1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/09(火) 00:54:21.87 ID:K5+hjwMF0
青山「私が……」
烏丸「もう一人……!?」
久世橋「(そんなに似てるかしら…)」
【ごちうさ×きんモザ】
SS初投稿です。
一応両作品の最新刊まで読んでいます。
きららmaxも読んでいるので単行本より先の微妙な設定も出てきます。
設定や口調など、おかしい箇所があるかもしれませんが補完してください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454946861
烏丸「もう一人……!?」
久世橋「(そんなに似てるかしら…)」
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引用元: ・青山「!?」 烏丸「!?」
ご注文はうさぎですか?? Wonderful party! 限定版 【限定版特典】チノSDフィギュア、オリジナルサウンドトラック同梱 & 【初回生産限定特典】バニー衣装プロダクトコード同梱
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/09(火) 00:55:59.55 ID:K5+hjwMF0
久世橋「木組みの家屋に石畳の街路…素敵な場所ですね。」
烏丸「街からも近いですし、日帰り旅行にはピッタシですね。」
久世橋「ここら辺は喫茶店が多く建っているようですね。この街の飲食店を特集した記事が雑誌で連載されるほどです。」
烏丸「それは楽しみですね、今日はグルメの旅と行きましょう。」
久世橋「それでは最近オープンしたチェーン店 進出中のお店に行きましょう。なんでもハーブティーが美味しいらしいです。」
久世橋「私の好きな作家さんが書いたグルメレポートでは“美味しくて涙が出る”と書いてありました。」
烏丸「街からも近いですし、日帰り旅行にはピッタシですね。」
久世橋「ここら辺は喫茶店が多く建っているようですね。この街の飲食店を特集した記事が雑誌で連載されるほどです。」
烏丸「それは楽しみですね、今日はグルメの旅と行きましょう。」
久世橋「それでは最近オープンしたチェーン店 進出中のお店に行きましょう。なんでもハーブティーが美味しいらしいです。」
久世橋「私の好きな作家さんが書いたグルメレポートでは“美味しくて涙が出る”と書いてありました。」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/09(火) 01:03:43.44 ID:K5+hjwMF0
烏丸「そうしましょうか」
シャロ「キャーーーー!な、な、なんでチラシの上にウサギが乗ってるのよ!!!!」
烏丸「だ、大丈夫ですか!?」
シャロ「ち、千夜!?」クルッ
シャロ「(誰だこの人…確かに千夜の声がした気がしたんだけど…)」
久世橋「カ、カータレットさん!?なんて破廉恥な格好を!!というかなんでこんなところに!!」
シャロ「えっ!?ひ、人違いですよ!カータレットじゃなくて桐間です。」
烏丸「たしかにアリスさんに似てますね。特にこの綺麗な金髪が…」
シャロ「(この人の声、千夜の声に似てる…)」
久世橋「す、すいません 勘違いで失礼なことを言ってしまって…」
シャロ「気にしなくていいですよ。(言われなれてるし…)」
シャロ「あ、このチラシどうぞ。私が働いてる喫茶店のチラシです。」
烏丸「ありがとうございます…えーっと、この店はいかがわしいお店ですか?」
シャロ「普通の喫茶店です!!!」
シャロ「キャーーーー!な、な、なんでチラシの上にウサギが乗ってるのよ!!!!」
烏丸「だ、大丈夫ですか!?」
シャロ「ち、千夜!?」クルッ
シャロ「(誰だこの人…確かに千夜の声がした気がしたんだけど…)」
久世橋「カ、カータレットさん!?なんて破廉恥な格好を!!というかなんでこんなところに!!」
シャロ「えっ!?ひ、人違いですよ!カータレットじゃなくて桐間です。」
烏丸「たしかにアリスさんに似てますね。特にこの綺麗な金髪が…」
シャロ「(この人の声、千夜の声に似てる…)」
久世橋「す、すいません 勘違いで失礼なことを言ってしまって…」
