7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:23:28.41 ID:ob3vmw8vO

~とある休日、櫻子の部屋~



トントン

向日葵「櫻子、入りますわよ?」ガチャリ

櫻子「な、急になんだよー!勝手に部屋に入ってくんなー!」プンプン!

向日葵「はいはい……しっかし、久しぶりに櫻子の部屋に入りましたけど、あなた掃除くらいきちんとしなさいな」

櫻子「入ってくるなりいきなり小言とか……鬼姑か」ブツブツ

向日葵(高校に入っても、変わりませんのね……櫻子は)フフッ



引用元: 向日葵「バイバイ」 


 

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8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:24:22.95 ID:ob3vmw8vO

櫻子「それより、なんの用?」

向日葵「え、あ、ああ、櫻子、今日暇ですわよねっ?」アセッ

櫻子「こう見えて私忙しいんですけどー……テレビ観たり、いもチップス食べたり」

向日葵「暇ですわね?じゃあ、一緒に映画でも行きません……?///」



櫻子「……」

櫻子「……行く」ウナズキ

向日葵「そう、よかった……どうしても観たい映画があったんですけど、一人じゃ映画館に行きづらくって」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:26:14.48 ID:ob3vmw8vO

櫻子「ちなみに映画館って、街の?」

向日葵「そ、そうですわよ?」

櫻子「じゃあ、今から走れば電車間に合うなっ!」ダッ

向日葵「えっ?あ、待ちなさいなっ!!」アセッ

櫻子「膳は急げだぁーっ!」ダダダッ

向日葵「それを言うなら『善は急げ』ですわーっ!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:27:23.17 ID:ob3vmw8vO

……………


向日葵「ハァッ……ハァッ……待って……櫻子……」ハァハァ

櫻子「ほらほらっ!早くしないと次30分待ちだよ!もう、仕方ないなー……ほら」



ギュ



櫻子「駅まで……引っ張っていってやるから……///」

向日葵「え……///」

櫻子「走るよっ!」ダッ

向日葵「ああっ!ちょっと櫻子っ!待っ……」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:28:45.86 ID:ob3vmw8vO



プシュー……ガタン……ガタンガタン


櫻子「ふぃー……なんとか間に合ったなぁ……」ハァハァ

向日葵「もう……バカ……さくら……こ……っ」ゼエゼエ

向日葵「あなた……人の話も聞かないで……」ハァハァ



櫻子「だって、長い間電車待つの嫌いなんだもん!」

向日葵「じゃあ……私が観たい映画が何時に始まるか……知ってますの……?」ゼエゼエ

櫻子「え?映画って好きな時間に観られるもんじゃないの?」キョトン

向日葵「このバカ娘っ!映画は始まる時間が決まってますのよ!私の観たい映画は開始まであと3時間もありますわよっ!」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:29:39.65 ID:ob3vmw8vO

櫻子「ええー!じゃあ全然急ぐ必要ないじゃん!」

向日葵「そういう他人の言うことを全然聞かないとこ、中学の時から変わってませんのね……」ハァ



櫻子「……」

櫻子「……うるさいっ!このデカっぱい!超乳!」ムキー!


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:31:09.97 ID:ob3vmw8vO

……………


向日葵「時間もありますし、早めに昼食でもとります?」

櫻子「高級フレンチ!もち向日葵のおごりなっ!」

向日葵「ファミレスでかまいませんわね……」

櫻子「スルーすんなし!」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:32:18.49 ID:ob3vmw8vO

~ファミレス~



向日葵「……」モグモグ

櫻子「……」モッキュモッキュ



向日葵「……」ソワソワ

櫻子「……」キュップイ



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:33:57.55 ID:ob3vmw8vO

向日葵「……ふぅ」ドキドキ



向日葵「……ね、ねえ、櫻子?」

櫻子「ん?どした」

向日葵「あなた……今、学校ではどうなんですの?」

櫻子「どうって、元気にやってるよ?向日葵こそ友達少ないから大変なんじゃー?」ニヤニヤ

向日葵「くたばりやがれですわ……私だって友達ぐらいたくさんできましたのよ?」

櫻子「へ、へぇー、よかったじゃん……」アセッ



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:36:09.14 ID:ob3vmw8vO

向日葵「それで……その……」モジモジ

向日葵「赤座さんから聞いたんですけど……」ソワソワ

櫻子「なんだよー急にモジモジして、キモいぞ?」





向日葵「その……彼氏……出来たんですって?」



櫻子「!!」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:37:15.55 ID:ob3vmw8vO

