C「じゃあ真姫ちゃん先輩!」
雪穂「そんなの言うまでもないでしょ」
C「だよねー」
雪穂「現レーヴェ1、2を争う美 っしょ」
C「亜里沙なら篠山紀信が放って置かないとか言いそうだよ」
雪穂「わたしはああいうのが理想かな」
C「わたしはもうちょっと大きさが欲しいな」
雪穂「なんだよ贅沢だなー。ということは部長か?」
C「///」
雪穂「あれ?何この反応?Cポン?」
引用元: ・星空凛「鬼の小泉 仏の西木野」
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479: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/21(土) 22:14:41 ID:mKIHSTvA
C「実は去年の最終予選でA-riseに負けた時…」
雪穂「うん」
C「雪穂はほのちゃん先輩に連れられて早々に帰っちゃったけどね?」
雪穂「うん…」
C「亜里沙を心配した凛ちゃん先輩と真姫ちゃん先輩の二人で抱きしめて…」
雪穂「うん…」
C「わたしはかよちん部長に抱かれたワケさ」
雪穂「Cポン辛いならこの話やめても…」
C「凄かったぞ~部長は」
雪穂「!?」
480: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/21(土) 22:15:12 ID:mKIHSTvA
C「汗だくだったはずなのにいい匂いしてさ、柔らかくて溶けちゃいそうでさ」
雪穂「…」
C「まるで母さまに抱かれてるみたいでさ。男が●●●●星人になるのもよく分かるよ。女でもいるしね」
雪穂「このスケベ!お前だろう覗き魔!池田亀太郎!」
C「以来、胸の大きい人には率先して抱きつきに行くスタイルです」
481: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/21(土) 22:15:42 ID:mKIHSTvA
雪穂「家じゃお母さま呼びのお嬢様だろうが変態であるところのCポンは放っておいて…」
C「な、なんで知ってんの!?///」
雪穂「自分で言ったでしょうが。今更ぶりっ子ちゃんか」
C「///みんなにはヒミツにして!おねがあい!」
雪穂「ことりちゃんにご教授願って来い変態。ついでだから凛ちゃん先輩もやっちゃおうか」
482: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/21(土) 22:16:27 ID:mKIHSTvA
C「凛ちゃん先輩ねえ…なんか一番オンナノコオンナノコしてるよね」
雪穂「あー分かるわー。にこさんが照れるようになったって言ってたけどちょっとしたはにかみがすっごく可愛い」
C「更衣室で一緒になった時凛ちゃん先輩すっごい可愛いブラしてたのよ」
雪穂「ほーそれで?」
C「で、可愛いブラですねって言ったら『へ、変かな…?』ってさっと隠すとき腕胸のところでクロスさせて」
雪穂「なんじゃそりゃ~!少女漫画でも今時そんなのないぞ!」
C「うん。それについでって言うけどさ。あのひと何気に大きいよ」
雪穂「マジで?着痩せするタイプ?」
C「だと思うけどな~C近いんじゃない」
483: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/21(土) 22:16:59 ID:mKIHSTvA
凛「…///」
雪穂「あっ」
C「えっ」
凛「///」
亜里沙「どうかしましたか~」
凛「もう…!」
凛「かよちんに言いつけちゃうぞ!!///」
雪穂「すみません~!」
C「お助け~~!」
484: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/21(土) 22:17:35 ID:mKIHSTvA
雪C(やっぱり可愛い!)
485: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:19:08 ID:HbVdufoo
※※※※※
W「外周やステップ練習がなくてもかなり疲れるよね…」
Q「筋トレなんか特に」
L「…」
W「どう?これからどっか寄ってく?」
Q「いいねえ!Lたそどうする?」
L「え?わたし?や~ちょっとこれから行くところがあるので…」
486: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:19:41 ID:HbVdufoo
W「怪しい…」
Q「怪しいぞえ…」
L「何よぅ…」
W「彼氏か!」
Q「きりきり吐きませい!」
L「///ち、違うよ!これからお風呂屋さんに行こうかと…」
487: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:20:16 ID:HbVdufoo
Q「風呂屋だとう?」
W「んなわきゃない」
L「本当だよ!じゃ、一緒に行く?」
Q「道具持ってないし」
L「シャンプーとかは備え付けのがあるよ。わたしも持ってるしタオルは持ってるでしょ」
W「マイシャンプーでないとヤダ」
L「じゃあいいよ別に」
488: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:20:46 ID:HbVdufoo
W「拗ねないでよー」
L「ホントにお風呂屋さんに行くんだモン」
Q「まさか時々先に一人で帰ってるのもお風呂屋さんに行ってたと?」
L「うん」
W「んなわきゃない」
L「本当だってば!」
489: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:23:46 ID:HbVdufoo
L「じゃ、こうしよう。実際にわたしがお風呂屋さんにお金払ってはいるから、それを見たあとは好きにしていいよ」
Q「なるほど…どうあっても彼氏はいないと強調するのだな?」
L「彼氏なんていないよう…欲しいけど」
W「ここから近いの?銭湯なんて知らないよ」
L「ちょっと歩く。ニコライ堂のところ」
W「あんな坂だらけのところ?」
L「うん」
490: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:24:16 ID:HbVdufoo
※※※※※
W「と言いつつ3人共お金払って入ってしまった」
Q「わたしお風呂屋さん初めてだよ」
L「わたしも最近来始めたから…」
W「ホテルのフロントみたいだったね」
Q「券売機にも驚いた。石鹸なんかだけじゃなく下着まであったよ」
491: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:24:49 ID:HbVdufoo
※※※※※
Q「おっきいお風呂最高!」
W「こりゃたまらん」
L「いいでしょ?」
Q「うん」
W「なかなか」
L「ね」
Q「ふ~~~~」
W「うい~~~」
L(わたしもそうだけどお風呂入ると口数減るよね)
492: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:25:29 ID:HbVdufoo
※※※※※
Q「いや~良かった!今度ちゃんと道具持ってこよう!」
W「そうだね。で、Lたそはどこに?」
L「…」
Q(鏡の前で全裸で何やってるんだろう…)
W(Lちゃんスレンダーだよね…裏山…)
L「ふう~~~~~」
L「…」ニコ
W(笑いおった!Qちゃんや!)ヒソヒソ
Q(見ていたよW殿)ヒソヒソ
493: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:26:05 ID:HbVdufoo
※※※※※
Q「さっきお風呂屋さんでさあ」
L「ん?」
Q「鏡の前で何やってたの?」
W(ストレートによく聞けるなあ)
L「見てたの?」
Q「露出癖とかじゃないよね」
L「そんなわけないでしょ。あれはね前にこ先輩に相談した時アドバイスしてもらったことを実践してたの」
494: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:27:45 ID:HbVdufoo
W「あれ、意外な名前」
L「だよね~。初めの頃わたし練習辛くてさあ。もうやめちゃおうと思ってたのね」
Q「…」
L「で、折角にこ先輩のアドレス聞いたし、アイ研に入る前はにこにーの大ファンだったし」
L「どうせならメールしてから辞めようと思ったのね」
W(それが今ではウチのエースです。はい)
495: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:28:17 ID:HbVdufoo
L「失礼だけど『辛い』以外件名も何もないメール送ったの」
L「そしたらね、銭湯行って自分の裸見て来いって返事が来て…」
Q「意味不明だね」
L「うん。スマホで調べてそれでさっきのところ行ったんだけど。さっきのQちゃんみたいにふ~~~最高~~~~ってなったのね」
Q「うん」
L「でも肝心のメールの意味が分からないの。だから意味がわかりませんって返事した」
496: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:28:49 ID:HbVdufoo
W「そうなるわ」
L「次のにこ先輩の返信メールが凄いの!わたしの事見てたのかってくらい当てちゃうの。膝抱えてたろうとか、ウジウジ悩んでるとか」
L「体がどんどん変わっていくとか、なんで判るんだろう」
L「わたしね、あれだけ練習してるのに体重全然減ってないの。むしろ増えてる」
Q「…」
L「でもウェストも前より締まってきたし、太ももも前よりスラっとしてきた」
497: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:29:25 ID:HbVdufoo
L「にこ先輩は素敵な姿になる自分を知りもしないで諦めちゃうのはもったいないって言いたかったんじゃないかと思うの」
L「だんだんそういうことがわかってくると楽しくなってくるし、Qちゃんに自主練の手伝いも頼むことが出来たし」
L「こんなわたしでもまだ頑張れるんだなあって実感も出来た」
L「にこ先輩には本当に感謝してるんだ…」
498: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:30:09 ID:HbVdufoo
Q「にこ先輩が銭湯に行けってアドバイスしたのはそういう事が言いたかったんじゃないんじゃないかな」
L「どうして?」
W「なんで?」
Q「あの頃のLたそボロボロだったよ。完全なオーバーワークだった。たぶんにこ先輩、辛いって一言でそれを察してお風呂屋さんに行かせて休ませるのが目的だったんじゃないかな」
L「…」
Q「わたしはLたその自主練反対だった。でもなんでかついて来た。オーバーワークだったのに回復してた。何でだろ?ってあの頃思ったけどそれ聞いて納得だよ」
Q「もちろんモチベーションの維持って大切だと思うけど、何よりあの頃のLに必要なのはリカバリだったと思うよ」
499: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:31:04 ID:HbVdufoo
W「辛いの一言でそこまで察するかねえ…にこ先輩ならやりそうか」
Q「そうだね。あの人体も小さいしそういう体力的なことでは結構苦労したと思うんだ」
Q「辞めちゃう人なんかも見てきたんじゃないかな?初代部長だし」
L「だからわたしにもアドバイスできた、って言うの?」
Q「うん。だってよく考えてみてよ。辛い辛いって言ってる人にただ少し休みなさいじゃ、絶対に効果ないよ」
Q「逆に絶対辞めてる。休んでる間に辛い思いする意味いろいろ考えてネガティブになっちゃう。そういう人中学でいっぱい見たよ。今思い出したけど」
Q「中学で初めて本格的な運動部に入った子ってさ。休日の度にどんどん減るんだよ。根性あるやつだけついてくればいいって考え方もあるけどホントは寂しいよね。辞めてっちゃう子を見てると」
Q「だからすごく素敵なアドバイスだと思う。モチベーションも落とさずに休息取らすなんてわたしじゃ思いもよらないし」
L「…」
500: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:32:01 ID:HbVdufoo
W「あの頃…凛ちゃん先輩もすごく何か言いたそうだった」
W「でもそれを必死に我慢してるみたいに見えた。それでわたしは凛ちゃん先輩大好きになっちゃったけどー」
W「にこ先輩もやるなあ…部長の気持ちが判るわ…」
Q「そうだね…」
L「今部活は暇な時期だし…やらない?」
W「何を?」
L「にこにーの応援!」
501: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:32:33 ID:HbVdufoo
※※※※※
Q「で、にこ先輩のミニライブがあると聞いてやってきたわけですが…」
Q「意外に年配の女性が多いのね」
W「アイドルのファンてもっとオタクっぽいのかと思ってたよ」
L「凄い!にこちゃんグッズこんなにあるじゃん!」キラキラ
W「ところで1番先頭に並んでるのあれ、部長だよね…?」
Q「係員さんに何か言われてるね」
W「カメラでも隠し持ってたのかな」
L「扇子かわいい!ストラップも欲しいなーWちゃんお金貸してぇ?」
W「あんさん、フリーダムじゃのう」
Q「自分が来たかったのわたし達巻き込んだだけなんじゃ」
502: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:33:06 ID:HbVdufoo
Q「ありゃりゃりゃ」
W「部長連れてかれちゃったね」
Q「割り込みでもしたのかね」
W「部長はそんなことする人じゃないでしょ」
Q「でもなんかシュンとしてるよ」
L「おおっ!魔法使い限定シングルだ!まだ残ってたのか」
503: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:33:39 ID:HbVdufoo
係員「失礼ですが…」
Q「はい?」
係員「今日は何時ごろからお並びですか?」
W「ちょうど来たところっす」
係員「まことに申し訳ないのですが今回のライブはご遠慮いただけませんか?」
L「えーーーーーっ折角並んでるのに!」
係員「申し訳ありません。お詫びの品もご用意いたしますので」
504: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:34:12 ID:HbVdufoo
Q「どうする?」
W「何か理由があるんですよね?」
L「見たい!見たいよ!」
係員「その理由もお話します。とりあえず別室をご用意しますので移動していただけると助かります」
Q「しょうがないか」
W「うん」
L「<●><●>」
Q「よしな。Lたそ結構目ヂカラあるんだからそれやられると相当恐い」
505: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:34:42 ID:HbVdufoo
※※※※※
にこ「アンタ達…」
花陽「」
Q「」
W「」
L「生にこちゃんだぁ!」キラキラ
にこ「いつも会ってるし!」
L「」
506: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:35:26 ID:HbVdufoo
にこ「気持ちは嬉しいけど身内がライブ会場にいるとサクラと思われるのよね」
にこ「特に花陽!何度も言ってるでしょ?」
花陽「だって…ステージいい席で見たいモン…」
Q(初めてじゃないんだ)
W(前にもやってるのか)
L(生にこちゃんに怒られた…)
507: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:36:02 ID:HbVdufoo
係員「持ってきたわよ」
にこ「ありがとうございます」
係員「折角並んでくれたんだものね。にこちゃん友達思いよね」
にこ「いえいえ。手のかかる後輩で」
係員「これお土産。にこちゃんからのプレゼント。今日は並んでくれてありがとう。席には着けないけど後ろの方からは見ていってもいいからこれからも応援よろしくね」
W「わ、ありがとうございます。にこ先輩」
Q「ありがとうございます。扇子が入ってる。Lたそ良かったじゃん」
L「サインしてください!」
にこ「へ?い、いいわよ?サインなんていつでもしてあげるのに」
Q「たぶんステージ衣装に興奮してるんじゃないかと…」
花陽「5本もってます」ドヤ
↑
今まで5回並んでつまみ出されてる
508: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:36:33 ID:HbVdufoo
魔法使い熱唱中
Q「ほわああああ」
W「凄いね…」
花陽「にこにー!!にこー!にこにー!!」ブンブン
L「にこっりの!!まほっ!!まほおっ!!」ブンブン
Q「確かにこれはサクラと思われるわ」
W「同感です」
509: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:37:07 ID:HbVdufoo
※※※※※
L「良かったなあ」
Q「うん、良かった。プロは違うよ…」
W「だね~わたし達と何が違うんだろ」
花陽「それは慣れ、だよ」
Q「慣れ?」
花陽「ステージに立つ回数がわたし達と段違いに違う。レッスンの密度も濃い。当たり前だけどあの人は毎日アイドルなの」
花陽「正直なところステップとか声量や音域なんかはわたし達と一緒にやってた頃とあまり変わらないんじゃないかな?」
花陽「でもひとつひとつの動作や一音の伸ばし方だって円熟さがもうぜんぜん違うよ」
花陽「ステージ見るごとにどんどん好きになっちゃうんだよねぇ」
510: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:37:38 ID:HbVdufoo
L「わたしもああいう風になれますか?」
花陽「今のままじゃ無理かな」
L「…」
Q「…」
W「手厳しいですね」
511: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:38:12 ID:HbVdufoo
花陽「わたし達はどこかでスクールアイドルだって甘えてる。プロでやっていく覚悟がまず足りないと思うんだ」
花陽「矢澤先輩は在学中からそういう覚悟の決まった人だったよ」
花陽「花陽には無理って諦めちゃっても…先輩は諦めずにずっと前を見てた」
花陽「憎まれ口をきいたりしてオチの矢澤なんてネットで言われたこともあったみたいだけど」
花陽「矢澤先輩が憎まれ口叩いたとかそういう時のあとってだいたいメンバーのガス抜きができてるんだよね」
花陽「花陽にとっては真似のできない笑顔の魔法使いだよ」
花陽「仲間が大切なことも…覚悟が大事なことも…全部知ってる人だったな」
512: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/22(日) 21:38:44 ID:HbVdufoo
L「ああっ!」
Q「わあ!」
L「アドバイスのお礼するのまた忘れた!」
花陽「先輩がアドバイスしたのってやっぱりLちゃんなんだ」
L「はい。銭湯行けって」
花陽「あの話は本当だったの…照れ隠しに誤魔化してたかと思ってた。信じるとか言っちゃったけど」
513: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 14:55:50 ID:RN2MLd/6
※※※※※
花陽「夏休みです!」
花陽「部活動自粛のせいでみなさんの基礎練習や歌唱力はかなりいいところまで来ています!」
花陽「ですのでこれからは総合的な振付の見直しや完成度を高めることにします!」
花陽「今年は可能な限り体育館をキープしてあるから覚悟してね」
亜里沙「本当?去年みたいに炎天下で熱中症になることもないね!」
C「その分ハードな練習になるような気がするのですが」
雪穂「間違いないね」
凛「日差しがないだけずいぶん楽だよ」
514: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 14:56:21 ID:RN2MLd/6
花陽「それから夏休み前半にライブやイベントが数回集中しています」
花陽「これらのイベントは1年生中心でこなしてもらいます」
花陽「Qちゃん、Lちゃん。アシスタントとして同行をお願いします」
Q「はい」
L「わたしもですか?」
花陽「うん、お願い」
515: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 14:56:55 ID:RN2MLd/6
真姫「大胆ね。2、3年はどうするの?」
花陽「そんなの決まってます。わたし達受験生だよ」
凛「…今聞きたくなかった…」
雪穂「それでは2年はOFFってことで…」
亜里沙「…」
雪穂「何よ」
亜里沙「ユキーホヴァしゅくだいてつだってぇ…」(。・・。)
雪穂「うっ!」
C「雪穂は亜里沙のこの顔に弱いよね~」
雪穂「くっ殺せ」
516: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 14:57:27 ID:RN2MLd/6
※※※※※
L「Qちゃんはわかるけどなんでわたしまでアシスタントなんだろ」
Q「まだLたそ秘密兵器じゃん。のこのこ表に出てくるほうがおかしいよ」
「あの、すみません」
Q「何でしょう?」
「2年3年の方が参加してないけどなにか訳があるんですか?」
Q「実はここだけの話なんですが…」
「はい。…(ゴクリ)」
Q「先輩たち宿題に追いまくられてるんです」
「はあ!?」
Q「今頃学校の空き教室で勉強中ですよ」
「は、はあ…ありがとうございます?」
517: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 14:57:58 ID:RN2MLd/6
L「こういう質問多いね」
Q「そして答えがあながち間違ってないからなあ…」
518: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 14:58:28 ID:RN2MLd/6
※※※※※
L「イベント行ってきました~」
Q「暑かった~!」
W「でもああやって9人で踊るとμ'sになった気分になるね!」
P「わたしもそれ思った!」
花陽「お疲れ様。いつものドリンクで申し訳ないけどキンキンに冷えてるよ」
雪穂「家庭科室の冷蔵庫の使用許可取っておいて正解だったでしょ」
真姫「わたしじゃ思いつかなかったわ」
凛「黙って飲もうとして怒られた」
C「同じく」
亜里沙「同じく」
519: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 14:59:00 ID:RN2MLd/6
花陽「で、どうだった?」
L「特に何も…」
Q「上級生の所在は聞かれますが言えばナットクするつーか、ステージ見て満足するっつーか」
花陽「今年もレーヴェ危ないとか不安を煽ってくる人もいなかった?」
L「そういう人はいなかったよね」
Q「はい。勉強してますって言ったら妙な顔して帰っていく人ばっかりで」
520: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 14:59:32 ID:RN2MLd/6
花陽「あれれ?今週一番危ないかなと思ったんだけど。予想が外れたかな」
ヴーーー! ヴーーー!
花陽「来た!!」
真姫「何が?」
花陽「あんじゅちゃんから電話」
521: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:00:11 ID:RN2MLd/6
※※※※※
花陽「」グッタリ
真姫「」gkbr
凛「タハハ・・・」
雪穂「メディーック!!部長があんじゅマシンガンの直撃を受け、戦闘不能!」
亜里沙「こちらHQ。増援は出せない。いざとなったら副部長を盾に撤退せよ」
C「冗談なんかじゃなくホントにいざとなったら盾にしますよ」
真姫「やめて!凛~お願い~」
凛「もしもの時はね」
1年ズ(何がそんなに恐ろしいんだろう…?)