シャロ「気にしなくていいですよ。(言われなれてるし…)」
シャロ「あ、このチラシどうぞ。私が働いてる喫茶店のチラシです。」
烏丸「ありがとうございます…えーっと、この店はいかがわしいお店ですか?」
シャロ「普通の喫茶店です!!!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/09(火) 01:05:38.66 ID:K5+hjwMF0
烏丸「ところで・・・この街にはウサギが多いですね。癒されます。」
久世橋「烏丸先生はウサギを飼っているんでしたよね。少しこの公園で休んでいきましょうか。」
烏丸「そうしましょうk
シャロ「キャーーーー!な、な、なんでチラシの上にウサギが乗ってるのよ!!!!」
烏丸「だ、大丈夫ですか!?」
シャロ「ち、千夜!?」クルッ
シャロ「(誰だこの人…確かに千夜の声がした気がしたんだけど…)」
久世橋「カ、カータレットさん!?なんて破廉恥な格好を!!というかなんでこんなところに!!」
シャロ「えっ!?ひ、人違いですよ!カータレットじゃなくて桐間です。」
烏丸「たしかにアリスさんに似てますね。特にこの綺麗な金髪が…」
シャロ「(この人の声、千夜の声に似てる…)」
久世橋「す、すいません 勘違いで失礼なことを言ってしまって…」
シャロ「気にしなくていいですよ。(言われなれてるし…)」
シャロ「あ、このチラシどうぞ。私が働いてる喫茶店のチラシです。」
烏丸「ありがとうございます…えーっと、この店はいかがわしいお店ですか?」
シャロ「普通の喫茶店です!!!」
久世橋「烏丸先生はウサギを飼っているんでしたよね。少しこの公園で休んでいきましょうか。」
烏丸「そうしましょうk
シャロ「キャーーーー!な、な、なんでチラシの上にウサギが乗ってるのよ!!!!」
烏丸「だ、大丈夫ですか!?」
シャロ「ち、千夜!?」クルッ
シャロ「(誰だこの人…確かに千夜の声がした気がしたんだけど…)」
久世橋「カ、カータレットさん!?なんて破廉恥な格好を!!というかなんでこんなところに!!」
シャロ「えっ!?ひ、人違いですよ!カータレットじゃなくて桐間です。」
烏丸「たしかにアリスさんに似てますね。特にこの綺麗な金髪が…」
シャロ「(この人の声、千夜の声に似てる…)」
久世橋「す、すいません 勘違いで失礼なことを言ってしまって…」
シャロ「気にしなくていいですよ。(言われなれてるし…)」
シャロ「あ、このチラシどうぞ。私が働いてる喫茶店のチラシです。」
烏丸「ありがとうございます…えーっと、この店はいかがわしいお店ですか?」
シャロ「普通の喫茶店です!!!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/11(木) 00:13:27.87 ID:6iNSnm3n0
―公園のベンチ―
烏丸「こうやって風を感じると、まるで外国に来てしまったようですね。」
久世橋「電車で1時間程度で行ける場所なんですけどね。」
烏丸「ゆ、夢があるじゃないですか!私たちが乗ってきたのは電車ではなくて日本とイギリスを繋ぐ特急だったんです!」
久世橋「な、なるほど…(?)」
烏丸「あ、あのうさぎ かわった色をしています。モフモフしましょう!」ダッ
久世橋「あっ、ちょっと…! 行ってしまった…」
烏丸「こうやって風を感じると、まるで外国に来てしまったようですね。」
久世橋「電車で1時間程度で行ける場所なんですけどね。」
烏丸「ゆ、夢があるじゃないですか!私たちが乗ってきたのは電車ではなくて日本とイギリスを繋ぐ特急だったんです!」
久世橋「な、なるほど…(?)」
烏丸「あ、あのうさぎ かわった色をしています。モフモフしましょう!」ダッ
久世橋「あっ、ちょっと…! 行ってしまった…」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/11(木) 00:23:22.69 ID:6iNSnm3n0
青山「国境の長いトンネルを抜けると異国だった。素敵ですね…」
久世橋「!? い、いつから私の隣に…」
青山「私は青山と申します。今は…追われる身をやっています。」
久世橋「(なんて怪しい人なんだろう…でもどことなく烏丸先生に似てる…)」
