1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 12:34:18.57 ID:ufAxg7oW0



『34歳も年下の彼女との結婚』




彼女と出会ったのは、彼女が12歳の時だった。

僕は46歳。

やがて僕らは付き合い始め、結婚した。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457667258

引用元: 歳の差のある結婚 


 

この人と結婚していいの? (新潮文庫)
石井 希尚
新潮社
売り上げランキング: 2,933
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 12:35:12.09 ID:ufAxg7oW0


友A「このロリコン!」

友B「お前ってこんな奴だったのか?」

友C「絶交だ!」


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 12:36:50.41 ID:ufAxg7oW0


周囲からはロリコンだの犯罪者だの、さんざん言われたものだった。

しかし、それらは単なる嫉妬にしか聞こえない。

若い妻を娶った僕に対しての、見苦しい嫉妬だ。


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 12:38:13.63 ID:ufAxg7oW0


相手方の両親も、娘を必死に説得したようだ。

しかし、僕の妻は僕と結婚できないなら死ぬ、

と涙ながらに両親を説得したらしい。


僕も罪な男だ。


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 12:39:30.35 ID:ufAxg7oW0


妻「・・・あなた、幸せ?」

僕「ああ、幸せだよ」


ベッドに横たわる妻にそう言った。


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 12:41:33.05 ID:ufAxg7oW0


妻「ずっと、こうしていたい・・・」

僕「僕もだよ・・・」


僕はそう言って、妻の髪を撫でた。


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 12:42:40.57 ID:ufAxg7oW0


妻「それにしても、結婚まで大変だったね」

僕「本当に。周囲からの評判はさんざんだ」


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 13:33:57.72 ID:ufAxg7oW0


妻「私も・・・。だけど、今は幸せ・・・」

僕「ああ。僕もさ・・・」






僕(70歳)はそう言って、妻(36歳)に口付けをした。






9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 13:59:24.39 ID:ufAxg7oW0




『12歳の彼女との結婚』



最初に断っておくと、僕はロリコンだ。

年下の女の子が大好きで大好きで仕方ない。

なので、11歳の子と結婚する事にした。

ちなみに僕は32歳だ。


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 14:00:51.87 ID:ufAxg7oW0


結婚の申込をしに挨拶にいくと、女の子の両親は・・・。





涙を流して喜んでくれた。




11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 14:02:24.99 ID:ufAxg7oW0


さっそく結婚式をあげる。

式場で周囲は、あまりの年齢差に驚いているようだった。


嫁の父親「やっと、もらい手が出てくれたか」

嫁の母親「ふぅ。これで一安心ね・・・」


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 14:37:43.10 ID:ufAxg7oW0


嫁の父親「それにしても、今日は2月29日。娘の誕生日でもあるな」

嫁の母親「新郎さんが、特別に抑えてくれたんですって」

嫁の父親「今日で娘も12歳・・・。いや48歳か」

嫁の母親「本当に、結婚できて良かったわね」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 14:52:59.58 ID:ufAxg7oW0


僕「お義父さん、お義母さんこれから宜しくお願いします」

嫁の父親「ああ、娘をよろしく」

嫁の母親「娘の誕生日に、式をあげて頂けるなんて」

僕「ああ、それは」


僕「僕の誕生日でもあるから、当然ですよ」



僕は、年下の女の子が大好きなんだ。





14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 15:19:46.42 ID:ufAxg7oW0



『4000歳差』



「見てください、この見事な土偶」

「これは、『縄文のビーナス』と呼ばれる、今からおよそ4000年ほど前のものです」

「私は、これの美しさにすっかり魅せられてしまいましてね」

「ええ。これの研究一筋で。おかげで、いまだに独身ですよ。ははは・・・」


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 15:23:11.30 ID:ufAxg7oW0


「けれど、後悔はしていません」

「これの美しさに比べたら、生身の女なんてつまらんもんです・・・」

「こうやって、これをじっと見つめていると」

「時々、嬉しそうな表情をしたり、はにかんだ表情をしたり」

「そんな感じがするんです」


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 15:31:35.11 ID:ufAxg7oW0


「ある意味、私はこれと結婚したようなものですね」

「その歳の差、何と4000歳ですよ」

「ギネス記録かも、知れませんね。はは・・・」






17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 16:01:32.35 ID:ufAxg7oW0



長い年月を経た物には、魂が宿るという。



そして、それはこの土偶も例外ではなかった。



もし、土偶の言葉が聞こえたのなら、



あなたはこんな言葉を聞いただろう・・・








土偶「ちょーウッザ」





18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 16:04:58.14 ID:ufAxg7oW0


土偶「土偶と結婚とか、この人頭おかしいんじゃないの?」

土偶「私、群馬県太田市飯塚町出土 挂甲武人埴輪くん(国宝)としか
付き合わないって決めてるし」

土偶「てか私、年下って好みじゃないしー」


埴輪の方が2000歳ほど年下なのだが、そこは構わないようだ。


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 16:38:23.71 ID:ufAxg7oW0


自分がいかに愛したからと言って、その思いが伝わるとは限らない。

4000歳差の結婚は、成立することはなかった。

実際の記録にある最高年齢差の結婚例は、アフリカのソマリアでの

112歳男性と、17歳の女性との結婚だそうだ。






20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 16:43:35.89 ID:ufAxg7oW0



『真・12歳の少女との結婚』



最初に断っておくと、僕はロリコンだ。

年下の女の子が大好きで大好きで仕方ない。

なので、12歳の女の子と結婚する事にした。

ちなみに僕は32歳だ。


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 17:11:39.23 ID:ufAxg7oW0


言っておくが、これはガチだ。

女の子も、現年齢が12歳。

もちろん、うるう日が誕生日で実は48歳でした、なんて事はない。


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 17:21:44.18 ID:ufAxg7oW0


さらに言うと、れっきとした人間の女の子だ。

犬とか猫とか、マンガアニメゲームの登場人物とかでは決してない。


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/11(金) 17:45:40.02 ID:ufAxg7oW0


僕は、女の子の両親の家へと挨拶に向かった。



そして警察に通報され、僕は、今ブタ箱の中だ。





おわり