522: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:00:45 ID:RN2MLd/6
C「去年はA-riseと合同合宿と合同ライブをこの時期にやったんだけど」
C「仲良くなったんだよ?仲良くはなったんだけどね」
C「はじめはクールだったA-riseメンバーもだんだん本性が見えてきてね」
亜里沙「あれは豹変って言うんだよ」
523: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:01:28 ID:RN2MLd/6
雪穂「そうだねえ。英玲奈さんはかよちん部長にセクハラ繰り返すし」
雪穂「あんじゅさんは怒涛のマシンガントークで真姫ちゃん先輩をやり込めようとするし」
亜里沙「あんじゅさんが髪の毛いじらなくなったら要注意!英玲奈さんは早口になる!」
凛「真姫ちゃんなんかあれ以来髪の毛ストレートあてちゃったくらいだもんね」
真姫「よく考えてみるとわたし達恐ろしい敵と対峙してるのね」
524: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:02:32 ID:RN2MLd/6
※※※※※
花陽「なんとか躱しました…」
真姫「本当にお疲れ様です」
花陽「今年も合同合宿の話をこの時期に持ってくると思ったのでイベを数多く入れて待ち構えていましたが…わたしの携帯にかかってくるとは想定外でした」
凛「それもあんじゅちゃんからね。去年みたいにマネージャーさんからじゃなかったんだね」
花陽「うん。さて今年はA-riseとの合同合宿もライブもありません」
花陽「今の電話で充分こちらの手を知りたがっていることがわかりました」
凛「でもあんじゅちゃんはコーチとか顧問とか大人にやれって言われたと思うよ」
525: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:03:04 ID:RN2MLd/6
花陽「そうだね。でもこちらの思惑通りA-riseがうまく乗ってきたのは確かです」
花陽「これからは発表曲の完成度を高めるために集中しましょう」
C「やっと通常営業かぁ」
真姫「もちろん宿題も、よ?」
亜里沙「グハッ」
雪穂「グハッ」
Q「イベも少ないけどまだ残ってるしなあ」
凛「経験を積めるとおもって頑張ろう」
526: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:37:11 ID:RN2MLd/6
※※※※※
C「なあアリサんや」ハーハー←ランニング終了休憩中
亜里沙「蟻?亜里沙蟻さん?」ハーハー
C「妙なところに食いついてきたのは置いといて…」ゼーゼー
亜里沙「うん」ゼーゼー
C「手前味噌と言われようが今のうちらって相当なレベルにあると思うわけよ」
亜里沙「うん」
C「でもこの空気の重さは何?何だと思う?」
亜里沙「亜里沙上手く言えないんだけど」
C「言うてみ」
亜里沙「やっぱりみんなまだ部長と一緒に歌いたいんだと思う」
527: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:37:41 ID:RN2MLd/6
亜里沙「アイ研部員はみんなあの時のμ'sを見てる」
亜里沙「今の1年だってあの3人と歌いたくて入ってきたんだよ」
亜里沙「一人でも欠けちゃうのがすごく寂しいんだよ」
C「わたしだってそうだよ。一番目を奪われた人の名前を聞いて1年だって知った時わたしまだ間に合うって喜んだもん」
C「でもかよちん部長凄い頑張ってるんだよ。チームごとの朝練だってまだ出てるし受験勉強しながらフォーメーションの練りなおししたり衣装製作の手伝いしたり」
C「それってわたし達のためにしてくれんるんでしょ。それなのに…」
C「わたし達がこんなじゃ申し訳ないよ…」
亜里沙「うん…わかるよ。なにかきっかけがあればいいんだけどね…」
C「きっかけねえ…何の?」
亜里沙「何かの」
528: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:38:15 ID:RN2MLd/6
※※※※※
真姫(イマイチ凛が吹っ切れてない気がする…)
真姫(こんな時希だったらどうしてた?)
真姫(にこちゃんだったらどうする?)
真姫(海未だったら?)
真姫(はあ…わたしってつくづく指導者に向いてないわね)
真姫(仏の西木野って言ったって新入生のやる気を削がないように甘やかしてただけだもの…)
真姫(わたし達同級生じゃ勘のいい凛はすぐに察してしまうし)
真姫(μ'sの仲間でも多分同じ事よね)
真姫(凛とあまり関わりのない人物、もしくは苦手とする人物?)
真姫(前者は論外ね。関わりない人間が何を言っても無駄よね)
真姫(とすると苦手とする人物?弱みを握られてる人物?)
真姫(弱み?…?)
529: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:38:48 ID:RN2MLd/6
最終予選まであと3日
雪穂「いよいよ最終予選まであと3日です!」
雪穂「敏腕プロデューサーのおかげでわたし達の仕上がりは上々です!」
雪穂「ですが最近は激戦が予想される最終予選を前に緊張が走っています!」
雪穂「そんな中部長にはヒミツでしたが生徒会が壮行会を開いてくれることになりました!」
亜里沙「いえ~~~い!」ハイタッチ
C「いえ~~~い!」ハイタッチ
真姫「いえ~~~い!」ハイタッチ
凛「真姫ちゃんも噛んでるの?」
真姫「フフン」
花陽「聞いてない…聞いてない…嫌な予感がする…部長挨拶とか無しだよ…」ブツブツ
530: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:39:23 ID:RN2MLd/6
生徒会長「最終予選が一番厳しいんだろ?夏休み中だけど生徒はできるだけ集めたぞ。今日は暑いし存分に体育館を使ってくれ」
真姫「ありがとうございます」
花陽「壇上だけは…」ブツブツ
凛「もう、開き直っちゃいなよ。凛も一緒に壇に上がってあげるから」
531: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:40:11 ID:RN2MLd/6
※※※※※
雪穂「まずは軽音部によるμ'sカバー集!」
亜里沙「スノハレロックアレンジカッコいい!!」
雪穂「吹奏楽部のμ'sブラスマーチ!」
C「マーチングバンドすてき~キャー!!」
532: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:40:41 ID:RN2MLd/6
雪穂「映研デジ研共同制作による大プロジェクター!μ's、Reve'ビデオクリップ上映!」
亜里沙「凛ちゃん先輩可愛い!」
C「かよちん部長初々しい!」
雪穂「真姫ちゃん先輩チョーかっこいい!」
533: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:41:12 ID:RN2MLd/6
雪穂「正面右側の壁面には写真部の皆さんによるReve'写真展!」
亜里沙「1年生も素敵~!」
雪穂「正面左側は美術部アニ研、漫研による豪華イラスト集!」
C「欲しい~!くれ~!!」
534: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:41:43 ID:RN2MLd/6
雪穂「背面にはμ's時代からのコスチューム展示だぁ!」
C「あれはやらんぞ(特に部長のは)」
亜里沙「欲しいならラブライブに優勝してみろ(特に海未さんのは)」
雪穂「話はそれからだ(特にお姉ちゃんのは)」
535: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:42:25 ID:RN2MLd/6
L「うわああ!すごいすごいすごい!!」
Q「わたし達期待されてるんだ…」
W「昨日まで地獄の特訓場だったのに1日でお祭り会場よ」
P「これは頑張んなきゃね!ね!ね!」
536: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:42:59 ID:RN2MLd/6
花陽「」
凛「すごい盛り上がってるね」
真姫「もともと生徒会長から話があったのよね。何かしてあげることはないかって」
真姫「で、うちの部長とエースがナーバスになってるって。力を貸して欲しいってお願いしたの」
凛「ええ~そんなに凛ナーバスだったかなぁ」
真姫「3年近く一緒にいるのよ。そんなことすぐ判るわよ。ほら花陽も」
花陽「グスッ」
凛「かよちん泣き虫~」
537: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:43:30 ID:RN2MLd/6
花陽「だって。だって、みんなこんなにわたし達のこと応援してくれてる…」
凛「最終予選は夏休み中だからねぇ。去年も壮行会なんてなかったし」
真姫「みんなわたし達に期待してるし自分と重ねあわせてるんじゃないかしら?」
凛「自分と?」
真姫「わたしたちも去年は失敗した。親近感あるのよ」
真姫「頑張らなきゃいけないのは一緒でしょ?それこそ受験とか大会の予選とか」
凛「そうだったね」
凛「頑張らなきゃいけないことがあるのはみんな一緒。当たり前だよね」
真姫「凛?」
凛「くすくす」
亜里沙「部長泣いてるのに凛ちゃん先輩笑ってる~」
538: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:44:38 ID:RN2MLd/6
副会長「え~ここで会長からの提案がありま~す!」
会長「盛り上がっているところ悪いが最後の締めだ。全員でスタートダッシュ歌わないか?」
おお~っ!
会長「歌詞を知らないとか、歌えないってやついる?」
そんなのいるわけないよ~っ!
会長「というわけだけど、どう?部長殿」
539: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:45:43 ID:RN2MLd/6
花陽「えぇっ!あの…うぅ…」
凛「賛成!どうせだから全員で踊ろうよ!」
凛「この中には辞めちゃったけど部員だった人もいるだろうし!」
凛「振り付け知らない人は適当にステップ踏んでるだけでもいいって!」
凛「凛達も制服だし!衣装なんか関係ない!」
540: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:46:16 ID:RN2MLd/6
亜里沙「賛成!全員でも100人ちょっと!体育館だし二重の輪になれば出来る!」
真姫「Reve'メンバーは適当に散らばりましょう。みんなのお手本になってあげて!」
C「お見合いライブだね!」
雪穂「わたし達が踊ってるところを見るの初めてだし新鮮!」
凛「みんな!踊れるよね!」
おーっ!
花陽「うっ…ううっ…うっ」
亜里沙「かよちん部長!泣いてないで立って!ホラ!」
花陽「うんっ…!うん…!」
541: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:46:56 ID:RN2MLd/6
凛「みんなーーーーっ!」
おうっ!
凛「みんなーーーーっ!」
おうっ!
凛「聞こえるね!?準備いい?」
凛「叶え!」
わたしたちの夢!
凛「叶え!」
わたしの夢!
凛「さあ、行くよ!」
おーーーっ!!
凛「アハハ!」
542: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:47:29 ID:RN2MLd/6
産毛の小鳥たちも何時か空に羽撃く
真姫(凛が笑ってる)
大きな白い翼で飛ぶ
花陽(やっぱり凛ちゃんは一番大きな翼を持ってるよ)
543: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:48:10 ID:RN2MLd/6
諦めちゃ駄目なんだ
C(諦めるもんか!)
その日が絶対来る
雪穂(もうすぐだもんね!)
君も感じてるよね
亜里沙(はい!一緒に跳びますよ!)
始まりの鼓動
1年(多分これってわたし達のことだ!)
544: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:48:41 ID:RN2MLd/6
凛「Bちゃん!こっち来て!一緒に踊ろう!」
B「わあっ!」
凛「ホラ!Aちゃんも!」
A「はいっ!」
545: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:49:13 ID:RN2MLd/6
悲しみに閉ざされて泣くだけの君じゃない
副会長(すごいな~)
会長(振り付けを完コピしてるものいるがメンバーと比べるとキレが断然違うじゃないか)
546: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:49:49 ID:RN2MLd/6
熱い胸きっと未来を切り開く筈さ
B(どうしよう!楽しい!)
A(ああ、もう!わたしもReve'入りたい!)
547: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:50:20 ID:RN2MLd/6
悲しみに閉ざされて泣くだけじゃつまらない
L(ウジウジ悩んでたころが嘘みたい!)
Q(みんな!目一杯やってくれよ!来年はわたしに任せろ!)
…信じてるよ だからSTART!!
548: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:50:53 ID:RN2MLd/6
副会長「はひ~疲れます…」
会長「何だだらしないな。これくらいで」
副会長「会長だって息切れてます」
会長「メンバー以外は大半息切れてるぞ。運動部くらいかないかな?平気な顔してるの」
真姫「会長!ありがと!ありがとう!」
会長「なに…わたしも君たちが羨ましいのさ…///」
副会長「珍しい…会長の照れ…」
549: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:51:37 ID:RN2MLd/6
雪穂「150人のスタダ超気持ちいい!」
亜里沙「亜里沙これだけでお姉ちゃんに自慢できそう!」
雪穂「ホントだ!わたしも自慢しちゃおう!」
C「部長~!」
花陽「わお。どうしたのCポン」
C「部長~」グス
花陽「Cポンこんなに甘えんぼさんだっけ?」
C「もっと一緒に歌いたいよぅ」ボソ
花陽「まだナイショだよ、もう…でもありがとう」
550: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 15:52:11 ID:RN2MLd/6
凛「長い間待たせちゃってごめん」
凛「もっと早く会いに来るつもりだったんだけど」
B「そんなのいいですよ!それより一緒に歌えて踊れて幸せです」
凛「わたしも!アハハ!」
B「先輩!大好きです!」
凛「わたしも!みんな大好き!」
551: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:25:02 ID:RN2MLd/6
最終予選当日
あんじゅ「ムキーー!小泉が出てない小泉が出てない小泉が出てないこれはいったいどういうことよ!」
「おお落ち着け!お前は毛先でもいじってろって言ったろ!」
あんじゅ「何で出てないのよ小泉対策してたのに出てないんじゃ意味ないじゃない!」
(しかし今回は裏目にでる一方だな)
あんじゅ「対策意味ない対策意味ない対策意味ないどうすんのこれアタシたちどうすればいいの?」
「対策ったって美容だろ!?髪の毛いじってすこし落ち着けってば!」
552: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:25:57 ID:RN2MLd/6
※※※※※
花陽「さて最終予選は今回の計画上早いうちの順目を籤で引くことが重要でしたが」
花陽「Qちゃんが1番を引いてきてくれました!さすが花陽の助手!凄い!」
Q「イヤーソレホドデモ///」
雪穂「運がいいのも実力のうちだよ」
亜里沙「雪穂は去年運なかったもんね。どんまい」
C「さすが期待のQ!誰かさんと違って未来のエース!」
雪穂「」ズーン
C「あっごめ」
亜里沙「『ん』くらいつけられんのか」
553: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:26:43 ID:RN2MLd/6
真姫「そこのうるさいのは放っておいて…」
雪穂「(ノ∀`)アチャー」
亜里沙「(ノ∀`)アチャー」
C「(ノ∀`)アチャー」
真姫「いよいよね」
凛「うん」
花陽「集中したいだろうからあとは凛ちゃん。任せるね。花陽達は席を外すから」
凛「大丈夫。信じて」
Q「L頑張って」
L「うんっ」
554: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:27:17 ID:RN2MLd/6
凛「はじまるね」
凛「ワクワクするね」
凛「なぜだろ?うまくいかない気がしないよ」
凛「みんなの顔見てると安心するよ」
凛「客席にはみんな来てる」
凛「先輩たちも同級生たちも先生も家族も」
凛「でも臆することなんてないよ」
凛「わたし達のために」
凛「みんなのために歌おう」
555: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:27:48 ID:RN2MLd/6
凛「真姫ちゃん」
真姫「曲は生涯最高に仕上げたわ。あとはわたし達。もう言うことはないわね」
凛「雪穂ちゃん」
雪穂「わたしはもう泣きません。お姉ちゃんを超えてみせます」
凛「Cちゃん」
C「向かうところCポンに敵はありません」
凛「亜里沙ちゃん」
亜里沙「今日もバッチリ凛ちゃん先輩とシンメトリーを決めてみせます」
556: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:28:21 ID:RN2MLd/6
凛「Lちゃん」
L「はい」
凛「不安だったら周りを見て」
凛「ここにいるのは最高の仲間達だよ」
L「はい。頼りにしてます」
凛「凛はね。思い出したよReve'の意味」
凛「夢ってわたし達の夢だけじゃなかったんだね」
凛「みんなはもう判ってるよね?」
557: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:29:11 ID:RN2MLd/6
凛「すぅ~~~っ」
凛「叶え!」
わたしたちの夢!
凛「叶え!」
わたしの夢!!
凛「叶え!」
みんなの夢!!!
凛「さあ!行くよっ!!」
おうっ!!
558: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:29:46 ID:RN2MLd/6
雪穂「ユメノ ト ビ ラ 」
L 「ユメノトビラずっと探し続けた」
L「君と僕との」
雪穂「つながりを探し て た」
L 「つながりを探し て た」
559: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:30:27 ID:RN2MLd/6
Q(始まったらみんなきっとびっくりするだろう)
Q(動画には晒されてるけど予選でメンバーから外れてたLが急にセンターでリード・ヴォーカルとってるんだから)
Q(しかも去年再来の歌姫なんて言われたユッキー先輩がフォロー役に付いてるんだ)
Q(でも驚くのはまだ早いよ!)
560: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:31:07 ID:RN2MLd/6
自分を信じてみんなを信じて
明日が待ってるんだよ行かなくちゃ
Q(1番はまだまだスピードもそう早くないけど)
Q(5人ずつ3つのグループは広がったり縮まったりを繰り返して)
Q(徐々に回転を早めていくんだ)
Q(こういう時いつも中心になるのはポンちゃん先輩だ)
Q(中心と言うよりみんなが動きやすい位置に誘導してくれる)
Q(練習の時はポンちゃん先輩をよく見ろって真姫ちゃん先輩に注意されたっけ)
561: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:31:43 ID:RN2MLd/6
疲れた時に僕を励ます君の笑顔は最高
そして少しずつ進むんだね
ときめきへの鍵はここにあるさ
Q(回転が落ち着くと今度はヴォーカルパートが複雑になってくる)
Q(部長と真姫ちゃん先輩の歌詞ノートには細かいメモがびっしり書いてあった)
Q(踊りながらだと自分のパートがすぐにわからなくなっちゃうんだよなあ)
Q(みんなの様子は…ひえー余裕ありそうじゃん)
Q(泣き言言ってたPだってもう自信満々に見えるよ)
Q(今考えるとあの覗き騒ぎの時のヴォーカル特訓が生きてるなあ)
562: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:32:28 ID:RN2MLd/6
Q(歌詞も2番に入ると拡張収縮は収まって綺麗な扇が前後左右に動くような形に見えはじめる)
Q(15人もいるんだし端から端までずいぶんあるんだけど)
Q(あの二人のせいでそんな風には微塵も見えない)
Q(さすがReve'のツートップだよ。優雅だし何より人目を引く。どっちを目で追っていいかわからないよ)
Q(凛ちゃん先輩。亜里沙先輩。尊敬してます)
563: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:33:04 ID:RN2MLd/6
Q(間奏部分だ)
Q(出た!真姫ちゃん先輩の得意技連弾オーバーダブ!)
Q(ちょっと聞いただけじゃわからないけど、かなり計算した連弾ピアノ風のオーバーダビングだって真姫ちゃん先輩から聞いた)
Q(この手法を使った猫ふんじゃったのMIDI聞かせてもらったことあるけどビックリしたなあ)
Q(連弾にすることでうちにはリードが二人いるって意味を持たせたいって真姫ちゃん先輩言ってた)
Q(そんなことまで考えてるなんて凄いよなあ)
564: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:33:38 ID:RN2MLd/6
Q(そう言えば部長はこの形が最初から頭の中にあったのかな)
Q(真姫ちゃん先輩や凛ちゃん先輩との打ち合わせではどういうふうになるかサッパリわからなかったけど)
Q(ちゃんとあの3人はわかってたみたいだしスムーズな打ち合わせだったよね)
Q(わたしもあんな風に今までの体力自慢じゃなくて話し合いをして分かり合える仲間になりたいな)
Q(わたしちゃんとお手伝いできてたのかな)
565: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:34:11 ID:RN2MLd/6
Q(ピアノが静かになってきた)
Q(バックもおとなしくしなってヴォーカルを際立たせる)
Q(いよいよラストワンコーラス!ユッキー先輩お願いします!)
Q(Lを、任せます!)
Q(L…一番の見せ場なんだ…頼むよ…!)
