前回 レッド「えー、面倒くせーよー」前編

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 13:39:52.72 ID:RmIGC3GjO
ナツメ「私……先に戻ってるね。なにも言わないで来ちゃったから……」

レッド「そうか。ありがとな」

ナツメ「うん……それじゃあ」

レッド「ああ」

ナツメ「フーディン」

フーディン「フー」シュッ

レッド「おお、消えた」

グリーン「命の恩人じゃなかたら消してたよ」

レッド「……」(無視しよう)

引用元: レッド「えー、面倒くせーよー」 

 

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 13:44:47.37 ID:RmIGC3GjO
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レッド「いやぁ、外の空気はおいしいなぁ」

グリーン「ポケモンタワーは独特な空気だからね」

レッド「さて、俺はみんなの所に戻らないとな」

グリーン「今日はありがとう。これ、ほんの気持ちだよ」

レッド「なんだこれ?石?」

グリーン「ああ、君ロコン持っていただろ?ロコンに使うと進化するんだ」

レッド「なんと」

グリーン「それじゃあ僕ももう行くよ。やらないといけないことがまだたくさんあるんだ」

レッド「近い、顔が近い」

グリーン「うふふ」

レッド「絡み付くな。早く行け」

グリーン「うふふ」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 13:53:02.88 ID:RmIGC3GjO
レッド「よし、早速使ってみるか」

ロコン「キュー」

レッド「……どうやって使うんだ?とりあえず食べさせてみるか。
ほらロコン、あーん」グイッ

ロコン「キュッ!?」

レッド「あれ?中々入らないな。頑張れロコン」

ロコン「ギュッ!」

レッド「よしもう少しだな」

ロコン「ギュ……」

レッド「よし!体の調子はどうだロコン?」

ロコン「……」

レッド「……ん?」

ロコン「……」

レッド「ロコォォォオオオン!!」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 13:59:47.23 ID:RmIGC3GjO
レッド「グリーン!戻ってこいグリーン!」

グリーン「どうした!?」シュタッ

レッド「うぉっ」

グリーン「どうしたんだレッド」

レッド「おま……今どうやってここまで来たんだよ……」

グリーン「うふふ、僕がいなくなって寂しくなってしまったのかな」

レッド「死ね」

グリーン「うふふ、相変わらず照れ屋さんなんだから」

レッド「……」

グリーン「うふふ」

レッド「ってこんな事してる場合じゃねぇんだよ!お前ふざけんな!石使ったらロコンが動かなくなったぞ!?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 14:01:13.90 ID:RmIGC3GjO
グリーン「そんな馬鹿な」

レッド「いいから早くどうにかしろ!」

グリーン「っ……本当に動かなくなっているな」

レッド「どういうことなんだよ!?」

グリーン「ふむ……あれ?石は?」

レッド「食べさせたに決まってんだろ」

グリーン「……石は?」

レッド「食べさせた」

グリーン「……」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 14:11:37.50 ID:RmIGC3GjO
グリーン「いけ!カイリキー!ロコンから石を吐き出させろ!」

レッド「はっ!?お前ロコンにカイリキーでなにするつもりだ!?」

グリーン「口の中に指を突っ込ませて石を吐き出させるに決まっているだろ」

レッド「ふざけんなぁぁぁぁあああああ!!」ドスッ ドスッ

グリーン「あぅっはぁん!!」ドサァ

カイリキー「ガァッハァン!!」ドサァ

レッド「ロコン!今助けてやるからな!」

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ロコン「キュ……キュー……」

レッド「ふぅ……なんとか吐き出してくれたか。で、これはどうやって使うんだ?」

グリーン「ああ、なんか適当に掲げたりなんかしらしたら使えるよ」

レッド「なんだよそれ……」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 14:23:40.65 ID:RmIGC3GjO
レッド「えっと……取り敢えず天に掲げて、叫んでみるか」

ロコン「キュー」

レッド「はぁぁぁぁぁあああああ!!」

住民「クスクス、なにあれ」クスクス

住民「こらっ!見ちゃいけません!」

住民「呪われた人か?かわいそうに……」

レッド「……」

ロコン「キュー……」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 14:29:34.97 ID:RmIGC3GjO
レッド「こんな石いるかぁ!!」ドスッ

グリーン「あはぁん!!」ドサァ

レッド「石なんか使わなくてもポケモンに対する愛情があれば進化出来んだよ!」

ロコン「キュー」

レッド「ロコン、いいか?細胞を活性化させろ!そして成長した自分の姿をイメージするんだ!」

ロコン「キュー!」

レッド「イメージに少しでも綻びがあってはダメだ!」

ロコン「キュー!」

レッド「いけぇぇぇぇえええええ!!」

ロコン「キュー!」

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キュウコン「キュー」

レッド「ほらな、石がなくても進化出来た」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 14:38:14.93 ID:RmIGC3GjO
レッド「か、か……かわいいぃぃぃぃいいい!!」ダキッ

キュウコン「キュー」

レッド「うひゃぁ!もふもふさせてくれぇぇぇえええええ!!」ギュッー

キュウコン「キュー」

レッド「もふもふ、もふもふ」モフモフ モフモフ

キュウコン「キュー」

レッド「ああ、●●●●とは違うベクトルで気持ちが良いぃ……し、あ、わ、せ」

グリーン「いいなぁ、僕もレッドにもふもふされたいなぁ」

カイリキー「ガァァァ!!」

グリーン「カイリキー……うふふ、ありがとう。……もふもふ、もふもふ」ギュッー

レッド「もふもふ、もふもふ」モフモフモフモフ

キュウコン「キュー」

グリーン「もふもふ、もふもふ」モフモフモフモフ

カイリキー「ガァァァ!!」


住民「ひぃっ……なんだあいつらは……」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 14:43:32.94 ID:RmIGC3GjO
レッド「よし、キュウコン。体を慣らすためにタマムシシティまでひとっ走りするか」

キュウコン「キュー!」

レッド「ふふっ、着いてこれるかな!?」シュタタタタ

キュウコン「キュー!」

グリーン「もふもふ、もふもふ」

カイリキー「ガァァァ!!」

グリーン「もふもふ、もふもふ」

カイリキー「ガァァァ!!」

グリーン「もふもふ、もふも……あれ?レッドは?」

カイリキー「ガァァァ!!」

グリーン「しまった……カイリキーにもふもふするのに夢中でレッドを見逃してしまった……」

カイリキー「ガァァァ!!」

グリーン「うぅ……レッド……」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 14:54:41.86 ID:RmIGC3GjO
レッド「どうしたキュウコン?俺はまだまだ本気じゃないぞ」シュタタタタ

キュウコン「キュー」シュタタタタ

レッド「……ん?……うぇへへ、はぁ……はぁ……可愛い女の子があそこにいぎゃぁぁぁぁぁあああああ!!」ドサァァァ

キュウコン「キュー!」

レッド「……くっ……女の子に目を取られ崖から落ちるとは……不覚。
これじゃああの女の子に絡めないじゃないか。
いやだぁぁぁぁあああああ、絡みたいよぉぉぉぉおおお」

ミカン「大丈夫!?」

レッド「……ん?」

ミカン「今助けるからじっとしてて!」

レッド「美少女!!」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 15:06:35.66 ID:RmIGC3GjO
ミカン「じっとしてて!今応急処……あれ?傷が……ない?」

レッド「っ!?」

ミカン「あれ?今崖の上から落ちてきたのよね……」

レッド「あっ!あそこに空飛ぶカイリキーが!」

ミカン「なっ!?」バッ

レッド「おらっ!」ドスッ

レッド「がはっぁ!!」ビチャビチャァ

ミカン「なによ、いないじゃな……ってあなた凄い大怪我じゃない!こんなに血が!」

レッド「うぇっへっへ」

ミカン「動かないでね!」

レッド「はいぃ……あぁ……」(美少女に体を触られてるぅ……気持ち良いぃ)

ミカン「血が、血が止まらないわ……!」

レッド「うぇへへ……もっと触っ……あ……れ?……なんか……視界が……暗……く……な……」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 15:14:53.57 ID:RmIGC3GjO
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レッド「んっ……んぅ……あれ?ここは?」

ミカン「あっ、良かったぁ……目が覚めたみたいね」

レッド「ああ、そういえば……」

ミカン「動いちゃダメよ。安静にしてないと」

レッド「ありがとう、助けてくれて」

ミカン「気にしないで。ほらっ、一応ご飯作ったから。
あんなに血を流しちゃったんだから栄養取らないとね。自分で食べられる?」

レッド「あーん」

ミカン「元気みたいね」

レッド「……っ!?あー、腕が痛いなー、動かせないなー、痛いよー、痛いよー、うわー」

ミカン「全く……ほらっ」

レッド「うぇへへ、あーん」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 15:19:19.56 ID:RmIGC3GjO
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レッド「ごちそうさま、いやぁ美味しかった」

ミカン「全く、なんで崖から落ちてきたのよ」

レッド「えっと……走ってたら……」

ミカン「なんであんなところ走ってたの」

レッド「えっと……ト、トレーニングをしてたら」

ミカン「全く、いい年してなにしてるの。死んじゃったら元も子もないでしょ」

レッド「はい……」

ミカン「いい、これからはちゃんと気をつけるのよ」

レッド「はい……」

ミカン「あなたの命はあなただけのものじゃないの」

レッド「はい……」(なんか説教が始まった……)

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 15:25:55.01 ID:RmIGC3GjO
~30分後~

ミカン「あなたのポケモンたちも凄い心配してたのよ」

レッド「はい……」(な、長い……)

ミカン「あなたが死んじゃったらあなたのポケモンたちはどうするの」

レッド「あー、血が足りなくてたーおーれーるー」ドサ

ミカン「ちゃんと聞きなさい」

レッド「……はい」

ミカン「全くもう」

レッド「なぁ……ミカンはここら辺に住んでいるのか?」(と、取り敢えず話を変えよう……)

ミカン「ううん、ジョウト地方の方からきたの」

レッド「ジョウト地方から!?遠い所からなにをしにきたんだ?」

ミカン「ハガネタイプのポケモンを探しに……かな」

レッド「ハガネポケモン?聞いたことないな?」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 15:32:52.10 ID:RmIGC3GjO
ミカン「外を見て」

レッド「外?」

ハガネール「ガァァァ!!」

レッド「なんだあれ!?あんなポケモン見たことないぞ」

ミカン「あれがハガネタイプのポケモンよ。見つかったばかりなの」

レッド「へー」

ミカン「あなたポケモンマスターを目指してのよね」

レッド「まぁ……」

ミカン「私はジムリーダーをやってるの。腕試ししてみる?」

レッド「気が向いたらな」

ミカン「あら、ポケモントレーナーにしてはあまり好戦的ではないようね」

レッド「無益な争いは好きじゃないんだ」

ミカン「全く……そんな弱々しい考え方じゃ勝ち残れないわよ」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 15:39:52.90 ID:RmIGC3GjO
レッド「それよりさ」

