1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:40:22 ID:acy8chiw
男「俺はハナクソを操る能力を身につけた」
男「火やら水やら重力やら時間やらを操る能力に比べたら、ハズレもいいところだ」
男「できることといったら、ハナクソを鼻からいっぱい出したり……」ポロポロ…
男「あるいは出したハナクソを転がすことぐらい」コロコロ…
男「このハナクソが爆発でもすりゃ、武器になるんだけどなぁ」
男「――ま、いいや、愚痴ってても仕方ない」
男「ハナクソを操る能力……極めてみるか!」
男「火やら水やら重力やら時間やらを操る能力に比べたら、ハズレもいいところだ」
男「できることといったら、ハナクソを鼻からいっぱい出したり……」ポロポロ…
男「あるいは出したハナクソを転がすことぐらい」コロコロ…
男「このハナクソが爆発でもすりゃ、武器になるんだけどなぁ」
男「――ま、いいや、愚痴ってても仕方ない」
男「ハナクソを操る能力……極めてみるか!」
引用元: ・男「ハナクソを操る能力を極める」
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:44:34 ID:acy8chiw
男「はっ!」ビュオーン
男「鍛錬の結果、ハナクソをさらに勢いよく出したり……」ドバドバ
男「音速で飛ばすことができるようになった」ビュオーン
男「だけどまだまだ物足りない」
男「この能力はもっと可能性を秘めているはずなんだ!」
男「鍛錬の結果、ハナクソをさらに勢いよく出したり……」ドバドバ
男「音速で飛ばすことができるようになった」ビュオーン
男「だけどまだまだ物足りない」
男「この能力はもっと可能性を秘めているはずなんだ!」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:46:12 ID:acy8chiw
男「ぶっちゃけ、目クソもハナクソと大して変わらんよな」
男「だったら操れるかも!」
男「お、いけるいける!」ドバドバ
男「ハナクソを操るように、目クソも操れるようになったぞ!」ビュオーン
男「だったら操れるかも!」
男「お、いけるいける!」ドバドバ
男「ハナクソを操るように、目クソも操れるようになったぞ!」ビュオーン
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:48:03 ID:acy8chiw
男「ハナクソと目クソができれば、耳や歯のクソだっていけるはずだよな」
男「ちょっとやってみるか……」
男「お、いけるいける!」ドバドバ
男「やっぱりクソ同士、互換性みたいなもんがあるんだな」ビュオーン
男「コツさえつかめば楽勝だな! だったら――」
男「ちょっとやってみるか……」
男「お、いけるいける!」ドバドバ
男「やっぱりクソ同士、互換性みたいなもんがあるんだな」ビュオーン
男「コツさえつかめば楽勝だな! だったら――」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:50:28 ID:acy8chiw
男「本家本元のクソだって……操れるはず!」
男「さぁ……どうだ!?」
男「おっ、おおおおっ!」ブリブリブリッ
男「さすがに今までよりはちょっと手こずったけど……」ビュオーン
男「本家クソも、操れるようになったぞ! 俺ってスゲー!」ブリリッ
男「さぁ……どうだ!?」
男「おっ、おおおおっ!」ブリブリブリッ
男「さすがに今までよりはちょっと手こずったけど……」ビュオーン
男「本家クソも、操れるようになったぞ! 俺ってスゲー!」ブリリッ
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:52:27 ID:acy8chiw
男「さて、自分のクソは自由自在になったわけだが……」
男「自分のクソが操れるってことは、他人のが操れない道理はない!」
男「よぉし、やってみるか」キッ
通行人「うわわぁぁぁぁぁっ!」ブリブリブリッ
男「大成功! うまくいった!」
男「自分のクソが操れるってことは、他人のが操れない道理はない!」
男「よぉし、やってみるか」キッ
通行人「うわわぁぁぁぁぁっ!」ブリブリブリッ
男「大成功! うまくいった!」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:54:39 ID:acy8chiw
男「……あれから半年」
男「他人の便意を操ったり、腸内でクソを爆裂させることもできるようになった」
男「だが……また足りない!」
男「俺の能力の真骨頂はこんなもんじゃないはずだ!」