566: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:34:53 ID:RN2MLd/6
雪穂「ト ビ ラ 」
L 「ユメノトビラ誰もが探してるよ」
L 「出会いの意味を」
L 「見つけたいと願ってる」
567: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:35:24 ID:RN2MLd/6
雪穂「ト ビ ラ 」
L 「ユメノトビラずっと探し続けて」
L 「君と僕とで」
L 「旅立ったあの季節」
568: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:35:56 ID:RN2MLd/6
L 「青春のプロローグ…」
569: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:36:26 ID:RN2MLd/6
Q「あれ?」
Q「おかしいな?」
Q「なんでわたし泣いてるんだろ」
Q「ねえ部長変です」
Q「涙が止まらないよ」
Q「アイドルってみんなを笑顔にするものじゃないの?」
Q「部長」
570: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 16:37:02 ID:RN2MLd/6
花陽「凛ちゃん~~~!ブンブン(≧∇≦)ノシ
真姫ちゃん~~!ブンブン(≧∇≦)ノシ
雪穂ちゃん~~!ブンブン(≧∇≦)ノシ
亜里沙ちゃん~!ブンブン(≧∇≦)ノシ
Cポン~~~~! ブンブン(≧∇≦)ノシ
Lたそ~~~~! ブンブン(≧∇≦)ノシ」
Q「追っかけかよ!!」
571: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:37:50 ID:RN2MLd/6
控室にて
花陽「お疲れ様です」
花陽「みんな凄い良かったよ」
花陽「誰が、とか。どこが、とか関係ない」
花陽「わたしが思い描いていた最高のステージになりました」
花陽「みんなありがとう」
Q「(;一_一)」
凛「Qちゃんどうしたの」
Q「なんでもありません!ちょっと部長に幻滅しただけです」
花陽「ええっ」
572: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:38:22 ID:RN2MLd/6
真姫「何はともあれやることはやったわ…。あとは結果待ちね」
「そんなのもうわかってるじゃない!」
雪穂「あ…」
C「あ…」
亜里沙「あんじゅ…さん…」
573: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:38:55 ID:RN2MLd/6
あんじゅ「小泉花陽!」ツカツカ
花陽「ひゃい!」
あんじゅ「どうしてメンバーにはいってないのよせっかくいっぱい練習したのにせっかくいっぱい勉強したのにせっかく手術までしたのにいい!」
花陽「あ、あ、あ、あの?……手術!?」
C「あーどうも大きいと思ったら豊胸かぁ」
あんじゅ「キッ」
C「ヒッ!」
真姫「絡むのやめなさいよ…お願いだから」gkbr
574: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:39:41 ID:RN2MLd/6
あんじゅ「それに何あの子!」
L「ひいいいいっ!」
あんじゅ「あんな子2次予選の時いなかったじゃない最終予選まで温存するなんて卑怯よ卑怯卑怯!こんな子がいるのを隠すために合宿断ったのね~キーッムカつくムカつくムカつくおかげで合宿できないってコーチに鬼怒られちゃったじゃない!」
花陽「それはわたし達もいろいろと考えがあって…」
凛「あんじゅちゃん。少し落ち着こう」
あんじゅ「はい。ごめんなさい」
真姫「収まった?ねえ収まった?」
雪穂「どんだけ苦手なんですか」
575: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:40:28 ID:RN2MLd/6
C「あんじゅさんこっち来て」
あんじゅ「髪といてくれるの?嬉しい!」
C「うん、梳いてあげる」
あんじゅ「優しくね、優しく優しく」
亜里沙「警戒警報解除」フー
真姫(できるだけ長引かせて)ヒソヒソ
C(ラジャ)ヒソヒソ
雪穂「あんじゅさんCポンの髪梳き好きだよね」
亜里沙「凛ちゃん先輩の言うこととCポンの髪梳きには逆らえないという」
576: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:41:02 ID:RN2MLd/6
花陽「でもまだ結果出てないんだしこんなところで油売ってていいの?」
あんじゅ「もう決まったようなもんよ。さっきプレスルーム通ってきたけど凄い騒がしかったわ。反対なのが他の出場チームね。まるでお通夜みたい」
L「…!」
あんじゅ「そこ!嬉しそうにしない!一応わたし出場者なんですけど」
L「はい…すみません…」
花陽「だからって諦めるあんじゅちゃんじゃないでしょ?わたしの大好きなA-riseのあんじゅは滅多なことじゃ諦めないよ」
あんじゅ「もちろん諦めてないわよ。精一杯あがいてやるんだから!でもうちのコーチがねえ」
577: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:41:38 ID:RN2MLd/6
花陽「コーチ?」
凛「コーチ?」
あんじゅ「ええ。なんでも音ノ木坂学院偵察に行った時覗きだ~って通報されたらしいのよね~」
雪穂(あれって…)
C(UTXの…)
亜里沙(コーチだったのか…)
578: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:42:12 ID:RN2MLd/6
あんじゅ「その件が学校にバレて呼び出し受けてる。顔面真っ青蒼白だったわ」
あんじゅ「バッカじゃないの?偵察と覗きと間違われるなんて!覗き音ノ木西木野真姫よね!」
真姫「…」
雪穂「(ノ∀`)アチャー」
C「(ノ∀`)アチャー」
亜里沙「(ノ∀`)アチャー」
1年ズ(こんなところに2年生結界のオリジナルが…)
579: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:43:56 ID:RN2MLd/6
あんじゅ「ありがと。もういいわ」
C「ご満足いただけましたか?」
あんじゅ「うちに転校しない?悪いようにはしないから」
C「いや~食わせなきゃならない家族が多いもので」
あんじゅ「Reve'の16人?義理堅いわね」
580: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:44:29 ID:RN2MLd/6
あんじゅ「ところで…」
花陽「何?」
あんじゅ「小泉花陽!」
花陽「ひゃい!」
あんじゅ「お友達になってください!」
あんじゅ「もうわたし達引退だしこれからはA-rise、Reve'の遺恨もないしなによりあなたアイドルにめっちゃ詳しい!」
あんじゅ「わたし達いいお友達になれると思うのよ。どう?」
581: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:45:04 ID:RN2MLd/6
花陽「なれるも何もお互い電話番号もアドレスも知ってるしもうとっくに友達だよ。花陽の方こそ憧れのA-riseとお友達になれて光栄なんだよ?」
あんじゅ「本当?嬉しい!」ダキツキ
凛「この~かよちんから離れるにゃ~!」
雪穂「おお、凛ちゃん先輩の嫉妬が久々に!」
亜里沙「微笑ましい!」
C「ああ、また部長が遠く…」
真姫(あれ?)
582: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:46:45 ID:RN2MLd/6
客席
希「えりち」
絵里「なあに?」
希「あそこにおるの穂乃果ちゃんやない?」
絵里「本当だわ。予選会場の客席でどうしたのかしら」
希「ずいぶん大荷物や。にこっちやないんやし京都行ってる聞いてたけど帰ってきたばかりと違うか」
絵里「行ってみましょう」
583: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:47:23 ID:RN2MLd/6
絵里「穂乃果。久しぶりね」
穂乃果「絵里ちゃん…」
希「穂乃果ちゃん、泣いてるんか…?」
穂乃果「希ちゃん…穂乃果…」
絵里「落ち着いて。次のライブに触るから共同スペースに移動しましょ?荷物持ってあげるから」
穂乃果「うん、ありがと…」
希「穂乃果ちゃんらしないなあ。どないしたんや」
穂乃果「さっきのレーヴェのライブ…」
絵里「感動したの?」
穂乃果「それもあるけど…」
584: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:48:46 ID:RN2MLd/6
穂乃果「雪穂が…」
絵里「素晴らしかったわね。Lちゃんだっけ?に寄り添うように、それでいてしっかり根の張った一本の木のように感じたわ」
穂乃果「うん…」
絵里「穂乃果らしくないわね。心配事?」
穂乃果「ううん…とってもいいことだとは思うんだけど…」
穂乃果「雪穂が…あんなに立派に…もうレーヴェのエースじゃん…」
穂乃果「ちょっと前から思ってたんだ。どんどん雪穂が遠くに行っちゃう気がして」
穂乃果「寂しい、なあって…」
585: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:50:10 ID:RN2MLd/6
希「なんや。そんなことかいな」
絵里「希。そんなことって」
希「こういうのはえりちにお任せや」
希「穂乃果ちゃん。うちからはいっこだけ。素晴らしかったってみんなに伝え」
穂乃果「うん?」
希「さ、えりち」
絵里「うん。亜里沙もそうだったのだけれど」
絵里「わたし達がμ'sをやっていた頃…あの二人は受験生だったよね」
586: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:51:51 ID:RN2MLd/6
穂乃果「うん」
絵里「あの子たちが机につきっきりで受験勉強している間アイドルになってぐんぐん順位を伸ばす姉を見て雪穂ちゃんはどう思ったかしら
穂乃果「それは、お姉ちゃんって。すごいって」
絵里「?」
希「そんなわけあらへん。もしかして穂乃果ちゃん雪穂ちゃんのことあんまり褒めたことないやろ」
穂乃果「褒めてるよ!レーヴェ凄いって。ハラショーだって」
587: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:52:25 ID:RN2MLd/6
絵里「そうじゃないのよ。雪穂ちゃんのことを褒めてないって希は言いたいの」
穂乃果「うん…去年のことがあったから…普通に褒めても慰めになっちゃうような気がして」
絵里「もう一つは?」
穂乃果「あ…」
絵里「褒めてすごくなって遠くへ行っちゃう気がしたのよね」
穂乃果「うん」
588: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:52:56 ID:RN2MLd/6
絵里「あの子たちもそういう思いをしてきた。勉強してるうちにどんどん穂乃果が遠くへ行っちゃうかもって不安になった」
絵里「だから追いつこうと思って今頑張ってる」
絵里「ホントは遠くへなんか行ってないんだけどね。そういう時は目一杯褒めてあげたり甘えさせたリするといいのよ。お互いにね」
穂乃果「絵里ちゃんも亜里沙ちゃんのこと褒めてるの?」
希「えりちは重度のシスコンやさかい何してるか想像も出来んけど」
絵里「変なことしてないわよ」
589: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:53:28 ID:RN2MLd/6
穂乃果「そう言えばオープンキャンパスの時も逃げちゃったなあ」
希「そや。そらまずいわ。泣かれるかも知れんで」
絵里「雪穂ちゃんは遠くになんか行かない。穂乃果がそう思ってるだけで。そばへ行ってあげたほうがいいと思うけど?」
穂乃果「大丈夫かな?ウザがられないかな?」
絵里「待ってるはずよ。わたし達は荷物番してあげるから行って来なさい」
穂乃果「うん。行ってくる」
590: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:54:00 ID:RN2MLd/6
希「シスコン古今東西や」
絵里「悪いことじゃないでしょ」
希「そら悪ないけど。手エぶんぶん振り回すんのと、さめざめ泣くのとどっちがええかっちゅう話や」
絵里「」
希「どっちでもええけどな」
591: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:54:30 ID:RN2MLd/6
※※※※※
(コンコン)
雪穂「今度は誰だ~!関係者以外立ち入り禁止ですよ~お?お、お」
穂乃果「やっほ。雪穂。久しぶり」
凛「穂乃果ちゃん!?」
花陽「穂乃果ちゃん!?」
真姫「穂乃果!?」
C「ほの先輩!」
亜里沙「穂乃果さん!!」
雪穂「お姉…ちゃん…」
592: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:55:45 ID:M7RVekb2
雪穂「突然どうしたの?」ジワ
穂乃果「うん。予選が気になって早めに帰って来ちゃった」
雪穂「京都の方はもういいの?」ジワワワ
穂乃果「大丈夫だよ。事情は向こうもよく知ってるから」
雪穂「いっつもいっつも急にどっか行っちゃったり、戻ってきたり周りに心配を」ポロ
穂乃果「雪穂」
雪穂「はい」ポロポロ
穂乃果「よく、頑張った。すごく綺麗だった。会長さんにも京都のお師匠にも雪穂のこと自慢するよ」
雪穂「あむ、おおむ、んむ、ぐう…」
穂乃果「雪穂」
雪穂「お姉ちゃあああああああああああああああああん!!」ぼうだ~!!
593: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:56:27 ID:M7RVekb2
凛「泣かないって言ってたのに」
C「姉も超えられてないみたいですなあ」
花陽「よく考えて見ればストレートに褒めてもらえたの穂乃果ちゃんが初めてだね」
真姫「さっきまであんじゅが居座ってたからね」
亜里沙「そろそろお別れの時間が来ました。高坂穂乃果さんと妹の雪穂さんの幸せを心から祈ってお別れ致します。司会は桂小亜里沙がお届けしました」
1年ズ(知らねえ!誰だよ小亜里沙って!!)
594: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:57:03 ID:M7RVekb2
一方その頃新幹線はやぶさ車中では
にこ「なんでいっつもこんな時に地方出張が入るのよ~~~~!!」
英玲奈「このえれなんと一緒では不服か?矢澤にこん」
にこ「名前に『ん』をつけるな!パシャッ!」
595: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/26(木) 18:57:35 ID:M7RVekb2
タブロイド紙スポーツ芸能欄
「ラブライブ東東京地区代表校決定!」
「本戦優勝よりはるかに難しいとされる東東京地区予選を制したのは音ノ木坂学院スクールアイドルReve'」
「夢という星空の草原に咲いた新たな純白の歌姫」
「満天の星空。草原の妖精。二人のツートップは健在」
「15人という大人数を感じさせない緻密な舞台演出」
「各芸能プロダクションも熱い視線」
596: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:01:38 ID:3f.5zRac
ミーンミーンミーンミーーーーー
L「暑~~~~~~」
Q「暑いねえ~~~」
W「茹だっちゃうよ~」
L「3年生は朝練以外受験に集中…」
Q「まあ、正念場だもんね…」
W「1年2年で練習はできるけど」
LQW「あれ以来気合入らないね~~~」
雪穂「おーいそこの!休憩終わるよ!」
LQW「うい~~~~~~~」
597: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:02:12 ID:3f.5zRac
雪穂「だらけてないで練習始めるよ」
C「最終予選から3日はOFFもらったでしょ」
L「そうは言ってもですねえ」
Q「なんか気合入らないっていうか…」
W「でつくしちゃったというか…」
598: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:02:46 ID:3f.5zRac
亜里沙「そんなあなた達のために日本の素晴らしいレクレーションを授けよう…」
Q「お?」
亜里沙「それは!」
W「それは?」
亜里沙「流しそうめん!さあ竹を割れい!」
L「またウサギを追いかけてるんですかぁ?」
Q「不思議の国の亜里沙だけに」
亜里沙「」
599: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:03:17 ID:3f.5zRac
一方その頃のぞえリ動物園では
希「暑いなあ」
絵里「暑いわね」
希「この暑い中なんでこの3人揃ってるん」
絵里「さっきから無言なのがまた不気味よねえ」
ツバサ「…」
英玲奈「…」
あんじゅ「…」髪の毛イジイジ
600: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:03:47 ID:3f.5zRac
希「だいたいなんも知らせんとほぼおなじ時刻に続々やってくるちゅうのがわからんわ」
希「来るなら来るで拒まんから事前に連絡せいゆうてるやろ」
希「特にそこのあんじゅ」
あんじゅ「はい。すみません」
希「あんさんのワンダフルピンポンラッシュのせいでうちのえりちが大ダメージ受けとんねん」
希「これ以上やられると出入り禁止も考えるで」
あんじゅ「はい」
絵里「希…」カンドー
601: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:04:17 ID:3f.5zRac
希(今度からホンマに連絡し。なんぼでもワンダフルなラッシュさせたる)ヒソヒソ
あんじゅ(畏まり)ヒソヒソ
602: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:04:48 ID:3f.5zRac
絵里「それで?なにかあったんでしょ?わざわざここに来るくらいだし」
あんじゅ「実はうちのコーチが馘首になっちゃって…」
ツバサ「なんですって!?」
英玲奈「それは本当か!?」
あんじゅ「うん。音ノ木坂の覗きで捕まっちゃって。学校にもバレて。いまうちの部はてんてこ舞いなの。ここに来ればお姉様方に会えると思って…」
希「そ、それは(音ノ木坂学院を覗き?)」
絵里「気の毒だとは思うけど(正直気に喰わないけど)」
希「ま、まあ気い落とさんと(捕まった?ざまあwwww)」
ツバサ「…」
英玲奈「…」
あんじゅ「…」
603: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:05:20 ID:3f.5zRac
ツバサ「m9(^Д^)プギャーwwwwwwwwwwww」
英玲奈「アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャwwwwwwwwwwwww」
あんじゅ「ですよねー」
希「あれっ」
絵里「!?」
604: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:05:52 ID:3f.5zRac
ツバサ「だいたい昔から気に食わなかったのよあのハゲ!」
英玲奈「才能を見抜く力はあったようだがそれだけだしなwwwwwwwwww」
あんじゅ「うちらの写真も横流しして儲けてたのアイツでしょwwwwwwwww」
絵里「あー。そういうタイプか」
希「そないに笑わんと…コーチしてもろたんやろ」
英玲奈「優秀なコーチなら普段と丸切り違う性格で売りに出さんだろ」
希「言われてみれば」
絵里「バレエやってた頃にもいたわ。独裁者タイプでしょその人。そういう人って不祥事起こすと惨めよ~」
ツバサ「マジで?o_ _)ノ彡☆バンバン」
英玲奈「飯が…飯が旨え!プギャプギャ━━━m9(^Д^≡^Д^)9m━━━━!!!!!!!!」
あんじゅ(うわあアタシでも引くわー)
605: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:06:22 ID:3f.5zRac
一方その頃音ノ木坂学院では
Q「L。わたしの事だけを見てくれ」壁ドン!
L「Q…」
C「何をしとんのじゃ。この暑いのに」
L「壁ドンごっこです」
雪穂「なってない。なってないよ。壁ドンていうのはこうやるんだよ。ほい亜里沙金属バット」
亜里沙「あい」
L「金属バット?」
亜里沙「行くよー」
亜里沙「夜中に騒ぐな土井垣!」バットで壁ドン!
ウヒャーサスガアリサダー
Q「それはドカベンですよお!」
606: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:07:22 ID:3f.5zRac
さらにのぞえり動物園
海未「なんでわたしまで呼ばれたんですか…」
英玲奈「うみたん師匠!」クワッ
海未「うぇっ!」
英玲奈「新技を見てくれ!君の瞳とわたしの瞳!響き合え!シャープシュートオオ!」バァーン!!
海未「やめてください!」
希「。゚(゚^∀^゚)゚。wwww」
絵里「∵ゞ(≧ε≦o)wwwwwwwwww」
ツバサ「o(>▽<o)(o>▽<)owwwwwwwwww」
あんじゅ「(*__)ノwwww」
海未「こんなのがわたしの信奉者だというのですか?もう青天の霹靂です…」
英玲奈「何?新必殺技か!?教えてくれ」
海未「お黙りなさい!」
607: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:08:07 ID:3f.5zRac
さらに音ノ木坂学院
1年ズ「うおおおおおおお!高速流しそうめんめちゃくちゃ楽しい!!」ダダダダ
↑
不公平にならないよう順にずれていっておしまいまで来たら流し口にダッシュで戻っている
穂乃果「いっぱいあるよ!どんどん食べてね!」ダダダダ
ことり「夏ってどういうわけかみんなの家に沢山そうめんあるよね!」ダダダダ
C「なんでほのちゃん先輩たちまでいるんですか~!」ダダダダ
雪穂「わたしが呼んだ!」ダダダダ
亜里沙「そうめんハラショー!日本ハラショー!こんなのロシアじゃ絶対できない!」ダダダダ
608: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:08:39 ID:3f.5zRac
W「薬味お待ち~うおっ!これじゃ列に入れん!」
C「そうめんと一緒に流しちゃえ!」
Q「流す係もしんどいな」
L「ああん!わたしも食べたい!茹で係誰か変わってええ!!」
亜里沙「そうめんと亜里沙をバカにしたバツだよ!ぽいで食すなら許す」
L「ぽいって何~?」
※金魚すくいで使うヤツ
609: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:09:12 ID:3f.5zRac
一方その頃星空家では
凛「にゃ~~~~~~~~~~~~~~ッ!!」
凛「勉強飽きた…」
凛「あっ」
凛「///」
リーンゴハンヨー
凛「そうめんはもうイヤ!」
610: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:09:46 ID:3f.5zRac
一方その頃西木野家では
真姫「ふう」
真姫「だいぶはかどったわね」
真姫「お昼は過ぎちゃったけど…」
真姫「そうめんでも茹でるか」
611: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:10:17 ID:3f.5zRac
一方その頃小泉家では
花陽「…」
花陽「…」
花陽「…」
花陽「あふ」
花陽「おにぎり…いや貰い物のそうめんがいっぱいあったっけ」
花陽「そうめん…いやしかし」
612: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:11:06 ID:3f.5zRac
またまたのぞえリ動物園
海未「つまり優勝するつもりで予定していた秋葉原での壮行ライブをどうするか悩んでいると」ズルズル
あんじゅ「はい」ズルズル
ツバサ「見切りでそんな企画しちゃうのもあのコーチらしいわね」ツツー
英玲奈「可愛さが足りんよ」チュパチュパ
海未「おまけにコーチの不祥事で学校はもみ消しに必死、部活動は休止状態」ズズー
絵里「ライブはいつなの?」
あんじゅ「3日後です…」
希「そらまた急な話やな」マタユデアガッタデー
海未「これはもうどうしようもないのでは?」オカワリイタダキマス
絵里「そうねえ」オイシイ
希「準備期間が短すぎるしな」ヤクミモドゾー
あんじゅ「そんなあ!見捨てるって言うんですか?」ショウガクダサイ
613: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:11:38 ID:3f.5zRac
またまた音ノ木坂学院
穂乃果「食べたな~」
ことり「お腹いっぱい…」
雪穂「太りますよ」
W「大丈夫です。所詮そうめん。入っても別腹。」
C「別腹の場所知ってるの?」
Q「場所?」
C「亜里沙!」
614: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:12:15 ID:3f.5zRac
亜里沙「あい!別腹の場所…それは脇腹!もしくは二の腕!」
ことり「アハハ^^;」
穂乃果「嫌なこという子だよホントに」
亜里沙「わたしは胸に別腹あるけど」
C「吊るし上げろ!」
雪穂「晒せ!」
L「火を焚け!!」
ことり「Lたそいつの間にそんな子になったの!?」
615: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/27(金) 23:12:51 ID:3f.5zRac
さらにのぞえリ動物園
海未「これです!」
英玲奈「くっ!わたしのトラップを躱すとはさすが師匠!」
あんじゅ「これって最弱王決定戦なんじゃないの?」
ツバサ「ずいぶん低レベルなババ抜きね」
絵里「3日後の問題はもういいのかしら?希は何メールしてんの?」
希「ん~。こういう企画を考えさせたらピカイチの頭脳に相談しとる」
絵里「花陽?可哀想よ。勉強の遅れを取り戻そうと必死になっているというのに」
希「も一人おるやろ。ハロウィンライブの時。ラブライブ初挑戦の時。真っ先に最重要ポイントを指摘してきた」
希「初代部長にして企画対策の達人」
希「にこっちや」
617: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:51:10 ID:5nx3mlDw
※※※※※
凛「あ、かよちん?明日A-riseのライブが有るらしいんだけど真姫ちゃん誘って行かない?」
花陽「A-riseがライブ?こんな時期に?聞いてないなあ…最近はネットもチェックしてないしメールアラートも切ってるし」
凛「勉強も大事だけど息抜きも大切だよ。凛もう限界かもしんない」
花陽「ん~正直花陽もギリギリであんまり余裕ないんだけど、少し疲れちゃったかな」
凛「疲れは効率を落とす原因になるよ。練習も勉強も同じ同じ」
花陽「そうだね。ずっと一人だったから気が滅入っちゃってた。行こうか」
凛「うん!真姫ちゃんには電話しておくね。ばいばい」
花陽「ばいばい。お休み」
618: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:51:43 ID:5nx3mlDw
※※※※※
あんじゅ「わたし達の歌が終わったところで最終予選優勝校音ノ木坂学院スクールアイドルReve'をお迎えしましょう!」
亜里沙「くっしゃみひとつで~」
C「やめとけ」
雪穂「お呼びいただきありがとうございます~!音ノ木坂学院スクールアイドルReve'です!」
花陽「( Д ) ゚ ゚」
真姫「( Д ) ゚ ゚」
凛「ククッ」
619: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:52:17 ID:5nx3mlDw
花陽「どどどどどどどどどどういうことナノ~~???」
真姫「いややややや何も聞いてない聞いてな~い!!」
凛「クスクス」
620: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:53:48 ID:5nx3mlDw
亜里沙「今のわたし達は15人ではありません」
亜里沙「先輩3人は受験勉強中です」
亜里沙「先輩たちはみんなのために自分の時間を削りあのライブを準備しました」
亜里沙「わたし達はいま頑張っている先輩たちに精一杯ありがとうを言いたい」
亜里沙「精一杯応援したい」
亜里沙「今見てくれていないのが残念です」
621: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:54:20 ID:5nx3mlDw
あんじゅ「あんじゅははっきり言って今回の予選はすっっごく悔しかった!」
あんじゅ「ぜったい負けるもんかって思ってた」
あんじゅ「初の2連覇はわたし達A-riseが成し遂げるんだって意気込んでた」
あんじゅ「でもあのライブ見た?」
あんじゅ「人数が多いのよ!ズルい!」
あんじゅ「でもあの子たちは誰一人ぶつからず誰一人戸惑うことなく」
あんじゅ「自信たっぷりに自分たちの歌を歌いきった」
あんじゅ「分かりますか?あんな細切れになったパートをあの人数で歌い切ることの難しさ」
あんじゅ「分かりますか?それぞれ身長の違うグループで綺麗に扇を作る難しさ」
あんじゅ「分かりますか?5分に凝縮された練習量と企画考案の手間」
622: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:55:01 ID:5nx3mlDw
あんじゅ「わたしね、Reve'のこと嫌いだと思われてるみたいなの」
あんじゅ「そんなことないわ。去年は一緒に合宿したし時々メールもしてる」
あんじゅ「なによりあの子達アイドルのことにかけてすっごい真剣なの」
あんじゅ「そんな子達をあんじゅが嫌いになるわけ無い」
あんじゅ「Reve'のみんな。優勝おめでとう」
あんじゅ「全国優勝しないと許さないわよ~」
623: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:55:45 ID:5nx3mlDw
花陽「( ゚д゚)ポカーン」
真姫「( ゚д゚)ポカーン」
凛「(*´∀`)」
624: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:57:29 ID:5nx3mlDw
※※※※※
あんじゅ「Reve'のみんなにお願いがあるのだけど」
亜里沙「何でしょう?」
あんじゅ「わたし達にも『ユメノトビラ』歌わせてくれないかしら」
亜里沙「喜んで!」
あんじゅ(隣で歌っていい?)