櫻子「……」



櫻子「ドリンク取ってくる!」フイッ

向日葵「あっ……」



向日葵(はぁ……なんで私がこんなに気を張らないといけないんですの……)

向日葵(あの時……心に決めたじゃありませんの……!)

向日葵(『櫻子の幸せを祈ろう』って)

向日葵(『友達のままでいよう』って)


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:39:12.05 ID:ob3vmw8vO

向日葵「……」ボー

櫻子「おまたせおまたせ~って向日葵?……向日葵ってば!」ユサユサ

向日葵「!?」ビクッ

櫻子「どうした!?ボーっとしちゃって」

向日葵「ご、ごめんなさい……ちょっと考え事してましたわ」アセアセ



櫻子「……」

櫻子「それより、私の彼氏について聞きたいんだろ~?存分に聞かせてやるよ!」ニヤニヤ


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:40:23.35 ID:ob3vmw8vO

向日葵「……」



向日葵(まさかこの娘に……彼氏が出来るだなんて考えてもいませんでしたわ)

向日葵(卒業式の日に……あんな笑顔で……私に気持ちをぶつけてきた櫻子に……)




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:41:54.08 ID:ob3vmw8vO

~数ヶ月前、七森中卒業式~



あかり「ふぇええん……向日葵ちゃん、櫻子ちゃん、卒業しても2人ともずっと友達だからね~っ!」シクシク

向日葵「もう、当たり前ですわよ」フフッ

櫻子「あかりちゃ~ん……私、あかりちゃんがいないとダメだよ~!結婚して~っ」シクシク

あかり「え、ええっ!?///」

向日葵「こら櫻子、卒業の日まで赤座さんを困らせるんじゃないわよ」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:43:10.19 ID:ob3vmw8vO

向日葵「ところで……吉川さんはどちらへ?」

あかり「ちなつちゃんなら結衣ちゃんにお話があるからって部室にいったよ~?」

櫻子「……!!」ドキドキ

向日葵「そうなんですの……一緒に写真を撮っていただきたかったんですが」





櫻子「ひ、ひまわいっ!!」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:44:30.34 ID:ob3vmw8vO

向日葵「ど、どうしたの……?」

櫻子「痛っつー舌かみまみた……」



櫻子「……あの、ちょっと来て」クイクイ

向日葵「え、ちょ、ちょっと……ごめんなさい赤座さん、またお会いしましょうね」トテトテ

あかり「うん!向日葵ちゃん、櫻子ちゃん、またね!」バイバイ





あかり「……がんばってね、櫻子ちゃん」


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:46:22.56 ID:ob3vmw8vO

~校舎裏~



櫻子「げえっ、結構人いるな……みんな考えは同じか」シミジミ

向日葵「ちょっと、こんな所まで引っ張ってきて、何なんですの!?」

櫻子「いや……ちょっとね、私、向日葵にどうしても言わなきゃいけないことがあって」



櫻子「私たちさ、高校でとうとうバラバラになっちゃうよね……」

向日葵「まぁ、学力の差もありますし、しょうがないですわ……けど、家もお隣りですし――」



櫻子「私さ!」

櫻子「今までずっと、ずーっと……」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:47:16.40 ID:ob3vmw8vO





