1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 22:16:57.64 ID:DV9GXSig0
昼食後 食堂

ルッキーニ「ねーねー!何でジャムって甘いのに赤いんだろ!」ペロペロ

ゲルト (…………?)ズズッ

シャーリー「ジャムの赤はトマトじゃなくてイチゴなんだよ」ズズッ

ルッキーニ「あー、そっちかー!騙されたぁ!」キャッキャッ

ゲルト(……なるほど、わからん)

エイラ「ロシアンティーはジャム混ぜないんだゾ、ツンツン眼鏡」ニヤニヤ

ペリーヌ「もう、わかってますわ!」



ミーナ「そうだわ、明日の訓練なんだけど」カチャ

ミーナ「皆さん、二人組を作ってもらえるかしら」

ペリーヌ「え」

引用元: ミーナ「二人組を作ってもらえるかしら」 ペリーヌ「え」 

 

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 22:22:51.74 ID:DV9GXSig0
エイラ「ハイハイハイ!サーニャは私と、私とだかんナ!」ガタッ

サーニャ「んぅ……ねむ……」ムニャムニャ


ルッキーニ「ぱふぱふシャーリー!」

シャーリー「しましまルッキーニ!」


ペリーヌ「あ、あ……」


エーリカ「ねぇ、明日は私が長機でいい?」

ゲルト「おまえについていけるのは私くらいだからな」


ペリーヌ「えっと……リーネさん?」キョロキョロ


リーネ「がんばろうね!芳佳ちゃん!」ギュッ

宮藤「うん!」ギュッ

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 22:27:19.31 ID:DV9GXSig0
ペリーヌ「宮藤さんと……」シュン


もっさん「んー?ペリーヌはまた余ったのか」

もっさん「よし、私と組むか!」

ペリーヌ「あ……よろしくお願い致しますわ……」


ミーナ「あ、そうじゃないわ」

ペリーヌ「?」

ミーナ「今回はいつもと違うペアを組んでほしいの」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 22:32:50.18 ID:DV9GXSig0
ゲルト「いつもと違う……?」

もっさん「それはどういうことだ?」

ミーナ「ウィッチーズが二人一組のロッテ戦術を基本としているのは知っているわね」

ミーナ「訓練によっていつものペアの連携を高めるのも重要だけど」

ミーナ「今回は違うペアを組むことで、戦略性の幅を広げたいの」

ルッキーニ「えと、それって……?」

シャーリー「つまり新しいペアを試してみようってことさ」ナデナデ


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 22:41:28.23 ID:DV9GXSig0
ゲルト「なるほど!新しい可能性だな!」ピョコン

ゲルト「それでは宮藤!私との新しい可能性を」キョロキョロ


宮藤「サーニャちゃん!いっしょにやろっか!」

サーニャ「んぅ……なにを……?」ゴシゴシ

エイラ「ダメダメダメー!」

エイラ「サーニャは私の!私のものだかんナ!」ガバッ

シャーリー「ひゅー」ニヤニヤ

エーリカ「大胆だね、エイラ」ニヤニヤ

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 22:47:28.87 ID:DV9GXSig0
エイラ「エ?いや、今のはそういう意味じゃなくて」アタフタ

サーニャ「……それじゃ、どういう意味なの?」

エイラ「ウワ!起きてたのか!?」アワワ

ミーナ「駄目よ、エイラさん」

ミーナ「具体的には同じ部屋以外の人とペアを組んでほしいの」

エイラ「うぐぅ……それでもミヤフジだけはダメだ!」

宮藤「えー、なんでですかぁ?」

エイラ「ダメなもんはダメなんだ!」ベー


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 22:55:16.03 ID:DV9GXSig0
宮藤「私のこと、そんなに嫌いなんですかぁ」ウルウル

エイラ「!」

ルッキーニ「ああー!芳佳を泣かせたー!」

ルッキーニ「謝りなよ、エイラ!」メッ

エイラ「エー、だってさー」

サーニャ「……エイラ」ジトーッ

エイラ「ウッ、わかったヨ……」

エイラ「ゴメンな、ミヤフジ」

ルッキーニ「エイラも謝ってるし、許してあげて」

宮藤「あ、私はそんな怒って」

ルッキーニ「ペアならあたしがなってあげるから、ね?」ナデナデ

宮藤「……ありがと、ルッキーニちゃん!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:02:35.64 ID:DV9GXSig0
サーニャ「……エイラは何で芳佳ちゃんが嫌いなの?」ジトーッ

