5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 16:45:39.78 ID:Kl5yDx37O
真美「ねぇりっちゃん…」

律子「真美?どうかしたの?」

真美「その…兄ちゃんのことなんだけど…」

律子「プロデューサーの?」

真美「最近兄ちゃんを見てると胸のあたりがムズムズするっていうか…なんか変なんだ…」

律子「…」

引用元: P「最近、真美が露骨に俺を避けてる気がする……」 


 

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 08 双海真美
双海真美(CV:下田麻美)
日本コロムビア (2015-07-08)
売り上げランキング: 2,302
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 16:52:32.24 ID:Kl5yDx37O
律子「プロデューサーも罪な男ね…」

真美「りっちゃん?」

律子「真美、心配しなくていいわ。それはあなたが成長したって証なのよ」

真美「真美難しいことはよくわからないよ…」 

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 16:59:11.60 ID:Kl5yDx37O
律子「真美、落ちついて聞いてね?真美はきっとプロデューサーのことが…」

ガチャ

P「ただいま戻りましたー」

真美「あ、に、兄ちゃんだ…」ドキドキ

P「よお、二人ともどうしたんだ?」

真美「な、なんでもないよ!」ダッ

P「あ、おい真美?どうしたんだ一体?」 

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:07:32.07 ID:Kl5yDx37O
P「最近真美に避けられてる気がするな…俺何かしたかな…」

律子「真美…」

亜美「あ→!兄ちゃんだ→!」ダキッ

P「うわっ!?こら亜美降りろ!」

亜美「んっふっふ~♪そんなこといってほんとは嬉しいんでしょ→?」

P「なっ…バカなこと言ってないで早く離せ!」

律子「こら亜美、プロデューサー殿が困ってるでしょ?」

亜美「ちぇ~分かったよ」


真美「亜美…」

真美(何でかな…亜美が兄ちゃんに抱きついてると胸がズキズキする…) 

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:12:47.08 ID:Kl5yDx37O
P「そうだ亜美、ちょっとききたいんだが…」

亜美「ん→?なにかな→?」

P「俺最近真美に避けられてる気がするんだが…何かしらないか?」

亜美「真美が?ん→?兄ちゃんなんかしたんじゃないの?」

P「いや、それが思い当たる節がなくてな…」



真美(亜美…兄ちゃんと何話してるのかな…)

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:16:28.98 ID:Kl5yDx37O
あずさ「あらあら~?真美ちゃんどうしたの?」

真美「あずさお姉ちゃん…」

真美(あずさお姉ちゃんなら分かってくれるかな…)

真美「実は…」



あずさ「あらあらまあ…そういうことだったの」

真美「うん…真美おかしくなっちゃったのかな…?」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:21:41.95 ID:Kl5yDx37O
あずさ「真美ちゃん、落ち着いて聞いてね?真美ちゃんはきっと恋に落ちちゃったの」

真美「えっ…恋…?」

あずさ「そう、真美ちゃんが成長した証なのよ。」

あずさ「家族の好きでも友達の好きでもなくプロデューサーさんのことが1人の男の人として好きになっちゃったの」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:25:05.92 ID:Kl5yDx37O
真美「そう…なんだ…」

真美(真美…兄ちゃんのことそういう風に見てたんだ…)

あずさ「真美ちゃん頑張って!プロデューサーさんはいい人だし、応援してるわ」

真美「あずさお姉ちゃん…うん!ありがとう!真美頑張るよ!」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:29:37.91 ID:Kl5yDx37O
亜美「あ、そういえば」
P「何か知ってるのか?」

亜美「真美、最近よくため息をつくようになった気がするな→」

P「ため息?」

亜美「うん、なんだか思い詰めたような顔してさ→」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:33:49.69 ID:Kl5yDx37O
亜美「亜美がどうかしたの?って聞いてもなんでもないって言うしあんまり気にしてなかったんだけど」

P「ため息…か。悩み事があるのか?それも俺に関係することってことか?」

亜美「兄ちゃんほんとに何もしてないの?」

P「さっきも言ったが全く思い当たらないんだ…なんだか分からないが謝ったほうがいいのか?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:39:08.94 ID:Kl5yDx37O
律子(プロデューサー殿…ここは私が!)

