1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:24:32.84 ID:NoU9t+l40
リビング
リト「今日の晩御飯どうする?」
美柑「うんとー」
ララ「リトー!!」ギュゥ
リト「離れろ!!」
美柑「ララさん!」
ナナ「姉上、そんな奴に抱きつくよりあたしとオセロしようよ」
リト「そんな奴って何だよ!!ていうか、ララ、いい加減に離れろ!!」
ララ「なんでー」
モモ「……」
モモ(今日も平常通り……。いつになったら楽園計画は成就するのか……)
リト「今日の晩御飯どうする?」
美柑「うんとー」
ララ「リトー!!」ギュゥ
リト「離れろ!!」
美柑「ララさん!」
ナナ「姉上、そんな奴に抱きつくよりあたしとオセロしようよ」
リト「そんな奴って何だよ!!ていうか、ララ、いい加減に離れろ!!」
ララ「なんでー」
モモ「……」
モモ(今日も平常通り……。いつになったら楽園計画は成就するのか……)
引用元: ・リト「美柑ー」美柑「なにー?」
To LOVEる―とらぶる―ダークネス カラー版 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:26:27.60 ID:NoU9t+l40
モモの自室
モモ「……」ペラッ
ナナ「なにやってんだ?」
モモ「調べもの」
ナナ「ふーん」
モモ「……」ペラッ
ナナ「ご飯できたって」
モモ「うん。すぐに……ん?」
ナナ「どうした?」
モモ「あ、ううん。なんでもない」
モモ「……」
モモ(これだ……)
モモ「……」ペラッ
ナナ「なにやってんだ?」
モモ「調べもの」
ナナ「ふーん」
モモ「……」ペラッ
ナナ「ご飯できたって」
モモ「うん。すぐに……ん?」
ナナ「どうした?」
モモ「あ、ううん。なんでもない」
モモ「……」
モモ(これだ……)
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:28:58.70 ID:NoU9t+l40
翌日
リト「美柑ー」
美柑「なに?」
リト「今日は俺が買い物にいくから」
美柑「うん。まかせる」
リト「ララー、いくぞ」
ララ「はぁーい」ヒューン
モモ「……」
ナナ「姉上ーおいてくなー!!」
美柑「モモさん?」
モモ「なんですか?」
美柑「いや、なんか目つきが怖かったから……」
モモ「そうですか?」
美柑「うん……」
美柑(怪しい……)
リト「美柑ー」
美柑「なに?」
リト「今日は俺が買い物にいくから」
美柑「うん。まかせる」
リト「ララー、いくぞ」
ララ「はぁーい」ヒューン
モモ「……」
ナナ「姉上ーおいてくなー!!」
美柑「モモさん?」
モモ「なんですか?」
美柑「いや、なんか目つきが怖かったから……」
モモ「そうですか?」
美柑「うん……」
美柑(怪しい……)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:31:43.75 ID:NoU9t+l40
夜 キッチン
モモ「リトさん、お手伝いしますよ」
リト「え?いいよ」
モモ「いいですから」
リト「そうか?」
モモ「はい」
リト「じゃあ、鍋の様子を見て欲しい」
モモ「はぁい」
モモ「……」パッパッ
リト「……?」
モモ「はい?」
リト「なんか入れたか?」
モモ「いーえ」
リト「ならいいけど……」
モモ「ふふ」
モモ「リトさん、お手伝いしますよ」
リト「え?いいよ」
モモ「いいですから」
リト「そうか?」
モモ「はい」
リト「じゃあ、鍋の様子を見て欲しい」
モモ「はぁい」
モモ「……」パッパッ
リト「……?」
モモ「はい?」
リト「なんか入れたか?」
モモ「いーえ」
リト「ならいいけど……」
モモ「ふふ」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:33:59.68 ID:NoU9t+l40
リビング
リト「できたぞ」
ララ「わぁーい」
美柑「いただきます」
リト「いただきます」
ナナ「いただきまぁーす」
モモ「……あ、リトさんはこっちで」
リト「え?なんで?」
モモ「ささ、どうぞ」
リト「う、うん?」
モモ「ふふ」
美柑「……?」
リト「できたぞ」
ララ「わぁーい」
美柑「いただきます」
リト「いただきます」
ナナ「いただきまぁーす」
モモ「……あ、リトさんはこっちで」
リト「え?なんで?」
モモ「ささ、どうぞ」
リト「う、うん?」
モモ「ふふ」
美柑「……?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:36:00.45 ID:NoU9t+l40
翌朝
リト「ふわぁ……美柑、おはよう」
美柑「……」
リト「……?」
リト「ララー、いくぞー」
ララ「……ナナーじゅんびできたー?」
ナナ「うん」
リト「おい、ララ」
ララ「いこっか」
モモ「はーい」
ナナ「いってきまーす」
美柑「うん、いってらっしゃい」
リト「……じゃ、俺も行ってくるよ」
美柑「……」
リト「……あれ?」
リト「ふわぁ……美柑、おはよう」
美柑「……」
リト「……?」
リト「ララー、いくぞー」
ララ「……ナナーじゅんびできたー?」
ナナ「うん」
リト「おい、ララ」
ララ「いこっか」
モモ「はーい」
ナナ「いってきまーす」
美柑「うん、いってらっしゃい」
リト「……じゃ、俺も行ってくるよ」
美柑「……」
リト「……あれ?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:38:19.80 ID:NoU9t+l40
学校
リト「……」
猿山「おっはよ、リト!」
リト「おお」
猿山「丁度いい写真集を手に入れたんだ」
リト「おまえ、そんなことすると……」
唯「猿山くん」
猿山「げ!?」
唯「あと結城くん」
リト「え?」
唯「ハレンチよ!没収」
猿山「まってくれ!!」
唯「だめ」
リト「なんで俺まで……」
モモ「……」
リト「……」
猿山「おっはよ、リト!」
リト「おお」
猿山「丁度いい写真集を手に入れたんだ」
リト「おまえ、そんなことすると……」
唯「猿山くん」
猿山「げ!?」
唯「あと結城くん」
リト「え?」
唯「ハレンチよ!没収」
猿山「まってくれ!!」
唯「だめ」
リト「なんで俺まで……」
モモ「……」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:41:34.19 ID:NoU9t+l40
廊下
唯「全く、結城くんにも困ったものよ」
春菜「そんなこと……」
モモ「きゃぁ!!」
唯「きゃ!―――だ、大丈夫?」
モモ「あ、はい」
春菜「モモちゃん、怪我は?」
モモ「あはは、大丈夫ですからー、それではー」
春菜「……?」
唯「なんだったのかしら?」
春菜「ん……へっくしゅん!」
唯「風邪?」
春菜「なんだろう……急にムズムズして……」
唯「平気?」
春菜「うん」
唯「全く、結城くんにも困ったものよ」
春菜「そんなこと……」
モモ「きゃぁ!!」
唯「きゃ!―――だ、大丈夫?」
モモ「あ、はい」
春菜「モモちゃん、怪我は?」
モモ「あはは、大丈夫ですからー、それではー」
春菜「……?」
唯「なんだったのかしら?」
春菜「ん……へっくしゅん!」
唯「風邪?」
春菜「なんだろう……急にムズムズして……」
唯「平気?」
春菜「うん」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:43:41.62 ID:NoU9t+l40
中庭
モモ「ヤーミさん」
ヤミ「……なんですか?」
モモ「これ……どうぞ」
ヤミ「たい焼き……」
モモ「差し入れです」
ヤミ「何か?」
モモ「え?」
ヤミ「突然の差し入れほど怪しいものはありません」
モモ「なにもないですよー」
ヤミ「……」クンクン
モモ「……」
ヤミ「……」モグモグ
モモ「ふふ……」
モモ「ヤーミさん」
ヤミ「……なんですか?」
モモ「これ……どうぞ」
ヤミ「たい焼き……」
モモ「差し入れです」
ヤミ「何か?」
モモ「え?」
ヤミ「突然の差し入れほど怪しいものはありません」
モモ「なにもないですよー」
ヤミ「……」クンクン
モモ「……」
ヤミ「……」モグモグ
モモ「ふふ……」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:46:31.04 ID:NoU9t+l40
翌日
リト「ララー、今日の晩飯なんだけど、どうする?」
ララ「……」
リト「ララ?」
リト「……モモ、ララの様子が変なんだけど」
モモ「……」スタスタ
リト「……」
リト「ナナ」
ナナ「……」
リト「美柑、みんなの様子が……」
美柑「……」
リト「……」
リト「もういい。セリーヌ、おいで」
セリーヌ「まうまうー!!」
リト「どうしたんだよ……」
リト「ララー、今日の晩飯なんだけど、どうする?」
ララ「……」
リト「ララ?」
リト「……モモ、ララの様子が変なんだけど」
モモ「……」スタスタ
リト「……」
リト「ナナ」
ナナ「……」
リト「美柑、みんなの様子が……」
美柑「……」
リト「……」
リト「もういい。セリーヌ、おいで」
セリーヌ「まうまうー!!」
リト「どうしたんだよ……」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:49:23.62 ID:NoU9t+l40
学校
リト(ララのやつ今朝もなにも言わなかったな……)
春菜「それでね……」
唯「うん」
リト「あ、西連寺―――」
春菜「……っていうことなの」スタスタ
唯「へえ……そうなの」スタスタ
リト「……古手川?」
春菜「……」スタスタ
唯「……」スタスタ
リト「あれ……?」
リト(ララのやつ今朝もなにも言わなかったな……)
春菜「それでね……」
唯「うん」
リト「あ、西連寺―――」
春菜「……っていうことなの」スタスタ
唯「へえ……そうなの」スタスタ
リト「……古手川?」
春菜「……」スタスタ
唯「……」スタスタ
リト「あれ……?」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:50:28.39 ID:NoU9t+l40
昼休み
リト「ララー、一緒に……」
モモ「お姉さまー」
ナナ「一緒に食べよう」
ララ「うん!」タタタッ
リト「……」
リト「ま、いっか。たまには」
ヤミ「……」スタスタ
リト「……」
ヤミ「……」モグモグ
リト(ヤミには話しかけにくいな……)
リト「ララー、一緒に……」
モモ「お姉さまー」
ナナ「一緒に食べよう」
ララ「うん!」タタタッ
リト「……」
リト「ま、いっか。たまには」
ヤミ「……」スタスタ
リト「……」
ヤミ「……」モグモグ
リト(ヤミには話しかけにくいな……)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:51:15.61 ID:NoU9t+l40
放課後
ナナ「姉上ー、帰ろう」
ララ「ちょっとまってー」
リト「ララ!!」
ララ「お待たせ」
モモ「それでは行きましょう」
ララ「ねえねえ、あの駅前のケーキ屋に行ってみようよ」
ナナ「好きだなー姉上」
リト「……」
リト「帰ろう……」
春菜「……」
リト「ん?」
春菜「……」プイッ
リト「……春菜ちゃん……?」
ナナ「姉上ー、帰ろう」
ララ「ちょっとまってー」
リト「ララ!!」
ララ「お待たせ」
モモ「それでは行きましょう」
ララ「ねえねえ、あの駅前のケーキ屋に行ってみようよ」
ナナ「好きだなー姉上」
リト「……」
リト「帰ろう……」
春菜「……」
リト「ん?」
春菜「……」プイッ
リト「……春菜ちゃん……?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:52:10.07 ID:NoU9t+l40
自宅
リト「ただいまー」
リト「……美柑?いないのかー?」
美柑「……」
リト「なんだいるじゃないか」
リト「なあ、美柑。ララやモモたちの様子が変なんだけど、何か知らないか?」
美柑「……」
リト「美柑」
美柑「……」
リト「おいったら!!」
美柑「……」パシッ
リト「……!?」
美柑「……触らないで」
リト「な、なんで……」
セリーヌ「まう」
リト「ただいまー」
リト「……美柑?いないのかー?」
美柑「……」
リト「なんだいるじゃないか」
リト「なあ、美柑。ララやモモたちの様子が変なんだけど、何か知らないか?」
美柑「……」
リト「美柑」
美柑「……」
リト「おいったら!!」
美柑「……」パシッ
リト「……!?」
美柑「……触らないで」
リト「な、なんで……」
セリーヌ「まう」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:52:54.24 ID:NoU9t+l40
