7 :3・6で書いてみます:2013/01/24(木) 17:58:16 ID:neIz7Ajk
幼「……」スゥ
幼「…きゃっとふぁいとぉぉー…」バッ
男「なんだ?」
幼「れでぃぃー…」ババッ
幼「ごおおぉぉぉーーっ!!!!」
男「わっ!?」ビク
幼「…ということで勝負だよ」
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8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/24(木) 18:10:58 ID:neIz7Ajk
幼「もちろん男のお膝を ふとう に せんきょ するねこちゃんにだよっ!!」
幼「そこはわたしの指定席だよっ!!」ビシッ
猫「にゃ~」スリスリ
男「…いや、勝手に決めんなよ」
男「ぼくの膝はぼくのだし」
幼「男の部屋でおコタのなかで男のお膝に座る権利は」
幼「わたしのものだよっ!!」
猫「にゃー、にゃー」スリスリ
男「よしよし♪」ナデナデ
幼「む~…ぐぬぬ…」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/24(木) 18:23:23 ID:neIz7Ajk
男・猫「♪」
幼「…我が物顔だね」プクー
幼「…四歳からのわたしのくつろぎスペースを」
幼「許せない」ブルブル
幼「とにかく勝負だよ、ねこちゃんっ!!」
幼「この男の家のリビングで最も心安らぐ」
幼「男の膝の上を賭けてねっ!!!」
幼「」フンス
猫「…にゃん?」
男「…またワケわからんことを…」
幼「わけわかんなくないもんっ!!」
幼「すっごい大事なことなのっ!!」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/24(木) 20:43:09 ID:neIz7Ajk
男「……」
男「…そんなにぼくの膝に座りたいのかい?」
幼「うんっ!!」コクコク
男「」ポンポン
幼「…なあに?」
男「座っていいよ。猫は少し脇に居てもらうから」
幼「…ありがと」グスッ
男「どんだけぼくの膝に座りたいんだよ」クス
幼「…座るね」
男「どうぞ」ニコッ
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/24(木) 20:55:52 ID:neIz7Ajk
幼「」ポンッ
幼「えへへ~」
幼「ふふふ~」
男「ご機嫌だね、幼」
幼「久々の男のお膝だもん♪この座り心地…最高だよ」ニコッ
男「そいつは良かった」
幼「このポジションはわたしが小さいときから定位置だからねっ」
幼「こんなに落ち着くところないよ」
男「ふふ、そういや、小さいときから座られてるな」
男「…この姿勢、ぼくも落ち着くけどね」ボソッ
幼「今日はお休みだし、ここに1日いるよ♪」
男「…ぼくの移動は?」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/24(木) 21:11:51 ID:neIz7Ajk
幼「我慢だよ」
幼「やっと高校入試が終わったから最大限りらっくすするの~」
幼「男ったら勉強してないときは、ねこちゃんとばっかり遊んで」
幼「かまってもらえなくて、わたしすっごく寂しかったんだから」
男「…集中したかったんだよ。幼と遊び始めると止まんないから」
男「でもそのおかげで同じ高校に受かっただろ」
男「てか、幼よく受かったよな…」
幼「能あるタカはつなを隠すんだよ」エッヘン
男「普段から頑張れよ。成績あんまし良くないだろ、幼」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/24(木) 21:20:56 ID:neIz7Ajk
男「いつも勉強教えてんのぼくだよね。そのために集中して自分の勉強したかったんだよ」
男「ぼくだって頭いいわけじゃないのに。入試も幼に教えっぱなしだよ」
男「…あとつなじゃなくて爪ね、爪」
幼「えへへ、ごめんね」
幼「…でも男にはホント感謝してるからね」
幼「ありがと」ニコッ
男「……」ポッ
男「…一人で長い間、勉強してもつまんないからいいよ」
幼「…えへへ」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/24(木) 21:33:25 ID:neIz7Ajk
幼「まぁ、とにかく春から同じ高校だね…合格おめでと、男」
男「…小学校中学校もいっしょだろ…幼もおめでと」
幼「うん」
幼「ホント、入試タイヘンだったよね」
男「ああ、あんな長い期間、試験準備するの辛いよな。難しいし」
幼「うん。でも男と同じ学校行きたくてがんばったよ」
