1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 21:47:34.67 ID:iU/XsgLd0
 

武内P「……などといちいち乾杯する程のことでは
    ないのですが」ゴクッ

ちひろ「いいじゃないですか♪英語で言うとペイデイですよ、ペイデイ」ゴフッゴフッ

武内P「とはいえ明日も仕事があるのにこの時間から飲むとなると……」アゲモノシャクッ

ちひろ「だって凛ちゃんたちは久しぶりに皆時間ができたからって
    ご飯食べに行っちゃったんですもん。一人だけ残されて寂しいんですよ~」ゴフッゴフッ

武内P「そうなのですか……。私は仕事をしていて皆さんが帰られたことすら
    気付きませんでした…。最近皆さんとのコミュニケーションも疎かに
    なっていますし、反省しなければなりませんね…」ヤキオニギリモグモグ

ちひろ「いえいえ、私が皆さんに言ったんですよ。Pさんは今仕事に集中してるので
    声は掛けないで帰っていいですよって。
    Pさんがそこまで気に病むとは思わなかったので…すみません」ゲェェェッフゥゥゥゥ

武内P「ああいえ、別に責めているわけでは……千川さん!?
    もう一杯飲み終えたのですかっ!?確か大ジョッキを頼んだはずでは……」

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引用元: 武内P「給料日に」ちひろ「カンパ~イ♪」 


 

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 21:54:22.55 ID:iU/XsgLd0
ちひろ「むぅ~、大ジョッキ程度じゃ飲んだ気になりませんね…。
    お兄さん、ビールをピッチャーに入れて持ってきてもらえます?」

武内P「ちょ……千川さん、明日も仕事なのですからそう飛ばさないほうが…。
    それにしても、最近渋谷さんたちの人気も急上昇してきて私も顔を
    合わせる機会が激減したというのに、よく皆さんの都合が合いましたね…」

ちひろ「…………………………」グビグビグビグビグビ

武内P「………千川さん?」

ちひろ「………固いっ!!!」ダンッ

武内P「せ、千川さん!?そんなに大声を出しては周りに迷惑ですよ!」ヒソヒソ

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 22:00:59.83 ID:iU/XsgLd0
ちひろ「ここは居酒屋ですっ!居酒屋というのはワイワイ日頃の鬱憤を
    吐き出し合って大いに笑いあう場所なのです!
    それなのにPさんときたらここでまで仕事の話ばっかり!
    こういう時くらい仕事から離れようとは思わないのですか!」グビビビビビビ

武内P「千川さんっ、ピッチャーで直接飲むのは止めてください!
    ……はぁ、確かに自分でも少し硬すぎるとは思っています。
    しかし、私は女性とこういう風に話すのは苦手で…。 
    趣味らしい趣味もないので話題を拡げることも…………」

ちひろ「……別に無理しなくてもいいんじゃないですか?」グビッ

武内P「え?」

ちひろ「合コンしてるわけじゃないんですから、話題が広がらなくても
    一緒にいる人と楽しくなれればいいじゃないですか。
    喋るのが苦手なら、ここでできる遊びでもして、ワイワイすればいいんですよ」

武内P「遊び、ですか……。しかし、居酒屋でできる遊びなど……」グビ……

ちひろ「」ニコッ

ちひろ「野球拳しましょう♪」

武内P「っ!!!???」ブッ!!

ちひろ「あらあらいけませんねPさんビールを噴き出すなんて粗相しては
    そうだ私が綺麗にしてあげますねそうですそうしたほうがいいですよ」ペ ペ ペ ペ

武内P「ゲホッ……ゲホッ……!?せ、千川さん何で舐めて……止めてください!
    くっ…動かない!?千川さん……千川さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 22:08:01.84 ID:iU/XsgLd0
ちひろ「ふぅ…御馳走さまでした♪あらあらどうしましたPさん、そんなに疲れた様子で」

武内P「い、いえ……(結局私の噴き出したビールを全て舐めとられてしまった…)
    それは千川さんがいきなり悪い冗談をおっしゃるから……」

ちひろ「あら、私だって結婚適齢期のピチピチ花盛りの女の子ですよ?
    いくらお酒が入っているっていっても男性に対して冗談で
    野球拳しようなんて言いませんよ」

武内P「そ、そう言われましても…。いきなり野球拳などと…。
    第一ここは居酒屋で、たくさんの人が………」

ちひろ「……うふふ」パチンッ

客ABCDEFG店主お兄さん「「「「「「「「「」」」」」」」」」ガタッ

武内P「っ!!?」ビクッ

客ABCDEFG店主お兄さん「「「「「「「「「」」」」」」」」」ゾロゾロ……バタン

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 22:11:51.64 ID:iU/XsgLd0
武内P「な……何故お客さんたちが……。店員さんたちまで……」

ちひろ「言ってませんでしたっけ?今日はこの居酒屋、346プロの貸し切りなんです♪」

武内P「ど、どうして……まさかっ!?私と二人で野球拳をするために……!?」

ちひろ「あら……別に二人でとは言ってませんよ?」

武内P「……………………え?」

アイドル達+美嘉+楓「」ニョキニョキニョキニョキ……………………

武内P「し、渋谷さん……!!?皆さんまで、一体どこから……!!?」

ちひろ「さっき言ったじゃないですか。今日は「346プロ」の貸し切りだって。
    皆さんだってもちろんいらっしゃいますよ♪」

武内P「し、しかし今日は皆さんの予定があったから食事にと……」

ちひろ「ええ、確かにそう言いましたよ?ですが、どこのお店でとは一言も言ってません。
    大変だったんですよ?今日のこのシチュエーションをセッティングするために
    スケジュールを分単位で調整して、やっと今日この時間、皆さんをオフにする
    ことができたのですから」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 22:18:53.91 ID:iU/XsgLd0
武内P「ま、まさかこんなことのために秘密裡にそんな調整をしていたと……!?」ゾッ…

武内P(ま、まずい……。何故かは分かりませんが物凄く悪い予感がします…。
    ここはひとまずこの場を離れた方が……)ジリジリ…


ガシッ!!!