ミカン「なに?」

レッド「ミカンの手伝いをさせてくれよ。お礼をしたい」

ミカン「手伝い?」

レッド「ああ、なにか探してるんだろ?俺にも手伝わせてくれよ」

ミカン「まぁ……あなたがしたいっていうのなら構わないけど」

レッド「よし、決まりだな」

ミカン「でもあなた怪我人よ」

レッド「ああ、もう完治してるから大丈夫だ」

ミカン「そんなわけないじゃ……え?……なんで本当に完治してるの」

レッド「ふふっ、ミカンの愛のおかげさ。君の愛ある看病が俺を完治させたのさ」

ミカン「はぁ……」

レッド「うぇへへ……」(美少女と仲良くなるチャンス)

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 18:00:30.09 ID:RmIGC3GjO
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レッド「こんな所に本当に出るのか?」

ミカン「多分ね。ほらっ、ここ登るわよ」

レッド「へーい……ってこの壁をか!?」

ミカン「そうよ。それに壁ではないわ。精々65度ぐらいの傾斜ね」

レッド「65度って……あっ、ミカン、レディファーストだ。お先にどうぞ」

ミカン「えっ?あ、うん」

レッド「うぇっへっへ」(パンツパンツ)

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 18:01:27.93 ID:RmIGC3GjO
レッド「うぇへへ」(可愛いパンツだな……うぇへへ)

ミカン「よいしょっと」

レッド「ああ、なんて良いお尻……うぇっへっへ」

ミカン「……ん?」チラッ

レッド「……あ」

ミカン「……」

レッド「……」

ミカン「何してんのよぉぉぉぉおおお!!」グシャッ

レッド「ぎにゃー!!」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 18:10:24.34 ID:RmIGC3GjO
レッド「……」ピクピク

ミカン「あ、あんた!何してんのよ!?」

レッド「ミ、ミカンさん……」ピクピク

ミカン「なによ!?」

レッド「いきなり顔面を踏みつけるのはどうかと思う……」ピクピク

ミカン「自業自得でしょ!!」

レッド「そこに麗しき花があったから俺は誘われただけだ」

ミカン「黙りなさい!」ベチン!!

レッド「おふぁー!!」ドサァ

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 18:19:26.06 ID:RmIGC3GjO
レッド「うぅ……ひどい……」

ミカン「早く行くわよ」

レッド「はーい」

ミカン「全く」

レッド「ひぃ……足場悪すぎる」

ミカン「よいしょっと」

レッド「ああ、ミカン可愛いなぁ、うぇへへ」ジッー
ガラッ

レッド「ん?」ツルッ

レッド「ぎゃぁぁぁぁぁあああああ!!足踏み外したぁぁぁあああああ!!」ゴロゴロゴロゴロ

ミカン「きゃぁぁぁぁあああああ!!レッドォォォオオオ!!」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 18:39:06.64 ID:RmIGC3GjO
ミカン「大丈夫?」

レッド「ああ、なんとか……」

ミカン「全くさっきから……やる気あるの?」

レッド「もちろん」

ミカン「……私が試してあげるわ」

レッド「なにをだ?」

ミカン「いきなさい!ハガネール!」

ハガネール「ガァァァ!!」

レッド「えぇ!?」

ミカン「あなたどこか頼りない所があるからね。へらへらしてるし。さぁ、ポケモンを出しなさい」

レッド「いやいやいやいや」

ミカン「ポケモンマスターを目指すのなら私ぐらい倒しない!」

レッド「くそっ、いけ!キュウコン!進化してからの初陣だ!」

キュウコン「キュー!」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 18:45:28.41 ID:RmIGC3GjO
ミカン「いいポケモンね。いいわ!試してあげる!ハガネール!たいあたり!」

ハガネール「ガァァァ!!」

レッド「……っ!?キュウコン!下がってろ!おらぁぁぁぁあああああ!!」ガシッ

ミカン「えぇ!?」

レッド「てめぇ!俺のキュウコンになにしようとしてくれてんだ!?粉々に砕いてやる!」

ミカン「えっ?ちょっ!待った!待って!」

レッド「なんだ?」

ミカン「なんだじゃないわよ!えっ、なんで人間がハガネールの体当たりを止められるの!?あなた死ぬ気!?
違う!それもだけどなんでポケモンバトルに人間が介入してるのよ!?」

レッド「愛する者を守ってなにが悪い!!」

ミカン「……っ!?」

レッド「キュウコンは俺の大切な存在だ!こいつには手を出せない!」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 18:56:39.01 ID:RmIGC3GjO
ミカン「あんたみたいな奴……初めて見たわ」

レッド「そうか?」

ミカン「もういいわ、ハガネール、戻りなさい」

ハガネール「ガァァァ!!」

レッド「なんだもういいのか?」

ミカン「ええ」

レッド「そいつはどうも」

ミカン「ポケモンマスターを目指してなかったらうちの会社にほしいぐらいの人材ね」

レッド「あなたが望むのならば俺はあなたに着いていきますよ」キラッ(このまま優しく抱き締める……!)

ミカン「そう」

レッド「ミカァァァン」スッ

ミカン「さっ、早く行くわよ」

レッド「あふぅん」スカッ ドサァ

ミカン「……」テクテク

レッド「ひ、ひどい……」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 19:09:07.63 ID:RmIGC3GjO
ハガネール「ガァァァ!!」

レッド「なにごと!?」

ミカン「レッド!来ちゃダメ!!」

ロケット団「今日こそハガネールは頂くぞ」

レッド「ロケット団……!!」

ミカン「レッド!早く逃げて!」

レッド「なるほど……新種のポケモンは貴重だからな。奪おうってわけか」

団員「殺してでも奪い取れ!」

団員ズ「おお!」

ミカン「レッド、これは私の問題よ。あなたが巻き込まれる事はない。私が自分でなんとかするわ」

レッド「言ったはずだ……」

ミカン「早く行って!」

レッド「愛する者を守ってなにが悪いと」

ミカン「っ!?」

レッド「ミカン、お前は俺が……守ってやる」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 19:23:43.83 ID:RmIGC3GjO
レッド「いけ!みんな!」

レッドズポケモンズ「ゼニ!ピカ!キュー!ピー!ゴー!」

ミカン「無茶よレッド!早く逃げて!」

レッド「ミカン、俺の後ろから離れるな。お前は俺が守る」

ミカン「レッド……」

レッド「お前らは下がってろ!うぉぉぉぉおおお!!」

団員ズ「ぎゃぁぁぁぁぁあああああ!!」ビチャビチャァ

団員ズポケモンズ「――――!!」ビチャビチャァ

レッド「俺の大切な奴らには……指一本触れさせねぇ!!」

団員ズ「ぎゃぁぁぁぁぁあああああ!!」ビチャビチャァ

レッド「うぉぉぉぉおおお!!」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 19:37:14.24 ID:RmIGC3GjO
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レッド「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!締め付けられるぅぅぅぅううう!」

女団員A「ラッタ!かみつく!」

レッド「いやぁぁぁぁあああああ!!これだから●●●は!これだから●●●だ!」

女団員B「残り私たちだけになった時はどうなるかと思ったけど」

レッド「うひぃぃぃぃいいい!!」

少女団員「こいつが馬鹿で良かった。くひひっ」

レッド「くそっ!汚らしい蛇と鼠め!ぶちのめしてや」

少女団員「あん、転んじゃったぁ」ドテッ

レッド「あふぅん、熊さんパンツかわいいよぉ」

女団員B「アーボック、締め殺しなさい」

レッド「いひー!」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 19:45:43.82 ID:RmIGC3GjO
レッド「いやだぁぁぁぁあああああ!!●●のまま死にたくないぃぃぃぃいいい!!」

少女団員「くひひっ、お前はここで死ぬのよ」

レッド「はぁ……はぁ……幼い子に罵倒されるなんて……目覚めちまいそうだ……」

少女団員「気持ち悪い……早く死ね、変態」

レッド「あはぁぁあん」

ミカン「レッド!今助けるわ!」

レッドズポケモンズ「ゼニ!ピカ!キュー!ピー!ゴー!」

ミカン「ハガネール!アイアンテ」

「ばくれつパンチ!!」

カイリキー「ガァァァ!!」

女団員「ぐぎゃっ」グチャ

アーボック「しゃぎゃっ」グチャ

ラッタ「ぎっ」グチャ

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 19:52:00.22 ID:RmIGC3GjO
レッド「うぉ……」ドサッ

女団員B「な、なんだおまぎゃっ!!」グチャ

少女団員「ひっ……ぃ、いや……」

グリーン「殺れ」

少女団員「た、たす……げぎゃっ!!」グチャ

レッド「……」

グリーン「うふふ、大丈夫だったかい」

レッド「やっぱお前かよぉぉぉおおお!!」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 19:52:48.97 ID:RmIGC3GjO
グリーン「うふふ」

レッド「なんでいんだよ!?そしてひっつくな!」

グリーン「うふふ、ここら辺を歩いていたらレッドの匂いがしてね」

レッド「匂い!?」

グリーン「こんなに早く再開出来るなんてやはり僕たちは運命の赤い糸で繋がっているようだ」

レッド「だからひっつくな!」


ミカン「……」

レッドズポケモンズ「……」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 20:31:19.75 ID:RmIGC3GjO
グリーン「すまない、僕とて君と絡み合っていたいが僕はもう行かなければならない」

レッド「早く行って来れよ。そしてそのまま消えてくれ」

グリーン「ミカンさん……だね」

ミカン「っ……」

レッド「知り合いか?」

グリーン「いや、違うよ。安心してくれ。しばらくはハガネールを狙うロケット団は来ないはずだ」

ミカン「えっ」

グリーン「それじゃあねレッド。また会おう」

カイリキー「ガァァァ!!」

レッド「ありがとな」

グリーン「ああ、そういえばロケット団を壊滅させると言っていたねレッド。1つ、忠告しておく。」

レッド「なんだ?」

グリーン「シルフカンパニーには無闇に攻め入るな」

レッド「……」

グリーン「それじゃあね、また会おう」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 20:49:39.18 ID:RmIGC3GjO
レッド「何だったんだあいつは……」

ミカン「レッド、色々と迷惑かけてごめんなさい」

レッド「なに言ってんだ。迷惑なんかじゃない」

ミカン「でも……」

レッド「でももなにもない。俺は愛する人を守りたかっただけだ」

ミカン「……っ!?……あ、あの……レ、レッド……」

レッド「なんだ?」

ミカン「レ、レッドがさっき言ってた……あ、愛する者って……」

レッド「……ん?あの崖の上に見えるのはまさか……」

ミカン「わ、わ、私の……こ」

レッド「ユキさーん!おーい!ユーキーさーん!あなたの愛するレッドですよー!!」

ミカン「……え」

レッド「ユキさーん!愛してるー!だから気付いてー!!ユキさーん!」

ミカン「どういうことよぉぉぉおおお!!」ベチン!!

レッド「なんでだよぉぉぉおおお!!」ドサァ

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 20:58:46.13 ID:RmIGC3GjO
レッド「い、痛い……そして何故……」ピクピク

レッド「あぁ……ユキさんが遠退いていく……」

ミカン「ちょっとどういうことなのかしら?」ガシッ

レッド「ひっ……な、なにが……かなぁ……あは、あはは」

ミカン「あなた私に愛してるって言ったわよねぇ」ギリギリ

レッド「じ、締まってる……首……締まってる……」パンパン

ミカン「詳しく話聞かせてもらおうかしら」ギリギリ

レッド「あ゛あ゛ぁぁぁあああああ」パンパン

ミカン「この……ばかレッドォォォオオオ!!」ベチン!!