幼「…ほめて?」ニコッ
男「…自分のために頑張れよ」クスッ
男「幼はよくがんばった。えらいえらい」ナデナデ
幼「ん~♪」
男(…目を細めて気持ちよさそうにする幼、猫みたいだな)
16 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 00:30:43 ID:ej.o068A
男「よしよし」ナデナデ
幼「えへへ~」
猫「」スッ
猫「にゃん♪」ピョン
幼「あっ、ねこちゃんが男の肩に」
男「ふむ、じゃ、猫も…」ナデナデ
猫「にゃ~」スリスリ
幼「……」プクー
17 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 00:51:11 ID:ej.o068A
男「…猫は可愛いなぁー」ナデナデ
猫「にゃにゃ♪」
幼「……」ジトー
男「…幼は顔もしぐさも性格も、めちゃめちゃ可愛いなぁ…」ボソッ
男「…愛くるしい」ボソッ
20 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 13:52:43 ID:ej.o068A
男「…まるで猫みたい…」
幼「にゃ~!!」ダキッ
男「!?」
幼「ねこちゃんばっかりずるいっ!!」
男「…幼は膝の上があるだろ」
幼「男と密着していいのはわたしだけだもんっ!!」ニャー
幼「男はわたしのだよっ!!」ギュッ
幼「もうマーキングしちゃうからっ!!わたしのだって!!」ニャー
幼「んむぅ~」スリスリ
男「…なんだこれ…」
猫「…にゃー?」
21 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 14:00:54 ID:ej.o068A
男「…みたいじゃない。猫そのものだ」
幼「それだぁ!」
幼「男は猫好き」
男「まぁ、そうだね」
幼「こうなったらわたしが採るべき方法は一つだね」
幼「わたし自身が猫になることだよっ!!」ニャー
男「……」
猫「…にゃ」
幼「これでわたし大勝利だね!!」ニャニャー
22 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 14:18:18 ID:ej.o068A
男「…わけがわかんねー」
男「…ていうかぼくずっと、ぎゅっと抱きつかれて、頬ずりされてる…」ボソッ
男「/////」
幼「そうと決まれば、より猫らしさを求めて準備だよっ!!」フンス
幼「行って来まーす」タタッ
男「……」
男「…何する気だろ、幼?」
猫「…にゃん?」
男「とりあえずトイレ行くか…」
23 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 14:33:59 ID:ej.o068A
……
男「…幼が外に飛び出して行ったきり戻らない」
男「そろそろ1時間かぁ…お昼ご飯の時間だな。お腹すいた」
男「…幼、どこ行ったんだろうな?」
猫「にゃー」
男「早く帰ってこいよー。昼飯だぞー」
男「……」クンクン
男「…あいつがすりすりしたせいでなんか甘い匂いがする」
男「しっかりマーキングされてしまった…」
男「…まぁこの匂い、落ち着く匂いなんだけどな」ボソッ
男「ふふ」
24 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 17:34:27 ID:ej.o068A
バン
幼「ただいまー!」
男「…おかえり」
幼「見て見て男っ!!」
幼「ネコミミとしっぽだよっ!!」
男「ああ…」
幼「これでわたし、猫そのものだねっ」ニコッ
幼「…どうかな?」
幼「耳をピコピコ」ニャー
幼「しっぽふりふり」ニャー
幼「かわいいでしょ♪」ニャニャー
男「/////」コクコク
幼「ふっふっふ~」
25 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 17:44:30 ID:ej.o068A
幼「にゃん」グイ
男(…詰め寄ってきた)
幼「にゃーにゃー」グイッ
男(…くっつかれた)
幼「えへへ~」ダキッ
幼「みゃ~」スリスリ
男(さっきと違って正面からしがみつかれてる)
男(ヤバい、なんかヤバい。てか、やわらかい)
幼「♪」スリスリ
猫「……」
26 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 17:59:57 ID:ej.o068A
猫「フシャー!!」
幼「…ふふ、くやしいみたいだね、ねこちゃん?」スリスリ
男「」ナデナデ
幼「…わたしはもっと悔しかったんだよ?」
幼「…わたしにとって一番大切な場所を」
幼「あなたは奪ったんだよ?」
