妹「だ、だったらあんたが私に合う仕事を見つけてきなさいよ！」

兄「…そういって何回断った？」

妹「なっ」

兄「コンビニも嫌、本屋も嫌」

妹「うぐ」

兄「接客が嫌と思い品だし等の裏方も嫌」

妹「し、仕方ないじゃない…か弱い乙女なんだから」

兄「ったく、じゃあ俺は明日も仕事だから寝る」

妹「ちょっとぉ！待ちなさいよ」

兄「んだよもう4時だぞ」

妹「お、お腹空いた！」

兄「はぁ？」

妹「お腹空いたの！っほら、なんかつくんなさいよ」

兄「お前なぁ…」

妹「あ、あんたが悪いんでしょ！？私をこんな時間まで起こしとくから」

兄「……」


兄「冷蔵庫の物、適当に食べとけ｣ｽﾀｽﾀ

妹「ちょっ！」


妹「ったく、馬鹿兄貴！！」

～冷蔵庫～

妹「ったく、何も無いじゃない！｣ｶﾞｻｺﾞｿ

妹「…魚肉ソーセージ｣ｽｯ

妹「ふ、ふんっ！これで我慢したげるわよ」

妹「……」

妹「とりあえずマヨネーズを」


妹「ッッ！！」


ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

～兄部屋～

ﾊﾞﾀﾝ

妹「ばか兄貴ー！」

兄「んがっ！？｣ﾋﾞｸﾞﾝｯ

兄「んだよ…ったぐぅ」

妹「マヨネーズが無いじゃない！これじゃあ魚肉ソーセージが食べれないわよ！」

兄「ヴぁ"？」

妹「だからっ！マヨネーズ！」

兄「マヨネーズ……」

兄「無い物は無いの…我慢しろ」

妹「いーやっ！！」

兄「…(ぶん殴りてぇ)」

妹「魚肉ソーセージはマヨネーズを付けて始めて食材として扱われるのよ！？そんな事も分からないの！？」

兄「はいはい(しかもそれ…弁当のおかずだし)」

妹「はいはいって！人の話聞いてるの！！」

兄「…｣ﾉｿｯ

妹「な、なによ…」

兄「はいっ、ぎゅー」

ｷﾞｭｳ

妹「！！｣ﾋﾞｸﾞﾝ

兄「ほら、落ち着いたか？」

妹「ぁぅ…」

兄「明日(つうか今日だけど)」

兄「明日にはちゃんと用意しとくから…な？」

妹「ヴっ…は、離れな…さいよ」

兄「はいはい｣ｽｯ

妹「ふ、ふん！きょ、今日のところはマヨネーズ無しで食べてあげる」

妹「た、ただし！つっ、次にマヨネーズが無かったら、ぶち殺すからね！！」

兄「わかりました(やっと寝れる…)」

ﾊﾞﾀﾝ

妹「…｣ﾋﾞﾘｯ

妹「……｣ﾊﾑ

妹「…やっぱりマヨネーズ無しじゃ美味しくない」

妹「ぐぬぬ」

妹「あーもう！ほんっと使えない男！」

妹「はぁ……」


妹「コンビニにでも行こ」

～駐車場～

車「…」

妹「ふふん、私のテクニックに酔いなさい」

ﾊﾞﾀﾝ

車「！？(こ、こいつ…何で兄さんの鍵を！？)」

妹「えっと…確かここよね｣ｶﾞﾁｬ

ｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬ

妹「…」

ｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬ

車「ぐうぅ(た、頼む！掛からないでくれぇ！)」

ｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬ

妹「なによこのポンコツ！！」

ﾊﾞﾀﾝ

妹「あーもう！自転車で行くとかありえないわよ！！」

車「ふぅ(死ぬかと思った)」

ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘｰﾝ

妹「あーもう最悪、暗い暗い恐い怖い」

妹「あんっのポンコツ車！明日絶対文句言ってやるんだから！！」

妹「っもう！！」

妹「あっ」


ｶﾞｼｬｰﾝ

妹「うっぐ…え、縁石に…｣ﾋﾟｸﾋﾟｸ

自転車「…｣ﾌﾟｼｭｰ

自転車「あばばば｣ﾌﾟｼｭｰ