律子「止めた方がいいですよ」

P「律子?」

律子「理由が分からないのに謝るのはかえって逆効果になりかねません」

P「じゃあどうすりゃいいんだ?」

律子「そうですね…二人で遊びに出かけたらどうですか?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:43:58.04 ID:Kl5yDx37O
P「遊びに…か?」

律子「プロデューサー殿は今度の日曜日相手ましたよね?」

P「あぁ…ってよく知ってたな」

律子「その日は確か真美も休みのはずです」

律子「というわけでプロデューサーから真美を遊びに誘ってあげてください」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:48:24.01 ID:Kl5yDx37O
P「でも真美に避けられてるのに大丈夫なのか?」

律子「大丈夫です私が保証します」

亜美「あ→!ずるいよ亜美も亜美も!」

律子「亜美、プロデューサーと真美が仲直りするためなの、分かってあげて」

亜美「そっか→…仲直りなら仕方ないよね、その代わり絶対真美と仲直りしてよね兄ちゃん!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:50:57.63 ID:Kl5yDx37O
P「あぁ任せろ!」

律子「そうと決まればさっそく真美を誘ってきたらどうですか?」

P「よし、じゃあいってくる!」タッタッタッ

律子(真美、ファイトよ!)



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 17:54:37.49 ID:Kl5yDx37O


真美「でもどうすればいいのかな…」

あずさ「そうね…真美ちゃん確か今度の日曜日休みだったわよね?」

真美「うん、そうだけど…」

あずさ「その日はプロデューサーさんも休みのはずよ」

あずさ「その日にプロデューサーさんと二人きりで遊びに行くの、いわゆるデートよ」

真美「で、デート…二人きりで…///」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 18:00:34.71 ID:Kl5yDx37O
あずさ「そこで真美ちゃんの女らしさをアピールしてプロデューサーさんの気を引くのよ」

真美「で、でも真美兄ちゃんにそういう目で見られてないと思うし…」

あずさ「だからこそ、よ真美ちゃん。プロデューサーさんに真美ちゃんも女の子なんだってアピールしなきゃ」

真美「あずさお姉ちゃん…うん、やってみる」

あずさ「その意気よ真美ちゃん、ほらさっそくプロデューサーさんに伝えにいったら?」

真美「ありがとうあずさお姉ちゃん!」タッタッタッ

あずさ「真美ちゃん頑張ってね!」

53: 保守ありがとう 2011/12/25(日) 18:27:23.58 ID:Kl5yDx37O
P「真美!」
真美「兄ちゃん!」

P真美「「あ」」

P「ま、真美から先に…」

真美「に、兄ちゃんこそ…」

P「そのだな…今度の日曜日なんだが…一緒にどこかへ出掛けないか?」

真美「ふぇ?!///」

真美(まさか兄ちゃんの方から誘ってくるなんて…///)

P「あ、もちろん嫌ならいいん真美「い、嫌なんかじゃないよ全然!!」
P「そ、そうかじゃあ日曜日に10時くらいに駅で…」

真美「う、うん10時だね分かったよ!///」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 18:30:54.84 ID:Kl5yDx37O
日曜日…


P「9時20分か…ちょっと早く来すぎたかな…って真美!?」タッタッタッ

真美「あ、に、兄ちゃん!」

P「ごめん!待ったか?」

真美「あ、謝らなくていいよ…真美が早く来すぎただけだし…」

P「じゃあちょっと早いけど行こうか」

真美「う、うん!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 18:38:31.67 ID:Kl5yDx37O
P「とは言ったもののどこに行こうか…真美、どこか行きたいとこあるか?」

真美「え!?あ、ま、真美はどこでも…」

P「そうか…じゃあ水族館なんてどうだ?」

真美「う、うん」

真美(いつもの兄ちゃんなのに緊張してうまく喋れないよ→!!)