猫「フーッフーッ!!」
幼「…どうしてもここが欲しいのね?」
幼「絶対に譲れないものがかかっているときは、戦うしかないよね」
幼「力で奪ってみなさい…」
幼「おいで、勝負よっ!!!」バッ
猫「にゃー!!!」バッ
男「…なんだこれ?」
28 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 18:11:53 ID:ej.o068A
幼「……」ジッ
猫「……」ジッ
男「すごいにらみ合ってる…」
幼「ふー!」
猫「シャーッ!」
幼「ふーふー!!」
猫「フシャー!!」
男「…熱い戦い、ぼくは置いてきぼりだよ…」
男「幼…マジで猫なのか…」
幼「」ジリ
猫「」ジリ
29 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 18:23:45 ID:ej.o068A
男「…間合いをとってるのかな?」
幼・猫「!」
男「空気が張り詰めてる…のか」
猫「にゃにゃー!!」ババッ
幼「にゃにゃにゃっ!!」バッバッ
男「掛け声での威嚇から妙なポーズの決め合いに」
男「可愛い女の子が猫とバトルを繰り広げている…」
男「シュール過ぎる光景だ…」
幼「にゃんにゃーにゃっ!!」サッ
猫「にゃーにゃっにゃー」ササッ
30 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 18:51:53 ID:ej.o068A
幼・猫「にゃにゃにゃにゃっ!!!」バッバッ ババッ
幼「…ふぇ!」ビクン
猫「…にゃっ!!」ビクビク
男「肉体的接触がないのにダメージをうけてる…」
幼「さすが、男の猫。なかなかやるみたいだね…」
幼「…攻守共に隙がないよ」
猫「にゃん、にゃーにゃん」
幼「…ほめてもらって光栄だよ…ねこちゃんも強いね」
男「…会話してる」
幼「わたしもそろそろ本気を出さないとね…」
幼「…ちなみにここまでは、30ぱーせんとの力を出して戦ってるよ」
猫「にゃ~にゃにゃ」
幼「…ねこちゃんも同じくらいなんだね」
幼「さすが我がライバルだよ…」グッ
31 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 18:58:11 ID:ej.o068A
男「…お互い、全力に見えたんだが」
男「幼は猫がライバルなんだ…」
幼「まだまだ。ここからが本番だよ!」
幼「わたしの れべるについてこられるかな?」ニャー
猫「にゃ~~!!!」
32 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 21:39:08 ID:ej.o068A
幼「…遊びはここまでだよ」スッ
幼「これで決めるからね…」
男「…おっ、必殺技かな」
幼「にゃ…」スウ
幼「にゃぁぁぁ」
幼「にゃあっ!!!」
男「対する猫も同じような技で対抗か…」
猫「にゃ…」
猫「にゃにゃ」
猫「にゃあっ!!!」
男「ぶつかる…」
ドーン
男「…決着か」
……
33 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 21:54:55 ID:ej.o068A
幼「…憎しみは何も生まないの」
猫「にゃっにゃ」
幼「…そう愛がすべてだね…」
猫「みゃーみゃー」
幼「うん。あなたの気持ち、わたしにも届いたよ」
男「…ナチュラルに猫と会話するなよ」
幼「ねこちゃんも男が大好きなんだね」
幼「わたしも大好きなんだぁ」ニコッ
男「/////」(告られてるのか…)
幼「おんなじ、だね」
幼「…なら、わたしたちきっとわかりあえるよ」
猫「にゃーん」
幼「仲良くしようね」ニコ
猫「にゃ~」
幼・猫「」アクシュ
男「…和解したのか」
34 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/25(金) 23:53:28 ID:ej.o068A
幼「じゃあ仲良しのしるしにボールと猫じゃらしで遊ぼ?」
猫「にゃ~」
幼「まず、ボールいくよー」コロコロ
猫「にゃん」コロコロ
幼「そら~」コロコロ
男「仲良く遊び始めた」
男「…うん、なんとも心癒される光景だね。楽しく遊ぶ猫とネコミミ美少女」
幼「にゃ~♪」
猫「にゃにゃ」コロコロ
男「ふふ」
幼「次は猫じゃらしだよー」フリフリ
猫「にゃんにゃん」ササッ
幼「ほらほら~、みゃ~」フリフリ
猫「にゃっ!」ピョン
男「…猫が2匹いるみたい」
35 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/26(土) 00:08:57 ID:fMqU79b.