久世橋「私は久世橋です。普段は高校で家庭科の教師をしています。」
久世橋「!? い、いつから私の隣に…」
青山「私は青山と申します。今は…追われる身をやっています。」
久世橋「(なんて怪しい人なんだろう…でもどことなく烏丸先生に似てる…)」
久世橋「私は久世橋です。普段は高校で家庭科の教師をしています。」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/11(木) 00:29:05.05 ID:6iNSnm3n0
青山「高校の先生でしたか~ この街には一人で来たのですか?」
久世橋「い、いえ もう一人いるんですが…あっ ちょうどあそこに…」
烏丸「くぜはしせんせーい!!柄にもなくはしゃいでしまいました…」ハァハァ
青山「!?」
烏丸「!?」
青山「私が……」
烏丸「もう一人……!?」
久世橋「(そんなに似てないような…)」
久世橋「い、いえ もう一人いるんですが…あっ ちょうどあそこに…」
烏丸「くぜはしせんせーい!!柄にもなくはしゃいでしまいました…」ハァハァ
青山「!?」
烏丸「!?」
青山「私が……」
烏丸「もう一人……!?」
久世橋「(そんなに似てないような…)」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:25:00.37 ID:LfBH8v5d0
~~~~~
久世橋「変わった人でしたね…」
烏丸「追われる身と言っていましたから、何か悪いことをしたのかもしれませんね。」
久世橋「物騒なこと言わないでくださいよ!」
烏丸「冗談ですよ、久世橋先生。ところで、向こうからすごい勢いでこちらに向かってくる女性が見えますね」
久世橋「まさか、私たちのところに向かってるわけじゃ…」
久世橋「変わった人でしたね…」
烏丸「追われる身と言っていましたから、何か悪いことをしたのかもしれませんね。」
久世橋「物騒なこと言わないでくださいよ!」
烏丸「冗談ですよ、久世橋先生。ところで、向こうからすごい勢いでこちらに向かってくる女性が見えますね」
久世橋「まさか、私たちのところに向かってるわけじゃ…」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:31:13.99 ID:LfBH8v5d0
真手「やっと見つけましたよ、先生!!またこんなところで油を売って…下手な変装までしちゃって!探す身にもなってください!!!」
烏丸「え!?え!!?人違いでは!?」
真手「ふざけたこと言ってないで、さぁ行きますよ!」
烏丸「あ、あ~れ~」ズルズル
久世橋「……」
久世橋「………ハッ 今、目の前で何が起きたのか整理しましょう。」
久世橋「謎の女性が烏丸先生を連行した。」
久世橋「“先生”と言っていたので烏丸先生の知り合い?それにしては烏丸先生はポカーンとしていたけど……」
烏丸「え!?え!!?人違いでは!?」
真手「ふざけたこと言ってないで、さぁ行きますよ!」
烏丸「あ、あ~れ~」ズルズル
久世橋「……」
久世橋「………ハッ 今、目の前で何が起きたのか整理しましょう。」
久世橋「謎の女性が烏丸先生を連行した。」
久世橋「“先生”と言っていたので烏丸先生の知り合い?それにしては烏丸先生はポカーンとしていたけど……」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:33:40.88 ID:LfBH8v5d0
青山「あれは私の担当の人です。私とさくらさんを間違えたようですね…」
久世橋「あ、青山さん!?烏丸先生はどこに連れていかれたんですか!?」
青山「そうですねぇ…おそらく私の家、ですかねぇ…」
久世橋「それでは今すぐ、行きましょう!」
青山「あまり気は進みませんが…では、ついてきてくださ~い(家に戻ったら缶詰にされてしまいますね…)」
久世橋「あ、青山さん!?烏丸先生はどこに連れていかれたんですか!?」
青山「そうですねぇ…おそらく私の家、ですかねぇ…」
久世橋「それでは今すぐ、行きましょう!」
青山「あまり気は進みませんが…では、ついてきてくださ~い(家に戻ったら缶詰にされてしまいますね…)」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:35:54.46 ID:LfBH8v5d0
