52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:12:31.25 ID:2TFoSVg50
マクゴナガル「この新学期から、切嗣先生は本校の『闇の魔術に対する防衛術』として皆さんを教えてくれます。くれぐれも失礼のないように。」


切嗣「....」


ダンブルドア「では、衛宮切嗣先生に何かお言葉を頂こうかのぅ」


切嗣「....悪いがそういうのは気が乗らないんだ。」
.
.
.
.
.
ザワザワ
ホグワーツ生
『なんか愛想の悪い先生が来たなぁ』
ザワザワ
『防衛術の先生って毎回変わり者だろ?』
『絶対目をつけられたくないないよ、僕』



ロン「うわ、なんだよあいつ。変なやつ。」

ハーマイオニー「あの衛宮切嗣って人、見たことも聞いたこともないわ。見た目は東洋人ってところね?東洋の魔術でも教えてくれるのかしら?」

ハリー「さぁ....僕にはわからないよ」



引用元: マクゴナガル「こちらが今日から赴任してきた衛宮切嗣先生です。」切嗣「....」 

 

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 14:13:31.41 ID:2TFoSVg50
~翌日~

ー闇の魔術に対する防衛術の講義ー


切嗣「....」

煙草『』 モゥモゥ

切嗣「....ふぅ」


ホグワーツ生
『講義始まっても煙草吸ってる』
『やっぱり変人だよ、あいつ』

切嗣「....面倒は御免だ、さっさと座ってくれ。」


ロン「....」
ハリー「....」
ハーマイオニー「....」





7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 14:20:38.24 ID:2TFoSVg50
切嗣「....では、講義を始めよう。まずは自己紹介からやっておこう。」


切嗣「僕の名前は『衛宮切嗣』。一応、日本人さ。」


ハーマイオニー(SAMURAIの国ね)


切嗣「....僕がどんな人間か簡単に話して話しておこう」



切嗣「『人殺し』さ」



ホグワーツ生
『マジかよ』 ザワザワ
『人殺しだってさ....』ザワザワ


ロン「あいつもしかしたら元『死喰い人』なんじゃないか?」

ハリー「ロクなやつじゃなさそうだね」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 14:34:40.45 ID:2TFoSVg50
切嗣「魔法省は認めてはいないが、名前を呼んではいけない『あの男』が復活したという話、間違いないだろう。」


切嗣「この先....君たちは親しい者の命を秤にかけて人を助ける選択肢を選ばなければならない未来がくることも十分ありえる。」


切嗣「だからこそ....僕は限りなくそうならないよう君たちに身を守る術を教えにきたんだ。」



ホグワーツ生
『....』
『....』

ロン「.....」

ハリー「....」



12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 14:49:11.76 ID:2TFoSVg50
ハーマイオニー「先生ー!」テヲアゲル


切嗣「....なんだい?」


ハーマイオニー「先生はさっき『親しい者の命を秤にかけて』と言いました。我々助けられる命を全て助ける選択を模索するべきじゃないですか?」


ロン(あぁ....ハーマイオニーのやつ面倒くさいことを)

切嗣「....」

切嗣「僕から、君に質問だ。『AとB二つの列車があった。Aの列車には君のクラスメイトや家族が10人程乗っている。もう片方のBには乗客100人が乗っていた。』」


ハーマイオニー「....」


切嗣「『AとBどちらにも爆弾が仕掛けられていて、助けられるのは片方のみ。どちらを助ける?』」


ハーマイオニー「そ、そんなの仮定じゃ....」



14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 14:56:48.14 ID:2TFoSVg50

ハーマイオニー「....選べるわけありません」

切嗣「....僕ならBの列車を迷わず選ぶよ。君の『選ばない』選択肢なら110人全員を殺すことになる。」煙草スパーッ


切嗣「クラスメイトや家族の10人は死ぬべき運命であり、100人は救われた。何も間違っちゃいない正しい選択だ。」





マルフォイ「ハーマイオニーのやつ、開幕から出鼻をくじかれてるぜ。いい気味だ」

グラップ「はは、」

ゴイル「へへっ」



ロン「....wあの先生苦手だ」

ハリー「僕もだよ、ロン」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 15:05:09.73 ID:2TFoSVg50
マルフォイ「....」ニヤニヤ