自室
リト「……」
リト「あぁぁぁ!!!くそ!!みんなの態度が気になって勉強に集中できない!!」
リト「なんで……」
リト「ヤミや古手川はともかく、ララやモモは本当におかしい……」
リト「俺……なにかしたかな……?」
リト「……」
ララ『だめぇ……リトぉ……しっぽはぁ……ふぁ……』
モモ『リトさぁん、そんなところ触ってはいけません……ぁん!』
ナナ『どこさわってやがんだ!!!この変態!!!!』
春菜『結城くん!!こっちみないでぇ!!』
唯『ハレンチだわ!!』
ヤミ『えっちぃのは嫌いです。死んでください』
美柑『妹の風呂をのぞくなぁー!!!』
リト「……だめだ、心当たりが多すぎる……」
リト「……」
リト「あぁぁぁ!!!くそ!!みんなの態度が気になって勉強に集中できない!!」
リト「なんで……」
リト「ヤミや古手川はともかく、ララやモモは本当におかしい……」
リト「俺……なにかしたかな……?」
リト「……」
ララ『だめぇ……リトぉ……しっぽはぁ……ふぁ……』
モモ『リトさぁん、そんなところ触ってはいけません……ぁん!』
ナナ『どこさわってやがんだ!!!この変態!!!!』
春菜『結城くん!!こっちみないでぇ!!』
唯『ハレンチだわ!!』
ヤミ『えっちぃのは嫌いです。死んでください』
美柑『妹の風呂をのぞくなぁー!!!』
リト「……だめだ、心当たりが多すぎる……」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:53:28.47 ID:NoU9t+l40
リト「と、とりあえず……原因を探らないと……」
リト「……」
ララ「ただいまー!!」
美柑「あ、おかえりなさーい」
リト「あ、ララが帰ってきたみたいだな……」
リト「俺のこと……話すか……?」
ララ「美柑ー、駅前のケーキ屋、すごくおいしかったよ!!今度行こうよ!!」
美柑「うん」
ナナ「でも姉上は際限なくたべるからなぁ」
ララ「美味しいから仕方ないよ」
モモ「ふふ。そうですね」
美柑「今、お茶いれるね」
リト「……普通の会話だ」
リト「……」
ララ「ただいまー!!」
美柑「あ、おかえりなさーい」
リト「あ、ララが帰ってきたみたいだな……」
リト「俺のこと……話すか……?」
ララ「美柑ー、駅前のケーキ屋、すごくおいしかったよ!!今度行こうよ!!」
美柑「うん」
ナナ「でも姉上は際限なくたべるからなぁ」
ララ「美味しいから仕方ないよ」
モモ「ふふ。そうですね」
美柑「今、お茶いれるね」
リト「……普通の会話だ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:54:01.89 ID:NoU9t+l40
ララ「ドラマの再放送始まるっ」
美柑「モモさん、これ」
モモ「どうも」
ナナ「なんだぁ?」
モモ「こういうファッション誌にも目を通しておいたほうがいいよ?」
ナナ「めんどくさいなぁ」
モモ「ほら、地球での服装にも気を配って」
ナナ「はいはい」
美柑「うーん……買い物でもいこうかなぁ」
セリーヌ「まうまうー!!」
リト「俺の話、しないな……」
リト「……」
リト「なんだよ……」
美柑「モモさん、これ」
モモ「どうも」
ナナ「なんだぁ?」
モモ「こういうファッション誌にも目を通しておいたほうがいいよ?」
ナナ「めんどくさいなぁ」
モモ「ほら、地球での服装にも気を配って」
ナナ「はいはい」
美柑「うーん……買い物でもいこうかなぁ」
セリーヌ「まうまうー!!」
リト「俺の話、しないな……」
リト「……」
リト「なんだよ……」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:54:39.97 ID:NoU9t+l40
夜 リビング
美柑「はい、ララさん」
ララ「ありがとー」
リト「なあ」
モモ「美柑さん、どうぞ」
美柑「いいのに」
モモ「いえいえ」
美柑「ありがとう」
ナナ「こっちにトンカツ回ってこないぞー」
美柑「今、もってくから」
リト「なあ!!!」
ララ「……」
美柑「……」
モモ・ナナ「……」
リト「俺のご飯は!?」
美柑「はい、ララさん」
ララ「ありがとー」
リト「なあ」
モモ「美柑さん、どうぞ」
美柑「いいのに」
モモ「いえいえ」
美柑「ありがとう」
ナナ「こっちにトンカツ回ってこないぞー」
美柑「今、もってくから」
リト「なあ!!!」
ララ「……」
美柑「……」
モモ・ナナ「……」
リト「俺のご飯は!?」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:55:07.18 ID:NoU9t+l40
美柑「はい」
ナナ「さんきゅー」
ララ「いただきまーす」
モモ「いただきます」
リト「美柑!!俺、本気で怒るぞ!!」
美柑「どうかな?」
ララ「うん、さっすが美柑!おいしい!!」
美柑「よかった」
ナナ「いけるいける」
モモ「ナナ、食べながら喋らないの」
リト「美柑!!おい!!」
美柑「……」パシッ
リト「!?」
美柑「触らないで」
リト「……」
ナナ「さんきゅー」
ララ「いただきまーす」
モモ「いただきます」
リト「美柑!!俺、本気で怒るぞ!!」
美柑「どうかな?」
ララ「うん、さっすが美柑!おいしい!!」
美柑「よかった」
ナナ「いけるいける」
モモ「ナナ、食べながら喋らないの」
リト「美柑!!おい!!」
美柑「……」パシッ
リト「!?」
美柑「触らないで」
リト「……」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:55:31.38 ID:NoU9t+l40
リト「ララぁ!!」
ララ「喋らないで」
リト「……っ」
リト「ナナ……」
ナナ「食事中だ」
リト「……モモぉ」
モモ「息をしないでください」
リト「……」
リト「な、なんだよ……!!」
リト「何かしたなら謝るよ……なんで、そんないいかた……」ウルウル
美柑「おかわりは?」
ララ「いるいるー」
リト「―――もういい!!!」
ララ「喋らないで」
リト「……っ」
リト「ナナ……」
ナナ「食事中だ」
リト「……モモぉ」
モモ「息をしないでください」
リト「……」
リト「な、なんだよ……!!」
リト「何かしたなら謝るよ……なんで、そんないいかた……」ウルウル
美柑「おかわりは?」
ララ「いるいるー」
リト「―――もういい!!!」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:55:56.18 ID:NoU9t+l40
自室
リト「はぁ……」
リト「くそ……」
リト「……」ウルウル
リト「……」ポロポロ
リト「いやだな……こういうの……」ゴシゴシ
リト「はぁ……」
リト「お腹……すいたなぁ……」
リト「……」
リト「カップめんぐらい、あるだろ……」
リト「はぁ……」
リト「くそ……」
リト「……」ウルウル
リト「……」ポロポロ
リト「いやだな……こういうの……」ゴシゴシ
リト「はぁ……」
リト「お腹……すいたなぁ……」
リト「……」
リト「カップめんぐらい、あるだろ……」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:56:22.99 ID:NoU9t+l40
キッチン
リト「えーと……」
リト「あった……」
リト「……」
リト「よし」
リト「部屋で食べよう」
リト「……」
ツルッ
リト「あ―――」
バシャァ
リト「……落とした」
リト「あーあ……カップめんが台無しだな」
リト「……拭かなきゃ、美柑に怒られるな」
リト「……」ゴシゴシ
リト「うぅ……」ポロポロ
リト「えーと……」
リト「あった……」
リト「……」
リト「よし」
リト「部屋で食べよう」
リト「……」
ツルッ
リト「あ―――」
バシャァ
リト「……落とした」
リト「あーあ……カップめんが台無しだな」
リト「……拭かなきゃ、美柑に怒られるな」
リト「……」ゴシゴシ
リト「うぅ……」ポロポロ
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:56:50.98 ID:NoU9t+l40
翌日 学校
猿山「おっす!!」
リト「おはよう」
猿山「どうかしたのか?暗い顔してるけど」
リト「なんでもない」
猿山「お、おい……」
リト「……」フラフラ
ガッ!
リト「あ―――」
もにゅ……
リト「なんだ……この柔らかい感触……あ」
ヤミ「……」
リト「ごめん!!!そんなあの触るつもりは!!ちょっとつまずいただけで……!!」
ヤミ「……」スタスタ
リト「……え?」
猿山「おっす!!」
リト「おはよう」
猿山「どうかしたのか?暗い顔してるけど」
リト「なんでもない」
猿山「お、おい……」
リト「……」フラフラ
ガッ!
リト「あ―――」
もにゅ……
リト「なんだ……この柔らかい感触……あ」
ヤミ「……」
リト「ごめん!!!そんなあの触るつもりは!!ちょっとつまずいただけで……!!」
ヤミ「……」スタスタ
リト「……え?」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:57:50.82 ID:NoU9t+l40
リト「ヤミ……?」
リト「ヤミまで……そんな……」フラッ
もにゅ……
リト「あ?!」
唯「……」
リト「ご、ごめん!!古手川!!」
唯「……」スタスタ
リト「……」
リト「なにやってんだろ……」
リト「馬鹿みたいだな……俺……」
リト「教室にいこう……」
リト「……」トボトボ
リト「ヤミまで……そんな……」フラッ
もにゅ……
リト「あ?!」
唯「……」
リト「ご、ごめん!!古手川!!」
唯「……」スタスタ
リト「……」
リト「なにやってんだろ……」
リト「馬鹿みたいだな……俺……」
リト「教室にいこう……」
リト「……」トボトボ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:58:27.70 ID:NoU9t+l40
教室
リト「……」
猿山「おい、どうしたんだよー?ララちゃんたち、いっちゃったぞ?」
リト「いいんだ」
猿山「そうなのか?」
リト「猿山、一緒に食べないか?」
猿山「わるい。他のやつと食べる約束してて……一緒にくるか?」
リト「……いや。いいよ」
猿山「おい……」
リト「どこかで一人で食べるから……」
猿山「……」
リト「……」トボトボ
リト(どこで食べよう……)
リト「……」ウルウル
リト「……」
猿山「おい、どうしたんだよー?ララちゃんたち、いっちゃったぞ?」
リト「いいんだ」
猿山「そうなのか?」
リト「猿山、一緒に食べないか?」
猿山「わるい。他のやつと食べる約束してて……一緒にくるか?」
リト「……いや。いいよ」
猿山「おい……」
リト「どこかで一人で食べるから……」
猿山「……」
リト「……」トボトボ
リト(どこで食べよう……)
リト「……」ウルウル
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:59:23.04 ID:NoU9t+l40
廊下
リト「はぁ……」
お静「あれ?リトさーん」
リト「お静ちゃん……」
お静「どうしたんですか?」
リト「えっと……昼飯、どこでたべようかなって……」
お静「そうなんですか。では、保健室にきますか?丁度、私も行こうと思っていたんですよ」
リト「あ、うん……じゃあ、行こうかな」
お静「はい!」
リト「……」
お静「どうしました?」
リト「……」ポロポロ
お静「リトさん!?どうして泣いているんですか!?」
リト「ごめん……なんでもないから……」ポロポロ
お静「あぁ……は、はやく保健室に!!」
リト「はぁ……」
お静「あれ?リトさーん」
リト「お静ちゃん……」
お静「どうしたんですか?」
リト「えっと……昼飯、どこでたべようかなって……」
お静「そうなんですか。では、保健室にきますか?丁度、私も行こうと思っていたんですよ」
リト「あ、うん……じゃあ、行こうかな」
お静「はい!」
リト「……」
お静「どうしました?」
リト「……」ポロポロ
お静「リトさん!?どうして泣いているんですか!?」
リト「ごめん……なんでもないから……」ポロポロ
お静「あぁ……は、はやく保健室に!!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 11:59:54.91 ID:NoU9t+l40
保健室
御門「……」
ガラッ!!
お静「御門先生!!急患です!!」
御門「重症?」
お静「多分!!」
御門「患者は?」
お静「リトさんです!!」
リト「うぅ……」ポロポロ
御門「あら……」
リト「……」ポロポロ
お静「いきなり泣き出してしまって……」オロオロ
御門「なにかあったの?」
リト「……」ポロポロ
お静「リトさん……」ナデナデ
御門「……」
ガラッ!!