―青山家―
真手「さぁ、原稿を書いてください!」
烏丸「あの~、私は青山ではなく烏丸というものなんですけど~」
真手「入れ替わりネタは前やったでしょう…!締め切りは3週間を過ぎようとしていますよ…」
バンッ
久世橋「烏丸先生!」
烏丸「久世橋先生…!」キラキラ
青山「凛ちゃん!その人は…私ではありません!!」
真手「えっ…!?あれ!?」
真手「さぁ、原稿を書いてください!」
烏丸「あの~、私は青山ではなく烏丸というものなんですけど~」
真手「入れ替わりネタは前やったでしょう…!締め切りは3週間を過ぎようとしていますよ…」
バンッ
久世橋「烏丸先生!」
烏丸「久世橋先生…!」キラキラ
青山「凛ちゃん!その人は…私ではありません!!」
真手「えっ…!?あれ!?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:38:30.50 ID:LfBH8v5d0
~~~
真手「私としたことが…翠ちゃんと他人を間違えて、人様にとんでもない迷惑をかけてしまうなんて……」
青山「仕方のないことです。私自身もうっかり間違えそうになりましたから。」
真手「なんで自分で間違えるんですか…」
久世橋「一時はどうなるかと思いましたよ。」
烏丸「旅にアクシデントは付き物ですよ♪」
烏丸「それはそうとして、朝から何も食べていないのでお腹がすきましたね」グゥゥ
久世橋「そうですね、行こうとしてたフルールドラパンはここからも近いようですし 今から行きましょう。」
青山「フルールドラパンでしたら、私が案内しましょう。」
真手「青山先生…?戻ってきたからには原稿書いてもらいますよ…!」
青山「この人たちを見ていたら、なんだか小説のアイデアが浮かびそうなんです。少しだけ許していただけないでしょうか。」
真手「うーん………じゃあ、1時間半ですよ!1時間半経ったらフルールに迎えに行きますから、絶対にそこにいてくださいよ。」
青山「はーい、わかりました~それでは行きましょうか。」
真手「私としたことが…翠ちゃんと他人を間違えて、人様にとんでもない迷惑をかけてしまうなんて……」
青山「仕方のないことです。私自身もうっかり間違えそうになりましたから。」
真手「なんで自分で間違えるんですか…」
久世橋「一時はどうなるかと思いましたよ。」
烏丸「旅にアクシデントは付き物ですよ♪」
烏丸「それはそうとして、朝から何も食べていないのでお腹がすきましたね」グゥゥ
久世橋「そうですね、行こうとしてたフルールドラパンはここからも近いようですし 今から行きましょう。」
青山「フルールドラパンでしたら、私が案内しましょう。」
真手「青山先生…?戻ってきたからには原稿書いてもらいますよ…!」
青山「この人たちを見ていたら、なんだか小説のアイデアが浮かびそうなんです。少しだけ許していただけないでしょうか。」
真手「うーん………じゃあ、1時間半ですよ!1時間半経ったらフルールに迎えに行きますから、絶対にそこにいてくださいよ。」
青山「はーい、わかりました~それでは行きましょうか。」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:41:14.52 ID:LfBH8v5d0
―フルールドラパン―
カランカラン
シャロ「いらっしゃいませ~!」
シャロ「(ゲッ…さっきの変な人たちだ)」
烏丸「わぁ~素敵なお店ですね。あっ、シャロさん。」
烏丸「シャロさんの衣装も店内だとよりきれいに見えますね。」
青山「彼女はホールの上で戦うファイターですから~。」
シャロ「それはあんたの小説の設定でしょ!!!」
カランカラン
シャロ「いらっしゃいませ~!」
シャロ「(ゲッ…さっきの変な人たちだ)」
烏丸「わぁ~素敵なお店ですね。あっ、シャロさん。」
烏丸「シャロさんの衣装も店内だとよりきれいに見えますね。」
青山「彼女はホールの上で戦うファイターですから~。」
シャロ「それはあんたの小説の設定でしょ!!!」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:43:26.01 ID:LfBH8v5d0
~~~
