1 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:14:21 ID:d8QajlS.
設定捏造・キャラ崩壊注意
ーー851年ーー
アルミン(ふぅ…今日も疲れたなぁ…)
アルミン(早く家に帰って癒されたい…)
アルミン(いや…やっぱり疲れるかも)ハァー
アルミン(着いた…ちゃんと家事やってくれてるかな?)
ガチャ…
アルミン「ただいまー」
進撃の巨人(19) (講談社コミックス)
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3 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:19:30 ID:d8QajlS.
ハンジ「今日は遅かったねぇ!」
ゴチャゴチャ…
アルミン(はぁ…やっぱり部屋が散らかってる)
アルミン「ただいま戻りました…今日も掃除しなかったんですか?」
ハンジ「ゴメンゴメン!なんとビックリ!起きたら夕方だったんだよ!!」
アルミン「だからあれほど、夜は早く寝て下さいって言ったじゃないですか…」
ハンジ「本当にゴメン!ご飯は作っといたから!ささっ、食べなよッ!」
4 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:22:14 ID:d8QajlS.
目玉焼き
アルミン「…これだけですか?」
ハンジ「私にこれ以外作れると思うかい?」
アルミン「期待した僕が悪かったです…いただきます」
ハンジ「めしあがれ!」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
5 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:26:30 ID:d8QajlS.
ーー1ヶ月前ーー
ハンジ「はい!これ辞表ね!」
リヴァイ「お前…本当に調査兵団やめんのか?」
ハンジ「辞めるよ…巨人がいなくなって生きがいの研究ができなくなったんだ…」
ハンジ「もうここに私が居る意味なんてないよ…」
リヴァイ「そうか、それなら止めはしねぇが…これからどうすんだ?」
ハンジ「んー…しばらくは働かないでのんびりするよ!退職金もいっぱい入るしね!」
6 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:30:07 ID:d8QajlS.
リヴァイ「辞めるってんなら本部の寮も出て行くのか?」
ハンジ「そうだよ?」
リヴァイ「…一人暮らしってことか?」
ハンジ「うん」
リヴァイ(こいつに一人暮らし出来るとは思えねぇ…)
ハンジ「?」
7 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:34:05 ID:d8QajlS.
リヴァイ(こんなんでも優秀な兵士兼研究者だったんだ…有事の際は、また調査兵団に呼び戻すかもしれん…)
ハンジ「おーい!」
リヴァイ(そうなると体調管理はしっかりしてもらわないと困るな…)
リヴァイ(私生活がずぼらな奴が一人暮らしなんかしたら、ゴミ屋敷になり、ゴミからカビが生える…)
ハンジ「ねぇ、無視?」
8 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:38:24 ID:d8QajlS.
リヴァイ(息をするたびに、有害なカビがこいつの体内に蓄積され、体調を崩し早死にするだろうな…)
リヴァイ「……一人暮らしは認めん」
ハンジ「なんでよっ!?」
リヴァイ「テメェに一人暮らしはまだ早い…」
ハンジ「はぁ!?私だってもういい歳なんだから一人暮らしくらい出来るってば!!」
9 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:42:11 ID:d8QajlS.
リヴァイ「…なら、飯は作れるのか?」
ハンジ「外食すればいいじゃん?」
リヴァイ「洗濯は?」
ハンジ「休日にモブリットにやって貰えばいいじゃん?」
リヴァイ「…掃除は?」
ハンジ「リヴァイは掃除得意でしょ?」
10 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:46:55 ID:d8QajlS.
リヴァイ「(駄目だコイツ)…はぁ…とにかく一人暮らしは駄目だ」
ハンジ「ふっ…私はもう調査兵団を辞めたんだよ?もうリヴァイの命令を聞く必要なんてないね」フゥー
リヴァイ(うぜぇ面しやがって…)イライラ
コンコン…
リヴァイ「チッ…入れ」
ガチャ…
アルミン「失礼します!」
11 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:51:44 ID:d8QajlS.
リヴァイ「おまえか…用件はなんだ?」
アルミン「次の壁外調査の件で相談にきました!」
リヴァイ「そうか…俺に相談しなくてもお前の案なら、俺はある程度信頼してるんだがな」
アルミン「はっ!ありがとうございます!」
リヴァイ(そうだ、こいつは信用に足る男だ…他の兵に比べたら何となく清潔感もある)チラッ
アルミン「?」
12 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 17:58:18 ID:d8QajlS.