お静「御門先生!!急患です!!」
御門「重症?」
お静「多分!!」
御門「患者は?」
お静「リトさんです!!」
リト「うぅ……」ポロポロ
御門「あら……」
リト「……」ポロポロ
お静「いきなり泣き出してしまって……」オロオロ
御門「なにかあったの?」
リト「……」ポロポロ
お静「リトさん……」ナデナデ
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:00:41.93 ID:NoU9t+l40
御門「―――みんなの態度が急に冷たくなったの?」
リト「はい……」
お静「今朝、お話しましたけどそんな感じは全くありませんでしたよ?」
御門「心当たりは?」
リト「多すぎて……」
お静「な、なにしたんですか……」
御門「そう……」
リト「……」
お静「で、でも、無視とか触るなとか酷いですね!!私がみなさんになにかこう、だめですよって言って来てます!!」
リト「お静ちゃん……」ポロポロ
お静「あぁ……どうしよう……また泣かせてしまいましたぁ……」オロオロ
御門「いいわ。一人、連れてきて」
お静「え?」
御門「詳しい話をききましょう」
リト「御門先生……」
リト「はい……」
お静「今朝、お話しましたけどそんな感じは全くありませんでしたよ?」
御門「心当たりは?」
リト「多すぎて……」
お静「な、なにしたんですか……」
御門「そう……」
リト「……」
お静「で、でも、無視とか触るなとか酷いですね!!私がみなさんになにかこう、だめですよって言って来てます!!」
リト「お静ちゃん……」ポロポロ
お静「あぁ……どうしよう……また泣かせてしまいましたぁ……」オロオロ
御門「いいわ。一人、連れてきて」
お静「え?」
御門「詳しい話をききましょう」
リト「御門先生……」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:01:38.20 ID:NoU9t+l40
数分後
春菜「失礼します」
御門「こっちへ」
春菜「はい」
リト「(春菜ちゃん……)」
お静(リトさんがベッドにいるのはばれてないですね……)
御門「ごめんなさいね。いきなり呼び出して」
春菜「いえ。それで、お話ってなんでしょう?」
御門「結城リトについて」
春菜「……」
御門「なんでも態度を急変させたって話だけど……?」
春菜「え……?」
御門「どうしたの?」
春菜「どうといわれても……困ります」
春菜「失礼します」
御門「こっちへ」
春菜「はい」
リト「(春菜ちゃん……)」
お静(リトさんがベッドにいるのはばれてないですね……)
御門「ごめんなさいね。いきなり呼び出して」
春菜「いえ。それで、お話ってなんでしょう?」
御門「結城リトについて」
春菜「……」
御門「なんでも態度を急変させたって話だけど……?」
春菜「え……?」
御門「どうしたの?」
春菜「どうといわれても……困ります」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:04:07.65 ID:NoU9t+l40
御門「え?」
春菜「私は普通にしているつもりですけど?」
お静「そんな……!!」
御門「そうなの?」
春菜「はい」
御門「じゃあ、訊くけど、結城リトのことはどう思っているの?」
春菜「なんとも」
リト「(な……!?)」
お静「う、うそですよね……?」
春菜「私、結城君のことなんてなんとも思ってません」
御門「……」
春菜「あの、もういいですか?」
御門「え、ええ……ありがとう」
お静「春菜さん……」
春菜「私は普通にしているつもりですけど?」
お静「そんな……!!」
御門「そうなの?」
春菜「はい」
御門「じゃあ、訊くけど、結城リトのことはどう思っているの?」
春菜「なんとも」
リト「(な……!?)」
お静「う、うそですよね……?」
春菜「私、結城君のことなんてなんとも思ってません」
御門「……」
春菜「あの、もういいですか?」
御門「え、ええ……ありがとう」
お静「春菜さん……」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:07:08.91 ID:NoU9t+l40
リト「……」
お静「あの……あの……」
御門「……」
リト「何があったんですか……?」
御門「まだなんとも……」
リト「そうですか……」
御門「貴方ももう教室に戻りなさい。そろそろ昼休みも終わるわ」
リト「はい……」
お静「あ、お供します」
リト「ありがとう」
御門「……」
御門(西連寺さんの目……少し、変だったわね……)
御門「……少し調べてみましょうか」
お静「あの……あの……」
御門「……」
リト「何があったんですか……?」
御門「まだなんとも……」
リト「そうですか……」
御門「貴方ももう教室に戻りなさい。そろそろ昼休みも終わるわ」
リト「はい……」
お静「あ、お供します」
リト「ありがとう」
御門「……」
御門(西連寺さんの目……少し、変だったわね……)
御門「……少し調べてみましょうか」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:07:42.25 ID:NoU9t+l40
廊下
お静「リトさん、大丈夫ですか?」
リト「うん……ありがとう」
お静「それでは……」
リト「……」トボトボ
リト「はぁ……」
沙姫「あら?結城リト」
リト「あ、天条院先輩……」
沙姫「なにを暗い顔をしていますの?」
リト「ええと……」
凛「沙姫様、そろそろ教室に戻りませんと」
沙姫「はいはい」
綾「次の授業では沙姫様が指名されますよ!」
凛「結城リト、なにがあったかは知らないが君に暗い顔は似合わないな」
リト「……はい」
お静「リトさん、大丈夫ですか?」
リト「うん……ありがとう」
お静「それでは……」
リト「……」トボトボ
リト「はぁ……」
沙姫「あら?結城リト」
リト「あ、天条院先輩……」
沙姫「なにを暗い顔をしていますの?」
リト「ええと……」
凛「沙姫様、そろそろ教室に戻りませんと」
沙姫「はいはい」
綾「次の授業では沙姫様が指名されますよ!」
凛「結城リト、なにがあったかは知らないが君に暗い顔は似合わないな」
リト「……はい」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:08:08.95 ID:NoU9t+l40
凛「……?」
沙姫「……綾、凛」
凛「はい」
綾「なんですか?」
沙姫「先生に私は遅刻すると伝えなさい」
凛「沙姫様!」
沙姫「さ、このお悩み相談クイーンの天条院沙姫になんでも相談なさい!」
リト「え……?」
沙姫「どうせ、あれでしょう?財布を落としたとか、テストの点が悪かったとか。その程度でしょう?」
リト「先輩……」
沙姫「どうかしたの?」
リト「うぅ……」ポロポロ
沙姫「あ……え……」
凛「どうした!?」
沙姫「ちょっと……これは想定外ですわ……」オロオロ
沙姫「……綾、凛」
凛「はい」
綾「なんですか?」
沙姫「先生に私は遅刻すると伝えなさい」
凛「沙姫様!」
沙姫「さ、このお悩み相談クイーンの天条院沙姫になんでも相談なさい!」
リト「え……?」
沙姫「どうせ、あれでしょう?財布を落としたとか、テストの点が悪かったとか。その程度でしょう?」
リト「先輩……」
沙姫「どうかしたの?」
リト「うぅ……」ポロポロ
沙姫「あ……え……」
凛「どうした!?」
沙姫「ちょっと……これは想定外ですわ……」オロオロ
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:08:51.50 ID:NoU9t+l40
リト「すいません……でも、大丈夫ですから」ゴシゴシ
沙姫「そんな顔で言われても困りますわ」
リト「いえ……先輩に迷惑をかけるわけにはいきませんから」
沙姫「今まで散々迷惑をかけてきたでしょう?今更、水臭いですわ。泥をかけるなら最後までかけなさい」
リト「……」
凛「そうだな。沙姫様にしてきた今までの行為を考えれば、もう気兼ねなく迷惑をかけられるだろう」
綾「そうですね」
リト「でも……」
沙姫「くどい!」コツン
リト「あ……」
沙姫「目の前で泣かれて突き放すほど、落ちぶれてはいませんの。貴方の悩みを聞くまで梃子でも動かないですわ」
リト「……」
沙姫「……」
リト「いえ、大丈夫です、本当に。ありがとうございます」
沙姫「そ、そう?な、なら、いいですわ。勝手にしなさい」
沙姫「そんな顔で言われても困りますわ」
リト「いえ……先輩に迷惑をかけるわけにはいきませんから」
沙姫「今まで散々迷惑をかけてきたでしょう?今更、水臭いですわ。泥をかけるなら最後までかけなさい」
リト「……」
凛「そうだな。沙姫様にしてきた今までの行為を考えれば、もう気兼ねなく迷惑をかけられるだろう」
綾「そうですね」
リト「でも……」
沙姫「くどい!」コツン
リト「あ……」
沙姫「目の前で泣かれて突き放すほど、落ちぶれてはいませんの。貴方の悩みを聞くまで梃子でも動かないですわ」
リト「……」
沙姫「……」
リト「いえ、大丈夫です、本当に。ありがとうございます」
沙姫「そ、そう?な、なら、いいですわ。勝手にしなさい」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:09:29.43 ID:NoU9t+l40
教室
リト(みんなに支えられてばかりじゃだめだ……)
リト(自分でなんとかしないと……)
リト「……」チラッ
ララ「……」カキカキ
春菜「……」カキカキ
リト(まず考えられるのは……やっぱり……)
リト(ララの発明だよな)
リト(家に帰ったら調べてみるか……)
リト「……よし」
リト「やるぞ……」
リト(みんなに支えられてばかりじゃだめだ……)
リト(自分でなんとかしないと……)
リト「……」チラッ
ララ「……」カキカキ
春菜「……」カキカキ
リト(まず考えられるのは……やっぱり……)
リト(ララの発明だよな)
リト(家に帰ったら調べてみるか……)
リト「……よし」
リト「やるぞ……」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:10:16.92 ID:NoU9t+l40
自宅
リト「ただいまー」
美柑「……」
リト「……美柑、ただいま」
美柑「……」
セリーヌ「まうまうー!!」
美柑「どうしたの?セリーヌ?コーラはだめよ?」
リト「……」
リト「ララの部屋にいこう……」
リト「絶対になにかあるはずだ……」
リト「……」スタスタ
リト「ただいまー」
美柑「……」
リト「……美柑、ただいま」
美柑「……」
セリーヌ「まうまうー!!」
美柑「どうしたの?セリーヌ?コーラはだめよ?」
リト「……」
リト「ララの部屋にいこう……」
リト「絶対になにかあるはずだ……」
リト「……」スタスタ
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:11:55.52 ID:NoU9t+l40
ララの部屋
リト「うーん……」
リト「これか……?」
リト「それとも……こっちか?」
リト「だめだぁ!!そもそも形状からじゃあ見分けなんてつかない!!」
リト「くそ……」
リト「そうだ!!ペケ!!」
ペケ「おお、リト殿ではありませんか」
リト「ペケならなにか知ってるんだろ?!」
ペケ「え?」
リト「教えてくれ!!ララたちになにがあった!!」
ペケ「な、なんおはなしですか!?」
リト「だって、ララも美柑もモモもナナも俺のことを無視してるんだぞ!?」
ペケ「そんな馬鹿な」
リト「本当だ!!」
リト「うーん……」
リト「これか……?」
リト「それとも……こっちか?」
リト「だめだぁ!!そもそも形状からじゃあ見分けなんてつかない!!」
リト「くそ……」
リト「そうだ!!ペケ!!」
ペケ「おお、リト殿ではありませんか」
リト「ペケならなにか知ってるんだろ?!」
ペケ「え?」
リト「教えてくれ!!ララたちになにがあった!!」
ペケ「な、なんおはなしですか!?」
リト「だって、ララも美柑もモモもナナも俺のことを無視してるんだぞ!?」
ペケ「そんな馬鹿な」
リト「本当だ!!」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:13:37.66 ID:NoU9t+l40
ペケ「何かの間違いでは?」
リト「いや―――」
ガチャ
リト「あ……」
ララ「……」
リト「ララ……あの……これは……」
ララ「はぁー、疲れた。ペケ、なにもなかったぁ?」
ペケ「ええ。充電はばっちりですララ様」
ララ「それじゃあ、外にいこっか」
ペケ「はい」
リト「ララ……!!なにがあったんだよ!!!」ガッ
ララ「……」パシッ
リト「な……!?」
ララ「……いこう、ペケ」
ペケ「ララさま……?」
リト「いや―――」
ガチャ
リト「あ……」
ララ「……」
リト「ララ……あの……これは……」
ララ「はぁー、疲れた。ペケ、なにもなかったぁ?」
ペケ「ええ。充電はばっちりですララ様」
ララ「それじゃあ、外にいこっか」
ペケ「はい」
リト「ララ……!!なにがあったんだよ!!!」ガッ
ララ「……」パシッ
リト「な……!?」
ララ「……いこう、ペケ」
ペケ「ララさま……?」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:14:45.68 ID:NoU9t+l40
リト「……」
モモ「……」スタスタ
リト「モモ、待ってくれ」
モモ「……」スタスタ
リト「モモ!!」
モモ「……」
リト「答えてくれ……みんな、どうしたんだ?」
モモ「……」
リト「答えてくれるまで通さな―――」
モモ「……邪魔です」ニッコリ
リト「!?」
モモ「……」スタスタ
リト「……」
リト「なんで……みんな……どうして……」
リト「なんで……」ウルウル
モモ「……」スタスタ
リト「モモ、待ってくれ」
モモ「……」スタスタ
リト「モモ!!」
モモ「……」
リト「答えてくれ……みんな、どうしたんだ?」
モモ「……」
リト「答えてくれるまで通さな―――」
モモ「……邪魔です」ニッコリ
リト「!?」
モモ「……」スタスタ
リト「……」
リト「なんで……みんな……どうして……」
リト「なんで……」ウルウル
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:15:27.42 ID:NoU9t+l40
自室
リト「結局、原因はわからなかったか……」
リト「……」
リト「お静ちゃん……天条院先輩……」
リト「……」
リト「いや……まだだ!」
リト「……電話で……」
リト「駄目だ」
リト「出てくれるわけない」
リト「迷惑だろうけど……直接会おう」
リト「古手川……春菜ちゃんに……」
リト「二人にも話を聞いてみないと……」
リト「結局、原因はわからなかったか……」
リト「……」
リト「お静ちゃん……天条院先輩……」
リト「……」
リト「いや……まだだ!」
リト「……電話で……」
リト「駄目だ」
リト「出てくれるわけない」
リト「迷惑だろうけど……直接会おう」
リト「古手川……春菜ちゃんに……」
リト「二人にも話を聞いてみないと……」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:17:43.21 ID:NoU9t+l40
リビング
ペケ「あのぉ……ララ様?」
ララ「どうかしたのー?」
ペケ「いえ、リト殿に対しての態度がいささかおかしいような気もしないこともないのですけど」
ララ「そうかなー?いつも通りだけど?」
ペケ「そ、そうですか?」
ララ「うん」
ペケ「……」
ナナ「美柑ー、これ飲んでもいいかー?」
美柑「いいよ」
モモ「ふふ……」
ペケ「うーむ……」
ペケ「一体、何が……?」
ペケ「あのぉ……ララ様?」
ララ「どうかしたのー?」
ペケ「いえ、リト殿に対しての態度がいささかおかしいような気もしないこともないのですけど」
ララ「そうかなー?いつも通りだけど?」
ペケ「そ、そうですか?」
ララ「うん」
ペケ「……」
ナナ「美柑ー、これ飲んでもいいかー?」
美柑「いいよ」
モモ「ふふ……」
ペケ「うーむ……」
ペケ「一体、何が……?」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:18:24.82 ID:NoU9t+l40
唯の家
リト「ここだったよな……」ピンポーン
唯『はい?』
リト「あ、えっと結城ですけ―――」
ガチャン
リト「もしもし!!古手川!!もしもし!!」
リト「……」
リト「まだだ……」
春菜の家
リト「……」ピンポーン
春菜『はい?』
リト「あ、おれだ―――」
ガチャン
リト「……」
リト「今日は……冷えるな……」ポロポロ
リト「ここだったよな……」ピンポーン
唯『はい?』
リト「あ、えっと結城ですけ―――」
ガチャン
リト「もしもし!!古手川!!もしもし!!」
リト「……」
リト「まだだ……」
春菜の家
リト「……」ピンポーン
春菜『はい?』
リト「あ、おれだ―――」
ガチャン
リト「……」
リト「今日は……冷えるな……」ポロポロ
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:18:59.86 ID:NoU9t+l40
翌日 学校
リト(はぁ……一睡もできなかった……)
リト(みんなぁ……どうして……)フラフラ
ヤミ「……」スタスタ
リト「ヤミ……はなしを……」
ヤミ「……」スタスタ
リト「ヤミ……!!」ガシッ
ヤミ「……」
リト「ヤミ……みんな俺を無視するんだ……なにか知ってるよな?」
ヤミ「……」ピシッ
リト「あ……ごめん……」
ヤミ「……」スタスタ
リト「はぁ……」
里紗「おっはー、ゆうきぃ!」
未央「どうかしたのかにゃん?」
リト(はぁ……一睡もできなかった……)
リト(みんなぁ……どうして……)フラフラ
ヤミ「……」スタスタ
リト「ヤミ……はなしを……」
ヤミ「……」スタスタ
リト「ヤミ……!!」ガシッ
ヤミ「……」
リト「ヤミ……みんな俺を無視するんだ……なにか知ってるよな?」
ヤミ「……」ピシッ
リト「あ……ごめん……」
ヤミ「……」スタスタ
リト「はぁ……」
里紗「おっはー、ゆうきぃ!」
未央「どうかしたのかにゃん?」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:20:11.18 ID:NoU9t+l40
リト「なんでもない」
里紗「うっそだぁ。ララちぃと今日も一緒じゃないじゃん」
未央「そうだよねー」
リト「……」
里紗「あ、喧嘩?」
リト「違う」
里紗「ふふ……じゃあ、●●ってるでしょう?私が●●てあげようか?手がいい?口ぃ?それとも……」
リト「な、なにいってんだよ!!」
里紗「あはは、照れちゃってかわいいぃ!」
未央「でも、昨日から変だよね?何かあったの?」
リト「……」
里紗「なんとなくだけど、ララちぃに無視されてない?」
リト「え……」
里紗「図星?」
リト「う、うん……」
里紗「うっそだぁ。ララちぃと今日も一緒じゃないじゃん」
未央「そうだよねー」
リト「……」
里紗「あ、喧嘩?」
リト「違う」
里紗「ふふ……じゃあ、●●ってるでしょう?私が●●てあげようか?手がいい?口ぃ?それとも……」
リト「な、なにいってんだよ!!」
里紗「あはは、照れちゃってかわいいぃ!」
未央「でも、昨日から変だよね?何かあったの?」
リト「……」
里紗「なんとなくだけど、ララちぃに無視されてない?」
リト「え……」
里紗「図星?」
リト「う、うん……」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:20:55.24 ID:NoU9t+l40
里紗「やっぱりかぁ」
リト「なんか知ってるのか?」
里紗「うーん……そうだなぁ」
未央「結城くんに愛想つかしたとか?」
リト「え?」
里紗「あ、それあるかも。いつまでも結城がはっきりしないから、みんな堪忍袋の緒が切れたんじゃないの?」
リト「……」
里紗「どうする?私でよければ聞いてくるけど」
リト「い、いや、それなら尚更、俺がしっかりしないと」
里紗「ふーん、かっこいいじゃん」
未央「がんばってね」
リト「ありがとう、籾岡、沢田!」
里紗「こんど、ラブホにいこうね?」
リト「い、いかない!!」
里紗「あーりゃ、ふられちゃった」
リト「なんか知ってるのか?」
里紗「うーん……そうだなぁ」
未央「結城くんに愛想つかしたとか?」
リト「え?」
里紗「あ、それあるかも。いつまでも結城がはっきりしないから、みんな堪忍袋の緒が切れたんじゃないの?」
リト「……」
里紗「どうする?私でよければ聞いてくるけど」
リト「い、いや、それなら尚更、俺がしっかりしないと」
里紗「ふーん、かっこいいじゃん」
未央「がんばってね」
リト「ありがとう、籾岡、沢田!」
里紗「こんど、ラブホにいこうね?」
リト「い、いかない!!」
里紗「あーりゃ、ふられちゃった」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:21:34.74 ID:NoU9t+l40
教室
リト(籾岡の言うとおりだ……)
春菜「そうなの?」
ララ「うん、春菜も一緒にどう?」
リト(きっと……俺の所為だ……)
リト(言おう……!!)