妹「ちょっ！な、なによ！我慢しなさいよ！！」

自転車「…(無茶言うなよ●●●●)｣ｼｭｰ

自転車「あぁ…楽しい人生だったなぁ｣ｼｭｰ


自転車「なんがかんで言ってお嬢のお尻…最高…だった…ぜ｣ｼｭ

妹「あーったくもー！」

妹「もうあんたなんて知らない！捨てる！！」

自転車「ちょっ！？」

妹「ふん！｣ｽﾀｽﾀ

自転車「たまにも泣いては良いですか」

妹「ったぁい…擦りむいてる…｣ｽﾞｷｽﾞｷ

妹「はぁったくあのポンコツ自転車…」

妹「でもコンビニもすぐそこだしなぁ」


妹「絆創膏もコンビニで買うか…｣ﾖﾀﾖﾀ

妹「…」

妹「ぶっ！」

ｺﾞﾝｯ！

電柱「ごめんねごめんねーｗｗｗ」

妹「ひぃっだっあっあ…｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

妹「なっ、なんなのよぉ…」

妹「ひっ、ひらあぁい」

電柱「ぶひひひｗｗｗ馬鹿も歩けば俺に当たるｗｗｗｗ」

妹「…もう無理｣ｶﾊﾟｯ

妹「ばか兄貴に電話するもん…」～♪


～兄部屋～

ﾀﾞｶﾗﾛﾝﾘﾛﾝﾘｰｾﾂﾅｸﾃｰ～♪

兄「…すぅ…」

妹「…」～♪

妹「で、でないし…｣ﾌﾟﾂｯ

妹「うっぐ…｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

妹「とりあえず…コンビニに行こう｣ﾖﾀﾖﾀ


～コンビニ～

店員「いらっしゃいませー(って！？なんだあの子ふらふらじゃないか)」

妹「ば、絆創膏、絆創膏…｣ｷｮﾛｷｮﾛ

妹「あった……たかっ」

妹「ぐぅ(これじゃあ買う予定のジャン◯とチョコモナカジャンボ、リプトンのまっずいミルクティーにポテチが買えないじゃない)」

妹「…が、我慢、我慢…」

妹「早く買って帰ろ｣ﾌﾗﾌﾗ



妹「…｣ﾄﾞｻ

店員「ありがとうございます、◯◯が一点、◯◯が一点、」

店員「…お客様」

妹「う、うえっ！？｣ﾋﾞｸｯ

店員「えっと、これどうぞ、絆創膏です｣ｽｯ

妹「あっう…あ、あああ、ありがと」

店員「いえいえ｣ﾆｺ

妹「うっが…」

店員「ありがとうございましたー」


妹「な、なによ！私を哀れんだ訳！？ったく、あんの馬鹿店員！」

自転車「ふへっ…シャバの夜は身体が冷えるぜ…」

ｶﾞｼｬﾝ

自転車「！？」

妹「ったく…朝一で馬鹿兄貴に治させてやるんだから｣ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

自転車「お、お嬢ぅ」

妹「あーったくもう！重いのよこのポンコツ！」

自転車「うっうぅ…そ、それはお嬢を思う気持ちの重みですぜっぐぅっう」

妹「はぁ…」

～自宅～

妹「た、ただいまぁ｣ﾖﾀﾖﾀ

妹「もう五時じゃない…」

妹「はぁ、貯まってるアイマスでも見ようかな」


～妹部屋～

妹「…｣ﾋﾟｯ

ｱｰﾕﾚﾃﾞｨｱｲﾑﾚｲﾃﾞｨ

妹「…」

妹「やっぱデコが一番ね」

妹「ふーんふふーんふんふふふふー」

※OPの踊りを見よう見まねで踊っています

妹「はーじめよーおー｣ｸﾙﾝ

ｽﾞｷｲｨ

妹「ひっぎいぃ"！？｣ﾄﾞｻｯ

妹「いぃっだあぁ｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

妹「あががっぎぃっぐぅ｣ﾋﾟｸﾋﾟｸ

妹「な、なにがレディよ！クソみたいな振り付けしやがって！！」

ｽﾞｷｲｨ

妹「うっぐうぅ…｣ﾋﾟｸﾋﾟｸ

～兄部屋～

兄「うっ…」

兄「五月蝿いな…あいつ」

ｳｯｳｰﾓﾔｼﾊﾟｰﾃｨﾃﾞｽｰ

兄「ぐっ音大き過ぎだろ…ったくぅ」

兄「あぁ…寝よ」

妹「…池沼回とか誰が得するのよ｣ｲﾗｲﾗ

妹「なにがうっうーよ！」

ｳｯｳｰﾓﾔｼﾊﾟｰﾃｨﾃﾞｽｰ