リヴァイ「…お前、家事は出来るか?」
アルミン「?それなりには…」
リヴァイ「同棲とかに憧れたりはしないか?」
アルミン「この歳ですし…少しは憧れたりもします…」
リヴァイ「よし、決まりだ…」
リヴァイ「ハンジを飼え。奇行種だが躾れば少しはましになんだろ…」
アルミン「はぁ!?」
14 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 18:02:13 ID:d8QajlS.
リヴァイ「お前はそれでいいか?それなら俺も認めよう」
ハンジ「アルミンと一緒に住むってことだよね?」
リヴァイ「そうだ」
ハンジ「いいよー」
アルミン「軽っ!?あの!いきなりそんなこと言われても意味が分かりません!!」
16 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 18:06:33 ID:d8QajlS.
リヴァイ「簡単なことだ。こいつは生活力が皆無…だからおまえが暫くこいつの生活を支えてやれ」
ハンジ「あはははっ!!アルミン!頼んだよ!!」
アルミン「ちょっ…モブリットさんとかもっと適役が居るじゃないですか!!」
ハンジ「えー…モブリットは口うるさいからなぁ」
アルミン「とにかく僕には無理ですよ!」
17 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 18:11:24 ID:d8QajlS.
ハンジ「チッ…」
ハンジ「…」ニヤ
ハンジ「…そっか。そこまで嫌かぁ…そうだよね、私みたいなババァの介護なんて嫌だよね…アハハー」
アルミン「そ、そこまで言ってませんよ!それに恋人でもない男女が一緒に暮らすなんて間違ってます!!」
ハンジ「…ババァなんて女としてみれないよね…一緒に住んでババァが恋人って思われるのも嫌だよね…アハハー」
アルミン「いや…ハンジさんはお綺麗だと思いますよ!?」アセアセ
ハンジ「じゃあ私と暮らしてよ!!私を養って楽をさせろォォォォ!!!」
18 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 18:15:55 ID:d8QajlS.
アルミン「……最後、本音漏れてますよ」
リヴァイ「おい…これは俺からの命令だ。家賃と扶養手当ては出してやっから面倒みてやってくれ」
アルミン「えっ…でも…」
リヴァイ「チッ…お前は『はい』と言えばいい…解ったか?」ギロッ
アルミン「…はいっ!」ビクッ
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
19 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 18:17:15 ID:d8QajlS.
アルミン「……最後、本音漏れてますよ」
リヴァイ「おい…これは俺からの命令だ。家賃と扶養手当ては出してやっから面倒みてやってくれ」
アルミン「えっ…でも…」
リヴァイ「チッ…お前は『はい』と言えばいい…解ったか?」ギロッ
アルミン「…はいっ!」ビクッ
ーーーーーー
ーーーーー
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20 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 18:27:21 ID:d8QajlS.
アルミン(ってな感じで僕も寮を追い出されて今にいたるけど…ハンジさんが殆ど家事が出来なくて本当に困るよ…)
ハンジ「アルミーン!お風呂入ってくるね!!」
アルミン「どうぞ…(今ハンジさんに出来ることは風呂掃除と目玉焼きをつくれるくらいか…)」
ハンジ「覗いてもいいからね?」ニヤ
アルミン「このやりとり30回目ですよ…」
21 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 18:29:43 ID:d8QajlS.
ハンジ「アルミンもシャイだねぇ!お姉さんの裸とか興味ないの?」
アルミン「いいから早くお風呂いってください…」
ハンジ「ちぇっ…はーい」スタスタ
アルミン(ハンジさんは今まで激務に追われてたから、今は羽を伸ばしたい気持ちはわかるけど…)
アルミン(はぁ…これから僕達は上手くやっていけるんだろうか…)
33 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 22:16:44 ID:d8QajlS.
ーーーー
ーーー
ーー
アルミン(ご飯食べて洗い物も終わったし、次は部屋の掃除でもしようかな)
ゴチャゴチャ…
アルミン「汚ったな…」ボソッ
アルミン(うわっ、服でもなんでも投げ散らかして…)
アルミン(うっ、下着だ…もう!少しは女性としての自覚を持ってよ!)