レッド「なんでこうなるんだよぉぉぉぉおおお!!」ドサァ

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 21:05:57.10 ID:RmIGC3GjO
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ミカン「あー、スッキリした」ツルツルテカテカ

レッド「うぅ……ひどい……」

ミカン「もう女の子を誑かしちゃダメだからね」

レッド「……」

ミカン「ん?どうかした?」

レッド「今のは聞き捨てならないな」

ミカン「え?」

レッド「ミカン」ガシッ

ミカン「ふぇっ?えっ、な、なに?かな?」

レッド「俺がお前を愛しているのは本当だ」

ミカン「な、なにを……ば、ばか……」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 21:09:03.79 ID:RmIGC3GjO
レッド「……」ジッ

ミカン「ぅ……うぅ……」

レッド「……」ジッ

ミカン「わ、私も……き、嫌いじゃ……な……い」

レッド「ミカン」

ミカン「な、なに……よ」

レッド「うぇっへっへ、ちゅー」

ミカン「きゃぁぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「なんでだよぉぉぉおおお!!」ドサァ

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ミカン「ごめん、つい……」

レッド「い、痛い……」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 21:14:37.50 ID:RmIGC3GjO
ミカン「レッド、色々とありがとね。あなたに会えて良かった」

レッド「ジョウトに戻るのか?」

ミカン「うん、あんまり長い間ジムも空けられないしね」

レッド「そうか……」

ミカン「もしジョウトに来る事が会ったら……遊びに来てね」

レッド「ああ」

ミカン「レッドはダメダメだからね。もしダメになったらいつでもうちの会社の雑用として雇ってあげるわ」

レッド「はは、ありがとな」

ミカン「レッド……」

レッド「なんだ?」

ミカン「……んぅ」チュッ

レッド「……っ!?」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 21:16:30.32 ID:RmIGC3GjO
ミカン「……」

レッド「ほ、ほほっ、ほっぺにちゅー」

ミカン「また……会おうね!」

レッド「ああ!」

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レッド「……」

レッド「……」

レッド「やべっ、そろそろ帰らないと」

レッド「カスミに殺される」

レッド「うーん、なんか最近肩が重いんだよなぁ」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 21:29:57.95 ID:RmIGC3GjO
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レッド「ただいまー!」

カスミ「レッド!」

レッド「帰ってきたぜ」

カスミ「大丈夫だった?」

レッド「なにが?」

カスミ「ケガとか……しなかった?」

レッド「ああ、全然大丈夫だ」

カスミ「そう、良かった……それじゃあジム戦は問題なかったのね」

レッド「ああ、秒殺だったぜ。ほらっバッジもちゃんと……あれ?」

カスミ「……?」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 21:36:10.47 ID:RmIGC3GjO
レッド「あれっ、ちょっ、ちょっと待ってくれ」

カスミ「うん……レッド……あ、ぁ……ぃ……たかったよ」ボソボソ

レッド「いや、おかしい……ポッポに空を飛ぶを覚えさせた後にバッジを取ったはずだ……」

カスミ「今日はゆっくり休んでね」

レッド「まさか……」

カスミ「ん?どうしたの?」

レッド「あれ夢だ!!」

カスミ「夢?なにが!」

レッド「えっと……バッジを取る夢を見て……実際に取ったと勘違いしたというか……」

カスミ「……え」

レッド「あは、あははは、ま、まいったなー、あはははは」

カスミ「……」

レッド「あははは……」

カスミ「ふざけんなぁぁぁぁあああああ!!」

レッド「なんでこうなるんだよぉぉぉおおお!!」ドサァ

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 21:44:31.77 ID:RmIGC3GjO
レッド「ちがっ!ゆ、夢を見て!」

カスミ「そんな言い訳が通じるわけないでしょ!またあんた遊んでたの!?」

エリカ「あら、お帰りになられたのですね。レッドさん。会いたかったですわ」

ナツメ「おかえり……」

レッド「うぇっへっへ、会いたかったよぉ2人ともぉ」

カスミ「っ!?」

エリカ「っ!?」

ナツメ「……」

レッド「ん?なんだその反応?」

カスミ「あ、あんた……か、肩に……」

レッド「……肩?」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 21:47:37.63 ID:RmIGC3GjO
エリカ「み、見間違いに決まってますわ、うふ、うふふふふ」

カスミ「そ、そうよね、ゆ、幽霊なんて、あは、あはははは」

レッド「幽霊?」

ナツメ「レッド……」

レッド「なんだ?」

ナツメ「憑かれてる……」

レッド「……え?」

ナツメ「憑かれてる」

レッド「……」

ナツメ「これ……鏡……見て」

レッド「ぁ……あ……あ……ぎゃぁぁぁぁあああああ!!助けてぇぇぇぇえええ!!」

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 22:01:33.33 ID:RmIGC3GjO
レッド「助けてぇぇぇえええ!!」

カスミ「あ、ああ!私!買い物に行かなきゃ行けなかったんだ!あは!あはははは!」

エリカ「わ、わたくしも、ジ、ジムに要がありましたの、うふ、うふふ」

ガチャッ バタン

レッド「いやぁぁぁぁあああああ!!置いてかないでぇぇぇえええ!」

ナツメ「……」

レッド「誰かぁぁぁぁあああああ!!」

ナツメ「……」

レッド「……っ!?ナツメ!」

ナツメ「大丈夫……」

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 22:06:02.01 ID:RmIGC3GjO
レッド「ナツメ!助けてぇ!」

ナツメ「大丈夫……」

レッド「なにがだよぉぉぉおおお!?」

ナツメ「悪意はない……むしろ好意がある」

レッド「……え?」

ナツメ「ポケモンタワーから……レッドに懐いてついてきたみたい……」

ゴースト「ゴー」

レッド「あ、ああ……ど、どうも」

ナツメ「……」

レッド「ナツメ、こいつはオスか?メスか?」

ナツメ「女の子……」

レッド「よし、採用」

ゴースト「ゴー!」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 22:22:34.94 ID:RmIGC3GjO
―――――
――――
―――
――


レッド「お前ら……さっきはよくも見捨ててくれたな……」

カスミ「見、見捨てたわけじゃ、ないわよ!」

エリカ「わたくしはジムからお札を取ってこようとしたのですわ」

カスミ「あ、ずるいわよ!」

エリカ「ずるいもなにも本当のことですもの」

レッド「全く……」

エリカ「わたくしがレッドさんのことを見捨てるわけがないですわ」

カスミ「わ、私だって!」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 23:20:16.28 ID:RmIGC3GjO
レッド「で、これからどうするんだ?」

カスミ「どうするもなにも……あんたがバッジ取ってこなかったんじゃない」

レッド「ぅ……」

エリカ「レッドさんが本気をお出しになればバッジなんてすぐですわ」

レッド「あ、やっぱりそうかなぁ……うぇへへ」

カスミ「調子に乗んな」

レッド「はい……」

ナツメ「1人で行くから……良くないと思う」

カスミ「確かに……こいつには見張りが必要ね」

エリカ「ならばその役目はわたくしが」

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 23:27:10.40 ID:RmIGC3GjO
カスミ「あなたはタマムシシティの再建とかジムリーダーの仕事とか忙しいんじゃない?ま、まぁ……しょうがないから……私がついていってあげても、いいわよ」

ナツメ「私が……テレポートで寄り道させずに連れていく」

カスミ「……」(超能力……)

エリカ「……」(羨ましいですわ……)

レッド「そうだな。それが1番手っ取り早そうだ。頼むよナツメ」

ナツメ「うん」

レッド「今日はもう疲れたよ。出発は明日でいいか」

ナツメ「分かった……」

―――――
――――
―――
――


~深夜~

レッド「うーん、良い匂いがするぅ……」

レッド「あ゛、あ゛れ?……か、体が……しび……れ……」

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 23:30:18.51 ID:RmIGC3GjO
―――――
――――
―――
――


レッド「ん、んぅ……あれ?ここは?」

エリカ「おはようございますレッドさん」

レッド「エリカ……うっ……体が上手く動かない」

エリカ「大丈夫ですか?」

レッド「大丈夫では……ない。ここは……タマムシジムか?」

エリカ「はい」

レッド「なんでこんなと……う゛……体が痺れて……」

エリカ「レッドさんは横になっていてください」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 23:40:17.05 ID:RmIGC3GjO
レッド「……え?ちょ、エリカ!?」

エリカ「レッドさん……わたくし……」ギュッ

レッド「あわ、あわわわわわ」(こ、こんな形で●●喪失とは……!)

エリカ「寂しかったですわ……レッドさん、ずっと帰ってこないんですもの」ギュッーー

レッド「エリカ……」(正直……たまりません!!)

エリカ「レッドさん、暖かい……」ギュッーー

レッド「うぇっへっへ」(ナナミさん……俺はやり遂げてみせるよ……!天から見守ってください!)

エリカ「レッドさんの匂い……」ギュッーー

レッド「あふぅん」(●●●●……柔らかいぃ)

エリカ「レッドさん……」

レッド「あぁん」(さぁ……!俺の体を蹂躙するがいい!!)

179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 23:45:55.34 ID:RmIGC3GjO
エリカ「今夜は……こうやって一緒に寝てください」ギュッーー

レッド「……え」

エリカ「レッドさん……暖かい……スー……スー……」

レッド「……」

エリカ「スー……スー……」

レッド「……」ズーン

エリカ「スー……スー……」

レッド「……」(くそっ!女の子が無防備で横に寝ているというのに体が動かせない……)

エリカ「スー……スー……」

レッド「あぁん、でも●●●●柔らかぁぃ。エリカの体気持ち良いぃ。うぇへへ、もうこれでもいいかなぁ」

エリカ「スー……スー……」

レッド「はっ……!!いかん!男なら戦うべきだろ!」

180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 23:50:32.52 ID:RmIGC3GjO
レッド「この痺れをどうにかして取り除かなければな」

レッド「解毒か……解毒って一体どうすればいいんだろ」

レッド「取り敢えずエリカのことを考えながら気合い入れてみるか」

レッド「はぁぁぁぁあああああ!!」

レッド「……よし、解毒完了」

レッド「ふむ、体も完璧に動くな」

レッド「言ったはずだぜエリカ」

レッド「愛の力があれば毒なんて完全に打ち消せるとな」

レッド「うぇっへっへ、いただきまーす」

レッド「あぁん、し、あ、わ、せ」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/26(土) 23:55:18.25 ID:RmIGC3GjO
レッド「うぇっへっへ、どこからいただくかな」

レッド「やはりここはわがまま●●●●からだな」

レッド「うぇへへ、いただきまーす」

ナツメ「……」

レッド「ナナミさん……!俺……やり遂げてみせるからね!」

ナツメ「……」

レッド「うぇへへ、いただきまー……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:00:46.22 ID:5fFwZLOYO
レッド「いつからそこに……」

ナツメ「ん、んぅ……あれ?ここは?…………から」

レッド「……」(最初からじゃねぇか……)

ナツメ「……」

レッド「え、えっと……あは、あはははは」

ナツメ「続き……しないの?」

レッド「つ、続き?な、なんのことかな」

ナツメ「いただきますって……レッドが」

レッド「あ、あれー、そんな事言ったかなー」

186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:07:17.90 ID:5fFwZLOYO
ナツメ「いいよ……しても」