妹「……なによ、ちょっと可愛いじゃない」

妹「…」

妹「うっうー！」

妹「うっうー！！うっうー！うっうー！！」

ﾊﾞﾀﾝ

妹「ひゃっ！｣ﾋﾞｸ

兄「黙れ！うっさいよ！」

妹「な、なによ！！勝手に入って来ないでよ！！」

兄「ったく…音量さげろっての｣ﾋﾟｯ

妹「は、はやく出て行きなさいよ！！」

兄「わかったわかったって…」

兄「なんだそのお菓子」

妹「はぁ？私が買いに行ったのよ」

兄「お前…まさか」

妹「あぁ、あの500円貯金箱ならとっくの昔に私の物よ残念ね」

兄「…」

兄「あのなぁ」

妹「べ、別に馬鹿兄貴のお金を盗んだ訳じゃないんだしー、私悪くないもん」

兄「あれもう5万は貯まってたんだが」

妹「あっそう、残念ねー私の貯金箱なんだから中身も私のよ！！」

兄「…」

兄「おやすみ」

妹「はやく寝て朝ごはん作りなさいよ！」

兄「……」

ﾊﾞﾀﾝ

妹「はぁったく…馬鹿兄貴にも困ったもんねぇ」

ｼﾞﾌﾞﾝﾊｱｯﾁｦｻｶﾞｽｿﾞｰ

妹「この響って娘、沖縄だっけ？」

妹「なんくるないさー｣ﾎﾞｿ

妹「…｣ｶﾞｻｶﾞｻ

ﾊﾞﾘｯ

妹「やっぱポテチはコンソメよねｰ｣ﾋｮｲ

妹「…｣ｽﾞｽﾞｽﾞｰ

妹「やっぱり美味しくないわ、リプトン」

～兄部屋～

ｱｰﾕﾚﾃﾞｨｱｲﾑﾚｲﾃﾞｨ

兄「ぐっ」

兄「あいつまた音大きくしてるじゃねーか」

兄「…もう5時30分だよぉ」

兄「あぁ今日は徹夜かなぁ」

兄「…」

ﾔﾚﾊﾞﾃﾞｷﾙｰｷｯﾄｰ

兄「…｣ｲﾗｲﾗ

ﾜﾀｼﾅﾝﾊﾞﾜｰﾝ

兄「うっせぇ…｣ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ

妹「あっ、マコっちゃんメイン回なのかしら」

妹「…って、巨　お化け回なの？」

ﾊﾞﾀﾝ

兄「ふぅーっふぅ…」

妹「もう！寝るか起きるかはっきりしなさいよ！！」

兄「…｣ﾌﾞﾁﾝ

妹「ぶ、ぶちん？」

兄「…｣ﾋﾟｯ

ﾌﾟﾂｯ

妹「ちょ！なに消してんのよ！！」

兄「明日俺会議なの！」

妹「だ、だからなによ！！」

兄「寝させてくださいお願いします！」

妹「は、はぁ！？私と会議どっちが大切なのよ馬鹿兄貴！！」

兄「かっ！いっ！ぎぃ！」

妹「！」

妹「う、うるさいうるさいうるさーい！！」

兄「お前の方がうるないわボケぇ！」

妹「ぼぼぼっボケぇ！？」

妹「だったら会議でも何にでもとっとと行けば良いでしょ！！」

兄「行きたいから寝させろってさっきから言ってんだろ！！」

妹「私の質問に答えなさいよ！」

兄「答えただろ！！」

妹「はぁはぁ…」

兄「ふぅーっふー」

妹「私はアニメが見たいの！」

兄「俺は寝たいの！」

妹「だったら寝なさいよ！」

兄「お前が原因で寝れないんだよ！！」

妹「私のせいにする気なの！？」

兄「だったら音量下げろよ！」

妹「わ、分かったわよ！下げれば良いんでしょ下げれば！！」

兄「あぁそうだよ！」

兄「じゃあな！！」

ﾊﾞﾀﾝ

妹「ぐぎぎぎぃ…あんの馬鹿！」

妹「ったく、次来たらぶん殴ってやるんだから｣ﾋﾟｯ

～兄部屋～

兄「ふぅ…」

ﾓｯﾄﾀｶﾒﾃﾊﾃﾅｸ

兄「…」

ﾃﾞﾔｰｯﾘｬｰ

兄「ぐっ｣ｲﾗｲﾗ

ｱｽﾞｻｻｰﾝ

兄「ぐぎぎぎ｣ｲﾗｲﾗ


～妹部屋～

妹「ふんっ、誰があんな奴の言う事聞くもんですか」

妹「……へぇ」

妹「マコっちゃんって結構やるじゃん」

～台所～

兄「もう6時か…弁当作ろ」

兄「魚肉ソーセージが半分投げ捨てられてやがる…｣ﾋｮｲ

ﾊﾟｸ

兄「くっそ…あいつの食いかけかと思うと弁当に入れれんな…｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