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 18:42:00.67 ID:Kl5yDx37O
P「すいぞくかんに ついたぞ!」

真美「…兄ちゃんどうしたの急に?」

P「あ、いやなんでも…それより早く行こう!」ガシッ

真美「あっ…」

真美(真美、兄ちゃんと手繋いでる…///)


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 18:49:33.01 ID:Kl5yDx37O
P「おー綺麗だなーというか水族館なんて久しぶりだな、真美は?」

真美「え、うん真美も久しぶりかなーって…」

P「真美?顔赤くないか?熱でもあるのか?」ピト

真美「ふぁえ?!」

真美(そんな急に触られたら…///アワワ)

P「大丈夫か?もしかして風邪でも…」

真美「だ、大丈夫だよ!大丈夫だから!」アセアセ

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 18:52:44.97 ID:Kl5yDx37O
P「そ、そうか…辛かったらすぐに言うんだぞ?」

真美「う、うんありがとう兄ちゃん…///」

P「じゃあ気を取り直していくか!」

真美「う、うん!」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 18:57:07.02 ID:Kl5yDx37O
P「お、真美!イルカのショーがあるみたいだぞ」

真美「…」

真美(兄ちゃんの手おっきい…やっぱり男の人なんだな…)

P「真美?」

真美「えっ?あ、ごめん兄ちゃんちょっとぼうっとしちゃって…」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 19:02:51.92 ID:Kl5yDx37O
P「イルカのショーをみないかって言ったんだけど…」

真美「イルカ?…あ、うん行こう兄ちゃん!」

P「お、おい引っ張るなよ」



「はーい、じゃあ次は二匹同時のジャンプでーす!」

P「お、来るぞー」

真美「…」ボー

75:   2011/12/25(日) 19:07:33.83 ID:Kl5yDx37O
P「真美!」

真美「え?」

ザッパーン!!

真美「に、兄ちゃん?///」

P「真美大丈夫か?濡れてないか?」

真美「濡れてないかって…兄ちゃんビショビショじゃん!」

P「よかった…真美は濡れてないみたいだな」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 19:14:48.42 ID:Kl5yDx37O
真美「よくないよ!」

P「ハハ…これくらいどうってことないさ」

P「真美が濡れなくてよかった」ニコッ

真美「っ…///」カアッ

真美(兄ちゃん…ずるいよ)

82: イルカ「認めたくないものだな…自分自身の若さ故の過ちというものを」 2011/12/25(日) 19:22:09.35 ID:Kl5yDx37O
水族館外

P「ブエックシ!」

真美「兄ちゃん…ごめんね」

P「気にすんなって!…とはいえ寒いな…服を着替えたほうがいいな」

P「そうだ、真美が俺の服選んでくれないか?」

真美「え?ま、真美が?」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 19:26:43.03 ID:Kl5yDx37O
P「あぁ、真美なら最近の流行りとか分かると思うし」

真美「…そういうことなら任せてよ!真美、兄ちゃんをちょ→カッコよくしてあげるかんね!」

P「ハハハ、お手柔らかにたのむよ」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 19:33:50.57 ID:Kl5yDx37O
真美「ん→こっちよりはあっちのがいいかな→?」

P「なあ、真美決まったか?」

真美「ん→…よし決まったよ→!」

P「じゃあ早速レジに…」

P(なっ…高っ!でもせっかく真美が選んでくれたんだこのくらい…)


P「…どうかな?似合ってるか?」

真美「…あ、う、うん!ちょ→カッコいいよ兄ちゃん!」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 19:38:06.36 ID:Kl5yDx37O
P「ありがとう真美、じゃあ次は…」グー

