1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:42:11 ID:fNc8MJPQ
※ネタバレ注意


-巨大樹の森-

ゴオオオォォォ…

パシュン

ペトラ「あの時、私達を選んだから今の結果がある」

ペトラ「正しい選択をすることって…結構難しいことなんだよ」

オルオ「フン…家に帰るまでが壁外調査だかんな…」

エレン「はい!!」

エルド「お前ら…」 



 

2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:42:41 ID:fNc8MJPQ
エルド「二人とも初陣でションベン漏らして泣いてたくせに…」

エルド「立派になったもんだな…」

オルオ「!?」

ペトラ「!?」

エレン「えっ!?」 


3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:43:20 ID:fNc8MJPQ
ペトラ「言うなよ!威厳とか無くなったらさぁ!!」

ペトラ「どうすんだよエルド!!」

オルオ「馬鹿め!俺のが討伐数とか実績は上なんだが!?上なんだが!!馬鹿か?バーカ!!」

エレン「すげぇ!空中で撒き散らしたってことですか!?」

エルド「討伐数では兵士の優劣は語れない」

エルド「エレン、俺は漏らしてな

グンタ「エルドも漏らしてたよな?」 

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:43:56 ID:fNc8MJPQ
エルド「!?」

オルオ「なんだと!?」

ペトラ「えぇ!?」

エレン「本当ですかエルドさん!?」

エルド「いや…俺は…!!」

グンタ「嘘はよくないぞエルド」

グンタ「初陣の後、お前のズボンがビショビショに濡れているのを見た」

エルド「……………」 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:44:37 ID:fNc8MJPQ
オルオ「どういうことだてめぇ!!?」

ペトラ「自分も漏らしたくせに私達のことを馬鹿にしていたのか!!」

エルド「……」

エルド「…………すまん…」

エレン「エルドさんすげぇ!そんな人には見えないのに!」

オルオ「最低だなオイ!!!」

ペトラ「このバカ野郎!馬鹿エルド!!」

グンタ「(実は俺も漏らしていたことは内緒)」 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:45:29 ID:fNc8MJPQ
エルド「…」

エルド「しかしだな」

グンタ「…」

エルド「おい、グンタ」

グンタ「なんだよ…」

エルド「お前だって漏らしてたよな??」

グンタ「!?」ビクッ 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:46:21 ID:fNc8MJPQ
オルオ「おいおいまさかお前もか!?」

ペトラ「本当なの!?」

グンタ「違う!俺は漏らしてなど…

エルド「同期が言ってたんだよ」

エルド「戦後にふと、グンタを見たらズボンがビショ濡れになっていたと」

グンタ「」

エレン「グンタさんすげぇ!グンタさんもそんな人には見えないのに!」

オルオ「隠していたのか!?」

ペトラ「全員漏らしてるじゃない!!」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:47:08 ID:fNc8MJPQ
エレン「皆さんある意味凄いですね!驚きましたよ!!」

エレン「俺でもさすがに漏らしませんよ!!」

エレン「漏らすなんて絶対にありえませんからww」

オルオ「…」

ペトラ「…」

エルド「…」

グンタ「…」

エレン「あ…ごめんなさい…」 

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:48:03 ID:fNc8MJPQ
ゴオオオォォォ…

パシュン

オルオ「…」

ペトラ「…」

エルド「…」

グンタ「…」

エレン「…」

エレン「……あの…」

エレン「いや…でも…」

エレン「仕方ないと思いますよ…」 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:49:07 ID:fNc8MJPQ
エレン「あんなに恐ろしくデカイ生き物を目の当たりにしたら…」

エレン「そりゃビックリしちゃいますよね…」

エレン「チビっちゃうのも無理ないですよね…」

エレン「はは…」

オルオ「(お前が言っても励ましにならねーよ)」

ペトラ「(俺でも漏らさないと言っておいて…)」

エルド「(今更何を…)」

グンタ「(後輩にバカにされた…)」 

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:49:55 ID:fNc8MJPQ
エレン「そんなに落ち込まないで下さい!」

エルド「…」

エルド「そうか…そうだよな…」

エルド「リヴァイ兵長も漏らしたんだしな…」

エレン「え?」

オルオ「!?おい!本当かよそりゃ!?」

ペトラ「嘘でしょ!?リヴァイ兵長がお漏らしなんて!」

グンタ「エルド!そんなの初耳だぞ!!」 

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 11:50:58 ID:fNc8MJPQ
エルド「なんだ?知らなかったのか?」

オルオ「知らねーぞおい!!」

ペトラ「何でエルドは知ってんのよ!?」

グンタ「あの兵長が…」

エルド「エルヴィン団長が言ってたんだよ」

エルド「ああ見えて、リヴァイ兵長も初陣では動揺していたと」

オルオ「……ほう」

ペトラ「……見てみたかった…」

グンタ「まだ俺達が調査兵団に入団していない時代だな」

エレン「性格もパンツも冷たかったんでしょうね」 

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 14:34:12 ID:fNc8MJPQ
エルド「ちなみにミケ分隊長やハンジ分隊長も漏らしていたんだぞ」