兄「っと、豚肉と野菜～っと｣ｶﾞｻｶﾞｻ


～妹部屋～

妹「ヤバいあずささんまじ天使」

ｼﾞｭｰ

兄「豚肉の生姜焼きでいっかもう」

兄「とりあえずキャベツを刻んでっと」


兄「……」

兄「あいつの朝ごはん、豚肉で良かったのかな」


～妹部屋～

妹「ふああぁ…眠い」

妹「でも次で最後なんだし…頑張って見よっと」

妹「へぇ、運動会ねぇ…」

ｼﾞﾌﾞﾝｲﾁﾊﾞﾝﾄｯﾀﾝﾀﾞｿﾞｰ

妹「なんかこの沖縄気に入らないわね、むかつくわ」


～台所～

兄「っと、豚肉もうちょっと買っとけば良かったぁ…｣ｼﾞｭｰ

兄「はぁ…まぁ俺のを少なくすれば良いだけ、か」

兄「クマ作って会議はまずかったんだけどな…まっ、しゃーないか」

妹「馬鹿兄貴ー朝ごはん出来たぁ？」

兄「あ、あぁ…」

妹「！くっさー」

兄「え？」

妹「うっわ、朝ごはんに生姜焼き？あんた馬鹿ぁ？」

兄「えっあっ、す、すまん」

妹「はぁーほんっと使えない男…普通朝はココアにトーストとかでしょ？」

兄「悪い」

兄「今作り直すか

妹「べ、別に食べないとは言ってないわよ馬鹿兄貴！！」

妹「じゃ、じゃあ私自分の部屋で食べるから！！｣ﾀﾀﾀ

兄「あっ」

兄「…っま、うるさくなくて良いかもな」

ﾁｰﾝ

兄「トーストも焼けたみたいだし、牛乳牛乳っとぉ」


～妹部屋～

妹「…｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

妹「ふんっ、不味くは無いわね｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

兄「じゃあ仕事にいってくっからな」

妹「な、何時になるのよ…」

兄「へ？」

妹「おぉ、遅くなったら腹パンだからね！」

兄「ははっ、大丈夫だよ、今日も早く帰れそうだ」

妹「あ、当たり前でしょ…」

兄「じゃ」

妹「早く行きなさいよ！！」

兄「あっ、」

妹「はぁ！？」

兄「いつもありがとな、お出迎え」

妹「うがっ！？」

兄「ははっ、いってきます」

妹「ばばばっ、馬鹿兄貴！！」

ﾊﾞﾀﾝ

妹「ふぐぐ…」

妹「さて、貯まってるツインエンジェルでも見よっかな｣ｽﾀｽﾀ

妹「あっ」


妹「あんの馬鹿！｣ｽｯ

妹「これ会議に使うって言ってた書類じゃないの！」

妹「あーもう｣ｶﾊﾟｯ

～♪

ﾀﾀﾞｲﾏﾃﾞﾝﾊﾟﾉﾄﾄﾞｶﾅｲ

妹「くーっ！ドライブモードにしてんじゃないわよ！！」

兄「……あっ」

車「どうしました兄貴」

兄「やっば…」

車「だからどうしま

兄「うっわ、今渋滞じゃねーかあぁ…書類ねｰ｣ｶﾞｻｶﾞｻ

兄「やっべ…会議どないしよ」


妹「っはぁっはぁ…｣ﾀﾀﾀ

妹「あーもうこんな時にポンコツ自転車わあぁ！」

妹「なんっで、わ、私がはしんなきゃいけないのよ…ったくもー！！」

～会社～

兄「着いたのは良いけどさ…」

兄「だめだよこれじゃあ」

兄「なはははっはっ…はぁ｣ｽﾞｰﾝ

女「あっ、先輩おっすー！」

兄「あぁ…女か」

女「なんすかその人を丼に付いて来る漬物みたいな言い方わぁ！」

兄「す、すまん…で、何」

女「いやぁ、今日は先輩の出世がかかった重要な会議らしいじゃないですかー！頑張ってくださいよー！」