真美「あ、もうお昼だね」

P「もうそんな時間か、じゃあどこかに食べに行こうか!何か食べたいものあるか?」

真美「えっと…に、兄ちゃんと一緒ならなんでもいいかな…って」

5: 申し訳ない風呂長すぎた… 2011/12/25(日) 20:42:32.22 ID:Kl5yDx37O
P「じゃあ適当に歩いて探すか」

真美「うん!」



P「ん…真美あそこ、パスタなんてどうだ?」

真美「うん、真美はおっけ→だよ…あっ、カップル割引だって!ま、真美たちカップルに見えるかな?///」

P「うーん…流石に厳しいんじゃないか?」

真美「そう…かな…そうだよね…真美じゃ妹にしか見えないよね…」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 20:46:36.62 ID:Kl5yDx37O


P(昼飯を食べてからなんだか空気が重い…なんだ?何がだめだったんだ?ん、あれは…)

P「な、なあ真美そこのアクセサリーショップに入らないか?」

真美「うん…」

P(くっ…反応が薄い…なんとかここで挽回しないと…)

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 20:49:55.50 ID:Kl5yDx37O
「いらっしゃいませー」

P(入ったはいいが…男の俺にはよく分からないな…)

店員「何かお探しですか?」

P「えぇ、実はさっき機嫌を損ねちゃったみたいで…それでこの娘にプレゼントを」ヒソヒソ

店員「ふむふむ…妹さんですか?」ヒソヒソ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 20:54:09.69 ID:Kl5yDx37O
P「いえ、妹ではないんですが…」ヒソヒソ

店員「なるほど…ならペアアイテムなんてどうですか?きっと喜ぶと思いますよ?」

P(ここは店員さんに任せた方が良さそうだな)
P「分かりました、ありがとうございます」ヒソヒソ

P「真美」

真美「何…?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:00:01.09 ID:Kl5yDx37O
P「その…何かプレゼントしたいんだ…できればペアで」

真美「えっ…?」

P「あっ、やっぱり嫌だったか?それなら他に何か…」

真美「嫌なわけないよ!ほら、せっかくのペアなんだし一緒に選ぼうよ!」

P「あ、ああ」

P(うまくいったみたいだな…)

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:05:58.68 ID:Kl5yDx37O
真美「あっ、真美これがいいな!」

P「これって…このハートのやつか?」

真美「うん!」

P「でもこんなに安いのでいいのか?」

真美「兄ちゃん、大切なのは値段じゃないないんだよ!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:12:01.10 ID:Kl5yDx37O
P「…そうだな、じゃあこれにしよう」


「ありがとうございましたー」


真美「んっふっふ~♪兄ちゃんとお揃いのペンダント♪」

P「色違いだけどな、俺が青で真美がピンク」

P「ってもうだいぶ暗くなってきたな…」

真美「ね、兄ちゃん」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:16:51.88 ID:Kl5yDx37O
P「なんだ?真美、真面目な顔して?」

真美「あのね…真美、行きたいとこがあるんだ」

P「今からか?でももう真っ暗だぞ?」

真美「お願い兄ちゃん!今日じゃないとダメなんだよ!」


P「ま、真美?!」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:21:49.72 ID:Kl5yDx37O
P「…分かったよ、それでどこに行くんだ?」

真美「…ありがとう兄ちゃん、こっちだよ」



P「これって…観覧車?」

真美「兄ちゃんはやくはやく!」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:26:31.41 ID:Kl5yDx37O
観覧車内

真美「夜景、綺麗だね兄ちゃん」

P「そうだな、俺もこんな景色見るのは初めてだ」

真美「…」

P「…」

真美「ねえ、兄ちゃん」

P「なんだ、真美?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:32:07.65 ID:Kl5yDx37O
真美「あの…さ…兄ちゃんは…」

P「俺は…?」

真美「…真美のことどう思ってる?」

P「それはどういう…」

真美「真美はね…兄ちゃんのこと…好きだよ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:35:07.43 ID:Kl5yDx37O
P「俺も真美のことが…」

真美「違うよ」

P「え?」

真美「真美の好きと…兄ちゃんの好きは…違う…真美には分かるもん…」

P「真美…?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:43:18.28 ID:Kl5yDx37O
真美「兄ちゃんは多分…765プロのアイドルとして…妹みたいな存在のまみが好きって言いたいんでしょ…?」