久世橋「ところで、青山さんは先ほどから“原稿”や“小説”と言われてますが もしかして…」
青山「そうです~私、しがない小説家の青山ブルーマウンテンです~」
久世橋「やっぱり!私、大ファンなんです!!“うさぎになったバリスタ”は原作もさながら映画版もすごくよくて、上映中に何度も泣いてしましました。」
久世橋「“カフェインファイター”も非常に興奮しました!コーヒーを飲んで覚醒する少女、アイドルのように舞いホールの上で戦うファイター…ハッまさかこの店の今の娘がモデル!?」
久世橋「“怪盗ラパン“は毎週録画してみています!子供向けアニメなんだけど考えさせられる話も多いんですよね!! フルールドラパンと言えば以前“怪盗ラパン”とコラボがありましたね。仕事でいけなかったのが悔やまれます……」
久世橋「そして最新作の“ベーカリークイーン”! 小麦を愛した姉妹の感動の物語 とのことですが、現在読み進めている途中です。今も携帯しています。」
烏丸「く、久世橋先生…?」
久世橋「ハッ と、取り乱してしまいました。すいません…」
青山「いえいえ、私なんかの作品をこんなにも愛してくれて とてもうれしいです~」
久世橋「その、折り入って頼みがあるんですけど…迷惑でなければ この“ベーカリークイーン”の本にサインして貰えませんか…?」
青山「私でよければお安い御用です~」
久世橋「あ、ありがとうございます!」
久世橋「ところで、青山さんは先ほどから“原稿”や“小説”と言われてますが もしかして…」
青山「そうです~私、しがない小説家の青山ブルーマウンテンです~」
久世橋「やっぱり!私、大ファンなんです!!“うさぎになったバリスタ”は原作もさながら映画版もすごくよくて、上映中に何度も泣いてしましました。」
久世橋「“カフェインファイター”も非常に興奮しました!コーヒーを飲んで覚醒する少女、アイドルのように舞いホールの上で戦うファイター…ハッまさかこの店の今の娘がモデル!?」
久世橋「“怪盗ラパン“は毎週録画してみています!子供向けアニメなんだけど考えさせられる話も多いんですよね!! フルールドラパンと言えば以前“怪盗ラパン”とコラボがありましたね。仕事でいけなかったのが悔やまれます……」
久世橋「そして最新作の“ベーカリークイーン”! 小麦を愛した姉妹の感動の物語 とのことですが、現在読み進めている途中です。今も携帯しています。」
烏丸「く、久世橋先生…?」
久世橋「ハッ と、取り乱してしまいました。すいません…」
青山「いえいえ、私なんかの作品をこんなにも愛してくれて とてもうれしいです~」
久世橋「その、折り入って頼みがあるんですけど…迷惑でなければ この“ベーカリークイーン”の本にサインして貰えませんか…?」
青山「私でよければお安い御用です~」
久世橋「あ、ありがとうございます!」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:48:10.50 ID:LfBH8v5d0
青山「そろそろ別の喫茶店に移動しましょう。和風の甘味処と、コーヒーの美味しいお店 どちらがいいですか?」
久世橋「え、あの 担当の方にここで待てって言われてませんでした?」
青山「彼女なら私がどこへ行ってもきっと探し出してくれますよ。」
烏丸「そういう信頼関係もあるんですね。憧れちゃいます。」
久世橋「(なんで今、九条さんの顔が浮かんだんだろう)」
青山「ここは私がお会計をしておきますね。それでは出発しましょう。」ガチャ
真手「おや青山先生、ここで待ってろと言ったのに…どこへいこうとしてるんですか?」
青山「これは、えーと、その…そろそろ凛ちゃんが来ると思って…」
真手「それは調度良かったですね、それでは原稿を書きましょう」ガシッ
青山「あ、あの、私には二人を案内する使命が、あー、あー」ズルズル
久世橋「え、あの 担当の方にここで待てって言われてませんでした?」
青山「彼女なら私がどこへ行ってもきっと探し出してくれますよ。」
烏丸「そういう信頼関係もあるんですね。憧れちゃいます。」
久世橋「(なんで今、九条さんの顔が浮かんだんだろう)」
青山「ここは私がお会計をしておきますね。それでは出発しましょう。」ガチャ
真手「おや青山先生、ここで待ってろと言ったのに…どこへいこうとしてるんですか?」