切嗣(ケイネスとかいうやつにソックリだな)



切嗣「....無駄話が過ぎた。本題に戻ろう。」


ホグワーツ生
『....』
『....』

切嗣「君たちは『防衛呪文』というものこれまでに習っていると聞いているが、そんなもの役に立たない、忘れろ」


ホグワーツ生
『....ぇぇ』 ざわ
『....そんなことって』ざわざわ


ハーマイオニー「先生ェ!」



切嗣「また君か、一応名前を聞いておこう」


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 15:11:18.22 ID:2TFoSVg50
ハーマイオニー「ハーマイオニー・グレンジャーです。」


切嗣「今度はなんだい?」


ハーマイオニー「『防衛呪文を忘れろ』って、意味がわかりません!それに....この講義は『闇の魔術に対する防衛術』の講義の筈です。」


ロン(おいおい....またこいつの悪い癖が始まった....)


切嗣「....」

切嗣「君は典型的な『魔術師』『魔法使い』の考え方に固執している。」


ハーマイオニー「....」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 15:17:24.25 ID:2TFoSVg50
切嗣「例えば、」

チャキッ

ピストル『』



ハーマイオニー「!?」

ロン「!?」

ハリー「ハーマイオニー!!」


切嗣「これはマグルの『拳銃』という道具で、人殺すために存在する。」

切嗣「もし僕が殺す気だったなら、君が『防衛呪文』とやらを唱える間には引き金を引き終わるだろう。」


ハーマイオニー「....」



26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 15:27:14.59 ID:2TFoSVg50
切嗣「....『禁じられた呪文』は知っているな?」


ハーマイオニー「はい」


切嗣「三大呪文は一度でも受けてしまうと致命傷になりかねない。
君達が相手にしなければならない相手は『禁じられた呪文』を躊躇なく使う連中だ。相手方は君達を殺す気で来る。」


マルフォイ(やべぇ
ゴイル(やべぇ
グラップ(やべぇ


切嗣「それに対して『防衛呪文』で出来ることは限られている。
精々、杖を吹き飛ばしたり気絶させたり動けなくしたり。」


切嗣「僕がその敵だったなら、また機会をうかがって君達を殺しに行くだろう。そして死ぬべきではなかった人間が死ぬんだ。」


ハーマイオニー「でも、そんな....」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 15:32:06.56 ID:2TFoSVg50
切嗣「そうならないようにするにはどうしたらいい?答えてくれ、魔術師さま」


ハーマイオニー「....言いたくありません」


切嗣「ならば答えを教えよう。確実に敵の息の根をとめることさ」煙草スパーッ



ホグワーツ生
『....』
『....』
『....』


ロン「確かに....言われてみればそんな気もするかな、、」

ハリー「人殺しを正当化しちゃいけないよ、ロン」

ロン「そうだね、」


36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 15:49:03.49 ID:2TFoSVg50
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~数ヶ月後~

切嗣「ネビル・ロングボトム、質問だ。」

ネビル「えぇ...」

切嗣「僕が以前に教えた、対死喰い人戦で使えと言った銃弾は『ソフトポイント弾』と『ダムダム弾』のどちらだった?」


ネビル「えぇっと....ダムダム弾ですか?」


切嗣「正解だ、ロングボトム。
胴体に命中したら変形して内臓に深刻なダメージを与えるダムダム弾の方が殺傷能力が高いからだね。グリフィンドールに5点あげよう」

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 15:54:19.28 ID:2TFoSVg50
切嗣「さて....冬休み直前の最後の講義はこれで終わりだね」


切嗣「クレイモア地雷の運用法はテストに出すからちゃんと復習するように」

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ハーマイオニー「あの血生臭い講義ともしばらくオサラバね」

ロン「ハーマイオニーって切嗣先生めちゃくちゃ嫌いだよな」


ハリー「魔術的な要素があまりなかったしね」


44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:04:39.51 ID:2TFoSVg50
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マルフォイ「以外とマグルの道具も捨てたもんじゃないな。家の召使いに頼んで44マグナムを手に入れたよ。いいだろ?これ?」