真美「真美はね…真美は…兄ちゃん…ううん…プロデューサーのことが好き…ひとりの男の人として好き…」

真美「プロデューサーのことを考えるといつも胸がムズムズして…プロデューサーが他の事務所のみんなと話してると胸がズキズキして…」

真美「それで気づいたんだよ…プロデューサーのことが好きなんだって…」

P「…」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:50:56.54 ID:Kl5yDx37O
真美「でもプロデューサーは真美のことを妹みたいな子だって思ってる…」

真美「イタズラしたりはしゃいだり…今までそんなことばかりしてたから…」

真美「でもね?真美だって成長してるんだよ?」

真美「胸だっておっきくなったし…背だって伸びたし…今日の服だってそう…」

真美「全部全部見てもらいたくて…それで…」

P「真美…泣いてるのか?」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 21:56:32.60 ID:Kl5yDx37O
真美「だから…だから…グスッ」

P「真美」

真美「え…」

気づいたら体が勝手に動いてた
真美の昔より少し大きくなった体を抱きしめて…
唇にキスをしてたんだ

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 22:04:47.63 ID:Kl5yDx37O
P「真美…ごめんな…今まで気づいてあげられなくて」

P「近くにいたはずなのにな…真美は成長してたのにな…」

P「ごめん…でももう目を離さない」

P「ずっと真美だけを見る…約束だ」

真美「にいちゃん…///」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/25(日) 22:12:33.19 ID:Kl5yDx37O
それから観覧車を降りるまでずっとキスをしてた
その観覧車を降りてからの帰り道はずっと手をつないだままだった


真美「ね、兄ちゃん」

P「なんだ?てかまた「兄ちゃん」なんだな」

真美「…今はまだ兄ちゃんってよぶよ、でもね」

P「でも?」

真美「真美がも→っとせくち→なギャルになったら…」

P「なったら?」

真美「…なったときに教えてあげる♪」

P「なんだそりゃ…」




おわれ

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:02:43.88 ID:TJ1R9pRcO
事務所

P「ただいまー」ガチャ

真美「おかえり兄ちゃん♪」

P「あれ?真美だけか?」

真美「みんな帰っちゃったよ→竜宮小町のみんなはまだ仕事みたいだけど」

P「そうか、真美は何してたんだ?」

真美「そんなの兄ちゃんを待ってたに決まってるじゃん///」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:08:32.64 ID:TJ1R9pRcO
P「真美…」

真美「兄ちゃん…」

ガチャ
亜美「あ→!兄ちゃんだ→!」ドン!

P「うわっ!」

真美「きゃ!」

ドターン!

P「いてて…真美大丈夫か?」

フニッ

真美「ひゃうん?!」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:14:18.64 ID:TJ1R9pRcO
P「あ…す、すまん真美!」

真美「に…」

P「に?」

真美「兄ちゃんのスケベ!」ダッ

ガチャ、バタン!

P「あ、おい真美!」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:20:36.66 ID:TJ1R9pRcO
亜美「亜美のせい…だよね、兄ちゃんごめんなさい…」

P「いや、亜美は悪くないさ…」

ガチャ

あずさ「あら~?さっき亜美ちゃんが走って行ったけどどうかしたの?」
伊織「どうせそこのバカプロデューサーのせいでしょ」

P「あずささん、それに伊織も」

143: 気にしなくていいぞレスないと寂しいし 2011/12/26(月) 00:26:53.16 ID:TJ1R9pRcO


P「…という訳なんだ」

伊織「事故とはいえそれはあんたが悪いわねこのスケベ」

P「うぐっ…わざとじゃないんだがな…」

prrr…

P「電話…律子からか」

律子『もしもしプロデューサー?』

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:32:00.11 ID:TJ1R9pRcO
P『律子か、どうした?』

律子『どうしたもこうしたもないですよ、真美のことですよ』

P『もしかして会ったのか!?今どこに…』

律子『私と一緒にいますよ、私が家に送って行くので心配しないで下さい』

P『そ、そうか…良かった…』

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:37:24.16 ID:TJ1R9pRcO
律子『全然よくないですよ、あとでたっぷり聞かせてもらいますからね』

