1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 00:28:32.00 ID:4Y3mQ+Qn0
響子「今夜ーのよーぞーらもー♪」フキフキ

響子「ステキーなーいむふぉーりんらーぶ♪」ゴシゴシ

響子「恋ーのよーかんまーじっくいんゆああーいず♪」キュッキュ

響子「…っと、ふぅ! お掃除終わりっ!」

響子「ふんふーん……♪」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450020511

引用元: 五十嵐響子「かーもんだーりんくろーずゅああーいず♪」 

 

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 00:44:22.43 ID:4Y3mQ+Qn0
響子「はーあ、Pさんまだかなあ」

響子「ちひろさんも出かけたし今帰ってくれば二人きりですよー…なんて」

響子「そしたら、ドアまでお出迎えに行ってー、コート預かってー」

響子「『ご飯にします? お風呂にします?』」

響子「『そ・れ・と・もー』……」

響子「なんちゃって! なんちゃって! きゃー♪」バッタンバッタン

響子「『もちろん響子、お前だよ』」キリッ

響子「なんて! きゃーきゃー!」ゴロゴロ

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 00:49:07.96 ID:4Y3mQ+Qn0


ごろごろごろごろ


響子「はっ」ピタ

響子「あーあーちょっと散らかしちゃった……」サッサッ

響子「はあ…でもいいなあ…」サッサッ

響子「コート預かってー、ちょっとだけ顔うずめちゃったりしてー」サッサッ

響子「温もりを感じながら…なんていいなあ」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 00:55:06.56 ID:4Y3mQ+Qn0
響子「そしてそしてー、ちょっと匂いなんか嗅いじゃったりしてー…」

響子「『どうした響子? まるで犬みたいに』」キリッ

響子「なんて言われてー…」

響子「ああもうああもう! Pさんのためならしっぽブンブンですよー! きゃー♪」ボッフンボッフン

響子「――はっ、いけないいけない」サッサッ


さっさっさっさっ…


響子「ふう…今度こそよし、っと」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 01:07:16.51 ID:4Y3mQ+Qn0


ぽすんっ


響子「…事務所って広いなあ」

響子(でも、アニメに出てたようなオフィスってもっと大きいのかあ)

響子(あれじゃあ私一人じゃ片付けられないよね…。そしたら私って何したらいいんだろ…)ムムム・・・

響子「…………」

響子「うーん……」

響子「…………」

響子「あっ、アイドルか」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 01:17:28.38 ID:4Y3mQ+Qn0
響子(そっかあ、アイドルかー)

響子(アイドルじゃなかったら、Pさんとはこうして毎日会えてないんだもんね)パタパタ

響子「でもでもっ、いつかは引退する日が来てー」

響子「普通の女の子に戻ったら、好きな人と思いっきり恋をしてー、好きな人のお嫁さんになってー」パタパタ

響子「『Pさん』から『あ・な・た』に変わっちゃったりなんかして!?」ガタッ

響子(……って、そう何度も散らかしちゃダメだよね)ポスン

響子「そしたら一つ屋根の下、事務所のオフィスよりもーっと広い家中をお掃除してー」パタパタ

響子「……こーいの、ベルっ、鳴らっしーてー♪」

響子「ふんふーんふんふーんふん♪」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 01:27:14.08 ID:4Y3mQ+Qn0
響子「かーもんだーりんくろーずゅああーいず♪」

響子(ソロCDにカバーアルバム…何歌えるのかなあ)

響子「ふーんふんふんふーんふんふふふーん♪」

響子(奥様は魔女…なんて、すっごく小さい時に観たから覚えてないけど)

響子「歌えるかなぁ…」

響子「あなたしーか見えーないー♪ …なんてアイドルはそういう訳にもいかないよね」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 01:34:52.42 ID:4Y3mQ+Qn0


ガチャッ


響子「!」


てててっ


響子「お帰りなさいっ、Pさん♪」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 01:40:23.12 ID:4Y3mQ+Qn0
P「お、おう。ただいま」

響子「はいっ。コート預かりますね♪」ニコー

P「って、あれ。響子一人か?」

響子「そうなんです! 今ちひろさんちょっと出ちゃってて」

P「ありゃ、事務所空けちゃって大丈夫かよ……」

響子「私が留守番してるから大丈夫ですよー♪」

P「でも電話とかなあ…」

響子「~♪」

P(えらくゴキゲンだな)

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 01:45:54.44 ID:4Y3mQ+Qn0
響子(Pさんのコート……)

響子「……」ウズッ

P「響子ー?」

響子「っひゃいっ! わんわんっ!」ビクッ

P「どうした響子? 犬みたいに…」

響子「…あ、あはは……。なんでもありません」

響子(違うこういう言われ方じゃない……)

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 01:59:54.09 ID:4Y3mQ+Qn0
P「まあいいや。……しかし、今二人だけかあ」

響子「あっ、えへへ…気付いちゃいました?」

P「こんなに静かなのも珍しいよな」

響子「事務所で二人きりなんて滅多にありませんよねっ♪」ニコニコ

P「だなあ」

響子「はいっ♪」ニコニコ

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 02:14:02.25 ID:4Y3mQ+Qn0
響子「~♪」

P「ところでその鼻歌」

響子「えっ? は、はい」

響子(あわわ、ずっと出ちゃってたのかあ…)

P「お気に入りか? すごく楽しそうに歌ってる」

響子「はいっ、小さい頃に観たドラマのテーマソングで」

P「懐かしいな。奥様は魔女か」

響子「素敵、ですよね…♪」

P「ま、この場合魔法を使うのは俺だけどな」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 02:31:05.68 ID:4Y3mQ+Qn0
響子「!」

響子「そっか…そうですね♪」

P「ん。CDも出すし、魔法の時間はこれからって感じだな」

響子「はいっ♪」

P「はーしかし冷えた冷えた。最近天気めちゃくちゃだからなあ」ガタッ

響子「え、あれっ、またお出かけですか?」シュン

P「用を足しに行くだけ」

響子「あっ、そうなんですかぁ…」ホッ

P(顔がコロコロと……本当に犬みたいだな)

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 02:35:11.47 ID:4Y3mQ+Qn0


バタム


響子「ふふっ…Pさんも魔法使いかあ」

響子「そしたらそしたらー…人間と魔法使いの結婚は大変だけどー…」

響子「私が魔女で、Pさんが魔法使いなら大丈夫、だよね♪」ホワンホワン

響子(私が今から、恋の魔法をかけちゃいますっ♪…なんて)

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 02:38:15.13 ID:4Y3mQ+Qn0
響子「これで魔法使い同士ですね♪ …とか!」ボフンボフン

響子「きゃー♪ なんちゃって!なんちゃって! きゃー!」ゴロゴロゴロゴロ


ガチャン


P「……」

響子「あ」ピタッ

P「……」

響子「あ、あは……あははははははは♪」