1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:16:57.51 ID:KfT7R+O/O
アイリ「えっ!?そういう意図であんな態度をとっていたの!?」

切嗣「そうだよアイリ」

アイリ(こ、こいつ…)

引用元: 切嗣「セイバーを無視し続けたらどうなるか」 

 

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2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:25:02.45 ID:KfT7R+O/O
セイバー「問おう。貴方が私のマスターか」

切嗣「…!」

切嗣「…」ペプッ

セイバー「えっ…」

アイリ「(露骨に唾を吐いたわね…)」

切嗣「…」スタスタ

セイバー「ぁ……」シュン

アイリ「(出鼻を挫かれてさすがのアーサー王も困り顔ね…)」


アイリ「(あれ?かわいい)」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:35:56.75 ID:KfT7R+O/O
切嗣「…」ジーッ

セイバー「?…私に何か…?」

切嗣「…!」クワッ

セイバー「!?」ガタッ

切嗣「…」ペッ

セイバー「えっ」

切嗣「…」スタスタ、バタン

セイバー「…アイリスフィール…私は、私は…」

アイリ「セイバー…(やだ凹みセイバーかわいい)」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:45:35.90 ID:KfT7R+O/O
イリヤ「ずるーい!ズルイズルイ!!」

切嗣「ゴメンゴメン、謝るよ」キャッキャウフフ


セイバー「…」グスッ…

アイリ「(な、泣いてるーッ!?)」

セイバー「ハッ…す、すみませんアイリスフィール…少し目にゴミが」ゴシゴシ

アイリ「え、えぇ…部屋が広いからほこりがたまっているのかしらね…」

セイバー「そうです、きっとそうです…」グスッ

アイリ「(まぁあれだけやられた後であんな普通の姿見せられたらね…)」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:55:05.23 ID:KfT7R+O/O
イリヤ「あはは!高い、たかーい!」キャッキャウフフ

切嗣「よっ……ん?」チラッ

セイバー「…!(目が合った!)」ギクッ

切嗣「はーぁ…」

イリヤ「?どうしたのキリツグ?具合悪い?」

切嗣「いや…変なものが視界に入っただけさ」


セイバー「…ーっ!!」

イリヤ「へんなキリツグーっ!」

切嗣「ははは…」

セイバー「私はよほど不興を買ったの…でしょうね…」ズーン

アイリ「(あぁあっ…!)」ゾクゾク

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 02:06:31.80 ID:KfT7R+O/O
セイバー「切嗣には、私の正体が女であったが故に侮られているのでしょうか?」

アイリ「それはないわ。たぶんあの人はあなたに王という役目を押しつけて良しとした人達に腹を立てているのね」

セイバー「それは是非もないことでした。私も覚悟を決めていた」

アイリ「そんな風にあなたが運命を受け入れてしまったのがなおのこと腹立たしいのよ」

セイバー「それは出過ぎた感傷だ。そこまでとやかく言われる筋合いは…」

アイリ「…!」クワッ!

セイバー「…!?…あ、アイリスフィール?」

アイリ「…」プイッ

セイバー「あ…!す、すみません、少し感情的になって…言葉が過ぎたかもしれません」

アイリ「…」

セイバー「アイリスフィール…あなたにまでそんな態度を取られたら…ッ!」グッ…

アイリ「(んんんっ…!その顔…たまらない…)」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 02:16:13.54 ID:KfT7R+O/O
―アイリが黙してから三時間―

アイリ「…」

セイバー「アイリスフィール…どうか…っ!」ジワァ

アイリ「…えっ?」

セイバー「あ、アイリスフィール!やっと返事を…!?」ガタガタッ

アイリ「…」

セイバー「あぅ…」ガクッ
アイリ「…」

セイバー「うぅっ…」

アイリ「…あ、ごめんなさい!ちょっと別の事を考えていて…」

セイバー「ふぇ?!」
セイバー「……はっ!そうだったのですか?!なんだ…なんだぁ…!!怒っていのではないのですね!」パァア

アイリ「え、えぇ…ごめんなさいね」ニッコリ

セイバー「良かった…本当に」ホッ

アイリ「」ジュルリ

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 02:32:25.49 ID:KfT7R+O/O
ケイネス「仕留め損ねおって…!」(治癒)