L(もちろんです。よろしくお願いします)
625: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:58:00 ID:5nx3mlDw
ジブンヲシンジテ
ミンナヲシンジテ
アシタガマッテルンダ
イカナクチャ
花陽「すごい…A-riseとReve'が一緒に歌ってる…本当の合同ライブだよ…」
真姫「凛。あなた知ってたわね?」
凛「うん。海未ちゃんから連絡があってね?凛たちも見ておいたほうがいいでしょうって」
真姫「海未?意外ね?てっきりにこちゃんあたりが仕組んだものかと…」
凛「アイデアはにこちゃんらしいんだけどね?凛もあまり詳しくは知らないんだ」
凛「でもいいもの見れた。さっきの二人すごい顔してたよ」ケラケラ
626: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:58:49 ID:5nx3mlDw
Q「せ、先輩方…いたんですか…?」
真姫「もう…あんまりびっくりさせないでちょうだい」
凛「さっきの二人。ポカ~~~~ン( ゚д゚)」←カオマネ
Q「その…怒ってます?勝手にこんなライブやって…」
真姫「怒るなんて。自分たちで構成まで考えたのよね?凄いわ」
花陽「( ゚д゚)」
凛「かよちん夢の世界へ行って帰ってこないよ」
W「わっ!先輩たちだ!」
真姫「あなたはなんでメンバーに入らなかったの?」
W「A-riseを入れてちょうど15人になるように調整しまして…それより怒ってませんか?」
真姫「なんでみんな怒るの前提なの」
627: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 21:59:22 ID:5nx3mlDw
ユメノトビラ
イツモサガシツヅケテ
凛「凛がいないところEちゃんがカバーしてるね」
W「Eがね、めっちゃ最近自信つけてきてて。わたしいなくてもやれる、証明するって」
真姫「A-riseが入るの前提で全体に振り付けもパート分けも簡略化してるのね。感心する…」
QW「褒められたぞおい」
花陽「凄い…」
凛「かよちんどうしたの」
花陽「凄いよ…凄い…みんなーーーーっ!亜里沙ちゃ~~ん!雪穂ちゃ~~ん!」
Q「あ~部長ドルヲタモードじゃん」
凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ」
真姫(凛…あなたもしかして)
628: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:01:04 ID:5nx3mlDw
※※※※※
雪穂「オコラレル…」
亜里沙「ゴメンナサイゴメンナサイ…」
C「アリサヲタテニトチュウデユキホヲコロバセテ…」
真姫「だからなんで怒るの前提なのよ!?」
629: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:01:49 ID:5nx3mlDw
※※※※※
あんじゅ「それでねそれでねそれでね、Reve'引っ張ってきて優勝おめでとう、わたし達もがんばるわって感じにすれば見に来てくれたお客さんも印象悪くならないし優勝校との合同ライブが見れて得した気になるしあわよくば来年から最終予選参加校の合同ライブを毎年やる感じに持っていければ会場の方も優勝校を予想せずにも済むしそれになによりお客さん達がこのライブをずっと楽しみにしてくれるかも!Win-Winどころか一石で何羽の鳥が落とせるかわからないくらいの」
凛「ちょちょちょ落ち着いて」
C「あんじゅさんあんまり動くと髪が抜けちゃいますよ~ぉ」←例によって髪を梳いてる
花陽「やっぱり矢澤先輩すごいなあ…」
雪穂「急な話でわたしが独断で引き受けちゃってみんなでパート分けやら必死に考えて」
雪穂「てっきりバレたら叱られると思ってみんなにも秘密ねーって口裏合わせたんだけど」
C「まさか海未ちゃん先輩がバラすとはねー」
亜里沙「海未さんはReve'のためを思って凛ちゃん先輩に知らせたんです!そうに決まってる!」
630: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:03:54 ID:5nx3mlDw
真姫「そうね…これ2日で準備したのよね?Reve'の後輩たちがわたし達がいない間も成長してるってところを見せたかったんだと思うわ」
凛「海未ちゃんらしいね」
あんじゅ「また合同ライブやろうよぉ~舞台ではあんなこと言ってたけどどうせアイドル志望なんでしょ?」
真姫「わたしは進学希望よ」
あんじゅ「え゛!?凛はもちろんアイドルよね!」
凛「凛も進学…学校の先生になりたくて…」
あんじゅ「アンタが!?うそ!?花陽もまさか」
631: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:04:27 ID:5nx3mlDw
花陽「わたしも…進学…希望で…」
あんじゅ「」ジワ
花陽「でも!あのね!」
あんじゅ「何よ!?」
花陽「あ…なんでも…ナイデス…」
あんじゅ「ウラギリモノ~~~!!」
632: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:05:03 ID:5nx3mlDw
※※※※※
真姫「気にすることないわよ。あの子多分もう覚えてないわ」
凛「凛もそう思うよ。切り替えていこうよ」
花陽「うん…」
633: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:05:38 ID:5nx3mlDw
花陽(どうしよう…もう黙ってる自信ないよ…)
花陽(このまま…引きずっていてもわたしのみんなへの申し訳ない気持ちが大きくなっちゃう…)
花陽(もういっそみんなに言っちゃおうかな…?)
花陽(にこちゃん…)
花陽(…)
634: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:07:26 ID:5nx3mlDw
泣き濡れたあんじゅが行った先とは
ドンドンドンドンドンドンドンドン
絵里「あああああああああああんじゅでしょ!?ネタは上がってるのよ!やめなさい!もう怖くなんてないんだから!」
ドン…ドン…ド・・・
絵里「!???!?」
オ・・・オ・・・オウ・・・オ・・・
絵里「うめき声!?嫌ああああああああああああああ!!!!」
希(あんじゅめ新しいパターンで来おったか。やるな)●REC
希(えりちも夜は一人で寝れんようになってもうたし)
希(それはそれで役得やけんど)
希(辞め時かもしらんな)
635: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:11:05 ID:5nx3mlDw
いよいよ2学期
花陽「なにはともあれ2学期に入りました」
花陽「もうラブライブまであと僅かです」
花陽「発表曲はノー の予定です」
花陽「これもわたし達の得意なマスオペレーションです」
花陽「今の私たちのしなければならないことはお互いの連携を高めたり完成度を上げることです」
花陽「強敵A-riseに勝ったとはいえ油断することなくわたし達に出来ることをしていきましょう」
はいっ!
花陽「…」
636: ◆8gkJWTAa4g 2015/11/29(日) 22:13:18 ID:5nx3mlDw
※※※※※
Q「かよちん部長が元気ない」
L「受験勉強が上手くいってないのかな」
W「そうは見えなかったけど」
Q「なんとかできないかな」
W「なんとかって言ってもね」
L「原因もわからないのに」
Q「そうだよねえ」
L「そのかわりどういうわけか2年生は元気いっぱいだね」
雪穂「」←タキシード着用
亜里沙「」←タキシード着用
C「」←スマホイジリイジリ
641: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:21:18 ID:GYnK2VP.
Q「あのタキシード見たことあるなあ…」
W「わたしも。どこかで…」
C「」外部スピーカー装着
雪穂「」コクリ←ひげ装着
亜里沙「」コクリ←ひげ装着
C「」ミュージックスタート
https://www.youtube.com/watch?v=qHVQRYzCkKY
花陽(この曲は…伝説の伝説のグループのおヒゲさんのダンスのオリジナル曲!)
642: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:21:53 ID:GYnK2VP.
雪穂「」←ダンス中
亜里沙「」←ダンス中
C「」チャッチャッ←手拍子中
Q「…」
W「…」
L(なんの踊りだろ)
花陽(本気で始めちゃったよ!)
真姫「?」
凛「?」
643: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:22:25 ID:GYnK2VP.
C「」つバケツ
雪穂「」←ダンスしながらバケツ受け取り
亜里沙「」←ダンスしながらバケツ受け取り
花陽(え?ここでやるの?あの有名なネタを?)
凛「何が始まるの?真姫ちゃん」
真姫「さあ?」
L「思い出した!」
W「2年前の…!」
Q「ファッションショーの時のやつだ!」
644: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:23:01 ID:GYnK2VP.
雪穂「」←バケツぐるぐる
亜里沙「」オー
C「」オー
雪穂「」←得意のポーズダンス
亜里沙「」パチパチ
C「」パチパチ
花陽(知らないよ~)
真姫「ちょっと何してんの!ここ部室よ!」
凛「なんだか楽しくなって来たゾ」
645: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:23:33 ID:GYnK2VP.
亜里沙「」←バケツ高速でぐるぐる
雪穂「」オオオー
C「」オオオー
亜里沙「」←得意のポーズダンス
雪穂「」パチパチ
C「」パチパチ
Q「拍手してくれってのかな」パチパチ
L「そうみたい」パチパチ
凛「おおー」パチパチパチパチ
真姫「あまり言いたくなかったんだけど今日は言わせてもらうわ。バカミタイ」
646: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:24:04 ID:GYnK2VP.
亜里沙「」←帰ろうとする
雪穂「」←亜里沙の袖を掴む
C「」パチパチ
凛「もう一回!」パチパチ
Q「…」パチパチ
W「…」パチパチ
L「…」パチパチ
亜里沙「」←得意のポーズダンス
雪穂「」パチパチ
C「」パチパチ
真姫「曲がベリーソウルフルなのにコミックダンスで台無しね」
647: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:24:38 ID:GYnK2VP.
亜里沙「」←バケツ高速回転&頭上で一瞬止める
雪穂「」オオオオオオー
C「」オオオオオオー
凛「止めたよ!真姫ちゃん!頭の上で水入りのバケツ止めた!」パチパチ
真姫「遠心力があるからね…」ウズウズ
Q(あー)パチパチ
W(オチが)パチパチ
L(読めた気がする)パチパチ
648: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:25:08 ID:GYnK2VP.
亜里沙「」←帰ろうとする
雪穂「」←亜里沙の袖を掴む
C「」パチパチ
亜里沙「」イヤイヤ
凛「もう一回!」パチパチ
Q「…」パチパチ
W「…」パチパチ
L「…」パチパチ
649: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:25:39 ID:GYnK2VP.
亜里沙「」イヤイヤ
雪穂「」パチパチ
C「」パチパチ
凛「お~~い!亜里沙ちゃ~ん」パチパチ
Q「…」パチパチ
W「…」パチパチ
L「…」パチパチ
650: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:26:11 ID:GYnK2VP.
亜里沙「」←得意のポーズダンス
雪穂「」パチパチ
C「」パチパチ
凛「おおー」パチパチパチパチ
Q「…」パチパチパチパチ
W「…」パチパチパチパチ
L「…」パチパチパチパチ
真姫「」
651: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:26:45 ID:GYnK2VP.
亜里沙「」←バケツ高速回転&頭上で一瞬止め連続
雪穂「」オオオオオオー
C「」オオオオオオー
凛「おおー」パチパチパチパチ
真姫「ちょっと!長く止めすぎよ!部室がみずびt
652: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:27:15 ID:GYnK2VP.
……
Q「紙吹雪だね…」
W「そりゃあ部室を水浸しにするわけに行かないもんね」
L「でも掃除大変かも」
真姫「///////////」マッカ
653: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:27:49 ID:GYnK2VP.
雪穂「」←ダンスしつつ退室中
亜里沙「」←ダンスしつつ退室中
C←既に退室済
真姫「あんたたちはぁ~~~…」
雪穂「」←コミカルダッシュ
亜里沙「」←コミカルダッシュ
真姫「待ちなさ~~~い!!」←ほぼ長介
654: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:28:20 ID:GYnK2VP.
花陽「くすっ」
凛「やっとかよちん笑ったね」
花陽「ごめんね。難しく考えすぎてたみたい」
凛「そうだよ。優勝することだけが目的じゃないんだし」
花陽「わたし達が楽しくないと何も意味なくなっちゃうよね」
凛「うん!」
655: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:29:08 ID:GYnK2VP.
花陽「本当2年生たち凄いしいい子だなあ…花陽を元気づけるのに一言も喋ってないよ」
凛「なかなかああいうことは出来ないよね~そもそもヒゲダンスなんて知らないし」
花陽「凛ちゃん知ってたの?」
凛「うん。前に穂乃果ちゃんの家でDVDBOXを見せてもらった。そういえばあの時雪穂ちゃんも亜里沙ちゃんもいたなあ」
花陽「凛ちゃんお人が悪い…真姫殿はすっかり釣られ申した」
凛「知っておきながら無言を通したお主…同罪であろう」
656: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:29:40 ID:GYnK2VP.
「あははははははははははは!」
657: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:30:17 ID:GYnK2VP.
Q「あれが元気出すための方法?」
W「とにかく悩んでないでなにか始めなきゃいけないってことじゃない?」
L「どっちにしろ2年生の闇をまた垣間見てしまった気がする」
658: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:31:21 ID:GYnK2VP.
※※※※※
花陽「みんなごめんね」
花陽「目先にとらわれすぎてました」
花陽「みんなにとって夢のステージが次のライブなんだよね」
花陽「わたしプロデューサー失格だよ」
花陽「ノー はあくまで候補曲です」
花陽「時間がないと言っても寝る時間までないわけじゃありません」
花陽「これからでもやってみたいこと、歌いたい曲、なんでも言ってね」
花陽「みんなの楽しみにしてるもの」
花陽「花陽も頑張るからみんなで目一杯楽しんじゃおう!」
おうっ!
659: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:31:53 ID:GYnK2VP.
花陽「歌唱力のレッスンは真姫ちゃんお願い」
真姫「任せて。特にC!今回のライブでレベルをひとつ上げるわよ!」
C「はい!歌って踊れるアイドルを目指します!」
花陽「凛ちゃん。いつもやってるアクロバットをなんとか1年生に教えられないかな」
凛「Wちゃん。Eちゃん。指名だよ。ちょっときついけど頑張ろう!」
WE「はい!来年はQに頼りません!」
Q「ええ~!わたし来年も出番なし!?」
花陽「Qちゃん。もうちょっと花陽のお手伝いお願いね」
Q「しょうがないな~部長はわたしがいないとダメなんだかr」
真姫「…」
C「…」
Q「頑張ります!」
660: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:34:29 ID:GYnK2VP.
そして練習はきついのだが
凛「ロンダートは全ての基本!力に頼っちゃダメ!あふりを意識!」
W「よっほっ。やっとっ」
E「ほいっほいっ。ほいっほいっ」
凛「回転中に質問!向こうのバレー部は何人?」
WE「ええっ!」
661: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:35:01 ID:GYnK2VP.
真姫「あーあーあーあーあー」
C「あーあーあーあーあー」
真姫「あーあーあーあーあー」←キーを上げていってる
C「あーあーあーあーあー」
真姫「あーあーあーあーあー」
C「あーあーあーあーあー」
真姫「あーあーあーあーあー」
C「あーあー…うえっへ!えっへ!」
662: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:35:32 ID:GYnK2VP.
海未「逃げる奴は皆綺羅ツバサです!逃げない奴はよく訓練された藤堂英玲奈です!」
1年ズ「ガンホー!ガンホー!ガンホー!」
体育教師「お前らは人質奪還作戦へでも出向くつもりか!」
663: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:36:05 ID:GYnK2VP.
絵里「ダンスレッスンを主に担当する卒業生の絢瀬絵里よ。かしこいかわいいエリーチカと呼ばれていたことがあるわ」
L(早く始めてくれないかな)
雪穂(なんかすごく嬉しそう。今まで呼ばれなかったからかな)
亜里沙「早くやろうよ~妹だからって遠慮しないで~」
絵里「うぅっ!」
↑
改めて見る全てにおいてオーバーサイズの妹に圧迫感を感じている
664: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:36:56 ID:GYnK2VP.
花陽「2次元上だけどみんなの動きを時間経過と一緒にアニメーション表示してみた」
Q「スゲエ!凛ちゃん先輩と亜里沙先輩にマークつけられませんか」
花陽「こう?」
Q「そうです!この二人とにかく優雅で目立つんで両サイドにばっかりいるとどっちを見ようかキョロキョロしちゃうんです」
花陽「なるほど」
Q「途中でクロスさせたりベースポジションをもっと中央に寄せられませんかね」
花陽「Qちゃん頼もしいよ!」
Q「えへへ。ありがとうございます!」
665: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:38:16 ID:GYnK2VP.
亜里沙「あなたたちは突出したダンスセンスも歌唱力もないかもしれない」
RTYUI「…」
亜里沙「今ではバックダンサーやバックコーラスみたいな位置づけだと腐っているかもしれないけどね?」
亜里沙「総合力では1年でトップなんだよ?」
RTY「先輩…」
亜里沙「この5人、ユニットを組んだら凄いグループになるよ?」
UI「亜里沙先輩…」ウルウル
亜里沙「だから今はとにかく頑張ろう!反復横跳び50回5セット!」
RTYUI「オラオラオラオラオラオラオラオラ!」
亜里沙「…」
C「とんでもないものを育て上げちゃったんじゃないかな?わたしたち」
666: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:39:00 ID:GYnK2VP.
アアアアアアアンジュデショ! モウコワクナインダカラアアアア
希「ゾクゾクゾクゾク!」
あんじゅ「ゾクゾクゾクゾク!」
ウメキゴエ!? イヤアアアアアアアア
希「これは一生モンやん…」
あんじゅ「ああ~いいっすわ~バサバサやえれなんにはないこの嗜虐心をくすぐられる感じ…」
↑
二人でビデオ鑑賞中
667: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:39:49 ID:GYnK2VP.
帰り道トーク 1
真姫「凛は?」
花陽「親戚が来てるとかで先に帰っちゃった…」
真姫「そう」
花陽「二人だけで帰るの久し振りだね」
真姫「そうね。いつも凛とで3人だもんね」
花陽「ん…」
真姫「花陽」
花陽「なに?」
真姫「ありがとう」
花陽「突然どうしたの?」
668: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:40:42 ID:GYnK2VP.
