1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/24(月) 23:59:28 ID:KE6GRuoo
季節は春…

英語でspring

もの事の始まりの季節






そう…


コニーの季節です 


 

2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:01:10 ID:JKa4mf..
春になるとコニーが一面に現れます

一番コニーが輝く季節




コニーは人々の癒しです


エレン「今年もコニーがいっぱいだな」 


4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:05:33 ID:JKa4mf..



エレン「こうして見ると壮観だな」

エレン「さっそくコニーに癒されて来よう」

ミカサ「エレン、せっかちはいけない」

ミカサ「もっと癒されたいなら待つべき」

ミカサ「もっとコニーを育んでいこう」

エレン「言われなくてもわかってるっての!」

アルミン「そんなこと言って収穫する気満々だったでしょ」

エレン「んなわけねえって」 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:08:55 ID:JKa4mf..



ライナー「エレンのところはすごいな」

ベルトルト「それと比べて僕たちのとこは…」

アニ「…あんたたちがだらしないからだよ」

ライナー「だらしない?違うぜ!質より量だ!」

アニ「言い訳してる暇があったらもっとコニーを増やす努力をしな!」ゲシ

ライナー「」



ベルトルト「はぁ…癒される」ジョリジョリ 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:10:59 ID:JKa4mf..




マルコ「今年もまあまあだね」

ジャン「こんなもんだろ、これをミカサにプレゼントすれば…」


マルコ「向こうのほうが質も量も高い以上無理だ」


ジャン「うるせぇ!」 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:14:23 ID:JKa4mf..





ユミル「なんかコニーってさ」

クリスタ「?」

ユミル「馬鹿って感じだよな」

クリスタ「もう!そんなこと言ってるといいコニーが育たないよ!」プンプン

ユミル「まあまあ怒んなって」ケラケラ

ユミル「これに馬鹿は褒め言葉だって」

クリスタ「だからそんなこと言うと…」

ユミル「大丈夫だろ」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:16:59 ID:JKa4mf..



そして春は過ぎていき

夏がやってきます

春よりコニーは大きくなります

そして春特有の癒し成分は消え、代わりに活発さが芽生えます

元気なコニーを見ているのも乙なものですよ


ユミル「あ!!待てこの馬鹿!!」 

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:20:35 ID:JKa4mf..


クリスタ「もう!!ユミルがバカバカいうから言うこと聞かなくなったじゃない!!」

ユミル「いや!こんなことになるとは思わなかった!」

クリスタ「どうするの!?」

ユミル「いやさっぱりわからん!正直反省してる!!」

クリスタ「ほんとに?」

ユミル「ほんとほんと!!」

クリスタ「じゃあもっと愛情込めて育ててね!」プンプン

ユミル「はい」 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:24:28 ID:JKa4mf..




ライナー「…なあ」

ベルトルト「なんだい?」

ライナー「俺たちのところのコニーは大人しいな」

ベルトルト「そうだね」

ライナー「これでいいのだろうか」

ベルトルト「心なしか他のコニーより小さい気がする」

アニ「…はぁ」

ライナー「ア…アニ?」

アニ「なんか落ち込む」

ライナー「……」

ベルトルト「……」 

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:28:04 ID:JKa4mf..




エレン「俺たちのコニーは元気だ!」

アルミン「ちゃんと言うことも聞いてくれるしね!」

ミカサ「エレンが愛情込めて育んだお陰」

エレン「いやミカサとアルミンのお陰だ」

エレン「俺一人じゃ無理だった」

アルミン「まだ安心するのは早いよ」

エレン「ああ!命の責任はしっかりとらないとな!」 

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:30:30 ID:JKa4mf..





ジャン「…なあマルコ」

マルコ「なんだい?ジャン」

ジャン「俺たちのコニー春と比べて変わって無くね?」

マルコ「…そうだね」

ジャン「何がいけなかったんだろうな」

マルコ「さぁ…」

ジャン「こんなコニーじゃミカサにプレゼントできねえ」

マルコ「たぶんその邪な気持ちが原因だよ」 

13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:33:52 ID:JKa4mf..




長い長い夏も過ぎ…




季節は秋

コニーは冬に向けての準備を始めます

少し寂しくなるような切なくなるような…


そんな季節ですね


ジャン「コニー…お前ってやつは…」 

14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:36:26 ID:JKa4mf..


マルコ「ジャン、どうしたの?」




ジャン「いやな、うちのコニーが頭を触らせてくれたんだ」

マルコ「本当かい!?」

ジャン「ああ…秋だからモフモフだぜ!!」


マルコ「夏には絶対触らせてくれなかったのに…」


マルコ(でも…もうすぐ…) 


15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:39:36 ID:JKa4mf..




ユミル「もう秋か…」

クリスタ「そうだね…」

ユミル「案外早いもんだな…」

クリスタ「うん…」

ユミル「最初は馬鹿でいうこと聞かねえって思ってた」

クリスタ「うん」

ユミル「でも…いざ騒がねえと寂しいもんだな」

クリスタ「愛着っていうのは自然に湧いてくるものなんだ」

ユミル「ああ…」 

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:42:48 ID:JKa4mf..





