1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/13(日) 23:59:24.86 ID:0Br1TbDC0
めぐみん「最近、カズマのセクハラが酷いと思いませんか?」

ダクネス「ああ、私も気になっていたところだ」

アクア「うんうん」

めぐみん「私なんてこの間-------」



☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■食事中

カズマ「おっと、ナイフを落としてしまった」

めぐみん「どこです?拾ってあげましょうか?」

カズマ「いや、自分で探すから大丈夫だ!」

めぐみん「そうですか」


☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~


めぐみん「と言って、3分ほど机の下から出てきませんでした」

アクア「めぐみんのパ  を見ていたわけね。あのス  」

めぐみん「はぁ……まったく、カズマは」

ダクネス「ん?私もその場にいたが、ちょっと話が違うみたいだな」

アクア「え?」

めぐみん「!」

ダクネス「その話には続きがあって-----」

めぐみん「ダクネス!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457881164

引用元: ダクネス「今日、カズマは外泊だ」めぐみん「なるほど」アクア「じゃあ女子会ね!」 


 

映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説 限定版 [Blu-ray]
KADOKAWA アニメーション (2020-03-25)
売り上げランキング: 103
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:02:40.77 ID:27q9/NCS0
☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■食事中

カズマ「あれー?ナイフが見当たらないなー」

めぐみん「もぐもぐ」

ダクネス(ん?隣で座ってるめぐみんが……)

めぐみん「カズマーありましたかー?」

ダクネス「!」

ダクネス(めぐみんが足を定期的に組み替えて!?)


カズマ「もうちょっとだ!もうちょっとで!」

めぐみん「そうですか……もうちょっとですか。仕方ありませんね。カズマは……」ニヤニヤ

カズマ「お……おぉーーーーー!!!」



☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~



ダクネス「------ということが」

めぐみん「わあああああああああああああああああああああああああああ」

アクア「めぐみん……」

めぐみん「違います!違いますよ!アクア!騙されてはいけません!というか可愛そうな目で見ないでください!お願いですから!」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:09:05.69 ID:27q9/NCS0
ダクネス「まったく、そういう事ばかりするからカズマが調子に乗ってだな」

めぐみん「くっ……ふふふふふ…………はははははははは」

アクア「めぐみん?大丈夫?頭にヒールしてあげようか?」

めぐみん「はっ!そういう事を言いますかダクネス!私知ってるんですよ!」

アクア「え?なにを?」

めぐみん「ダクネスがカズマを誘惑していることを!」

アクア「ええ!?」

ダクネス「な、ななななな、なにを言っているんだ!そ、そんな事あるわけが」

めぐみん「この前-----」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:10:32.15 ID:27q9/NCS0
☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■夜

ダクネス「ふぅ…さっぱりした」

アクア「じゃあ、次のお風呂は私が入るわね」

めぐみん「っ!」

ダクネス「ん?二人は何をやってるんだ?」

めぐみん「KUNIOくんのSAKKAAというゲームです……って、あぁ……」


カズマ「よし!俺の勝ち!」

めぐみん「ふっ。このゲームは私に向いていません。やはり頭を使うゲームではないと」

カズマ「いやいや、裏技開発とかキャラのやりとりとか結構頭を使うゲームだぞ?」

めぐみん「いえ、指先だけで頭を使いません」

カズマ「ったく、ゲームですらお前の無駄に高い知性は役に立たないよな」

めぐみん「ゲームですらということは、現実でも役に立ってないということですね。おい、そこの所に関して詳しく聞こうじゃないか」


ギャーギャー


ダクネス「まったくゲームくらいでケンカするな。さて……私は日課の筋トレを……」




ダクネス「……はぁ……んっ……はぁはぁ//」

カズマ「……」

めぐみん「……」

ダクネス「んっ…………ふぅ//」



☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:19:10.92 ID:27q9/NCS0
めぐみん「------ということが」

ダクネス「ん?なにが問題なんだ?私は普通に筋トレしていただけじゃないか」

めぐみん「ではなぜカズマの前で筋トレをするんですか!自分の部屋でやればいいでしょう!?」

ダクネス「た、確かに一理あるな」

アクア「あれ?お風呂上りに筋トレしたら、また汗かいて……」

ダクネス「え?あっ……そ、それはだな……」

めぐみん「ま、まさか……あなた……」

アクア「?」

めぐみん「筋トレ後のお風呂という口実で、一番最後にお風呂に入り、脱衣所のカズマの下着をあさってましたね!?」

ダクネス「違う!それはない!!それはないぞ!!!!」

アクア「あー、なるほどー。カズマの入浴の順番は一番最後だしね」

ダクネス「違う!違うぞアクア!」

アクア「え?じゃあなんで入浴後に筋トレするの?」

ダクネス「それはだな!お風呂上りの薄着で筋トレをすると、カズマがまるで飢えているオオカミのような目で私を視 してきて……あふぁ…//」

めぐみん「なにを興奮してるんですか!このビ  が!」

ダクネス「び、び  !?ち、違うんだ!話を!話を聞いてくれ!」

めぐみん「あなたの話を聞いた結果がこれですよ!」

ダクネス「違うんだーーーー!」


ギャーギャー


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:28:37.47 ID:27q9/NCS0
ダクネス「わ、私は屈しないぞ!そんな杖の先でぐりぐりされたくらいで!さあ、今度はもっと力を込めて!!全力でやるんだーーー!!!」

