1: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 02:54:06.38 ID:/9xFO0sbo
―――
李衣菜「というわけで、うな重作ってみました!」
凛「おいしい」モグモグ
李衣菜「たまたまスーパー寄ったらさ、やっぱり時期的にうなぎの開きが売っててね」
凛「おいしい」モグモグ
李衣菜「蒲焼き作るのって結構手間だったけど、成功して良かったよ~」
凛「おいしい」モグモグ
李衣菜「たまには凝った料理もいいね、ロックだよ!」
凛「おいしい」モグモグ
李衣菜「……聞いてる?」
凛「うん。おいしいよ」モグモグ
李衣菜「の、喉に詰まらせないでよ?」
凛「ん」モグモグ
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引用元: ・凛「土用」李衣菜「丑の日」
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2: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 02:55:20.34 ID:/9xFO0sbo
李衣菜「これで夏バテもしないで済むね」モグモグ
凛「今年も暑いもんね」
李衣菜「暑いねー、うんざりするくらい」
凛「ハナコがぐったりしててさ――」
李衣菜「あー、動物には堪えるよねきっと。かわいそう……」
凛「かわいいんだよね」
李衣菜「あぁかわいいんだ」
凛「今年も暑いもんね」
李衣菜「暑いねー、うんざりするくらい」
凛「ハナコがぐったりしててさ――」
李衣菜「あー、動物には堪えるよねきっと。かわいそう……」
凛「かわいいんだよね」
李衣菜「あぁかわいいんだ」
3: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 02:56:54.63 ID:/9xFO0sbo
凛「冷たいフローリングの上でぺたーってしててね、しかも舌を出してるの」
李衣菜「……それはかわいいかも」
凛「よし、じゃあ李衣菜もハナコ信者になろう」
李衣菜「遠慮しとく」
凛「(´・ω・)」
李衣菜「そんな顔されても」
李衣菜「……それはかわいいかも」
凛「よし、じゃあ李衣菜もハナコ信者になろう」
李衣菜「遠慮しとく」
凛「(´・ω・)」
李衣菜「そんな顔されても」
4: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:00:33.42 ID:/9xFO0sbo
凛「今入信すると特典も付けるよ」
李衣菜「へぇ、どんなの?」
凛「…………」
李衣菜「…………」
凛「…………」
凛「あ、蒼いドレスを着たアイドルが付いてくる……?」
李衣菜「絶対なにも考えてなかったしどう聞いても凛のことだよね?」
李衣菜「へぇ、どんなの?」
凛「…………」
李衣菜「…………」
凛「…………」
凛「あ、蒼いドレスを着たアイドルが付いてくる……?」
李衣菜「絶対なにも考えてなかったしどう聞いても凛のことだよね?」
5: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:01:33.00 ID:/9xFO0sbo
凛「ち、違うよ。私に似た赤の他人だよ――あっ。……蒼の他人だよ」
李衣菜「…………」
凛「蒼の、他人」
李衣菜「…………」
凛「蒼n」
李衣菜「あ、そうだ! うな重とっといて、プロデューサーにも後で食べてもらおーっと♪」
凛「ごめんなさい無視しないで」
李衣菜「…………」
凛「蒼の、他人」
李衣菜「…………」
凛「蒼n」
李衣菜「あ、そうだ! うな重とっといて、プロデューサーにも後で食べてもらおーっと♪」
凛「ごめんなさい無視しないで」
6: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:03:16.19 ID:/9xFO0sbo
李衣菜「なに、暑さにやられちゃったの? 熱ある?」ペタッ
凛「な、ないよ。大丈夫」
李衣菜「正直楓さんのほうがセンスあると思った」
凛「そんな、あの楓さんより……!?」ガーン
李衣菜「うん、あの楓さんより」
凛「…………」
李衣菜「…………」
李衣菜「さすがに失礼だね」
凛「楓さんのいそうな方角に謝っておこう」
「「ごめんなさい」」ペコッ
凛「な、ないよ。大丈夫」
李衣菜「正直楓さんのほうがセンスあると思った」
凛「そんな、あの楓さんより……!?」ガーン
李衣菜「うん、あの楓さんより」
凛「…………」
李衣菜「…………」
李衣菜「さすがに失礼だね」
凛「楓さんのいそうな方角に謝っておこう」
「「ごめんなさい」」ペコッ
7: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:04:25.08 ID:/9xFO0sbo
凛「話が逸れたね」
李衣菜「そもそもなんの話だったっけ」
凛「ハナコはかわいいって話」
李衣菜「あぁ、惚気け話ね」
凛「惚気けだなんて、そんな……」テレ
