2: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:23:25.71 ID:DpsQWUiY0
ーーとある休日ーー

みく「~~♪」スタスタ

みく「ん、あれはPちゃん? ホビーショップの前で何してるにゃ? 」

武内P「……」キョロキョロ


みく「長いカバンを背負ってる……楽器?」

みく「は、入っていったにゃ……」


ーー

みく「てな事があったにゃ!」

李衣菜「プロデューサーってギター弾くの!?」

杏「でもホビーショップに入って行ったんでしょ? なんでギター持ってたの?」

未央「うーん……」

卯月「そういえば、プロデューサーさんのプライベートの事って誰も知りませんよね…」

みく「直接聞いてみたけどなんだかはぐらかされたにゃ」

未央「ねぇ! 今度の休日プロデューサーの事尾行してみようよ!」

みく「賛成にゃ! Pちゃんが普段何をしているのか、暴いてやるにゃ!」

卯月「さ、流石にやめたほうが良いんじゃ……(で、でも凄く気になる…)」

李衣菜「大丈夫だって!」

杏「杏は面倒くさいからパス~」グテ

引用元: 武内P「私の趣味、ですか?」 

 

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3: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:25:00.26 ID:DpsQWUiY0
ーー次の休日ーー


みく「前回はあのホビーショップの前で見たにゃ」

未央「ふむ、看板にはプラモデルにトイガン、ラジコンって書いてあるよ」

卯月「これがプロデューサーさんの趣味なんですかね……とても意外です」

李衣菜「プロデューサーってなかなかロックだね」

みく「ん? あっ来た! 皆隠れるにゃ!」コソ


武内P「……ん?」

武内P「植込みから飛び出ているあの猫耳は……」スタスタ

一同「ギクッ」

武内P「み、皆さん、こんな所で何をなさっているのですか……?」

未央「わっ、バレた!」

卯月「いや、え~っとですね? そ、そのぅ」

李衣菜「もう! みくのせいでばれたじゃんか!」

みく「ぐぬぬ、こうなったら……隙有りにゃッ!」ガシッ

武内P「ま、前川さん!? カバンを返してください!!」

みく「どれどれ中身は………ッ!?!?」ポロッ ゴトン

李衣菜「? どうし……げッ!?!!?」

卯月「」

未央「ラ、ライフル……?!?」

武内P「ち、違うんです皆さん!! これは誤解でs」

李衣菜「ヒッ! 殺される……ッ」キュウ

みく「」

卯月「」

未央「」

李衣菜「」

凛「ん? あそこにいるのは……」スタスタ

M4A1を持った武内P「(困った……)」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

みく「」
卯月「」
李衣菜「」
未央「」


凛「」


ーーー
ーー

6: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:28:17.11 ID:ATdcMGVi0
ーー近くの喫茶店ーー