ランサー「痛み入る…我が主よ」

ウェイバー「何を考えてやがりますかこのバカは~っ!」ポカポカ

ライダー「ハッハッハ」


セイバー「…」チラッ

切嗣「…」ペプッ

セイバー「…!」フルフル

ランサー「…?」

ライダー「なんだ?」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 02:44:17.66 ID:KfT7R+O/O
キャスター「お迎えに上がりました聖処女よ」

セイバー「?」

キャスター「私をお忘れになったのですか?!巡り合う奇跡を待ち望みこうして時の果てにまで馳せ参じて来たのですぞ!!ジャンヌ!」

セイバー「私は貴殿の名を知らぬし、そのジャンヌと言う名にも心当たりはない」

キャスター「なんと嘆かわしい…」エグエグ

キャスター「致し方ありません…次は相応の準備を整えて参りましょう」

アイリ「言葉の通じない相手って疲れるわよね…」

セイバー「えぇ…しかし…(何故だろう…あそこまで構って貰えて…私は嬉しいと感じている?いやまさか…)」

アイリ「…(キャスター…余計な真似をしてくれたわ…)」ムッ

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 02:53:43.88 ID:KfT7R+O/O
アイリ「他のマスターもキャスターを狙うと見ていいのかしら?」

切嗣「間違いないだろうね…だが僕らは待ち構えているだけで良い」

セイバー「マスター、やつの悪行は容認しがたい…こちらからうって出るべきです」

切嗣「…うるさい黙れ…」ボソッ

セイバー「!!!!」

アイリ「え?何か言った?」

切嗣「いや、何でもない…続けようか」

セイバー「くっ…!」フルフル

切嗣「…」ゾクゾク

アイリ「…」ゾクゾク

舞弥「…」ゾクゾク

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 03:08:08.39 ID:KfT7R+O/O
アイリ「それより問題はセイバーの左手の呪いよ…まだ完治しないままだわ」

切嗣「あぁ…まさか初戦で早速手傷を負うばかりか親指が使い物にならなくなるとはね」ペプッ

セイバー「」

セイバー「ま、マス…」

切嗣「君はセイバーを逃げ回らせてくれ」

セイバー「アイリスフィー…」

アイリ「そうね…キャスターと戦わせないほうが良いかもしれないわね」

セイバー「」

舞弥「プッ…エホッ」プルプル

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 03:57:14.60 ID:KfT7R+O/O
ランサー「はぁあぁっ!!」ヒュオッ

セイバー「はっ!!」キィイン

ランサー「ここに至って汗一つかかんとは…女だてらに見上げた奴だ」

セイバー「…!無用な謙遜だぞランサー。その槍捌きを持ってその賛辞…私には誉れだ」

セイバー「…」チラッ

切嗣「…」ケッ

セイバー「くっ…」

ランサー「どうしたセイバー」

セイバー「いや、なんでもない…」ショボーン

アイリ「アホ毛があんなにも萎びて…」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 04:06:29.01 ID:KfT7R+O/O
キャスター「私の祈りがその女性を蘇らせたのだ!!彼女は私のものだ!!」

ランサー「是が非でもセイバーを屈伏させて奪いたいと言うのならやってみるがいいさ…ただしこのディルムッドを差し置いて片腕のみのセイバーを討ち果たすことだけは断じて許さん!」

セイバー「…」ポロポロ

ランサー「!?どうしたセイバー!」

キャスター「どうしました聖処女よ!?」

セイバー「ぇぐ…っ」ゴシゴシ

キャスター「あぁ、これで涙を拭って下さい聖処女よ…」サッ

ランサー「セイバー…落ち着いて話してみるんだ」ポフポフ

セイバー「すまない…こんなに優しくされたのはいつ振りだろう…」グシグシ

ランサー「セイバー…」

キャスター「…」プルプル

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 04:14:48.45 ID:KfT7R+O/O
キャスター「許せんんん!!!我が聖処女にこんな辱めををを!!!!」ゴォォオ

セイバー「良いのだキャスター!…やめてくれ」

キャスター「しかし聖処女!!そんな者共は私めが…!」

セイバー「そんなことをされても私は嬉しくない…それよりも私は貴方達の話を聞いてみたい」

ランサー「恥ずかしながら…我が主とは上手く言っているとは言い難いかもしれん」

キャスター「龍之介は理解のあるマスターですが」

セイバー・ランサー「(何故こんな不公平が…)」ショボーン

キャスター「?」


とりあえずおわり