ガラガラ
ハンジ「ふぅー…いいお湯だった!アルミンも早く入りなよ!!」
アルミン「片付け終わったら入りm…って!またですか!!」
ハンジ「?」
アルミン「いや『?』じゃないですよ!下着姿で出てこないでください!」カァァ
34 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 22:22:34 ID:d8QajlS.
ハンジ「えぇ…だって最近あついしさぁ…アルミンも気にしなければいいのに」
アルミン「気になりますって!早くなんか着てください!!」カァァ
ハンジ「仕方ないなぁ…おっ!アルミン手に何もってるの?」
アルミン「えっ?」
つ下着
ハンジ「ふーん。アルミンも男の子なんだね」ニヤニヤ
35 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 22:28:11 ID:d8QajlS.
アルミン「こ、これは違うんです!!片付けようとして持ってただけですよ!!」カァァ
ハンジ「へぇー…におい嗅いでるのかと思ったよ!」ニヤニヤ
アルミン「そんなことしませんよ!」
ハンジ「ごまかさなくたっていいんだよ?どうせなら脱ぎたてのあげよっか?」ニヤニヤ
アルミン「い、いりません!///ぼ、僕もお風呂入ってきます!!ハンジさんは部屋を掃除しててくださいっ!」スタスタ
ハンジ(いいねぇ…若い子をからかうのは楽しいなぁ!!)ニヤ
ハンジ(…)
ハンジ(する事ないしまたゴロゴロするかぁ)ゴロゴロ
37 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 22:36:04 ID:d8QajlS.
ーー風呂ーー
アルミン「ふぅ…生き返るぅー…」
アルミン(はぁ…ハンジさんは毎日ああやって僕をからかって…)
アルミン(僕だって健全な男子なんだから少しは僕の身にもなってよ…)
アルミン(それにしても、ハンジさんはスタイルがいいなぁ)フフッ
アルミン(あっ…いやね?別に何やらしい意味じゃないんだよ?)
38 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 22:42:17 ID:d8QajlS.
アルミン(スタイルがいいって言うのはただの一般の意見だし、うん。)
アルミン(はぁ…でも一緒に暮らしていくうちに、駄目駄目なハンジさん見てて…)
アルミン(なんか可愛いっていうか…もっとお世話してあげたくなるんだよなぁ)
アルミン(はっ!?駄目だ!!)ブンブンッ
アルミン(僕がやったら意味がない!ハンジさんがちゃんと家事できるようにするのが僕の仕事なんだ!!)
アルミン(よしっ!お風呂上がったら洗濯を教えてみよう!!)
ーーーー
ーーー
ーー
39 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 22:46:47 ID:d8QajlS.
アルミン「ふぅ…いいお湯でした」
ハンジ「おかえりー」ゴロゴロ
アルミン「…ハンジさん?」
ハンジ「なんだい?」
アルミン「…僕がお風呂入る前、部屋の片付けしてって言いませんでしたっけ?」
ハンジ「…」
ハンジ「あっはっは!!そんな昔のこと忘れてたよ!!」ゲラゲラ
アルミン「はぁ…」ガックリ
40 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 22:51:07 ID:d8QajlS.
アルミン「…勘弁してくださいよ…頭のいいハンジさんがそんなすぐ忘れるわけないでしょ?」
ハンジ「いやぁ…ごめんね!ついつい面倒臭くてさっ!!」
アルミン「…元気ですね…その元気を少しは家事に生かしてください」
ハンジ「ゴホッゴホッ…私はもう先が永くないんだ…うぅっ…」チラッ
アルミン「はぁ…そんなんじゃいつまでたっても一人暮らし出来ませんよ?」
ハンジ「えぇ…アルミンがずっとお世話してくれればいいでしょ?」
41 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 22:57:06 ID:d8QajlS.