幼「楽しいね」ニコッ
猫「にゃん♪」
幼「…疲れたし休もうかな」
幼「やっ」ポン
猫「にゃ」ポン
男「幼が膝に、猫が肩に乗った」
幼「もう争う必要はないんだよ」
幼「わたしたちは男のほっとすぺーすを共有します」
猫「んにゃ」コクッ
男「…ケンカしないのはいいんだけど、ぼくの意思は?」
猫「にゃ♪」スリスリ
幼「マーキングだね」
幼「わたしもわたしもっ」スリスリ
幼「これで男のからだはわたしたちのものだね♪」
猫「みゃっ」
男「…ぼくの体の所有権は?」
36 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/26(土) 00:33:18 ID:fMqU79b.
幼「むむむ…」グー
幼「男、男、わたしお腹がすいたよっ」
男「昼ずいぶん過ぎちゃったしな」
男「ぼくがなんか作るよ、待ってろ」
幼「わぁい♪」
幼「わたし、男のご飯だいすき」ニコニコ
40 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/26(土) 23:31:53 ID:fMqU79b.
キッチン
男「ナポリタンスパゲティ作るぞー」
幼「うん♪」
男「野菜を刻んで」トントン
幼「……」ソワソワ
幼「」ウロチョロ
幼「」ジッ
幼「わたし、アスパラニガテー」
男「…落ち着いて待っててくれ」
男「あと、アスパラもちゃんと食べなさい」
幼「むぅ~…わかった~」プクー
男「そんな顔しないの」クスッ
男「…子ども…いや、気ままな子猫ちゃんかな」ボソッ ニコッ
幼「」ソワソワ
41 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/26(土) 23:46:47 ID:fMqU79b.
男「下処理に野菜は茹でてと」グツグツ
男「その間にベーコンをフライパンで炒めます…一緒にタマネギも火を通すか」
男「」ジュージュー
幼「いいにお~い」スンスン
幼「ベーコンって朝ご飯時に匂ってくると、すごいお腹すくよね」
男「わかるわかる」ウンウン
男「あと、夕飯時のカレーの匂いとかな」
幼「それはやばいよぉ。自分ちもカレーにしなきゃって思うもん」
男「匂い嗅ぐと食べたくなるよな、嗅いだやつがさ」
幼「そうなんだよ~」
42 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 00:01:14 ID:jqOwmSE.
幼「わたし、嗅覚鋭いから、余計食べ物の匂いがつらいんだよ…」
幼「帰り道のマックが特にたいへんなの。フライドポテトが誘惑するんだもん」
男「…幼の嗅覚、猫並みだからな」
幼「猫以上だよ」エッヘン
男「…張り合うなよ、そんなこと」
男「…そういや、ウィンナーもあったか。入れようかな」
幼「わぁい、わぁい、ウィンナー♪」ピョン ピョン
男「…このぐらいではしゃぐなよ」クスッ
男「無邪気だなぁ、幼は…」
男「4歳からまるで変わんないや」ニコッ
男「…そこが一緒に居て、ほっとするところなんだけど」
43 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 00:11:19 ID:jqOwmSE.