櫻子「向日葵のこと……好き……だったんだ」ニコッ






56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:48:24.85 ID:ob3vmw8vO

向日葵「んなっ……ええっ!?///」



櫻子「……///」プイッ

櫻子「こ、答えはっ!……答えは急がないし……気持ち聞いてほしかっただけだし……///」

櫻子「それだけっ……!」ダッ



向日葵「待ちなさい!櫻子っ!」

櫻子「」ビクッ



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:49:31.46 ID:ob3vmw8vO

向日葵「櫻子があんなに真剣に、一生懸命気持ちをぶつけてくれたんですもの……答えてあげないと、私だけ逃げたみたいで嫌ですもの」フフッ



向日葵「私はね……」

向日葵『私は……』






向日葵『あなたとはお付き合いすることはできませんわ』





64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:50:58.14 ID:ob3vmw8vO

~ファミレス~



向日葵(あの時……私は櫻子の気持ちを聞く、ずっと前からその答えを決めてましたのよね……)

向日葵(私も彼女と同じ気持ち……櫻子のことが好きでしたわ……)

向日葵(だけど……だからこそ、私の存在で櫻子のことを縛りつけたくなかったんですわ)

向日葵(櫻子の幸せは……私の幸せですもの)

向日葵(だから……)




65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:51:36.11 ID:ob3vmw8vO

櫻子「……で、彼が……んで……って、向日葵、聞いてる?」

向日葵「え……あ、ご、ごめんなさい、またボーっとしてて……」

櫻子「なんだよー!お前が聞きたいからって話してたのにー!」ブーブー

向日葵「ほんとごめんなさい……」

櫻子「……」

櫻子「向日葵さ……」




櫻子「今日なんで私を誘ってくれたの?」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:52:21.38 ID:ob3vmw8vO

向日葵「え?そ、それは……一人じゃ映画を観に行きづらいからって」




櫻子「うそつけ!何か別の理由があんだろ!」

向日葵「そんな……ありませんわよ!」

櫻子「うそだっ!お前、この映画そんなに興味ないだろ?」

向日葵「えっ、なんでそんな」アセッ

櫻子「だって向日葵はこんなコテコテなアクション映画、普段全く観ないだろが!」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:52:50.66 ID:ob3vmw8vO

向日葵「えっ、この作品アクション物でしたの……?」

櫻子「そっから!?」

櫻子「……とにかく、別に映画観たいわけじゃあないんだな?」

向日葵「……そうですわ」アセッ

櫻子「じゃあなんで私を誘ったの?」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:53:42.82 ID:ob3vmw8vO

向日葵「それは……中学校卒業してから、ずっと櫻子と顔すら合わせていませんでしたし……その、学校での話とか、櫻子のか、彼氏の話とか聞きたかったし……///」

櫻子「そんなの私の部屋ですればいーじゃん」

向日葵「それは……それはなんだか、落ち着かない気がして……」





櫻子「私が向日葵にフラれたからか」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:54:36.09 ID:ob3vmw8vO

向日葵「!」

向日葵「べ、別にそんな……」アセアセ

櫻子「私に『友達でいましょう』って言ったのはお前だろっ!」

向日葵「……っ!!」ズキッ

櫻子「だから……だから私だって今日頑張ってここまで来てやったってのに……」

櫻子「そんな気の遣われ方するとは思わなかったっ!!」ダッ

向日葵「櫻子っ……」

櫻子「もう帰るっ!!じゃあね!!バイバイ!!」



向日葵「ちょ、待ちなさいっ!」ダッ


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:55:30.59 ID:ob3vmw8vO

~駅のホーム~



櫻子「……っ!」ハァハァ

向日葵「さくら……っこ……待ちなさいよっ!!」ハァハァ

櫻子「もうっ!離して!」

櫻子「……」

向日葵「はぁっ……はぁっ……」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:56:14.19 ID:ob3vmw8vO