兄「う、うん…がんばりゅ｣ｽﾞｰﾝ

妹「っはあっはぁっ！」

妹「あぁ"ったく、もう無理！走れない！」

妹「っはぁ…馬鹿兄貴…っと…馬鹿」

妹「はぁー…もう帰ろ、疲れた」

自転車「…」

妹「ん？これ…鍵付いてないわね」

自転車「！？(マジっすか？僕ご主人様居ますよ！？)」

ｶﾞｼｬﾝ

妹「待ってなさいよー！｣ｼｬｺｼｬｺｼｬｺ

自転車「あばばば(これが●●●ってやつか！？)」

自転車「…悪くねぇな」

～会社～

女「どうしたんですかー？行きますよー」

兄「…｣ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

兄「どうする、今から帰ったら渋滞にのまれさえしなければギリギリ間に合うかもしれない」

兄「し、しかしもし遅れてしまったら俺の信頼ガタ落ちだぞ」

兄「あばばばばば」

兄「っどーすりゃ良いんだよ！！」


ﾊﾞｶｱﾆｷｰ

兄「……へ？」

妹「こらー！忘れ物ー！！」

自転車「あぁ！この娘すっごくお尻が柔らかい」

自転車「前のキモオタのくっさいおっさん尻と比べ物になんねーよ」

兄「い、妹！？」

ｷｷｯ！

妹「っはぁ…っぜぇ、こっ、これ｣ｽｯ

兄「し、資料じゃないか！」

妹「た、たしかに届けたからねっぜぇっふぅ…」

兄「あ、ありがとな！ま、マジであんがと！！」

妹「は、早く行きますよ…馬鹿…」

兄「わ、悪い！｣ﾀﾞﾀ

妹「ったく…わ、私が居ないとなんっにも出来ないんだからっはぁ…はぁ」

自転車「くはー！この娘よくみたら胸DEKEEEE」

妹「はぁ…か、帰ろ…｣ｶｼｬﾝ

自転車「汗でシャツ張り付いてブラがくっきりとか破壊力半端NEEEE！」

自転車「あぁ、さよならご主人様…僕はこの娘についていきます」

妹「えっと、この辺よね｣ｷｷｯ

自転車「へ？」

妹「防犯登録付いてるし…捕まりたくないもん」

自転車「へ？え？え？は？」

妹「さよなら、貴方…結構乗りやすかったわよ｣ｽﾀｽﾀ

自転車「お」

自転車「お嬢おぉおぉ！！」

妹「って、よくみたらシャツびしょ濡れ…」

妹「うわー周りから●●って思われそう」

妹「まぁどうでも良いかな｣ｽﾀｽﾀ

妹「……｣ｽﾀｽﾀ


妹「うぅ…｣ｽﾀｽﾀ

妹「やっぱり無理｣ﾀﾀﾀﾀ

～自宅～

妹「はぁ、早くシャワー浴びないと｣ｽﾀｽﾀ

妹「えーと、タオルは｣ｶﾞｻｶﾞｻ

妹「下着取りにいかないとねー」


～会社～

女「さっきの子」

兄「あぁ、妹だよ」

女「可愛かったですねー」

兄「はは、妹に言ったら喜ぶよ」

女「先輩の為に汗まみれになりながら書類届けに来てくれるって最高に兄想いな妹じゃないですか」

兄「はは…兄想いねぇ」

～風呂場～

シャワー「ふふ、お嬢の奴いったいいつまでその胸のクリーチャーを成長させる気なんだい」

妹「ふんふふふ～｣ｷｭ

シャワー「おうふっ、お嬢、強く握らなくても俺のシャワーはがんがん出るぜ」

ｻｱｱｱ

妹「…最近幻聴が聞こえる気がするけど気のせいよね」

シャワー「ふひひひｗｗｗ残念それは幻聴じゃないぜお嬢！」

妹「…」

妹「まっ、気のせいよね」

シャンプー「最近減りが早いよね僕」