オルオ「なん……だと…」

グンタ「バカな…」

エルド「ミケ分隊長は無言のまま漏らしたらしい」

エレン「すげぇ!口は押さえきれてもションベンは抑えきれなかったんですね!」

ペトラ「そんな人には見えない…」 


20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 14:35:21 ID:fNc8MJPQ
エルド「ハンジ分隊長も今は巨人大好きだが、やっぱり最初は怖かったんだと」

オルオ「あの人が巨人を怖がるなんてな…」

グンタ「想像出来ないな…」

エレン「すげぇ!尿意も最高に滾ってたんですね!」

ペトラ「やっぱり最初は誰でも怖いのかな?」 

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 14:36:25 ID:fNc8MJPQ
エルド「しかも、あのエルヴィン団長も初陣では漏らしたらしい」

オルオ「はぁ!?結局エルヴィン団長も漏らしてんのかよ!?」

グンタ「もう誰が来ても驚かんぞ」

エルド「そこから髪の毛の量が著しく減っていってな……」

エルド「ストレスが溜まっていたんだろう…」

エレン「膀胱にも尿が溜まっていたんでしょう…」

ペトラ「今はカツラだもんね…」 

22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 14:47:33 ID:fNc8MJPQ
オルオ「おいエレン、お前の同期に漏らした奴はいねぇのか?」

エレン「俺の同期ですか?」

ペトラ「ちょっとオルオ!?」

エルド「それは俺も気になるな」

グンタ「是非聞かせてくれ」

ペトラ「2人まで…」

エレン「そうですね…ミカサから聞いた話ですけど…」 

23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 15:25:48 ID:fNc8MJPQ
ゴオオオォォォ…

アニ「…」ヒュオオォォォ…

アニ「(……見つけた)」パシュ

アニ「(てっとり早く済ませよう…)」

エレン「俺の同期にアニって奴がいたんですよ」

アニ「!?」

アニ「(まずい…バレた…?)」

エレン「それでミカサが言うにはですね」

エレン「アニがトロスト区奪還作戦の時に漏らしてたって言うんですよ」

アニ「…」

アニ「………は?」 

24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 15:38:15 ID:kLD8OxIc
アニ「(漏らしてないんだけど…何言ってんの…)」

アニ「(腹筋ゴリラが…)」ゴゴゴゴ

オルオ「ほぅ…」

ペトラ「その子って女の子だよね?」

エレン「一応女子ですね」

エレン「でも顔がめちゃくちゃ怖くて近付き難いんですよ…」

エレン「睨まれたりしたら石になっちゃいますよ…」

エルド「おい…」

オルオ「言い過ぎだろwww」 

26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 16:18:11 ID:kLD8OxIc
アニ「…」

ペトラ「エレンはデリカシーがないね…」

エレン「え!?だって本当なんですよ!」

エレン「アニを見たら分かりますって!!」

アニ「(………殺したい…)」

グンタ「そいつはどこに所属しているんだ?」

エレン「憲兵団ですよ」

オルオ「フン…成績は優秀なようだな…」

エレン「パンツは異臭ですけど」

アニ「」ブチッ 

30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 17:04:22 ID:fNc8MJPQ
アニ「(よし、ころs

エレン「でもアニにはですね、優しい一面もあるんですよ」

エレン「顔は怖いですけど」

エレン「対人格闘術の訓練では俺を必死に鍛えてくれましたし」

アニ「…」

エレン「それにですね」

オルオ「…」

ペトラ「…」

エルド「…」

グンタ「…」

エレン「それにですね…」 

33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 17:37:59 ID:fNc8MJPQ
エレン「そうですね…」

ペトラ「え?他にないの?」

オルオ「笑わせるんじゃねぇよwww」

アニ「…」イライラ

エレン「そうだ!あいつ足技が凄いんですよ!」

エレン「180㎝以上の大男も足払いで倒しちゃうんです」

エレン「バケモンですよ本当」

エレン「顔も怖いですし」

オルオ「…」

ペトラ「うわぁ…」

エルド「それは恐ろしいな…」

グンタ「(相当ごつい女なんだろうな…)」 

36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 18:53:43 ID:fNc8MJPQ
アニ「うっ……ぐうぅ……」プルプル

ペトラ「あ、馬が見えてきた」

エレン「そんなアニでもやっぱりですね…」

エレン「ションベン漏らしたとなるとガッカリします…」

エレン「顔もこわ

アニ「私は漏らしてないッ!!!!!」 

37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 18:57:00 ID:fNc8MJPQ
エレン「え?」

オルオ「なんだ?」

ペトラ「?」

エルド「誰だっ!?」

グンタ「女の声がしたぞ!!」キョロキョロ

アニ「(しまった…つい…)」

アニ「(早く変身を…

エレン「あれ?アニじゃねーか!?」

アニ「」 

38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 19:06:57 ID:fNc8MJPQ
エレン「お前!ここで何してんだよ!!」

アニ「いや……その…」

オルオ「あぁ?あいつがアニか?」

ペトラ「何で1人なの?」

エレン「おい!アニ!!」 


39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 19:10:53 ID:fNc8MJPQ
エルド「なぁ…あいつって憲兵団なんだよな?」

グンタ「何でここに居るんだ?」

エレン「お前…まさか…」

アニ「」チョロロ…

オルオ「…」

ペトラ「…」

エルド「…」

グンタ「…」 

40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/10(土) 19:11:30 ID:fNc8MJPQ
アニは捕まった


終わり