みりあ「どこに行く気なの?P」

莉嘉「せっかく今から念願の野球拳が始まるのに、主役がいなくなったら
   台無しじゃん」


武内P「あ、赤城さん、城ケ崎さん……!
    申し訳ありませんが、今はお二人と遊ぶことはできないのです。
    多少乱暴にでも振りほどかせていただき……」


ビリッ ボッ!!


武内P(お、お二人の服の袖が……弾けて……)

みりあ「その言葉、そっくり返させてもらうね、P」メキメキ……

莉嘉「私たちも、今はPくんに逃げてもらうわけにはいかないんだ。
   だから多少乱暴にしてでも野球拳してもらうよ?」メキメキ……

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 22:27:12.62 ID:iU/XsgLd0
武内P「ぐ、あ……!(す、少しも体が動かない……!?手を、前に出させられて……)」

ちひろ「今からPさんにはアイドルの皆さんと野球拳していただきます。
    とは言ってもPさん一人に対し私たちも含め17人との戦いではアンフェアですので…。
    少し特殊ルールを設けました」

武内P「と、特殊ルール……ですか?」

ちひろ「はい♪今からPさんにはアイドルと一回ずつジャンケンしていただきます。
    Pさんが勝てば次のアイドルとジャンケンして……ここにいる全員に一回ずつ
    勝てば、Pさんを解放して差し上げます。
    逆にPさんが一回負ければ来ている衣服を一枚ずつ剥ぎ取らせていただいて…
    マッパになった時点で私たちの勝ちです」

武内P「そ、そんな……」

ちひろ「ではまずは凜ちゃんから……どうぞ!」

凛「手加減はしないよ……P」ゴゴゴゴゴゴ……

武内P「し、渋谷さん考え直してください。こんなことはアイドルのすることでは
    ありませんし、フライデーされてしまえば今後のアイドル活動にも影響が」

凛「じゃーんけーん!!!」

武内P「あっ、まっ!」

凛「ポンッ!!」パー 武内P「」グー

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 22:32:24.07 ID:iU/XsgLd0
武内P「あ、ああぁ………」ガタガタガタ

ちひろ「あらあら……早々に負けちゃいましたね…。
    では智絵里ちゃん、どうぞ!」

ちえりん「Pさん…………」

武内P「お、緒方さん……。一体私をどうする気ですか……」

ちえりん「え、えっと……Pさん。ちょ、チョップです!えいっ!!」シュッ


パァァァン!!!!!


武内Pの上着「」

武内P「な、何故………遠くからチョップをしただけで……上着が」

ちひろ「四葉のクローバーを綺麗に手折る精密な動きと毎日のツッコミの練習に
    よる筋力の飛躍的な増加…加えてPさんを想うことで智絵里ちゃんから
    発せられた熱がこの季節特有の寒気が合わさることで、智絵里ちゃんの
    チョップは真空の刃を纏うことが可能となったんです」

未央「そのおかげで今ではちえりんの任意で斬るものを取捨選択できるようにまで
   なったんだよ」

卯月「流石に私たちの手刀じゃ真空の刃までは作れないもんね……」

ちひろ「じゃあ次は卯月ちゃんの番ですよ。Pさん…準備、できてますよね…?」ニタァ…

武内P「う、うわぁーーーーーーーーーーーー!!!!!」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 22:35:32.63 ID:iU/XsgLd0
凛「さぁて…あとはパ  だけだね……」

きらり「あ、Pちゃん安心して?靴下とネクタイは残してあげるからねぇ?」

杏「私たち全員一致でその二つだけは残そうって話になったから」

武内P「う、うぅ……………。(もう後がない……こうなったら秘密奥義を使うしか…)」

武内P(必殺、絶対に負けないジャンケン!!)

武内P(手をピストルの形にすることでグー・チョキ・パーを併せ持つ、
    無敵の合体ジャンケンを生み出すことができるのです!)

武内P(少々子供っぽい気もしますが…貞操には代えられません!!)

美嘉「よろしくね、P」メキメキ……

武内P「じ、じゃんけんっ!!!」

武内P「ポンッ!!」ガッタイムテキ 美嘉「」チョキ

武内P「は、ははは………やった!!どうです!初めて私が勝ちました!!
    この調子で他の皆さんも」ガシッ!!!

武内P「え?」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/02(水) 22:40:38.12 ID:iU/XsgLd0
かな子「駄目じゃないですか、P。そんなおいたしちゃぁ………」メリメリ……

蘭子「闇に呑まれよ(我が友我が友我が友我が友我が友我が友)」メリメリ……

みく「不正をした者にはペナルティを……当然にゃぁ……」メリメリ……

だりーな「ロック」メリメリ……

武内P「ま、待ってください皆さん……私の無敵ジャンケンを開こうとしないで
    ください……ま、待って」パー

ちひろ「これで17敗……Pさんの負けですね。
    では最後の一枚……智絵里ちゃん。やってください」

ちえりん「Pさん……チョップです、えいっ!」

武内P「いけませぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!」






美城常務「……別の店で飲むか」


おわり