1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 05:14:28.27 ID:k914MrhJO
竜児「どうって何がだ?」

亜美「だから、その……、好き、とか…………」

竜児「ん? 良くわかんねーけど、普通に好きだぞ」

亜美「ほ、本当!?」

竜児「なんだよ、そんなに意外かよ」

亜美「ち、違うの! その……」

竜児「なんだ?」

亜美「嬉しくて…………///」ボソッ

竜児「お、おう……///」

亜美「な、なに赤くなってんのよ!! 別に変な意味じゃないからね!? これはあれよ、あみちゃんの魅力を再確認みたいな?」

竜児「あ、赤くなんてなってねーよ!!」

亜美「うっさいバカ///」

竜児「なんなんだよ、お前は」

引用元: 亜美「高須君は私の事、どう思ってるのかな……?」竜児「は?」 

 

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7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 05:23:55.63 ID:k914MrhJO
亜美「ま、まぁ、当然よね、あみちゃんってば超可愛いし」

竜児「そこは否定しないけど、自分で言うのはどうかと思うぞ」

亜美「なになに? 自分で言わなかったら言ってくれるの?」

竜児「言わねーけど」

亜美「ちぇ」

竜児「雑誌で見てる人達ってのはこんな性格だって知らねーんだよなぁー」

亜美「この顔は高須君だけが知ってるんだよ? 高須君 だ・け・が」ウルウル

竜児「いや、北村や大河だって知ってるだろ……」

亜美「祐作やチビトラなんてどうだって良いわよ」

竜児「まったく……、ホントお前は良い性格だよ」

亜美「可愛ければいいの~」

竜児「はいはい、じゃあ俺は帰るぞ」

亜美「あみちゃんも帰ろ~っと」

…………………………

大河「なによあれ……」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 05:27:16.63 ID:k914MrhJO
亜美「~♪」

竜児「ご機嫌だな」

亜美「別に~♪」

竜児「俺はスーパーに寄ってくぞ」

亜美「そっかぁ~♪」

竜児「……」

亜美「~♪」

竜児「…………、か、川嶋?」

亜美「なに?」

竜児「いや……、帰らないのか?」

亜美「帰るけど?」

竜児「お、おう……」

亜美「~♪」

竜児「……」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 05:31:30.58 ID:k914MrhJO
竜児「な、なぁ川嶋……」

亜美「なぁに~?」

竜児「お前の家、あっちだろ……?」

亜美「そうだけど?」

竜児「お前もスーパーに行くのか……?」

亜美「べっつに~♪」

竜児「…………」

亜美「~♪」

竜児「な、なぁ川嶋……」

亜美「ん~?」

竜児「もうスーパーの前まで来たぞ……」

亜美「そうねぇ」

竜児「帰らないのか?」

亜美「帰ってほしいの?」

竜児「いや……、別に良いけどよ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 05:35:37.24 ID:k914MrhJO
亜美「あみちゃんと一緒に居れて幸せでしょ?」

竜児「…………」

亜美「なぁに? 照れてるの?」

竜児「なんなんだお前は!? 何が目的だ!?」

亜美「別に~」

竜児「今日お前変だぞ!?」

亜美「変じゃないよ~っだ」

竜児「…………」

亜美「なによ……」

竜児「いや……、自覚症状の無い病気か何かかと……」

亜美「なによそれ、ほら、買い物するんでしょ!」グイグイ

竜児「こら! 押すな!!」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 05:52:15.07 ID:k914MrhJO
竜児「たく……、なんでそんなにテンション高いんだよ」

亜美「別に普通だけど~」

竜児「まったく、訳が解らんぞ」

亜美「良いから、ほら、買い物♪買い物♪」

竜児「…………はぁ」

亜美「~♪」

竜児「随分と楽しそうだな」

亜美「好きな人と一緒……、だからかな……///」

竜児「はいはい」

亜美「もー! 何よその反応!!」

竜児「そんなボケに一々突っ込んでいられるか!」

亜美「むー」

竜児「まったく……」

亜美「ボケなんかじゃないんだけどな……」ボソッ

竜児「何か言ったかー?」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 05:57:09.49 ID:k914MrhJO
亜美「別に何でもないわよバカ!!」

竜児「はいはい」

亜美「…………」

大河(な、なによあれ……)

竜児「さーてと、まずは野菜っと……」

大河(なんで竜児とバカチーが一緒に買い物してるのよ!!)