エイラ「イヤ、嫌いじゃないんだけどサ」

エイラ「その、サーニャとペアを組ませたくないと言うか」モジモジ

エイラ「もちろん、私以外は誰でもいやなんだけど」モジモジ

エイラ「特にミヤフジだけはダメって言うか」モジモジ


エーリカ「サーニャんは誰か決まったー?」

サーニャ「いえ、まだ……」

エーリカ「じゃ、私と組もっか!」ニシシ

サーニャ「はい」ニコッ


エイラ「ダカラ、できれば私と組んで欲しいナーって」モジモジ

エイラ「……アレ?」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:11:08.97 ID:DV9GXSig0
ゲルト「あ……宮藤……」


ルッキーニ「でねー!あたしがバババーッ!って銃を撃ったらー」

宮藤「うんうん!」


ゲルト「……」

シャーリー「宮藤に告白する前にふられちゃったなぁ」ポン

ゲルト「んなっ!告白だなんて、たかが任務だ!」カァァ

ゲルト「それと馴れ馴れしく肩を掴むな」フンッ

シャーリー「まぁまぁ、落ち着きなって」ニヤニヤ

シャーリー「ペアならあたしがなってやるからさ」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:17:50.39 ID:DV9GXSig0
ゲルト「リベリアンが私の動きについてこれるとでも?」フフン

シャーリー「おまえこそあたしのスピードに遅れるなよ」フフン


ペリーヌ(……何だかんだペアを組むつもりなんですのね)

リーネ「……」

ペリーヌ「……」

ペリーヌ「……あの、リーネさん」

リーネ「……そうですね」ハァ

ペリーヌ「ちょっ!それは何の溜息ですの!」キーッ


ミーナ「あら、聞いてなかったの?」

ミーナ「同室の隊員以外って言ったでしょう?」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:25:21.46 ID:DV9GXSig0
ペリーヌ「つまり、わたくしとリーネさんは……」

リーネ「そういうことになりますね」

ミーナ「ちなみに私は美緒と組むわ」ニコニコ

もっさん「お、ミーナも訓練に参加するのか?」

ミーナ「ええ、久しぶりに頑張ろうかしら」

もっさん「うむ!久しぶりだからと言って手は抜かないからな!」

もっさん「しっかりしごいてやろう」アッハッハ

ミーナ「やだ、美緒ったら!みんなの前で」カァァ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:32:08.71 ID:DV9GXSig0
ペリーヌ(……あら、これって……)キョロキョロ

リーネ「……!」


ルッキーニ「そしたらマーマがバケツを持ってきてさ!」キャッキャッ

宮藤「えー、ウソでしょー!」キャッキャッ



シャーリー「やっぱりスピードが全てだろ」

ゲルト「いーや、圧倒的な火力と物量こそチカラだ」


エーリカ「サーニャん、寝癖ついてるよ」サッサッ

サーニャ「あ、気持ち良いです……」


ペリーヌ(残っているのは……)

エイラ「サーニャぁ、私も寝癖に気づいてたヨー」ウワァァァン

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:38:32.61 ID:DV9GXSig0
リーネ「エイラさん、明日は頑張りましょうね」ニコニコ

エイラ「ナンダ……?」グスグス

ペリーヌ「ちょっ!ズルいですわよ、リーネさん!」

ペリーヌ「エイラさん!わたくしと組みましょう!」

エイラ「アー……ペアの話かぁ……」グスグス

リーネ「ええ、私とペアを組む話です」ニコニコ

ペリーヌ「いいえ!わたくしとですわ!」




エイラ「……んじゃ、ツンツン眼鏡」グスン

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:43:44.84 ID:DV9GXSig0
リーネ「!」

ペリーヌ「!」

ペリーヌ「わ、わたくしとですの!?」アタフタ

エイラ「ナンダヨー、イヤなのかー?」ゴシゴシ

ペリーヌ「いえ!こういう場合、余るのはいつもわたくしだったので」

ペリーヌ「少し、びっくりしただけで……」ウルウル

リーネ「……」

エイラ「ウワ!なに泣いてんだヨー」ニヤニヤ

ペリーヌ「もう!泣いてなんかいませんわ!」キーッ


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:50:48.06 ID:DV9GXSig0
エイラ「エェー?ホントかー?」ウリウリ

ペリーヌ「ちょっと!髪が乱れてしまいます!」ボサボサ

リーネ「……チッ」


ミーナ「あら、リーネさんは余ってしまったの?」

ミーナ「いつもは余らないのに、何でかしら?」

リーネ「……痴呆が始まったんじゃないですか」ボソッ

もっさん「では、リーネはミーナのポジションだな!」

シャーリー「つまり指揮官ってことか?」

ゲルト「それはさすがに……」

もっさん「なに、ネウロイの予測周期も二週間後だ」

もっさん「ミーナにも息抜きは必要だろう」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/17(火) 23:57:24.96 ID:DV9GXSig0
ミーナ「……そうね、訓練は今日と明日の二日間の予定だし」