櫻子「私はさ……」

櫻子「向日葵にとって、なんなの?」

櫻子「幼なじみ?親友?それともなんでもないの?」

向日葵「あなたはっ……!」ハァハァ

櫻子「学校変わったら急に態度変えやがってさ……そんな気ぃ遣う関係なの?」ジワッ





櫻子「これじゃあ……コクってフラれた私が馬鹿みたいじゃん……!」ポロポロ



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:57:18.75 ID:ob3vmw8vO

ガタンガタン……ガタンガタン……

プシュー……



櫻子「じゃあ……私、あっちから乗るから……お前は別のところから乗れよ」

向日葵「そんな……!」

櫻子「私、もう向日葵とは会わない……」

櫻子「もう……友情関係も解消してやるよっ!!」ブワッ

櫻子「せいぜい……学校で元気でな……」




プルルルルルルル……




櫻子「……っ!!」ダッ

向日葵「……」


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:58:07.60 ID:ob3vmw8vO



ガタンガタン……ガタンガタン……



向日葵「……っ!」ジワッ

向日葵「なんで……こんなことに……!」ポロポロ

向日葵「私はただ……櫻子とまた仲良く……!」ポロポロ

向日葵「うぅ……うわぁああああああああん!!」ブワッ





92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:59:14.03 ID:ob3vmw8vO

……………


ガタンガタン……ガタンガタン……

向日葵(私が……私がいけなかったんですわ)

向日葵(私が中途半端なことをしてしまったから……)

向日葵(もう……忘れましょうか……)

向日葵(櫻子のことも……全部……)






ズキンッ

それで……

それでいいの……?


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:59:59.66 ID:ob3vmw8vO

向日葵(……!!)

向日葵(いいわけ……ないでしょう……っ!)





ズキンッ

どうしたら……

じゃあ、どうしたらいいの……?





向日葵(どうしたらって……)

向日葵(私は……)


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:00:37.49 ID:ob3vmw8vO





素直に、ならなきゃね?





向日葵「……」コクン




100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:01:29.92 ID:ob3vmw8vO

~古谷・大室宅前~



向日葵「さっ、櫻子っ!!」ハァッハァッ…

櫻子「……なんだよ」

向日葵「間に合い……ましたわね……!」ハァハァ

櫻子「……ふんっ」スタスタ

向日葵「待って!!」

櫻子「……」



向日葵「……ごめんなさいっ!!」ペコッ


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:02:18.13 ID:ob3vmw8vO

向日葵「私が……私が全部悪いんですわっ!私が素直じゃなかったから……!」

櫻子「もう……いいよ」

向日葵「よくないですわっ!」

向日葵「私……あなたに彼氏が出来たって聞いて、いてもたってもいられなくなって……」

櫻子「だから……もう向日葵に関係ねーじゃん」

向日葵「関係あるのっ!」

向日葵「私が卒業式の時、あなたからの精一杯の告白を受けて……素直に答えていれば……!」

櫻子「……」

向日葵「今更何を言っても遅いのかもしれない……だけどっ!私は――」




櫻子「もういいってば!!」


106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:02:57.95 ID:ob3vmw8vO

向日葵「!!」ビクッ

櫻子「聞きたくない……そんな都合のいい言葉……だから……」





「私のことはもう忘れてよ……向日葵」ニコッ







111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:03:37.72 ID:ob3vmw8vO

向日葵「……えっ」ポロポロ

櫻子「もう別々の道を歩き始めちゃったんだよ、二人とも」

櫻子「今更、昔みたいに戻りたいだなんて……ずるいでしょ?」ウルウル

櫻子「だから……」



櫻子「バイバイっ!!」



117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:04:39.98 ID:ob3vmw8vO

向日葵「ううっ……」ポロポロ

向日葵(もうダメですわ……あんな……あんな櫻子を観てしまっては……)

向日葵(私には諦める以外に……)







~古谷宅~



ガチャ

向日葵「……」シクシク

向日葵(やっぱり頑張って忘れよう……あの娘のために……)