リンス「僕なんて殆んど使われないからね、嫌味だろそれ」

シャンプー「ぷっ」

リンス「てめっ！ぶっ殺すぞ！！」

シャンプー「雑魚は吠えてろよｗｗｗ」

妹「えっと、シャンプーシャンプーっと」

ｶｼｭｶｼｭ

シャンプー「はいまた僕減りましたーｗｗｗ」

リンス「てめー表出ろや！！」

妹「ふふふふふーん｣ｺﾞｼｺﾞｼ

シャワー「はあぁ！お嬢の良い匂いがする」

シャンプー「おいおっさん、それは俺の匂いだぞ勘違いすんじゃねー」

シャワー「あ？お前流すぞ？」

シャンプー「やれるもんならやってみろよｗｗｗ」

シャワー「てめぇ」

妹「ふふーん」

洗面椅子「はぁはぁはぁはぁ」

妹「…｣ｷｭ

シャワー「あぁ！？お嬢、強く握り過ぎですぜ！」

ｻｱｱｱ

シャンプー「おいおっさん！きめーんだよ」

シャワー「はっ、息子握られて気持ちよくならねぇ男はいねーよ餓鬼が」

シャンプー「てー、降りてこいや！！」


妹「っとぉ、石けんはっと｣ｽｯ

洗面椅子「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」

シャンプー＆シャワー「うっせーよ椅子！！」

～脱衣所～

妹「あーさっぱりした！」

妹「怪我も防水の絆創膏貼ってるから痛く無かったし｣ﾌｷﾌｷ

妹「さーってと！ツインエンジェル見よっと」


～会社～

兄「えー、で、ここの資料が」

兄「…(ふっ、完ぺきだ…出世へホップステップジャンプだな)」

～妹部屋～

ﾐｽﾃｨﾅｲﾄｻﾏ‼

妹「結局こいつ生きてたんだ」

妹「んー｣ﾁｭｰ

妹「うん、やっぱりリプトンは不味い」

妹「でも買っちゃう不思議」

妹「あー、早く兄貴帰って来ないかなぁ」

妹「とりあえずエンジェルトルネードを食らわせないといけないわね」

妹「あっ、そういえば｣ﾀﾀﾀﾀ

妹「あったあった求人広告」

妹「なんだかんだで馬鹿兄貴のお金取るのも私の良心が痛むというか｣ﾍﾟﾗ

妹「へー…いろんなのがあるわね」

妹「パン工場…却下」

妹「新聞配達…無理」

妹「あとは全部力仕事っぽいわねぇ｣ﾍﾟﾗ

妹「どっかに無いかなぁ楽で沢山お金が貰える仕事」

妹「…」

妹「寝よ、そういえば私全然寝てないし」

妹「起きたら馬鹿兄貴が帰って来てますように」


～会社～

上司「良かったよ今日の会議」

兄「あ、ありがとうございます」

上司「やはり君は私が見込んだだけの事は有るな」

兄「いえいえ、ありがとうございます」

妹「う、ううん…」

兄「あっ、起きたか」

妹「ぶっ！？なななな、なに勝手に入って来てんのよ変態馬鹿兄貴！！」

兄「あっすまん…会議が午前中に終わったからな、あがらせてもらった」

妹「だっ、だからって勝手に妹の部屋に入る事無いでしょばか！！」

兄「す、すまん…あ、ありがとな朝は」

妹「な、なによ！！」

兄「いやっ朝だよ、俺の為に」

妹「別にあんたの為じゃないし！私のお小遣いの為だし！！」

兄「…ありがとう」

妹「うっぐ」

兄「ほら、お昼食べに行くぞ？」

妹「は、はぁ？！」

兄「いや…お前お昼まだだろ」

妹「そうだけどなにか！？」

兄「一緒に食べに行こうって」

妹「だっ、だれとだれがよ！！」