亜美「今日は何作るの?」

竜児「んー、そうだな……」

大河(なんだか楽しそうだし!!)

亜美「あ、これ特売だって!!」

竜児「それはまだ家にストックがある」

亜美「なーんだ」

大河(…………)

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:00:27.89 ID:k914MrhJO
竜児「こんなもんかな……」

亜美「けっこう買うんだねぇ」

竜児「三人分だからな」

亜美「三人、ね……」

竜児「どうかしたか?」

亜美「べっつに~」

竜児「??」

亜美「ホント、幸せ者よね……」ボソッ

大河(…………、なに話してるんだろ……)

竜児「ほら、帰るぞ」

亜美「あ、待ってよ~」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:05:33.11 ID:k914MrhJO
~高須家~

竜児「ほら、大河メシだぞー」

大河「…………」

竜児「おい大河、メシだって」

大河「聞こえてるわよ!!」

竜児「なんだよお前、家に来てからずっと不機嫌そうにして」

大河「ふんっ、あんたは随分と嬉しそうじゃない」

竜児「はぁ? なんの事だよ」

大河「バカチーとの買い物がそんなに楽しかったわけ?」

竜児「なんだ? 見てたのか?」

大河「随分とデレデレしてたじゃない」

竜児「いや、そんな事ないだろ」

大河「で、なんで一緒だったわけ?」

竜児「何でって言われても……、川嶋が着いてきただけだが…………」

大河「…………」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:08:50.72 ID:k914MrhJO
~亜美部屋~

亜美「普通に好き……、か……」

亜美「…………」

亜美「///」

亜美「べ、別に嬉しくないけど!!」

亜美「…………///」

亜美「ま、まぁ、あみちゃんの可愛さからすれば当たり前だし!!」

亜美「///」

亜美「好き…………」

亜美「別に嬉しくないから!!」

亜美「//////」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:12:10.61 ID:k914MrhJO
~高須家~

竜児「だから、川嶋が着いてきただけだってば」

大河「はいはい」

竜児「なんだよ大河」

大河「別に駄犬がどうしようと関係ないけど!!」

竜児「なんだよまったく」

大河「ほら、早くご飯よそいなさいよ!!」

竜児「はいはい」

大河「ったく……」

竜児「……ほらよ」

大河「ふん!!」

竜児「なんだってんだ……」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:19:08.65 ID:k914MrhJO
――――――――――――
――――――
~翌日 学校~

竜児「おーっす北村」

北村「おお、高須に逢坂、おはよう」

大河「き、きたむ……、おはよう」

竜児「川嶋も、おはよう」

亜美「え!? あ、うん……、おはよう」

北村「どうした亜美、元気が無いぞ?」

亜美「別に何でもないわよ」

北村「そうか? 具合が悪いようなら言えよ?」

亜美「…………」

竜児「本当に大丈夫が?」

亜美「あ……、うん……」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:21:45.91 ID:k914MrhJO
実乃梨「おっはよう大河!!」

大河「あ、みのりん!! おはよう!!」

実乃梨「高須君に北村君もおっはよう!!」

竜児「お、おはっ」

実乃梨「あーみんもおはよう!!」

亜美「………………はぁ」

実乃梨「あれ……?」

大河「ちょっとバカチー、何よその態度!!」

実乃梨「まーまー大河、あーみんも色々あるんだろうよ!!」

大河「でも……」

竜児「やっぱりどこか調子悪いのか?」

亜美「別に……」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:30:48.23 ID:k914MrhJO
実乃梨「あーみんや、なにか悩みがあるならこの櫛枝に言ってみんさい!」