ミーナ「重要な仕事だけ私がやることにすれば構わないわ」

ミーナ「それに、リーネさんには指揮官の素質を期待しているの」ゴニョゴニョ

リーネ「……顔が近いです」ボソッ

宮藤「うわぁ!指揮官なんて凄いよ、リーネちゃん!」

リーネ「うん、頑張るね!芳佳ちゃん!」ニコニコ

もっさん「うむ!それでは決まりだな!」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:03:02.58 ID:/YRJv4+K0
ミーナ「ええ、訓練は二日間」

ミーナ「もうお昼過ぎだから、今日は新しいペアとの交流を深めること」

ミーナ「明朝から、そのペアで演習を行うわ」

ミーナ「では、解散……」

リーネ「エヘン」

リーネ「そういうことですから、解散してください」ニコニコ

宮藤「はぁーい!」

ルッキーニ「行こっ、芳佳!」タタタッ

宮藤「あ!待ってよ、ルッキーニちゃん!」タタタッ

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:12:41.25 ID:/YRJv4+K0
エイラーニャ 私室

エイラ「サーニャ……」ゴロゴロ

エイラ「サァァァニャァァ……」ゴロゴロ

エイラ「サーニャン!」ゴロゴロ

ペリーヌ「いつまで、そうしているつもりですの!」

エイラ「あ、サーニャの枕」ピタッ

エイラ「サーニャの匂い、サーニャの温もり」クンクン

エイラ「こ、これとキスしたら……!」プルプル

ペリーヌ「ちょっ!何を!」アワワ

ペリーヌ「わかりました、サーニャさんの様子を見に行きましょう!」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:16:59.81 ID:/YRJv4+K0
エイラ「!」ガバッ

エイラ「ソウダ!良い事言ったぞ、ツンツン眼鏡!」ワシャワシャ

ペリーヌ「だから髪を!」

エイラ「タラタラすんな、行くゾ」タタタッ

ペリーヌ「もう、待ってくださいまし!」

ガチャ

バタン

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:24:36.53 ID:/YRJv4+K0
エーゲル 私室

「サーニャァァ!サーニャァァァ!」
「もう少し静かにしなさい!」

ガチャ!

エイラ「サーニャ!寂しくないか!」バン

ペリーヌ「まったく貴女って人ははしたない」ブツブツ

サーニャ「くぅ……すぅ……」Zzz

エーリカ「ふひゅ……んあ……」Zzz

ペリーヌ「あら、こんな昼間から」

エイラ「ナ、ナ……!」

エイラ「ナンデ、同じベッドで寝てるんダヨ!」クワッ


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:29:24.88 ID:/YRJv4+K0
エイラ「おい、起きろ!中尉!」ユサユサ

ペリーヌ「ちょっと貴女はなにを!」

エーリカ「くぁ……あと二時間……」ムニャムニャ

エイラ「オイ!サーニャに何をしたんだヨォ!」ガクガク

ペリーヌ「何かするのは貴女だけですわ!」

エーリカ「んみぃ……何だよ……」ゴシゴシ

サーニャ「うるさい……エイラ……?」ゴシゴシ


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:34:21.95 ID:/YRJv4+K0
ーーーーー
ーーー

エーリカ「だからぁ、私は自分のベッドで寝てたんだけど」

エーリカ「起きたらサーニャんのいるベッドで寝てたんだよー」

エイラ「ホントか!?」

エイラ「変なことされてないか、サーニャ?」ペタペタ

ペリーヌ「貴女こそ何処を触ってますの!」

サーニャ「ちょっと、くすぐったい」モジモジ

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:41:34.61 ID:/YRJv4+K0
エイラ「とにかく!私はサーニャの側を離れないからナ!」

エイラ「文句があるならツンツン眼鏡が出ていけよ!」イー

ペリーヌ「文句も何も、訓練ですからわたくしもここにいます!」

エーリカ「サーニャん、水飲む?」

サーニャ「ありがとう……」コクコク

エイラ「中尉!間接キスとかズルいぞ!」キーッ

ペリーヌ「まだ話は終わってませんわ!」キーッ


サーニャ「……楽しい」クスッ

エーリカ「そだね」ニヒヒ

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:47:57.37 ID:/YRJv4+K0
シャッキーニ 私室

ゲルト「何とも油臭い部屋だな」ポスッ

シャーリー「バイクとか置いてるからなぁ」ボフッ

シャーリー「あ、ミーナには秘密だからな」パタパタ

ゲルト「おい、足が当たってる」ペシッ

シャーリー「仕方ないだろー」

シャーリー「ルッキーニもいっしょに寝るから、ベッドはひとつしかないんだ」

シャーリー「まぁ、そのルッキーニもあまり部屋にいないんだけど」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 00:54:37.45 ID:/YRJv4+K0
ゲルト「ということは、今晩は……」