レッド「えっ、な、なにをかなー」

ナツメ「レッドがしたい事を……すればいい……」

レッド「えっと……じゃあ……」

ナツメ「……レッドが幸せなら……私も幸せだから」

レッド「えっと……それじゃあ、遠慮なく……」

ナツメ「私は幸せそうなレッドを見てるから……気にしないで……」

レッド「あ、ああ……それじゃあこのわがまま●●●●を……い、いただきます」

ナツメ「……」ジッー

レッド「……」

ナツメ「……」ジッー

レッド「……」

ナツメ「……」ジッー

レッド「出来るわけないだろぉぉぉぉおおお!!」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:10:31.47 ID:5fFwZLOYO
ナツメ「……なんで?」

レッド「いや、そんなにじっと見つめられてちゃ出来るもんも出来ないって」

ナツメ「私の事は気にしないで平気……」

レッド「あ、そう?それじゃあ遠慮なく」

ナツメ「……」ジッー

レッド「……」

ナツメ「……」ジッー

レッド「……」

ナツメ「……」ジッー

レッド「って気になるわぁぁぁあああああ!!」

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:19:09.27 ID:5fFwZLOYO
レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「ナツメ、少し早いがジムにテレポートしてくれ」

ナツメ「?」

レッド「夜襲をかけよう。ジムリーダーに闇討ちを食らわす」

ナツメ「分かった……」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:34:22.80 ID:5fFwZLOYO
~ニビジム~

レッド「ここか……よし、行くぞナツメ」

ナツメ「うん……」

「オォォ アァァ」

レッド「っ!?……起きているだと!?」

ナツメ「……」

レッド「くそっ、こんな時間になにやってんだ」


グリーン「うふふ」

タケシ「アァァ、イシツブテの腕が中にぃぃ」


レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「見ちゃいけないもん見ちまった……」

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:37:24.07 ID:5fFwZLOYO
レッド「仮にもジムリーダーって……子供たちの憧れだろ?」

ナツメ「うん……」


タケシ「アァァ、イワークに締め付けられるぅぅ」

グリーン「うふふ、もっとキツく縛ってほしいかい」

レッド「あれ見たら……間違いなく子供たち泣くぞ……」

ナツメ「うん……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「来なきゃ良かった……」

ナツメ「うん……」

197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:43:43.06 ID:5fFwZLOYO
レッド「帰るか……」

ナツメ「うん……」

タケシ「誰だ!?なにをしている!?」

レッド「お前らこそなにしてんだよぉぉぉおおお!!」ドスッ

タケシ「アァオ!」ドサァ

レッド「全裸でイワークに巻き付かれてる野郎に言われたくねぇよ!」

グリーン「レ、レッド!?ち、違う!誤解だ!聞いてくれ!僕の本命は君だ!こいつがどうしてもって泣いて頼むから!」

レッド「どうでもいいわ!!」ドスッ

グリーン「アァッハァン!!」ドサァ

レッド「ナツメ、帰るぞ」

ナツメ「うん……」

グリーン「待ってくれレッド!入れてないから!入れてないから!入れる気もなかったから!僕は君以外に興味はな」

レッド「生々しいんだよ!!」ドスッ

グリーン「アァッハァン!!」ドサァ

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:51:14.07 ID:5fFwZLOYO
レッド「バッジは……これか?」

ナツメ「うん……」

レッド「貰っていくからな。よし、次はクチバシティだ。ナツメ、頼む」

ナツメ「分かった……」

グリーン「待って!待ってくれレッ」

シュパッ

グリーン「レッド……」

タケシ「グ、グリーン……つ、続きを」

グリーン「君なんかカイリキーの相手でもしてろ!」

カイリキー「ガァァァ!!」

タケシ「オォウ!」

グリーン「レッド……」

カイリキー「ガァァァ!!」

タケシ「オォウ!」

グリーン「僕も混ぜろ!」

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 00:58:38.87 ID:5fFwZLOYO
~クチバジム~

マチス「……」zzz zzz

レッド「よっと」ドスッ

マチス「あがっ!」

レッド「全く……こいつにはジムリーダーの自覚がないのか?こんな馬鹿みたいに爆睡して」

ナツメ「レッド……バッジ……あったよ……」

レッド「よし、それじゃあ次行くか」

ライチュウ「ライ!」

レッド「ん?なんだお前は?」

ナツメ「もうあなたの主人は倒れてるよ……」

ライチュウ「ライ……チュゥアアア!」(かみなり!)

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 01:06:22.79 ID:5fFwZLOYO
レッド「ほぅ……静電気程度の電気とはいえ……俺のナツメを攻撃したんだ」

ライチュウ「っ!?」

レッド「覚悟は出来ているんだろうな」

ライチュウ「ライ……チュゥアアア!!」(かみなり!!)

レッド「チクリともしないな。やる気あるのか?」

ライチュウ「っ!?」

レッド「後学のために教えてやる」

ライチュウ「ライチュウ!!」(スピードスター!!)

レッド「ちっ……死に急ぎやがって」ドスッ

ライチュウ「ラ゛ッ……ァ……」ドサ

レッド「ナツメ、次行くぞ」

ナツメ「うん……」

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 01:14:23.36 ID:5fFwZLOYO
~セキチクジム~

レッド「ふむ……いないな」

ナツメ「いない……」

ガシャン ガシャン ガシャン

レッド「……ん?」

ナツメ「……この部屋の中に……閉じ込められた……みたい」

レッド「そうか、さすが忍者だな。手が込んでいるジムだ」

ナツメ「……」

レッド「安心しろ。お前は俺が守ってやる」

ナツメ「うん……」

キョウ「なにやつだ」

レッド「バッジをもらいにきた」

キョウ「夜襲でござるか」

214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 01:21:29.23 ID:5fFwZLOYO
レッド「なにを驚く?お前も忍者だろ」

キョウ「ふっ……ならば食らうが良い。マタドガス、毒ガスだ。この部屋を毒ガスで充満させろ」

レッド「まぁ、部屋に閉じ込めたんだ。普通だな」

キョウ「卑怯だと笑うか?」

レッド「別に笑わないさ。忍者だし当然だろ」

キョウ「なんだその余裕は……」

レッド「1つ教えてやろう。俺に毒は効かない」

キョウ「戯言を……」

レッド「悪いが……俺は抗体を持っている」

キョウ「マタドガスの毒ガスを無効化出来る抗体など存在するはずがなかろう」

レッド「……「愛」という名の……抗体をな」

218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 01:29:12.60 ID:5fFwZLOYO
キョウ「くだらん!やれ!マタドガス!」

マタドガス「ドガッー!」

レッド「待てよ」

キョウ「……なんだ?」

レッド「普通に部屋に充満させてもつまらないだろ」

キョウ「……」

レッド「俺の口から直接流し込めよ」

キョウ「……っ!?」

レッド「部屋に充満させても俺が全部吸い込むからな。結局は同じさ」

キョウ「……なにを企んでいる」

レッド「なにもないさ。ただ強いて言えば……そうだな……」

キョウ「……」

レッド「好きな女の前で……良い所を見せたいだけ……かな」

222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 01:37:34.57 ID:5fFwZLOYO
キョウ「貴様……死ぬぞ」

レッド「忍の道に生きる者の言葉とは思えないな。
ここは戦場だぞ?命を奪う覚悟がないのなら帰れ」

キョウ「……よく言った」

レッド「ふっ……」

キョウ「一般人と思い、生きて帰してやろうかと思ったのだかが貴様は違うようだな。本気でいかせてもらおう」

レッド「ナツメ、お前はテレポートで外に出て待っていろ。毒ガスは危険だ」

ナツメ「フーディンのバリアで囲めば……大丈夫だよ……」

レッド「ナツメ、行ってくれ。万が一ということがある」

ナツメ「でも……」

レッド「頼む……」

ナツメ「分かった……待ってる……」

レッド「ああ」

キョウ「マタドガス!部屋をガスで充満させろ!」

マタドガス「ドガッー」

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 01:47:05.80 ID:5fFwZLOYO
―――――
――――
―――
――


キョウ「そろそろ毒は消えたな……」

キョウ「マタドガス3匹による毒ガスで充満された部屋。この部屋の中で生存出来る者などがいるはずがない」

キョウ「……」

ガチャッ

レッド「……」

キョウ「ふん……やはりな」

レッド「ふわぁぁぁ……遅いじゃないか。危うく寝ちまうところだったぜ」

キョウ「……っ!?ばかな!?」

レッド「なにをそんなに驚く?」

キョウ「貴様……どんな手を使った……」

レッド「なにも使ってなどいない」

キョウ「くっ……」

227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 01:51:18.82 ID:5fFwZLOYO
レッド「言っただろ。愛があれば解毒出来ない毒などないと」

キョウ「戯言を……」

レッド「よし、そろそろ反撃といこうかナツメ」

レッド「……」

レッド「……ナツメ?」

レッド「……」

レッド「しまったぁぁぁあああああ!!ナツメいないんだった!!」

キョウ「……っ!?気が狂れたか!?」

レッド「ぐっはぁ!!」ビチャビチャア!!

キョウ「っ!?何故今になって吐血を……」

レッド「女の子いないと……モチベーションが……ぐぁっはぁ!!」ビチャビチャア!!

レッド「もう……ダメ……」

230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 01:59:32.38 ID:5fFwZLOYO
レッド「ちょっ……マジで……死ぬっ……」

レッド「あぁ……これが話に聞く走馬灯か?」

レッド「ナナミさんの●●●●に……カスミの●●●●……エリカの●●●●に……ナツメの●●●●」

レッド「うわぁ……●●●●がいっぱいだぁ……」

レッド「ユキさんの●●●●やミカンの●●●●まであるぅ……」

レッド「……えっ?なに?その川を渡れば●●●●○○放題?」

レッド「今行くよぉ……」

レッド「うぇっへっへ」

235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:05:38.87 ID:5fFwZLOYO
レッド「うぇへへ、もう少しでそっちに行くからねぇ……」

レッド「……ん?」

グリーン「うふふ、さぁ早く追いで」

カイリキー「ガァァァ!!」

レッド「……」

グリーン「さぁ!さぁ!」

カイリキー「ガァァァ!ガァァァ!」

レッド「いやぁぁぁぁあああああ!!お家帰るぅぅぅぅううう!!」

―――――
――――
―――
――


レッド「っ!!」ガバッ

レッド「あれ……俺今なにを……」

レッド「……」

レッド「俺はあんな奴のおかげで助かったのか……」ズーン

236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:08:50.53 ID:5fFwZLOYO
ナツメ「良かった……」

ナツメ「ありがとね……協力してくれて」

フーディン「フー」

ゴースト「ゴー!」

ナツメ「ふふっ……レッドのことそんなに好きなんだね……」

ゴースト「ゴー!」

ナツメ「うん……一緒に待ってようね……レッドはきっと帰ってくるから」

ゴースト「ゴー!」

239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:13:56.75 ID:5fFwZLOYO
キョウ「蘇生しただと……!?」