真姫「あの時生徒手帳を届けてくれなかったらわたしμ'sにも入らなかった…かも」
花陽「あの時?」
真姫「1年生の時」
花陽「ああ…」
真姫「わたし今みたいにこんなに笑えなかった…のかもしれない」
花陽「大丈夫だよ真姫ちゃん。わたしもだいぶ助けてもらったもん」
真姫「うん。ありがとう」
花陽「どういたしまして」
真姫「ありがとう」
花陽「可笑し。うふふ」
真姫「ありがとう」
669: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:41:15 ID:GYnK2VP.
花陽「凛ちゃんにも言ってあげて?」
真姫「言わない」
花陽「どうして?」
真姫「茶化すから」
花陽「最近は茶化さないよ」
真姫「そうね。どんどん大人になってる」
花陽「ライブの前はわたし達じゃダメだもんね」
真姫「うん。凛がなにか言わないとピリッとしない」
花陽「今日真姫ちゃんなにか変だよ。心配事?」
真姫「ううん。なんでもない」
花陽「そう?」
真姫「うん」
670: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:41:48 ID:GYnK2VP.
真姫「次が最後のラブライブね」
花陽「あの9人の中では一番わたし達が幸せだったかも」
真姫「うん」
671: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:42:20 ID:GYnK2VP.
花陽「じゃあ…また明日。朝練のあとで」
真姫「また明日」
672: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:42:54 ID:GYnK2VP.
真姫(今日推薦がほぼ確定したって言うだけなのに)
真姫(なぜか切り出せなかった)
真姫(なんでだろう)
673: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:46:20 ID:GYnK2VP.
花陽(やっぱり言おう)
花陽(真姫ちゃんと凛ちゃん。この二人にだけは言おう)
花陽(二人をいたずらに混乱させたり誘惑させたりするから秘密って矢澤先輩に言われてたけど)
花陽(二人を信じよう)
花陽(しっかりしろ。花陽が二人を信じなくてどうするんだ)
花陽(わたしたちはそんなに弱くないはずだ)
花陽(できれば凛ちゃんにはアイドルになって欲しいけど…)
花陽(凛ちゃんも今は弱くない。自分に自信のない凛ちゃんじゃない)
花陽(花陽の言ったことくらいで迷ったりしないよね)
674: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:47:06 ID:GYnK2VP.
帰り道トーク 2
亜里沙「今日も疲れたね~」
雪穂「どっか寄ってく?」
亜里沙「やめとく」
雪穂「あらま。らしくない」
亜里沙「Cポンいないし」
675: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:47:44 ID:GYnK2VP.
雪穂「そうだね。Cポンめっちゃ頑張ってるよね」
亜里沙「亜里沙たちにバレないようにしてるつもりだろうが甘い!」
雪穂「そうだね。Cポンめっちゃ優しいもんね」
亜里沙「今もまだ自主練してるんでしょ」
雪穂「そんなに気負わなくてもいいのにね」
亜里沙「雪穂なにか上の空。心配事?」
雪穂「心配じゃないんだけど凛ちゃん先輩が」
亜里沙「凛ちゃん先輩が?」
雪穂「最近絡みづらい…」
676: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:48:43 ID:GYnK2VP.
亜里沙「あ~。昔は元気のいいオンナノコって感じだったよね」
雪穂「うん。最近は一歩距離をおいて微笑んでくれるみたいなお姉さんっぽい」
亜里沙「感じが変わってきたよね」
雪穂「それがステキだから困っちゃうんだよなあ」
亜里沙「雪穂年上好きなんだからいいことじゃん」
雪穂「年上好きってなんでですか~。前はお姉ちゃんぽかったからいくらでも甘えられたんだけどね」
亜里沙「今は?」
雪穂「理事長みたい」
亜里沙「は?」
677: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:49:48 ID:GYnK2VP.
雪穂「なによお」
亜里沙「理事長は変でしょ。理事長は」
雪穂「理事長だって…口出してこないけど…こう、舵取りがうまくてさ、曲がってきたら直してくれそうじゃん?」
亜里沙「ん~?」
雪穂「とにかくそんな感じなんだよ。わたしにとっては。凛ちゃん先輩も先生になったら似合うかな~と」
亜里沙「凛ちゃん先輩たしか教員志望だよ。もっといいことじゃん」
雪穂「でもわたしはイヤだな」
亜里沙「どうして?」
雪穂「卒業したくなくなっちゃう」
亜里沙「…」
678: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:50:28 ID:GYnK2VP.
帰り道トーク 3
C「あれ凛ちゃん先輩」
凛「こんなに遅くまで自主練?体壊すよ?」
C「大丈夫です!しっかり休んでよく寝る!よく食べる!」
凛「ふふっ。頼もしいよ」
C「凛ちゃん先輩こそ自転車でどうしたんですか?」
凛「親戚の人が来ててね、ちょっと買い物に。頑張れよーっ優勝だーって煩いから逃げて来ちゃった」
C「あはは。わかります。急に来て今まで何も言ってなかったのに無責任ですよねー」
凛「…Cちゃん」
C「はい?」
679: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:51:33 ID:GYnK2VP.
凛「無理はしちゃダメだよ」
C「はい」
凛「気負わないでね。高いところには必ず連れて行ってあげるから」
C「わかってませんね~」
凛「何が?」
C「連れて行くのはわたし達です!3年生は随伴!お土産!」
凛「ありがとう」
C「はい!」
凛「じゃあもう行くね。遅くならないように気をつけて」
C「はい。サヨナラ!」
凛「ばいばい」
C「ばいば~い!」
680: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/06(日) 21:52:07 ID:GYnK2VP.
C「あれ?」
C「なんかわたし泣きそう」
684: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:38:37 ID:NQQuU.jI
告白
真姫「曲はNo Brand Girl で決まりました」
真姫「今回の発表も少しアレンジを変えます」
真姫「いつもなら全員のコールから始めるけどトビラと同じようにL のソロ、バース風にゆっくりアレンジしたものから入ります」
真姫「そこから一気にパートごとのコール。コールが始まるともうずっとハイテンポが続くから息切れしないように」チラ
花陽「今のみんなには言う必要なかったみたいだね」
685: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:39:23 ID:NQQuU.jI
花陽「ダンスも各チームのパート、位置取り。重要だよ。特に今回は両サイドのチームが左右に入り乱れるからお互いの位置確認を厳密にお願いします」
花陽「凛ちゃん、アクロバットの方は?」
凛「Wちゃん、Eちゃんも側宙くらいならできるけど入れない。ハイジャンプだけにする」
凛「その分余裕もできる。無理な転回や大技は負担が大きいしね」
凛「曲のイメージに合わないと思うし、凛と亜里沙ちゃん、WちゃんEちゃんで時間差ジャンプにすれば縦の動きを強調できるし」
凛「歌詞にぴったりじゃないかな?目指す場所は今より高く、でしょ?」
686: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:40:11 ID:NQQuU.jI
真姫「いい感じにまとまったわね」
雪穂「…」
真姫「どうしたの?」
雪穂「夢、みたいです」
真姫「ラブライブが?」
雪穂「なんて言うか、こんなアイドルみたいな曲を自分が歌うのかって」
687: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:46:38 ID:NQQuU.jI
真姫「クスッ 初心に帰ったの?」
C「あ、そうか!中学の頃だったら想像出来なかった!」
L「本当です!つい何ヶ月か前まで根暗な腐女子だったのに」
W「腐女子だったのかよ」
Q「わたしなんてボクとかオレ言ってた体育会系だったわ」
ワタシモー
アタシナンテ
イヤヤッパココハ
688: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:47:10 ID:NQQuU.jI
※※※※※
花陽「みんなやる気もあっていい感じだね」
凛「うん。これなら来年もうまくまとまっていけるよ」
花陽「そのことなんだけど…凛ちゃん。お話があるの」
凛「え?凛に?」
花陽「うん…」
689: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:47:46 ID:NQQuU.jI
凛(どうしよう…これヤバいやつだ…)
凛(考えないようにしてたからどうしていいかまったくわからないよ)
凛(そうだ!真姫ちゃん!)
凛(ショートカットをホームに作っておいたっけ)
凛(ポケットの中だと操作に自信ないなあ)
凛(お願い!繋がって!)
690: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:48:21 ID:NQQuU.jI
※※※※※
真姫「あら、凛から電話…校内の通話は校則違反なのに」
真姫「もしもし?」
真姫「凛?」
真姫「何か言ってよ」
真姫「凛」
真姫「無言電話なんてしないでよ」
真姫「……無言電話!!」
真姫「迂闊だった…!…花陽…!凛…!」ダッ
691: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:50:05 ID:NQQuU.jI
※※※※※
L「ラブライブが終わったらさあ、ユニット組んで1曲やろうよ」
Q「終わったらね」
W「アテでもあるの?」
L「Youtube見てたらすごくいい曲見つけて。歌ってみたいって」
W「どんな曲?」
L「これ」
https://www.youtube.com/watch?v=cCns_k4R9ts
692: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:50:39 ID:NQQuU.jI
※※※※※
C「次が先輩たち最後のライブじゃん」
雪穂「うん」
C「何かやる?」
亜里沙「やらない」
C「薄情だなあ」
雪穂「その心は?」
693: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:51:09 ID:NQQuU.jI
※※※※※
花陽「凛ちゃんはさ、卒業したらどうするの…?」
凛「が、学校の先生になりたくて…」
花陽「うん。凛ちゃんらしいよね。花陽は」
凛「それより練習しよ!時間もあんまりないんだし!」
花陽「うん。でもこれだけは凛ちゃんに聞いて欲しくて」
694: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:51:47 ID:NQQuU.jI
※※※※※
真姫「どこ!?どこにいるの!?」ダダダダ
真姫「凛!花陽!もう!どこよ!」ダダダダ
真姫「ちょっとあなたウチの凛か花陽見なかった!?」
生徒「ヒッ!み見てません」
真姫「ありがと!」ダダダダ
695: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:52:30 ID:NQQuU.jI
※※※※※
亜里沙「先輩たちには色んなものを貰ったと思うのね」
C「だからお礼したいんじゃん?」
亜里沙「でもそのお礼って3年生に返すものじゃないと思うんだ」
真姫「花陽っ!凛っ!」ドアバーーーーン!!
雪穂「うわあああああ!!」
C「ぎゃーーーーっ!!」
亜里沙「ごめんなさいごめんなさい!ちゃんとお礼しますからああ!!」
真姫「お礼?そんなことより花陽と凛見てない!?」
C「見てません!」
真姫「ありがと!」ダダダダ
雪穂「吃驚した…」
亜里沙「心臓止まるかと思った」
696: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:53:08 ID:NQQuU.jI
※※※※※
花陽「花陽はね。昔からアイドルでなんとかお仕事に出来ないかなって悩んだこともあったのね」
凛(アカン…詰んだ…かも。逃げられない)
697: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:53:48 ID:NQQuU.jI
※※※※※
W「英語じゃん!」
L「前に屋上でみんなで歌った時すごく気持ちよくて」
Q「わかるわかる。これなら曲は情熱的だけど座ったまま歌えるからわたしでも参加できるね」
W「情熱的なセリフなんて本来体動かさずに言うもんよ」
L「なにが」
W「見てなよ~」
窓から身を乗り出して
↓
W「凛ちゃん先輩~~~!大好きです~~~~!卒業しないで~~~~~~!」
698: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:54:20 ID:NQQuU.jI
※※※※※
リンチャンセンパイーーダイスキデスーーー
真姫「はっ!あれはW!?あっちに凛がいるの?」
真姫「あっちにあるのは体育倉庫?」
真姫「そうか!告白といえば体育倉庫裏!」ダダダダ
699: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:54:50 ID:NQQuU.jI
※※※※※
雪穂「お、お礼は…?」
亜里沙「うん…」
C「ちょっとまだドキドキしてるよ」
亜里沙「3年生に貰ったものはその分1年生とか新入生に返してあげるものじゃないかなって」
雪穂「なるほどね~優しさの連鎖とかそういうやつだね」
C「さすが亜里沙次期リーダーだね」
700: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:55:32 ID:NQQuU.jI
※※※※※
L「ナマ告白だよ!初めて見ちゃった!」
Q「情熱的だけど情緒のない告白だなあ」
W「これくらいやんなきゃ相手には伝わらないって」
W「どうせ告白なんて自分のエゴの相手への押し付けなんだし」
Q「恋愛マスターか」
L「曲と凄い合ってたけどね」
701: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:56:05 ID:NQQuU.jI
※※※※※
花陽「ずいぶん考えたんだよ。そんな時にμ'sに出会って…」
凛「…」イライラ
花陽「みんなと出会ってアイドルを続けることが出来た」
凛(さっきから自分語りばっかりだ…)
花陽「にこちゃんも言ってくれたんだ…アイドルとして歌うことだけがアイドルじゃないって」
702: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:56:35 ID:NQQuU.jI
※※※※※
真姫「居ないジャナイ!!」
真姫「こうなったら片っ端から探すしか…!」
真姫「この広い校内を?一人で?」
真姫「何か手がかりは…」
真姫「もう!嫌な予感がするのに!」
703: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:57:05 ID:NQQuU.jI
※※※※※
Q「でも本当にいい曲…」
L「でしょ~」
W「ピアノさえあれば簡単なパーカッションを借りてきてアンプラグドライブになりそう」
Q「それいい!乗った!」
L「ピアノはPちゃんにお願いしよ。絶対音感もあるし」
Q「ギター弾ける人がいるといいのに」
L「軽音の人に協力してもらう?」
W「先のことになるし今はいいんじゃないかな」
Q「うん」
704: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:57:37 ID:NQQuU.jI
※※※※※
亜里沙「文化祭ライブは亜里沙たち2年はできるだけユニット組まないようにして1年生主体にしたいんだ」
雪穂「賛成!だけど2年が出ないのは不自然だよ」
C「またヒゲダンスでもやるかい?」
亜里沙「そう!それ!コミック枠にしようよ」
雪穂「自分がやりたいだけでは」
亜里沙「本当はアイドルやりたいよ!でも1年生に今は頑張って貰って3年生に安心してもらわないと」
C「亜里沙…」
705: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:58:09 ID:NQQuU.jI
※※※※※
花陽「にこちゃんが今頑張ってくれてるの。花陽のために。なんとかプロデューサーとして」
凛「かよちん」
花陽「あ、そうだ。この話は真姫ちゃんもいないと」
凛「かよちん!」
花陽「えっ?な、何?」
凛「さっきからかよちん自分のこととにこちゃんのことばっかり!」
凛「凛のことはどうでもいいの!?」
706: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:58:39 ID:NQQuU.jI
※※※※※
真姫「花陽の場所…凛の場所…わたし達の場所…」ダダダダ
生徒会長「こら!廊下は走るな!」
真姫「それどころじゃない!」クワッ
生徒会長「ヒィッ!すいません!」
真姫「花陽か凛は見てない!?」
生徒会長「その二人ならさっきあっちの階段を上がって行ったような」
真姫「みんなの場所…!屋上か!」ダダダダ
生徒会長「廊下は走らない!デ、クダ サ イ」
真姫「凛!まだ言っちゃ駄目よ!」
707: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:59:26 ID:NQQuU.jI
※※※※※
Q「待てよ。これLがリードでわたし達がコーラスってことになると」
L「うん」
Q「わたしのパートはこの野太いおっさんてコトかあ!?」
W「Qちゃんアルトだしそうなるね」
L「(*ノω・*)」
Q「ちょっと待ってくれよお~!」
L「いいじゃん。結構見せ場あるんだし」
708: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 21:59:58 ID:NQQuU.jI
※※※※※
亜里沙「15人っていう大編成の基本も作ってくれた。ダンスの指導方法も教えてくれた。歌唱練習だって今ではわたし達でも指導できる。こういう縁の下のことを1年生にも教えたいんだ」
C「亜里沙優しいなあ」
雪穂「さっきのコミック発言でなんか微妙」
亜里沙「コミック入れたほうがライブがピリッとするじゃん。空気を一旦緩めてまた締めなおそうよ」
雪穂「微妙だけど大賛成。わたし達らしいね」
C「そうだね…わたし達らしいね」
雪穂「亜里沙がなんだか頼もしい。ズルいよ一人で先に成長しないでよ」
C「寂しいのかい?お雪さんや」
亜里沙「そして少女は女へと。あっとこれは耽美派のセリフだっけ」
709: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:00:32 ID:NQQuU.jI
※※※※※
花陽「どうでもよくなんかないよ!だから真姫ちゃんを呼んで一緒に話を」
凛「真姫ちゃんなんて関係ない!」(あれ?)
凛「凛に話があるんじゃなかったの!?」(変だ)
凛「ドキドキしながら待ってたのに!」(こんな事言うつもりなかったのに)
凛「凛のことも少しは考えて欲しいのに!」(お願い真姫ちゃん早く来て)
凛「凛なんていなくてもいいんでしょ!?」(全部言っちゃいそう)
710: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:01:06 ID:NQQuU.jI
凛「凛こんなにかよちんのことが大好きなんだよ?」
凛「それなのに」(ダメだ)
花陽「り、凛ちゃん?」
凛「もう!」(止まらない)
凛「花陽!」
花陽「はい!」ドキッ
711: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:01:50 ID:NQQuU.jI
凛「卒業したらあたしを置いてどこかへ行っちゃう気でしょ!!」
花陽「…えっ」
真姫「凛!花陽っ!!」ドアバァーーン!!
凛「うっ。うあああああああああああん!」
712: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:02:36 ID:NQQuU.jI
真姫「遅かった!?」
713: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:03:09 ID:NQQuU.jI
真姫「花陽…何を言ったの…?」ナミダメ
花陽「えっ。言ったも何も凛ちゃんが盛大に自爆したというか…」
パァン!
真姫「嘘!凛がこんなに泣くわけないじゃない!何を言ったのよ!」ポロポロ
花陽「まだ言いたいこと言ってないってばぁ…」ジンジン
714: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:06:20 ID:NQQuU.jI
真姫「凛は花陽から告白されるかもって悩んでいた…」
花陽「告白!?」
真姫「でも本当は逆で凛が花陽を好きなんじゃないかって思ってた!」
花陽「ええっ!?」
真姫「ひどい振り方したんでしょう?わたし達は友達なのに!!」ポロポロ
花陽「振り方!?」
715: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:06:50 ID:NQQuU.jI
真姫「凛大丈夫?立てる?」
凛「触るな!」
真姫「凛…」
凛「真姫だってどっかへ行っちゃうんだ…」
真姫「えっ」
花陽「ほらぁ…」
凛「裏切り者!あたし一人じゃないか!」
716: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:07:28 ID:NQQuU.jI
花陽「凛ちゃん…」
花陽「凛ちゃんは卒業したらどうするの?」
凛「卒業したら教育学部へ行って…教員免許を取って音ノ木坂学院へ帰ってくる」
花陽「花陽たちはどうしたらいいの?」
凛「必ず戻って来るから!お願い…待っててよ…」
花陽「それはズルいなあ…凛ちゃんだけ卒業したいんだ…」
真姫「」←思考停止
717: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:08:00 ID:NQQuU.jI
花陽「凛ちゃんはなんで音ノ木坂学院に戻ってくるの?」
凛「今のReve'はコーチがいないから…あたしがコーチになって…」
花陽「花陽はね、凛ちゃん」
花陽「卒業したらにこちゃんの事務所で学校に行きながらバイトするの」
真姫「ホント?」
花陽「まだ決まってないよ。そこでアイドルのプロデューサーになる実習をさせてもらうつもり」
凛「…」
718: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:08:33 ID:NQQuU.jI
花陽「わたしはね、凛ちゃん。アイドルのプロデューサーになりたいの。にこちゃんにヒミツって言われて黙ってたけど」
花陽「バラバラになっちゃうわけじゃないよ。みんなReve'で繋がってる。繋がってるよ」
花陽「凛ちゃんがコーチ。花陽はプロデューサーとしてアドバイスしてあげられると思うよ?」
凛「花陽…」
719: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:09:03 ID:NQQuU.jI
花陽「真姫ちゃんはお医者さんになるんだよね?」
真姫「え、あ、そうね。そうなりたいと思ってる」
花陽「凛ちゃんのReve'が怪我しちゃったら真姫ちゃんが治してくれるよ?」
凛「うん」ポロポロ
真姫「そうよ。そのつもりだったわ。スポーツ医学も勉強するつもりでいたし」
花陽「ね?みんな繋がってるよ」
凛「うん」ポロポロ
720: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:09:39 ID:NQQuU.jI
真姫「凛。泣かないで。変なこと言ってごめんなさい」ギュッ
花陽「わたしもこっちから。ごめんね凛ちゃん。まぎらわしいこと言って」ギュッ
凛「ごめんねごめんね…あたし…ごめんね…」ポロポロ
花陽「凛ちゃんには花陽のプロデュースでアイドルになって欲しかったんだけど」
真姫「凛にはしっかりした目標があったのね」
凛「うん」ポロポロ
花陽「なんだあ…花陽告白する前からフラれてたんだあ…」
凛「ごめんね…」
真姫「この方がわたし達らしいんじゃない?」
花陽「そうかも。みんなちょっとずつ繋がっててずっと切れない感じ。いいよね」
721: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:10:09 ID:NQQuU.jI
※※※※※
雪穂「寂しいよ…お姉ちゃんが卒業した時も寂しかったけどもっと寂しいよ!」
亜里沙「3年生引退しちゃうもんね」
C「続けていけばいいんだよ。これからもずっと。先輩たちがいなくてもずっと」
雪穂「今度はCポンが頼もしい。取り残されちゃいそう」
亜里沙「そのためにもきっちりラストライブは飾ってあげないと」
C「有終の美ってやつだね」
雪穂「スルーするの!?」
722: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:11:01 ID:NQQuU.jI
※※※※※
Q「これさあ…文化祭のライブってことになるよね」
L「当然じゃん」
W「何を今更」
Q「文化祭ライブに3年生いないじゃん」
W「そうだ…」
L「だからこれをお見送りライブにしたいんだ。先輩たちの指導がなくてもわたし達だけで完成したものを見せたいって」
W「おっ次期部長の座を狙っているのか」
Q「かよちん部長の後は渡さないぞ!」
L「次期部長はユッキー先輩でしょうが」
723: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:11:44 ID:NQQuU.jI
※※※※※
真姫「結局凛は卒業後みんなが離れ離れになっちゃうのが不安だったのね」
凛「そうみたい…考えないようにしてたから…自分でも気が付かなかった…」
凛「花陽の志望校もあたしには無理だし…医学部は論外だし…」
凛「置いて行かれると思ってたんだね…」
凛「置いて行かれるのが嫌なのに…」
凛「花陽に告白されて友達じゃなくなっちゃう会えなくなっちゃうのが怖いって勘違いしてたなんて…」
凛「どんだけうすのろなんだよ…ごめんね…花陽…真姫…」
真姫「今度ばかりは凛の勘も外れたか~外れてよかったけど?」
凛「ごめん…」
花陽「でも凛ちゃんに名前を呼び捨てにされた時、本当にドキッとしちゃったな。OKしたいくらいだったよ」
凛「もうやめて…///」
真姫「どっと疲れたわ~どのくらい走ったコトか…もうあとは2年生に任せてどこかゆっくりしてからご飯でも食べに行かない?」
花陽「賛成。あの子たちならもうReve'を任せても安心だよね」
724: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:12:24 ID:NQQuU.jI
凛「マンセ…」
真姫「え?」
凛「マンセがいい」
花陽「それイイ!おかわり自由だし!真姫ちゃんの奢りで!」
真姫「う゛ぇぇぇぇ!なんでそうなるのよ!あそこ結構高いわよ!?」
花陽「そんなこと言っていいのか真姫ちゃんや」
725: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:13:09 ID:NQQuU.jI
真姫「な、何よぉ」
花陽「花陽のほっぺはまだ真姫ちゃんを許してません!」
真姫「あっ!くっ、じょ、上等よ!この前の誕生日にママからもらった学生カードの力見せてあげる!だから許して下さい!お願い!」
花陽「ホント?冗談だったのに!早速お母さんに晩ごはんいらないってメールしなきゃ!」
真姫「ひどい!嵌めたわね~!花陽!」
ヒサシブリニタベホウダイダー
フトルワヨ!