シャーリー「え!?」カァァ

シャーリー「そりゃ、ベッドがひとつってことはそうなるけど」モジモジ

シャーリー「あ、でもあたしはおまえと違ってパジャマを着て寝るし」モジモジ

シャーリー「だから狭いとは言っても、肌はくっつかないから安心して」モジモジ

シャーリー「別におまえとくっつくのがイヤとか、そうじゃなくてさ!」アワワ

ゲルト「?」

ゲルト「いや、家主はおまえだから私が床で寝ようかと」

ゲルト「それに今日は私だって裸で寝たりしないぞ」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 01:06:25.66 ID:/YRJv4+K0
シャーリー「……ハルトマンは良くて、あたしが同室だとダメなのか」ブツブツ

ゲルト「はぁ?変なやつだ」

シャーリー「いや、上官様がベッドで寝てくれよ」

シャーリー「堅物軍人にはあたしの柔らかいベッドは合わないかもな」フフン

ゲルト「……おまえはいつもそうだな」ムッ

シャーリー「え」

ゲルト「私が嫌いなのかは知らないが、すぐそういう態度をとる」

シャーリー「あ、いやそれは」アタフタ

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 01:16:48.46 ID:/YRJv4+K0
ゲルト「いい機会だ、正直な気持ちを言ってみろ」

ゲルト「批判も甘んじて受け入れよう」

シャーリー「正直な気持ちって……」モジモジ

シャーリー(私だってわからないのに……)

シャーリー(嫌い?……じゃないのはわかる)

シャーリー(説教を喰らうのも口喧嘩になるのも、あまり嫌いじゃない)

シャーリー(何でだろう?)

ゲルト「……まぁ、上官に言いにくいのはわかる」

ゲルト「なので私から言おう」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 01:24:58.34 ID:/YRJv4+K0
シャーリー「んなっ!?」

ゲルト「おまえの言うとおり、私は堅物軍人なんでな」

ゲルト「おまえやハルトマンのようなズボラな軍人は」

ゲルト「正直、嫌いだ」

シャーリー「!」

シャーリー「そうか……」ジワッ

シャーリー(うわ、やばい)ゴシゴシ


108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 01:36:04.57 ID:/YRJv4+K0
ゲルト「だが、実力があるのは認めている」

ゲルト「今回のペアも連携さえ上手くいけば、少佐やハルトマンのペアにも勝てると思っている」

ゲルト「だから、からかうのを少しだけ控えてほしいんだ」

ゲルト「そうすればもっと連携が取れると言うか」

シャーリー「……それって」グスッ

ゲルト「お!何だ何だ?」ズイッ

シャーリー「それって、あたしが素直になったら」

シャーリー「もっと仲良くしてくれるってこと?」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 01:40:49.24 ID:/YRJv4+K0
ゲルト「仲良く?」

ゲルト「まぁ、そういうことになるか……」

シャーリー「じゃあ、もうイジワルしないから!」

シャーリー「だからあたしと仲良くしてくれ!」カァァ

ゲルト「どうした、急に」

ゲルト「……だが、おまえがそう言うのなら」カァァ

シャーリー「ホントに?」

ゲルト「そうだな、私より大きな妹というのもアリかも知れん」モジモジ

シャーリー「……え?」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 01:46:55.02 ID:/YRJv4+K0
ゲルト「たしかに、妹は小さいものという考えが堅物だったかもな」モジモジ

ゲルト「姉より発育した身体を恥ずかしがる妹……うん、アリだ」モジモジ

シャーリー「え?え?」

ゲルト「あー、そう考えると憎まれ口も悪くないな」モジモジ

ゲルト「むしろイイものに思えてくる、不思議だ」モジモジ

シャーリー「……おまえの中では」プルプル

ゲルト「んー?どうしたの、シャーリー」ヨシヨシ

シャーリー「仲良くなるってことは姉妹になるってことかよ!」クワッ

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 01:52:53.63 ID:/YRJv4+K0
ゲルト「……?」キョトン

シャーリー「何だよ、その顔は!おかしいだろ!」ピョコン

ゲルト「まぁまぁ、落ち着け」

シャーリー「あたしか!?あたしのほうがおかしいのか?」ピョコピョコ

ゲルト「うさ耳カワイイなぁ、シャーリー」モフモフ

シャーリー「妹になった途端それかよ!騙されないからな!」カァァ

シャーリー「で、でも」カァァ

シャーリー「もうちょっと撫でて欲しいと言うか、しっぽも触って……」

ゲルト「!」ピョコン

シャーリー(あ、犬耳かわいい)

ゲルト「この足音は……!」ガバッ

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 01:56:18.23 ID:/YRJv4+K0
シャッキーニ 私室前廊下

バタン!

