1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/10(金) 23:41:18.21 ID:FGOC7QdC0
うづりん
百合



凛「卯月とそれをしろってこと?」

P「そうです……やって頂けますか」

凛「せっかく、仕事をとってきてもらってあれだけど……女二人でそれは」

卯月「え、私はいいよ」

凛「は……? だって、CMだよ? 全国放送だよ?」

卯月「それでも、プロデューサーさんが私たちを信じて頂いてきてくれたお仕事だし……」

凛「卯月が……気にしないんなら、あたしもいいけどさ」

P「では、こちらが映像をアニメーションで模したものになりますので、今日中にご視聴お願いします」

卯月「はい、頑張ります!」ニコ

P「よろしくお願いします。撮影は明後日からですが、明日からリハが始まります」

凛「……はい」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436539268

引用元: 【デレマス】凛「え、キットカッ〇を口移しするCMですか?」卯月「私はいいよ」 

 

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/10(金) 23:50:00.04 ID:FGOC7QdC0
バタン

卯月・凛「失礼しましたー」

卯月「映像、どこで見ようか?」

凛「休憩室にノートパソコンあったじゃん。あれ使おうか」

卯月「そう言えば……じゃあ、善は急げですねッ」

タタタッ

凛「楽しそうだね」

卯月「はいッ。色々なことに挑戦できるので、ワクワクしてます」

凛「ぶれないよね、こういう色物がきてもさ」

卯月「いろもの?」

凛「あ……ううん、独り言」

凛(卯月はあんまり……こういうの気にならないのかな。確かに、女子同士でそんなに意識するのもおかしいけど)


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/10(金) 23:56:39.28 ID:FGOC7QdC0
休憩室

ガチャ

凛「失礼します」

卯月「あ、誰もいない……」

凛「ちょうど良かった……」

卯月「じゃあもらったCDセットするね」

ガシャン
ウイーン

凛「30秒の?」

卯月「そうみたいです」

凛「誰か来る前に、さっさと見よ」

卯月「では、再生押しますよっと」

カチッ

チャラララン――

『甘くてとろける……濃厚な』

卯月「か、顔がだんだん近づいていきますね……」ドキドキ

凛「そうだね」

『キスの味……』

チャラララ――

卯月「わ……この角度のイラストだとなんだか、まるで……」ドキドキ

凛「なに、今さら恥ずかしがってるの?」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/11(土) 00:04:01.34 ID:B1RFcwlr0
卯月「だ、大丈夫ですよッ!できます!」

凛「べ、別に本当にするわけじゃないし」

卯月「だよね……うん。あ、終わった」

凛「もう一回見る?」

コンコン
ガチャ

未央「やっほー! キスのCMに出るんだって?!」

凛「はい?」

卯月「ち、違うよ!?」

未央「え、違うの?」

卯月「違います!」

凛「ほら、ちょっと前に口移しのお菓子のCMあったでしょ。あれのパロディCM」

未央「なんだ、しぶりんと卯月のキスシーンが見れるのかと思っちゃったじゃん」

凛「……いやいや」

卯月「え、ええっと」

未央「もう練習したの? あ、これキットカッ〇さっき買ったんだ。二人にあげるよ!」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/11(土) 00:10:53.05 ID:B1RFcwlr0
ぽいぽいッ

未央「しまむー、襲われないように気をつけなよ」

卯月「おそ……?」

凛「しないからッ」

未央「っと、予定が詰まってるんだ。お先に失礼!」

バタン

凛「……嵐か」

卯月「これ……せっかく頂きましたし、映像をもう一度見て練習してみましょうか……」

凛「う、うん」

カチッ

チャラララン――

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/11(土) 00:14:52.21 ID:B1RFcwlr0
チャラララ――

卯月「よーし」

ビリビリッ
カサカサ

卯月「はむッ」

凛「……え、もう」

卯月「ふぉーお!」

凛「う……ちょ、ちょっと待ってよ」

卯月「はふふぁひいふぉふぇふぁふぁふひへふははい……」

凛「なんて言ってるかわからない……」

卯月はサラサラとメモ用紙に、

『恥ずかしいので早くしてください』と書いた 

凛「卯月も恥ずかしいんだ……」


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/11(土) 00:20:30.31 ID:B1RFcwlr0
凛「じゃあ、行くよ……」

凛は口を開けようと、卯月の顔を見た。

卯月「……」

頬に赤みが差していた。

凛「……ッ」

卯月「?」

凛「……あむッ」

卯月「……ぷはッ」

凛「……」

卯月「こんな感じでしょうか?」

凛「……」コクコク

卯月「食べないんですか?」

凛「……」


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/11(土) 00:26:45.34 ID:B1RFcwlr0
凛「……」