青山「これは、えーと、その…そろそろ凛ちゃんが来ると思って…」
真手「それは調度良かったですね、それでは原稿を書きましょう」ガシッ
青山「あ、あの、私には二人を案内する使命が、あー、あー」ズルズル
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:49:39.19 ID:LfBH8v5d0
久世橋「行ってしまいましたね…」
烏丸「仲のいい二人ですね。」
久世橋「青山さんの言ってた和風の甘味処、たぶん雑誌に載ってた甘兎庵というところですね。ここから遠くないし、行ってみますか?」
烏丸「そうですね、3時のおやつの時間も近いですし ちょうど小腹がすいてきました。」
久世橋「(今食べたばかりですが…)」
烏丸「仲のいい二人ですね。」
久世橋「青山さんの言ってた和風の甘味処、たぶん雑誌に載ってた甘兎庵というところですね。ここから遠くないし、行ってみますか?」
烏丸「そうですね、3時のおやつの時間も近いですし ちょうど小腹がすいてきました。」
久世橋「(今食べたばかりですが…)」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:50:53.62 ID:LfBH8v5d0
―甘兎庵前―
烏丸「オレ…ウサギ…アマイ?」
久世橋「甘兎庵です、ベタな間違いしないでください。」
カランコロン
千夜「いらっしゃい!」
久世橋「なんで先生がいらっしゃいって…」
烏丸「え、私は言ってませんよ?」
久世橋「えっ」
千夜「まぁ…」
烏丸「オレ…ウサギ…アマイ?」
久世橋「甘兎庵です、ベタな間違いしないでください。」
カランコロン
千夜「いらっしゃい!」
久世橋「なんで先生がいらっしゃいって…」
烏丸「え、私は言ってませんよ?」
久世橋「えっ」
千夜「まぁ…」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:51:49.91 ID:LfBH8v5d0
千夜「世の中にはそっくりさんが3人はいるといいますからね。」メニューワタシー
久世橋「それは容姿の話では…」ウケトリー
久世橋「…あの、これは?」
烏丸「栗羊羹、三食団子、桜餅…どれも食欲をそそられますね!」
久世橋「あ、やっぱりメニューなんですね。そしてわかるんですね。」
烏丸「じゃあ私は黄金の鯱スペシャルを」
久世橋「では私は(なんだかわからないけど)花の都三つ子の宝石をください。」
千夜「はい、少々お待ちください♪」
久世橋「それは容姿の話では…」ウケトリー
久世橋「…あの、これは?」
烏丸「栗羊羹、三食団子、桜餅…どれも食欲をそそられますね!」
久世橋「あ、やっぱりメニューなんですね。そしてわかるんですね。」
烏丸「じゃあ私は黄金の鯱スペシャルを」
久世橋「では私は(なんだかわからないけど)花の都三つ子の宝石をください。」
千夜「はい、少々お待ちください♪」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:52:46.22 ID:LfBH8v5d0
烏丸「このお店、アリスさんが来たら喜びそうですね。そうだ、今度教えておげましょう。」
久世橋「わ、私は九条さんにフルールドラパンを紹介しようかしら…九条さん、“怪盗ラパン”とか好きそうだし…」
千夜「お待ちどうさま、花の都三つ子の宝石と黄金の鯱スペシャルです。」
久世橋「ありがとうございます。(あんみつにお団子が刺さってる…)」
烏丸「まぁ、なんてボリューミー」ウットリ
久世橋「タイ焼き=鯱って無理がありませんか?」
千夜「ごゆっくりどうぞー」
久世橋「わ、私は九条さんにフルールドラパンを紹介しようかしら…九条さん、“怪盗ラパン”とか好きそうだし…」
千夜「お待ちどうさま、花の都三つ子の宝石と黄金の鯱スペシャルです。」
久世橋「ありがとうございます。(あんみつにお団子が刺さってる…)」
烏丸「まぁ、なんてボリューミー」ウットリ
久世橋「タイ焼き=鯱って無理がありませんか?」
千夜「ごゆっくりどうぞー」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:54:07.92 ID:LfBH8v5d0
~~~
烏丸「すっかり暗くなってしまいましたね」