レッド「ふむ……まだ体に毒が残っているな……ナツメのことを考えて……」

レッド「はぁぁぁぁあああああ!!」

レッド「……よし、解毒完了」

キョウ「っ!?」

レッド「俺も本気でいかせてもらう」

キョウ「くっ!?」

レッド「いけ!みんな!」

レッドズポケモンズ「ゼニ!ピカ!キュー!ピー!」

キョウ「マタドガス!毒ガスだ!」

レッド「させるか!お前らは下がってろ!はっ!」ドスッ

マタドガス「ドギャッ……」グチャ

レッド「要は毒ガスを出す前に潰せばいいんだろ?」

キョウ「くっ……」

レッド「あいつらには手は出させないぜ」

242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:20:51.25 ID:5fFwZLOYO
キョウ「くっ……」

レッド「ふっ!」シュッ

キョウ「マタドガス!だいばくは」

レッド「遅い!」ドスッ グチャ

マタドガス「ドギャッ」グチャ

マタドガス「ギャッ」ビチャビチャア

レッド「終わりだ……」

キョウ「くっ……」

レッド「……」

キョウ「私の……負けだ……殺せ」

レッド「……」

キョウ「……どうした?」

レッド「無益な殺生は……好きじゃないんだよ」

244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:26:17.20 ID:5fFwZLOYO
キョウ「情けは無用だ。拙者は忍者、最後まで戦う」スッ

レッド「……それがお前の忍道か」スッ

キョウ「いくぞ!」シュタッ

レッド「こい!」

「やめてぇぇぇぇええええええ!!」

キョウ「っ!?」

レッド「っ!?」

247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:33:05.69 ID:5fFwZLOYO
アンズ「やめて!!パパを虐めないで!!」

レッド「……」

キョウ「アンズ……」

レッド「娘がいたのか……」

アンズ「パパを虐めないで!」

キョウ「アンズ、入ってくるな」

レッド「……己が忍道と己が娘、どちらが大切が考えることだな」

キョウ「……」

アンズ「うぅぅ!!」

レッド「俺に答えは分からない。だが、忍道を選んだのならば殺されに来るが良い。それがお前の選んだ道だ。誰にも止まることは出来まいよ」

250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:36:20.51 ID:5fFwZLOYO
キョウ「バッジだ……持っていけ」

レッド「ああ、いくぞ皆」

レッドズポケモンズ「ゼニ!ピカ!キュー!ピー!」

―――――
――――
―――
――


ナツメ「レッド……!」

レッド「ただいまー!会いたかったよぉぉぉおおお!」ダキッ

ナツメ「心配……した……」ギュッ

レッド「うぇへへ」ギュッーー

256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:43:45.45 ID:5fFwZLOYO
レッド「もう少しだな」

ナツメ「うん……」

レッド「もう朝になりかけてるな。よし、急ぐぞ。グレンジムに頼む」

ナツメ「分かった……」

―――――
――――
―――
――


~グレンジム~

レッド「……」

ナツメ「……」

カツラ「なんじゃ貴様らは!?」

レッド「なんで起きてるんだよ……」

ナツメ「早起き……」

レッド「早起きってレベルじゃないだろ……」

258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 02:49:38.94 ID:5fFwZLOYO
ナツメ「ねぇレッド……」

レッド「なんだ?」

ナツメ「なんであの人……頭に変なの被ってるの……」

レッド「っ!?」

カツラ「っ!?」

ナツメ「ねぇ……なんで……」

カツラ「カ、カツラじゃないわ!!」

ナツメ「……カツラ?なにそれ……」

レッド「ごめんなさい!分かってますから!カツラじゃないって分かってますから!」

ナツメ「帽子……?」

レッド「ごめんなさい!こいつ元引きこもりで外の世界のことなんも知らないんです!」

ナツメ「変な帽子……」

カツラ「っ……」

レッド「ナツメェェェェエエエエ!人には触れられたくないコンプレックスが1つか2つはあるもんなんだよぉぉぉぉおおお!」ボソボソ

260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 03:01:06.45 ID:5fFwZLOYO
カツラ「ゆ、許さん!いでよブーバー!」

レッド「ああもう……収拾つかねぇよ……」

ナツメ「ねぇ……なんで……」

レッド「黙ってなさい!シィッ!」

ナツメ「はぃ……」シュン

レッド「くそっ、さっさと終わらせてやる」

カツラ「なぞなぞに答えられたら許してやる!」

レッド「……は?」

カツラ「下は大火事上は大水なーんだ!?」

レッド「知るかぁ!」ドスッ

カツラ「ぐはぁっ!」ドサァ

261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 03:11:12.10 ID:5fFwZLOYO
レッド「これがバッジだな。よし、次行くぞナツメ」

ナツメ「うん……」

ブーバー「ブゥゥゥ……バァァァァ!!」(かえんほうしゃ!)

レッド「よし、次で最後か」

ナツメ「うん……」

ブーバー「っ!?」

ブーバー「ブゥゥゥ……」(かえん……)

レッド「おい」

ブーバー「っ!?」

レッド「次はないぞ」ギロッ

ブーバー「ブ……」ビクッ

レッド「そういやトキワジム閉まってたんだっけな……」

264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 03:22:04.34 ID:5fFwZLOYO
~トキワジム~

レッド「完全に無人か……」

ナツメ「そうみたい……」

レッド「しょうがない、バッジも見当たらないし戻るか」

ナツメ「うん……」

レッド「一晩中お疲れさま、ナツメ」

ナツメ「レッドが……頑張ってくれたから……私はなにも……」

レッド「お前のテレポートがなければ一晩じゃ無理だ。それに……」

ナツメ「それに……?」

レッド「お前はいてくれれば、それで良い」

ナツメ「あぅ……レッド……」

レッド「よし、戻るか…」

ナツメ「うん……」

267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 03:33:34.08 ID:5fFwZLOYO
~タマムシシティ~

レッド「ふぅ……もう完全に朝だな」

ナツメ「眠い……」

レッド「帰ったら寝るか」

ナツメ「うん……」

ガチャッ

レッド「ふぅ……疲れ……ん?」

カスミ「お帰りレッド。2人していなくなったと思ってたらそういうことだったのね」

エリカ「しびれごなの量が足りなかったのでしょう……」ボソッ

レッド「違う、バッジだよバッジ」

カスミ「バッジ?」

レッド「ほらっ」

カスミ「凄いじゃない!こんなに取ってきたの?」

レッド「ああ、夜襲食らわせてきた」

カスミ「堂々と……」

269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 03:40:09.98 ID:5fFwZLOYO
レッド「というわけで疲れてるんだ。寝かせてくれ」

カスミ「うん、2人とも寝た方がいいわね。おやすみ」

レッド「ああ……おやすみぃ」ボスッ

ナツメ「おやすみなさい……」

―――――
――――
―――
――


レッド「んぅ……んっ……?」

カスミ「っ……」

レッド「……カスミ?」

カスミ「な、なによ」

レッド「なんで俺の布団に……」

カスミ「あ、あんた、添い寝したもらった方が疲れ取れるんでしょ?だ、だからよ」

レッド「あれ、俺寝呆けてるのか……?」

270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 03:46:08.00 ID:5fFwZLOYO
カスミ「は、早く寝なさい!ひ、昼には起こすからね!」

レッド「あぁ……おやすみぃ……」

カスミ「いつもならセクハラまがいのことしてくるのに……そんなに眠いんだ……」

レッド「……んぅ……大きいぃ」

カスミ「なんの夢見てるんだろ……」

レッド「んっ……」モニュモニュ

カスミ「ひぁっ!?」ビクッ

レッド「んぅ……」モニュモニュ

カスミ「あ、あんた……一体どこ触っ」

レッド「あれ……ナナミさん胸しぼんだ?……むにゃ……」

カスミ「……」ピキッ

レッド「なんか小さくなった気が……」モニュモニュ

カスミ「ち、小さくて悪かったわね!!」ベチン!!

レッド「はもっ!?」

273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 03:50:31.65 ID:5fFwZLOYO
―――――
――――
―――
――


レッド「ん……んぅ……」

カスミ「あっ、おはよう」

レッド「ああ、……なんか首が痛いな……」

カスミ「ね、寝違えたんじゃない?あは、あはは」

レッド「そうだな、顔洗ってくるよ」

カスミ「うん」

379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 20:31:01.93 ID:5fFwZLOYO
―――――
――――
―――
――


グリーン「ここがシルフカンパニーか……」

グリーン「レッドにも協力を願いたかったが……」

グリーン「ここは危険すぎる」

グリーン「いくぞ、みんな」

カイリキー「ガァァァ!!」

381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 20:38:36.13 ID:5fFwZLOYO
幼女「うぅ……ひっく……」

グリーン「君は一体……」

幼女「ひっ……お兄ちゃん……誰……やめて……虐めないで」

グリーン「ふむ……シルフカンパニーに来ていた客の逃げ遅れた子供か……?それとも誘拐されたか……」

幼女「ひっ……」ブルブル

グリーン「大丈夫だよ、僕は敵じゃない。さぁ、一緒に外に出よう」

幼女「た、助けてくれるの……」

グリーン「うん、もう大丈夫だからね。一緒に帰ろう」

幼女「う、うわぁぁぁぁあああああん!」

グリーン「よしよし、恐かったね。もう大丈夫だからね」

幼女「うわぁぁぁぁあああああん!!」

グリーン「誘拐された子供がまだいる可能性もあるな……」

387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 20:45:39.40 ID:5fFwZLOYO
グリーン「なるほど……この部屋の中に子供がいるんだね……」

幼女「うん……」

ガチャッ バタン

グリーン「子供は一体どこに?」

ガシャン ガシャン バタン

グリーン「っ!?」

幼女「あはははははは!!ばーか!ばーか!騙されちゃって馬鹿みたい!」

グリーン「っ!?」

幼女「あはははははは!!なに!?泣いてる女の子を助けてナイト様気取り!?あはははははは!!気持ち悪い!!」

グリーン「くっ……閉じ込められたか……!?」

幼女「くひひっ、お前はそこで死ぬの!」

グリーン「ちっ……」

幼女「死ねぇぇぇあぎゃっ!?」グチャ

グリーン「確かに……レッドだったら簡単に騙されていただろうね。よし、先を急ぐをみんな」

395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 20:53:38.94 ID:5fFwZLOYO
グリーン「女なんか始めから信じているわけないだろう……」

グリーン「これだから女は……」

グリーン「汚らわしい……」

女の子「うふふ、女子供であろうと容赦しない。さすがです。それでこそ正義の執行者」

グリーン「……誰だ」

女の子「私はロケッ」

グリーン「いや、名乗らなくてもいい。君が誰であろうとロケット団である以上殺すことには変わりはない」

女の子「うふふ、素敵です」

グリーン「殺れ」

カイリキー「ガァァァ!!」

女の子「ふふっ、本当に容赦がないですね」

400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 21:01:10.49 ID:5fFwZLOYO
カイリキー「ガァァァ!!」スカッ

女の子「うふふ、無駄ですわ」

グリーン「幻影か……」

女の子「グリーンさん」

グリーン「……」

女の子「ロケット団に入りませんか?歓迎しますよ。うふふ」

グリーン「何を言いだすかと思えば……くだらない」

女の子「うふふ、悪い話ではあぎゃっ!?」グチャ

フーディン「フー!!」

グリーン「悪いが……今日の僕は本気だ」

グリーン「行くぞ、みんな」

フーディン「フー!!」

カイリキー「ガァァァ!!」

405: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 21:09:31.62 ID:5fFwZLOYO
男の子「うぅ……ひっぐ……」