『もうっ!向日葵、おせーぞ!!』



124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:06:48.31 ID:ob3vmw8vO

向日葵「……櫻子っ!?」バッ

向日葵「……いるわけ……ないですわよね……」



『今日は黒毛和牛のステーキが食いたい!』


127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:07:21.16 ID:ob3vmw8vO

向日葵「!!」バッ

向日葵「……もう……わたしは……っ!」ジワッ



『先、部屋上がってるねー!』トテトテ

『なんだとーっ!このでかっぱい!』プンプン

『遊び行くぞーっ!』ニパッ

『向日葵……今日泊めて……』シュン

『宿題写させろーっ!』ウガー

『これ、余ったやつだからっ!……おいしくなかったらごめん……///』テレテレ

『向日葵っ!』『向日葵ー』『ひまわりぃ~』『ひまちゃん!』『向日葵』『ひまわり』



『ずっと向日葵のこと……好き……だったんだ』ニコッ



130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:07:46.46 ID:ob3vmw8vO


向日葵「……っ!!」ブワッ

向日葵「もうっ……忘れられるわけ……ないじゃない……っ!!」ポロポロ


135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:08:58.85 ID:ob3vmw8vO

……………


~数日後・古谷宅~



ピンポ-ン

あかり「ごめんくださ~い……」

『はーい!今出ますのー!』トテテテ

ガチャリ

楓「はい……あ、ええと……あかり……おねえちゃん?」

あかり「あっ、楓ちゃん!覚えててくれたんだね~!うれしいよぉ」ニコニコ

楓「お姉ちゃんは……今ちょっと体調を崩してて……」アセアセ


140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:10:20.26 ID:ob3vmw8vO

あかり「うん……知ってるよ、今日は向日葵ちゃんのお見舞いに来たんだけど……」

楓「部屋からずっと出てきてくれないから……あかりお姉ちゃんでも会えないかもしれないの……」ジワッ

あかり「楓ちゃん、大丈夫だよ……向日葵ちゃんなら、きっと……」ナデナデ



楓「ふぇ……ふぇええええん……」ギュ

あかり「よしよし……よく頑張ったね」ナデナデ



あかり「じゃあ、上がるね」

楓「うん……けど、もしお姉ちゃんがあかりお姉ちゃんに酷いことを言ったりしたら……ごめんなさいなの」

楓「お姉ちゃんは、今凄く辛そうなの……傷つけて傷つけられて……けど、お姉ちゃんを責めないであげてほしいの」

あかり「大丈夫……私は向日葵ちゃんのこと、大好きだから!」ニコッ


145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:11:35.30 ID:ob3vmw8vO



トントン

あかり「……向日葵ちゃん、起きてるかな?あかりだよぉ」

あかり「杉浦先輩から向日葵ちゃんがずっと学校に来てないって聞いて、心配になって――」


向日葵『帰ってくださいな……』

あかり「……心配になって、私に何か出来ないかなって思って」

向日葵『もう……私なんて放っておいてください……』

あかり「何かあかりにしてほしいことはないかなぁ?たとえば、お話聞いてほしいとか――」



向日葵『もうっ!帰ってって言ってるじゃないっ!!』バンッ


146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:12:35.57 ID:ob3vmw8vO

あかり「……」

向日葵『このままじゃ……赤座さんを傷つけてしまうだけですから……だから私のことは忘れて――』

あかり「あかりは……帰らないよ」

あかり「向日葵ちゃんのことだって、忘れてなんかあげないっ!」




あかり「向日葵ちゃん、あかり卒業式の時に言ったよね……『卒業してもずっと友達』だって……」

あかり「学校が違っても、卒業からずっと会ってなくても、友達は友達だよ……?」

あかり「心配しないわけがないし……辛そうな友達を見捨てて逃げたりしないよ」

あかり「あかりは……向日葵ちゃんを見捨てないよ」


150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:13:18.27 ID:ob3vmw8vO

あかり「あかり……こう見えて、意外と頑固なんだよぉー!」ニコニコ

向日葵『……』

向日葵『あり……がとう……』ポロポロ

あかり「そ、そんな!あかり、まだ何もしてあげてないよー?」

あかり「だから、ありがとうはまだとっておいてね!」ニコッ

あかり「今のあかりに出来ることは……話を聞いてあげることくらいだけど」

あかり「話してくれるかな……向日葵ちゃん」


155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:14:38.27 ID:ob3vmw8vO

……………


向日葵『……ということですわ』

あかり「……」

あかり「ねぇ、向日葵ちゃん」

向日葵『……なんですの?』



あかり「卒業式の日に、なんで櫻子ちゃんの告白を断ったの……?」

向日葵『ですから……櫻子の幸せを考えて、その時の私は――』

あかり「違うよ、向日葵ちゃん……あかりが聞きたいのは、本当の理由だよ」


157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:15:31.80 ID:ob3vmw8vO

向日葵『え……?』

あかり「だっておかしいよ、櫻子ちゃんも向日葵ちゃんも両想いだったんでしょ?……だったら、櫻子ちゃんの幸せは向日葵ちゃんとずっと一緒にいることだったと思うんだけど……」