グラップ「すげぇ!」

ゴイル「かっちょいい!」

マルフォイ「お前らはどんな銃が好きなんだ?」

グラップ「俺は教科書に載ってたステアーAUGが大好きだね 」

ゴイル「僕はカラシニコフ銃が好きだ」


マルフォイ「なら今度それ僕が手に入れてお前らにやるよ、」


グラップ「さっすが!」
ゴイル「すげぇ!」


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51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:11:01.02 ID:2TFoSVg50
ーホグワーツ駅ー

ーホグワーツ特急前ー

ロン「ふぅ....これに乗ったら明日には我が家に着くわけか」

ハリー「すまないね、ロン。お世話になるよ」

ロン「堅いこと言うなよ。友達だろ?」


ハーマイオニー「はやくー!何をモタモタしてるの」

ロン「ったく、いつも急かすんだからあいつ」


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53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:20:55.22 ID:2TFoSVg50
 


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ドタドタドタドタ、


マクゴナガル「こ、校長!大変です!」


ダンブルドア「どうしたんじゃ?」


マクゴナガル「ホグワーツの生徒を乗せた列車が....列車が....死喰い人にハイジャックされました!」

ダンブルドア「な、なんと....」

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:33:06.11 ID:2TFoSVg50
マクゴナガル「死喰い人達は『賢者の石』をよこせだとか『予言の詳細を我々に教えろ』だとか、『死の秘宝をよこせ』だとか様々な無茶な要求を求めています、」


ダンブルドア「それはいかんのぉ、そもそも賢者の石自体は壊してしもうたし....」


マクゴナガル「10分ごとに生徒を10人づう殺すと脅してきています....そして列車がロンドンに着き次第マグルも見せしめに殺すと....」



ダンブルドア「なんということじゃ....」



62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:39:39.80 ID:2TFoSVg50
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ーホグワーツ特急内ー

ネビル「....クルーシオ」

ロン「ぎゃぁぁぁあああああああ」

ハーマイオニー「やめて、目を覚ましてネビル!あなた服従の呪文で操られてる!」


ネビル「うるさい、ジニーを殺すぞ!」


ロン「やめてくれー!」


ベラトリックス「アバダケタブラァ!」

ババーンッ
トーマス「」


ハリー「トーマスッ!」

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:46:28.80 ID:2TFoSVg50
ベラトリックス「あははははははははwww死んだ死んだ死んだ~!!」


ハリー「よくも僕の友達を!」チャキッ

ベラトリックス「ちぃっ、アバd...」


ベレッタM92『!』ドンッドンッドンッ


バスッバスッ(2発命中
ベラトリックス「ぐっ....あっ....うぅ」ドサッ


ハリー「....」

ベレッタM92『!』ドンッドンッドンッドンッドンッドンッ


ビスッビシッビシッビシッビシッ

ベラトリックス「」


ハリー「1人倒したよ!」

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:55:09.30 ID:2TFoSVg50
ハーマイオニー(駄目....いくら抵抗しても死喰い人が沢山。操られてる友達もいるしどうすればいいの?このままじゃ)


死喰い人「抵抗しやがって」ドカッ


ハリー「うわっ」


死喰い人「インペリオ!(服従の呪文」


ハリー「......」


死喰い人「ハリーポッターはこちらの手に堕ちたぞ!!」


死喰い人「何人かヤラレタが、こちらの有利は変わらないぞ、へへへ」


死喰い人「ロンドンについたら『あのお方』の復活を祝した虐殺を始めるぞ!半純潔、マグル狩りだ!」


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ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
そのころ
ー列車外・列車橋の付近にてー

no title





切嗣「....」煙草スパーッ

舞弥「切嗣、頼まれていたものを持ってきました。」


71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 16:59:01.79 ID:2TFoSVg50
ホグワーツ特急『』プォォオオオオ~!



大きなケース『』ドンッ


切嗣「....ありがとう、舞弥」

舞弥「....」

カチャカチャ

ロケットランチャー『』


切嗣「....」ガチャッ



ホグワーツ特急『』プォォオオオオ~~!