亜美「はぁ? 誰があんたなんかに」

実乃梨「まーまー、そう言わずに」

亜美「うっざい、ほっといてよ」

実乃梨「あーみん……」

亜美「あーやだやだ、あんたたち見てるとイライラすんのよね!!」

北村「おい亜美! もうホームルームが……」

亜美「ほっといて!!」スタスタ

竜児「なんなんだ?」

大河「さぁ?」

実乃梨「あちゃー、機嫌そこねちまったかい」

大河「あんなバカチーほっといて座ろうみのりん」

実乃梨「んー……」

竜児「…………」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:35:49.81 ID:k914MrhJO
~自販機ゾーン~

亜美「嫌な奴だな……、私……」

竜児「どうした川嶋」

亜美「高須君!? どうして……」

竜児「いや……、ちょっとジュースでもと思ってな……」

亜美「…………、もうホームルーム始まるわよ」

竜児「お前だってサボりだろ?」

亜美「…………」

竜児「何にすっかなー」

亜美「…………」

竜児「…………」

亜美「…………、早く買いなさいよ……」

竜児「…………」

亜美「……」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:38:35.02 ID:k914MrhJO
竜児「何があったんだ?」

亜美「…………別に」
竜児「何かあったんだろ?」

亜美「……、高須君には……、関係ない……」

竜児「そうかよ」

亜美「…………そうよ」

竜児「…………、ま、何でも良いけど、人に当たるなよな」

亜美「…………悪かったわね」

竜児「俺は別に良いけどさ」

亜美「…………」

竜児「……」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:42:16.17 ID:k914MrhJO
亜美「ホームルーム、出ないの?」

竜児「今から行ってもな」

亜美「そ……」

竜児「お前は良いのか?」

亜美「私は……」

竜児「愚痴くらいなら聞いてやるぞ」

亜美「…………」

竜児「……」

亜美「いい……」

竜児「そっか」

亜美「…………うん」

竜児「よし、オレンジジュースにすっかな」

亜美「…………」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:44:51.55 ID:k914MrhJO
竜児「ほらよ」

亜美「え……?」

竜児「それ飲んで機嫌治せ」

亜美「な、なによ、こんなジュースくらい自分で……」

竜児「良いから、飲め」

亜美「…………うん」

竜児「どっこいしょっと」

亜美「…………年寄り臭い」

竜児「ほっとけ」

亜美「…………」クスクス

竜児「なんだよ……」

亜美「あ、ううん……」クスクス

竜児「気になるじゃねーか」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:47:30.60 ID:k914MrhJO
亜美「いや、二回目だなって……」クスクス

竜児「あ?」

亜美「この会話」

竜児「そんな事あったか?」

亜美「覚えてないの?」

竜児「あー、悪い」

亜美「まったく、あみちゃんとの会話を忘れるなんて」

竜児「いや、仕方ないだろ」

亜美「ま、別に良いけどさ……」

竜児「へいへい」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 06:52:42.08 ID:k914MrhJO
亜美「…………何で来てくれたの?」

竜児「別に、来てやった訳じゃねーよ」

亜美「そっか……、そうだよね」

竜児「おう……」

亜美「高須君が優しくするのは実乃梨ちゃんだけだもんねー」

竜児「なっ!! 別にそんな事っ!!」

亜美「はいはい」

竜児「……///」

亜美「私は『普通』だもんね」

竜児「別に……、お前にだって親切にはするぞ……」

亜美「そう、だね……」

竜児「おう……」

亜美「だけど、その親切はさ……」

竜児「なんだ……?」

亜美「ううん、何でもない。ほら、ホームルーム終わったよ、行こう」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:11:12.23 ID:k914MrhJO
北村「お、戻ってきたな。二人共サボりはいかんぞサボりは」