726: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:14:30 ID:NQQuU.jI
凛「くすっふふっ」
凛「…ふ…ふ…」ポロポロ
凛「ふええええ…」ポロポロポロポロ
真姫「ああっまた凛が!」
花陽「急いでサイドイッチにしなきゃ!」
凛「ふわあああああん」(みんな大好きだよ)
凛「ふふっくすくす」(あたし忘れてた。こんな大事なこと)
727: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:15:13 ID:NQQuU.jI
※※※※※
雪穂「あれ?真姫ちゃん先輩からメールだ…今日は3年抜きで練習してくれって」
C「なんかあったのかな?ほんのりラブコメ臭がするんだけど」
亜里沙「さっきの真姫ちゃん先輩だね」
雪穂「何があったとしてもそっとしておこう。いつものわたし達らしく」
C「雪穂が優しい。遠くへ行っちゃいそうでCポン寂しい」
亜里沙「雪穂はこんなところで燻ぶるお人じゃないんだよ。おいでCポン。二人で慰めあおう」ギュッ
C(コイツホントに胸でけーな)
雪穂「さっきからお前らわたしを追い払おうとしてねーか」
728: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/08(火) 22:15:45 ID:NQQuU.jI
※※※※※
W「あれ?ポンちゃん先輩からメール」
L「わたしはユッキー先輩だ」
Q「こっちは亜里沙先輩だ」
W「巨 万歳?」
L「校内に裏切り者がいる?」
Q「今日は3年生抜きの練習ですって」
LQW「1番ボケる人が1番まともなメール送ってきた!」
732: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:30:13 ID:Pj0mxPmE
いよいよ本戦
雪穂「これがラブライブ本戦会場か…」
亜里沙「わかってはいたけど大きいね…」
C「2年前はただのお客さんだったよ…」
L「わたしはテレビでしか知りません…」
Q「わたしも…」
W「わたしは…一応会場までは来たはずなんだけど…」
L「来たはず?」
W「あんまり覚えていないんだ…」
733: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:30:48 ID:Pj0mxPmE
真姫「今日は下見よ」
真姫「本戦は20組ずつ3日に分けて行われるから本戦はまだあと」
真姫「今日わたしたちは11時45分から15分だけ練習が許可されてるから位置取りとステップの確認だけしておきましょう」
凛「2年前より大っきいなあ」
花陽「わたしのQちゃんが持ち前の運で2日目の10組目を引きました」
花陽「ちょうど真ん中だよ。この大会の節目にしてあげよう!」
はい!
734: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:31:19 ID:Pj0mxPmE
Q(今わたしのQちゃんって言った!)
L(真姫ちゃん先輩見ててください。最高のパフォーマンスにしてみせますから!)
W(凛先輩!もっと先輩に近づいてみせる!)
C(夢って叶うんだなあ。びっくりだよ)
735: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:32:10 ID:Pj0mxPmE
亜里沙「ほら雪穂!写真!ここを目指す写真!」
雪穂「うん!」
736: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:32:41 ID:Pj0mxPmE
亜里沙「…」ポロッ
亜里沙「…」ゴシゴシ
737: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:33:12 ID:Pj0mxPmE
亜里沙「…」チラッ
雪穂「…」ニコッ
亜里沙「…」グッ
738: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:33:46 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
W「床が凄いの!滑らない!でもなめらか!」
L「スポットが凄い!太陽がいくつもあるみたい!熱い!」
C「広い!今まで講堂じゃなくて校庭で練習してて良かったね!」
凛「どう?」
亜里沙「大丈夫です」
雪穂「はい。全部歌に込めます」
花陽「よかった。今年はあなた達を泣かせたりしなかったね」
真姫「なんか…わたしが泣いちゃいそう」
739: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:34:16 ID:Pj0mxPmE
凛「みんなに提案があるんだけど」
真姫「わたしも」
花陽「花陽もかな」
740: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:34:47 ID:Pj0mxPmE
「前日に合宿しない?」
741: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:35:23 ID:Pj0mxPmE
前夜
穂乃果「今日…海未ちゃんの家泊まりに行っていいかな?」
海未「構いませんが…どうしたのです?」
穂乃果「雪穂が…本戦出場の前に合宿するって学校に行っちゃったの」
海未「寂しいんですか?」
穂乃果「ううん」
海未「不安ですか?」
穂乃果「その…」
海未「ことりも呼んで3人でお泊りにしましょうか」
穂乃果「うん」
742: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:35:55 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
絵里「…」
希「元気ないなあ」
絵里「うん…」
希「えりちがそんなでどないするん。亜里沙ちゃんが見たら泣くで」
絵里「うん。2年前のラブライブ本戦前日も、亜里沙こんな感じだったのかな」
希「そうなあ。自分の事ならどうでもなるけど他人のことになると祈る以外あらへんしな」
絵里「うん。希抱きしめてくれない?」
希「ええで。こっち寄り」
743: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:36:25 ID:Pj0mxPmE
あんじゅ「お熱いことで。あー羨ましい羨ましい」ボリボリ
英玲奈「大丈夫だ。今のReve'に不安要素は無い。もちろん事故は怖いが」
ツバサ「あの子たちの次のグループが可哀想だわ~(・3・)」ズズー
希「なんでおんしらは当然のようにうちで茶ァしばいとるんや」
744: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:37:03 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
雪穂「織姫と彦星が見える」
亜里沙「アマノジャクじゃないや」
C「天の川だよ」
凛「食事の前に2年前のラブライブ前夜を思い出して屋上に登ってみたけど」
真姫「景色あまり良くないわね」
花陽「想像以上に蒸し暑い…!」
Q「せんぱ~い何でこんなところに上がってきたんですかあ」
W「暑いよお降りましょうよお」
L「全国的に熱帯夜ですね。風も無い」
3年「教訓。時期は重要…」
※まだ8時前
745: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:37:33 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
L「ポンちゃん先輩の特製麻婆豆腐美味しい!」
真姫「味はにこちゃんの方が上ね」
凛「あれは別格だよ」
W「この筍とえのきのスープは?絶品なんだけど」
花陽「亜里沙ちゃんだね」
Q「え゛!こんなクオーターのスーパー美人が絶品中華風スープを!?もう完璧じゃん…」
746: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:38:07 ID:Pj0mxPmE
亜里沙「完璧なのは真姫ちゃん先輩だよ。この筑前煮メチャウマ」
雪穂「凛先輩のだし巻き卵も最高!」
C「かよちん部長の炊きたてあきたこまちも忘れちゃいけないぜ!」
花陽「頑張れ1年。今年もお料理教室やろうよ」
真姫「そうね。味見係で参加するわ」
凛「あたしも!」
747: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:39:21 ID:Pj0mxPmE
亜里沙「みなさ~ん!お食事の後はデザートがありますよぉ~」
おおーっ
雪穂「お姉ちゃん直伝!和三盆たっぷり冷やし羊羹です!」
花陽「おおっ!」
真姫「お茶!お茶淹れなくちゃ!ああっ田辺は家だ!どうしよう」
凛「真姫ったら」クスクス
748: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:39:51 ID:Pj0mxPmE
花陽「凛ちゃんの呼び捨てにも慣れたなあ」
凛「変?」
花陽「ううん。今でもキュンとしちゃうよ?」
凛「や、やめてよ」
749: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:40:24 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
Q「とうとうここまで来ちゃったね」←食器洗い中
L「うん」←食器洗い中
W「うん」←食器洗い中
Q「何を言っていいかわからないね」
L「うん」
W「うん」
750: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:40:55 ID:Pj0mxPmE
Q「凛先輩がカッコいいね」
L「うん」
W「うん」
Q「呼び捨てにしてるからかな」
L「うん」
W「うん」
Q「何よ。生返事ばっかり」
751: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:41:29 ID:Pj0mxPmE
L「Qちゃん。ありがとう」
W「うん。ありがとう」
Q「えっわたし何かしたっけ?」
L「ううん。しなかったから」
W「そうだね。しなかったから」
Q「なあにぃ~それ~」
W(Qは今年はラブライブのステージに立てないんだ)
L(来年もゼッタイ予選突破してQちゃんをここに連れてこなくちゃ)
752: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:42:01 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
リーリーリーリー
雪穂「常夜灯だけの校庭も風情あるね」
亜里沙「ちゃん付けやめてから急に凛先輩頼もしさ倍増だよね」
雪穂「Wちゃんじゃなくとも頑張らなきゃって思うよね」
亜里沙「キュンキュンしちゃう時あるよ。わたしなんて」
C「…」
753: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:42:32 ID:Pj0mxPmE
雪穂「Cポンどうしたの?」
C「ありがとう…」
亜里沙「何が?」
C「去年亜里沙と雪穂が泣いちゃった時…正直わたしのせいだと思ったんだ。ダンスも歌も一番中途半端だったし」
雪穂「そんなことないでしょ」
亜里沙「そうだよ。何を今更」
754: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:43:03 ID:Pj0mxPmE
C「だからいっぱい頑張って雪穂には笑わせてやるって思ったし亜里沙には嬉し泣きさせてやるって思ったんだ」
雪穂「Cポン…」
亜里沙「…」
C「でも違ったんだね…っ二人がっ…下見の時二人を見て思ったよぅ。二人がわたしをっ連れて来てくれたんだねっ」
C「わたしんち厳しくてさっやれ何しなくちゃいけない、やれああしてはっいけないってうるさかったのっ」
C「グレそうだったよぉ。そんな時OCで小泉部長をみて、っ雪穂に会って。亜里沙に会ってっ」
755: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:43:33 ID:Pj0mxPmE
C「一緒に居てくれてありがっ…ちょ幸せだったよ…う」
亜里沙「おいで。Cポン。隅っこにいないで。真ん中に挟んであげよう」
雪穂「ダンスの時は今じゃ司令塔じゃん。頼りにしてまっせ?」
C「ありがとう…う、う、」
C「ううん。うん。えっえっえっ」
756: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:44:05 ID:Pj0mxPmE
亜里沙「泣き虫」
雪穂「わたしはCポンに連れて来て貰ったって思ってるよ」
亜里沙「うん。雪穂と亜里沙じゃ無理だったかも」
C「ん~~~っ。んふ。んふっんふっ。ぐっぐっ。ぎむ」
亜里沙「堪えなくていいんだよ?変な声になってる」
C「うええ。うえええん。うええええ…うっうっ…」
亜里沙「…」ナデナデ
雪穂「Cポンが誰よりも優しくて誰よりも頑張り屋さんなのはみんな知ってるんだけどなあ…」
757: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:44:37 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
花陽「さっきよりだいぶ涼しくなってきたね」
真姫「時間が早すぎたんだわ。今なら屋上もいい感じだしみんな呼ぶ?」
凛「もう遅いしいいんじゃないかな?みんなきっとどこかでこの気持噛み締めてるよ」
花陽「あれ?海未ちゃんの歌詞みたい」
真姫「作詞してみる?」
凛「いずれ、かなあ?今はいいや」
花陽「そうだね。決勝に集中かあ」
758: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:45:10 ID:Pj0mxPmE
凛「あたしは…正直ラブライブなんてどうでもいいんだ」
真姫「実はわたしも…予選突破したらモチベーション下がっちゃった」
花陽「そんなもったいない。二人とも今一番可愛いのに」
凛「うーん。あたしはみんなが楽しく挫けずできれば…それでいいかなって」
真姫「昔にこちゃんにも言われたわ。誰のためでもないみんなの為だって。曲の話だけど」
凛「真姫はもう次のこと見始めてるんでしょ」
真姫「っ相変わらず勘のいい…病院と校医を兼任できないかなってね」
真姫「凛に言われてやってみたいって思った」
凛「その話はやめようよ…恥ずかしすぎる…」
花陽「必ず戻ってくるから!…待っててよ…」
759: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:45:40 ID:Pj0mxPmE
凛「やめてってば///」
花陽「花陽は一生忘れません。実は告白なんかより感動したよ。告白されたことないけど」
凛「子供みたいだよ。卒業しないで待っててなんて…」
花陽「だから余計に感動したのに…あんな純粋な言葉なかなか聞けないよ」
真姫「最近はわたしの方が凛に置いて行かれると思ってるわ」
凛「なんでさ」
花陽「それは凛ちゃんがどんどんキレイになってるからだよ」
真姫「それに大人っぽくなってるわね。ちゃん付けやめてから特に」
凛「あんまりからかわないで///」
花陽「やっぱり凛ちゃんアイドルやらない?花陽プロデュースするよ?」
760: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:46:13 ID:Pj0mxPmE
凛「やらない」
真姫「即答!」
凛「あたしは音ノ木坂学院に戻ってくる。みんなにもいろんな人にもこんな楽しいことがあるのを知ってほしい」
花陽「それでこそ花陽の大好きな凛ちゃんだよ」
真姫「それじゃまずは今の1年に本当のラブライブを見せてあげないとね」
凛「違うよ。真姫」
761: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:47:41 ID:Pj0mxPmE
花陽「どうして?」
凛「見せるのはラブライブじゃない。あたしたちだよ」
凛「高尾山縦走した時にも思ったんだけど一歩一歩少しずつ頑張れば難しい試験もきびしい大会も可能性を感じることができるようになる」
凛「続けていかなければ可能性なんて見つからないよ」
凛「一杯失敗もしたけれど」
凛「今まで続けてきた力と可能性をあたしたちがみんなに見せてあげないと」
花陽「…」
真姫「…あなた本当に凛?」
762: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:48:25 ID:Pj0mxPmE
凛「なっ!?」
花陽「あの…凛ちゃん?」
凛「な、何…?」
花陽「OKしてもいい?」
凛「何のはなs……!ちょっと!やめてよ」
真姫「いまのはわたしもクラっときたわ~」
凛「冷やかさないでったら///!!二人ともしなだれかかって来ないで///!」
花陽「凛ちゃん、もっと花陽のこと名前で呼んで?」
真姫「わたしの事も呼んでよ」
凛「もう~~~!どうしちゃったのさ!二人とも!!」
763: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:49:00 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
にこ「くっ。また出張…」
↑
新幹線のぞみ車内
764: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:50:16 ID:Pj0mxPmE
※※※※※
ノー
花陽「今8組目がステージに出ています」
花陽「今年のラブライブはすごくレベルが高いよ」
花陽「わたし達は優勝候補筆頭なんて言われてるけど驕らず自分のステージに集中しましょう」
はい!
765: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:50:53 ID:Pj0mxPmE
花陽「それじゃみんな集中したいだろうから…」
Q「部長」
花陽「なに?」
Q「今日は客席はいけません」
真姫「そうね」
凛「だね」
Q「わたし達二人も選抜じゃないけどメンバーなんですから」
花陽「そうだったね」
亜里沙「おーう。Qちゃん頼りがいあるう」
766: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:51:27 ID:Pj0mxPmE
花陽「それじゃあ…制服で申し訳ないけど円陣に入らせてもらうね」
凛「これで17人揃ったね」
真姫「あとは」
雪穂「わたし達が」
亜里沙「精一杯!」
C「歌うだけです!」
767: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:51:58 ID:Pj0mxPmE
凛「真姫」
真姫「はい」
凛「真姫」
真姫「今回もわたしは頑張りました。ちょっとしたおまけもあるし」
凛「雪穂」
雪穂「お腹の奥んとこがメチャクチャ熱いです!」
凛「亜里沙」
亜里沙「ドリーム・カム・トゥルー!」
凛「C」
C「準備万端!天気晴朗!」
768: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:52:46 ID:c8/oMwPc
凛「Q」
Q「はい!」
凛「しっかり背中見せてあげる」
Q「はい!来年は任せて下さいっ!」
凛「花陽」
花陽「…うん」
凛「ありがとう」
花陽「うん」
凛「花陽の頑張りは確実にみんなの笑顔の元になってるよ」
花陽「うん!」
769: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:53:21 ID:c8/oMwPc
凛「1年生たち…」
「…」
凛「どんなに前に出てきても」
凛「後ろに下がったとしても」
凛「全部見ていてあげるから」
凛「お客さんにもあたしたちにも」
凛「壁を壊すところ。倒すところ」
凛「見せてくれるかな」
はいっ!!
770: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:53:53 ID:c8/oMwPc
Q「9組目終わりました!」
771: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:54:28 ID:c8/oMwPc
凛「いいね?」
凛「ふー………」
772: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:58:04 ID:c8/oMwPc
凛「叶え!」
わたしたちの夢!
凛「叶え!」
わたしの夢!
凛「叶え!」
みんなの夢!
凛「叶え!」
Reve'という夢!
凛「さあ!行くよ!」
おーーーーーっ!!
