1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:38:09 ID:RS2zt0qc
男「蜘蛛か」

蜘蛛「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

男「逃げんな逃げんな」

蜘蛛「ひ、ひぃ…!」影に隠れ

男「動くなよ」手を差し伸べ

蜘蛛「怖いよぉ…誰か…誰か…」

引用元: 蜘蛛「ひぃ!?」男「ん?」 

 

蜘蛛の糸
蜘蛛の糸
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(2012-09-27)
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:38:41 ID:RS2zt0qc
男「ほら、手に乗れ」

蜘蛛「嫌ぁ…」

男「…おら、動け」ちょい

蜘蛛「きゃあ!?や、やだぁぁぁぁぁぁ!!」手のひら駆け回り

男「走り回んな」

蜘蛛「ひっ…ひっ…」指の隙間に身を潜め

男「……」がらがら

蜘蛛「殺される殺される…」

男「じゃあな」ぽいっ

蜘蛛「あ」

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:39:19 ID:RS2zt0qc
男「……」読書中

男「…!」むずっ

男「(蚊か?)」手を振り上げ

蜘蛛「ひっ!」

男「……」

蜘蛛「あっ…あっ…!」


がらがら…ぽいっ

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:40:29 ID:RS2zt0qc
男「あ」

蜘蛛「あ」

男「うご「ひいぃぃぃぃぃ!!」……」

男「逃げられた」

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:41:02 ID:RS2zt0qc
男「…!」むずっ

男「…」ちらっ

ちびごき「こんちわ!」

男「……」



ぷちっ

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:41:32 ID:RS2zt0qc
男「……」

蜘蛛「きゃー!きゃーきゃー!!」物陰に猛ダッシュ

男「…(虫捕まえてるとこ見た事ないなぁ…)」

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:42:49 ID:RS2zt0qc
蜘蛛「やっほー!」

男「ん?」

蜘蛛「ここに巣作っていい?作っていい?」

男「蜘蛛か…」

蜘蛛「ねー」

男「ここに餌はねーぞ」手のひらに移動させ

蜘蛛「む、捕まらないよ!」

後輩「男さんどこ行くんすか?」

男「ちょっと待ってて」

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:43:32 ID:RS2zt0qc
蜘蛛「逃げ切った!(どやぁ)」指の隙間

男「ほら、草むらだ」

蜘蛛「ふんふふーん♪」

男「……」ぽいっ

蜘蛛「!」

ぷらーん

蜘蛛「ふっふっふっ!落ちないもんねー」

男「……」草で糸を切り

蜘蛛「ここを巣にするのだ!……あれ?」

後輩「何してたんすか?」

男「蜘蛛の子供が腕についてた」

後輩「あー」

蜘蛛「あれー?」

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:44:41 ID:RS2zt0qc
男「あ」

ゲジゲジ「あっ」

男「……」

ゲジゲジ「…!!」

男「さっさと逃げろ」

ゲジゲジ「え」

男「……」ゴシゴシ

ゲジゲジ「……ありがとうございます」サササッ

男「……」ざぱー


男「ふー…」

妹「早くどいてよ。次私入るんだから」

男「ん。あ、中にゲジゲジいたから気をつけろよ」

妹「え゛」

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:45:15 ID:RS2zt0qc
男「ん?…おぉ」

蜘蛛「こ、こんにちは…!」

男「こいつ、ハエトリグモか?」手のひらに乗せ

蜘蛛「ひぅ!」指の隙間へ

男「んー…そうだ」

男「ここならまあ、多分踏みつぶさないだろ」トイレ

蜘蛛「…?」

男「じゃあ頑張ってくれ」物陰へぽいっ

蜘蛛「あっ」

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/11(日) 23:46:08 ID:RS2zt0qc
男「……」

蜘蛛「あ、あの…」

男「なんでまた俺の部屋に…」

蜘蛛「その…」

男「……脚、一本とれてるな」

蜘蛛「あ、あはは…」

蜘蛛「…気にしないでください」

男「すまん」

蜘蛛「お、男さ」



がらがら…ぽいっ


山無し谷無しオチ無しすいません。
ちっちゃい蜘蛛可愛いですよね。