李衣菜「褒めてないよ? いっつも聞かされる身にもなってよね」
凛「でもなんだかんだ聞いてくれるから、私は李衣菜のこと好きだよ」
李衣菜「……そりゃ、どーも」
李衣菜「そもそもなんの話だったっけ」
凛「ハナコはかわいいって話」
李衣菜「あぁ、惚気け話ね」
凛「惚気けだなんて、そんな……」テレ
李衣菜「褒めてないよ? いっつも聞かされる身にもなってよね」
凛「でもなんだかんだ聞いてくれるから、私は李衣菜のこと好きだよ」
李衣菜「……そりゃ、どーも」
8: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:05:17.68 ID:/9xFO0sbo
凛「顔赤いね。熱ある?」ペタッ
李衣菜「な、ないってば! 暑さにやられたの!」
凛「そう」クスクス
李衣菜「……あっ! か、からかったな!?」
凛「からかってないよ……ふふっ」
李衣菜「じゃ、じゃあなんで笑うんだよー! もう!」
凛「ふふふ……♪」
李衣菜「な、ないってば! 暑さにやられたの!」
凛「そう」クスクス
李衣菜「……あっ! か、からかったな!?」
凛「からかってないよ……ふふっ」
李衣菜「じゃ、じゃあなんで笑うんだよー! もう!」
凛「ふふふ……♪」
9: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:06:10.56 ID:/9xFO0sbo
李衣菜「わ、私は凛のこときらいだからねっ」
凛「うん、そっか」
李衣菜「ほ、ほんとだよ?」
凛「うん……しょうがないよ、私なんてハナコの話しかできない女だから……」ズーン…
李衣菜「……い、いやー……そ、そこまできらいじゃないかなぁ……?」
凛「じゃあ好きなんだね。嬉しいよ李衣菜」ニコー
李衣菜「いくらなんでも切り返しが早いよ! もっと溜めるとこでしょここは!」
凛「うん、そっか」
李衣菜「ほ、ほんとだよ?」
凛「うん……しょうがないよ、私なんてハナコの話しかできない女だから……」ズーン…
李衣菜「……い、いやー……そ、そこまできらいじゃないかなぁ……?」
凛「じゃあ好きなんだね。嬉しいよ李衣菜」ニコー
李衣菜「いくらなんでも切り返しが早いよ! もっと溜めるとこでしょここは!」
10: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:07:25.66 ID:/9xFO0sbo
凛「飽きた」
李衣菜「えぇ~……」
凛「暑いから仕方ないよ」
李衣菜「……そーだね仕方ないね……はぁ」
凛「ため息なんて吐いて、夏バテ?」
李衣菜「いろんな意味でバテそうだよ……」
凛「そんなときこそ、うな重だよ」モグモグ
李衣菜「我ながらいい出来だと思う」モグモグ
李衣菜「えぇ~……」
凛「暑いから仕方ないよ」
李衣菜「……そーだね仕方ないね……はぁ」
凛「ため息なんて吐いて、夏バテ?」
李衣菜「いろんな意味でバテそうだよ……」
凛「そんなときこそ、うな重だよ」モグモグ
李衣菜「我ながらいい出来だと思う」モグモグ
11: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:08:02.28 ID:/9xFO0sbo
凛「…………」モグモグ
李衣菜「…………」モグモグ
凛「ねぇ、李衣菜」
李衣菜「なに、凛?」
凛「来年も、うな重食べさせてね」
李衣菜「じゃあ凛も、練習して私に食べさせてよ」
凛「……頑張る」モグモグ
李衣菜「へへ。うん、頑張って」モグモグ
李衣菜「…………」モグモグ
凛「ねぇ、李衣菜」
李衣菜「なに、凛?」
凛「来年も、うな重食べさせてね」
李衣菜「じゃあ凛も、練習して私に食べさせてよ」
凛「……頑張る」モグモグ
李衣菜「へへ。うん、頑張って」モグモグ
12: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:08:47.30 ID:/9xFO0sbo
凛「いつかプロデューサーにも食べてもらいたいな」
李衣菜「その点は私がずっとリードしてるね。ふふん」
凛「わ、私だってやればできるよ」
李衣菜「青い着色料は入れちゃダメだよ?」
凛「……志希が作ったのもダメ?」
李衣菜「余計にまずいよ!? 絶対謎の物質入ってそうだし!」
凛「あと、『蒼』だよ」
李衣菜「あぁそう……」
李衣菜「その点は私がずっとリードしてるね。ふふん」
凛「わ、私だってやればできるよ」
李衣菜「青い着色料は入れちゃダメだよ?」
凛「……志希が作ったのもダメ?」
李衣菜「余計にまずいよ!? 絶対謎の物質入ってそうだし!」
凛「あと、『蒼』だよ」
李衣菜「あぁそう……」
13: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:10:01.16 ID:/9xFO0sbo
凛「李衣菜も、なんでもかんでも『ロック』だって言って変なの入れちゃダメだよ?」
李衣菜「入れたことないから、大丈夫だから」
凛「もっと攻めないと。ググッと」
李衣菜「あ、焦ってもしょうがないしさ?」
凛「……楓さんや志希は、だいぶプロデューサーに攻めてるみたいだけど」