花陽「お願い!」
Q「行けええーーーっ!!」
773: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 19:58:50 ID:c8/oMwPc
♪…
774: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:00:43 ID:c8/oMwPc
穂乃果「…」
海未「しっかりしてください」
ことり「穂乃果ちゃん。大丈夫だよ」
775: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:01:43 ID:c8/oMwPc
L「壁は…」
L「壊せるものさ…」
L「倒せるものさ…」
L「自分からもっと、力を、」
L「出してよ…」
776: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:02:13 ID:c8/oMwPc
絵里「ずいぶんおとなしい立ち上がりね」
希「真姫ちゃんに何か考えがあるんやない?」
777: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:03:07 ID:c8/oMwPc
全員「一進一跳!」
778: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:04:04 ID:c8/oMwPc
WER「Oh yeah!」
TYU「Oh yeah!」
IOP「Oh yeah!」
779: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:05:03 ID:c8/oMwPc
穂乃果「すごい!」ことり「一気に!」海未「盛り上がった!」
780: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:05:43 ID:c8/oMwPc
全員「全身全霊!」
781: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:06:51 ID:c8/oMwPc
WER「Oh yeah!」
TYU「Oh yeah!」
IOP「Oh yeah!」
782: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:08:16 ID:c8/oMwPc
雪穂 「ほら よね!」
亜里沙「ほら負けないよね!」
C 「ほら よね!」
783: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:09:07 ID:c8/oMwPc
絵里「」ゾクッ!希「これやん!」
784: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:09:49 ID:c8/oMwPc
C「傷つけあっちゃ No good」
真姫「仲違いは No good」
凛「大好きの誤解はつらい気分」
785: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:11:15 ID:c8/oMwPc
雪穂「苦しい胸は No good」
1年「hurry-up!」
亜里沙「あきらめたら No good」
1年「hurry-up!」
786: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:11:57 ID:c8/oMwPc
希「これは…ちょっと凄いで…」絵里「亜里沙…!」
787: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:12:27 ID:c8/oMwPc
L「そうさ」
W「強く」
E「強く」
R「強く」
L「なれば」
T「叶う」
Y「叶う」
U「叶う」
L「想い」
1年「Yes,I go!」
788: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:13:31 ID:c8/oMwPc
C「願う場所は」
I「遠い」
O「遠い」
P「遠い」
真姫「まだまだ遠く」
W 「どこかな」
E 「どこかな」
R 「どこかな」
凛「ジャンプで近くなれ」
789: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:14:10 ID:c8/oMwPc
希「あの1年の子凛ちゃんより高く跳んでるんちがうか」
絵里「時間差にして膝を曲げてそう見せてるんだわ。細かいところまで目が行き届いてる」
790: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:14:40 ID:c8/oMwPc
真姫「今日の」
凛「背伸びのキミと」
T「ぐっと」
Y「ぐっと」
U「ぐっと」
凛「背伸びのボクで」
I「Oh yeah!」
O「Oh yeah!」
P「Oh yeah!」
雪穂 「あの日の誓い」
亜里沙「あの日の誓い」
791: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:15:40 ID:c8/oMwPc
全員「探すんだ!」
792: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:16:13 ID:c8/oMwPc
‥
793: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:17:13 ID:c8/oMwPc
希「暗転してもうた」ことり「音も消えた!?」
海未「まさか事故?」絵里「いやスポットが!」
穂乃果「3人に!」
794: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:18:13 ID:c8/oMwPc
L 「闇を 」
雪穂 「吹き飛ばそうよ!」
亜里沙「追い払おうよ !」
795: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:18:52 ID:c8/oMwPc
C 「自分から 今を 変えればいいのさ!」
真姫「自分から 今を 変えればいいのさ!」
凛 「自分から 今を 変えればいいのさ!」
観客「わ ああ あああ あああああああっ」
796: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:19:54 ID:c8/oMwPc
全員「Hi! Hi! Hi!」
2年「吹き飛ばそうよ」
観客「吹き飛ばそうよ!」
797: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:20:34 ID:c8/oMwPc
海未「演出!」希「びっくりや…」ことり「心臓に悪いよぉ~」
798: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:21:29 ID:c8/oMwPc
全員「Hi! Hi! Hi!」
観客「Hi! Hi! Hi!」
1年「追い払おうよ」
観客「追い払おうよ!」
全員「勇気で未来を見せて」
全員「そうだよ覚悟はできた」
799: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:22:44 ID:c8/oMwPc
ことり「これ本当に15人しかいないの!?」
海未「縦と横の動きの複合で多く見せてるんです!」
希「すごいすごい凄い!」
絵里「こんなことが出来るなんて!」
穂乃果「出来るよ!あの3人だもん!雪穂だもん!亜里沙ちゃんだって!」
800: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:23:27 ID:c8/oMwPc
全員「壁は」
観客「Hi! Hi! Hi!」
全員「壊せるものさ」
観客「Hi! Hi! Hi!」
全員「倒せるものさ」
801: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:24:34 ID:c8/oMwPc
全員「自分からもっと力を出してよ」
観客「Hi! Hi! Hi!」
全員「壊せるものさ」
観客「Hi! Hi! Hi!」
全員「倒せるものさ」
802: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:25:23 ID:c8/oMwPc
会場「勇気で未来を見せて」
会場「そうだよ覚悟はできた!」
803: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:26:11 ID:c8/oMwPc
♪
804: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:27:11 ID:c8/oMwPc
絵里「急にモデラート!?」海未「このリフは!」
805: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:28:29 ID:c8/oMwPc
凛 「強くなあれ」
真姫「強くなあれ」
1年「自分から逃げちゃだめ」
806: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:29:26 ID:c8/oMwPc
海未「どんなときもずっと!」ことり「Cパート!」
希「ここに入れてくるんか!」
807: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:30:26 ID:c8/oMwPc
C 「強くなあれ」
雪穂 「強くなあれ」
亜里沙「強くなあれ」
1年「焦らずに受け入れて自分を」
2年3年「それが大事なんだ!」
808: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:32:39 ID:c8/oMwPc
ことり「ドラムブレイク!」
希「来るで!」
809: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:33:09 ID:c8/oMwPc
全員「闇を」
観客「Hi! Hi! Hi!」
全員「吹き飛ばそうよ」
観客「Hi! Hi! Hi!」
全員「追い払おうよ」
会場「自分から今を変えればいいのさ!」
810: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:33:39 ID:c8/oMwPc
ことり「地震!?」
海未「揺れてます!」
希「会場が!!」
811: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:35:31 ID:c8/oMwPc
会場「Hi! Hi! Hi!」
会場「吹き飛ばそうよ」
会場「Hi! Hi! Hi!」
会場「追い払おうよ」
会場「勇気で未来を見せて」
会場「そうだよ覚悟はできた」
812: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:36:22 ID:c8/oMwPc
絵里「まだよ!」穂乃果「まだまだ!」
813: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:37:13 ID:c8/oMwPc
真姫「コンクルード!」
814: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:37:46 ID:c8/oMwPc
全員「壁は」
全員「Hi! Hi! Hi!」
全員「壊せるものさ」
全員「Hi! Hi! Hi!」
全員「倒せるものさ」
会場「自分からもっと力を出してよ!」
815: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:38:40 ID:c8/oMwPc
会場「Hi! Hi! Hi!」
会場「壊せるものさ」
会場「Hi! Hi! Hi!」
会場「倒せるものさ」
会場「勇気で未来を見せて」
会場「そうだよ覚悟はできた」
816: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:39:40 ID:c8/oMwPc
会場「Oh yeah!」
会場「Oh yeah!」
会場「Oh yeah!」
会場「Oh yeah!」
817: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:41:11 ID:c8/oMwPc
会場「Oh yeah…」
818: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:42:33 ID:c8/oMwPc
…
819: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/10(木) 20:43:13 ID:c8/oMwPc
822: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:09:39 ID:YVuw5xl6
※※※※※
「起きなさい」
凛「もうちょっと」
「いいから起きなさい」
凛「誰だよ~も~」
にこ「女子高生がこんなベンチで昼寝するんじゃないわよ」
凛「にこ!?」
にこ「!?…聞いてはいたけど違和感あるわね」
凛「ごめん。前みたいに呼んだほうがいい?」
にこ「構わないわよ。ちょっとびっくりしただけ」
823: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:10:15 ID:YVuw5xl6
にこ「今日は模試じゃなかったの?」
凛「もう終わった。今真姫を待ってる。花陽は飲み物を買いに行ったと思ったけど」
にこ「成績はどうなのよ」
凛「ぎりぎり。ボーダー。スレスレ。瀬戸際。正直煮詰まってるよ…」
にこ「だらしないわねえ…」
凛「昔よりかは良くなってるんだよ!これでも」
にこ「まあわたしもアンタも3バカトリオって言われたもんね」
824: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:11:35 ID:YVuw5xl6
にこ「まだ花陽は来ないわねえ…」
凛「知り合いに会ったのかも。有名な模試会場だし」
にこ「そこでアンタは昼寝してたんだ」
凛「しょうが無いじゃん。勉強勉強で、も、頭パンパンだよ」
にこ「花陽に用があったんだけど仕方ないわ。今日の夕方にでも希の家に来なさい。そこで言うから」
凛「伝言なら…」
にこ「直接言いたいのよ」
825: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:13:06 ID:YVuw5xl6
にこ「わたしはもう行かなきゃいけないけど…凛」
凛「何?」
にこ「優勝おめでとう」
826: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:15:52 ID:YVuw5xl6
凛「ありがとう」
にこ「またもや出張でね。タクシーの車内でタブレットで見たわ」
凛「にこ…」
にこ「ライブ中にアンタ達の優勝を確信した。いいライブだったわ」
凛「ありがとう!希の家あたしも行っていいかな?」
にこ「もちろん。真姫も誘いなさい」
827: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:16:38 ID:YVuw5xl6
※※※※※
雪穂「さて3年生も引退した今、最も重要なイベントは」
亜里沙「イベントは?」
C「はい!」
雪穂「Cポン!」
C「文化祭です!」
雪穂「大正解!受験勉強に疲れた3年生も見に来るから壮行会のつもりで気合を入れよう!ただし」
亜里沙「ただし?」
雪穂「全体参加は最後の1曲だけにします!それに今まで出来なかったユニット作成は既に解禁されています!」
C「どんどんユニットを組んでね!」
828: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:17:27 ID:YVuw5xl6
亜里沙「はい!」
雪穂「亜里沙クン!」
亜里沙「亜里沙外国でライブやりたい!」
雪穂「それは無理じゃろ。相変わらず天然ですっとぼけておる」
亜里沙「えーダメ?」
C「外国つーとサウジアラビアとか?」
雪穂「アラブに油売りに行くつもりか」
829: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:18:06 ID:YVuw5xl6
W「先輩たちが漫才始めそうだぞ。折れ折れ。挫け。話の出鼻を」
L「せ、先輩たちはユニットを組んでいないんですか?」
雪穂「組んでるよ?」
亜里沙「見たいか?」
C「ならばお見せしよう」
830: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:20:22 ID:YVuw5xl6
亜里沙「草原の妖精!絢瀬亜里沙!」
雪穂「再来の歌姫!高坂雪穂!」
雪亜里「そして!」
C「三波春夫でございm」
スパーン
ドガッ
C「痛い。猛烈に痛い」
亜里沙「バットに釘を刺す時間がなかった」
雪穂「希先輩得意技のローキック!」
831: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:22:07 ID:YVuw5xl6
コロスキカヨ
マダマダコンナモンデ
Q「あいや~始まっちゃったよ…」
W「ひょっとしてこれからは2年生の天下か!?」
L「真姫ちゃん先輩!」
Q「小泉先輩!」
W「凛先輩!」
1年ズ「カムバーーーーック!」
832: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:23:56 ID:YVuw5xl6
※※※※※
花陽「えっと。矢澤先輩に呼ばれてきたんですけど…」
真姫「…」
凛「」
ツバサ「聞いてるわよ。さ、上がって」
真姫「ここ、希の家よね」
ツバサ「そうよ?悪魔の舘に見える?」
凛「じゃ、その家主は何処へ?」
ツバサ「来客が多いって買い物にでかけたわ。わたしはお留守番」
凛「はあ」
833: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:24:53 ID:YVuw5xl6
英玲奈「おおっ!お花たんではないか!会いたかったぞ!」スリスリスリスリ
花陽「いやあああ!あの英玲奈さん!?ちょっと!」
真姫「まさか」
絵里「あ、みんないらっしゃい。今お茶淹れるわね」
凛「あんじゅはいないみたいだね」
ツバサ「何それあんじゅって人気あるの?(・3・)」
希「その顔辞めゆうてるやろ。ごめんな、ちょい席外させてもろた」
凛「え?あ、いや」
希「人数多いさかい狭う感じるかもやけど堪忍や」
真姫「だ、大丈夫よ…」
834: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:26:06 ID:YVuw5xl6
真姫「それでこれはどういうこと?」
希「知らん。いつの間にやら家は売れんアイドルの溜まり場になってもうた」
ツバサ「失礼ね。それなりに仕事あるのよ」
絵里「今ではにこほどないでしょ。お茶淹れたわよ」
英玲奈「おっありがたい!」
絵里「英玲奈。お客さん優先よ」
花陽「いえ、お構い無く…」
英玲奈「お花たんは優しいなあ!」スリスリスリスリ
花陽「ああああああちょちょちょ待って待って!」
凛「そろそろ怒るよ」
英玲奈「すみません」
835: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:28:24 ID:YVuw5xl6
ツバサ「相変わらずウチの子は凛ちゃんに弱いのね」
真姫「なぜかしらね」
英玲奈「五感がそう囁くのだよ。こいつには勝てん、とな」
絵里「意味がわからないわ…」
希「にこっちならさっき連絡有ったで。もうすぐ来るそうや」
花陽「矢澤先輩!」パアッ
英玲奈「ッチ」
真姫「悲喜交交という言葉が脳裏をよぎったわ」
836: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:29:48 ID:YVuw5xl6
絵里「改めて優勝おめでとう。いいライブだったわ」
花陽「ありがとう」
希「凛ちゃんだいぶ雰囲気変わった?」
真姫「最近ね。いろいろあったのよ」
花陽「ますます凛ちゃんのことが好きになっちゃった」
英玲奈「やっぱり勝てんわ」
ツバサ「ライブでもすごくいい感じだったものね。人気上がったでしょ」
真姫「ラブレターがいっぱい来たわ。ついに亜里沙を抜いて堂々の一位よ」
花陽「亜里沙ちゃんと違ってみんな女の子からだけどね」
凛「///」
837: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:30:45 ID:YVuw5xl6
希「照れ屋さんなのは相変わらずやなあ」
ツバサ「ライブではキリッと。普段は照れ屋さん」
英玲奈「ギャップが可愛いな。師匠を変えようか。いやしかしラブアローシュートが」
真姫「決勝の次の日が凄かったわね」
花陽「登校した凛ちゃんの周りに人だかりが出来てその日遅刻した人が多数出ました」
凛「お願い…もうヤメて…///」
絵里「からかわないの。可哀想に。凛、こっちにいらっしゃい」
花陽「…」ピクッ
真姫「…」ピクッ
絵里「ヒエッ!」
英玲奈(今背筋が凍ったぞ!?)
838: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:32:14 ID:YVuw5xl6
真姫「それでいったい何の用なのかしら」
凛「大事な話とは思うけど」オイシイ
花陽(…あれのことじゃないかなあ)
希「ウチらも聞いとらん。そもそも場所提供しとるだけやし」ナカナカ
絵里「にこってぱっと来てぱっと帰っちゃうからわたし達もあんまり話せてないのよね」コリコリ
ツバサ「それにしてもこのお漬物美味しいわね。何処で買うの?」ポリポリ
真姫「わたしよ」
839: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:33:01 ID:YVuw5xl6
英玲奈「は?」
真姫「わたしが漬けたの」
ツバサ「なんと」
英玲奈「漬物って自分で漬けられるのか!?」
希「おんしはそこまで常識がないんか…」
840: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:33:53 ID:YVuw5xl6
ピンポーン
絵里「」ビクッ
希「えりち。大丈夫や多分にこっちや。お入り」
にこ「久しぶり。遅くなって…何?この匂い」
真姫「あ…臭かったかしら…」シュン
希「真姫ちゃんが香の物持ってきてくれたんや。渋茶にあうで」
にこ「ふ~ん…わたしも貰っていい?」
真姫「ど、どうぞ…」
にこ「あら?ホントに美味しいわ」ポリポリ
真姫「良かった!」
凛「それはともかく何でにこはここにわたし達を呼んだのさ」
841: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:35:26 ID:YVuw5xl6
にこ「あんまりせっつかないでよ。はい。花陽」
花陽「何?この封筒」
にこ「開けて御覧なさい」
花陽「お約束書?何これ?」
にこ「来年の4月からウチの事務所で花陽をプロデューサー候補のバイトとして雇うって言う証明書みたいなもの」
にこ「芸能界では厳密な契約書類って作りたがらないのよね。残念だけどわたしじゃこれが限界だったわ。許してね」
花陽「っ」ジワ
凛「てことは…」
真姫「花陽がプロアイドルのプロデューサーに…決定?」
花陽「でもお土産は?わたしの実績だけじゃ不十分だったんじゃ…」
842: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:36:06 ID:YVuw5xl6
にこ「お土産はこの二人よ」
真姫「は?」
凛「どういうこと?」
ツバサ「どうもこうも(・3・)」
英玲奈「そういうことだ」
花陽「はい?」
にこ「つまり花陽。あなたは4月からこのわたしだけじゃなく元A-riseの綺羅ツバサ、藤堂英玲奈の3人をプロデュースすることになる、ということ」
にこ「この二人がうちの事務所に移籍してくればいずれあんじゅもうちにやってくるでしょ。合計4人ね」
843: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:37:48 ID:YVuw5xl6
えええええええええ~~~~~~っ
844: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:40:21 ID:YVuw5xl6
にこ「不満?」
花陽「不満?そんなわけ無いですよ!でも一体どうやって…」
絵里「ははあ~~~。読めたわ」
希「ウチもや」
にこ「う」
絵里「にこ。自分の都合でわたし達を巻き込んだわね」
希「最初にツバサはん連れてきたんも計略のうちか」
にこ「…」
845: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:41:06 ID:YVuw5xl6
にこ「申し訳ありませんでした」←土下座
ツバサ「すみませんでした。居場所がなかったとは言えご迷惑をお掛けしました」←土下座
英玲奈「まことにもって申し訳ない」←土下座
絵里「ちょっと!そこまで責めているわけでは…」
希「そうやん。そないなことせんと…」
花陽「先輩はお話を聞いたけどなんでツバサさんや英玲奈さんまで…」
846: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:42:36 ID:YVuw5xl6
絵里「この二人は所属事務所の路線戦略に不満を持っていたのよ」
希「ただ事務所に居づらいだけやなく疎遠にしていって辞めるのを暗にほめのかそうちゅう魂胆か」
ツバサ「そうなのよ!アイドルはホステスじゃないのよ?」
英玲奈「ツバサはまだ良い!わたしなんかロボット扱いだぞ!水着で短距離走というイベントなのになんでわたしだけコースが水深5メートルのところにあるんだ!死ぬわ!」
凛「(≧m≦)ぷっ!」
真姫「∵ゞ(≧ε≦o)ぶ!」
847: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:44:09 ID:YVuw5xl6
にこ「まあ、3人共アンタのプロデュース能力は高く評価してる。実力は折り紙つきだし事務所もこれだけの戦力アップとなれば首を縦に振らないわけには行かないでしょ」
花陽「ホエー」
真姫「にこちゃんこの約束書日付が8月末日になってる」
にこ「ああ、実はとっくの昔に決まってたのよねー。花陽の実力は予選突破で証明出来たってこと」
凛「なんで黙ってたのさ」
にこ「それは…」
ツバサ「ラブライブに集中して欲しかったのよ」
英玲奈「にこんは優しいからな」
にこ「名前に『ん』をつけるな!」
848: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:44:57 ID:YVuw5xl6
絵里「それでも私たちにまでヒミツにすることないじゃない」
希「そうや。にこっち水臭いで」
にこ「だって…花陽に緘口令布いちゃったし…みんなに言うのも現役組を除け者にしてるみたいで気分悪いし…」
真姫「逆に緘口令なんか布かなければわたし達も混乱しなかったのに」
凛「ああっと!その話はここまでだ」
849: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:46:15 ID:YVuw5xl6
ツバサ「とにかく!わたし達は花陽ちゃんのプロデュース能力に惚れ込んでいるの!」
英玲奈「そうだ!大好きなお花たんに虐げられるなら本望だ!頼む!引き受けてくれ!」
花陽「しいたg…」
にこ「お願いします。わたしを、みんなを遙かなる高みへ連れて行ってくれるものと確信しています」
にこ「わたしの思慮の浅さでみなさんを混乱させてしまったことも全て謝罪します」
にこ「矢澤の頭で良ければいくらでも下げます。言われれば火にも飛び込みます。どうかお考えください」
850: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:47:44 ID:YVuw5xl6
希「にこっち。そういうカウチネゴは感心せんなあ。どや花陽ちゃん。ちゃんと伝わったか?」
花陽「( ゚д゚)」
絵里「花陽?」
凛「だめだこれはしばらく帰ってこないよ」
真姫「とっさの事態に弱いわよね」
ツバサ(いつまで頭を下げていればいいんだろう)
英玲奈(ああ、わたしはお花たんの下僕になるのだ)
851: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:49:04 ID:YVuw5xl6
※※※※※
にこ「いつまで抱きついているのよ」
花陽「大好きな先輩にあんな事言われて落ちない女の子はいません!」
絵里「一件落着…かしら」
希「そうなあ」
凛「あたしたち必要だった?」
真姫「居たほうが良かった、とは思うわよ」
ツバサ「ホントにあなた達のこと羨ましいわ。わたし達じゃ到底ムリね」
英玲奈「学内ランキングを上げるのに心荒むからな」
真姫「それであんじゅもあのマシンガントークなの!?」
希「納得や」
852: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:51:26 ID:YVuw5xl6
絵里「それじゃ万事めでたしってことでパーッとやらない?」
ツバサ「それは賛成だけど」
英玲奈「わたしはまだ未成年だぞ」
希「えりち酒はあかんで」
絵里「花陽のお祝いなのよ?これに決まってるじゃない」つおこめ券
凛「いーねー!受験勉強に疲れてたし!」
真姫「いい気分転換になるわね」
にこ「鍋って季節じゃないからバーベキューにでもしましょうか」
853: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:52:45 ID:YVuw5xl6
花陽「賛成!!」
854: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:55:10 ID:YVuw5xl6