亜美「はいはい」

大河「ちょっと竜児どこ行ってたのよ」

竜児「いや、ちょっとな」

実乃梨「豪快なサボりとは、やりおるなお二人さん」

竜児「あ、いや……」

亜美「なぁに実乃梨ちゃん、やきもち?」

実乃梨「な、なんですと!?」

亜美「…………、冗談よ」

北村「ほら、お前ら授業の準備をしておけー」

亜美「はーい」

実乃梨「…………」

竜児「?」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:17:03.86 ID:k914MrhJO
~昼休み~

実乃梨「今日のおかずはなんじゃろな~」

大河「はぁ!? お弁当忘れたぁ!?」

竜児「すまん!!」

実乃梨「おやおや、お二人さん、お弁当を忘れたとな?」

大河「そうなのよみのりん、この駄犬ってばお弁当を忘れてきたらしいのよ」

竜児「うぅ……」

実乃梨「そいつは困った」

亜美「…………、ね、高須君……」

竜児「ん?」

亜美「ちょっといいかな……」

竜児「なんだ?」

亜美「ちょっと」グイ

竜児「お、おい川嶋!!」ズリズリ

大河「ちょっと竜児!! どこ行くのよ!!」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:23:08.02 ID:k914MrhJO
亜美「…………」

竜児「で……、なんだ?」

亜美「お昼……、無いんでしょ?」

竜児「ああ」

亜美「…………これ」

竜児「なんだ? くれるのか?」

亜美「…………、ジュースのお礼」

竜児「でもお前の分は……」

亜美「別に、お腹空いてないし」

竜児「ダメだぞ川嶋、食事はちょっととらないと」

亜美「いいから!!」グイ

竜児「んー、なら少しだけ」

亜美「…………うん」

竜児「お、なかなか美味そうだな」

亜美「そういうの良いから、早く食べなさいよ」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:27:51.97 ID:k914MrhJO
竜児「じゃあ、いただきます」

亜美「…………」

パクパク

亜美「ど、どう……?」

竜児「うん、なかなか美味いぞ」

亜美「ホント!?」

竜児「ああ」

亜美「そ、そっか」ニコニコ

竜児「これ、親戚の人に作ってもらってるのか?」

亜美「え!? あ、うん……、普段は……」

竜児「普段?」

亜美「あ、いや……、うん……」

竜児「??」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:33:45.27 ID:k914MrhJO
亜美「全部食べなさいよ」

竜児「いや、お前はどうすんだよ」

亜美「いいから!!」

竜児「良いのか?」

亜美「…………うん」

竜児「なら食うけど」

亜美「残さないで食べてよね」

竜児「ああ」パクパク

亜美「……」ドキドキ

竜児「なぁ……」

亜美「ふぇ!?」

竜児「やっぱり食うか?」

亜美「へ? 何で?」

竜児「いや……、随分と見てたから……」

亜美「い、良いから食べなさいよ!!」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:37:27.82 ID:k914MrhJO
竜児「……」モグモグ

亜美「……」テレテレ

竜児「な、なぁ川嶋」

亜美「ほぇ!?」

竜児「何でそんなに見るんだ?」

亜美「べ、別に見てないから!!」

竜児「いや、見てるじゃねーか」

亜美「良いから!!」

竜児「いや、食い難いんだが……」

亜美「黙って食べてればいいのよ!!」

竜児「そうですか……」

亜美「…………」モジモジ

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:40:38.08 ID:k914MrhJO
竜児「ごちそうさま」

