈夫な年だし……」

莉嘉「なら、放っておいても……」

P「いや。ダメだ。本は回収させてもらいますね。あいさん」

あい「ああ、そうしてくれ。少し心を落ち着けたい……」

李衣菜「……ねぇ。プロデューサーさん」

189: ミガサ 2013/05/02(木) 20:42:57.99 ID:7G3h0Bue0
P「なんだ?」

李衣菜「なんで、そんなにBLを毛嫌いするんですか?」

P「なんでって」

莉嘉「それはアタシも気になる……」

菜々「読むのは自由だと思うんですけど……」

190: ミガサ 2013/05/02(木) 20:47:19.73 ID:7G3h0Bue0
P「そりゃあ……」

P「お前らには俺、普通の恋愛して欲しいんだよ」

李衣菜「普通の恋愛?」

P「ああ。こういうの読んでると、俺の偏見かもしれないが、偏った恋愛観になるかもしれないだろ?」

P「俺はそういうの嫌だしさ。みんな大切だし、みんな大好きだ」

P「だから俺からしてみたら、こういうの読んでるのは……こう、嫌なんだよ」

191: ミガサ 2013/05/02(木) 20:49:33.99 ID:7G3h0Bue0
P「俺の勝手な気持ちだから、それが嫌なら嫌って言ってくれて構わないよ」

P「ただ俺としては……複雑な気分だな」

李衣菜「……そうですか」

李衣菜「わかりました。一切合切、こういうの読むのやめますよ」

P「……え?」

192: ミガサ 2013/05/02(木) 20:52:21.37 ID:7G3h0Bue0
莉嘉「そうだねー。今の聞いちゃうとねー……うん、アタシもやめる」

菜々「ナナもやめちゃいますよー!」

あい「プロデューサー君。今の言葉をアイドル達の前で言ってみてはどうだろう」

P「え?え?えーっと……はい」

193: ミガサ 2013/05/02(木) 20:56:03.24 ID:7G3h0Bue0
P「その後、アイドル達の前でさっきのことを話すと、嘘のようにBLブームは消え去った」

P「一体なんだったのやら……」

P「え?ちひろさん?」

P「6時間耐久きらりんルーム行きにしましたよ。はい」

194: ミガサ 2013/05/02(木) 21:00:46.63 ID:7G3h0Bue0
P「で、ですね。なんでこうなったんでしょう」

李衣菜「別にいいじゃないですか、プロデューサー♪」ギュッ

莉嘉「うんうん。小さいこと気にしたらハゲるよPクン!」ギュッ

智絵里「うー……二人きり……」

菜々「智絵里ちゃん、元気だしてくださいよ~」

あい「たまにはいいんじゃないかな。こういうのも」

195: ミガサ 2013/05/02(木) 21:03:51.87 ID:7G3h0Bue0
智絵里「……くっつきすぎです。李衣菜さんに、莉嘉ちゃん……」

李衣菜「私はずっと手伝ってましたから♪」

莉嘉「李衣菜さんがくっついてるからあたしも~」

菜々「そもそも智絵里ちゃんとのデートだったんじゃ……」

P「そうなんですけど……。あ、デートじゃないですよ?」

196: ミガサ 2013/05/02(木) 21:07:46.39 ID:7G3h0Bue0
李衣菜「(この前の発言から見るに、智絵里ちゃんと二人きりさせるのは危ない……)」

莉嘉「(智絵里さんからは得体の知れない何かを感じる……)」

智絵里「(今のうちに既成事実作ろうと思ったのに……)」

あい「……ふむ。私たちが付いてきて正解だったんじゃないかな」

P「え?なんでです?」

198: ミガサ 2013/05/02(木) 21:45:03.58 ID:7G3h0Bue0
菜々「とりあえず、どこかみんなで遊べる場所行きましょう!」

P「この人数だと……ボウリングとか?」

莉嘉「ボウリング?!いいね!」

あい「ふむ。たまにはボウリングもいいかもね」

李衣菜「……あ、あの。プロデューサー」

199: ミガサ 2013/05/02(木) 21:53:15.96 ID:7G3h0Bue0
P「ん?」

李衣菜「その……すみませんでした!」

P「何が?」

李衣菜「なんか、私のせいで……振り回してしまって」

P「何言ってんだ。李衣菜が言わなかったら俺も気づかなかったかもしれないし。むしろ振り回したのは俺の方だ」

200: ミガサ 2013/05/02(木) 21:56:23.08 ID:7G3h0Bue0
P「それに、今回は李衣菜のにわか具合に助けられたよ」

李衣菜「なんですかそれー……」

P「いや、李衣菜が完全に染まってたら、俺はみんなの異変に気づけなかったわけだし」

李衣菜「褒められてるのか、貶されてるのか、微妙な気分ですよぉ」

201: ミガサ 2013/05/02(木) 22:02:24.96 ID:7G3h0Bue0
P「褒めてるんだよ。李衣菜は李衣菜のままでいてくれよ」

李衣菜「え?あ……はいっ♪」

莉嘉「おやおやPクン~」

P「なんだよ」

莉嘉「今のは告白?」

P&李衣菜『んなっ!?』

202: ミガサ 2013/05/02(木) 22:05:46.92 ID:7G3h0Bue0
智絵里「プロデューサーさん……?」

P「な、なに言ってんだよ莉嘉。ほら、さっさと行くぞ」

莉嘉「えー?さっきのセリフのあとにさ、ほら『俺の大好きな李衣菜のままでな……』って続くんじゃないのー?」

P「続きません!」

あい「騒がしいね。まったく」クスクス

203: ミガサ 2013/05/02(木) 22:17:30.10 ID:7G3h0Bue0
菜々「……あれ、李衣菜ちゃん顔真っ赤♪」

李衣菜「う、うるさいです!」

莉嘉「これは後で詳しく聞かないとね~♪」

P「何をだよ……全く」

P「そんじゃ行くぞ、ほら、李衣菜!」

李衣菜「へ?……は、はいっ!」ギュッ


おわり