…
855: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:56:50 ID:YVuw5xl6
※※※※※
ことり「久しぶりの学校!懐かしい!」
穂乃果「あんまり変わってないね」
海未「それはそうです。半年足らずでは人も物も劇的には変わりません」
凛「あ、穂乃果。ことりも海未も」
海未「」
ことり「凛ちゃんずいぶん綺麗になったね」
穂乃果「大人の余裕を感じるよ。羨ましい」
凛「や、やめてよ」
海未「あなたは誰ですか!?」
856: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:58:05 ID:YVuw5xl6
凛「イタタタタ海未、痛いよ」
海未「わたしのあの愛くるしい凛を何処へやったのです!あなたは何者ですか!」
花陽「ダレカタスケテー」
真姫「海未。なにしてるのよ」
海未「真姫!凛です!凛の偽物がいます!」
花陽「凛ちゃん本人だよぉ…」
ことり「海未ちゃん動揺してるんだよ」
穂乃果「劇的には変わりません!って言ってた」
857: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:59:06 ID:YVuw5xl6
絵里「みんな来てるわね」
希「海未ちゃんはなにをやっとるん?」
真姫「ひと月足らずの凛の急成長に思考が追いつかないのよ」
希「そう?髪切っただけやないん」
絵里「あ、そうか」
ことり「呼び捨てに」
穂乃果「慣れてなかったんだ」
真姫「海未だけ会ってなかったわねそう言えば」
凛「花陽がそうしたほうがいいって」
花陽「てへ」
海未「冗談が過ぎます!」
858: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 21:59:53 ID:YVuw5xl6
絵里「これはお笑いのプロデュースも出来そうね」
凛「そういえばにこは?」
希「ぎりぎり間に合うゆうてたけど…」
穂乃果「おーーーい!」
ことり「来たの?」
凛「あ、ホントだ。相変わらず大荷物…」
にこ「間に合った…」
真姫「アイドルの表情じゃないわよ」
花陽「荷物少し持ちます」
海未「これで全員揃いましたね」
859: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:01:12 ID:YVuw5xl6
絵里「初めてよね」
希「そうやね」
穂乃果「わたし達がいない」
ことり「音ノ木坂学院文化祭」
海未「アイドル研究部の」
凛「新装開店だね」
真姫「楽しみね」
花陽「どーんと任せちゃいましょう!」
にこ「あの子たちなら心配ないでしょ」
860: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:02:09 ID:YVuw5xl6
※※※※※
絵里「え?また屋上?」
希「くじ運わるいんは伝統やね」
海未「こればっかりは鍛えるわけにも行きませんし」
861: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:03:02 ID:YVuw5xl6
※※※※※
にこ「真姫、今のは誰の曲?」
真姫「アリシア・キーズね。10年位前の曲。わたしもカバーしたことあるけど難曲よ」
ことり「凄い…打楽器とピアノだけでこんなに色彩豊かになるんだ…」
862: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:05:17 ID:YVuw5xl6
※※※※※
絵里「全体曲ってないのかしら」
花陽「人数が多すぎるので…」
真姫「ラブライブ用のは講堂でも無理だったわね」
863: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:06:03 ID:YVuw5xl6
※※※※※
穂乃果「漫才始めちゃったよ。雪穂ったら」
花陽「花陽は結構こういうの好きかな」
凛「あの子たちはもう…」
864: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:06:36 ID:YVuw5xl6
※※※※※
絵里「でもおかげで場も会場も和んだわ」
にこ「こういうことっていざやろうとすると難しいのよね」
真姫「あの3人は難しいこと考えてないわよ」
865: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:07:33 ID:YVuw5xl6
※※※※※
海未「この5人綺麗にまとまっていますね」
ことり「うっとりしちゃう…」
希「それだけセンスええんちゃう?」
866: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:08:30 ID:YVuw5xl6
凛「うん。みんないきいきしてる」
にこ「この子たちが後輩なんて…誇らしいわ…」
穂乃果「嬉しくなっちゃうよね」
867: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:09:31 ID:YVuw5xl6
※※※※※
海未「次が最後ですか…」
穂乃果「楽しいことは早く終わっちゃうよね」
ことり「でも毎年続くんだし」
絵里「悲観することないわよね」
希「来年もこんなに楽しいん?」
にこ「そんなの決まってるじゃない」
凛「もちろん!」
真姫「ずっと続けられるように」
花陽「育ててきましたから!」
868: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:10:26 ID:YVuw5xl6
「コオーーーーーーーーーン」
亜里沙「わ、すみません。えと、最後の曲なんで…全員で歌います」
亜里沙「スペースの関係で全力ダンスは出来ません。ごめんなさい」
亜里沙「でも今まで応援してくれた人たちと励ましてくれた人たち」
亜里沙「全員に感謝とありがとうを込めて歌います。 えっ」
亜里沙「あっ!あそこにμ'sのみなさんが揃ってますね」
亜里沙「みなさん!拍手を!」
亜里沙「本当に9人全員揃ってますね」
亜里沙「全員…ですね」
869: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:10:57 ID:YVuw5xl6
♪
870: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:11:27 ID:YVuw5xl6
L「嬉しいから君に会いに行こう」
871: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:12:03 ID:YVuw5xl6
穂乃果「わたし達も最後にコレ歌ったね」
ことり「…」
海未「…」
872: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:12:40 ID:YVuw5xl6
P「寂しいから君に会いに行こう」
2年「会いに行くよ」
873: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:13:43 ID:YVuw5xl6
絵里「…」
にこ「伝統にするつもり?」
希「そうかも」
874: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:14:17 ID:YVuw5xl6
O「そんな気持ちになるんだ」
I「進む時悩む時」
2年「つながっているんだねずっと」
875: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:14:50 ID:YVuw5xl6
花陽「きっと自然に決まっちゃったんだよ」
凛「…」
真姫「…」
876: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:15:24 ID:YVuw5xl6
1年「本気の」2年「Hi!」
1年「夢で」2年「Let's Go!」
1年「明日を」2年「Hi!」
1年「つかむ」2年「Go! Go!」
L「きっと出来るよ君なら」
877: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:16:16 ID:YVuw5xl6
全員「たまにはゆっくり君のペースで」
全員「やりたいことたち見つめてごらん」
全員「そのあとがんばれ全力でね」
878: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:16:46 ID:YVuw5xl6
TYU「がんばろうよ」
全員「気分が晴れて大空へ舞い上がるよ」
全員「どんなときだって君を見つめてる」
879: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:17:24 ID:YVuw5xl6
穂乃果「本当にわたし達誰も居ないんだね…」
にこ「…」
希「…」
花陽「…」
880: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:19:13 ID:YVuw5xl6
C「楽しいなら君のそばりいらい」
雪穂「悲しいなら君の…」1年「そばにいるよ」
881: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:21:01 ID:YVuw5xl6
亜里沙「こと…」
Q「抱きしめてみようかな」
W「伝えたいよ大好きだって」
882: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:21:35 ID:YVuw5xl6
2年「…」1年「Hi!」
2年「…」1年「Let's go!」
883: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:22:06 ID:YVuw5xl6
2年「…」1年「Hi!」
2年「…」1年「Go! Go!」
884: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:22:37 ID:YVuw5xl6
亜里沙「…」L「…になると笑おう」
885: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:23:08 ID:YVuw5xl6
2年「…」1年「やさしくきびしく励まし合って」
886: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:23:39 ID:YVuw5xl6
2年「…」1年「想いを願いを叶えていこう」
887: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:24:13 ID:YVuw5xl6
2年「…」1年「みんなでがんばる全力でね」
888: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:24:44 ID:YVuw5xl6
QWER「がんばろうよ」
2年「…」1年「未来のなかで輝いてみたいんだよ」
889: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:25:15 ID:YVuw5xl6
L「強くなれ」雪穂「…」亜里沙「…」C「うっう…う」
1年「自分から逃げちゃだめ」
890: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:25:47 ID:YVuw5xl6
L「強くなれ」雪穂「…」亜里沙「…」C「うう~っ」
1年「焦らずに受け入れて自分を」
891: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:26:17 ID:YVuw5xl6
1年「それが大事なんだ」
892: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:26:49 ID:YVuw5xl6
2年「…」1年「たまにはゆっくり君のペースで」
2年「…」1年「やりたいことたち見つめてごらん」
893: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:27:22 ID:YVuw5xl6
L「そのあと頑張る全力でね」
2年「…」1年「がんばろうよ」
2年「…」1年「気分が晴れて大空へ舞い上がるよ」
2年「…」1年「どんなときだって君を見つめてる」
894: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:28:00 ID:YVuw5xl6
2年「…」1年「嬉しいから会いたいよ」
2年「…」1年「寂しいから会いたいよ」
2年「…」1年「楽しい悲しいそして」
2年「…」1年「会いたくなるんだ」
895: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:28:32 ID:YVuw5xl6
2年「…」1年「どんなときも」
896: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:29:03 ID:YVuw5xl6
♪……
897: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:29:41 ID:YVuw5xl6
亜里沙「お…」
898: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:30:18 ID:YVuw5xl6
亜里沙「おおっ音ノ木坂ぎゃくいんっアイドル研究部っ3年っ」
亜里沙「こっっ小泉っ花陽部長っ!」
899: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:30:50 ID:YVuw5xl6
雪穂「西木野……まき副部長!」
900: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:31:24 ID:YVuw5xl6
C「星空凛リーダーっ!」
901: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:32:02 ID:YVuw5xl6
2年「ほんとうにありがとうございました!!」
902: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:32:32 ID:YVuw5xl6
……
903: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:33:09 ID:YVuw5xl6
…
904: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/11(金) 22:33:51 ID:YVuw5xl6
おわり
909: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:15:09 ID:ZCxtrV3s
エピ投下
910: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:16:10 ID:ZCxtrV3s
雪穂「あれから2年。わたし達も卒業しました。2回目の夏休みです」
雪穂「あの文化祭ライブではボロボロになっちゃったわたし達も」
雪穂「卒業式はすんなり終わらせたので」
雪穂「1年生からは薄情者」
雪穂「3年生からは裏切り者なんて呼ばれちゃいました」
911: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:16:55 ID:ZCxtrV3s
雪穂「なんであの時あんなに取り乱したのか」
雪穂「μ'sの中に自分が居ないと気づいた時よりも」
雪穂「自分たちのグループにμ'sのメンバーが誰も居ないと気づいた時のほうが」
雪穂「寂しさがこみ上げてきてもう駄目だった、と亜里沙は言ってました」
雪穂「Cポンはありがとうをまだ言ってないことを思い出したから、だったかな」
雪穂「わたしの場合は…ヒミツです」
912: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:17:38 ID:ZCxtrV3s
雪穂「コーチを失ったUTX高校は生徒主体のアイドル運営に方向転換」
雪穂「それまで内密だった学内のランキング競争をネットに公開することで」
雪穂「一人ひとりの個性が浮き彫りになり」
雪穂「わたし達のそれまでにない脅威になってしまいました」
913: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:18:23 ID:ZCxtrV3s
雪穂「翌年つまり去年の東東京地区予選では」
雪穂「Qちゃんの大健闘も虚しく僅差でUTXが勝ち抜け」
雪穂「わたし達の悲劇を繰り返す結果となりました」
雪穂「ですが合同合宿や壮行ライブで培われたわたし達2校の絆は深く」
雪穂「お互いの健闘を称えるという意味でも壮行ライブはその年の最終予選出場4校によって盛大に行われ」
雪穂「大成功に終わりました」
雪穂「心配だった2年生なんですが」
雪穂「人数も多いせいか皆けろっとしていました」
雪穂「メンタルは過去最高級です」
914: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:18:57 ID:ZCxtrV3s
雪穂「そういえばその年のラブライブでは」
雪穂「UTXがまさかの本戦優勝を逃してしまったことは」
雪穂「付け加えておかなければいけません」
雪穂「全国のレベルは確実に上がっています」
雪穂「わたし達の2年の時にもその徴候はありましたっけ」
915: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:19:34 ID:ZCxtrV3s
雪穂「Cポンは進学した後ジムカーナを始めました」
雪穂「車の魅力はアイドル以上だそうで」
雪穂「持ち前の天真爛漫さと空間把握能力で」
雪穂「パイロンの妖精なんて言われているそうです」
雪穂「ッチ。うまくやりやがって」
916: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:20:10 ID:ZCxtrV3s
教官「こら~!C!お前またABS取っ払ったな!」
C「人間アンチロック最高!EFIも外しちゃおうかな」
917: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:21:00 ID:ZCxtrV3s
雪穂「亜里沙は国文学科に進学」
雪穂「こちらも国文学では珍しい紅顔金髪とあってちやほやされてるみたい」
雪穂「まったくどいつもこいつも…」
918: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:21:34 ID:ZCxtrV3s
司書「亜里沙ちゃんあまり根詰めるのはよくないわよ。たまには閉架から出てらっしゃい」
亜里沙「ハラショー…」
919: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:22:22 ID:ZCxtrV3s
雪穂「μ'sのみなさんのことはあまり詳しくはないんだけど」
雪穂「ことりさんは念願のNY留学を勝ち取り」
雪穂「去年よりアメリカでこれまた猛勉強中だそうです」
雪穂「美大在学中に同学友と立ち上げたブランド『Birdie』がツバサさん愛用ということも有って」
雪穂「知る人ぞ知る隠れた名ブランドみたいになってます」
雪穂「今は権利を全て学友さんに譲っちゃったんだっけな」
920: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:22:58 ID:ZCxtrV3s
ことり「実は結構寂しいの」
921: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:23:35 ID:ZCxtrV3s
雪穂「絵里さんはボランティア系のNPOに所属」
雪穂「ロシアと日本を行ったり来たりの毎日らしいです」
922: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:24:05 ID:ZCxtrV3s
絵里「わたしも寂しいのよ!」
923: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:24:47 ID:ZCxtrV3s
雪穂「お姉ちゃんは修行に行ったり帰ってきたりですね」
雪穂「振興会会長さんの小料理屋さんではお姉ちゃんのお菓子が評判よくて」
雪穂「お菓子目当てのお客さんもいるみたい」
雪穂「でもお父さんに認めてもらってないので」
雪穂「穂むらに来てもお姉ちゃんのお菓子は買えません」
924: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:25:18 ID:ZCxtrV3s
穂乃果「ケチ」
穂乃果父「…」
925: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:25:49 ID:ZCxtrV3s
雪穂「真姫さんはものすごく忙しくて大変みたい」
雪穂「やっぱり医学部だしなあ」
雪穂「会いたいよ…」
926: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:26:24 ID:ZCxtrV3s
真姫「2時間しか寝てない!ホントよ!」
927: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:27:10 ID:ZCxtrV3s
雪穂「面白いのは花陽さんですね」
雪穂「まだアルバイトプロデューサーなのに結構な実績を残しました」
雪穂「にこさんの子供向け路線を出演番組や曲構成なんかを変えずに」
雪穂「その親御さん向けにターゲットを変更」
雪穂「特に『にこにーの歌え!クッキング』は全国レベルのヒットになりました」
雪穂「料理の内容をおやつから鍋物とかカレーとかの簡単な夕食向けにしただけだ、とは花陽さん本人の談」
雪穂「ご両親たちから夕食が楽しみになったと評判です」
928: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:28:26 ID:ZCxtrV3s
雪穂「ツバサさんはセクシー路線から性格俳優路線にチェンジ」
雪穂「逆に英玲奈さんはイロモノからセクシー系に路線チェンジ」
雪穂「後からやってきたあんじゅさんはそのままバラドルですね」
雪穂「ただあんじゅさんはTVみたいな映像メディアではなく」
雪穂「はじめからラジオなどの音声メディアに絞っていました」
雪穂「ツバサさんは日本アカデミーの助演女優賞にノミネートされたし」
雪穂「英玲奈さんはCM起用率がぐんと上がり」
雪穂「あんじゅさんはコアなファンとCV起用が急増」
雪穂「悪いことではないですよね。うん」
929: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:29:51 ID:ZCxtrV3s
花陽「また体重が減ってる!あと1キロ増量してって言ったじゃないですか!」
にこ「鬼!小泉鬼陽!!」
花陽「ツバサさんは何やってるんですか!」
ツバサ「だってあの研究室の演出家スケベなんだもん…」
英玲奈「お花どの!次は何をすれば!?」
花陽「ヒャア!充分に休息をとってください…」
英玲奈「…」
花陽「はあ…」
花陽「あっち行って!変態!」
英玲奈「はい!」
あんじゅ「…」
花陽「一番安心出来るのがあんじゅちゃんだよ…」
あんじゅ「嬉しい、嬉しいけど扱いが雑い気もするのよね」
930: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:30:24 ID:ZCxtrV3s
雪穂「わたしは学校に行く傍ら海未さんに弓道を見てもらっています」
931: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:31:14 ID:ZCxtrV3s
海未「だいぶ上達しましたよね」
雪穂「まだまだ4本引くのが精一杯ですよ」
海未「姿勢が安定してきています。以前より疲れなくなったのでは?」
雪穂「そうかも」
海未「道というものは得てして進歩の感じにくいものです。焦ることは禁物ですよ」
雪穂「はい。ここ最近で弓を引く時が一番落ち着くんです」
海未「羨ましいですね。わたしなどはそんな心境になるのにずいぶんかかったというのに」
雪穂「謙遜ですか~?」
海未「本心です。そろそろ希も帰ってきますよね」
雪穂「そうだと思いますよ」
海未「では少し休憩しましょうか」
932: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:32:41 ID:ZCxtrV3s
希「スイカ買ってきたよ~」
海未「学院の弓道場を使わせてもらってありがとうございます」
雪穂「休みの日しか見てもらえないのが残念だけど」
希「気にすることないよ。なんて言ったって海未ちゃんは客員特別指導員なんやし」
雪穂「大学では弓道やらなかったんですか」
海未「スポーツ弓道は好みません。それより希、もうあの刺々しい関西弁は使わないんですか」
希「ん~こっちのほうがウチらしいやん?」
雪穂(その話題結構タブーです。今の言葉本場の人に相当怒られたみたいなんで)
海未(あの頃は無理して本物に近づけようとしてたということですか?)
希「何をコソコソしとるん、や!」
雪穂「ヒイッ!ワシワシは勘弁して下さい!」
933: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:33:18 ID:ZCxtrV3s
海未「刃物がありませんね」
希「あるやん。海未ちゃんの手刀」
海未「出来るはずないでしょう!」
雪穂「ぷっ」
希「笑われちゃった」
海未「希のせいですよ」
雪穂「あー楽しい!こりゃμ'sが人気あったわけだ!」
海未「それを言うならReve'の方が凄い気がします」
希「そうなあ。ウチらはワンアンドオンリーのグループは作れたかもやけど」
海未「エバーグリーンなグループは作れませんでしたからね」
934: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:33:55 ID:ZCxtrV3s
雪穂「わたしなんて大したことしてないです」
海未「それは違います」
希「違うなあ」
海未「一人で大きすぎることをしてはいけないのです」
希「代わりがおらんようになってまうしなあ。特に学校では期間が決まってるし」
海未「雪穂、弓道と同じです。継続することこそ大切なのです」
希「オンリーワンとアナザーワン。ただのひとつか、もうひとつか。どっちがええのかは神のみぞ知るいうやつやね」
935: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:34:40 ID:ZCxtrV3s
雪穂「それでもわたしはお姉ちゃんや海未さん、希さん。μ'sのみんなが羨ましい…」
希「それでええんちゃうかな」
海未「そうですね」
希「満足できんくらいがちょうどいいんよ。満足してしまうと向上心もなくなってしまうし」
雪穂「教員は言うことに重みがありますね」
希「教員と言えばウチもまさか後輩に凛ちゃんが入ってくる思わなかったな」
海未「わたしはずっと皆を待つことにします。ここや自宅の道場で。名前の通り海は帰るべき場所と言いますし」
雪穂(それは港じゃ)
希(港の間違いやろな)
936: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:35:40 ID:ZCxtrV3s
海未「それで凛はどこに?」
雪穂「Reve'の臨時コーチとして最終予選に行ってます」
希「Qちゃん、Wちゃん、Eちゃんの3人がすごいんよ」
雪穂「連続時間差ハイジャンプですか。ジェットストリームアタックなんて呼ばれてますね」
海未「巫山戯すぎでは?」
希「それはともかくこんなところで中継も見んとええんかな」
海未「わたし達らしくないですか?蝉の声を聞きながら果報を待つ、と言うのも」
希「さすがμ's歌詞担当。言うことが違うな」
雪穂「結果はメールが来ることになっているんですが…まだだな」
937: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:37:47 ID:ZCxtrV3s
希「結果が出たいうてすぐにはメールしないんと違う?。まずはみんなと喜び合ったり」
海未「悲しんだり、ですね」
希「落ち着いてからメールする思うんよ」
海未「わたしたちがここで今更慌てても仕方ありませんし」
雪穂「来た!」
938: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:38:36 ID:ZCxtrV3s
希「どっち!?ねえどっち!?」
海未「どっちですか!?どっちなんですか!?」
希「突破か!?」
海未「はたまた玉砕か!?」
雪穂「結果に依って来るアドレスが違うんです。着信音でわかりますよ」
海未「着信音?」
希 「この曲は!」
海未「この曲は!」
939: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:41:15 ID:ZCxtrV3s
940: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:42:15 ID:ZCxtrV3s
海未「ってどっちですか!!」
希 「ってどっちやねん!!」
雪穂「アハハハハハハハ!!」
941: ◆8gkJWTAa4g 2015/12/13(日) 21:43:22 ID:ZCxtrV3s
おわり
やっぱりことりの半音Oh Year! は最高だな
次回 高坂雪穂「がんばるレーヴェの日常」
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