シャーリー「ちょっ、何だよ!急に」

ゲルト「シッ」ガバッ

シャーリー「んー!?」モゴモゴ

シャーリー(近い!顔が近い!)カァァ

ゲルト「……」

ゲルト「やはりこの足音は!」ピョコ

シャーリー(……足音?)ピョコピョコ

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:01:08.43 ID:/YRJv4+K0
ダダダッ

「こちら宮藤!指示をお願いしまぁす!」
「こちらルッキーニ!そのまま全速前進だー!」ウジュジュ


シャーリー「この声は……宮藤とルッキーニ?」ピョコピョコ

ゲルト「うむ、やはり妹たちの足音だったか」


宮藤「あ!前方に敵影発見!」ダダダッ

ルッキーニ「よーし!そのまま激突だぁー!」ダダダッ


シャーリー「……おい、こっちに来るぞ」

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:07:06.02 ID:/YRJv4+K0
ポイン

シャーリー「おおっと」ボイン

宮藤「敵機接触ぅ」ムニュムニュ

ルッキーニ「うひゃ、撃墜だー」モミモミ

シャーリー「おいおい、二人がかりは重いぞ」グリグリ

ゲルト「なっ!おまえたち何を!」

ルッキーニ「やっぱり一日一回はぱふぱふしないとぉ」パフパフ

宮藤「私は何回でもやりたいなぁ」パフパフ

ゲルト「なぁ宮藤、こっちに来てもいいんだぞ」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:16:19.91 ID:/YRJv4+K0
宮藤「でもシャーリーさんの……温かさには敵いませんよぉ」ギュッ

シャーリー「ちょっ、強い」モジモジ

ルッキーニ「えー、芳佳知らないのぉ?」グニグニ

ルッキーニ「バルクホルン大尉のもすっごいんだから!」クニュクニュ

シャーリー「ルッキーニ、少しやめて」カァァ

ゲルト「はっ!?」

ゲルト「これも妹たちが戯れていると考えれば……」

シャーリー「なぁバルクホルン、やめさせて」モジモジ

ゲルト「よし、もっとやれ」ツー

シャーリー「くっ、バルクホルンはもうダメだ」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:24:00.41 ID:/YRJv4+K0
宮藤「えー、ホントにー?」

ルッキーニ「あたしはウソつかないよぉ」

ゲルト「まぁまぁ、そう言うなら確かめてみればいいじゃないか」ダラダラ

シャーリー「確かめる前に鼻血を止めないか」

ゲルト「ここじゃ人目につく」ダラダラ

ゲルト「シャーリーの部屋に入ろうか」ダラダラ

シャーリー「人目を気にする時点でアウトだぞ」

ガチャ

宮藤「うわー!シャーリーさんの部屋って初めてです!」

ルッキーニ「あー、またバイク増えてるー!」

ゲルト「適当にくつろいでくれ」

バタン


シャーリー「……あたしも確認する!」ガチャ

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:31:26.26 ID:/YRJv4+K0
滑走路

ミーナ「ちょっと待って……ゲホッ」ハァハァ

もっさん「何だ、まだ三時間しかたってないぞ」

ミーナ「ヒュー……ゴホッ、三時間はオーバーワークよ」ゼェゼェ

もっさん「やはり身体がなまってるんじゃないのか?」ジーッ

ミーナ「やだ……ケホッ……そんな目で見ないで」カァァ

もっさん「赤くなったり青くなったり忙しい奴だ」

ミーナ「はぁ……ふぅ……」

ミーナ「明日は朝から演習でしょ?」

ミーナ「そろそろ切り上げない、美緒?」

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:36:19.84 ID:/YRJv4+K0
もっさん「ん、もう夕方だったとは」

もっさん「そうだな、夕食のまえに風呂に入っておくか」

もっさん「なぁ、ミーナもいっしょ」

ミーナ「もちろん!もちろん、ご一緒するわ!」ムフーッ

もっさん「何だ、そんなに風呂が好きか!」アッハッハ

ミーナ「ええ、……大好きよ」カァァ

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:42:59.72 ID:/YRJv4+K0
サウナ室

ペリーヌ「……」

エイラ「……」

ペリーヌ「……もう限界ですわ!」ガバッ

エイラ「まだ五分もたってないゾー」ガシッ

ペリーヌ「暑いですわ!限界ですわ!」

エイラ「キンキンうるさいナァ」

ペリーヌ「元はと言えば!」

ペリーヌ「貴女がサウナを大好きだと聞いたから、こうやって一緒に」

ピトッ

ペリーヌ「キャアァァッ!」ギュゥッ

エイラ「ウェ、重いって」ギュゥッ

175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:49:03.65 ID:/YRJv4+K0
ペリーヌ「今!何か!私の!」ギュゥッ