79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 17:04:06.94 ID:2TFoSVg50
切嗣「....悪いな」


ロケットランチャー『!』バヒューーンッ


ヒュールルルル


列車橋『』ドドーーンッ


ガラガラガラガラガラッ


ホグワーツ特急『』||||

ガラガラガラッ


グシャッ



舞弥「列車は橋から落下しました、車両の大半は潰れています。」


切嗣「....そうか」煙草スパーッ

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 17:19:08.61 ID:2TFoSVg50
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ーーーー
ーーー


マクゴナガル「この人殺し!」

ダンブルドア「....なんということを」


切嗣「特急列車に乗っていた生徒は全員死んだ、だが乗って死喰い人数十人全員も死んだ。」


マクゴナガル「助かった命もあったはずですよ!?それを、それを....」


切嗣「死喰い人達が要求していた条件はとうてい魔法省が受け入れないものだらけだ。最初から奴らは宣言通りロンドンでマグル狩りをするつもりだった」


マクゴナガル「....」

切嗣「仮に列車の生徒を助けたとしても、彼らに『服従の呪文』がかけられていた恐れもある。何をしでかされたかわかったものじゃない。」


マクゴナガル「「」」ワナワナ


切嗣「列車ごと彼らが死んだことで死ななくていい人間が死ななくて済んだんだ。僕は何も間違っちゃいない。」煙草スパーッ


マクゴナガル「!」ビンタッ


パシッ
切嗣「....」

87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 17:25:22.42 ID:2TFoSVg50
切嗣「....」

ダンブルドア「....君の処分は後で追って伝えよう」


切嗣「....」


切嗣(....ヴォルデモート、死喰い人。ケジメはとらせてもらう)


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ーーーーー
ーーー



88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 17:35:08.15 ID:2TFoSVg50
ー1ヶ月後ー


ピーターペティグリュー「ひ、ひぃぃ~!お助けぉぉ~」


切嗣「....お前がヴォルデモートの近くにいることは知っている。」


ピーターペティグリュー「そ、それがどうかしたか....」

スッ

切嗣「これを知っているな?」


舞弥「....」


ピーターペティグリュー「セルフギアススクロール(自己強制証明)の契約書?」


切嗣「もしお前が『ヴォルデモート』についての有力な情報を教えるなら。身の安全を保障しよう。」

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 17:40:31.51 ID:2TFoSVg50
切嗣「『衛宮切嗣はピーターペティグリューを殺せない』。」

切嗣「....もっとも、話さなければ今僕がお前を殺すがな」


ピーターペティグリュー「わ、わかった」


切嗣「契約成立だ。全て吐いてもらう。」


ーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー


ピーターペティグリュー「はぁ、はぁ....これで全部さ」


切嗣「....ご苦労さん」


舞弥「....」ガチャッ

ダンッダンッタンッ


ピーターペティグリュー「」ドサッ


92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 17:48:51.41 ID:2TFoSVg50
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ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー

その後
ーヴォルデモート拠点ー


ドドドーーンッ!!


ゴゴゴゴゴ、


ヴォルデモート「何があった?」


死喰い人「何者かに攻撃を受けて、屋敷の一部が吹き飛びました」


ヴォルデモート「命知らずの馬鹿か、殺せ」

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 17:53:45.00 ID:2TFoSVg50
タァーンッ! タァーンッ!

死喰い人「がぁっ!」ビシッ
「げっ!」ビスッ


舞弥《爆発に釣られて魔術師達がバルコニーに集まっています。》


切嗣「舞弥、頃合いを見て撤収しろ。」


舞弥《はい。》


切嗣「....」ダダダダダタッ



死喰い人「ぐぁっ!」ババババッ
「うぅっ」バババッ

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 17:59:33.01 ID:2TFoSVg50
切嗣(敵の大半はバルコニーに向かっているが、標的を早く見つけないと作戦自体がだいなしになる。)


死喰い人「誰だ、貴様!?」ヒュッ

死喰い人「アバd...」

ダダダダダタッ

死喰い人「ぐぉっ」バババッ


切嗣(敵の攻撃は一発でも食らえば致命傷。ただし相手は攻撃をする動作に、杖と呪文で数秒の時間がかかる。)


切嗣「....」煙草スパーっ


切嗣(....一体一体を確実に仕留める)ガチャッ

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 18:09:11.88 ID:2TFoSVg50
???「貴様のような男を、『勇敢』だと言うべきか、『無謀』というべきか?」