スッ
チュポッ

凛「半分あげる」

パキッ

卯月「ありがとうございます。あーん」

凛「あーん」

ヒョイッ

卯月「あむッ……おいひいです」モグモグ

凛「……チョコだしね」モグ

卯月「あの……私の食べかけとか、嫌でした?」

凛「え?」

卯月「あんまり乗り気じゃなかったし……もし、嫌ならやっぱり」

凛「そ、そうじゃないからッ」

卯月「でも」

凛「とにかく、そうじゃないの」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/11(土) 00:32:13.19 ID:B1RFcwlr0
卯月「なら、私も気にしません」ニコ

凛「……うん」

卯月「凛ちゃん、口の端にチョコついてますよ」

凛「そういう卯月も……」

凛(これって……なんか、ホントにキスしてしまったみたいに見える)

卯月「じっとしてて」ペロ

ふきふき

凛「ありがと」

卯月「どういたしまして」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 00:33:50.35 ID:/EkutdWh0
凛「あのさ……」

卯月「はい?」

凛「卯月ってこういうことしたことない?」

卯月「CMですか? それなら、何度か」

凛「違う違う。キス」

卯月「え……あ……」フルフル

凛「あー、そっか……じゃあ、同じか」

卯月「え? うそ」

凛「なに? 悪い?」

卯月「そうではなくてッ、凛ちゃんもてそうなのになあって」

凛「そりゃ、何かしらはあったけどさ、実戦経験はないよ」

卯月「凄く慣れてたから、てっきり」

凛(慣れてるように見えたのが驚きだよ……)

卯月「表情も落ち着いてて……私ばかり恥ずかしいのだとばかり」

凛「これでも、内心けっこう……やばかったから。男の気持ちみたいなの、分かりかけたかもね」

卯月「あははッ……なんですか、それ」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 00:45:55.72 ID:/EkutdWh0
凛「ところで、CDどっちが持って帰る?」

卯月「あ、凛ちゃん持って帰っていいですよ」

凛「じゃあ、先に借りる」

卯月「気づいたこととかあれば、教えてくださいね」

凛「んー」



――――
―――

凛の家。
お風呂にて。

ポチャン。

凛「冷たッ……」

凛(卯月には言わなかったけど……本当に触れたらどんな感触がするんだろうとか……思ってしまった)

凛(そんなこと言ったら、引かれそうだな)

凛(上目遣いが焼き付いて離れない……)

凛(キットカッ〇じゃなくて、まるで自分を求められてるような……感じで)

凛(卯月はそんなつもりなかっただろうに)

凛「……」

チャプ。





19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 01:12:18.64 ID:/EkutdWh0
次の日。

武内P「お二人には、本当に申し訳ないと思っていますが、上から指示が出まして配役を男性に変えるということなんです」

卯月「え、また……急ですね」

凛「昨日の今日でか」

武内P「申し訳ありません」ぺこ

卯月「あ、頭を上げてくださいッ。大丈夫ですよッ、気にしないでください。男性の方というのは……」

武内P「ジャニーズの方です」

凛「相手が変わるのは仕方がないとして、どっちがするの」

武内P「ああ、島村さんです」

卯月「わ……凛ちゃんだから大丈夫だったけど……緊張しますね」

凛「ふーん……卯月ね」

武内P「一応、島村さんが何らかの事情でできなかった場合、代役として渋谷さんにも出て頂きますので、これから二人とも一緒にスタジオに来てください」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 01:18:15.13 ID:/EkutdWh0
スタジオ。

ジャニ「今日はよろしくお願いしますッ」ペコ

武内P「ご丁寧にありがとうございます」

卯月・凛「今日はよろしくおねがいます」

武内P「では、私はこれで」

カツカツカツ

卯月「やっぱり、カッコイイねジャニーズの人って」ボソ

凛「……そおかな」イラッ

凛(へー……こういう優男っぽいのがタイプなんだ)

卯月「じゃ、行ってくるね」

凛「うん」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 01:30:07.39 ID:/EkutdWh0
スタッフ「変更点は以上になります。島村さんが口に挟んでからBGM流れて3秒後にジャニさん入ってください」

ジャニ「はい」

卯月「……ッ」ドキドキ

ジャニ「君、緊張してる?」

卯月「え、あ、はいッ」

ジャニ「フリだけだし……大丈夫落ち着いて」

卯月「ありがとうございます……」

凛「……」イラ

ジャニ「……ん?」ニコ

凛「……ッ」イラ

スタッフ「入ってくださーい」

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 01:38:15.72 ID:/EkutdWh0
チャラララン――