男「他人の便意を操ったり、腸内でクソを爆裂させることもできるようになった」
男「だが……また足りない!」
男「俺の能力の真骨頂はこんなもんじゃないはずだ!」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:56:31 ID:acy8chiw
男「たとえば、生物」
男「生物を“魂+肉体”な存在だと仮定すると――」
男「いってみりゃ、死っていうのは魂が肉体というクソをひり出す行為だってことだ」
男「つまり、俺は死体を自在に操れるってことだ!」
男「生物を“魂+肉体”な存在だと仮定すると――」
男「いってみりゃ、死っていうのは魂が肉体というクソをひり出す行為だってことだ」
男「つまり、俺は死体を自在に操れるってことだ!」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 01:58:46 ID:acy8chiw
ゾンビA「おはようございます!」
ゾンビB「朝食を作っておきました!」
ゾンビC「着替えはあちらにご用意しました!」
男「うむ、ご苦労」
男「だいぶゾンビを使いこなせるようになってきた……。だが、まだまだ!」
ゾンビB「朝食を作っておきました!」
ゾンビC「着替えはあちらにご用意しました!」
男「うむ、ご苦労」
男「だいぶゾンビを使いこなせるようになってきた……。だが、まだまだ!」
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 02:01:14 ID:acy8chiw
男「俺たちが普段、踏みしめてる土……」
男「土ってのは、色んな物が風化したり腐食して、そういうのが堆積してできたものだ」
男「いってみりゃあ、クソだ」
男「俺ならきっと、大地だって操れるにちがいない!」
男「土ってのは、色んな物が風化したり腐食して、そういうのが堆積してできたものだ」
男「いってみりゃあ、クソだ」
男「俺ならきっと、大地だって操れるにちがいない!」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 02:03:08 ID:acy8chiw
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
男「すごい! すごいぞ!」
男「全ての大地は俺の思うがままだ!」
男「揺らすことも、裂くことも、割ることも、形を変えることも、自由自在!」
男「こうなったら、天に浮かぶ星々も俺が操ってやる!」
男「すごい! すごいぞ!」
男「全ての大地は俺の思うがままだ!」
男「揺らすことも、裂くことも、割ることも、形を変えることも、自由自在!」
男「こうなったら、天に浮かぶ星々も俺が操ってやる!」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 02:05:03 ID:acy8chiw
男「ふははははっ!」
男「もはや指を動かすどころか念じるだけで、星が俺の思い通りに動く!」
男「俺は天地を動かす男になったのだ!」
男「ようし、ここまできたら――」
男「もはや指を動かすどころか念じるだけで、星が俺の思い通りに動く!」
男「俺は天地を動かす男になったのだ!」
男「ようし、ここまできたら――」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 02:07:23 ID:acy8chiw
男「宇宙だぁーっ! 宇宙そのものを操るんだぁーっ!」
男「ついに全宇宙が、俺の支配下に置かれたのだぁっ!」
男「ここまできたら全部リセットして、いっそ全て作り変えちまうかぁっ!」
男「ついに全宇宙が、俺の支配下に置かれたのだぁっ!」
男「ここまできたら全部リセットして、いっそ全て作り変えちまうかぁっ!」
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 02:09:39 ID:acy8chiw
男「ビッグバン!!!」
こうして、男は神になった。
こうして、男は神になった。
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/30(金) 02:11:38 ID:acy8chiw
神「……」ホジホジ
神「お、結構いいハナクソとれたな」
神「ほいっと」ピンッ
これが、今我々がいる地球誕生の瞬間である。
おわり
神「お、結構いいハナクソとれたな」
神「ほいっと」ピンッ
これが、今我々がいる地球誕生の瞬間である。
おわり
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