切嗣「....」


ヴォルデモート「どちらかと言えば『無謀』だったようだな?」


ヴォルデモート「もっとも俺の情けない部下どもがマグルの武器でやられたところを見てみると、なかなか手の込んだ処置を施した武器のようだ。」


切嗣「.....」ガチャッ


ヴォルデモート「マグルの銃ごときで俺が死ぬとでも思っているのか?」

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 18:17:38.59 ID:2TFoSVg50
切嗣(....分霊箱でお前が死なないことぐらいわかっている)

コンテンダー『』起源弾装填


切嗣「さあどうかな。あんたも杖を握ればいい、」


ヴォルデモート「決闘のつもりか?面白い、ならば貴様の無謀な勇気に免じて受けてたとう」スッ


切嗣「....ヴォルデモート、お前のような人間は苦しんで死ねばいい」


ヴォルデモート「生意気な....よろしい、ならばこれは決闘ではなく誅伐だ!」

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:23:47.91 ID:2TFoSVg50
切嗣(距離、6m程。退路なし、)


切嗣(奴が呪文を使うとき....その瞬間に『起源弾』を撃ち込む)



ヴォルデモート「アバダk....」

切嗣(....今だ!


コンテンダー『!』タァーーーンッ!



ビシッ
ヴォルデモート「ぐぉっ....むっ、うっ」


ブシャァァァァァァァアッ

ヴォルデモート「むぉぉおおおおおおおお!!!!!」

ァァァァァァァァアアアアッッ!!!



切嗣「....終わったな」

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:32:46.63 ID:2TFoSVg50
ドサッ

べチャリッ

ヴォルデモート「な...なんだ...これは....体が」




切嗣「....ふぅー」煙草スパーッ

切嗣「....ヴォルデモート、あんたの持ってる魔術回路を全て破壊させてもらった」


ヴォルデモート「そ...んな....」


切嗣(さすがは『闇の帝王』と言われた男だ。分霊箱ありきとはいえ僕の起源弾をくらって喋る元気があるとは、な)


切嗣「....身体中の魔力が暴走して神経や内臓に至るまでズタズタだ。
お前はもう魔法を使えない。満足に動くこともできない。
そして、お得意の『分霊箱』とやらで死ぬこともできない。哀れだな」

 
114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:39:40.94 ID:2TFoSVg50
ヴォルデモート「....呪って...やるぞ、呪ってや....」


切嗣「....残念ながら今まで何人も殺してきたが、呪われたことはない。」煙草スパーッ



切嗣「....これまでにあんたが人に与えた苦しみの何倍も苦しんで過ごしてくれ。その動くこともままならない体で、な」



舞弥《切嗣、魔法省の闇祓いの部隊が到着しました》


切嗣「わかった、後は彼らに任せよう」


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116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:45:34.29 ID:2TFoSVg50
ー翌年の新学期ー

ダンブルドア「みんなにお知らせじゃ、去年まで『闇の魔術に対する防衛術』を教えておった衛宮切嗣先生は退任なさった。」


マクゴナガル「....」


ホグワーツ生
『何やらかしたんだ?』ザワザワ
『またなのか』ザワザワ


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118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:56:07.77 ID:2TFoSVg50
切嗣「これまで使った僕の起源弾は36発、そしてあのヴォルデモートで『36』人目だった。」


舞弥「一発も撃ち漏らしなく魔術師を仕留てきた、、、」


切嗣「この弾には限りがあるからね、無駄撃ちは厳禁さ」


舞弥「話は変わりますが、切嗣。あなたに依頼が届いていますよ」


切嗣「誰から?」


舞弥「ドイツのアインツベルンからです」

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 20:05:24.98 ID:E2tRQpZ6O
切嗣「そうか、わかった。舞弥、飛行機の手配を頼んだよ」


舞弥「わかりました、」


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ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

アハト爺「君の英国での闇の魔術師討伐の報は聞いておる。」


切嗣「....光栄です」

アハト爺「その実力を見込んで、次回開催される聖杯戦争に我が陣営のマスターとして参加を依頼したいのだ、」




終わり