P『は、はい…』

ピッ

亜美「りっちゃんなんて?」

P「真美とあったからおくってくるって」

あずさ「あらあら~よかったわ~」


152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:44:11.32 ID:TJ1R9pRcO
伊織「ならもう心配ないわね、じゃあ私は帰るから律子からのお説教頑張りなさいよ」

P「エスパーかお前は…」

亜美「あ、まってよいおりん!ごめんね兄ちゃん、バイバイ!」

あずさ「では失礼しますプロデューサーさん」

バタン

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:50:42.94 ID:TJ1R9pRcO


律子「で、真美にラッキースケベしたと」

P「はい…その通りでございますお代官様…」

律子「誰がお代官ですか!…まあ真美の気持ちも分からなくはないんですけどね」

P「それで俺はどうしたら…」

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 00:57:26.34 ID:TJ1R9pRcO
律子「そうですね…ちゃんと謝れば大丈夫だとは思いますけど…」

律子(たぶんいきなり触られて恥ずかしかっただけだろうし)

P「そ、そうかありがとう律子!」

律子「アイドルと仲良くするのはいいですけど行き過ぎないようにしてくださいよ?」ジトー

P「はい…」

P(キスしましたとは口が裂けてもいえん…)

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:06:22.45 ID:TJ1R9pRcO
次の日

P「おはようございます」

小鳥「おはようございますプロデューサーさん」

P「おはようございます小鳥さん、まだ小鳥だけですか?」

小鳥「あ、奥に真美ちゃんが…」

真美「あ、兄ちゃん…」

P「お、おはよう真美」

真美「おはよ→…」

小鳥(なんだかこの二人…壁を感じるわ)

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:10:45.47 ID:TJ1R9pRcO
小鳥「あ、ちょっとお茶が飲みたいなー(棒)」スタスタ

P「…」

P(く、空気が重い…どう切り出すか…)

真美「…」

真美(触られたのは嫌じゃないけど…兄ちゃんになんていえばいいのかな…)

173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:14:35.97 ID:TJ1R9pRcO
P「真美!」
真美「兄ちゃん!」

P真美「「あ…」」

P「ま、真美から先に…」

真美「に、兄ちゃんこそ…」

P(前にもあったなこのやりとり…)

真美(やっちゃった…謝るチャンスだったのに)

175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:20:18.31 ID:TJ1R9pRcO
P「えと…今日の仕事なんだが…」

P(そうじゃないだろ!バカ!俺のバカ!)

真美「え?!う、うんサイン会と握手会だよね!覚えてるよ!」

P「そ、そうかなら心配ないな」ハハ…

小鳥「プロデューサーさん、真美ちゃんお茶を…」ガチャ

P「…」

真美「…」

小鳥(心なしかさっきよりどんよりした空気が…プロデューサーさん何したんですか~!?)

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:27:28.37 ID:TJ1R9pRcO
仕事帰りin車

ブロロロロ…

P「…」

真美「…」

P(仕事は問題なくうまくいったが…)

真美(仕事はなんとかできたけど…)

P真美(なんて言えば…)

180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:34:34.43 ID:TJ1R9pRcO
真美「あ、あのさ兄ちゃん!」

P「な、なんだ真美?」
真美「お、お腹空いてない?」

真美(バカ→!真美のバカ→!こんなこと言いたいんじゃないのに→!)

P「あ、あぁもう暗くなってきたしな!何か食べたいのか?」

真美「い、いやそういう訳じゃないんだけど…」

P「そ、そうか」

P「…」

真美「…」

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:42:05.81 ID:TJ1R9pRcO
P「じ、じゃあどこか他に行きたいとことか…」

真美(もうすぐ事務所についちゃう…チャンスはこれが最後!)