アルミン「何言ってるんですかか!ずっとお世話なんて出来ませんよ!」
ハンジ「タダとは言わないよ!!私は日常のお世話をしてもらう!私はこれからアルミンに夜のお世話をしてあげる!!」
ハンジ「ほらっ!!お互いにwin-winの関係じゃん!」
アルミン「なっ!///いい加減にしてください!!ほらっ、洗濯しに行きますよ!」
ハンジ「面倒くさいなぁ…」ゴロゴロ
アルミン「もう!下着くらい自分で洗ってください!!」グイッ
ハンジ「ちっ…はーい」ズルズル
ーーーーー
ーーーー
ーーー
42 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 23:00:09 ID:d8QajlS.
ーーアルミンの部屋ーー
アルミン「はぁ…疲れたぁ…」
アルミン「結局今日もハンジさんはあんまり進歩しなかったなぁ…」
アルミン(あっ…そう言えば兵長が『ハンジを飼え。奇行種だが躾れば少しはましになんだろ…』って言ってたな…)
アルミン(兵長が言う躾って痛みだよね…?)
45 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 23:04:27 ID:d8QajlS.
──
───
────
アルミン『ハンジさん…ちゃんと僕の言うこと聞いてください』
ハンジ『えぇ…面倒くさい』
アルミン『…』ヒュッ パシンッ
ハンジ『きゃっ!!痛いよアルミン!何をするんだ!』
アルミン『…』ヒュッ パシンッ
ハンジ『痛っ…やめてってばぁ…』
アルミン『…』ヒュッ パシンッ
ハンジ『痛いよぉ…何でも言うこと聞くからぶたないでよぉ…』ウルウル
────
───
──
46 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/06(火) 23:07:51 ID:d8QajlS.
アルミン(うふふっ…涙目のハンジさんとか可愛いんだろうなぁ…)
アルミン(はっ…駄目だ!?僕は何考えてるんだよ…)
アルミン(どうせやっても返り討ちに合うのがオチだし、明日別の方法考えよう…)
アルミン(はぁ…疲れたしもう寝よ)
52 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:15:01 ID:V8m99ffY
ーー朝・アルミンの部屋ーー
チュンチュン
アルミン「ふわぁ~、眠い…」ボケー
アルミン(今日も仕事だ…早く準備しなきゃ…)
アルミン(とりあえず着替えよう…)
53 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:16:40 ID:V8m99ffY
ーーリビングーー
アルミン(ふぅ…準備できた)
アルミン(後する事は…)チラッ
ハンジ「…スー…スー…」zzZ
アルミン「ハンジさん!僕はもう仕事行きますよ!」
ハンジ「…うーん…ムニャムニャ…」zzZ
アルミン「昼飯はテーブルの上に有りますからね!それと寝るなら自分の部屋にいってください!」
ハンジ「…うーん…ムニャムニャ」zzZ
アルミン(…寝顔可愛いなぁ…行こう)
ーーーーー
ーーーー
ーーー
54 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:17:48 ID:V8m99ffY
ーー調査兵団本部ーー
ガチャ…
アルミン「失礼します!」
エルヴィン「待っていたよ。まぁ座りたまえ」
アルミン「はい!失礼します!」
リヴァイ「チッ…そう堅くなるな、別に重要な案件じゃねぇ」
アルミン「わかりました…それで、どういったご用件でしょうか?」
エルヴィン「君は今ハンジと暮らしているようだね?」
55 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:19:16 ID:V8m99ffY
アルミン「ええ、そうですが…」
リヴァイ「遠回しに聞いてんじゃねぇよ…単刀直入に言う。ハンジはどうだ?」
アルミン「あの…非常に言いづらいのですが…家事は目玉焼きと風呂掃除しか出来てません…」
リヴァイ「あの野郎…全然成長してねぇじゃねぇか」ビキビキ
エルヴィン「まぁまぁ…だが、やる気はあるんだろう?人には得手、不得手があるからね。ハンジは家事が苦手なんだろ…」
56 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:20:19 ID:V8m99ffY
アルミン「えっと…教えようとしても嫌がるし…基本日中は寝てるか本を読んでるみたいです」アハハ…
リヴァイ「おいエルヴィン…」
エルヴィン「ああ…扶養手当てを増額しよう」
リヴァイ「おまえも大変だな…」
アルミン「いえ…何だかんだお世話するのは楽しいので、疲れはしますが苦じゃありません」
57 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:21:19 ID:V8m99ffY
エルヴィン「ほう…何かやりがいを見つけたのかね?」
アルミン「やりがいって言うより、だらけてるハンジさんも可愛いっていうか…なんていうか」テレテレ