兄「は？俺とお前に決まってんだろ」

妹「ふっ！二人でって！ばか！変態！セクハラ！」

兄「あぁ…じゃあ行かない？」

妹「行かないとは言って無いでしょ変態セクハラ馬鹿兄貴！！」

兄「あははは、じゃあ行くぞ｣ｷﾞｭ

妹「！？い、いきなり掴まないでよ変態！！」

兄「あははは」

～～～～

妹「んがっ！？｣ﾋﾞｸﾝ

妹「……」

妹「ゆ、夢か…」

妹「あああ、当たり前でしょ！ゆ、夢で良かったわよ！」

妹「ぐっ…へ、変態セクハラ馬鹿兄貴…」

妹「…｣ﾓｿﾞﾓｿﾞ

妹「！」


妹「うっわ最悪…｣ﾇﾁｬ

妹「なんたる失態…馬鹿兄貴で、私が」

妹「あーもうばかばかばかばかばか！！」

妹「…」

妹「ティッシュどこだっけ｣ｶﾞｻｶﾞｻ

妹「無いし」

妹「ってぇ、今は…12：24分」

妹「お昼ねぇ、まだお腹空いてないや」


～♪

妹「ん？｣ｶﾊﾟｯ

妹「馬鹿兄貴からだ」

ﾋﾟｯ

兄「あっ、妹か？」

妹「私に電話したんでしょ？私以外誰が出るのよばか！」

兄「すまんすまん」

妹「で、要件は？私今忙しいんだけど」

兄「へ？忙しいの」

妹「そーよー、私はいつでも忙しいの」

兄「だったら昼一緒に食べにいけないなぁ」

妹「そーそー一緒～って」

妹「はぁ！？」

兄「いやあな、今日実は午前中の会議で俺あがれるんだよ…だから久しぶりに昼食べに行かないかと思ってたんだが」

妹「…」

兄「いや、忙しいなら良いよ、悪い」

妹「つ、連れていきなさいよ」

兄「ん？」

妹「この私と食べたいんでしょ！？だったら早く迎えに来なさいよ馬鹿兄貴！」

兄「あはっ、わかった、すぐいく」

妹「わっ、笑ってんじなゃ無いわよ変態馬鹿兄貴！！」

兄「いしし、じゃあな」

ﾌﾟﾂｯ

妹「……」

妹「ば、ばーか」

13：04

兄「ただいまって…」

妹「…」

兄「な、お前玄関で待ってたのか」

妹「謝りなさいよ」

兄「え…」

妹「謝んなさいよ！！何分またせればきがすむのよ！だからあんたは●●で！変態で！馬鹿なのよ！！」

兄「…(酷過ぎワロタ)」

妹「ほら！早く行くわよ！！」

兄「あっうん」

～車内～

妹「…」

兄「ん？珍しいな」

妹「ねぇ」

兄「うん？」

妹「なんかさ…兄貴以外の人の匂い、いや、臭いがするね」

兄「へ？」

妹「うん、間違いない…誰？」

兄「えっ…」

妹「誰？｣ﾆｺ

兄「目が笑ってないっす」

妹「答えなさい」

兄「か、会社の人の

妹「へー、女の人乗せるんだ」

兄「はひ！？」

妹「エイトフォーかファブリーズかぶちまけてるけど｣ｸﾝｸﾝ

妹「うん、雌の臭いがする」

兄「あへへ(こいつどんだけ嗅覚良いんだよ！)」

妹「へー、デート？」ニコ

兄「だから目が笑ってな

妹「デート？」

兄「ち、ちが

妹「デート？」

兄「違うっての！」

兄「が、ガム食うか？」

妹「いらない」

兄「あっ、アメもあるぞ」

妹「いらない」

兄「あはっ、そうだな、音楽でもながすか」

妹「いい、聴きたくない」

兄「あははは」

妹「答えなさいよ」

兄「にゃ、にゃにに？」

妹「答えなさいよ！！」

兄「うひっ！？｣ﾋﾞｸﾝ

妹「なんでこの車に私以外の女を乗せてるのよ！！」