リト「西連寺!!」
春菜「……」
ララ「……」
リト「は、話があるんだ」
春菜「ララさん、今度新しく出来た―――」
リト「……」
リト(もういい……どうにでもなれ……!!)
リト「俺が好きなのは、春菜ちゃんだけなんだ!!!」
春菜「……」
リト(籾岡の言うとおりだ……)
春菜「そうなの?」
ララ「うん、春菜も一緒にどう?」
リト(きっと……俺の所為だ……)
リト(言おう……!!)
リト「西連寺!!」
春菜「……」
ララ「……」
リト「は、話があるんだ」
春菜「ララさん、今度新しく出来た―――」
リト「……」
リト(もういい……どうにでもなれ……!!)
リト「俺が好きなのは、春菜ちゃんだけなんだ!!!」
春菜「……」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:22:51.62 ID:NoU9t+l40
「どうしたの……結城君……」
「すげー、男らしいなぁ……」
リト「はぁ……はぁ……」
春菜「……嬉しい。でも、ごめんなさい。貴方のことなんてどうでもいいの」
リト「春菜……ちゃん……?」
春菜「ララさん、いこ」
ララ「うん」
リト「待って!!春菜ちゃん!!」
「ふられたぞ……」
「結城君かわいそう……」
里紗「あーあ……今晩はやっぱり私と―――」
リト「春菜ちゃん、まって!!」ダダッ
里紗「……泣くぞ、このやろう」
「すげー、男らしいなぁ……」
リト「はぁ……はぁ……」
春菜「……嬉しい。でも、ごめんなさい。貴方のことなんてどうでもいいの」
リト「春菜……ちゃん……?」
春菜「ララさん、いこ」
ララ「うん」
リト「待って!!春菜ちゃん!!」
「ふられたぞ……」
「結城君かわいそう……」
里紗「あーあ……今晩はやっぱり私と―――」
リト「春菜ちゃん、まって!!」ダダッ
里紗「……泣くぞ、このやろう」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:23:40.41 ID:NoU9t+l40
廊下
リト「まってくれ!!」
芽亜「せーんぱい♪」ギュゥゥ
リト「うわぁぁ!!!」
芽亜「どうしたんですかぁ?そんなに慌てて」
リト「放してくれ!!」
芽亜「いやでーす」
リト「春菜ちゃんが……!!春菜ちゃん……!!」
芽亜「春菜先輩がどうかしたんですか?」
リト「俺は……春菜ちゃんが……」ウルウル
芽亜「あらら?」
リト「うぅ……はる、な……ちゃん……」ポロポロ
芽亜「あのぉ……」
リト「なんで……どうして……」ポロポロ
芽亜「……どうしよう、これ」
リト「まってくれ!!」
芽亜「せーんぱい♪」ギュゥゥ
リト「うわぁぁ!!!」
芽亜「どうしたんですかぁ?そんなに慌てて」
リト「放してくれ!!」
芽亜「いやでーす」
リト「春菜ちゃんが……!!春菜ちゃん……!!」
芽亜「春菜先輩がどうかしたんですか?」
リト「俺は……春菜ちゃんが……」ウルウル
芽亜「あらら?」
リト「うぅ……はる、な……ちゃん……」ポロポロ
芽亜「あのぉ……」
リト「なんで……どうして……」ポロポロ
芽亜「……どうしよう、これ」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:24:28.78 ID:NoU9t+l40
保健室
芽亜「きゅうかーんでーす」
お静「メアさん……!!」
芽亜「ん?なにか?」
お静「い、いえ……」
御門「また?」
リト「うぅ……」
お静「リトさん!!どうしたんですか!?まさか……メアさんに……!!」キッ
芽亜「……なにもしてないですよぉ」
御門「ほら、こっちにいらっしゃい」
リト「先生……俺……どうしていいか……」
御門「よしよし……」ナデナデ
リト「うぅ……せんせぇ……」
お静「リトさん……」
芽亜「泣いている先輩……かわいい……」
芽亜「きゅうかーんでーす」
お静「メアさん……!!」
芽亜「ん?なにか?」
お静「い、いえ……」
御門「また?」
リト「うぅ……」
お静「リトさん!!どうしたんですか!?まさか……メアさんに……!!」キッ
芽亜「……なにもしてないですよぉ」
御門「ほら、こっちにいらっしゃい」
リト「先生……俺……どうしていいか……」
御門「よしよし……」ナデナデ
リト「うぅ……せんせぇ……」
お静「リトさん……」
芽亜「泣いている先輩……かわいい……」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:27:53.20 ID:NoU9t+l40
御門「―――なるほど」
お静(告白までされた春菜さんがそんな態度を……?)
芽亜「……」ニコニコ
リト「……」
御門「わかったわ。もう一度、西連寺さんを呼びましょう」
お静「はい!」
リト「はぁ……」
御門「大丈夫よ。西連寺さんがそんなこというと思うの?」
リト「でも……」
芽亜「先輩の気を惹こうとしているとか?」
リト「それにしたって……」
御門「まあ、とりあえず西連寺さんが来るのを待ちましょうか」
リト「わかりました」
芽亜「せーんぱい。私が慰めてあげますってぇ!」
リト「あ、ありがとう……」
お静(告白までされた春菜さんがそんな態度を……?)
芽亜「……」ニコニコ
リト「……」
御門「わかったわ。もう一度、西連寺さんを呼びましょう」
お静「はい!」
リト「はぁ……」
御門「大丈夫よ。西連寺さんがそんなこというと思うの?」
リト「でも……」
芽亜「先輩の気を惹こうとしているとか?」
リト「それにしたって……」
御門「まあ、とりあえず西連寺さんが来るのを待ちましょうか」
リト「わかりました」
芽亜「せーんぱい。私が慰めてあげますってぇ!」
リト「あ、ありがとう……」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:30:38.90 ID:NoU9t+l40
春菜「失礼します」
御門「ごめんなさいね。また呼び出して」
春菜「いえ」
御門「こっちにきて。椅子に座って」
春菜「はい」
御門「口をあけて……」
春菜「あーん」
御門「……目を見るわね……」
春菜「……」
御門「……はい。もういいわ」
春菜「もう、ですか?」
御門「ええ」
春菜「では、これで」
御門「ありがとう」
御門(さてと、採取した唾液から分かればいいんだけど……)
御門「ごめんなさいね。また呼び出して」
春菜「いえ」
御門「こっちにきて。椅子に座って」
春菜「はい」
御門「口をあけて……」
春菜「あーん」
御門「……目を見るわね……」
春菜「……」
御門「……はい。もういいわ」
春菜「もう、ですか?」
御門「ええ」
春菜「では、これで」
御門「ありがとう」
御門(さてと、採取した唾液から分かればいいんだけど……)
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:31:20.04 ID:NoU9t+l40
廊下
リト(先生に任せておけば、どうにかなるかな……?)
リト「はぁ……」
沙姫「結城リト?」
リト「うわぁ!!」
沙姫「前を向いていないと危ないですわよ?」
リト「すいません」
沙姫「……私には話せませんの?」
リト「え……」
沙姫「これでも、相談件数は学校一ですのに。相談しないのは損ですわ」
リト「先輩……」
凛「無理はするな。話せば楽になることもある」
綾「はい。沙姫様に話せば、心の枷もあら不思議。とれちゃうこと請け合いです」
リト「……じゃあ、あの」
沙姫「なんです?」
リト(先生に任せておけば、どうにかなるかな……?)