真美「に、兄ちゃんの家に行きたい!」

P「な…え、俺の家?!」

真美「だ、ダメかな…?」

P(そんな上目使いで言われたら…)

P「…わかった」

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:46:17.36 ID:TJ1R9pRcO
そんなこんなでプロデューサー宅

真美「お、お邪魔します」

P「お、お邪魔されます」

真美「結構広い部屋だね→…」

P「あんまり物がないからなー…まぁこたつにでも」

真美「う、うん」

186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:51:40.36 ID:TJ1R9pRcO
P「…」

真美「…」

P「そういえば家には連絡したのか?」

真美「と、友達の家によるって言ってあるよ!」
真美「…」

P「…」

P「俺なんか作るよ!腹減っただろ?!」

真美「あ、じゃあ真美もお手伝い…」

P「い、いや真美はくつろいでていいから!」

真美「う、うん…」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 01:58:24.54 ID:TJ1R9pRcO
真美「…」

真美(兄ちゃんの部屋、散らかってると思ってたら結構片づいてるんだ…)

真美「ん…これ、アルバム?」



P「おーい真美できた…何見てるんだ?」

真美「わっ!に、兄ちゃん…」

P「お、アルバムか懐かしいな…」

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 02:04:13.42 ID:TJ1R9pRcO
P「ま、あとにして先にたべよう」

真美「う、うん」



真美「ん…」

P「ど、どうだ?口に合わなかったか?」

真美「…兄ちゃん料理うまいんだね」ニコ

P「あ、やっと笑った」

真美「え?」

P「真美、今日仕事以外じゃほとんど笑わなかったからさ」

191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 02:07:29.82 ID:TJ1R9pRcO
真美「…それは兄ちゃんもじゃん」

P「え、そうだっけ?」

真美「そうだよ」

P「…そうか」

真美「うん…」

「「…」」

真美「あのさ、兄ちゃん」

P「なんだ?」

192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 02:14:48.36 ID:TJ1R9pRcO
真美「…ごめんなさい」

真美「真美…怒ってた訳じゃないんだよ?…ただいきなりだったから…その…恥ずかしかったっていうか…///」

P「…俺の方こそごめん」

真美「兄ちゃんは悪くないよ!真美があの時はやく謝ってたら…」

P「いや!俺がすぐに追いかけてたら…」

真美「真美が!」

P「俺が!」

真美「真美!」

P「俺!」

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 02:19:04.03 ID:TJ1R9pRcO
P「…プッ」

真美「ふふふ…」

「「アハハハハ!!」」



真美「あ、これ兄ちゃんだ→まだ若いね→」

P「俺はまだまだ若いっての!」



P「真美、そろそろ帰らなくていいのか?」

真美「あ、それなんだけどさ…」

197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 02:24:57.82 ID:TJ1R9pRcO
真美「今日は…兄ちゃん家に泊まりたいなって…」

P「それは流石にまずいんじゃ…」

真美「兄ちゃんお願い!」

P「…ハァ、今日だけだからな?」

真美「ありがとう、兄ちゃん!」ダキッ

P「ば、バカ降りろって!」


200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 02:32:48.28 ID:TJ1R9pRcO


P「俺は布団で寝るから真美は俺のベッドで寝てくれ」

真美「え→→→!?」

P「えーじゃない!とにかく一緒に寝るのはダメだ!」

真美「ぶ→!」

P「ほらもう電気消すからな」

パチン

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 02:37:36.40 ID:TJ1R9pRcO


P「…ん?」モゾモゾ

真美「んっふっふ~お邪魔しま→す♪」

P「って真美?!入ってきたら意味ないだろ!」

真美「お願い兄ちゃん…」ダキッ

P「!…今日だけ…だからな…」

真美「…ありがと、兄ちゃん」

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 02:43:16.65 ID:TJ1R9pRcO
真美「…兄ちゃん」

P「まだなんかあるのか…?」

P(胸がっ…あたっとる!しかも結構あるんだな…)

真美「この間みたいにギュッてして?」

P「…ギュッてするだけだからな」ギュッ

真美「ん…///」

真美「…大好きだよ、兄ちゃん♪」チュッ

おわり