……
男「できたぞー、食べるよー」
幼「やったぁ!!」
男「…さて、猫にもご飯あげないとね」
男「」カチャカチャ
男「…おいしいか?」
猫「にゃ~」パクパク
男「そうか、うまいか。それは良かった」ニコッ
男・猫「♪」
幼「……」プクー
44 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 00:13:10 ID:jqOwmSE.
男「ぼくも食べるか」スワリ
男「…昼ずいぶん過ぎたがら、お腹すいたな」
46 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 15:26:59 ID:jqOwmSE.
男「……」
幼「」チョコン
幼「さっ、早くたべよ。わたし、お腹すいちゃった」
男「…なんでぼくの膝にまた座るんだ?」
幼「えへへ~、いっしょにご飯食べようと思って」
幼「…だめ?」ジッ
男「…膝の上じゃなくても二人で食べられるよ」
男(…幼の上目づかい可愛いな)
幼「…だめ?」シュン
男「…だめじゃないよ」
幼「えへへ~」
47 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 15:38:27 ID:jqOwmSE.
男「いただきます」
幼「いただきま~す」
男「」モグモグ
幼「……」
幼「あ~ん」パク
男「…口を開けてどうしたんだよ?」
幼「あ~んだよー。スパゲティ食べさせて~」ニコッ
男「……」
幼「はーやーく」
男「うん…」ヒョイ
幼「♪」モグモグ
幼「ん、おいし~」
幼「ありがと、男」ニコッ
男「ふふっ」
48 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 15:50:45 ID:jqOwmSE.
幼「男はお料理上手だねぇ」モグモグ
幼「いつも美味しいのありがとね」
幼「わたし、ごちそうになってばっかりでなんだか悪いなぁ」
男「気にしなくていいよ。好きでやってるだけだし」
男「料理楽しいし、役に立つからさ」
男(幼に食べさせてあげたくて練習したのはナイショ)
幼「えへへ」モグモグ
男(…こんなにおいしそうに食べてくれるんだもの)
幼「…そうだ、あのね、男」
男「なんだい?」
幼「いつかわたしも練習して、男にご飯作ってあげるね」
幼「楽しみにしててね…わたし、がんばるから」
男「…うん、楽しみに待ってるよ」ニコッ
49 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 16:03:58 ID:jqOwmSE.
幼「男、男、もっと、もっと~」ツンツン
男「ほら」ヒョイ
幼「」パク
幼「」モグモグ
男「…ずっと あ~んで食べさせなきゃいかんのか?」
幼「もちろんそうだよ」
幼「わたしは男のペットなんだから当たり前なんだもん」
幼「ねこちゃんだって食べさせてもらってたもん」
男「…いつ人間をやめたんだよ…それになんだよ、ペットって」
幼「さっき、ネコミミとしっぽをつけてから」
幼「わたしは、男くんのペットのねこちゃんになりました」
50 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 16:15:06 ID:jqOwmSE.
幼「お世話してね、ご主人さまっ」ニコッ
幼「よろしくにゃん」ウィンク
男「……」ポッ
幼「…というわけで、もっと あ~んしてくださいにゃん」
幼「あ~ん」ニャー
男「…ほら」サッ
幼「」モグモグ
幼「ありがとにゃ」
幼「おれい~」スリスリ
男「/////」
男「…どうしよう、どきどきする」ボソッ
男「……」
幼「」ニャーニャー
51 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 16:21:17 ID:jqOwmSE.
幼「」モグモグ
男「…ん」
男「口がケチャップで汚れてるな」
男「ティッシュ、ティッシュと…」フキフキ
男「…きれいになったな」
男「口べとべとに汚して、子どもみたいだなぁ、幼は」クスッ
幼「…むむっ」プクー
52 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 20:19:38 ID:jqOwmSE.