リヴァイ「チッ!!…完全にイかれてやがる…俺は医者を呼んでくるぞ」
エルヴィン「大至急頼む!こんなことで調査兵団の頭脳を失うわけにはいかん!!」
58 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:22:42 ID:V8m99ffY
アルミン「えっ!待ってください!!僕は大丈夫ですよ!?」
リヴァイ「無理すんな…おまえの根性は俺も認めてる。だが今は俺達を頼れ…」
アルミン「いや!本当に大丈夫なんです!病気じゃありません!!」
エルヴィン「なら…君がハンジが可愛いって言ったのは本当なのか?」ジー
アルミン「本当ですよ…」
59 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:23:50 ID:V8m99ffY
エルヴィン「そ、そうか…まぁその話は置いておこう。だが困ることもあるだろう?」
アルミン「はい…お世話するのは楽しいですが、やっぱり仕事しながらだと多少は疲れを感じます…」
リヴァイ「だろうな。少しお前もやつれてきてる…」
エルヴィン「やはりハンジをどうにかしないといけないな…」
リヴァイ「ハンジがちゃんと家事をするような案はねぇのか?」
エルヴィン「一つだけある…」
アルミン「どんな案でしょうか?」
エルヴィン「それは、───────」
60 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/07(水) 17:25:48 ID:V8m99ffY
ーーーー
ーーー
ーー
ーー夕方ーー
アルミン(うーん…確かに団長の案は効果ありそうだけど…ハンジさんが可哀想なんだよなぁ…)
アルミン(でもハンジさんの為であるし、どうしようかな…)
アルミン(あっもう家着いちゃった…今日は掃除くらいしてくれてるといいなぁ)
ガチャ…
アルミン「ただいまー」
ハンジ「おかえりー!」
ゴチャゴチャ…
アルミン(はぁ…やっぱり団長の案を使うしかないのかな…)
66 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:09:55 ID:dISnwUHQ
ハンジ「今日は早かったねぇ!私も今起きたばっかりだよ!!あははっ!」
アルミン「はぁ…そうですか…じゃあ一緒に夕飯作りましょう?」
ハンジ「えー…アルミンに作ってほしいなぁ!」
アルミン「……じゃあ僕が作るんで部屋を片付けといてもらえますか?」
ハンジ「ごめんねぇ…今は本を読みたい気分なんだよ」
アルミン「はぁ…」
67 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:10:41 ID:dISnwUHQ
ハンジ「……アルミン最近溜め息多いね?どうしたの?」
アルミン「いえ…何でもありませんよ…」
ハンジ「ふーん?なんかあったら私を頼りなよ!!」
アルミン「……はい」
アルミン(やっぱり団長の案を使おう…このままじゃハンジさんは駄目になる…)
アルミン「あのぉ…非常に言いにくいんですが…」
68 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:11:41 ID:dISnwUHQ
アルミン「僕はもうここを出ていきます…」
ハンジ「えっ…?」
アルミン「僕は少しハンジさんを甘やかし過ぎました…もっと厳しい人と一緒に暮らさないとハンジさんは一生、家事なんて出来ません…」
ハンジ「えっ、何それ?別の人が来るってことかい?」
アルミン「はい…リヴァイ兵長が僕の変わりを勤めます」
69 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:13:11 ID:dISnwUHQ
ハンジ「そっかぁ…アルミンはそれでいいの?」
アルミン「仕方ありません…(ハンジさんが別の男と住むのは…僕だって嫌だよ…)」
ハンジ「ふーん、分かったよ」
アルミン「はい…明日から交代するのでそれまでですが、宜しくお願いします…」
ハンジ「こちらこそ!じゃあ最後だし掃除でもしよっかな!!」スタスタ
アルミン「お願いします。僕はご飯作ってきますね…」
ーーーー
ーーー
ーー
70 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:14:21 ID:dISnwUHQ
ハンジ「いやぁ!アルミンの作るご飯は美味しいね!!御馳走様でした!」
アルミン「…お粗末さまでした」
ハンジ「そろそろお風呂沸いたかなぁ?」
アルミン「…そうですね。そろそろいい温度だと思いますよ」
ハンジ「そっか!じゃあお風呂行ってくるね!」スタスタ
アルミン「…行ってらっしゃい」
71 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:15:38 ID:dISnwUHQ
アルミン(今日で一緒に暮らすのも最後か…ちょっと寂しいな…)
アルミン(それにしてもハンジさんはいつも通りだなぁ…ハンジさんは寂しかったりしないのかな?)