兄「あっ、ほら、もうすぐ着くぞー」

妹「私の質問に答えなさいって言ってるの！！」

兄「あっ(最悪…赤だ)」

ｷｷｯ

妹「さぁ早く答えなさいよ！！」

兄「お、お兄ちゃんガム食べて良いかな」

妹「…」

兄「あ、ありがと

妹「答えなさいよ！！」

兄「ひいぃ！？」

兄「か、会社の後輩だよ…」

妹「…｣ｼﾞﾄｯ

兄「ほ、ほんとだって！彼女とかじゃ無いから心配すんなっての」

妹「はぁ！？なんで私が馬鹿兄貴の心配しなきゃいけないのよ！」

兄「うっ…」

妹「それに昨日は臭わなかったのよ？この意味分かるよね」

兄「あうあう」

妹「さっきでしょ…」

兄「ち、ちが

妹「さっきなのね」

兄「(^q^)はい、そうれつ」

妹「私よりその女を選んだと」

兄「だ、だって」

妹「だって？だって？」

兄「か、彼女まだ18なんだぞ？まだ車持ってないんだぞ？」

妹「18って…私と同じじゃない」

兄「電車で来てるから、その」

妹「私よりその娘と」

兄「だから話きけって」

妹「なによ！！」

兄「ひっ」

妹「そんなにその女が良かったんなら私なんて誘わないでそいつと行けば良かったのよ！！」

妹「どーせ私はお邪魔虫よ！馬鹿兄貴のお荷物よ！！私は！私はっ！！」

妹「クズでニートでどうしようも無い駄目人間よ！！」

兄「…(あっ、青になった)」

妹「馬鹿兄貴に寄生して！自分じゃなにも出来なくて！」

妹「…」

兄「…ん、続きは？」

妹「……｣ｸﾞｲ

兄「わっ！？ちょっと！」

車「あばばばばば」

ｷｷｷｲｨｯ

ｶﾞｯｼｬｰﾝ

妹「はは…い、いったあぁ"っぐぅ｣ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

兄「…｣ﾋﾟｸﾋﾟｸ

車「…」死ーん

ｵｲｯｼﾞｺﾀﾞｿﾞｰ ｷｭｳｷｭｳｼｬｦﾖﾍﾞｰ

ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞｶｰ

妹「わ、私をおっ…怒らせた、ばっ…罰よ…ふぅふぅ…っはあぁっぐ」

兄「ぐっぎいぃ"｣ﾋﾟｸﾋﾟｸ

私達は救急車で病院に運ばれました
私は軽い打撲で済んだのですが、馬鹿兄貴は最後まで馬鹿でした

ガラスが腹部に突き刺さり何針も縫う事に、右手(利き腕)の骨折、左足の靭帯断裂

ざまぁないです…ほんと、馬鹿兄貴


～病院～

ガチャ

妹「見舞いに来てやったわよ馬鹿兄貴」

兄「はは…あ、ありがと」

ｶﾞﾁｬ

女「せんぱーい！｣ﾀﾀﾀ

妹「…(こいつか)」

兄「あっ、女ちゃん」

妹「…じゃあね、馬鹿兄貴｣ｽﾀｽﾀ



女「だ、だいじょうぶなんですかぁ…｣ｳﾙｳﾙ

兄「おい、なんでお前が泣きそうなんだよ…」

女「だっで…先輩がぁ…死んじゃったら…わっ、わたし…わたしっ」

兄「…泣きたいのは俺の方だっての」

妹「…」

妹「はぁっ、ハロワにでもいこっかなぁ」

ｽﾀｽﾀ

妹「なんか良い仕事ないっかなぁーっとぉ」

～ハロワ～

受け付け「ご用件は」

妹「私に合った仕事を紹介しなさいよ」

受け付け「…は？」

妹「だから！私に合った仕事を紹介しなさいよ！！」


妹は働いた、僕は会社をクビになった


終わる…うん