李衣菜「うっ……」
凛「私たちにしかできないやり方で、プロデューサーと、いつか……」
李衣菜「うん、いつか……でも、負けないから」
凛「だから蒼い着色りょ」
李衣菜「それはまた別の話になってくるよね」
李衣菜「入れたことないから、大丈夫だから」
凛「もっと攻めないと。ググッと」
李衣菜「あ、焦ってもしょうがないしさ?」
凛「……楓さんや志希は、だいぶプロデューサーに攻めてるみたいだけど」
李衣菜「うっ……」
凛「私たちにしかできないやり方で、プロデューサーと、いつか……」
李衣菜「うん、いつか……でも、負けないから」
凛「だから蒼い着色りょ」
李衣菜「それはまた別の話になってくるよね」
14: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:11:02.45 ID:/9xFO0sbo
凛「なに、李衣菜は私の邪魔をするの? いいよ、邪魔するなら消えてもらうだけ……」ユラリ
李衣菜「ちょ、いきなり怖いんですけど!?」
凛「大丈夫、ちょっとだけ……ちょっとだけだから……。ふふ、ふふふ」
李衣菜「ひ、ひぃっ!?」
凛「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
李衣菜「ああああああ食べたあああああ!!??」
凛「ちょっとだけ太るけど、これでプロデューサーに上げる分はなくなったね」モグモグモグモグ
李衣菜「ちょ、いきなり怖いんですけど!?」
凛「大丈夫、ちょっとだけ……ちょっとだけだから……。ふふ、ふふふ」
李衣菜「ひ、ひぃっ!?」
凛「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
李衣菜「ああああああ食べたあああああ!!??」
凛「ちょっとだけ太るけど、これでプロデューサーに上げる分はなくなったね」モグモグモグモグ
15: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:12:05.48 ID:/9xFO0sbo
李衣菜「あああ……プロデューサーにも食べてほしかったのにぃ」ガクー
凛「残念。うな重はもう私のお腹の中」ポンポン
李衣菜「マスタートレーナーさんに言いつけて地獄の特訓メニュー受けさせてやる!」
凛「ねぇ吐き出すから、吐き出すにはどうすればいい? ねぇ口の中に指突っ込めばいいのかな李衣菜、ねぇねぇ、ねぇったらねぇ!!」
李衣菜「だーもーうるさいなぁ!」
凛「残念。うな重はもう私のお腹の中」ポンポン
李衣菜「マスタートレーナーさんに言いつけて地獄の特訓メニュー受けさせてやる!」
凛「ねぇ吐き出すから、吐き出すにはどうすればいい? ねぇ口の中に指突っ込めばいいのかな李衣菜、ねぇねぇ、ねぇったらねぇ!!」
李衣菜「だーもーうるさいなぁ!」
16: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:13:05.24 ID:/9xFO0sbo
凛「わたしまだしにたくないよりーな」ガクガクブルブル
李衣菜「死なないでしょ……多分。ていうか言わないから安心しなよ」
凛「李衣菜って女神さまだったんだね……!」
李衣菜「はいはい……その代わり食べた分は運動しないと。だから自主トレ!」
凛「え……」
李衣菜「ほら行くよ、凛。まだまだトップアイドルには遠いんだから!」
凛「う、うんっ」
李衣菜「死なないでしょ……多分。ていうか言わないから安心しなよ」
凛「李衣菜って女神さまだったんだね……!」
李衣菜「はいはい……その代わり食べた分は運動しないと。だから自主トレ!」
凛「え……」
李衣菜「ほら行くよ、凛。まだまだトップアイドルには遠いんだから!」
凛「う、うんっ」
17: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:13:51.44 ID:/9xFO0sbo
李衣菜「暑いけど、うなぎ食べたからね! 熱くならなきゃロックじゃないぜっ」
凛「私は……食べ過ぎたからクールに行こうかな」
李衣菜「あ、もしもしマストレさん?」
凛「あああああああああ」
李衣菜「あはは、嘘だよー」
凛「私は……食べ過ぎたからクールに行こうかな」
李衣菜「あ、もしもしマストレさん?」
凛「あああああああああ」
李衣菜「あはは、嘘だよー」
18: ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/29(水) 03:14:56.15 ID:/9xFO0sbo
凛「ワタシ、UNAGI、ショウカスル……!」メラメラ
李衣菜「おっ、凛も燃えてきたね!」
凛「さぁ行こう、ぐずぐずしてると置いてくよ、李衣菜!」ダッ!
李衣菜「えへへっ。待ってよ、凛ー!」タタッ
おわり
李衣菜「おっ、凛も燃えてきたね!」
凛「さぁ行こう、ぐずぐずしてると置いてくよ、李衣菜!」ダッ!
李衣菜「えへへっ。待ってよ、凛ー!」タタッ
おわり
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