あかり「それを向日葵ちゃんが思い違いするとは、あかり、どうしても思えないよぉ」

向日葵『……』

あかり「向日葵ちゃんが櫻子ちゃんのことをちゃんと考えているなら、素直に告白を受けることができたと思うよ?」

あかり「けど、あの時……素直になれなかったのは……」


158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:16:33.26 ID:ob3vmw8vO

向日葵『……ねぇ、赤座さん』

あかり「どうしたの?」

向日葵『こんな話をドア越しにするのもなんですし、部屋に入ってきても……よろしいですわよ』

あかり「うん……わかった……!」

向日葵『ふふっ、そんな身構えなくても私には何もできませんわ……私の汚い格好をお見せするのは気が引けますけど』

あかり「あかりも、ちゃんと向日葵ちゃんの顔を見て話したいから……」



ガチャリ



あかり「おじゃましまーす……」


161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:18:13.93 ID:ob3vmw8vO

あかり「それで……素直になれなかった理由は……」



向日葵「それは……ただ……」

向日葵「私が自分勝手過ぎただけですわ……」

向日葵「私は……櫻子と両想いになって、お付き合いすることになったとして、その先のことがとても怖かったんですわ……」

向日葵「学校が違う……たったそれだけで、私は櫻子と今まで以上の関係を維持できるか、不安になっていたんですわ……」


164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:19:04.93 ID:ob3vmw8vO

向日葵「きっと……二人で話すことも、喧嘩することも、笑い合うことも、出来なくなってしまうんじゃないかと……」ジワッ

向日葵「だから、あの時の私は、そんな想いをするなら、いっそのこと……友達のまま、それまでの二人のままでいる方がいいんじゃないかと……」ポロポロ

向日葵「櫻子が傷つくことは……わかっていたのに……私は……私は……っ!」ポロポロ






あかり「本当の理由……教えてくれてありがとうね」ナデナデ

向日葵「……」シクシク


168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:20:20.36 ID:ob3vmw8vO

あかり「じゃあ、ここであかりも一つ、秘密にしてたことを向日葵ちゃんに教えてあげよっかなぁー」ニコッ

向日葵「な…なんですの……?」



あかり「実はね、卒業式の日に櫻子ちゃんが向日葵ちゃんに告白すること、あかり知ってたんだぁ」

向日葵「え……?それって……どういう……」

あかり「あかり、卒業式のちょっと前に、櫻子ちゃんから相談受けてたんだよー」

あかり「向日葵ちゃんと離れ離れになる前に、素直な気持ちを伝えたいって」


171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:21:12.85 ID:ob3vmw8vO

向日葵「そう……だったんですのね」

あかり「それで、実は櫻子ちゃんも、今の向日葵ちゃんみたいに凄く悩んでたんだよ」

あかり「今までの関係を崩すくらいなら……向日葵ちゃんへの好きって気持ち、忘れちゃった方がいいのかなって」

向日葵「え……あの櫻子が……そんな……」

あかり「向日葵ちゃんはいつも一緒にいて気付かなかったかもだけど、櫻子ちゃん卒業式前まですごくやつれてて、辛そうだったんだよぉ……」