アルミン(………それはないか。僕より家事が万能な兵長がくるんだ…ハンジさんもそっちの方がいいよね…)
アルミン(……なんかイライラするなぁ…)
アルミン「……食器洗おう」
ーーーー
ーーー
ーー
72 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:18:01 ID:dISnwUHQ
ハンジ「あー…いいお湯だった!次はアルミンどうぞ!」
アルミン「……下着姿で出てくるのはやめてください」
ハンジ「あははっ!毎日してたこのやりとりも今日で最後だね!!」
アルミン「……兵長が来たら、ちゃんとしてくださいよ?」
ハンジ「何でぇ?まさか!?リヴァイに私の下着姿見せるの嫌なのかな?」ニヤニヤ
アルミン「………違いますよ」
ハンジ「……ふーん、ならいいじゃん?」
アルミン「…そうですね」
73 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:19:26 ID:dISnwUHQ
アルミン「あの…僕もう寝ますね」
ハンジ「えっ?お風呂入らないの?」
アルミン「…今日は体調が優れないんでいいです」
ハンジ「そっかぁ…お大事にー!」
アルミン「はい…失礼します」スタスタ
ハンジ「…」
ガチャ… バタン
74 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:22:45 ID:dISnwUHQ
ーーアルミンの部屋ーー
アルミン(はぁ…イライラするなぁ…)
アルミン(なんで、もっと寂しそうにしてくれないんだろう…)
アルミン(ハンジさんにとって僕はお手伝いさんくらいにしか思われてなかったのかな…?)
アルミン(でも…それでもいいからもっと一緒にいたかったなぁ…)
アルミン(って、僕のせいだろ…団長の案なんか飲んじゃって…)
───
────
エルヴィン『君は甘すぎるんだ。君がハンジの事を思うなら、リヴァイに任せた方がいいんじゃないか?』
────
──
75 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:23:53 ID:dISnwUHQ
アルミン(兵長も兵長だよ…僕に任せたくせに、僕に気を使って団長に賛成なんかして…)
アルミン(なんか兵長もムカついてきた…だったら最初から僕に任せるなよ!)
アルミン(ハンジさんもハンジさんだ!兵長でいいなら最初からモブリットさんにしろよ!)
アルミン(あっ…モブリットさんも嫌だなぁ…)
アルミン(嫉妬かぁ…)
76 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:25:21 ID:dISnwUHQ
アルミン(いまからでもさっき言ったこと取り消せないかなぁ…?)
アルミン(僕がハンジさんの面倒を全部見ますって言ったら取り消せるだろうか?)
アルミン(あっ、駄目だ…それじゃ僕のエゴじゃないか…ハンジさんの為にならない…)
アルミン(さっきから考えが矛盾だらけだ…もう寝よう…)
アルミン(…好きなんだろうなぁ…)
ーーーー
ーーー
ーー
77 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:26:33 ID:dISnwUHQ
ーー翌日・夕方ーー
ガチャ…
アルミン「ただいまー」
シーン
アルミン(居る訳ないよね…)
アルミン(だって、ここは本部の男性寮だしね…)
アルミン(ははっ…静かだなぁ)
アルミン(結局、いつも通りハンジさんは朝寝てたから何も言わずに出てきちゃった…)
78 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:28:46 ID:dISnwUHQ
アルミン(はぁ…もう兵長はハンジさんの所に着いてるんだろうなぁ…)
アルミン(ハンジさんの服片付けて、洗濯して、料理作って…いいなぁ)
アルミン(あっ…ハンジさんちゃんとお風呂からあがる時ちゃんと服着てくれるかな!?)
アルミン(兵長にはあんな姿見せたくないっ!くそっ!イライラする!)
アルミン(ちっ…やっぱり駄目だ!ハンジさんがこれから家事出来なくたって僕が面倒みてやる!!)
