1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:03:09.07 ID:ln78Tg/G0
時雨「こんな怪しい薬が廃棄品庫にあるとはね」

時雨「提督が処分し忘れたのかな」

時雨「(僕も夕立になれば、提督にいっぱい甘えられるかな)」

時雨「」キョロキョロ

時雨「一錠くらい大丈夫だよね」ゴクンッ


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引用元: 時雨「夕立になる薬だって?」 

 

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:06:42.20 ID:ln78Tg/G0
提督「おい、ここは艦娘の立ち入りは禁止だぞ」

夕立「提督!?ごめんよサボってたわけじゃあ・・・」

提督「体調が悪いなら医務室まで送るが」

夕立「僕は大丈夫。なんだか肩が凝るからお風呂に行ってくるよ」

提督「そうか、気をつけてな」

提督「それにしても夕立、時雨の口調うますぎだろ」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:09:23.92 ID:ln78Tg/G0
―浴場

夕立「お風呂は僕と響の貸し切りみたいだね」

響「今日も一日、お疲れ様」

響「時雨とお風呂に来ないなんて珍しいね」

夕立「なに言ってるんだい響、僕ならここに・・・」

夕立「!?」

夕立「(この髪の色、顔つき、間違いない)」

夕立「(僕は本当に夕立になってしまったんだ!)」


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:11:38.14 ID:ln78Tg/G0
響「じゃあ今回は私が夕立を洗ってあげるよ」

夕立「今回?あ、あぁ。じゃあお願いするよ」

響「さて、やりますか」モミモミ

時雨「あっ///響!?」

響「ハラショー、こいつは力を感じる」モミモミモミモミ

夕立「んっ///は、激しくしちゃ・・・」

夕立「(夕立の体を響に弄ばるなんて、なんかイケナイ気分になっちゃうよ)」ハァハァ


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:14:05.05 ID:ln78Tg/G0
―時雨の部屋

時雨「ふぅ・・・夕立には悪いことしたかな」

時雨「さっぱりしたし今日はもう寝よう」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:16:27.90 ID:ln78Tg/G0
―翌日

時雨「眠ると元に戻れるんだね」

時雨「昨日は響の意外な一面が見られたし」

時雨「今日こそは提督に思いっきり甘えよう」

ポイイイイイイイイイ!

時雨「あれは夕立・・・と響?」

響「Ураааааaaaaaaaaa」モミモミモミ

夕立「ぽいいいいいいい!?」

時雨「・・・」

時雨「雨はいつか止むさ」ゴクンッ

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:19:22.47 ID:ln78Tg/G0
―執務室

夕立「提督さーん!遊んで遊んでー!」ダキッ

提督「まったく、夕立は甘えんぼうだな」ナデナデ

夕立「うぅ~んっ、気持ちいいっぽーい!」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:21:44.91 ID:ln78Tg/G0
―翌々日

時雨「昨日は提督にいっぱい甘えられて幸せだったなぁ」

時雨「時雨って呼んでくれたらもっと嬉しいかな」テレテレ

時雨「さて、今日は僕が秘書艦だね」

時雨「白露型駆逐艦『時雨』。入るよ」



10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:24:53.33 ID:ln78Tg/G0
―執務室

提督「なんだまた来たのか?」

提督「今日は時雨が秘書艦だから帰っていいぞ」

夕立「提督、だからこうして手伝いにきたっぽい」

提督「仕事が終わるまで待ってろな、夕立」

提督「それにしても時雨が遅刻するなんてな」

夕立「提督さん?僕ならここに」

夕立「!?」

夕立「(夕立になってる!?)」


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:28:05.39 ID:ln78Tg/G0
夕立「(薬は飲んでないのに、なんで!?)」

夕立「(それに口調まで夕立に似てきてる)」ゾクッ

夕立「やめてよ・・・」ダッ

提督「夕立?」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:30:34.80 ID:ln78Tg/G0
夕立「全然元の僕に戻れないっぽい」

夕立「扶桑と山城との思い出もなんか曖昧っぽい」

夕立「そもそも僕は本当に時雨だったっぽい?」

夕立「なんで僕だけこんな目に・・・」

夕立「・・・僕だけ?」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:33:19.60 ID:ln78Tg/G0
―執務室

夕立「提督さーん!新しい仲間が到着したっぽい」

提督「こんな時間に艦娘が着任?」

夕立「お友達いっぱい増えたっぽい!ほめてほめてー!」

提督「お友達?」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:35:40.73 ID:ln78Tg/G0
ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ「不死鳥の名は伊達じゃないっぽい!」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ「夕立は大丈夫っぽい!」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ「夕立の甲板ニーソ、そんなに触んないでって、ぽーい!」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ「あわわぁ!?夕立がいっぱいぽい!?」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ「夕立、抜錨しまーす!」ポイ「夕立に落ち度でも?」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポ「早く夜戦~っぽい!」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイホ

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:38:46.03 ID:ln78Tg/G0
夕立「提督さん」ポンッ

提督「ひっ!?」

夕立「みんなでステキなパーティー、しましょう?」

提督「うわああああああああああああああ」

夕立「提督さん、どうして逃げるっぽい?あたしじゃ不足っぽい?」


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/02(木) 23:41:04.70 ID:ln78Tg/G0
提督「響!鈴谷!時雨!みんなどこに消えたんだ・・・」

夕立「ポイポイか、いい響きだな。嫌いじゃない」

夕立「なんかポイポイするぅ!」

夕立「提督のこと皆が忘れても、僕だけはずっと覚えているっぽい」

提督「誰か、誰か助けてくれえええええ」

夕立「おまえも夕立にしてやろうか」ニタァ