1: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 20:55:47.48 ID:FhD3OD0p0
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Hotel Moonside (Extended Live Version)
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2: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 20:58:57.54 ID:FhD3OD0p0
周子「…」
奏「…」
こずえ「…」ギュ
周子「……何ていうか」
奏「……何よ」
周子「コアラみたい」
こずえ「ふわぁ……」ギュ
奏「助けてよ……」
3: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:00:14.30 ID:FhD3OD0p0
周子「何したの? 虜にしちゃうちゅーでもしたん?」
奏「…」
周子「えっしたの」
奏「……似たようなことで……」
周子「うわぁ」
奏「…」
周子「前ので堪忍したと思ったのになぁ」
奏「事情があるのよ」
周子「ふぅん……」
奏「信じてよ……はぁ、腕疲れてきちゃった」
周子「ま、とりあえず入りなよ」
奏「ありがとう……お邪魔するわ」
こずえ「……しゅうこのおうちー……?」
周子「そだよー女子寮だよー、ごゆっくりどうぞ」
こずえ「わぁ……おじゃまー……」
4: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:01:19.20 ID:FhD3OD0p0
周子「なんか飲む?」
奏「ん、貰おうかしら」
周子「お水とお茶とオレンジジュースとウコンの力があるけど」
奏「どうしてウコン」
周子「楓さんが前置いてった」
奏「楓さん?」
周子「何か一人で飲むの寂しいから、って突然来てさ」
奏「あなたは飲めないのに」
周子「でもいいんだってさー。んで速攻寝てなんも飲まないで次の日帰った」
奏「……相変わらずね。あ、お茶がいいわ」
周子「はいよー。こずえちゃんはオレンジジュースでいい?」
こずえ「おれんじ……みかん……?」
周子「そー」
こずえ「うんー……おれんじでいいよー……」
周子「あいよーちょい待っててね」
5: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:03:05.74 ID:FhD3OD0p0
奏「…」ツンツン
こずえ「ぷぁ」
奏「…」ムニムニ
こずえ「ぷぁー……」
奏「……はぁ……」プニプニ
周子「おまたー、お茶とオレンジジュースね」コト
こずえ「またー……」
奏「ありがとう」
こずえ「ふぁ……かなでー……とってー……」
奏「はいはい」
周子「アルコール入ってないけど酔った気分になるヤツもあったけど持ってくる?」
奏「あの悲劇を繰り返すつもりなのあなた」
周子「あはは、じょーだんじょーだん。あたしも勘弁だわー」
奏「処分しておきなさいよ……志希に言っておくわ」
周子「いやーあの子絶対処分しないよ」
奏「……確かに」
周子「この前も心さんが知らないで飲んだらしいし」
奏「どれだけ被害者を増やすつもりなの」
周子「被害を受けたのは美嘉ちゃんらしいけどね」
奏「……なるほど」
6: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:04:18.49 ID:FhD3OD0p0
周子「んー、で! なんだっけ?」
奏「ん……こずえちゃんが離れてくれないのよ」
周子「離してくれないとな」
こずえ「こくこく……おれんじじゅーす……おいしいねー……」
奏「こ、こずえちゃん、零さないでね?」
こずえ「うんー……こずえ……とくいだよー……」
奏「ならいいけど……」
周子「いつ頃から?」
奏「数時間前、事務所に着いて……その、色々あってから」
周子「わぁお」
こずえ「わぁ……おー……」ニパー
奏「くっ……かわいい……」
周子「こずえちゃんには勝てないよね、分かるよ……」
7: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:04:57.78 ID:FhD3OD0p0
奏「それで、どうしても離れてくれないから」
周子「あたしに助けを求めに来たと」
奏「……えぇ」
周子「んもーしゃーないなぁ奏ちゃんはっ」
奏「どうして嬉しそうなのよ……」
周子「んっふっふ~シューコちゃんに任せとき!」
奏「大丈夫かしら」
周子「ま、こずえちゃんマスターと呼ばれるあたしにかかれば楽勝よ」フフン
奏「初めて聞いたのだけれど」
周子「巷では言われてるし! よし、じゃあいくよこずえちゃん」
こずえ「くるのー……? こいよー……」
周子「その生意気な頭を撫でまわしてやる!」