久世橋「烏丸先生が追加注文しまくったからですよ…」
烏丸「あまりにも美味しかったので、つい…」
久世橋「目的地のラビットハウスはとっくに閉店の時間を過ぎてしまいました。」
烏丸「安心してください♪ ラビットハウスにはバータイムがあります。今から歩いていけばちょうどバータイムの開店時間ですよ。」
久世橋「バーって…なんだか裏の世界みたいですよね……」
烏丸「???」
久世橋「忘れてくださいっ!!」
烏丸「すっかり暗くなってしまいましたね」
久世橋「烏丸先生が追加注文しまくったからですよ…」
烏丸「あまりにも美味しかったので、つい…」
久世橋「目的地のラビットハウスはとっくに閉店の時間を過ぎてしまいました。」
烏丸「安心してください♪ ラビットハウスにはバータイムがあります。今から歩いていけばちょうどバータイムの開店時間ですよ。」
久世橋「バーって…なんだか裏の世界みたいですよね……」
烏丸「???」
久世橋「忘れてくださいっ!!」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:55:39.34 ID:LfBH8v5d0
カランカラン
タカヒロ「いらっしゃい」
烏丸「素敵なお店ですね~」
タカヒロ「こちらにどうぞ」
烏丸「このモフモフは何でしょう…」
タカヒロ「ご注文は?」
烏丸「じゃあ、このモフモフを…」
タカヒロ「残念ながらモフモフは非売品です。」
ティッピー「モフモフとはなんじゃ!」
久世橋「喋った!?」
タカヒロ「気にしないでください、ところで ご注文は?」
烏丸「そうですね~、せっかくバーに来たので お任せでオシャレなお酒をください。」
久世橋「じゃ、じゃあ私もお任せで」
タカヒロ「承りました。」
タカヒロ「いらっしゃい」
烏丸「素敵なお店ですね~」
タカヒロ「こちらにどうぞ」
烏丸「このモフモフは何でしょう…」
タカヒロ「ご注文は?」
烏丸「じゃあ、このモフモフを…」
タカヒロ「残念ながらモフモフは非売品です。」
ティッピー「モフモフとはなんじゃ!」
久世橋「喋った!?」
タカヒロ「気にしないでください、ところで ご注文は?」
烏丸「そうですね~、せっかくバーに来たので お任せでオシャレなお酒をください。」
久世橋「じゃ、じゃあ私もお任せで」
タカヒロ「承りました。」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 16:58:35.26 ID:LfBH8v5d0
~~~
久世橋「私の生徒が…いつも宿題忘れてきて…悪意はないんでしょうけど」グスン
久世橋「よくわからないものをプレゼントしてきたり、授業中は居眠りしてたり」グスン
久世橋「私、嫌われてるのかなって……もうどうしたら…」シクシク
タカヒロ「年頃の女の子は難しいですからね。久世橋先生がその子のことを思っているなら、一度本心で言葉をかけてあげたら、いいと思いますよ。」
烏丸「ウェヘヘ~、モフモフ~」
ティッピー「くるしっ、離さんか!!」
久世橋「私の生徒が…いつも宿題忘れてきて…悪意はないんでしょうけど」グスン
久世橋「よくわからないものをプレゼントしてきたり、授業中は居眠りしてたり」グスン
久世橋「私、嫌われてるのかなって……もうどうしたら…」シクシク
タカヒロ「年頃の女の子は難しいですからね。久世橋先生がその子のことを思っているなら、一度本心で言葉をかけてあげたら、いいと思いますよ。」
烏丸「ウェヘヘ~、モフモフ~」
ティッピー「くるしっ、離さんか!!」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 17:00:04.29 ID:LfBH8v5d0
―駅―
久世橋「私、結構酔ってしまったみたいで…」カァァ
烏丸「そんなことないれすよ~」ベロベロ
久世橋「烏丸先生、あと少しで電車が出てしまいますよ。」
烏丸「は~い」
久世橋「(九条さんにお土産でも買っていこうかしら。)」
久世橋「(このウサギのストラップ、喜んでくれるよね)」
久世橋「(しかし一教師として生徒にプレゼントなどしていいのか…)」
久世橋「(いや、これは普段のお礼だから…!)」
久世橋「このウサギのストラップください!」
久世橋「私、結構酔ってしまったみたいで…」カァァ