173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:22:19.01 ID:ob3vmw8vO

あかり「だから、あかりは『今は自分をごまかせても、この先ずっと辛い気持ちを背負うことになるよ』って櫻子ちゃんに言ったの」

あかり「櫻子ちゃんと向日葵ちゃんの絆なら、そう簡単に崩れるはずないよ!って……」

あかり「えへへ……ちょっと無責任すぎだよね……あかり」



向日葵「いえ……全然、そんなことありませんわよ」


175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:23:26.88 ID:ob3vmw8vO

あかり「けどまさか、向日葵ちゃんも同じ悩み事をしてて、自分の中ですでに答えを出してたなんて、あかり予想外だったよぉ……」

向日葵「私だって……自分のことばかりで、櫻子の考えなんて少しも考えていませんでしたわ……」

向日葵「けど……櫻子は独りよがりにならずに、赤座さんに相談して、自分の気持ちに素直になれた……今回ばかりは私の完敗ですわね……」フフッ




179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:24:13.46 ID:ob3vmw8vO

あかり「そんな、向日葵ちゃんの判断が間違っていたなんてあかりは思わないよ!それに……」

向日葵「それに?」



あかり「それに、まだ遅くないと思うし……!」ニコッ



向日葵「遅くない?それってどういう……」

あかり「あーあ、あかり、内緒にしておきたかったんだけどなぁー……」ニヤニヤ


181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:25:06.22 ID:ob3vmw8vO

あかり「けど、向日葵ちゃんの素直な気持ちを聞いちゃったから、あかりも素直になっちゃうよー」ニコニコ

向日葵「……」





あかり「あのね、櫻子ちゃんに、彼氏なんて実はいなかったんだよ……?」





186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:26:26.81 ID:ob3vmw8vO

向日葵「えっ……?うそ、だってあなたから聞きましたのに……!」

あかり「あかり嘘つくの苦手なのに、その話を聞いた時の向日葵ちゃんは、きっと嘘を見抜けないほど動揺してたんだね」ニコニコ

向日葵「えっ?ええっ!?じゃ、じゃあ、あの娘もずっと嘘をつき続けて……」

向日葵「けど理由……理由がわかりませんわ!そんな意味のない嘘をつく理由が……」



あかり「まぁ……櫻子ちゃんなりの仕返しというか……」エヘヘ

向日葵「そんな、じゃあ、この間の喧嘩は……」

あかり「それは……、あかりが言えるのはここまでかなぁ」ニコニコ





あかり「櫻子ちゃん、今も部屋で待ってるよ」

あかり「行ってあげて」ニコッ


190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:27:25.93 ID:ob3vmw8vO

~櫻子の部屋~


トントン

向日葵「櫻子……入りますわね」ガチャリ

櫻子「……帰れよ」

向日葵「……」ツカツカ

櫻子「な、なんだよ……近づいてくんなっ!!」

向日葵「櫻子……」



ギュ



櫻子「!?」


195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:28:11.65 ID:ob3vmw8vO

櫻子「おいっ!離せよ!!はーなーれーろーよっ!!///」ジタバタ

向日葵「もう、帰りませんし……離しませんわ……!」ギュー!