グリーン「っ……君は?」

男の子「ひっ……だ、……誰……」

グリーン「大丈夫、僕は敵じゃない」

男の子「ほ、本当に……」

グリーン「ああ、もう大丈夫だ。一緒に外に出よう」

男の子「うん……」

―――――
――――
―――
――


グリーン「いやぁぁぁあああああ!騙されたぁぁぁあああああ!」

グリーン「捕まったぁぁぁあああああ!」

グリーン「助けてぇぇぇぇええええええ!助けてレッドォォォオオオ!」

411: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 21:18:02.99 ID:5fFwZLOYO
―――――
――――
―――
――


ナツメ「……あ」

レッド「うぇへへ、もふもふ、もふもふ」

キュウコン「キュー」

ナツメ「レッド……」

レッド「もふも……ん?どうかした?もふもふ、もふもふ」

ナツメ「ニビジムにいたレッドの知り合いが……ロケット団に捕まった……」

レッド「グリーンのことか?もふもふ、もふもふ」

ナツメ「うん……」

レッド「へー、もふもふ、もふもふ」

キュウコン「キュー」

416: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 21:27:13.18 ID:5fFwZLOYO
ナツメ「レッド……」

レッド「なんだ?もふもふ、もふもふ」

ナツメ「助けに行かなくてもい」

レッド「ふっ……皆まで言うな」

ナツメ「……」

レッド「ごめんなナツメ。俺がお前の前でキュウコンにもふもふしすぎたから妬いちゃったんだろ?」

ナツメ「え……」

レッド「うぇっへっへ、ナツメにも勿論もふもふしてやるからなぁ、うぇへへ、もふもふ、もふもふ」ギュッーー

ナツメ「レッド……」

レッド「うぇへへ、し・あ・あ・せ」ギュッーー

ナツメ「そうじゃなくて……」

レッド「あふぅん……もふもふ、もふもふ」モフモフモフモフ

ナツメ「可愛い……」ナデナデ

421: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 21:33:05.68 ID:5fFwZLOYO
レッド「もふもふ、もふもふ」モフモフ モフモフ

ナツメ「……」ギュッーー

カスミ「真っ昼間から外で何やってんのよぉぉぉおおお!!」ベチン!!

レッド「おふぁー!!」ドサァ

カスミ「あんた外で何やってんのよ!」

レッド「ご、誤解だ!べ、別にやましい事などしていない!俺はただもふもふしていただけだ!」

カスミ「だからそれがやましいことでしょうがぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「はもっ!!」ドサァ

ナツメ「レッド……」オロオロ オロオロ

424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 21:38:53.61 ID:5fFwZLOYO
レッド「い、痛い……」ヒリヒリ

カスミ「全く……」

レッド「うぅ……痛いよぉ……」

キュウコン「キュー……」ペロ

レッド「おお、お前はカスミと違って優しいなぁ」

カスミ「街中でおかしなことしてるあんたが悪いんでしょ」

レッド「……ところでナツメ。さっきの話なんだが」

ナツメ「うん……」

―――――
――――
―――
――


レッド「なるほど……」

ナツメ「うん……シルフカンパニーにロケット団がいっぱいいる……」

425: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 21:46:48.46 ID:5fFwZLOYO
レッド「そこにグリーンはいるのか?」

ナツメ「うん……」

レッド「何やってんだあいつは……」

ナツメ「助けに……行く?」

レッド「別に行かないけど」

ナツメ「え……」

レッド「あいつなら1人でどうにか出来るだろ」

ナツメ「でも……」

レッド「そんなことよりも……うぇへへ」

ナツメ「……?」

レッド「さっきの続きを……うぇっへっへ」

ナツメ「……?」

レッド「いただきまー」ガバッ

カスミ「ちょっと待て」ガシッ

レッド「あぁん!?」

429: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 21:57:24.77 ID:5fFwZLOYO
カスミ「ナツメの話が本当なら……まずいわね」

レッド「ぐ、首が……じ、締まった……」

カスミ「シルフカンパニー程の会社がロケット団に占領されたとなると……」

レッド「げほっ、ごほっ、だ、だけどおかしいな……ロケット団の支部的な所は結構グリーンが潰したみたいだし、俺も結構奴らを潰した。
シルフカンパニーを占領出来る程の戦力はないはずなんだけど……」

ナツメ「チャンス……」

レッド「チャンス?…………ああ、そういうことか」

カスミ「恐らくロケット団の戦力は、シルフカンパニーに集結してるってことね」

レッド「シルフカンパニーにそこまでする価値があるっていうのか?」

ナツメ「恐らく……何かが……」

カスミ「警察に通報するべきかしら」

レッド「いや、止めてくれ。あいつらがいた所で邪魔になるだけだ。それに、警察の上層部とロケット団が繋がっている可能性もあるからな」

カスミ「あんたまさか……行くつもりなの?」

レッド「ああ、ちょろっと正義の味方になってくるぜ」

434: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 22:15:55.67 ID:5fFwZLOYO
カスミ「なんであんたがそこまでするのよ……」

レッド「……」

カスミ「死んじゃうかも……しれないのよ」

レッド「ロケット団のせいで、苦しい思いをさせられている人たちがたくさんいるんだ。放っとくわけにはいかない」

カスミ「でも……だからってわざわざあんたが」

レッド「それに……俺はある人と約束をしたんだ。
ロケット団を壊滅させ、その人が笑って過ごせる世界にすると」

カスミ「……」

レッド「ロケット団に殺された者たちは皆、怨嗟の声を漏らし、寂寥の涙を流しながら死んでいった。
俺はあいつらを……許すことは出来ない」

カスミ「……」



レッド「……待ってろグリーン。今助けに行ってやるからな」

438: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 22:22:39.48 ID:5fFwZLOYO
「きゃぁぁぁぁあああああ!!」

レッド「なんだ!?」

ナツメ「タマムシジムの方から……」

レッド「行くぞ!」

―――――
――――
―――
――


レッド「エリカ!大丈夫か!?」

エリカ「レッドさん……!!」

ロケット団「奪え!ポケモンを奪うんだ!」

レッド「あの野郎ども……」

カスミ「いきなさい!ギャラドス!レッド!ここは私たちに任せてあなたは早くシルフカンパニーに行きなさい!」

レッド「カスミ……」

カスミ「帰って来なかったら……殺すからね!!」

レッド「……ああ!」

440: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 22:26:29.89 ID:5fFwZLOYO
―――――
――――
―――
――


レッド「ナツメ……ここから先は気を引き締めて行くぞ」

ナツメ「うん……」

レッド「お前はここで待機していてくれ。俺が中の様子を確認してくる」

ナツメ「うん……」

レッド「合図をしたら来てくれ」

ナツメ「分かった……」

445: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 22:31:56.93 ID:5fFwZLOYO
団員「侵入者だ!殺せ!」

レッド「……」シュッ

団員ズ「ぎゃがっ!?」ビチャビチャァ

レッド「悪いが……今日のは本気だ」

幼女「ひっ……た、助け……」

レッド「……君は?」

幼女「い、いやぁ……」

レッド「大丈夫、俺は君の味方だ。さぁ、早くお家へ帰ろう」

幼女「う、うん……」

―――――
――――
―――
――


レッド「いゃぁぁぁぁあああああ!!」

レッド「まさか罠だとは!まさか罠だとは!」

レッド「これだから●●●は!これだから●●●は!」

452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 22:42:03.80 ID:5fFwZLOYO
レッド「うぅ……ひどい……」

幼女「くひひ、ばーか!あんた気持ち悪いのよ!なに!?ナイト様気取り!?」

レッド「あふぅん!!」ビクン

幼女「っ!?……な、なに……」

レッド「こ、これはこれで……ハァ……ハァ……」

幼女「き、気持ち悪いわね……なんなのよあんた。
だいたいこんな簡単に引っ掛かるなんて、頭大丈夫なの?」

レッド「もっと……もっと言って……ハァ……ハァ……」

幼女「いやぁぁぁぁあああああ!!変態!!」ドカッ

レッド「アァハッァン!!」ドサァ

456: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 22:47:18.58 ID:5fFwZLOYO
幼女「もういいわ。死になさい。最後になにか言い残すことはある?
私も鬼じゃないからね。それぐらいは聞いてあげるわ」

レッド「言い残すことというかお願いなんだけど」

幼女「くひひ、命乞い以外は聞いてあげるわ」

レッド「●●のまま死にたくない!!」

幼女「っ!?」

レッド「俺の●●を奪ってください!!」

幼女「いやぁぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「アァン!」

458: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 22:52:41.85 ID:5fFwZLOYO
幼女「もう殺す!」

レッド「ちょっ、待て!約束が違う!」

幼女「うるさい!」

レッド「命乞い以外なら聞いてくれるって言っただろ!!」

幼女「死ね!!」

レッド「うぅ……じゃあせめて……」

幼女「な、なによ……」

レッド「死ぬ時は●●●●に包まれながら死にたいんだ!」

幼女「っ!?」

レッド「お前の小さい●●●●で俺を包み込みながら殺してくれ!!勿論下着は外してな!!」

幼女「ぃ……い……」

レッド「あっ、その前にパンツも見せてくれるとありがたい」

幼女「いやぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「なんでだよぉぉぉおおお!!」

459: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 22:58:39.79 ID:5fFwZLOYO
レッド「くそっ……両手両足を鎖で縛られ幼女に罵られるという、考えようによっては最高のシチュエーションなのに……」

幼女「もう殺す」

レッド「ふふっ……」

幼女「なによ、いきなり笑って。恐くて気でも狂れたの?」

レッド「いや、別ににいいかなって思ってさ」

幼女「なにがよ」

レッド「君みたいな可愛い子に騙されて死ねるのなら、それはそれでいいかなって」

幼女「あんた、頭おかしいんじゃないの」

レッド「ふふっ……おかしくないさ」

幼女「……」

レッド「さぁ、やってくれ。ふふっ、僕の瞳に最後に映るものが、君で良かった」

465: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 23:06:41.06 ID:5fFwZLOYO
幼女「死ねぇぇぇぇええええええ!!」

レッド「とでも言うと思ったかこのガキめ!!」バリバリバリィン

幼女「なっ!?えっ!?あ、ありえない!く、鎖をちぎっただと!?」

レッド「青少年のうぶな心をもてあそびやがって!!」

幼女「ひっ……」

レッド「青少年代表としてお前を粛清してやる!!」

幼女「い、いや……」

レッド「うぇっへっへ、命乞い以外ならなんでも聞いてくれるんだよなぁ」

幼女「や……やめ……」

レッド「その未成熟な身体を蹂躙してやる」

幼女「いやぁぁぁぁあああああ!!」

468: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 23:13:12.38 ID:5fFwZLOYO
レッド「うぇへへ、今さら泣き叫んだところで遅いぜ」

幼女「ひっ、こ、来ないで!」

レッド「そいつは無理な注文だな。もう契約は成立しちまってる」

幼女「うわぁぁぁぁあああああん!」

レッド「なんだよ。まるで俺が無理矢理やってるみたいじゃないか。お前がなんでもしてくれるって言ったんだぜ」

ナツメ「……」

幼女「く、来るな!来るなぁぁぁあああああ!!」

レッド「うぇっへっへ、道理を知らない子供に道をしるすのが大人のや」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