亜美「うん……」

竜児「ありがとうな、美味かったぞ」

亜美「うん……///」

竜児「でも良かったのか? 俺が全部食べちまって」

亜美「別に……、ダイエットになるし……」

竜児「そっか」

亜美「うん……」

竜児「まぁ、なんだ、親戚の人に美味かったって伝えといてくれ」

亜美「うん、言っとく……///」

竜児「ふぅ……」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:44:36.37 ID:k914MrhJO
亜美「あ、あのさ……」

竜児「ん?」

亜美「実はさ……」

竜児「なんだ?」

亜美「今日のお弁当……、私が……」

大河「ちょっと竜児!!」

竜児「おわ!! 大河!!」

大河「なにをちゃっかりバカチーにエサをもらってんのよ!!」

竜児「いや、これは!」

大河「私のお昼をほっといて……」ワナワナ

竜児「すまん!!」

大河「死にさらせ!!」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:50:47.65 ID:k914MrhJO
亜美「あ……」

亜美「行っちゃった……」

亜美「…………」

亜美「美味しい……、か……」

亜美「…………///」

実乃梨「おやおや、あーみん、どうかしたかね?」

亜美「へ!?」

実乃梨「なにやらニヤケていたけんども」

亜美「な、何でもないわよ!!」

実乃梨「そうかい? まぁいいや、ところで、大河を見なかったかね?」

亜美「え? あぁ、チビトラならさっき高須君を追いかけて……」

実乃梨「まったく大河の奴ってば、せっかくパンをゲットしてきてやったってのに」

亜美「そう、なんだ……」

実乃梨「しっかし高須君を追いかけてか……、これは見つけるのに苦労しそうだぞ」

亜美「が、頑張って」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:54:35.71 ID:k914MrhJO
~放課後~

大河「ちょっと竜児、早くしなさいよ」

竜児「おう、ちょっと待ってくれ、ここの埃だけ……」

大河「まったく……」

亜美「…………」

竜児「よし、こんなもんか」

大河「ほら、スーパー寄って帰るんでしょ? 行くわよ」

竜児「ああ、じゃあな川嶋」

亜美「あ、あのさ高須君……」

竜児「ん?」

亜美「私も……、一緒に行っていいかな?」

大河「は?」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 07:59:11.77 ID:k914MrhJO
竜児「良いけど」

亜美「じゃあ……」

大河「なに? バカチーってば料理でもする気なの?」

亜美「わ、悪い?」

大河「別に……」

竜児「なんだ川嶋、ついに料理に目覚めたのか!?」

大河「何で嬉しそうなのよ……」

亜美「あ……、うん……、ちょっと」

竜児「そうかそうか!!」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 08:53:32.50 ID:k914MrhJO
~スーパー~

大河「なんでバカチーなんかと……」ブツブツ

亜美「別に帰っても良いのよぉ?」

大河「あーら、ごめんなさい、私は駄犬の散歩中なのよぉ」

竜児「まぁまぁ、良いじゃねーか、料理に興味あるって言ってるんだから」

大河「ふんっ」

亜美「ねぇねぇ、これはどうするのが美味しいの?」

竜児「それは軽く茹でてからだな……」

大河「早く買い物済ませちゃいなさ」亜美「あ、高須君、あっちでタイムサービスやってるよ~」

竜児「なに!?」

大河「……」イライラ

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:00:46.86 ID:k914MrhJO
亜美「相変わらず沢山買うんだね~」

竜児「大河が良く食べるからな」

大河「悪かったわね」

竜児「川嶋もちゃんと食べろよ、偏った食事は体型維持にも影響するからな」

亜美「はーい」

竜児「よし、こんなもんかな」

亜美「ねぇねぇ高須君」

竜児「ん?」

亜美「あみちゃん高須君のお家でお料理、教えてほしいなぁ……」

竜児「なら今から来るか?」

大河「はぁ!?」

亜美「迷惑じゃない?」

竜児「俺は構わないぞ」

大河「ちょっ、竜児!?」

亜美「やった♪」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:07:16.87 ID:k914MrhJO
~高須家~