エレン「もうそんな時期か」

ミカサ「いいコニーだと時期が進むのは早く感じる」

アルミン「そうだね」

エレン「でも…」

アルミン「うん」

ミカサ「必ずその時はやってくるもの」

ミカサ「でもまだ確かにコニーはいる」

アルミン「僕たちは命に責任を持たなくちゃ!」

エレン「…そうだな!」 

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:46:14 ID:JKa4mf..





ライナー「ただでさえ元気のなかったうちのコニーが…」

ベルトルト「もう限界も近いのだろうか…?」

アニ「…認めないよ」

ライナー「?」

ベルトルト「アニ?」


アニ「あんたはまだ頑張っちゃいない!」

アニ「自分の限界なんて決めつけるんじゃないよ!」

アニ「私はあんたに愛情をいっぱい注いだ!」

アニ「少しは答えてくれてもいいじゃないか!」


ライナー「アニ…」 

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:48:49 ID:JKa4mf..



短い短い秋が終わりを告げました




そして季節は冬


コニーはこの季節

長い長い眠りにつきます

そう…

コニーはその生涯を終えるのです…



アニ「……」グス 

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:52:54 ID:JKa4mf..




ライナー「…アニの奴…」

ベルトルト「それだけコニーに愛情を注いでたってことだ」




アニ「…ごめんなさい」グス

アニ「もっと…いっぱい…遊んであげればよかった」グス

アニ「コニー…ごめんなさい」グス



ベルトルト「ライナー」

ライナー「今は一人にしておいてやろう」 

20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 00:57:26 ID:JKa4mf..




ジャン「…畜生」

マルコ「ジャン…」

ジャン「なんでこんなに悲しいんだ…」

マルコ「……」

ジャン「コニーのバカヤロウ」

マルコ「せめて…笑っておくってあげよう」

ジャン「ああ…笑っておくってやるよちきしょう!」 

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:00:30 ID:JKa4mf..





ユミル「あ~あ…馬鹿が逝っちまった」

クリスタ「馬鹿って言っちゃだめだってばー!!」ウワーン

ユミル「悪い悪い」

クリスタ「反省…してる…?」グス

ユミル「ああ」

ユミル(ぜってぇ涙は流さねえ…) 

22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:03:57 ID:JKa4mf..




エレン「…逝っちまったな」

アルミン「…うん」

ミカサ「コニーはきっと幸せだったと思う」

アルミン「うん」

エレン「俺たちは命の責任を果たしたかどうかわからない」

エレン「でも…」

エレン「やれるだけのことはした…と思いたい」

ミカサ「エレンは十分責任を果たした」

エレン「いや…まだまだだ」 

23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:07:40 ID:JKa4mf..


こうして…


人々はそれぞれの思いを胸に、コニーをおくりました

ある人は謝罪を、またある人は感謝を

コニーは様々なことを私達に与えてくれました





ありがとう…コニー 

24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:08:34 ID:JKa4mf..




そして季節は巡り






エレン「今年もこの季節がやってきた」 

25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:10:57 ID:JKa4mf..

ミカサ「エレン、前は成功したとはいえ油断しないで」

アルミン「そうだよエレン!」

エレン「わかってるって」





エレン「立派なコニー…育てよう」

エレン「それが前のコニー達から与えられた責任だ」 

26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:12:00 ID:JKa4mf..



そう…今年も




ライナー「ああ…最高のコニーを」 

27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:15:09 ID:JKa4mf..
ベルトルト「アニ…無理しなくても…」


アニ「大丈夫…私はあの子に…」

アニ「今回コニーを立派なコニーにすることが」


ライナー「前のコニー達へのはなむけだ」


ベルトルト「ああ!」

アニ「立派なコニーにしてみせるよ!」 

28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:17:10 ID:JKa4mf..




あの季節が…




ジャン「やってやるぜ」 

29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:20:55 ID:JKa4mf..




ジャン「なんだかんだいってハマっちまってるな」

マルコ「そうだね」

ジャン「いいや、ハマってるって言い方は違うな」

マルコ「?」

ジャン「コニーに感謝してるからこそ…だ」

マルコ「…ああ!」 

30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:21:43 ID:JKa4mf..




やってくる!




ユミル「いっちょやるか」 

31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:24:23 ID:JKa4mf..

クリスタ「ユミル!今回は馬鹿呼ばわりしちゃだめだよ!」

ユミル「んなのわかってるって」

クリスタ「そうやっていっても結局…」

ユミル「今回は大丈夫だ」

クリスタ「?」





ユミル「立派な馬鹿に育ててやる」 

32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:27:51 ID:JKa4mf..




冬は終わり…




季節は春



皆いろいろな思いを胸に

今年もコニーの季節がやってきました




あたり一面に広がるコニー

そんなコニー達に皆感謝を込めてこの言葉をおくります 

33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:29:36 ID:JKa4mf..
エレン「オアエリ」

ミカサ「オアエリ」

アルミン「オアエリ」

ライナー「オアエリ」

ベルトルト「オアエリ」

アニ「オアエリ」

ジャン「オアエリ」

マルコ「オアエリ」

クリスタ「オアエリ」

ユミル「オアエリ」 


 
35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/25(火) 01:31:15 ID:JKa4mf..









サシャ「オアエリ」



ナレーション:サシャ・ブラウス




コニー「なんだこれ!?」


サシャ「春です」

アルミン完