8: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:06:36.46 ID:FhD3OD0p0
周子「よーし、それじゃあこずえちゃん」
こずえ「んー……?」
周子「シューコお姉さんのとこに飛び込んでこい!」
こずえ「やぁー……」プイ
周子「ぐはぁっ!!」
奏「うわぁ」
周子「な、なんてこった……」
奏「こんなバッサリと振られるなんて中々無いわよ」
周子「うわーん! 奏にこずえちゃん取られたー!」
奏「私が取った訳じゃないわよ!?」
こずえ「んぅ……いまはー……かなでなのー……」
9: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:09:05.44 ID:FhD3OD0p0
周子「こうなったら強行手段をとるしかないね」
奏「あ、あまり手荒な真似は」
周子「オラー!」ナデナデ
こずえ「ふぁ」
奏「えぇ……」
周子「ほらほら~」ナデナデ
こずえ「ふわぁ……」
周子「どうだ~往年のなでなでだぞ~」
こずえ「あぅ……んぅ……」
周子「シューコちゃんのとこ来たくなってきたでしょ~」
こずえ「ふぁ……ふぁぁ………ん……んぅー……」
周子「ほら、ほらっ!」ナデナデ
こずえ「う~…………っやぁー……」パシ
周子「あっ」
こずえ「むふー……」
周子「」
奏「……何かごめんなさい」
10: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:09:42.66 ID:FhD3OD0p0
周子「なきたい」
奏「き、嫌いになったわけじゃないでしょう」
こずえ「うんー……ふたりとも……すきー……」
周子「あたしもすき……うぅ……」
奏「ダメージは大きいようね」
周子「ぐす……打つ手なし……とりあえず色々あってからっての教えて……」
奏「……言わなきゃダメ?」
周子「だめ」
奏「どうしても」
周子「どうしても」
奏「……分かったわ」
11: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:10:42.15 ID:FhD3OD0p0
―――――
――――――――――
―――――――――――――――
@数時間前
こずえ「かなでー……」
奏「ん、なぁに?」
こずえ「ちゅー……しないのー……?」
奏「うっ」
こずえ「ちゅう……」
奏「ま、前したじゃない」
こずえ「あれは、あれー……これは、これー……」ズイ
奏「ま、まっ……だめよっ」グイ
こずえ「むぅ……」
12: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:11:24.78 ID:FhD3OD0p0
こずえ「どうして、ちゅう……してくれないのー……」
奏「そ、そんなに軽々しくするものじゃないの」
こずえ「……いっつもみんなとしてるもん……」
奏「……そうかしら」
こずえ「しゅーこといっぱいしてるもん……」
奏「うっ……そ、そう! 理由があるのよっ」
こずえ「りゆう……おしえてー……」
奏「うん! ……そのね」
こずえ「うん……」
奏「……キスしたら、された人はした人のものになっちゃうの! だ、だから気軽には出来ないの」
こずえ「……!」
奏「分かったかしら……」
こずえ「んふふー……わかったー……」
奏「……? な、なら良かった」
13: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:12:26.03 ID:FhD3OD0p0
こずえ「あー……しゅーこー……おはよー……」フリフリ
奏「あら、周子? おは
こずえ「ちゅう……」
奏「ようっ!!?」
こずえ「えへー……」
奏「も、もう……こずえちゃん……!」
こずえ「これで……かなで……こずえのものー……」ギュ
奏「えっ? ……あぁっ!」
こずえ「えへ……えへー……はなれちゃ、だめー……」
奏「だっだめよこずえちゃん」グイ
こずえ「んぅー……はなれないもん……」
奏「あぁ……やっちゃった……」
こずえ「んふー……んー…………ちゅう」
奏「あぁっ!? もう……どうしたらいいの……」
こずえ「えへー……こずえのー……」ギュー
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
奏「……って、いう……」
周子「うーん」
奏「…」
周子「奏が悪い」
奏「……はい」
14: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:13:34.79 ID:FhD3OD0p0
周子「こずえちゃんは悪くない!」
こずえ「ふわぁ……こずえ……いいこー……?」
周子「いい子! 奏悪い子!」
こずえ「わぁ……いいこ……なでてー……」
周子「うむ」ナデナデ
こずえ「ぅあー……」
周子「奏は悪い子だから撫でてあげません」
奏「……べ、別に撫でてほしくなんてないわよ」