『甘くてとろける……濃厚な』

『それは……甘い夢のようで』

卯月「……あむ」

ジャニ「……いくよ」ボソ

卯月「……ッ」

卯月(……顔が、近い……綺麗顔……なのに……なんでしょうか……)ゾワ

スタッフ「ストップ! ストップ!」

ジャニ「……どうしたの」

卯月「え……」ポロ

スタッフ「何やってるのさ、君」

卯月「え、私」ポロポロ

スタッフ「涙出てるよ、ちょっとメイクさんッ来て来て」

卯月「ご、ごめんなさいッ……え、あれ」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 01:46:16.61 ID:/EkutdWh0
ジャニ「どうしたの? どこか痛めてる?」

スタッフ「そういうことは先に言ってくれないと」

卯月「あの、ごめんなさいッ……もう一回お願いします」



――――
―――


数十分後。

スタッフ「はい、オーケーですッ。卯月ちゃん、いい感じで瞳潤んでたからめちゃ色っぽく撮れたよ。結果オーライかな」

卯月「ありがとうございましたッ」

ピトッ

卯月「きゃッ」

ジャニ「はい、これ飲み物」ニコ

卯月「あ、すいませんッ……頂きますッ」ビク

ジャニ「あのさ、良かったらこの後お昼……」

凛「卯月……、次、移動だよッ」キッ

卯月「あ、凛ちゃん」ホッ

ジャニ「あらら、振られちゃった」

凛「失礼しますッ」

ジャニ「お疲れ様」

卯月「お疲れ様です」ぺこ


28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 01:53:32.35 ID:/EkutdWh0
――――
―――

カツカツカツ

凛「……」

卯月「り、凛ちゃん……腕、痛い」

凛「あ……」

ピタ
ドンッ

卯月「うぶッ!? あいたた……」

凛「悪いね……急いでたから、つい」

卯月「次って、何か急ぐようなことありましたっけ? レッスン、夕方ですよね?」

凛「……ごめん、嘘ついたよ」

卯月「ええ?!」

凛「……ごめん、何もない。ただの……」チラ

卯月「……?」キョトン

凛「ただの私の我がままだから」


29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 02:13:21.78 ID:/EkutdWh0
卯月「……そうだよね、やっぱり出たかったですよね、CM」

凛「そういうことじゃないけど……」

卯月「それじゃあ、もしかして……緊張してたのばれちゃいました?」

凛「え?」

卯月「凛ちゃんとやる時はなんだか……恥ずかしくて安心感があったんですけど、いざ男性とやるってなると怖くなっちゃって……」

凛「それで、泣いたんだ」

卯月「お恥ずかしい限りです……あーあ、凛ちゃんとなら良かったのになあ」

凛「何言ってるの……」ドキ

卯月「あ、照れてますね」クスクス

凛「からかわないで」ドキドキ

卯月「えへへ……」

凛「……卯月」

ドンッ

卯月「わッ……ど、どうされました?」

凛「いや……なんかむしゃくしゃして」

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 02:22:52.36 ID:/EkutdWh0
卯月「からかったの怒ってます……?」ビク

凛(可愛い……層言えば、背、私より小さいんだっけ)

卯月「り、凛ちゃん?」

凛「あのさ」

未央「やほー!!」

ガバッ

凛・卯月「きゃッ!?」

ドサッ

未央「めんごめんご☆ 勢い余っちゃったやい」

凛「未央……あんた」

卯月「きゅう……」

未央「ごめんね!」ニカッ

32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 02:40:39.61 ID:/EkutdWh0
凛「はあ……まったく」

卯月「未央ちゃん達……早く、ど、退いていただけたら……」

未央「うおお!? 死ぬな!しまむー!」

凛「やばッ」

卯月「よいしょ……ふう……未央ちゃん、どうしたの?」

未央「え、寂しかったから会いに来ただけだけど」

凛「昨日、会ったばっかじゃん」

未央「分かってないねえ、乙女心を。それより、撮影はどうなった? 二人の誓いのチッスは?」

卯月「あのね、それがかくかくしかじかで――ジャニさんに変わったんだよ」

未央「ぶー! なんだ、つまんなーい。残念だったね、しぶりん」

凛「なんで、そうなるのよ」

未央「だって、したかったんでしょ? しまむーと」

凛「だ、誰が卯月としたいなんて言ったのよッ……はッ」クル

卯月「……あ」ズキ

未央「そ、そこまで言わなくても」

凛「その」

卯月「……ホントに、嫌だったんですね。私、そんなことも知らずに……」

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 02:46:39.16 ID:/EkutdWh0
凛「……卯月」