エイラ「暑苦しい……」ギュゥッ

ペリーヌ「エイラさん!私の肩に!」ユサユサ

エイラ「アー、そりゃトントじゃないか?」

エイラ「あいつはイタズラ好きだからナァ」

ペリーヌ「トント……?」

ペリーヌ「ああ、前に話していたサウナ妖精でしたっけ」

エイラ「ウン」

エイラ「きっとツンツン眼鏡にウルサイって言いにきたんだ」ニヤニヤ

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 02:54:56.12 ID:/YRJv4+K0
ペリーヌ「そんな、ふざけてないで」

エイラ「ムッ、ふざけてるって何だよ」

エイラ「トントはちゃんと私が連れてきたんだからナ!」

エイラ「サーニャも見たって言ってたし」フフン

ペリーヌ「……貴女って不思議ちゃんでしたのね」

エイラ「?」

ペリーヌ「いえ、前からわかっていたのですが」

ペリーヌ「今日いっしょにいて、改めて思いましたわ」ニヤニヤ

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 03:00:15.61 ID:/YRJv4+K0
エイラ「!」カァァ

エイラ「ペリーヌのくせにバカにスンナ!」ワシャワシャ

ペリーヌ「ちょっと、それどういう意味ですの!」グニグニ

ガチャ

ミーナ「あら、すっかり仲良くなったのね」フフッ

エイラ「ア、ふぉうふぁ」グニグニ

ペリーヌ「この声はミーナ中佐と……」

ペリーヌ「そちらの方は……?」ジーッ

もっさん「ん?私の顔に何かついてるのか?」

179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 03:09:39.64 ID:/YRJv4+K0
ペリーヌ「しししし少佐!?」カァァ

もっさん「ほう、眼鏡なしもなかなかいいじゃないか」グイッ

ペリーヌ(少佐のお顔が目の前に!でも見えない!)

ペリーヌ(少佐に顎を持ち上げられて、これってキ、キッス)

ペリーヌ「あわわわ」プシュー

もっさん「おい、ペリーヌ?」

エイラ「ウワ!これはダメだ!」

「ペリーヌ!」

「ペリーヌさん!」

ペリーヌ(あら、ぼやけて……エイラさんの頭の上に小人が……?)

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180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 03:15:32.20 ID:/YRJv4+K0
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ペリーヌ「少佐ぁ!」ガバッ

エイラ「ナンダ、ナンダ!?」ガバッ

ペリーヌ「少佐とキキキッスを……」

ペリーヌ「ってあら?」

エイラ「ファァ……私も寝ちゃったのか」

ペリーヌ「そうだ、わたくしったらサウナで」

エイラ「ホント、いい迷惑だよ」ウーン

ペリーヌ「あ……エイラさん、看病してくださったの?」

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 03:22:38.50 ID:/YRJv4+K0
エイラ「そりゃ、ペアなんだし」

ペリーヌ「……ありがとう、エイラさん」

エイラ「べ、別に!ツンツン眼鏡の心配なんてしてたワケじゃ!」フンッ

ペリーヌ「フフッ、意外とわかりやすい方でしたのね」クスクス

エイラ「なんだよ、もう!」カァァ

エイラ「ホラ、朝ごはん食べに行くぞ!」

ペリーヌ「そうしましょうか」


182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 03:29:30.35 ID:/YRJv4+K0
食堂

シャーリー「その、今朝のは事故だからさ……」カァァ

ゲルト「ああ、わかってる」カァァ

宮藤「背中痛い……」スリスリ

ルッキーニ「えー?あの枝はあたしのお気に入りなのに」

エーリカ「夜のサーニャんは格好良いんだねー」

サーニャ「そんなことないですよ……」モジモジ


エイラ「夜の!夜のサーニャってなんだよ、中尉!」ユサユサ

エーリカ「なにって、夜間哨戒しかないだろぉ」グワングワン

ペリーヌ「エイラさんの頭の中が心配ですわ……」

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 03:35:49.03 ID:/YRJv4+K0
リーネ「……」ブツブツ

宮藤「リーネちゃん、目の下に隈ができてる!」

宮藤「寝てないの?何かあったの?」

リーネ「ううん、何もないよ」ニコニコ


もっさん「何だ、ミーナ?腰を押さえて……」

もっさん「筋肉痛か?少したるんでるな!」

ミーナ「もう、美緒が昨晩あんなに……!」カァァ

もっさん「ん?昨晩はワインを呑んでからは覚えてなくてな」アッハッハ


リーネ「……どいつもこいつも盛りやがって」ブツブツ


187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 03:44:39.26 ID:/YRJv4+K0
ルッキーニ「どしたの?リーネ?」