烏丸「そんなことないれすよ~」ベロベロ
久世橋「烏丸先生、あと少しで電車が出てしまいますよ。」
烏丸「は~い」
久世橋「(九条さんにお土産でも買っていこうかしら。)」
久世橋「(このウサギのストラップ、喜んでくれるよね)」
久世橋「(しかし一教師として生徒にプレゼントなどしていいのか…)」
久世橋「(いや、これは普段のお礼だから…!)」
久世橋「このウサギのストラップください!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 17:04:16.84 ID:LfBH8v5d0
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久世橋「素敵な街でしたね、今度また行きましょう!」
烏丸「ムニャムニャ…スゥ」
久世橋「………今日は楽しかったですよ、烏丸先生。」ニコッ
久世橋「素敵な街でしたね、今度また行きましょう!」
烏丸「ムニャムニャ…スゥ」
久世橋「………今日は楽しかったですよ、烏丸先生。」ニコッ
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 17:07:19.70 ID:LfBH8v5d0
後日
久世橋「九条さん、あとで職員室に来てください。」
カレン「ナンデ!?まだなにもしてないデスよ!」
陽子「カレンはまたクッシーちゃん怒らせたのかよー」
-職員室-
カレン「センセー、今日は何デスか…」
久世橋「九条さん、これはいつものお礼です。先日烏丸先生と旅行に行ってきたので。」
カレン「エーーーッ!?どうしたデスか!!?虎がネコになったデス!!」
久世橋「…九条さん、それ以上言うとあなたの単位は無いわよ…」
カレン「Oh no! それは勘弁デス!」
久世橋「はぁ…その、いつものお礼だから。変な意味とかありませんからね。」
カレン「センセー、アヤヤみたいデス。」
カレン「嬉しいデス!センセーのこと大好きデース!LOVE!!」
カレン「でも、これ二つに分かれるペアストラップみたいデスね。センセーと一緒につけましょう!」
久世橋「く、九条さん!教師の私が生徒とペアストラップだなんて!」
カレン「とかいいながら受け取ってるデース」
忍「カレン、そのウサギのストラップ可愛いですね。前からつけてましたっけ?」
カレン「大好きな人とおそろいデス!愛の証デス!」
アリス「あはは、なにそれ~。それにしてもカレン、今日は機嫌いいね。」
カレン「このストラップのおかげデス!心がピョンピョンしマス!」
久世橋「九条さん、あとで職員室に来てください。」
カレン「ナンデ!?まだなにもしてないデスよ!」
陽子「カレンはまたクッシーちゃん怒らせたのかよー」
-職員室-
カレン「センセー、今日は何デスか…」
久世橋「九条さん、これはいつものお礼です。先日烏丸先生と旅行に行ってきたので。」
カレン「エーーーッ!?どうしたデスか!!?虎がネコになったデス!!」
久世橋「…九条さん、それ以上言うとあなたの単位は無いわよ…」
カレン「Oh no! それは勘弁デス!」
久世橋「はぁ…その、いつものお礼だから。変な意味とかありませんからね。」
カレン「センセー、アヤヤみたいデス。」
カレン「嬉しいデス!センセーのこと大好きデース!LOVE!!」
カレン「でも、これ二つに分かれるペアストラップみたいデスね。センセーと一緒につけましょう!」
久世橋「く、九条さん!教師の私が生徒とペアストラップだなんて!」
カレン「とかいいながら受け取ってるデース」
忍「カレン、そのウサギのストラップ可愛いですね。前からつけてましたっけ?」
カレン「大好きな人とおそろいデス!愛の証デス!」
アリス「あはは、なにそれ~。それにしてもカレン、今日は機嫌いいね。」
カレン「このストラップのおかげデス!心がピョンピョンしマス!」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 17:09:51.33 ID:LfBH8v5d0
ヒトミトジーレバキミノウターウメロディ キコエルハズー
~Fin~
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