卯月「凛ちゃん、美人だから……私、ちょっと一人で舞い上がってました……」

カツ――タタタタッ

凛「卯月!?」

未央「しまむー!?」

凛「待ってッ」

タタタッ

未央「なに? 修羅場?」

凛「あー、もうッ、話がややこしくなるからちょっとここで待てッ」

未央「わ、わんッ」

凛「卯月ッ」

タタタタッ

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 02:52:30.94 ID:/EkutdWh0
卯月「……つ、着いて来ないでくださいッ」

凛「しょうがないじゃんかッ」

卯月「な、なんですかそれッ」

凛「あんたが逃げるから! 止まれ!」

卯月「い、いや!」

凛「はあッ?」

卯月「……あ、いや、あのちょっと気が動転してるだけですので……放っておいてくださいッ」

凛「できないってばッ」

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 03:02:08.49 ID:/EkutdWh0
トイレ前

タタタタッ

卯月「あ……」

ヒョイッ
ギイッ
バタンッ
ガチャッ

凛「と、トイレは卑怯でしょ……はあッ……はあッ」

ダンダン!

『あ、あの! 私……凛ちゃんのこと嫌いになったりできませんからね!!』

凛「……ッな」

『凛ちゃん、大好きですからね……』

凛「うッ……」カア

『……大好きだもん』

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 03:22:36.35 ID:/EkutdWh0
凛(……私に、なんて言えって言うのよ……)

凛「……ご、誤解だから」

『……誤解?』

凛「私はさ、卯月が思ってるような……純粋な気持ちで……いられなかった」

『……』

凛「そのさ……あのジャニと撮影してる時、なんで隣にいるの私じゃないのかってイライラした……ごめん、それで当たった所ある」

『う、うん……?』

凛「本当はどうしようもないくらい……卯月にキスしたい」

ガタタッ

『きゃッ!?』

凛「う、卯月ッ?!」

ガチャン
キイッ

卯月「……凛ちゃん、今、なんて」

卯月はトイレにしゃがみ込んで、真っ赤になっていた。

凛「二度も言わせないで」

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 03:39:00.16 ID:/EkutdWh0
凛もしゃがみ込んだ。

凛「だから、あんまり私を煽らないで」

ギュッ

卯月「……ッン」

凛「……ッ」ゾク

卯月「ご、ごめんね……」

凛「暫らく、このままでもいい?」

卯月「で、でもここトイレですし……」

凛「少し、甘えさせて」

卯月「ええッ」

ギュウ

凛「柔らかい……」

卯月「り、凛ちゃん、人の声が……」

凛「入って」

トスッ

卯月「わッ」

バタンッ
ガチャッ

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 03:48:37.07 ID:/EkutdWh0
凛「座って、ここ」

卯月「は、はい」

トサッ

凛「手、膝に置いて畏まり過ぎ……」クスクス

卯月「……あ」

凛「怖い?」

卯月「……ッ」ブンブン

凛「へえ」

卯月「甘えてください……」

卯月は凛の手に指を絡めた。

凛「……ン」

凛の唇が卯月のを捕らえた。

卯月「ッ……ァ」

凛(やわらか……すぎ)ゾクゾク

卯月「息ッ……が……はッ」

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 03:54:33.01 ID:/EkutdWh0
凛「……はあッ……」

卯月「ッ……んゥ」

凛(卯月の唇熱くて……気持ちい)

卯月「くるし……ッ」

凛「ご、ごめッ……」

卯月が凛の袖を掴む。

卯月「私、これ以上されたら……変になっちゃいます……」

凛「……」プチッ

卯月「り、凛ちゃん?」

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/12(日) 10:59:56.39 ID:/EkutdWh0
凛「卯月……そういう風に言うから、私……期待するんだよ」

凛はゆっくりと卯月の胸に顔を埋めた。

卯月「ッ……あ、あの」ドッドッドッ

凛「すっごく早い」ボソ

卯月「当たり前じゃないですか……」

凛「もう一回、さっきの言って……」

卯月が、えっと呟く。
凛は顔をあげて、卯月を見つめた。

凛「好きって」

卯月「……好き」

凛「もっと」

卯月「好き、大好きッ」

凛「もっと言って」

卯月「私ばっかりずるいです……」

凛「……あー」

首筋に手を当てる。
武内Pのお得意だったな、と凛は思いつつ、

凛「……」

また、卯月に口づけた。



『甘くてとろける……濃厚な』

『それは……甘い夢のようで』








未央「わん……いつまで待ってればいいんだよー……」




終わり