リーネ「ううん、気にしないで」

リーネ「エヘン」

リーネ「それでは昨日言った通り、午前中は演習を行います!」

宮藤「うわぁ!指揮官っぽいよ、リーネちゃん!」パァァ

ゲルト「その、頑張ろうな……シャーリー」カァァ

シャーリー「うん……トゥルーデ」カァァ

リーネ「イチャイチャしたら罰則を与えようかな」ボソボソ

エーリカ「サーニャんは眠くない?私は眠いよぉ」ファァ

サーニャ「眠いけど、がんばりましょ」ファァ

エイラ「何ダヨ、いっしょに欠伸って!見せつけてんノカ!」ドン

ペリーヌ「今朝の言葉は取り消しですわ」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 03:54:33.60 ID:/YRJv4+K0
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ロマーニャ基地 上空

もっさん「うーむ、バルクホルン組が全戦全勝か」

ミーナ「腰が痛くて」

エーリカ「まだ眠いよぉ」

サーニャ「ふにゅ……くぁ……」Zzz

エイラ「サーニャぁ、眠りながら飛ぶのはダメだってば!」アワワ


ゲルト「まぁ、連携さえとれればと思っていたからな!」フンス

シャーリー「あたしたち、息ピッタリだもんな!」フンス

ゲルト「シャーリーのスピードあってこそだ」ギュッ

シャーリー「ううん、トゥルーデの判断力のおかげだよ」ギュッ



ペリーヌ「恋人繋ぎって……甘すぎますわ……!」

リーネ「狙撃手こそ最強です、ヘッドショットしますよ」

192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:03:13.08 ID:/YRJv4+K0
ミーナ「あら、これはロッテを考え直す必要があるかしら」

もっさん「しかし、残ったほうがなぁ」


ルッキーニ「あそこは左にグイッとやってからズバッてやるべきだったよ!」

宮藤「うーん、右からグルッとするほうがよくないかなぁ?」

エーリカ「サーニャん、どうやって眠りながら飛ぶの?」

サーニャ「目を閉じて、頭だけ休憩させる感じで……」

エイラ「ダカラ、それはダメー!」



リーネ「……とにかく!」

リーネ「これで午前中の訓練、及び新ペアの開拓訓練は……」


『ウゥゥーー』

もっさん「このサイレンは……!」

ミーナ「ネウロイ!?」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:10:29.51 ID:/YRJv4+K0
ミーナ「そんな!予測では二週間後って!」

ゲルト「落ち着け、ミーナ!」

もっさん「……敵影を確認した!」キィィィ

サーニャ「こっちも捉えました」ピョコン

サーニャ「十時の方向、小型ネウロイが一機、接触まであと七分」

シャーリー「どうする、あたしたちは模擬弾しか装備してないぞ」

ミーナ「……そうね、まずは一度基地に帰還して」

もっさん「待て、ミーナ」

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:15:45.42 ID:/YRJv4+K0
ミーナ「!」

もっさん「リーネを見てみろ」

リーネ「基地まで二分……往復で四分……」ブツブツ

ミーナ「リーネさんって……美緒、あなたまさか!」

もっさん「今の指揮官はリーネだろう?」

もっさん「敵は小型だし、私は烈風丸も装備している」チャキ

もっさん「……少しだけやらせてみてはどうだ?」

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:20:33.98 ID:/YRJv4+K0
ミーナ「そんな、無茶よ!」

サーニャ「接触まで六分」

もっさん「……私はリーネに懸けてみたい」

リーネ「……」ブツブツ

ミーナ「……いいわ」

もっさん「!」

ミーナ「リーネさん、指示を!」

リーネ「そ、そんな!私は……」

もっさん「私が責任をとる!やってみろ、リーネ」

リーネ「……はい!」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:28:42.75 ID:/YRJv4+K0
リーネ「では、指示を出します!」

リーネ「バルクホルン!シャーリー!」

リーネ「エイラ!ペリーヌ!」

リーネ「両ロッテはネウロイと接触、撹乱を行ってください!」

ペリーヌ「え」

リーネ「その他は即座に基地に帰還して、装備を換装!」

リーネ「換装完了後は各自撃破に向かってください!」


「「了解!」」

ペリーヌ「え?え?」

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:38:50.61 ID:/YRJv4+K0
ゲルト「シャーリー!おまえのスピードを見せてやれ!」

シャーリー「しっかりついてきてくれよ、トゥルーデ!」

ゲルト「ああ、何処までもついていくさ!」

ブィィィーーン


エイラ「おい、バカップルに先を越されたゾ!」

ペリーヌ「え?行きますの?模擬弾だけで向かいますの?」

エイラ「だって命令だろ?」

ペリーヌ「いや、この作戦は明らかに私怨ですわ!中佐に抗議を……」

エイラ「大丈夫だ、心配スンナ!」

エイラ「私の尻尾が掴める位置に着いてくれば」

エイラ「ペリーヌには一発もかすらせないさ」ニッ

ペリーヌ「なっ!」ドキ

ペリーヌ「……もう!その言葉、サーニャさんの前でも言ってごらんなさい!」

エイラ「ヴェ!?サーニャは関係ないダロー!」

ブィィィーーン

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:45:50.54 ID:/YRJv4+K0
ロマーニャ基地 ハンガー