リト「はぁ……」
沙姫「結城リト?」
リト「うわぁ!!」
沙姫「前を向いていないと危ないですわよ?」
リト「すいません」
沙姫「……私には話せませんの?」
リト「え……」
沙姫「これでも、相談件数は学校一ですのに。相談しないのは損ですわ」
リト「先輩……」
凛「無理はするな。話せば楽になることもある」
綾「はい。沙姫様に話せば、心の枷もあら不思議。とれちゃうこと請け合いです」
リト「……じゃあ、あの」
沙姫「なんです?」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:31:51.77 ID:NoU9t+l40
沙姫「おほほほほ!!なるほど!!」
リト「え?」
沙姫「ふふ……そんなことで悩んでいたんですの?」
リト「そんなことって……!!」
沙姫「今日のお昼、3階の西側にある空き教室にきなさい」
リト「え?」
沙姫「凛」
凛「はい、結城リトの席を用意しておきます」
リト「あの……」
沙姫「一人のランチよりもマシでしょう。癪ですけど、貴方を同席させてあげますわ」
リト「先輩……」
綾「ちょっと気を遣っちゃうかもしれないですけど、我慢してくださいね」
凛「お茶も用意しておこう」
沙姫「では、お昼。楽しみにしていなさい。おーっほっほっほっほ!!」
リト「……ありがとうございます」ウルウル
リト「え?」
沙姫「ふふ……そんなことで悩んでいたんですの?」
リト「そんなことって……!!」
沙姫「今日のお昼、3階の西側にある空き教室にきなさい」
リト「え?」
沙姫「凛」
凛「はい、結城リトの席を用意しておきます」
リト「あの……」
沙姫「一人のランチよりもマシでしょう。癪ですけど、貴方を同席させてあげますわ」
リト「先輩……」
綾「ちょっと気を遣っちゃうかもしれないですけど、我慢してくださいね」
凛「お茶も用意しておこう」
沙姫「では、お昼。楽しみにしていなさい。おーっほっほっほっほ!!」
リト「……ありがとうございます」ウルウル
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:32:52.08 ID:NoU9t+l40
昼休み
リト「……」ガタッ
猿山「リトー、一緒にたべるかー?」
リト「ごめん」
猿山「そ、そうか?」
里紗「ゆうきぃー」
リト「ん?」
里紗「一緒にたべる?私のことも一緒に食べてもいいよ?」
リト「今日は約束があるから」
里紗「あ、そう」
リト「……」スタスタ
未央「ちょっとだけ元気になったかにゃ?」
里紗「どうだろう?」
猿山「籾岡、俺と―――」
里紗「うっせえ」
リト「……」ガタッ
猿山「リトー、一緒にたべるかー?」
リト「ごめん」
猿山「そ、そうか?」
里紗「ゆうきぃー」
リト「ん?」
里紗「一緒にたべる?私のことも一緒に食べてもいいよ?」
リト「今日は約束があるから」
里紗「あ、そう」
リト「……」スタスタ
未央「ちょっとだけ元気になったかにゃ?」
里紗「どうだろう?」
猿山「籾岡、俺と―――」
里紗「うっせえ」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:36:19.15 ID:NoU9t+l40
中庭
芽亜「らんららーん♪」
芽亜「ん?」
モモ「……はい」パンパン
ナナ「……!?」
モモ「おはよう、ナナ」
ナナ「あれ……?あたしは……?」
モモ「ナナ、今からリトさんに甘えてきてほしいんだけど」
ナナ「はぁ!?なんで!?」
モモ「そうすればリトさんの好感度がもうすっごい跳ね上がるんだけどなぁ」
ナナ「いやだ!!」
モモ「ま、そうよね。それじゃあ、ヤミさんに頼もうかな……?」
ナナ「なんであたしがそんなこと……」
芽亜「……?」
芽亜「らんららーん♪」
芽亜「ん?」
モモ「……はい」パンパン
ナナ「……!?」
モモ「おはよう、ナナ」
ナナ「あれ……?あたしは……?」
モモ「ナナ、今からリトさんに甘えてきてほしいんだけど」
ナナ「はぁ!?なんで!?」
モモ「そうすればリトさんの好感度がもうすっごい跳ね上がるんだけどなぁ」
ナナ「いやだ!!」
モモ「ま、そうよね。それじゃあ、ヤミさんに頼もうかな……?」
ナナ「なんであたしがそんなこと……」
芽亜「……?」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:39:12.53 ID:NoU9t+l40
廊下
お静「リトさん、大丈夫でしょうか……心配です……」
モモ「ヤミさん」
お静「……あ、モモさん」
ヤミ「なんですか?」
モモ「えい」パンパン
ヤミ「……っ!」
モモ「はい、これを」
ヤミ「これは……?」
モモ「リトさんと食べてください。いいですか?リトさん、とですよ?」
ヤミ「わかりました……」
モモ「それではー」
ヤミ「……?」
お静「……」
お静「どういうことでしょうか……?」
お静「リトさん、大丈夫でしょうか……心配です……」
モモ「ヤミさん」
お静「……あ、モモさん」
ヤミ「なんですか?」
モモ「えい」パンパン
ヤミ「……っ!」
モモ「はい、これを」
ヤミ「これは……?」
モモ「リトさんと食べてください。いいですか?リトさん、とですよ?」
ヤミ「わかりました……」
モモ「それではー」
ヤミ「……?」
お静「……」
お静「どういうことでしょうか……?」
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:43:56.75 ID:NoU9t+l40
保健室
御門「結局……あれだった」
御門「でも、この量は不自然ね……」
お静「御門先生!!」
御門「どうかしたの?」
お静「あの、モモさんが……よくわからないんですけど……その……」
御門「ああ、なるほど」
お静「え?」
芽亜「ドクター・ミカドぉー」
御門「なにかしら?」
芽亜「モモちゃんがナナちゃんになにかしてたみたいです」
お静「ええ……!?」
御門「やはり……ということは西連寺さんも同じでしょうね」
お静「あの……?」
御門「お静ちゃん、伝えてきてほしいことがあるの」
御門「結局……あれだった」
御門「でも、この量は不自然ね……」
お静「御門先生!!」
御門「どうかしたの?」
お静「あの、モモさんが……よくわからないんですけど……その……」
御門「ああ、なるほど」
お静「え?」
芽亜「ドクター・ミカドぉー」
御門「なにかしら?」
芽亜「モモちゃんがナナちゃんになにかしてたみたいです」
お静「ええ……!?」
御門「やはり……ということは西連寺さんも同じでしょうね」
お静「あの……?」
御門「お静ちゃん、伝えてきてほしいことがあるの」
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:44:58.10 ID:NoU9t+l40
空き教室
沙姫「結城リト、どう?」
リト「はい、美味しいです」
沙姫「そうでしょう、そうでしょう!!」
リト「先輩……優しいですね」
沙姫「ふ、ふん……別に貴方に褒められても嬉しくありませんわ!!」
リト「今まで、その……色々と……」
沙姫「ほ、ほら!箸がとまってますわよ!!どんどんたべなさい!!」
リト「はい……いただきます」
凛「少し、元気がでたな」
綾「美味しい料理は元気の源、ですよね?沙姫様!」
沙姫「その通り!!」
リト「あはは……」
ガラッ!!
お静「―――リトさん!!お話があります!!」
沙姫「結城リト、どう?」
リト「はい、美味しいです」
沙姫「そうでしょう、そうでしょう!!」
リト「先輩……優しいですね」
沙姫「ふ、ふん……別に貴方に褒められても嬉しくありませんわ!!」
リト「今まで、その……色々と……」
沙姫「ほ、ほら!箸がとまってますわよ!!どんどんたべなさい!!」
リト「はい……いただきます」
凛「少し、元気がでたな」
綾「美味しい料理は元気の源、ですよね?沙姫様!」
沙姫「その通り!!」
リト「あはは……」
ガラッ!!
お静「―――リトさん!!お話があります!!」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:51:44.53 ID:NoU9t+l40
リト「お静ちゃん!?」
沙姫「どうしましたの?」
芽亜「せんぱーい!!」
リト「芽亜まで……」
凛「なにかあったのか?」
お静「あの……どうして皆さんがリトさんに冷たい態度をとっていたか分かりました」
リト「え?」
芽亜「モモちゃんのせいだったみたいですよ」
リト「モモの!?」
お静「はい。みなさんは一種の催眠状態にあったみたいで」
リト「なんだ……よか―――」
沙姫「それで?」
リト「え……?」
沙姫「モモさんに謝罪する気は当然あるんですわよね?男性を泣くまで追い込んでいて、催眠でしたでは済まされませんわよ?」
リト「せ、んぱい……?」
沙姫「どうしましたの?」
芽亜「せんぱーい!!」
リト「芽亜まで……」
凛「なにかあったのか?」
お静「あの……どうして皆さんがリトさんに冷たい態度をとっていたか分かりました」
リト「え?」
芽亜「モモちゃんのせいだったみたいですよ」
リト「モモの!?」
お静「はい。みなさんは一種の催眠状態にあったみたいで」
リト「なんだ……よか―――」
沙姫「それで?」
リト「え……?」
沙姫「モモさんに謝罪する気は当然あるんですわよね?男性を泣くまで追い込んでいて、催眠でしたでは済まされませんわよ?」
リト「せ、んぱい……?」
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 12:57:26.61 ID:NoU9t+l40
お静「わかりませんが、今みなさんの催眠を解いて回ってました」
沙姫「……」
芽亜「みんなに優しくさせて先輩の気をひいちゃう作戦ですよ、きっと」
凛「なるほどな……」
綾「どうします?」
リト「俺は……」
沙姫「いいではありませんか」
リト「え?」
沙姫「もう誤解はとけた。なら、あとすべきことはひとつしかありませんわ」
リト「な、なんですか……?」
沙姫「モモさんが謝ってくるまで同じ責め苦を味あわせればいいのですわ」
リト「でも、そんなこと……!!」
沙姫「結城リト。あなた、ララさんや西連寺さんまで利用されて、このままでいいと思っているんですの?」
リト「それは……」
沙姫「この辺りできちんとけじめをつけさせないと、いつかモモさんは暴走してしまいますわ」
沙姫「……」
芽亜「みんなに優しくさせて先輩の気をひいちゃう作戦ですよ、きっと」
凛「なるほどな……」
綾「どうします?」
リト「俺は……」
沙姫「いいではありませんか」
リト「え?」
沙姫「もう誤解はとけた。なら、あとすべきことはひとつしかありませんわ」
リト「な、なんですか……?」
沙姫「モモさんが謝ってくるまで同じ責め苦を味あわせればいいのですわ」
リト「でも、そんなこと……!!」
沙姫「結城リト。あなた、ララさんや西連寺さんまで利用されて、このままでいいと思っているんですの?」
リト「それは……」
沙姫「この辺りできちんとけじめをつけさせないと、いつかモモさんは暴走してしまいますわ」
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:01:53.58 ID:NoU9t+l40
廊下
春菜「……」
春菜(昨日までの記憶が曖昧……)
リト「西連寺ー」
春菜「結城君……どうしたの?」
リト「よかった……もう大丈夫なんだな」
春菜「な、なにが?」
リト「ううん。なんでもない」
春菜「あ、そうだ。これ……モモちゃんが……」
リト「西連寺、頼みたいことがあるんだけど」
春菜「なに?」
リト「……」
春菜「……?」
お静「私からお話します……リトさんの口からは言えないでしょうし」
春菜「え?」
春菜「……」
春菜(昨日までの記憶が曖昧……)
リト「西連寺ー」
春菜「結城君……どうしたの?」
リト「よかった……もう大丈夫なんだな」
春菜「な、なにが?」
リト「ううん。なんでもない」
春菜「あ、そうだ。これ……モモちゃんが……」
リト「西連寺、頼みたいことがあるんだけど」
春菜「なに?」
リト「……」
春菜「……?」
お静「私からお話します……リトさんの口からは言えないでしょうし」
春菜「え?」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:04:43.10 ID:NoU9t+l40
中庭
ヤミ「……」
リト「……」スタスタ
ヤミ「結城、リト」
リト「え?」
ヤミ「このたい焼き……食べますか?」
リト「ヤミ……」
ヤミ「何か?」
リト「あの……」
芽亜「私からいいますよぉー」
リト「芽亜……!?」
ヤミ「黒咲芽亜?どういうことですか?」
芽亜「ふふ……素敵なことが起こったんですよ」
ヤミ「……?」
芽亜「実はですね……」
ヤミ「……」
リト「……」スタスタ
ヤミ「結城、リト」
リト「え?」
ヤミ「このたい焼き……食べますか?」
リト「ヤミ……」
ヤミ「何か?」
リト「あの……」
芽亜「私からいいますよぉー」
リト「芽亜……!?」
ヤミ「黒咲芽亜?どういうことですか?」
芽亜「ふふ……素敵なことが起こったんですよ」
ヤミ「……?」
芽亜「実はですね……」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:08:47.58 ID:NoU9t+l40
自宅
モモ(ふふ、これでリトさんはみなさんの優しさに触れ、惚れ直すに違いありません)
モモ(これでリトさんを取り巻く女性陣との関係は一気に進展するはず……!!)
モモ「ふふふ」
リト「おかえり、モモ」
モモ「あ、はい」
リト「美柑ー」
美柑「なにー?」
リト「じゃあ、俺は部屋に戻るから」
美柑「んー」
モモ「美柑さん、美柑さん」
美柑「……」
モモ「リトさんとどんな会話を?」
美柑「……」
モモ「……」
モモ(ふふ、これでリトさんはみなさんの優しさに触れ、惚れ直すに違いありません)
モモ(これでリトさんを取り巻く女性陣との関係は一気に進展するはず……!!)