亜美「高須君の家、久しぶりだなぁ~」

大河「なんでバカチーが……」

亜美「あら、逢坂さん、まだ居たんだ」

大河「悪い?」

亜美「小さくて見えなかったぁ」

竜児「ほら、料理始めるぞ」

亜美「はぁ~い」

大河「ちっ」

亜美「先ずはどうするの?」

竜児「時間のかかる物から作るのがポイントだな」

亜美「そうなんだぁ」

大河「……」

竜児「煮物なんかは味が染みるまで時間がかかるから、その間に別の物を作るんだ」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:15:41.61 ID:k914MrhJO
大河「アホらし、帰るわ」

竜児「ん、ああ、じゃあメシ出来たら呼ぶ」

大河「はいはい」


亜美「ほら、続き続き♪」

竜児「お、おう」

亜美「…………」

竜児「根菜なんかは面取してだな……」

亜美「…………」

竜児「調味料はちゃんと順番通りに……」

亜美「…………、高須君ってさ……」

竜児「あ?」

亜美「料理してるとかっこいいね……」

竜児「ん、ああ……………………、はぁ!?」

亜美「…………、ほら、続き教えて♪」

竜児「お、おう……」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:21:54.93 ID:k914MrhJO
竜児「……」

亜美「…………、二人っきり、だね……」

竜児「……」

亜美「高須君はさ……、結局誰が好きなの?」

竜児「なんだよ突然」

亜美「……、突然じゃないよ」

竜児「知ってんだろ」

亜美「実乃梨ちゃん?」

竜児「そうだよ」

亜美「……、でもさ、タイガーと仲良いじゃん」

竜児「それはアイツが……」

亜美「…………、私なんかより、タイガーと居る方が楽しいかな?」

竜児「別に……、そんな事ないけど」

亜美「そっか……」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:24:30.38 ID:k914MrhJO
竜児「俺はお前と居るのも楽しいぞ」

亜美「…………うん」
竜児「……ああ」

亜美「優しいね……」

竜児「普通だろ」

亜美「普通、ね……」

竜児「ほら、続きやるぞ」

亜美「うん……」

竜児「……」

亜美「……」

竜児「……」

亜美「…………」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:27:43.48 ID:k914MrhJO
竜児「……それはもう少し薄く切った方が良いぞ」

亜美「うん」

竜児「……」

亜美「こう?」

竜児「ああ……」

亜美「……」

竜児「……」

亜美「タイガーは、何で高須君なんだろ」

竜児「どういう意味だ?」

亜美「…………、解んないならいい」

竜児「なんだよ」

亜美「何でもない」

竜児「……」

亜美「ズルいなぁ……」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:30:07.99 ID:k914MrhJO
竜児「お前は何が言いたいんだ?」

亜美「別に……」

竜児「最近ずっとそうじゃんか」

亜美「…………うん」

竜児「なにか、あったのか?」

亜美「…………、あった、かな……」

竜児「そっか……」

亜美「うん……」

竜児「…………」

亜美「……」

竜児「話しくらいは聞くぞ」

亜美「言わない」

竜児「そっか」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:34:35.26 ID:k914MrhJO
竜児「ほら、手が止まってるぞ」

亜美「あ、うん……」

竜児「……」

亜美「…………」

竜児「川嶋は、好きな人いるのか?」

亜美「はぁ!? ちょっ、何よ突然!?」

竜児「あ、いや……、すまん…………」

亜美「…………」

竜児「……」

亜美「……、居るよ」

竜児「お、おう……」

亜美「気になる?」

竜児「…………、別に……」

亜美「そっか……」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:40:21.97 ID:k914MrhJO
竜児「……」