周子「そんなこといってー」
奏「ほんとよっ」
周子「よっしゃこずえちゃん! 奏を撫でちゃえ! ゴーこずえちゃんゴーゴー!」
こずえ「まかせろー……くらえー……」ナデナデ
奏「あっ」
こずえ「なでなでー……」
周子「どうですか」
奏「……嫌な気分は、しないけど」
周子「はぁ~……こずえさん、こやつ照れてますぜ」
こずえ「かなでも……てれるー……?」
奏「……あぁ、もう……!」
15: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:15:12.40 ID:FhD3OD0p0
こずえ「てれろー……」ナデナデ
奏「…」
こずえ「あかくなれー……」ナデナデ
奏「…」
こずえ「…」ナデナデ
奏「…」
こずえ「むぅ……」ナデナデ
奏「…」
こずえ「なぜ……なにがたりない……なぜゆえ……」ナデナデ
奏「…」
こずえ「まんしん……かんきょうのちがい……」ナデナデ
周子「んー、もしかしたら周子ちゃんが足りないのかも」ナデナデ
こずえ「おー……なるほどなー……」ナデナデ
奏「…」
周子「…」ナデナデ
こずえ「…」ナデナデ
奏「…」
周子「…」ナデナデ
こずえ「…」ナデナデ
奏「……っ」カァ
周子「いぇーい」スパン
こずえ「いぇー……」スパン
奏「もう、なんなの」
周子「んー……奏弄り?」
奏「そのままじゃない」
こずえ「かなでいじり……たのしいねー……」
周子「ねー」
奏「こずえちゃんが楽しいならいいけれど……」
周子「うぇーい」スパン
こずえ「うぇー……」スパン
奏「周子は後で話があるわ」
周子「……うぇーい」
16: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:15:55.62 ID:FhD3OD0p0
こずえ「ふわぁ……」
奏「眠たい?」
こずえ「んーんー……ふぁ……」
周子「そんなこと言ってあくびしてるじゃんね」
こずえ「こずえ……ねないよー……ねないもん……」
周子「んー? 別に起こしてあげるけどな」
こずえ「でも……ねたら……かなで、こずえのものじゃなくなっちゃう……」
奏「……!」
周子「……ほーう」
こずえ「だから、ねないもん……ひつじさんが、いっぴき……ひつじさんが、にひき……」
周子「それ寝るやつ」
こずえ「ちがったかー……」
周子「ちがったなー」
奏「こずえちゃん……」ギュ
周子「?」
こずえ「……? なーにー……?」
奏「ん……」ズイ
周子「あっ」
こずえ「……ふぁ」
17: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:17:26.63 ID:FhD3OD0p0
奏「……うん。これでこずえちゃんも私のものね」
周子「…」ジー
こずえ「こずえ……かなでのー……?」
奏「えぇ、だから寝ても大丈夫よ。私が離さないもの」
こずえ「わぁ……えへ」
奏「ふふっ」
こずえ「えへへー……」ニパー
周子「……ずるーい!!」
奏「へっ」
こずえ「……? どしたー……」
周子「なんかさー二人でさーシューコちゃんおいてさーイチャついてさー!!」
奏「べ、別にイチャついてなんか」
こずえ「いちゃつく……」
周子「シューコちゃんの気持ちはどこいったのって感じ! ずるい!!」
奏「……嫉妬?」
周子「嫉妬だよっ!」
こずえ「……しゅーこー……」
周子「なにさっ」
こずえ「ちゅー……」
周子「えっ」
奏「あっ」
18: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:18:20.75 ID:FhD3OD0p0
周子「…」
奏「…」
こずえ「しゅーこも……こずえのー……これで……いちゃつけるねー……」
周子「やられた……」
奏「あぁ……」
こずえ「かなでー……」ギュ
奏「……うん」ギュ
こずえ「しゅーこー……」ギュ
周子「うん……」ギュ
こずえ「ふたりともー……こずえのー……」ニパー
周子「あー……はは……完敗だこりゃ」ナデナデ
奏「うん、そうね。……ふふっ」ナデナデ
こずえ「えへ……おやすみぃー……すやぁ……」
奏「寝ちゃった」
周子「……とりあえずさ」
奏「うん?」
周子「こずえちゃんと奏も、あたしのものにしたいんやけど」
奏「えっ」
周子「んじゃ、よろしゅーこー」ズイ
奏「ちょっ、まっ、はっ、っあ」
19: ◆5/VbB6KnKE 2016/03/19(土) 21:18:57.94 ID:FhD3OD0p0
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ピンポーン
ガチャ
美嘉「はーい誰で……」
周子「…」
奏「…」
こずえ「…」ギュ
美嘉「……なんていうか」
奏「…」
周子「……何さ」
美嘉「親子みたい」
こずえ「ふわぁ……」ギュ
奏・周子「「助けて……」」
おしり
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