2: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:06:50.89 ID:JmC4nM440

[楓さんとパソコン]

楓「……」カタカタ

ガチャ

P「あれ、楓さん、パソコン使って何してるんですか?」

楓「あっ、何でもないですっ」カチカチッ

P「……今、何かしてましたよね」

楓「いえ、本当に何でもないですから……」ガラガラ

P「ちょっと、椅子に座ったまま何処かに行かないで下さい」

P「……それなら、履歴を調べても大丈夫ですよね」カチカチ

楓「あ、あぁ……」

P「……楓さん」

楓「はい……」

P「事務所のパソコンで、お酒の通信販売のページなんて見ないで下さい」

楓「ごめんなさい……」シュン

引用元: モバP「楓さんとの日々」 


 

3: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:07:40.78 ID:JmC4nM440

[楓さんと駄洒落]

楓「おはようございます」

P「おはようござ……楓さん」

楓「はい」

P「どうして……法被を着ているんですか」

楓「今日は月曜日ですからね」

P「別に、祭りとかは無かったと思いますけど……」



楓「ハッピーマンデー、ですね……うふふ」

P「えっ……」

楓「法被を着てハッピーになりましょう……ふふっ」

P「は、はぁ……?」

P(……今日、普通に平日なんだけれど)

4: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:09:53.49 ID:JmC4nM440

[楓さんとこたつ]

楓「……こたつのみかん、無くなっちゃいましたね」

早苗「外の段ボールにまだあったはずよね」

楓「……」

早苗「……」



楓「ここは年長者の貫録を見せる所ですよ」

早苗「ここは人生の先輩に奉仕する場面よ」

楓「早苗さんって、姉御肌って感じですよね」

早苗「楓ちゃんって、才色兼備って言葉が似合うわよね」

楓「気遣いの出来る大人の女性って良いですよね」グググ

早苗「その台詞、そのまま返してあげるわ」グググ

P(……あれがこたつの魔力なのか)

5: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:11:04.94 ID:JmC4nM440

[楓さんとコーヒー]

楓「……」コポポポポ

楓「……」フーフー

楓「……」ズズッ

楓「に、苦いっ」

P「……何してるんですか?」

楓「……プロデューサーの気持ちになるですよ」ウゥ…

P「仁奈の真似はいいですから」

楓「……」

楓「プロデューサーがいつもコーヒーをブラックで飲んでいるので」

楓「そんなに美味しいのかな、と思って飲んでみましたけれど……」

楓「大人しく、ミルクと砂糖を入れます……」

P「そうして下さい」

6: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:13:57.74 ID:JmC4nM440

[楓さんと駄洒落 その2]

楓「こんにちわ、プロデューサー」

P「あれ楓さん、今日は休みだったと……それは」

楓「比奈ちゃんに手伝って貰って、作ったんです」

P「……どうして、リグ・シャッコーなんですか?」

楓「プロデューサー、今日が何の日か分かりますか?」

P「今日は別に何も無かったと思いますけど……」



P「……まさか、『赤口』ですか?」

楓「赤口の日に、シャッコーを持ってきました……うふふっ」

P「……」

楓「では、お疲れ様です」ペコリ

P「お、お疲れ様です」

バタン

P「……」

P「何をしに来たんだ、楓さん……」

7: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:15:30.31 ID:JmC4nM440

[楓さんと大人の自覚]

楓「この世紀末歌姫、高垣楓が相手よ!」バッ

千佳「みんなの為に、ラブリーチカは負けないよっ!」

ありす「……」


ありす「……楓さんは、ちょっと子供っぽすぎませんか?」

楓「あら、どうしたのありすちゃん?」

ありす「橘です……時々、楓さんが本当に大人なのか疑わしいです」

楓「これでもお姉さん、ちゃんと大人として成長してますから」ウフフ

ありす「例えば何ですか?」

楓「お酒が飲める」フフン

ありす「それは20歳を超えれば誰でも飲めます」

楓「選挙にも行けるわね」

ありす「それも年齢が基準になっている話です」

楓「成長という話だと……身長が大きい」

ありす「うっ、それは……確かに」

ありす「……胸はあまり成長していないみたいですけど」ボソッ



楓「ありすちゃん?」ギュムギュム

ありす「い、いひゃいです! ごめんなひゃい!」

モバP(小学生に大人気無いな……)

8: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:18:49.17 ID:JmC4nM440

[楓さんとコンビニ]

楓「すみませんプロデューサー、車を止めて貰っても良いですか?」

P「どうかしましたか?」

楓「コンビニに寄りたいのですが、良いですか?」

P「はい、良いですよ」

楓「では、行ってきます」



楓「……」トボトボ

P(あ、楓さん帰ってきた……あれ)

P「楓さん……どうしたんですか?」

楓「……レシートを、貰えませんでした」

P「え?」

楓「時々、お釣りだけを渡される店員さんが居るんです」

楓「その時に勇気を出して『レシートも下さい』と、言おうと思っているんですが……」

楓「今回も、言えませんでした……」ズーン

P「あぁ……分かります」

P「向こうも気遣いでやってると思うと、言い出せませんよね」

楓「……」コクリ

P「まあ……元気出して下さい、次ですよ次」

楓「はい……」シュン

9: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:20:22.52 ID:JmC4nM440

[楓さんと駄洒落 その3]

楓「おはようございます、プロデューサー」

P「おはようございます、楓さん」

P「今日から3月ですね」

楓「えぇ、そうですね……」



楓「マーチに待った3月、ですね……ふふふっ」

P「……えっと」

P(今のはまさか、『March』と3月を掛けてるのか?)

楓「プロデューサー?」ワクワク

P「……80点です」

楓「やりました、高得点ですね」ウフフ

10: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:21:32.18 ID:JmC4nM440

[楓さんと終業後]

P「……」カタカタ

P「……楓さん、こんな時間まで残ってどうしたんですか?」カタカタ

楓「今日は、久々に飲みたい気分なんです」

P「そんな事言って、昨日も川島さんたちと飲んでましたよね」

楓「バレてましたか」ウフフ

P「事務所であれだけ盛り上がっていれば嫌でも分かりますよ……」

楓「でも、今日も赤提灯が私の事を呼んでいると思うんです」

P「いえ、呼んでいないと思います」

楓「そんな意地悪な事を言わずに、行きませんか?」

P「まだ仕事中ですから」

楓「仕事よりも、居酒屋の方がわーくわくすると思いますよ……ふふ」

P「まったく……貴方は駄洒落とお酒の話しか出来ないんですか?」ハァ

楓「温泉に行きたい、という話も出来ます」フフン



P「そういう、くだらない事を言わないで下さい」ギュムギュム

楓「い、いひゃい! いひゃいです!」

11: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:22:59.30 ID:JmC4nM440

P「本当に、貴方という人は……」

楓「痛い……」スリスリ

P「……あー、もう仕事する気を無くしました」

P「今日はもう、飲みに行こうかな」

楓「……ふふっ」

楓「プロデューサーのそういう優しい所、大好きです」

P「はいはい、お世辞はいいですから」

楓「……ありがとうございます」フフッ



楓「やっぱり私たち、お酒を飲むのは避けて通れないみたいですね」

P「25点ですね」

楓「……優しいけど、やっぱりプロデューサーは意地悪です」

12: ◆dZpIrVJWHy4Z 2016/03/10(木) 13:24:49.29 ID:JmC4nM440

書けば出る、という事で実践してみました。
楓さんと日常を過ごしたいだけの人生でした。

呼んで下さった皆様、ありがとうございました。
HTML化依頼を出してきます。