ミーナ「ちょっと、美緒!」

もっさん「何だ、こんな時に!」ガチャン

「サーニャん、行こ!」ガチャ
「うん!」ガコン

ブィィィーーン


ミーナ「リーネさんの命令はあれでいいの!?」

ミーナ「リーネさん、暗い目をして命令してたわよ!」

リーネ「……」ジーッ

もっさん「とにかく出るぞ!」

もっさん「話は上空で聞こう!」

ミーナ「ちょっと、待って!」

ブィィィーーン


205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:52:51.32 ID:/YRJv4+K0
ブィィィーーン

もっさん「まず、撹乱役にエイラを選ぶのは順当だ」

ミーナ「未来予知ね……」

ミーナ「じゃあ、トゥルーデは」

もっさん「シャーリーのスピード、バルクホルンの判断力も撹乱役には申し分ない」

もっさん「なにより、今日のあの二人は異常な強さだ」

もっさん「急造ペアだからこそ、調子のいい二人を前線に出したんだろう」

ミーナ「……急造ペアにこだわる必要はなかったんじゃ」

もっさん「……リーネも緊張していたのかな」

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 04:59:18.90 ID:/YRJv4+K0
もっさん「む!見えた、が……」キィィィ

ミーナ「どうしたの?」

もっさん「予測より早く来たからか」

もっさん「サイズも小さく、攻撃頻度もかなり低い」

ミーナ「……不幸中の幸いかしら」

210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 05:09:59.62 ID:/YRJv4+K0
シャーリー「遅い、遅い!」ビュィィーン

ゲルト「!」

ゲルト「シャーリー!こっちだ!」グイッ

シャーリー「わっ」ギュッ

びゅん!

シャーリー「ありがと」カァァ

ゲルト「まったく、私がいないとダメなのか?」

シャーリー「……うん」カァァ

ゲルト「そうか……私もだ」カァァ



エイラ「ヴェェェ、甘過ぎて死にそうダ」ピュンピュン

ペリーヌ「凄い、これが未来予知……」

ペリーヌ「ビームの隙間を縫うように……!」ピュンピュン

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 05:17:06.33 ID:/YRJv4+K0
エーリカ「おっまたせー!」ダダダダ

サーニャ「意外とちっちゃい……」ズドン ズドン


宮藤「いくよ!ルッキーニちゃん!」

ルッキーニ「うじゅじゅ!芳佳!」

宮藤、ルッキーニ「「多重シールドアターック!!」」

ズドン!


もっさん「うむ!良いネーミングだ!」

ミーナ「美緒のほうがかっこいいわ」カァァ

もっさん「むっ、コアが出てきたぞ!」

214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 05:23:48.77 ID:/YRJv4+K0
ペリーヌ「エイラさん、コアが!」

エイラ「!」ピクッ

エイラ「ペリーヌ、くっつきすぎだ!」

ペリーヌ「え?」ガシャ

エイラ「ウワ!」グラッ

ペリーヌ(わたくしがエイラさんに近付きすぎて!)

エイラ「バランスがっ」ヒュー

ペリーヌ(エイラさんがネウロイに激突する!)

216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 05:29:12.46 ID:/YRJv4+K0
ペリーヌ「くっ!間に合えーーーーーっ!!」



ズドン!

ネウロイ「キュオォォオ」パリィン



エイラ「うわ!衝突寸前で助かった」フゥ

ペリーヌ「エイラさん!」ギュゥッ

エイラ「チョ、苦しいっテ」ギュゥ


リーネ「……」シュゥゥゥ

リーネ「……ネウロイ、撃破完了です!」

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 05:42:15.63 ID:/YRJv4+K0
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この後、特別訓練は無事終了
新ペアの案は、バルクホルン大尉とシャーリー大尉のペアが異常なほどの強さを見せたのですが、他のペアがほとんど機能しなくなったため廃案になりました
それでも時々、お互いの部屋を行き来していらっしゃるようです
あの日なにがあったのかしら

エイラさんはわたくしのミスであわや大惨事という所でしたが、「ナントモナイッテ」と言って許してくれました
ただ、あの日からツンツン眼鏡ではなく、ペリーヌと呼ぶようになり、少しだけ距離が縮まった気がします
わたくしも何だかエイラさんのことを、

トントン

ペリーヌ「!」パタン

エイラ「ナー、ペリーヌ聞いてくれよぉ」ガチャ

ペリーヌ「あら、またサーニャさんに怒られた話かしら」ニヤニヤ

ペリーヌ(……この先はまだ書き記せそうにありませんわ)


おわり