めぐみん「相変わらずですね……」

アクア「あれ?そういえばなんでカズマは、お風呂一番最後なの?」

めぐみん「え?それはカズマが『レディーファースト』とか………………」

アクア「なるほどね。カズマもようやく私のありがたみがわかってきたのかしら?」

ダクネス「いや、よく考えると……自称真の男女平等主義者のあいつが『レディーファースト』とかありえないだろう……」

めぐみん「ま、まさか……カズマが私達の下着を!?」

ダクネス「……ま、まさかな」

アクア「あらあら、カズマ?お供え物は高級なお酒で十分よ?」

めぐみん「あはははははは」

ダクネス「あはははははは」

アクア「~♪」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:29:26.12 ID:27q9/NCS0
めぐみん(今度から下着はもうちょっといいのを選びましょう……)

ダクネス(もうちょっと可愛いのを選ぶとするか……いや、あいつの好みだとセクシーな方が……?)

アクア(でも、あまりカズマに負担をかけるのもよくないわね。高級なのはたまにで、普段は普通の値段のお酒を……)


めぐみん「そういえば、カズマはどういうタイプが好みなんでしょうね?」

ダクネス「せ、せくしー……じゃなくて、そうだな。女なら何でもよさそうだが?」

めぐみん「たしかに女性ならなんでもよさそうな気がしますね」

ダクネス「でも、いざとなったらヘタレ化するからな。案外積極的な女の方がいいのかもな」

めぐみん「そうですね。ちなみにその『いざ』を詳しく聞きたいのですが。どういう『いざ』があったんですか?」

ダクネス「いや、そのだな……あ、アクアはどう思う?」

アクア「そうねー。たまにはギルドで飲むのもいいわねー」

めぐみん「……」

ダクネス「……」

アクア「~♪」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:30:58.44 ID:27q9/NCS0
めぐみん「そ、そういえば、アクアはカズマといつも同じ馬小屋で寝泊まりしてたんですよね?」

アクア「え?うん。そうよ?」

ダクネス「大丈夫だったか?その変なセクハラとかされなかったのか?」

アクア「……え?」

めぐみん(この反応。なるほど、カズマは女性なら誰でもいいというわけでは)

ダクネス(そういうわけではないのか……)


めぐみん「ふふふ」

ダクネス「……」ニヤニヤ

アクア「ねえ?どうして二人とも勝ち誇ってるの?ねえ!」

めぐみん「え?別にそんなことはないですよ?ですよね。ダクネス?」

ダクネス「ああ、そんなことはない。セクハラなんてされないほうがいいしな」

アクア「ちょっとまってよ!ある!あるわよ!いっぱいカズマにセクハラされたわ!」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:34:56.76 ID:27q9/NCS0
めぐみん「へぇ……ちなみにどんなセクハラをされたのですか?」

アクア「そ、そうね……あ、あれよ!あれ!」

ダクネス「アクア。無理しなくてもいい。私達は仲間だ。なにも疑ったりしていない。セクハラされたならそれでいいじゃないか」

アクア「あーーーー!やっぱり疑ってる!じゃあすっごいの教えるんだから!」

めぐみん「『すっごい』のとは?

アクア「そ、そう、それはまだ馬小屋で暮らしてた時の事--------」


☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~


カズマ「ふはははははー。パ  マン!」

アクア(カズマが私の下 でパ  マンを!?)


☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~


アクア「それはもう頭から被ってうれしそうに踊っていたわ」

めぐみん「へー」

ダクネス「そ、そうだったのか。それは大変だったな」

アクア「あーーーーーーーーーーー!絶対に信じてない!信じてないでしょ!?」

ダクネス「し、信じてるさ」

アクア「顔に信じてないって書いてある!」



ギャーギャー

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:37:15.34 ID:27q9/NCS0
アクア「ま、まぁ、いいわ。私は女神。カズマも身分というか種族の差というのかしら?」

アクア「そういうのがあるから、私に手を出せない。ただそれだけよ」

アクア「さすがカズマ。わかってるわね♪」

めぐみん「ま、まぁ……」

ダクネス「アクアがそれでいいと言うのなら……」

アクア「!!」





アクア「なにこれ!?なんかすごく負けた気分なんですけど!」

アクア「全部カズマのせい!カズマ許さないんだから!!」



ギャーギャー

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:40:18.36 ID:27q9/NCS0
アクア「ぷはーっ。なにこのお酒。超おいしいんですけど♪」