武内P「……と、言うわけなんです」

凛「つまり、プロデューサーはサバイバルゲームが趣味で、あのホビーショップのインドアフィールドで開かれる定例会に参加しようとしていた、と」

武内P「……はい。驚かせてしまい申し訳ありませんでした……」

未央「な、なぁんだ、玩具だったのかぁ。 アッハッハッハッ……」

みく「消されると思ったにゃ……」

李衣菜「なかなかロックだったね……うん」

卯月「あ、あは、あはは……はははは……」ポロポロ
凛「全く、人騒がせな話だよね」

みく「あれ? ところでしぶにゃんはどうしてあそこに居たの?」

凛「ああ、暇だったから適当にぶらぶらしてたんだけど」

李衣菜「それにしても意外ですね! プロデューサーがサバゲーやってたなんて」

武内P「あ、えぇ…まぁ。 トイガンとは言え銃の形をしていますから、危険ですしアイドルの皆さんには黙っていたのですが……」クビサワサワ

未央「意外っていうか寧ろしっくりハマっていたよね」

卯月「はい、ライフルを持ったプロデューサーさん、殺人級のインパクトがありました……」

みく「実際に何人か殺ってそうな雰囲気だったにゃ」

卯月「ところでサバイバルゲームってなんなんですか?」

李衣菜「玩具の銃を使って撃ち合うロックな遊びで、スポーツみたいな物だよ」

卯月「へぇ~」

未央「さて、謎が解けたところで皆はこの後どうするの?」

卯月「うーん、私はこの後特に用事ないし……」

凛「私はもともと暇だったから」

みく「みくも今日は仕事OFFにゃ」

李衣菜「私も」

未央「じゃあさ! 皆でプロデューサーのサバゲーを見学しに行こうよ!!」

武内P「えっ」

李衣菜「いいね!」

武内P「い、いやしかs」

卯月「す、少し怖いけど…私もサバイバルゲームに興味があります!」

凛「まだ定例会は始まってないんでしょ? 見に行ってもいいよね?」

みく「そうと決まれば早速行くにゃ!」

武内P「……」クビサワサワ

ーーーー


某ホビーショップ


未央・みく・李衣菜「「「わあ~~っ!!」」」

未央「鉄砲がいっぱい有るよ!!」

みく「壁にいっぱい掛かってて……まるでアメリカの銃砲店にゃ」

李衣菜「ラジコンもたくさん有るんだ……」

武内P「どうも、こんにちは」

おじさん「おおう、らっしゃい! 今日も闘いに……おや? こんな可愛らしいお嬢さんたちを連れてきてどうしたんだい?」

武内P「少し事情がありまして…事務所のアイドル達です」

一同「こんにちはっ!!」


7: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:30:10.62 ID:ATdcMGVi0
おじさん「おう! こんにちは!」

武内P「紹介します。 この店のガンスミス、バリーさんです」

みく「ばりー? 外国人?」

武内P「ニックネームの様なものですよ」

武内P「バリーさん、申し訳ありませんが今日は彼女たちを見学させてくれませんか」

おじさん「おういいぞ。セーフティゾーンでな」

武内P「皆さんこちらです」

ーー

米兵1「お? おいっ、コマンドーが来たぞ!」

米兵2「まじかよ」

SWAT1「おいおい、お手柔らかに頼むぜ旦那」

凛「コマンドー??」

武内P「……私のここでのニックネームです」

卯月「すごい、皆さん兵隊さんみたいな格好をしてますね!」

李衣菜「これがフィールド……廃虚みたい」

凛「思ったより広いんだね」

武内P「すみませんが、あちらで少々お待ちください。準備してきますので…」

9: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:32:15.13 ID:ATdcMGVi0
ーー数分後ーー

武内P「皆さん、お待たせいたしました」\デェェェェン/

卯月「うひゃ!??」

李衣菜「す、凄い……」

凛「なにこの筋肉お化け」

みく「ガチ装備にゃ」

武内P「……お恥ずかしいです」

卯月「ぷ、プロデューサーさんって物凄く体つきが良いんですね! ///」

武内P「プロデューサーとして……皆さんをお守りする為に鍛えてましたから」

みく「プロデューサーってなんだっけ」

<そろそろ始めまーす

武内P「それでは、行って参ります」

11: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:35:23.25 ID:ATdcMGVi0
ーーモニターで観戦ーー

未央「お、始まった始まった!」

みく「みんな走ってってるにゃ」


シュタタタタタパパンパパン


李衣菜「結構凄いんだなぁ」

卯月「あれ! プロデューサーさんじゃないですか?」

凛「通路に入ってったね」


武内「……」ガガガッ!!ガガガッ!!ヒット ヒットォ ヒットダ!


李衣菜「うわ、瞬く間に三人仕留めた…」

凛「あいつ顔がヤバイよ顔が」

12: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:36:42.01 ID:ATdcMGVi0
武内P「」ピタッ


未央「動きが止まった……?」


武内P「(足音……曲がり角から二人来る……!)」チャキ

SWAT1「」バッ
SWAT2「」バッ

武内P「」バシュバシュッ!

<うわっヒットォ!