モモ「ふふふ」
リト「おかえり、モモ」
モモ「あ、はい」
リト「美柑ー」
美柑「なにー?」
リト「じゃあ、俺は部屋に戻るから」
美柑「んー」
モモ「美柑さん、美柑さん」
美柑「……」
モモ「リトさんとどんな会話を?」
美柑「……」
モモ「……」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:12:41.54 ID:NoU9t+l40
モモ「美柑さん?」
美柑「……」
モモ「あの……?」
美柑「……」
モモ「すいません」ガッ
美柑「……」パシッ
モモ「え……?」
美柑「触らないで」
モモ「……」
美柑「……」
モモ「あ、はは。わかりました。あの花粉を吸ってしまったんですね。でも、あれはこうやって手を叩くとすぐに催眠が―――」パンパン
美柑「……」
モモ「ほら、とけました」
美柑「……モモさん、うざいからどっかいって」
モモ「え……」
美柑「……」
モモ「あの……?」
美柑「……」
モモ「すいません」ガッ
美柑「……」パシッ
モモ「え……?」
美柑「触らないで」
モモ「……」
美柑「……」
モモ「あ、はは。わかりました。あの花粉を吸ってしまったんですね。でも、あれはこうやって手を叩くとすぐに催眠が―――」パンパン
美柑「……」
モモ「ほら、とけました」
美柑「……モモさん、うざいからどっかいって」
モモ「え……」
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:18:33.38 ID:NoU9t+l40
モモ「あの……」
美柑「……」
モモ「……」
ララ「ただいまー」
ナナ「美柑ー、ちょっときてくれー」
美柑「どうしたのー?」
ナナ「はいこれ、お米」
美柑「ありがとう」
モモ「おかえりなさい」
ナナ「うまいもんでも食わせてくれよ」
美柑「はいはい」
ララ「美柑の料理は毎日楽しみだもんねー」
モモ「お姉さま……?」
ララ「さ、私も手伝おうっかなー?」
美柑「だーめ」
美柑「……」
モモ「……」
ララ「ただいまー」
ナナ「美柑ー、ちょっときてくれー」
美柑「どうしたのー?」
ナナ「はいこれ、お米」
美柑「ありがとう」
モモ「おかえりなさい」
ナナ「うまいもんでも食わせてくれよ」
美柑「はいはい」
ララ「美柑の料理は毎日楽しみだもんねー」
モモ「お姉さま……?」
ララ「さ、私も手伝おうっかなー?」
美柑「だーめ」
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:22:03.67 ID:NoU9t+l40
モモ「みなさん!!」
美柑「ララはいいから」
ララ「てつだいたーい」
ナナ「姉上は機械しかいじれないから」
ララ「なにをー?」
美柑「ほらほら、座ってて」
モモ「……」
モモ「……っ」パンパン
美柑「で、なにがいい?」
ララ「なんでもいいけど……今日はお肉がいい!!」
ナナ「賛成!」
美柑「うん。わかった」
モモ「わ、私は魚が……!!」
美柑「それじゃ、今から作るから」
モモ「……」
美柑「ララはいいから」
ララ「てつだいたーい」
ナナ「姉上は機械しかいじれないから」
ララ「なにをー?」
美柑「ほらほら、座ってて」
モモ「……」
モモ「……っ」パンパン
美柑「で、なにがいい?」
ララ「なんでもいいけど……今日はお肉がいい!!」
ナナ「賛成!」
美柑「うん。わかった」
モモ「わ、私は魚が……!!」
美柑「それじゃ、今から作るから」
モモ「……」
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:33:55.84 ID:NoU9t+l40
モモ「どうして……」
リト「モモ」
モモ「リトさん」
リト「どうした?」
モモ「あの……みなさんが……」
リト「え?」
モモ「無視するというか……」
リト「無視?」
モモ「はい……」
リト「……」
モモ「あの……」
リト「そんなわけないじゃないか」
モモ「いえ、現に……!!」
リト「みんな普通だろ。変なモモだな」
モモ「リトさん、信じてください!!」
リト「モモ」
モモ「リトさん」
リト「どうした?」
モモ「あの……みなさんが……」
リト「え?」
モモ「無視するというか……」
リト「無視?」
モモ「はい……」
リト「……」
モモ「あの……」
リト「そんなわけないじゃないか」
モモ「いえ、現に……!!」
リト「みんな普通だろ。変なモモだな」
モモ「リトさん、信じてください!!」
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:39:05.37 ID:NoU9t+l40
美柑「できたよー」
ララ「わーい!!」
ナナ「よっし食うかぁ」
セリーヌ「まうまうー!!」
リト「いただきまーす」
モモ「……」
美柑「いだだき―――」
モモ「美柑さん!!」
美柑「……」
モモ「私の分を忘れてませんか?」
美柑「……」モグモグ
モモ「お姉さま!!」
ララ「リト、あーん」
リト「やめろよ、もう」
モモ「……どうして……!?」パンパン
ララ「わーい!!」
ナナ「よっし食うかぁ」
セリーヌ「まうまうー!!」
リト「いただきまーす」
モモ「……」
美柑「いだだき―――」
モモ「美柑さん!!」
美柑「……」
モモ「私の分を忘れてませんか?」
美柑「……」モグモグ
モモ「お姉さま!!」
ララ「リト、あーん」
リト「やめろよ、もう」
モモ「……どうして……!?」パンパン
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:43:58.68 ID:NoU9t+l40
夜 キッチン
モモ「自分の分は自分で作れます……」
グツグツ……
モモ「……」
モモ「うん……」
モモ「たべよう……」
モモ「いただきます……」
モモ「……」モグモグ
モモ「無駄においしい……」ウルウル
モモ「……」ポロポロ
モモ「……ごちそう、さま……でした……」ポロポロ
モモ「リトさんに慰めてもらおうかな……」ゴシゴシ
モモ「うん……今のリトさんならきっと優しくして……」
モモ「くれるのかな……?」
モモ「自分の分は自分で作れます……」
グツグツ……
モモ「……」
モモ「うん……」
モモ「たべよう……」
モモ「いただきます……」
モモ「……」モグモグ
モモ「無駄においしい……」ウルウル
モモ「……」ポロポロ
モモ「……ごちそう、さま……でした……」ポロポロ
モモ「リトさんに慰めてもらおうかな……」ゴシゴシ
モモ「うん……今のリトさんならきっと優しくして……」
モモ「くれるのかな……?」
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:47:54.46 ID:NoU9t+l40
リトの部屋
モモ「リトさん?」
モモ「……いない」
モモ「……」
モモ「どこに……?」
美柑の部屋
モモ「美柑さん?」
モモ「いない……」
ナナの部屋
モモ「ナナ、いるー?」
モモ「いない……」
モモ「みんなどこに……」
ワイワイ……
モモ「あ、お姉さまの部屋か……。行ってみよう……」
モモ「リトさん?」
モモ「……いない」
モモ「……」
モモ「どこに……?」
美柑の部屋
モモ「美柑さん?」
モモ「いない……」
ナナの部屋
モモ「ナナ、いるー?」
モモ「いない……」
モモ「みんなどこに……」
ワイワイ……
モモ「あ、お姉さまの部屋か……。行ってみよう……」
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:51:21.34 ID:NoU9t+l40
モモ「お姉さまー?」トントン
ララ『あー!!ハートの10をとめてるのだれー?』
美柑『はい、あがりー』
ナナ『美柑、つよいなぁ』
リト『美柑はこういうのうまいよな』
美柑『ふふーん』
ララ『ねえー、ハートの10はー?!』
モモ「お姉さま!!聞こえていますよね!!」ドンドン
リト『しょうがないなぁ、ほら』
ララ『わーい、リトありがとー!』
ナナ『おい!それすると意味ないだろ!?』
モモ「リトさん!!あけてください!!」ドンドン
モモ「リトさん!美柑さん!!お姉さま!!ナナ!!!」ドンドン
モモ「うぅ……なんで……どうして……」トントン
モモ「……あけて……ください……」
ララ『あー!!ハートの10をとめてるのだれー?』
美柑『はい、あがりー』
ナナ『美柑、つよいなぁ』
リト『美柑はこういうのうまいよな』
美柑『ふふーん』
ララ『ねえー、ハートの10はー?!』
モモ「お姉さま!!聞こえていますよね!!」ドンドン
リト『しょうがないなぁ、ほら』
ララ『わーい、リトありがとー!』
ナナ『おい!それすると意味ないだろ!?』
モモ「リトさん!!あけてください!!」ドンドン
モモ「リトさん!美柑さん!!お姉さま!!ナナ!!!」ドンドン
モモ「うぅ……なんで……どうして……」トントン
モモ「……あけて……ください……」
224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:56:26.94 ID:NoU9t+l40
モモの部屋
モモ「……」
モモ「お姉さまの開発した機械の所為……?」
モモ「もしそうなら……」
ペケ「モモ様」
モモ「ペケ……」
ペケ「自分のされたこと……わかっていますか?」
モモ「え?」
ペケ「……」
モモ「私は……」
ペケ「……それが分かるまでモモ様は……」
モモ「……」
ペケ「では……」
モモ「私が……」
モモ「何をしたっていうの……。私はリトさんのために……いつも尽くしているだけなのに……」
モモ「……」
モモ「お姉さまの開発した機械の所為……?」
モモ「もしそうなら……」
ペケ「モモ様」
モモ「ペケ……」
ペケ「自分のされたこと……わかっていますか?」
モモ「え?」
ペケ「……」
モモ「私は……」
ペケ「……それが分かるまでモモ様は……」
モモ「……」
ペケ「では……」
モモ「私が……」
モモ「何をしたっていうの……。私はリトさんのために……いつも尽くしているだけなのに……」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 13:58:55.72 ID:NoU9t+l40
翌日 学校
モモ「……」トボトボ
ヤミ「……」スタスタ
モモ「あ、ヤミさん」
ヤミ「……」スタスタ
モモ「ヤミさん!!」
ヤミ「……」
モモ「あの……」
ヤミ「……」スタスタ
モモ「……まって!!」
ヤミ「……?」
モモ「……」パンパン
モモ「さ、もう……」
ヤミ「……」スタスタ
モモ「……」ウルウル
モモ「……」トボトボ
ヤミ「……」スタスタ
モモ「あ、ヤミさん」
ヤミ「……」スタスタ
モモ「ヤミさん!!」
ヤミ「……」
モモ「あの……」
ヤミ「……」スタスタ
モモ「……まって!!」
ヤミ「……?」
モモ「……」パンパン
モモ「さ、もう……」
ヤミ「……」スタスタ
モモ「……」ウルウル
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:02:13.45 ID:NoU9t+l40
モモ「誰の陰謀……?」
唯「ええ、それでああなったの」
春菜「そうなんだ」
モモ「春菜さん、古手川さん」
唯「……」
春菜「どうしたの?」
モモ「あ……よかった……」
春菜「ん?」
モモ「あの、お姉さまやヤミさんの様子が変なんです」
春菜「そうなの?どういうふうに?」
モモ「みなさんが私を避けているというか……無視しているというか……」
春菜「へー、そうなんだ」
モモ「はい……」
春菜「それじゃあね」
モモ「え……」
唯「ええ、それでああなったの」
春菜「そうなんだ」
モモ「春菜さん、古手川さん」
唯「……」
春菜「どうしたの?」
モモ「あ……よかった……」
春菜「ん?」
モモ「あの、お姉さまやヤミさんの様子が変なんです」
春菜「そうなの?どういうふうに?」
モモ「みなさんが私を避けているというか……無視しているというか……」
春菜「へー、そうなんだ」
モモ「はい……」
春菜「それじゃあね」
モモ「え……」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:05:33.57 ID:NoU9t+l40
唯「さっきの続きなんだけど」
春菜「うん」
モモ「ま、まってください!!」
春菜「なに?」
唯「……」
モモ「ど、どうして……ですか……?」
春菜「どうしてって……」
唯「当然だと思うけど」
モモ「……」
春菜「古手川さん」
唯「ふん……」
春菜「ほら、もういこ」
唯「ええ」
モモ「とうぜん……?」
モモ「……」
春菜「うん」
モモ「ま、まってください!!」
春菜「なに?」
唯「……」
モモ「ど、どうして……ですか……?」
春菜「どうしてって……」
唯「当然だと思うけど」
モモ「……」
春菜「古手川さん」
唯「ふん……」
春菜「ほら、もういこ」
唯「ええ」
モモ「とうぜん……?」
モモ「……」
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:10:39.28 ID:NoU9t+l40
中庭
モモ「……」
沙姫「モモさん?」
モモ「あなたは……」
沙姫「どうかしましたの?随分と落ち込んでいるようですけど」
モモ「いえ……」
沙姫「まだ、気づいていませんの?」
モモ「……」
沙姫「自分の犯した間違いに……」
モモ「私は―――」
沙姫「どのような催眠術を使ったかは知りませんが、殿方を泣かせ、精神的に追い込む行為はどのような理由があろうとも……」
モモ「……」
沙姫「報いを受けるべきですわ」
モモ「全部、リトさんのために……」
沙姫「その代償として結城リトはクラスメイトの前で醜態を晒す事になりましたのよ?―――貴女の献身ははっきりいって、空回りですわ」
モモ「……」
沙姫「モモさん?」
モモ「あなたは……」
沙姫「どうかしましたの?随分と落ち込んでいるようですけど」
モモ「いえ……」
沙姫「まだ、気づいていませんの?」
モモ「……」
沙姫「自分の犯した間違いに……」
モモ「私は―――」
沙姫「どのような催眠術を使ったかは知りませんが、殿方を泣かせ、精神的に追い込む行為はどのような理由があろうとも……」
モモ「……」
沙姫「報いを受けるべきですわ」
モモ「全部、リトさんのために……」
沙姫「その代償として結城リトはクラスメイトの前で醜態を晒す事になりましたのよ?―――貴女の献身ははっきりいって、空回りですわ」
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:13:55.72 ID:NoU9t+l40
モモ「そ、れは……」
沙姫「……」
モモ「……」
沙姫「話は終わりですわ」
凛「沙姫様」
沙姫「帰りますわよ」
綾「はい」
モモ「……」
凛「一つ、いいだろうか?」
モモ「はい……?」
凛「結城リトは待っているぞ?」
モモ「……」
凛「それではな」
モモ「……」
モモ「リトさん……」
沙姫「……」
モモ「……」
沙姫「話は終わりですわ」
凛「沙姫様」
沙姫「帰りますわよ」
綾「はい」
モモ「……」
凛「一つ、いいだろうか?」
モモ「はい……?」
凛「結城リトは待っているぞ?」
モモ「……」
凛「それではな」
モモ「……」
モモ「リトさん……」
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:17:20.42 ID:NoU9t+l40
夜 自宅
モモ「……」
グツグツ……
モモ「……かんせい」
モモ「いただきます……」
モモ「……」モグモグ
ナナ「ふわぁぁ」
モモ「……」モグモグ
ナナ「のみものー」
モモ「……」
ナナ「……よっこらせ」
モモ「……」モグモグ
ナナ「……あーん」ヒョイ
モモ「あ……」
ナナ「……」モグモグ
モモ「……」
グツグツ……
モモ「……かんせい」
モモ「いただきます……」
モモ「……」モグモグ
ナナ「ふわぁぁ」
モモ「……」モグモグ
ナナ「のみものー」
モモ「……」
ナナ「……よっこらせ」
モモ「……」モグモグ
ナナ「……あーん」ヒョイ
モモ「あ……」
ナナ「……」モグモグ
260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:20:09.49 ID:NoU9t+l40
モモ「ナナ……?」
ナナ「いつまでそうしてるんだよ?」
モモ「……」
ナナ「あたしはしらねえからな……」
モモ「……」
ナナ「ふん」
モモ「……待って」
ナナ「……」
モモ「あの……あ、謝れば……いいの?」
ナナ「……」
モモ「私、リトさんのためにしてきたつもりだったから……」
ナナ「……」
モモ「……」
ナナ「モモ……ずっとそうしてろ」
モモ「ナナ!?まって!!」
ナナ「いつまでそうしてるんだよ?」
モモ「……」
ナナ「あたしはしらねえからな……」
モモ「……」
ナナ「ふん」
モモ「……待って」
ナナ「……」
モモ「あの……あ、謝れば……いいの?」
ナナ「……」
モモ「私、リトさんのためにしてきたつもりだったから……」
ナナ「……」
モモ「……」
ナナ「モモ……ずっとそうしてろ」
モモ「ナナ!?まって!!」
262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:23:47.57 ID:NoU9t+l40
モモ「……」
モモ「片付けよう……」
モモ「……」カチャカチャ
モモ「……」ヨロヨロ
ツルッ
モモ「あ―――」
ガシャン!!
モモ「……割れちゃった」
モモ「片付けないと……」
モモ「……」ウルウル
モモ「はぁ……」ポロポロ
モモ「リトさん……」
リト「どうした、モモ?」
モモ「!?」
リト「お皿、割ったのか。珍しいな」
モモ「片付けよう……」
モモ「……」カチャカチャ
モモ「……」ヨロヨロ
ツルッ
モモ「あ―――」
ガシャン!!