472: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 23:20:55.61 ID:5fFwZLOYO
レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

473: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 23:21:59.41 ID:5fFwZLOYO
レッド「な、なーんてね。あは、あはははは」

幼女「……え」

レッド「ちょっ、ちょっと驚かせ過ぎちゃったかな」

ナツメ「……」

レッド「も、もうこれに懲りたら悪いことしちゃダメだぞ」

幼女「うん……」

レッド「ほ、ほらっ、悪いことをしちゃった時はごめんなさいだろ」

幼女「ごめんなさい……」

レッド「よしよし、偉いなー」

ナツメ「……」

レッド「い、いやぁ、子供の教育も中々大変だなぁ」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「悪いこと……しちゃった時は……」

レッド「ごめんなさい……」

482: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 23:32:30.98 ID:5fFwZLOYO
レッド「い、いつから……」

ナツメ「これだから●●●は!これだから●●●は!……から」

レッド「さ、最初からじゃねぇか……」

ナツメ「レッドが……捕まっちゃったから……心配で……」

レッド「ナツメ……」

幼女「隙を見せたな!」

レッド「ん?」

幼女「死ね!」スカッ

レッド「……」

幼女「あれ……?」

レッド「……」ストン

幼女「あがっ!」

レッド「君は……争いが収まるまで眠っているんだ」ポスッ

幼女「……」

487: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 23:39:27.68 ID:5fFwZLOYO
レッド「ナツメ、心配かけてしまってすまなかった」

ナツメ「ううん……大丈夫……」

レッド「ここからは……引き締めていこう」

ナツメ「うん……」

レッド「さて、グリーンも助けないとな。実際あいつはどうでもいいんだけど、あいつが死んじゃうとナナミさんが悲しむからな。
ナナミさんの弟じゃなけりゃ放っといたぜ」

団員「やっぱり餓鬼は使えねぇなぁ……ふん!」

幼女「がぎゃっ!!」グチャ

レッド「っ!?」

ナツメ「っ……」

団員「ちっ、踏み潰したら靴が汚れちまったぜ」

レッド「その子は……お前の仲間じゃないのか?」

団員「あぁ?ただの使い捨てのゴミに決まってんだろ」

レッド「そうか……」

497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 23:48:14.43 ID:5fFwZLOYO
団員「たくっ……こんな餓鬼2匹相手になにやってんだこいつらは。使えねぇクズどもめ」

レッド「随分な言い草だな……」

団員「使えねぇカスどもにカスと言ってなにが悪い」

レッド「別に、良いんじゃないか?こいつらに同情の余地はないしな」

団員「へぇ、随分と冷たいんだな」

レッド「勘違いするな。同情の余地がない奴らの中には……お前も入ってるんだぜ」

団員「おお、恐い恐い」

レッド「ナツメ、下がってろ」

ナツメ「うん……」

団員「ほぅ、くるか?」

501: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/27(日) 23:54:47.36 ID:5fFwZLOYO
レッド「っ!?」

団員「なんだ、来ないのか。つまらねぇな」

レッド「てめぇ……」

ナツメ「レッド……あの娘……」

レッド「ああ、エリカのジムにいた女の子だ。
ジムを襲ったのはお前だったのか……」

団員「別に、ただ人質がほしかっただけだ」

レッド「そいつに……人質の価値はないと言ったらどうする?」

団員「ふん、つまらんハッタリだな」

レッド「人質とはいい趣味してんじゃねぇか」

団員「そいつはどうも」

レッド「ちっ……」

団員「さて、要件は1つだ……」

レッド「……なんだ」

団員「自害しろ」

504: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:02:06.48 ID:zDFu0JblO
レッド「馬鹿かお前は」

団員「ふふっ、そうかもな」

レッド「例え俺が自害したとしてもお前がその子を殺さない保証はない」

団員「まぁそうだよな。それじゃあなんだ?見捨てるのか?」

レッド「さぁな」

団員「冗談は終わりだ。いけ、ウィンディ」

ウィンディ「ガァァァ!!」

団員「その餓鬼を食い殺せ。餓鬼、動いたらこいつは殺す」

ナツメ「レッド……!」

レッド「ナツメ、俺が時間を稼ぐ。お前は」

ウィンディ「ガァァァ!!」

レッド「ぐぅぅ!!」

団員「馬鹿だな。こんな餓鬼見捨てちまえばいいものを」

505: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:06:47.24 ID:zDFu0JblO
―――――
――――
―――
――


レッド「ぐぅぅ……!」

団員「ほぅ……結構もつな」

ナツメ「っ……」

団員「おい」ボキッ

女の子「がぁっ!」

団員「少しでも動いたら……容赦なく殺す」

ナツメ「っ……」

レッド「このっ……!」

団員「早く諦めろ。どうせ死ぬんだ。苦しむ時間は短い方がいいだっあがっ!?」ドサッ

レッド「っ!?」

ナツメ「っ……」

511: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:15:46.01 ID:zDFu0JblO
キョウ「助太刀いたす」

レッド「……キョウ!?お前、なんで!?」

キョウ「ロケット団を好ましく思ってないのは皆同じ。奴らはまだ来る、ここは拙者に任せて早く行け」

レッド「っ……!すまん!行くぞ!ナツメ!」

ナツメ「うん……」

レッド「おらっ!!」ドスッ

ウィンディ「ギャガッ……」ドサ

団員「追え!」

キョウ「貴様等、ここから先へは一歩も進ませぬ!」

517: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:22:22.49 ID:zDFu0JblO
―――――
――――
―――
――


美女団員「ねぇ、ロケット団に入らない?」

グリーン「見くびるな」

美女団員「うふふ、悪い話ではないと思うんだけどなぁ」

グリーン「ペタペタ触らないでもらえますか。汚らわしい」

美女団員「うふふ、強がっちゃってぇ。ロケット団に入れば、地位もお金も、女も手に入るのよ。ふふっ、私だってそうよ」

グリーン「生き恥を晒しながら生きるぐらいなら僕は死を選ぶ」

美女団員「君が望むのなら、今私が良いことしてあげる」

グリーン「……」

美女団員「っ……」(なにこいつ……私の色仕掛けが全く通じないなんて)

523: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:29:00.15 ID:zDFu0JblO
美女団員「凄いわね……君」(一体今までにどれほどの訓練をしたのかしら……)

グリーン「……」

美女団員「あなたのような人には拷問すら効果がなさそうね。
うふふ、きっと今までに血の滲むような訓練をしてきたのね。あなたみたいな頑張り屋さん、私は大好きよ」

グリーン「……」

団員「おい!やばいぞ!増援要請が出た!早く行くぞ!」

美女団員「なんですって!?分かったわ!今行く!うふふ……また後でねグリーン君」

グリーン「……」

グリーン「レッドが助けに来てくれたのか?」

グリーン「いやぁ、危なかった。最初の男の子にやられたら落ちていたところだったよ」

528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:37:24.29 ID:zDFu0JblO
レッド「ぁぁぁあああああ!!」

団員ズ「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」ビチャビチャァ

レッド「ふぅ……これで終わりか」

ナツメ「最上階……」

レッド「行くぞ」

ナツメ「うん……」

―――――
――――
―――
――


レッド「そこまでだ。お前は今日ここで、死ぬ」

サカキ「ふっ、まさか生きていたとはな」

レッド「なんだ?お前はあの程度で死ぬのか?そいつはかわいそうなことだ」

サカキ「ふっ……」

529: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:42:52.69 ID:zDFu0JblO
レッド「ナツメ、俺が戦っている間に、お前はテレポートであの子供たちを外に」

ナツメ「うん」シュッ

サカキ「いけ、カイリキー」

レッド「……来い」

カイリキー「ガァァァ!!」ドカッ

レッド「ぐわっはぁ!!」ドサァ

サカキ「なんだ疲れているのか?前より動きが鈍いな」

レッド「ふっ……調度いいハンデだぜ」

カイリキー「ガァァァ!!」ドカッ

レッド「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」ドサァ

サカキ「……殺れ」

レッド「ナツメェェェェエエエエ!どこ行っちゃったんだよぉぉぉぉおおお!」

534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:48:56.75 ID:zDFu0JblO
シュッ

ナツメ「レッド……」

レッド「ナツメ!!おらっ!!」ドスッ

カイリキー「ガギャッ!!」ビチャビチャァ ドサァ

ナツメ「掴まってて……」

子ども「うん」

ナツメ「……」シュッ

サカキ「ちっ……いけ、サイドン」

レッド「……来い」

サイドン「ガァァァ!!」ドカッ

レッド「ぎゃにゃー!!」ドサァ

サイドン「ガァァァ!!」

レッド「あれぇぇぇぇぇええええええ!ナツメはぁぁぁあああああ!?」

サイドン「ガァァァ!!」ドスッ

レッド「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!刺されたぁぁぁあああああ!!なんでまたいないんだよぉぉぉぉおおお!!」

542: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 00:54:50.27 ID:zDFu0JblO
サイドン「ガァァァ!!」

レッド「ちょっ、待って、マジで!」

サイドン「ガァァァ!!」

レッド「ひぃぃ……」

シュッ

ナツメ「レッド……子どもたちは皆外に……」

レッド「愛の力!」バキィィィン!!

サイドン「ガギャッ!!」バキバキ バキィィィン

サカキ「ちっ……いけ、ニドキ」

レッド「遅い!」シュッ

サカキ「ぐっ!」

レッド「終わりだ」

サカキ「くっ……」

547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 01:05:47.05 ID:zDFu0JblO
レッド「ふっ、ポケモンは出させないぜ。お前は自分のポケモンを容赦なく自爆させるからな。
それを警戒して俺のポケモンたちは出せなかったがどうやら杞憂に終わったようだ」

サカキ「くくっ……」

レッド「お前には悔い改める時間すらあたえない。……死」

サカキ「ポケモンが常にモンスターボールの中にいるとでも?」

レッド「っ!?しまっ……」

サカキ「ゴローニャ!」

レッド「くそっ……!間に合え!!」

サカキ「だいばくはがぁっ!!」ビチャビチャァ

レッド「……」

サカキ「くっ……ぁ……」

レッド「ふぅ……危なかったぜ……」

550: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 01:15:11.17 ID:zDFu0JblO
ナツメ「レッド……!」ダキッ

レッド「ナツメ……」

ナツメ「良かった……」ギュッ

レッド「悪かったな……心配かけちまって」

ゴローニャ「ガァァァ!!」

レッド「なっ!?」

ナツメ「っ……!?」

レッド「くそっ……まさかサカキの死がスイッチになっていたのか!?」

ナツメ「レッド!私がテレポ」

レッド「言うな!!お前は後ろに下がってろ!!モンスターボールは預かっていてくれ!!くそっ……!!」シュタッ

553: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 01:21:07.33 ID:zDFu0JblO
レッド「ぁぁぁあああああ!!」ガシッ

ゴローニャ「ガァァァ!!」

レッド「一緒に窓からスカイダンビングといこうぜ……!!上手く空中で爆発してくれよ!!」

バリィィィン!!