79 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:29:38 ID:dISnwUHQ
アルミン「よしっ!いくぞ!!」ガタッ
コンコン…
アルミン(誰だよ!?こんな時にぃ…)ギリッ
アルミン「…どうぞ」
ガチャ…
ーーーー
ーーー
ーー
80 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:30:36 ID:dISnwUHQ
バタンッ
アルミン「ハンジさん!!」
ハンジ「おっ、アルミンかぁ!おかえりー!!」
アルミン「おかえりじゃないですよ!一体どういうことですか!?」
ハンジ「えっ?なにがぁ??」
アルミン「……さっき僕の部屋に兵長が来ました」
81 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:31:31 ID:dISnwUHQ
───
─────
アルミン『…どうぞ』
ガチャ…
リヴァイ『よう…』
アルミン『あれ?何故ここにいるんですか?』
リヴァイ『ああ?お前嘘ついてやがったろ?』
アルミン『えっ?』
リヴァイ『あいつ家事完璧に出来てんじゃねぇか…』
82 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:32:40 ID:dISnwUHQ
アルミン『えっ?まさか…そんなことあり得ませんよ…』
リヴァイ『俺が行ったら、部屋は綺麗に片付いてやがるし、料理もちゃんとしてやがった…』
アルミン『……えっ?じゃあハンジさんは家事できたってことですか?』
リヴァイ『まぁそうなるな』
アルミン『じゃあ今までどうして…』
リヴァイ『チッ…頭いいが、テメェは馬鹿だな…面倒くせぇから直接本人に聞いてきやがれ』ゲシッ
アルミン『痛っ』
─────
───
83 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:33:35 ID:dISnwUHQ
アルミン「────ていうことがあって…ハンジさんに聞きに来ました…」
ハンジ「へぇー…リヴァイも意外にお節介だね!」ケラケラ
アルミン「笑ってないで説明してください!何で家事出来るのにしなかったんですか?」
ハンジ「何でって…アルミンが居るからに決まってんじゃん?」
85 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:34:52 ID:dISnwUHQ
アルミン「……つまり僕はお手伝いさんって事だったんですか?」
ハンジ「あちゃー…君も馬鹿だねぇ。アルミンをお手伝いさん扱いにしてるなら、リヴァイもお手伝いさんにしてるだろ?」
アルミン「?」
ハンジ「つまり、アルミンにはお世話されたかったけど、リヴァイにはされたくないってことだよ!!」
アルミン「あの?どうしてですか?」
86 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:35:59 ID:dISnwUHQ
ハンジ「だーかーらっ!アルミンは私が家事できるようになるまでアルミンは私のお世話をするって約束でしょ?」
アルミン「はい…」
ハンジ「私が家事出来てたらアルミンは寮に戻っちゃうじゃん?」
アルミン「そうなりますね…」
ハンジ「私だってそれなりに頭がいいんだよ?家事くらい一回教えてもらえばでしきるしね!」
ハンジ「だから私は途中から家事を出来ないフリをしてたのさっ!!」ケラケラ
87 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:38:30 ID:dISnwUHQ
アルミン「ええっ!?ってことはですよ?…僕を無理矢理引き留めてたんですか…?」
ハンジ「……その質問は卑怯だなぁ」
ハンジ「…最初アルミンは同居にモブリットを勧めたけど、私だって好きでもないモブリットとかリヴァイと一緒に住んだりはしないよ?」
ハンジ「これが答えでもいいかい…?」ニコ
アルミン「!?…はい!////……僕も好きでもない人の面倒を1ヶ月もみたりしませんでした…」
ハンジ「そっか…ふふっ」ニコ
88 : ◆iSY4c59rlo:2013/08/08(木) 17:40:08 ID:dISnwUHQ
アルミン「あの…これからも一緒に住んでもいいですか?」
ハンジ「大歓迎だよ!でもこれからはちゃんと家事もするから安心してね?」
アルミン「はい!よろしくお願いします!」
ハンジ「こちらこそ!!」
ハンジ「……あっ!!そう言えばアルミン!まだ言ってないことがあるんじゃないの!?」
アルミン「あっ、すいません…忘れてました…」ゴホンッ
アルミン「ただいまー」ニコ
ハンジ「はい!おかえりー!!」
終わり
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