幼「ぐぬぬ~」
幼「むぅ~」ガツガツ
男「あれ、急に機嫌が…」
男「…幼、幼ー?」
男「…なんで怒ってるんだよ」
幼「…男はいつもそう」
幼「わたしを妹だとか子どもだとか」
幼「そういう扱いはヤなのっ!!」
幼「わたしは年頃のれでぃなんだよっ!!失礼すぎっ!!」
男「ごめんね。傷つけちゃったなら謝るよ」ペコッ
幼「もう許さないよっ、いっつもだもんっ!!」
幼「ぜったいゆるさないんだからっ!!」プイッ
幼「……」プクー
幼「」ガツガツ
幼「ごちそーさまっ!!」
53 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 20:29:13 ID:jqOwmSE.
幼「もう寝るもんっ!!食後のひるねだよっ!!」
幼「」ゴロン
男「…なんかすごい怒らしちゃった」
男「…どうしよう」
猫「にゃー」
男「今日は途方に暮れてばかりだな…」
猫「にゃー」スリスリ
男「…励ましてくれてありがとな」ナデナデ
男「……」
54 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 23:28:37 ID:jqOwmSE.
幼「ZZZ」
男「…怒ったままふて寝しちゃった」
猫「にゃん」
男「いつも子ども扱いして、幼を怒らしちゃうんだよな…」
男「…ぼくはただ可愛いと思ってるだけなのに…」
幼「ZZZ」
男「…ホント可愛いや」
男「こたつに丸まって入ってる幼、猫みたいだな…可愛い」
男「寝顔だってすごい無邪気で気持ちよさそうで」
男「見てて和むなぁ…」
男「…癒される」ニコッ
55 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 23:39:37 ID:jqOwmSE.
男「…幼は小さいころから、なんにも変わってないんだよ」
男「でもそれは悪いことじゃないんだ。…少なくともぼくにとっては」
男「子どもみたいっていうと、幼は嫌がるけど」
男「その子どもみたいな、幼の変わらないところが、ぼくを安心させてくれるんだ」
男「いつものぼくの居場所だなって」
男「…幼」ナデナデ
幼「…ん」スヤスヤ
56 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 23:47:06 ID:jqOwmSE.
男「…ふふっ、幼が寝てるときのぼくは、よくしゃべるね」
男「…今なら素直になれるかな」ナデナデ
幼「」モゾモゾ
男「幼、寝たまま聞いていてほしい。…まぁ、聞こえないだろうけどさ…」
男「いつかちゃんと伝えるために練習させてよ」
57 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/27(日) 23:51:10 ID:jqOwmSE.
男「…じゃ、言うよ」
男「……」スウ
男「幼ちゃんが大好きです」
男「ぼくと付き合ってください」
幼「……」モゾ
58 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 00:01:24 ID:siZyZ/yM
男「…ぼくが幼ちゃんに、初めて出会ったのは幼稚園でした」
男「その頃からずっと、可愛いなって思ってました」
男「いつも幼ちゃんはぼくを振り回すけど、それがすごく楽しかった」
男「楽しいことして、たくさんふたりで笑ったね」
男「幼ちゃんの無邪気な笑顔はいつもぼくを励ましてくれる」
男「おかげで受験がんばれたよ、同じ学校楽しみだね」
59 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 00:12:07 ID:siZyZ/yM
男「ずっとずっと、そばにいたいくらい幼ちゃんが大好きです」
男「いつまでもいっしょにいようね」ニコッ
幼「……」
男「……」
男「寝てる幼に告白してもしょうがないよな…」
男「ふふっ」
男「もっと勇気があればな……」
幼「/////」ガタッ
男「…!?」
63 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 18:44:30 ID:siZyZ/yM
幼「……」カアッ
男「…もしかして起きてたのか、幼?」
幼「……」
幼「…起きてないよ~」
男「…起きてるじゃん」
幼「…にゃーにゃー」
男「いまさら、そんなごまかしかたしてもムダだぞ」
幼「……」
男「…どこから聞いてた?」
幼「…全部」カアッ