モモ「……割れちゃった」
モモ「片付けないと……」
モモ「……」ウルウル
モモ「はぁ……」ポロポロ
モモ「リトさん……」
リト「どうした、モモ?」
モモ「!?」
リト「お皿、割ったのか。珍しいな」
266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:28:14.85 ID:NoU9t+l40
モモ「リトさん……」
リト「今、雑巾持ってくるから、直接触れようとするな」
モモ「あの」
リト「えーと……確か……」
モモ「リトさん……私は……リトさんのために……今まで……」
リト「分かってる」
モモ「え」
リト「俺は怒ってない。いつもララの発明品とかに振り回されてきたからな。こういうことは慣れてるし」
モモ「じゃあ……」
リト「ごめん、モモ。みんなが怒ってる」
モモ「……」
リト「今回はみんながモモに怒ってるみたいだ。だから、俺がモモを許しても、この状態は続くと思う」
モモ「ごめんなさい……」
リト「言っただろ?俺は怒ってない。みんなが怒ってる」
モモ「……みなさんに謝れば、いいんですか?」
リト「今、雑巾持ってくるから、直接触れようとするな」
モモ「あの」
リト「えーと……確か……」
モモ「リトさん……私は……リトさんのために……今まで……」
リト「分かってる」
モモ「え」
リト「俺は怒ってない。いつもララの発明品とかに振り回されてきたからな。こういうことは慣れてるし」
モモ「じゃあ……」
リト「ごめん、モモ。みんなが怒ってる」
モモ「……」
リト「今回はみんながモモに怒ってるみたいだ。だから、俺がモモを許しても、この状態は続くと思う」
モモ「ごめんなさい……」
リト「言っただろ?俺は怒ってない。みんなが怒ってる」
モモ「……みなさんに謝れば、いいんですか?」
275: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:33:06.53 ID:NoU9t+l40
リト「モモ……」
モモ「これは、みなさんのためでも―――」
リト「……」
モモ「な、なんですか……?」
リト「よくわかった。モモはどうして責められてるかわかってないんだな?」
モモ「いえ。勝手に花粉による催眠をかけたことを怒っているのでしょう?」
リト「……」
モモ「だから―――」
リト「もういい」
モモ「え……」
リト「こっちだ」
モモ「え……?」
リト「ちょっときてくれ」
モモ「な、なんですか……?」
モモ「これは、みなさんのためでも―――」
リト「……」
モモ「な、なんですか……?」
リト「よくわかった。モモはどうして責められてるかわかってないんだな?」
モモ「いえ。勝手に花粉による催眠をかけたことを怒っているのでしょう?」
リト「……」
モモ「だから―――」
リト「もういい」
モモ「え……」
リト「こっちだ」
モモ「え……?」
リト「ちょっときてくれ」
モモ「な、なんですか……?」
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:37:03.16 ID:NoU9t+l40
ララの部屋
モモ「お姉さまの……」
リト「ペケ」
ペケ「はいはい」
リト「頼む」
ペケ「分かりました」
モモ「な、なんですか……?」
ペケ「モモ様、すこし失礼しますよ」
モモ「え?」
ペケ「装着!!」
モモ「わっ?!」
ペケ「スイッチ、オン!」
モモ「な、なに!?このヘルメットみたいなの?!お姉さまの発明品!?」
ペケ「……」
モモ「あ……」
モモ「お姉さまの……」
リト「ペケ」
ペケ「はいはい」
リト「頼む」
ペケ「分かりました」
モモ「な、なんですか……?」
ペケ「モモ様、すこし失礼しますよ」
モモ「え?」
ペケ「装着!!」
モモ「わっ?!」
ペケ「スイッチ、オン!」
モモ「な、なに!?このヘルメットみたいなの?!お姉さまの発明品!?」
ペケ「……」
モモ「あ……」
288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:42:24.14 ID:NoU9t+l40
ザスティン『モモ様!!ナナ様!!喧嘩はおやめください!!』
ナナ『モモが悪い!!』
モモ『ナナ!』
ザスティン『ああぁ!!たかがおやつのことで……』
ナナ『だいたい、いつもいつもいい子ぶって!!むかつんだよ!!』
モモ『別にいい子ぶってない!!ナナが乱暴なだけじゃない!!』
ナナ『なんだと!』
モモ『ふん!!』
ザスティン『ふたりとも……』
ララ『なになにー?どうかしたー?』
ナナ『姉上!!きいてよ!!あたしのおやつ、ナナが食べたんだ!!』
ララ『え?そうなの?』
モモ『だから、ナナのだって分からなかったって言ったでしょ!!』
ナナ『なんで分からないんだよ!!』
モモ『名前ぐらい書いておけばいいでしょ!!』
ナナ『モモが悪い!!』
モモ『ナナ!』
ザスティン『ああぁ!!たかがおやつのことで……』
ナナ『だいたい、いつもいつもいい子ぶって!!むかつんだよ!!』
モモ『別にいい子ぶってない!!ナナが乱暴なだけじゃない!!』
ナナ『なんだと!』
モモ『ふん!!』
ザスティン『ふたりとも……』
ララ『なになにー?どうかしたー?』
ナナ『姉上!!きいてよ!!あたしのおやつ、ナナが食べたんだ!!』
ララ『え?そうなの?』
モモ『だから、ナナのだって分からなかったって言ったでしょ!!』
ナナ『なんで分からないんだよ!!』
モモ『名前ぐらい書いておけばいいでしょ!!』
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:47:40.50 ID:NoU9t+l40
ララ『うーん……じゃあ、ナナ。私のおやつあげるね』
ナナ『いいの!?』
モモ『……』
ララ『うん。だから、ほら』
ナナ『あ……えっと……』
ララ『ザスティンとモモに言うことあるでしょ?』
ナナ『ザスティン、モモ……ごめんなさい』
ララ『うんうん』
ザスティン『ありがとうございます。ララ様』
ララ『次はモモね』
モモ『どうしてですか?私は……』
ララ『間違って食べて、ナナを悲しませたでしょ?』
モモ『……ナナ、ごめんなさい』
ナナ『う、うん。私も言いすぎた……』
ララ『そうそう。いい?ナナもモモも、これから悪いことしたって思ったらすぐに謝らないと駄目だからね?人に言われる前に自分から、ね?』
ナナ『いいの!?』
モモ『……』
ララ『うん。だから、ほら』
ナナ『あ……えっと……』
ララ『ザスティンとモモに言うことあるでしょ?』
ナナ『ザスティン、モモ……ごめんなさい』
ララ『うんうん』
ザスティン『ありがとうございます。ララ様』
ララ『次はモモね』
モモ『どうしてですか?私は……』
ララ『間違って食べて、ナナを悲しませたでしょ?』
モモ『……ナナ、ごめんなさい』
ナナ『う、うん。私も言いすぎた……』
ララ『そうそう。いい?ナナもモモも、これから悪いことしたって思ったらすぐに謝らないと駄目だからね?人に言われる前に自分から、ね?』
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:51:05.17 ID:NoU9t+l40
モモ「……」
ペケ「はい、終わりです」
モモ「……これって」
リト「モモ。ララから言われたことぐらい守ってみたらどうだ?」
モモ「……」
リト「いいな」
ペケ「では、これで」
リト「……」スタスタ
モモ「私は……」
ウィーン
ララ「ふぅー、さっぱりしたぁ」
モモ「お姉さま……」
ララ「さーてと、あれの開発でも」
モモ「お姉さま!!」
ララ「……」
ペケ「はい、終わりです」
モモ「……これって」
リト「モモ。ララから言われたことぐらい守ってみたらどうだ?」
モモ「……」
リト「いいな」
ペケ「では、これで」
リト「……」スタスタ
モモ「私は……」
ウィーン
ララ「ふぅー、さっぱりしたぁ」
モモ「お姉さま……」
ララ「さーてと、あれの開発でも」
モモ「お姉さま!!」
ララ「……」
300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:56:32.34 ID:NoU9t+l40
モモ「ごめんなさい」
ララ「ふんふーん」
モモ「私、その……リトさんとお姉さまの仲がもっとよくなればって思って……」
ララ「これは……こうして……」ガチャガチャ
モモ「ただ……それだけ……」
ララ「……」ガチャガチャ
モモ「でも、いつの間にか自分のためになっていて……少し周りが見えなくなっていました」
ララ「……」
モモ「ごめんなさい……」ウルウル
ララ「……」
モモ「お姉さま……ほんとうに……もうしません……だから……ゆるし、てくだ、さい……」ポロポロ
モモ「お願いします……ごめん、なさい……」ポロポロ
ララ「……」
モモ「うぅ……もう、しませんから……ゆるして……くだ、さい……お姉さま……」ポロポロ
ララ「……許さない」
ララ「ふんふーん」
モモ「私、その……リトさんとお姉さまの仲がもっとよくなればって思って……」
ララ「これは……こうして……」ガチャガチャ
モモ「ただ……それだけ……」
ララ「……」ガチャガチャ
モモ「でも、いつの間にか自分のためになっていて……少し周りが見えなくなっていました」
ララ「……」
モモ「ごめんなさい……」ウルウル
ララ「……」
モモ「お姉さま……ほんとうに……もうしません……だから……ゆるし、てくだ、さい……」ポロポロ
モモ「お願いします……ごめん、なさい……」ポロポロ
ララ「……」
モモ「うぅ……もう、しませんから……ゆるして……くだ、さい……お姉さま……」ポロポロ
ララ「……許さない」
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 14:59:21.81 ID:NoU9t+l40
モモ「……!?」
ララ「って言ったら、どうする?」
モモ「……謝ります」
ララ「……」
モモ「許してくれるまで……あやまります」
ララ「そっか」
モモ「だから……」
ララ「じゃ、私は許す!」
モモ「お姉さま……」
ララ「次は美柑のとこね」
モモ「は、はい……!!」
ララ「美柑も相当怒ってたからね」
モモ「は、い……」
ララ「ほらほら、涙と鼻水ふいて」
モモ「ごめんなさい……」ゴシゴシ
ララ「って言ったら、どうする?」
モモ「……謝ります」
ララ「……」
モモ「許してくれるまで……あやまります」
ララ「そっか」
モモ「だから……」
ララ「じゃ、私は許す!」
モモ「お姉さま……」
ララ「次は美柑のとこね」
モモ「は、はい……!!」
ララ「美柑も相当怒ってたからね」
モモ「は、い……」
ララ「ほらほら、涙と鼻水ふいて」
モモ「ごめんなさい……」ゴシゴシ
310: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:01:35.10 ID:NoU9t+l40
美柑の部屋
モモ「……美柑さん」
美柑「……」
モモ「あの……」
美柑「出て行って」
モモ「……ごめんなさい」
美柑「……」
モモ「私……」
美柑「出て行って」
モモ「い、いやです……!!」
美柑「……」
モモ「……」
美柑「モモさん、自分がなにしたか分かってるの?」
モモ「はい……」
美柑「だったら出て行って」
モモ「……美柑さん」
美柑「……」
モモ「あの……」
美柑「出て行って」
モモ「……ごめんなさい」
美柑「……」
モモ「私……」
美柑「出て行って」
モモ「い、いやです……!!」
美柑「……」
モモ「……」
美柑「モモさん、自分がなにしたか分かってるの?」
モモ「はい……」
美柑「だったら出て行って」
313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:06:11.77 ID:NoU9t+l40
モモ「……」
美柑「私は……」
ナナ「美柑ー、もういいだろ」
美柑「ナナさん……」
モモ「……」
ナナ「姉上とモモの会話、聞いてただろ?」
美柑「……」
ナナ「リトだってもう許してるし、だめか?」
美柑「だって……」
モモ「ナナ……」
ナナ「あたしからも頼むよ。モモを許してやってくれ」
モモ「美柑さん……もうしません……ごめんなさい!」
美柑「じゃあ……条件」
モモ「は、はい……」
美柑「リトの身の回り世話はもうしないで。私がするから。それが条件。妥協はなし。いい?」
美柑「私は……」
ナナ「美柑ー、もういいだろ」
美柑「ナナさん……」
モモ「……」
ナナ「姉上とモモの会話、聞いてただろ?」
美柑「……」
ナナ「リトだってもう許してるし、だめか?」
美柑「だって……」
モモ「ナナ……」
ナナ「あたしからも頼むよ。モモを許してやってくれ」
モモ「美柑さん……もうしません……ごめんなさい!」
美柑「じゃあ……条件」
モモ「は、はい……」
美柑「リトの身の回り世話はもうしないで。私がするから。それが条件。妥協はなし。いい?」
315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:08:55.59 ID:NoU9t+l40
モモ「それって……」
美柑「……」
モモ「わかりました」
美柑「ふん……」
ナナ「よかったな、モモ」
モモ「ナナ、ありがとう」
ナナ「別に。いつまでもお前を無視したくないって美柑が言い出したことだしなー」
美柑「ちょ……!!」
モモ「美柑さん……」
美柑「ナナさん!!」
ナナ「あ、これ言っちゃいけなかったか。悪い悪い」
モモ「……ありがとうございます」
美柑「や、約束は守ってね!」
モモ「はい。リトさんの身の回りのことは美柑さんに任せます」
美柑「う、うん。それがわかればいいの」
美柑「……」
モモ「わかりました」
美柑「ふん……」
ナナ「よかったな、モモ」
モモ「ナナ、ありがとう」
ナナ「別に。いつまでもお前を無視したくないって美柑が言い出したことだしなー」
美柑「ちょ……!!」
モモ「美柑さん……」
美柑「ナナさん!!」
ナナ「あ、これ言っちゃいけなかったか。悪い悪い」
モモ「……ありがとうございます」
美柑「や、約束は守ってね!」
モモ「はい。リトさんの身の回りのことは美柑さんに任せます」
美柑「う、うん。それがわかればいいの」
318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:11:13.08 ID:NoU9t+l40