亜美「高須君だって言ったら、困る?」

竜児「…………困る」

亜美「じゃあ、言わない」

竜児「おう」

亜美「味付け、これでいい?」

竜児「ん? ああ、そうだな」

亜美「できたね」

竜児「ああ」

亜美「もう終わりか……」

竜児「なかなか上手くできたな」

亜美「……うん」

竜児「さて……、大河の奴を呼んでやるかな、川嶋も食べて行くだろ?」

亜美「…………」

竜児「川嶋?」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:41:47.31 ID:k914MrhJO
亜美「…………少しだけ」

竜児「ん?」

亜美「もう少しだけ…………、二人きりが良いな……」

竜児「え?」

亜美「少しだけで良いから、さ……」

竜児「…………」

亜美「これも……、困るかな?」

竜児「……、いや……」

亜美「……ありがと」

竜児「ああ……」

亜美「…………」

竜児「……」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:44:21.73 ID:k914MrhJO
亜美「ごめんね」

竜児「……何がだよ」

亜美「いろいろ」

竜児「そうかよ」

亜美「うん……、いろいろ、邪魔しちゃった」

竜児「そうなのか?」

亜美「うん……」

竜児「別に俺は邪魔だなんて感じた事ないけどな」

亜美「高須君は鈍感だから」

竜児「またそれかよ」

亜美「うん。だから、ごめん」

竜児「…………」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:49:04.33 ID:k914MrhJO
亜美「実乃梨ちゃんの事も、ごめん」

竜児「なんだよそれ」

亜美「タイガーも、ついでにごめん」

竜児「意味が解らないぞ」

亜美「うん……」

竜児「…………」

亜美「ごめんね、困らせた」

竜児「別に困ってない」

亜美「…………、きっと困るよ……」

竜児「何がだよ」

亜美「…………、高須君を、好きになっちゃったから……」

竜児「…………」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:53:01.32 ID:k914MrhJO
亜美「ほら、困った顔した」

竜児「あ、いや……、すまん……」

亜美「いーよ、別に……」

竜児「…………、その……、本気か……?」

亜美「…………」

竜児「な、なんと言うか…………、その……」

亜美「……」クスクス

竜児「は?」

亜美「ごめん、冗談だよ」クスクス

竜児「…………、お前なぁ……」

亜美「ごめんごめん」クスクス

竜児「ったく……」

亜美「私が高須君みたいなのを好きになるはずないじゃん」

竜児「あー、そーですか!」

亜美「ごめんってば~」クスクス

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 09:58:43.41 ID:k914MrhJO
竜児「まったく、何がしたいんだよお前は」

亜美「あらあら、本気で怒っちゃった?」

竜児「もういいよ」

亜美「だってぇ、高須君ってば変に真剣なんだもん」クスクス

竜児「こんな事言われたら真剣にもなるだろ!!」

亜美「ほら、早くタイガー呼んであげなよ」

竜児「…………、はぁ……」

亜美「ため息つくと、幸せが逃げちゃうぞ♪」

竜児「お前が逃がしたんだろ…………」

亜美「んー、じゃあ、幸せにしてあげる」

竜児「は?」

チュッ

竜児「なっ…………」

亜美「頬っぺたでも幸せでしょ?」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 10:02:47.66 ID:k914MrhJO
竜児「お前……、な……」

亜美「じゃあ、私は帰るわ!!」ダッ

竜児「おい!! 川嶋!!」

亜美「じゃーね!!」

バタン

竜児「な、なんなんだよアイツは…………」

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――――――――――

亜美「…………///」

亜美「やり過ぎたかな?」

亜美「…………でも」

亜美「後悔はしてない!」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/06(木) 10:05:41.00 ID:k914MrhJO
竜児「…………」ボー

大河「ちょっと竜児?」

竜児「へ?」

大河「何をボケっとしてるのよ」

竜児「あ、あぁ、すまん」

大河「ったく……、バカチーなんかにデレデレして」

竜児「川嶋…………」

大河「ちょっと? 人の話し聞いてる!?」

竜児「……ああ」

大河「…………、なによもう……」

竜児「なんだろうな……」


終わり