男「はぁ…」
男「…聞かれちゃったなら仕方ないな」
男「今言った通りだよ」
男「ぼくは幼が好きなんだ」
男「初めて会ったときからずっとね」
男「ぼくと付き合ってほしい」
男「…ダメかな?」
64 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 18:58:03 ID:siZyZ/yM
幼「……」
幼「」ダキッ
男「…幼?」
幼「…このまんまね、ぎゅうってして…」
男「」ギュッ ナデナデ
幼「えへへ~」
幼「ダメじゃないよ」ニコッ
幼「わたしもだいすき♪」
幼「…てゆーかむしろ…愛してる」
幼「だから抱きしめちゃう」ギュッ
男「ぼくも愛してるよ」ギュッ
幼「えへへ」スリスリ
男「ふふふ」ナデナデ
65 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 19:18:44 ID:siZyZ/yM
幼「男あったかい」ピトッ
男「幼もあったかいよ」ニコッ
幼「もう男はわたしのものだよ」スリスリ
幼「まーきんぐ するまでもなく、ね」スリスリ
男「…でもやめないんだ?」ナデナデ
幼「だってきもちいいんだもん」スリスリ
幼「…男もなでなでやめないね」
男「やめないよ。幼の頭なでてると気持ちいいんだ」ナデナデ
幼「…いっしょだね」ニコッ
男「うん」ニコッ
66 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 20:48:55 ID:siZyZ/yM
幼「…夢みたい」
幼「男と付き合えるなんて」
幼「こうしてくっついていられるなんて」
男「…いつもくっついてるよ。それにいつか必ず付き合いたいって思ってたし」
幼「…うん。でもなんだかね、ふわふわしてて現実じゃないみたいなの」
幼「嬉しいけどこわいよぉ」ジワッ
男「…じゃあ、ぼくが夢じゃないって証明してあげる」
男「目をつぶって…」
幼「うん…」
67 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 20:58:48 ID:siZyZ/yM
男「」チュッ
幼「」チュッ
幼「……」
男「…証明できたかな?」ニコッ
幼「/////」コクッ
男(…幼がすごい恥ずかしがってる…)
男(いつもの元気な幼も可愛いけど)
男(この幼もいいな)
男「」ニコッ
68 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 21:01:02 ID:siZyZ/yM
幼「/////」モジモジ
男「ふふっ」ナデナデ
……
…
69 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 21:12:19 ID:siZyZ/yM
……
男「ん…」
男「…幼をなでなでしながら寝ちゃったのか」
男「…照れ屋な幼、可愛かったなぁ」
男「付き合いだしたから、幼もこれからデレデレに変わるのかな」
男「…楽しみだな」
男「…幼は?」キョロキョロ
男「…いないな、どこ行ったんだ?」
幼「だーめーっ!!!」
男「…!?」ビクッ
幼「男の隣で寝るのはわたしなのっ!!」
幼「ねこちゃんだめーっ!!」
猫「フシャー!!」
幼「にゃー!!」
70 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 21:22:40 ID:siZyZ/yM
男「……」
男「まぁ、そんなすぐ変わらないよな」
男「ありのままの幼がいちばん」ニコッ
猫「ふー!!」
幼「いくらねこちゃんでも男と添い寝して、寝顔見る権利は渡さないからっ!!」
幼「わたしは男のペットで彼女なんだからぁっ!!」
男「……」
幼「というわけで」クルッ
幼「これからもよろしくね、ご主人さまっ」ニコッ
男「ああ、よろしく」ニコッ
男(…ずっとこんなかんじでも別にいいかな)
男(ぼくらの毎日は楽しく続いてく)
71 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 21:24:57 ID:siZyZ/yM
猫「フシャー!!」
幼「にゃー!!」
男「」クスッ
72 : ◆yR5m.gSJc.:2013/01/28(月) 21:25:36 ID:siZyZ/yM
おしまい
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