リト「―――うん、お願い」
リト「よし……」
モモ「リトさん……」
リト「モモ……」
モモ「お姉さまとナナ、美柑さんからは許してもらえました」
リト「よかったな」
モモ「あとは……みなさんですね」
リト「明日、学校でだな」
モモ「はい」
リト「じゃあ、もう寝よう」
モモ「リトさん……」
リト「ん?」
モモ「ごめんなさい」
リト「いいよ、いつものことだ」
モモ「……」
リト「よし……」
モモ「リトさん……」
リト「モモ……」
モモ「お姉さまとナナ、美柑さんからは許してもらえました」
リト「よかったな」
モモ「あとは……みなさんですね」
リト「明日、学校でだな」
モモ「はい」
リト「じゃあ、もう寝よう」
モモ「リトさん……」
リト「ん?」
モモ「ごめんなさい」
リト「いいよ、いつものことだ」
モモ「……」
322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:15:30.52 ID:NoU9t+l40
翌日 学校
春菜「……」
唯「……」
ヤミ「……」
リト「ほら、モモ」
モモ「……あの、この度は本当に申し訳ありませんでした」
モモ「今後、このようなことは絶対にしません」
春菜「うん」
モモ「……え?」
唯「もうしないなら、いいわ」
モモ「……」
ヤミ「昨夜、結城リトからも謝罪されましたし」
モモ「え!?」
リト「ヤミ、それは……」
春菜「モモちゃん、私は結城君を泣かせたくない。それが本心じゃなくても。だから、もうこういうことはしないでね?」
春菜「……」
唯「……」
ヤミ「……」
リト「ほら、モモ」
モモ「……あの、この度は本当に申し訳ありませんでした」
モモ「今後、このようなことは絶対にしません」
春菜「うん」
モモ「……え?」
唯「もうしないなら、いいわ」
モモ「……」
ヤミ「昨夜、結城リトからも謝罪されましたし」
モモ「え!?」
リト「ヤミ、それは……」
春菜「モモちゃん、私は結城君を泣かせたくない。それが本心じゃなくても。だから、もうこういうことはしないでね?」
330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:20:33.15 ID:NoU9t+l40
モモ「はい」
リト「よし。じゃ、いこうか」
唯「そうね。そろそろ授業が始まるわ」
ヤミ「行きましょう」
モモ「ヤミさん」
ヤミ「私も結城リトを悲しませたくはありません」
モモ「はい」
ヤミ「悲しませるよりも絶望を与えたいですから」
リト「怖いな……」
春菜「ふふ……」
モモ「……」
モモ(これでいい)
モモ(今の関係を潰してまで楽園計画を推し進めることもない)
リト「ヤミ、ほんきじゃないよなー?!」
モモ(リトさん……私は―――)
リト「よし。じゃ、いこうか」
唯「そうね。そろそろ授業が始まるわ」
ヤミ「行きましょう」
モモ「ヤミさん」
ヤミ「私も結城リトを悲しませたくはありません」
モモ「はい」
ヤミ「悲しませるよりも絶望を与えたいですから」
リト「怖いな……」
春菜「ふふ……」
モモ「……」
モモ(これでいい)
モモ(今の関係を潰してまで楽園計画を推し進めることもない)
リト「ヤミ、ほんきじゃないよなー?!」
モモ(リトさん……私は―――)
332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:24:28.77 ID:NoU9t+l40
教室
里紗「おっはー!!」
春菜「おはよう」
未央「ねね、昨日は聞けなかったけど……」
春菜「なに?」
里紗「結城からの告白、断ったのなんで?」
春菜「?!」
未央「ねね、どうして?」
春菜「結城くん……が……?」
里紗「すきだー!!って男前に言ってたのにね」
未央「ねー?」
春菜「……」
リト「はぁ……一件落着だな……」
ララ「リトー、あそぼー」
春菜(なんでそんな……ときだけ……もう……いやぁ……)
里紗「おっはー!!」
春菜「おはよう」
未央「ねね、昨日は聞けなかったけど……」
春菜「なに?」
里紗「結城からの告白、断ったのなんで?」
春菜「?!」
未央「ねね、どうして?」
春菜「結城くん……が……?」
里紗「すきだー!!って男前に言ってたのにね」
未央「ねー?」
春菜「……」
リト「はぁ……一件落着だな……」
ララ「リトー、あそぼー」
春菜(なんでそんな……ときだけ……もう……いやぁ……)
333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:27:45.83 ID:NoU9t+l40
自宅 リトの部屋
リト「ふわぁ……もうねよう」
ガチャ
モモ「リートさん?」
リト「モモ……なんだよ?」
モモ「美柑さん、ほらほら」
美柑「いや……なんで……!!」
モモ「身の回りのお世話をするんですよね?」
美柑「ちょっと!!」
モモ「今日は私がご指導してあげますから」
美柑「いいわよ!!」
モモ「あら?いいんですか?それはそれは……」
美柑「モモさん!!反省してないでしょ?!」
モモ「してますしてます」
リト「もう出て行け」
リト「ふわぁ……もうねよう」
ガチャ
モモ「リートさん?」
リト「モモ……なんだよ?」
モモ「美柑さん、ほらほら」
美柑「いや……なんで……!!」
モモ「身の回りのお世話をするんですよね?」
美柑「ちょっと!!」
モモ「今日は私がご指導してあげますから」
美柑「いいわよ!!」
モモ「あら?いいんですか?それはそれは……」
美柑「モモさん!!反省してないでしょ?!」
モモ「してますしてます」
リト「もう出て行け」
336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:31:18.10 ID:NoU9t+l40
リト「……美柑?」
美柑「なに?」
リト「いや……一緒に寝るとかいいのか?」
美柑「だって……モモさんがむりやり……」
リト「いや、美柑がいいならいいんだけど……」
美柑「リト?」
リト「ん?」
美柑「私に無視されて……どんな感じだったの?」
リト「それは悲しいに決まってるだろ」
美柑「どれくらい?」
リト「世界が真っ暗になるくらいだ。だって、美柑は妹以上に大事な存在なんだからな」
美柑「……」ドガァ
リト「いって!!」
美柑「ばーか……」
リト「なんで……?」
美柑「なに?」
リト「いや……一緒に寝るとかいいのか?」
美柑「だって……モモさんがむりやり……」
リト「いや、美柑がいいならいいんだけど……」
美柑「リト?」
リト「ん?」
美柑「私に無視されて……どんな感じだったの?」
リト「それは悲しいに決まってるだろ」
美柑「どれくらい?」
リト「世界が真っ暗になるくらいだ。だって、美柑は妹以上に大事な存在なんだからな」
美柑「……」ドガァ
リト「いって!!」
美柑「ばーか……」
リト「なんで……?」
337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:35:06.73 ID:NoU9t+l40
モモの部屋
モモ(少し焦りすぎていたかもしれません……)
モモ(楽園計画。もっとゆっくり進めていきましょう)
モモ「……」ペラッ
モモ「……?!」
モモ「これは……!!」
モモ「ふふ……」
モモ「初めからこうしていれば……よかった……」
モモ「よし……」
モモ「……」ゴソゴソ
モモ「あった」
モモ「考えてみればリトさんは美柑さんには甘いですからね」
モモ「これなら誰も悲しまないはず」
モモ「では。早速……」
モモ「ふふふ」
モモ(少し焦りすぎていたかもしれません……)
モモ(楽園計画。もっとゆっくり進めていきましょう)
モモ「……」ペラッ
モモ「……?!」
モモ「これは……!!」
モモ「ふふ……」
モモ「初めからこうしていれば……よかった……」
モモ「よし……」
モモ「……」ゴソゴソ
モモ「あった」
モモ「考えてみればリトさんは美柑さんには甘いですからね」
モモ「これなら誰も悲しまないはず」
モモ「では。早速……」
モモ「ふふふ」
340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:37:24.71 ID:NoU9t+l40
翌朝
リト「ん……」ムニュ
美柑「おい」
リト「あ……?」
美柑「お尻、さわってる」
リト「うわぁ!!ごめん!!」
美柑「いいけど……」
リト「いいのか……?」
美柑「さ、下におりよ」
リト「ああ」
美柑「……わ、わたしも」
リト「え?」
美柑「リトのことは……お兄ちゃん以上の―――」
ララ「おにいちゃーん!!!あさだよー!!」
リト「!?」
リト「ん……」ムニュ
美柑「おい」
リト「あ……?」
美柑「お尻、さわってる」
リト「うわぁ!!ごめん!!」
美柑「いいけど……」
リト「いいのか……?」
美柑「さ、下におりよ」
リト「ああ」
美柑「……わ、わたしも」
リト「え?」
美柑「リトのことは……お兄ちゃん以上の―――」
ララ「おにいちゃーん!!!あさだよー!!」
リト「!?」
344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:41:53.63 ID:NoU9t+l40
美柑「ララさん!?」
ララ「おにいちゃん、あさごはんにしようよ!」
リト「ララ、なにいって―――」
ナナ「お、おい……お、おに……ちゃ……ん……」
美柑「ナナさん……!?」
ナナ「ど、どうにかしろ……おにいちゃん……なんで、お前のこと……おにいちゃん……って呼ばなくちゃ……」
リト「ど、どうなってるんだ!?」
ナナ「もう!!―――おにいちゃん!!朝だぞ!!早くしろぉ!!」
リト「……」
美柑「これって……」
モモ「どうですか?リトさん。みんな妹ですよ?」
リト「モモ!!」
モモ「私も既にリトさんのことを兄を認識してますけど……ふふ」
美柑「モモさん!!」
モモ「楽園計画。初めからこうしていればよかったかもしれませんね」
ララ「おにいちゃん、あさごはんにしようよ!」
リト「ララ、なにいって―――」
ナナ「お、おい……お、おに……ちゃ……ん……」
美柑「ナナさん……!?」
ナナ「ど、どうにかしろ……おにいちゃん……なんで、お前のこと……おにいちゃん……って呼ばなくちゃ……」
リト「ど、どうなってるんだ!?」
ナナ「もう!!―――おにいちゃん!!朝だぞ!!早くしろぉ!!」
リト「……」
美柑「これって……」
モモ「どうですか?リトさん。みんな妹ですよ?」
リト「モモ!!」
モモ「私も既にリトさんのことを兄を認識してますけど……ふふ」
美柑「モモさん!!」
モモ「楽園計画。初めからこうしていればよかったかもしれませんね」
347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:44:43.81 ID:NoU9t+l40
学校
リト「……」
ララ「おにいちゃーん……」スリスリ
リト「……ララ」
春菜「……」
唯「……」
リト「え?」
春菜「あの……リトお兄ちゃん……」
リト「ぶっ!?」
唯「兄貴……」
リト「モモぉ!!!」
ヤミ「兄くん。見つけました」
リト「!?」
芽亜「あ、お兄ちゃん先輩みーつけた!!」
リト「モモ!!!でてこーい!!!」
リト「……」
ララ「おにいちゃーん……」スリスリ
リト「……ララ」
春菜「……」
唯「……」
リト「え?」
春菜「あの……リトお兄ちゃん……」
リト「ぶっ!?」
唯「兄貴……」
リト「モモぉ!!!」
ヤミ「兄くん。見つけました」
リト「!?」
芽亜「あ、お兄ちゃん先輩みーつけた!!」
リト「モモ!!!でてこーい!!!」
356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:51:36.50 ID:NoU9t+l40
屋上
モモ「ふふ……よしよし。これでリトさんは全ての女性を守りたくなるはず」
モモ「さぁ、ここから始動です。リトお兄様の楽園計画は……」
モモ「うふふふふ……」
モモ「……はぁ……お兄様……」
中庭
リト「モモー!!どこだぁ!!!」
ナナ「おにいちゃん!!あたしといっしょにごはんだぞ!!」
ヤミ「兄くん、たい焼きです」
お静「兄上ー、まってくださーい」
里紗「にいちゃーん、体育倉庫でマット運動でもしよっか?」
リト「やめろぉ!!」
沙姫「お、兄さん!!私とのランチの約束はどうなりましたの?!」
リト「先輩まで?!―――モモぉ!!!いい加減にしてくれぇ!!!」
ララ「おにいちゃーん、だーいすき!!」
モモ「ふふ……よしよし。これでリトさんは全ての女性を守りたくなるはず」
モモ「さぁ、ここから始動です。リトお兄様の楽園計画は……」
モモ「うふふふふ……」
モモ「……はぁ……お兄様……」
中庭
リト「モモー!!どこだぁ!!!」
ナナ「おにいちゃん!!あたしといっしょにごはんだぞ!!」
ヤミ「兄くん、たい焼きです」
お静「兄上ー、まってくださーい」
里紗「にいちゃーん、体育倉庫でマット運動でもしよっか?」
リト「やめろぉ!!」
沙姫「お、兄さん!!私とのランチの約束はどうなりましたの?!」
リト「先輩まで?!―――モモぉ!!!いい加減にしてくれぇ!!!」
ララ「おにいちゃーん、だーいすき!!」
361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/14(土) 15:55:50.38 ID:NoU9t+l40
春菜「はい、リトお兄ちゃん」
唯「まってよ……私が」
リト「うぅ……」
ヤミ「どうぞ、兄くん」
ナナ「あ、あたしのも食べろ」
ララ「みんなー私にもおにいちゃんをわけてよー」
凛「……ここにいたか、兄様」
リト「九条先輩?!」
凛「さ、稽古の時間だ」
リト「……」
リト「モモー!!絶対にゆるさないからなぁ!!!」
モモ「あは♪」
モモ「お兄様、愛してますよ?」
END
唯「まってよ……私が」
リト「うぅ……」
ヤミ「どうぞ、兄くん」
ナナ「あ、あたしのも食べろ」
ララ「みんなー私にもおにいちゃんをわけてよー」
凛「……ここにいたか、兄様」
リト「九条先輩?!」
凛「さ、稽古の時間だ」
リト「……」
リト「モモー!!絶対にゆるさないからなぁ!!!」
モモ「あは♪」
モモ「お兄様、愛してますよ?」
END
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