レッド「ぁぁぁあああああ!!」

ゴローニャ「ガァァァ!!」

ナツメ「レッドォォォオオオ!!」

―――――
――――
―――
――


レッド「……」

555: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 01:26:34.48 ID:zDFu0JblO
ナツメ「うぅ……ひっぐ……やだよぉ……やだよぉ……」

ナツメ「レッドォ……」

ナツメ「うわぁぁぁああああん」

レッド「……」

ゼニガメ「ゼニィィィィイイイイ……!!」

ピカチュウ「ピィィィガァァァァァ」

キュウコン「……キュー……キュー……」ペロ

ポッポ「ピィィィィ!ピィィィィ!」

ゴースト「ゴォォォオオオ!ゴォォォオオオ!」

レッド「……」

ナツメ「やだよぉ……やだよぉ……」

563: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 01:41:47.43 ID:zDFu0JblO
ナツメ「うぅ……ひっぐ……やだよぉ……やだよぉ……うわぁぁぁああああん」

レッド「……」(うぉぉぉぉぉおおおい!なんだよこの空気ぃぃぃいいいい!?)

ゼニガメ「ゼニィィィィイイイイ!!」

ピカチュウ「ピィィィガァァァァァ」

レッド「……」(実は全然大丈夫でした!テヘッ!……なんて言える雰囲気じゃねぇよ)

キュウコン「……キュー……キュー……」ペロ

ポッポ「ピィィィィ!ピィィィィ!」

レッド「……」(どうしよう……)

ナツメ「うわぁぁぁぁあああああん、やだよぉ、やだよぉ……うっ……えっぐ……」

レッド「……」(くそっ……完全にタイミング逃した……)

ナツメ「うわぁぁぁぁあああああん」

レッド「……」(てか爆発に巻き込まれて体残ってんだからさぁ……なんとか察してくれよ)

ナツメ「うっ……ひっぐ……えっぐ……」

レッド「……」(な、なにかきっかけを……)

567: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 01:52:36.18 ID:zDFu0JblO
ナツメ「うぅ……ひっぐ……レッド……今私も……そっちに……いくからね……」

レッド「……」(……ん?そっち?)

ナツメ「約束……したから……ずっと……一緒……って……」

レッド「……」(……いく?……いく、行く、…………逝く!?いくってもしかして逝くか!?)

ナツメ「1人には……させないよ……ずっと一緒に……」

レッド「ちょっと待ったぁぁぁあああああ!!」ガバッ

ナツメ「っ!?」

レッドズポケモンズ「っ!?」

レッド「あは、あははははー」

ナツメ「ぅ……ぅ……うわぁぁぁぁあああああん……良かったよぉ……良かったよぉ……」ギュー

レッド「ナツメ……」

568: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 01:56:05.31 ID:zDFu0JblO
ゼニガメ「ゼニィィィイイイイ!!」

ピカチュウ「ピィィィィガァァァ!!」

キュウコン「キュゥゥゥゥゥゥゥ!!キュゥゥゥゥゥゥゥ!!」

ポッポ「ピィィィィ!!ピィィィィ!!」

ゴースト「ゴォォォオオオ!ゴォォォオオオ!」

レッド「うわっ……みんな……重いっ」

ナツメ「うわぁぁぁああああん……レッドォ……レッドォ……」

レッド「ぐる……じ……」

ナツメ「うわぁぁぁああああん」

レッド「あ゛……」プチ

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

574: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 02:01:40.25 ID:zDFu0JblO
―――――
――――
―――
――


レッド「ふぅ……取り敢えず最上階に戻ってきたものの……収拾つかないな。というか全部の階が血の海だったからな」

ナツメ「うん……」

レッド「まぁ……業者がなんとかするだろ」

ナツメ「レッド……これ……」

レッド「なんだこれ?モンスターボールか?」

ナツメ「分からないけど……凄そう……」

レッド「よし貰っておくか。……ん?サカキのところに落ちてるのって……」

ナツメ「バッジ……」

レッド「こいつ……ジムリーダーだったのか。まぁいい、これでやっと8つ集まったな。よし、戻るか」

ナツメ「うん……」

576: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 02:05:24.65 ID:zDFu0JblO
―――――
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―――
――


グリーン「なんかやけに静かだなぁ」

グリーン「さっきの爆発音はなんだったんだろ」

グリーン「……」

グリーン「……」

グリーン「僕はいつまで鎖で拘束されてればいいんだろ……」

グリーン「……」

グリーン「……」

グリーン「……」

グリーン「寂しい……」

578: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 02:20:03.68 ID:zDFu0JblO
―――――
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―――
――


~夜~

エリカ「レッドさん……ご無事でなによりですわ」

カスミ「心配……したんだからね」

レッド「お前らもお疲れさま」

カスミ「ロケット団を本当に壊滅させちゃうとはね……」

エリカ「さすがですわ」

レッド「うぇっへっへ、そうかなぁ」

エリカ「はい」

レッド「じゃあご褒美にちゅーを、うぇへへ」

カスミ「はぁ、調子に乗るなとひっぱたきたいところではあるけど、今日はやめてあげる」

579: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 02:25:57.40 ID:zDFu0JblO
カスミ「あんたの夢まで……もう少しね」

レッド「……夢?」

カスミ「ポケモンマスターよ」

レッド「……あ」

カスミ「あって……」

レッド「すっかり忘れてたぜ」

カスミ「全くあんたは……」

レッド「明日にでも四天王倒しに行くかな」

カスミ「休まなくていいの?」

レッド「いや、忘れないうちに行っておこうと」

カスミ「あんたにとって四天王倒しに行くことは、コンビニに行くことと同じぐらいなんでしょうね……」

エリカ「さすがですわレッドさん。素敵ですわ」

レッド「そうかなぁ……うぇっへっへ」

カスミ「そいつは甘やかすとどこまでも付け上がるわよ」

584: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 02:45:01.40 ID:zDFu0JblO
~翌朝~

レッド「へぇ、バタフリーが好きなんだぁ」

女の子「うん、可愛いからね」

レッド「よし、お兄ちゃんが捕まえるの手伝ってあげよう」

女の子「本当?ありがとぉお兄ちゃん」

レッド「うぇっへっへ、気にしないで」

女の子「キャタピー見つけたら教えてね」

レッド「キャタピー?バタフリーじゃないのか?」

女の子「ちゃんとキャタピーから育てるんだぁ」

レッド「へぇ……本格的だなぁ」

女の子「あっ、いた!いたよお兄ちゃん!」

585: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 02:49:50.86 ID:zDFu0JblO
レッド「どこだ!?」グチャッ

女の子「あ……」

レッド「あ……」

女の子「うわぁぁぁぁあああああん、キャタピーがぁぁぁあああああ」

レッド「グロっ……踏んじまったぜ……」

女の子「うわぁぁぁぁあああああん」

レッド「落ち着いてくれ。キャタピーならまだここにいるから」

女の子「ひっぐ……ど、どこ……」

レッド「お兄ちゃん●●でキャタピーを飼ってるんだ」

女の子「うっ……そうなんだぁ……凄いねお兄ちゃん」

レッド「しかも、固くなってトランセルにも進化できる」

女の子「凄ぉぉおい!見せて見せてぇ!」

レッド「ああ、好きなだけ触ってくれ」

586: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 02:54:23.24 ID:zDFu0JblO
女の子「……ん?あっ!あそこにキャタピーが!」タッタッタッタ

レッド「あ……行っちゃった……」

女の子「お兄ちゃんも早くぅ!」

レッド「ああ、今行くぞ!ちっ……もう少しだったのに……」

女の子「お兄ちゃん!捕まえて!」

レッド「ああ、えっとモンスターボールモンスターボールっと……あれ?」

女の子「どうしたの?」

レッド「そういえばモンスターボール持ってなかったな……」

女の子「えぇ!?キャタピー逃げちゃうよぉ」

レッド「あっ……シルフカンパニーにあった変なボールがあったな。よし、これを使うか。
死なない程度に……おらっ!」ドスッ

キャタピー「ギュッ!!」グチャッ

レッド「いけ!変なモンスターボール!」

キュィーン

レッド「おお、一瞬で捕まった。さすが俺、上手く死にかけにしたんだな」

590: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 03:04:25.06 ID:zDFu0JblO
女の子「ありがとぉ、お兄ちゃん!」

レッド「ああ、早くポケモンセンターに連れてってあげるんだ」

女の子「うん、ありがとね!お兄ちゃん!」

レッド「うぇっへっへ、可愛いなぁ」

カスミ「レッド、こんなところで何してんのよ?探したじゃない」

レッド「カスミ?ああ、少し散歩をな」

カスミ「全く……今日四天王と戦うっていうのに緊張感がないわね」

レッド「何事も平常心が大事なんだよ」

カスミ「頑張ってね……」

レッド「ああ、軽く倒してくるぜ」

カスミ「応援……してるから」

レッド「うぇっへっへ、ちゅーしてくれればもっと頑張れるかも、ちゅー」

カスミ「……ばか」

591: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 03:10:15.59 ID:zDFu0JblO
カスミ「……」

レッド「どうかしたか?」

カスミ「……んっ」チュッ

レッド「っ!?」

カスミ「さ、先に戻ってるから……早く来なさいよ」

レッド「ほ、ほほっ、頬っぺたに、ちゅ、ちゅーされちゃった……」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「うぇっへっへ、カスミー」ガバッ

カスミ「えっ!?ちょっ……んぅ……な、なにを……」

レッド「うぇへへ、さっきの続きを……」

カスミ「この……調子に……」

レッド「ん?」

カスミ「乗んなぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「なんでだよぉぉぉおおお!!」ドサァァァ

594: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 03:18:40.56 ID:zDFu0JblO
―――――
――――
―――
――


レッド「さて、出発する前にやっておきたい事がある」

エリカ「なにをするんですの?」

レッド「ポケモンたちを進化させようと思う」

エリカ「そんな短時間で出来るのですの?」

レッド「ああ、ポケモンとトレーナーとの間に確固たる愛があればそう難しいことじゃない」

エリカ「ああ、素敵ですわレッドさん」

レッド「ただし、ピカチュウとゴースト、お前らは駄目だ」

ピカチュウ「ピッ!?」

ゴースト「ゴッ!?」

レッド「お前らは進化しない方が可愛いからな。よし、行くぞ。ゼニガメ、ポッポ」

ピカチュウ・ゴースト「……」

598: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 03:32:47.83 ID:zDFu0JblO
レッド「細胞を活性化させるんだ!」

ゼニガメ「ゼニ!」

ポッポ「ピー!」

レッド「強くなった自分を想像しろ!イメージに綻びがあっては駄目だ!」

レッド「はぁぁぁぁあああああ!!」

―――――
――――
―――
――


カメール「カメッ」

ピジョット「ピジョッ」

レッド「よし、完成だな……ん?」

カメール「カメ」

レッド「……尻尾引き抜きゃ進化すんじゃね」ブチッ

カメール「ガメッ!!」

600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/28(月) 03:36:54.49 ID:zDFu0JblO
―――――
――――
―――
――


カメックス「カメ……」

レッド「よし、進化したな」

ピジョット「ピジョッ」

レッド「うわっ……かっこいいな……」

レッド「もふもふ、もふもふ」

ピジョット「ピー」

レッド「あー、可愛いなぁお前……もふもふ、もふもふ」

ピジョット「ピー」

レッド「あぁ……し・あ・わ・せ」

カメックス「カメッ」

レッド「いや、お前じゃもふもふ出来ないだろ」

カメックス「カメ……」