櫻子「わかった!わかったから……離して……苦しいから……向日葵絞めすぎぃ……」ギブギブ



203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:28:57.31 ID:ob3vmw8vO

向日葵「ふぅ……」アセアセ

櫻子「ふぅ、じゃねーし!危うくその無駄乳で窒息しかけたじゃんか!」

向日葵「あら……ごめんなさい、気がつきませんでしたわ」ニコニコ

櫻子「絶対確信犯だ……」



櫻子「で、今更何しに来たんだよ……」ムスッ

向日葵「……この数ヶ月間のことを……全部、謝りにきたんですわ」


208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:29:52.11 ID:ob3vmw8vO

向日葵「本当に……今まで櫻子を傷つけつづけてしまって……ごめんなさいっ!!」ゲザァ




櫻子「あの向日葵が……土下座……」ゴクリ

櫻子「お、おいバカ!もういいから!もうそんな怒ってないから!……というか土下座なんてされたらこっちが悪いみたいじゃん!」アセアセ

向日葵「私には櫻子のことを忘れるだなんて……できませんの……!だから……!!」ウルウル

櫻子「わかった!わかったから!まず土下座やめろ!」アセアセ


214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:31:07.88 ID:ob3vmw8vO

向日葵「……」ポロポロ

櫻子「ああもう……なんでこんな流れになるかなぁ……」ポリポリ

櫻子「私が『忘れろ』って言ったことを……本心じゃなかったって言ったらそれは嘘になるけど……」

櫻子「けど、あの時は私もちょっと言い過ぎた……向日葵のことを何も考えずに、なんか八つ当たりみたいになっちゃってた……」



櫻子「ごめん……」



217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:32:19.38 ID:ob3vmw8vO

向日葵「さ、櫻子……っ!」ガバッ

櫻子「だーからっ!そんな抱き着いてくんな!まだお前のことを許したわけじゃないんだからなっ!!」

向日葵「え……?」

櫻子「向日葵がどんな気持ちで私を振ったのかはわかった、けど、私はまだ許してないんだからな……」

向日葵「……」

向日葵「あの時の答えを撤回する……だけじゃ甘すぎですわよね?」

櫻子「うんうん」

向日葵「じゃあ……私から」


218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:32:53.74 ID:ob3vmw8vO





「大好きですわ……櫻子」

「その……もしよろしければ……お付き合いしてください」ニコッ






225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:34:08.52 ID:ob3vmw8vO

向日葵「……///」カァー




櫻子「ひ……ひひ……ひま……」フルフル

向日葵「さくら……こ……?」

櫻子「ひまわりのぶぁかーっ!」ブワッ

櫻子「いつまで……いつまで待たせるつもりだったんだよぉー!」ビエーン


227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:35:01.39 ID:ob3vmw8vO

向日葵「……ふふっ」

櫻子「わらうなぁばかぁー!ひっぐ」シクシク

向日葵「遅くなってごめんなさいね……櫻子」ナデナデ

櫻子「あやまるなぁー!うわーん!頭も撫でるなぁー!!」ジタバタ


232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:36:05.95 ID:ob3vmw8vO

……………


櫻子「ひっぐ……ひっぐ……」シクシク

向日葵「答えは急ぎませんし、どんなものであろうと私は文句ありませんわ……」



櫻子「……」ゴシゴシ

櫻子「答え返さないと……ダメ?」

向日葵「え……ダメじゃ……ないけど……」シュン




櫻子「なーんてねっ!いいよ!私も向日葵がす……好きだから!///」


235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:37:23.83 ID:ob3vmw8vO

向日葵「しかし、付き合うって……一体何をすればいいんでしょうか?」

櫻子「さぁー……私もよくわかんない」キョトン

向日葵「え?櫻子には愛しの彼氏がいるんではなくて?」ニヤニヤ

櫻子「あ……ああ!忘れてた!」アセアセ

向日葵「私と付き合っちゃうと……浮気になるんじゃないの?」ニヤニヤ

櫻子「あああ……それはぁ……」アセアセ




向日葵「ふふっ、かわいいですわね櫻子」ニコッ

櫻子「な、なんだよ急に!笑うなよ!///」

向日葵「もう、全部知ってますのよ?赤座さんから全部教えていただきましたから」

櫻子「え、ええー……なんだよ、早く言えよー……」ガクリ


240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:38:48.61 ID:ob3vmw8vO

櫻子「まぁ……付き合うってことがどーいうことかはわかんないけどさ……」

櫻子「今からさ、この前見れなかった映画……観に行かない?」




向日葵「櫻子から……デートのお誘いだなんて……!!」ウルウル

櫻子「ででで、デートじゃねーし!///」

向日葵「いいえ、デートですわっ!」

櫻子「デートじゃねーって!///」

向日葵「エスコート、よろしくお願いしますわね!」ワクワク

櫻子「もう……じゃあ、早く支度しろよっ!///」


243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:39:46.37 ID:ob3vmw8vO






~古谷宅前~


あかり「向日葵ちゃん、上手くいったかなぁ……」

245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:40:40.11 ID:ob3vmw8vO



あかり「けど、あの2人なら心配ないかな!」

あかり「……」ジワッ






君の選んだ人は とても優しい人なんだろな

遠くに行っても そう どうか元気で



じゃあね

バイバイ




おしまう