凛「い、今の見た……?」

みく「相手が顔を出した瞬間に撃ち抜いたにゃ……」

李衣菜「素人目でも凄いのが分かる……」

卯月「か、かっこいい///」ドキドキ

未央「えっ」

14: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:39:43.76 ID:ATdcMGVi0
ーー終盤ーー

シュタタタタタ パパン


未央「だいぶ人数も減ってきたね」

凛「うん。そう言えばさっきからプロデューサーの姿が見えないんだけど……」

みく「もしかしてやられたのかにゃ?」

李衣菜「でもあの目つきに身体つきだよ? そう簡単にやられる様な……た、まじゃ……」

卯月「えっ」

みく「うわぁ…」


武内P「」ぬっ


未央「天井のパイプにしがみついて隠れてたの!?」

20: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:43:23.20 ID:ATdcMGVi0
PMC1「や、奴は何処だ……ぶっ殺してやぁぁぁる!!!」

武内P「」スタッ

PMC1「な、うしr」

ガガガガガッ!

<ヒ、ヒットォ!!


凛「暗殺者……!」

卯月「…! プロデューサーさん、後ろに気がついていない!」

PMC2「(よし、裏取り成功!)」

武内P「……」

PMC2「貰っt」

武内P「」クルッ バシュバシュッ

PMC2「うぉあっヒット……!」


ーーーー

21: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:44:39.64 ID:ATdcMGVi0
ーーーー



武内P「ふぅ……」

未央「プロデューサーっ!!!」

みく「凄かったにゃ!!!」

李衣菜「一体どこであんな超人的なスキル身につけたんですか!! アレですか、ハワイで親父に習ったんですね!?」

武内P「あ、いえ……その」

凛「正直いい歳した大人が、って舐めてたけど……凄いじゃん」

卯月「もう凄すぎて言葉が出ません……」

未央「ねえねえ! もしかして昔そう言う職に就いてたとか!? 」

みく「そうにゃ! 何であんなに殺人スキル高いの!? 洗いざらい白状するにゃ!!」

武内P「み、皆さんっ! どうか、落ち着いて下さいっ!」

ーーーー
ーー

22: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:47:01.45 ID:ATdcMGVi0
事務所

みく「というわけだったんだにゃ」

杏「へぇ、あのプロデューサーがねぇー」グテ

かな子「プロデューサーさん、がっしりしてますもんね~」

未央「いやもうガッシリとかのレベルじゃないから」

みく・凛・李衣菜「「「筋肉モリモリマッチョマンの変態野郎だから(にゃ)」」」

卯月「……///」

李衣菜「て言うかもう戦闘マシンみたいだったもん」

凛「まさにコマンドーだったね」

智絵里「プロデューサーさんはさばいばるげーむ?が趣味なんですかぁ」

みく「智絵里ちゃんがあの姿みたら気絶しちゃうにゃ……」

未央「あっ忘れてた」

卯月「どうしたんですか? 未央ちゃん」

未央「いやぁ実はーー」

27: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:50:17.32 ID:ATdcMGVi0

ーー扉越しーー

武内P「この前の事、やはり話題に……」

美波「……ん?」スタスタ

美波「どうしたんですか? プロデューサーさん」

武内P「あ、いえ、その……」クビサワサワ

<ち、智絵里ちゃーーーーん!!!

武内P・美波「「!!!」」

武内P「何があったんですか!?」バン!




TV<シュタタタタタ パパンッ ヒットォ

智絵里「」

一同「あ、あはは……」

武内P「」

美波「」

29: ◆M4FG4wakSQt9 2015/09/09(水) 22:53:01.38 ID:ATdcMGVi0
ーーーー

武内P「まさか録画されていたなんて……」ズゥゥゥゥゥン

美波「げ、元気出してくださいプロデューサーさんっ、大丈夫ですよ」

武内P「もしもし千川さん、スタドリを……10本お願いします……はい、そうです。今すぐに」ピッ

美波「実は! わた、私も……サバイバルゲーム……やってるんですよ……///」

武内P「……!」

美波「未成年だから保護者の承諾書が必要なんですけど……良かったら今度、どうですか?」

武内P「……ええ! 是非、ご一緒させていただきます!」

後に筋肉ダルマのコマンドーと凄腕美女スナイパーが世間を轟かせる事になるが、それはまた別のお話

おしまい