ダクネス「それはよかった。選んだ甲斐があったというものだ」

アクア「えへへ~♪」

めぐみん「そういえば、カズマはどこに泊まっているのでしょうか?」

ダクネス「宿屋で冒険者仲間の男連中と飲んでるらしいぞ」

めぐみん「なるほど」

アクア「ねーねーねー。聞きたいんだけど、カズマは他にどんなセクハラをしたの?」

ダクネス「またその話か」

アクア「いいでしょー。教えてよー」

めぐみん「うーん。……そうですね--------」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:42:55.74 ID:27q9/NCS0
☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~


めぐみん「……カズマ。床に這いつくばって何をしているのですか?」

カズマ「いや、その……コンタクトレンズを落としてだな?」

めぐみん「KONTAKUTO?なんですか?大切なものか何かですか?」

カズマ「ああ、とっても大切なものなんだ」

めぐみん「では、私も探しましょうか?」

カズマ「いや!これは俺が探す!俺が探さないと意味がないんだ!」

めぐみん「いえいえ、手伝いますよ?」

カズマ「あっ、動かないでくれ!それ以上動くと危険すぎる!!!」

めぐみん「……」

カズマ「……」

めぐみん「あの……さすがにスカートの中を凝視されると恥ずかしいものが……」

カズマ「大丈夫だ。問題ない。なにせコンタクトをしていない俺は何も見えないんだからな!」


☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~



めぐみん「-----ということが」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:46:54.38 ID:27q9/NCS0
ダクネス「その後はどうなったんだ?」

めぐみん「もちろん殴りました。ええ、ぼこぼこにしてあげましたとも」

アクア「カズマったらレベル低いから、魔法使いのアークウィザードにですら腕力で勝てないのね……」

めぐみん「ちなみにKONTAKUTOって何か知ってます?」

ダクネス「……私も知らないな」

アクア「目がよくなる小さな道具よ。でもカズマは持っていないわ。完全な嘘ね」

めぐみん「やっぱりそうでしたか……よし、帰ってきたらもう一発殴ることにしましょう」

ダクネス「やめてやれ……と言ってもその怒りは収まらないだろう。仕方ないな。さあ、私を殴るがいい。怒りと欲望のままに好きなだけ殴っていいぞ!さあ!」

めぐみん「嫌です。腹筋が割れてるダクネスを殴ったら、私が痛いに決まってます」

ダクネス「わ、わわわ割れてなどいない!!」

アクア「うーん……」

めぐみん「どうかしたのですか?」

アクア「やっぱりおかしいわね」

ダクネス「え?」


アクア「やっぱり、私がカズマにセクハラされないのはおかしいわ!!!」



  *  *  *



カズマ「ふぅ……今日もサキュバスのお姉さんたちはいい仕事してくれたなー」

カズマ「また近いうちに行きたいな~♪」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:49:34.59 ID:27q9/NCS0
 

ガラララッ


カズマ「ただいまー」

アクア「カズマーーー!カズマ!カズマ!カズマ!!!セクハラ!セクハラしてーーーー!!」

カズマ「なっなんだ!」

アクア「お願いだから!セクハラを!とびっきりのやつを!!!」

カズマ「嫌だ!」

アクア「なっーーーーー!」

カズマ「あのな。なんで俺がそんなことをしなきゃならないんだよ」

アクア「だ、だって、私が、私が!負けたみたいで!めぐみんとダクネスが勝ち誇ってーーー!」

カズマ「ったく、せっかく人がすっきりして帰ってきたのに、お前のせいでぶち壊しだよ。この駄女神が!」

アクア「うわぁぁぁぁん。カズマが駄女神って言ったーーー」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 00:55:04.53 ID:27q9/NCS0
カズマ「さーてと、今日は俺が朝飯でも作って……ん?よぉ、おはよう」

めぐみん「おはようございます。カズマ」

ダクネス「ああ、おはよう。カズマ」

カズマ「ああ、さわやかな朝だな」

めぐみん「うふふふ。そうですね。カズマもさわやかな顔をしてますね?」

カズマ「そうか?まぁ、ちょっといいことがあってだな」

ダクネス「ほほう」





めぐみん「……で、なにがどうすっきりしたのか詳しく聞こうじゃないか」

カズマ「え?は?すっきり?なんのことだ?」

ダクネス「さっき『せっかく人がすっきりして帰ってきたのに』と言ってたじゃないか」

カズマ「そ、それはだな」

めぐみん「ちょっと聞いた話なんですが、小金持ちになったカズマは、受付の人とか色んな女性と仲がいいらしいですね?まぁ、私にはカズマが誰と仲良くしようが何も関係ありませんがね」

ダクネス「ああなるほど、それですっきりか……ほほー。まぁ、私にはカズマがどうしようが何の関係もないんだがな」

カズマ「ち、違うんだ!話を聞いてくれ!」

アクア「カズマーーー!カズマさーーーん」

カズマ「あーー!もうっ!なんなんだよ!この状況は!」




ギャーギャー





       終わり