1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:03:59.44 ID:hbMx7y1F0

間男「それまずくない?」

人妻「もうすぐ時間だから、早く服着て帰って!」

間男「えー! くそー、今日はたっぷりできると思ったのに」

人妻「いいから早く! 私は準備があるから!」バタバタ

間男「はいよ」



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引用元: 人妻「今日は娘の家庭訪問があるのを忘れてたわ!」間男「え? 


 

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:04:42.14 ID:hbMx7y1F0

間男「ったく、今日は珍しく旦那いないって言うから来たのによ」ゴソゴソ 

間男「ま、3発●●たしいいか」 

間男「よし、さっさと帰りますか」 

 <ガチャ 

女教師「あ、どうも 

 <ガチャ 

間男「うわああああ!!」 


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:05:13.52 ID:hbMx7y1F0

間男「どうすんだよこれ!」 

間男「もう先生来てんじゃねーかよ!」 

間男「ていうか来たなら来たって教えてくれよあいつ!」 

間男「でもこのまま隠れてると怪しまれるよな……」 

間男「ここはもう、旦那のフリしてやり過ごすしかないな」 

間男「よし!」 

<ガチャ 


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:05:42.13 ID:hbMx7y1F0

女教師「あ、どうも、お邪魔しています! 娘さんの担任の者です!」 

間男「あ、いえこちらこそ!」 

女教師「はい?」 

間男「ああ、いや! どうもはじめまして!」 

人妻「すみません、今お茶入れますので……っ!?」 

女教師「いえ、お構いなく」 

間男「ああ、お構いなく」 

女教師「え?」 


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:06:11.50 ID:hbMx7y1F0

間男「あ、いや、あの……オカマいないですね!」 

女教師「オカマ……?」 

間男「普段いるんですよ、オカマ!」 

女教師「この家に!?」 

間男「はい!」 

女教師「オカマが!?」 

間男「そうなんですよ~」 

女教師「はぁ……」 

女教師(なんかちょっと、複雑なご家庭なのかしら……) 


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:06:42.97 ID:hbMx7y1F0

人妻「ちょ、ちょっと失礼しますね!」グイグイ 

間男「うわ、ちょっと引っ張るなよ!」 

人妻「いいから向こうの部屋行くわよ!」 

女教師「どうされました?」 

人妻「すみません、少しお待ちくださいね!」グイグイ 

間男「うわぁぁ!」 

 <ガチャ 

女教師「どうしたんだろう……」 


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:07:10.88 ID:hbMx7y1F0

人妻「ちょっと、何してるのよ!」 

間男「何が?」 

人妻「なんで普通に話してるのよ! 早く帰ってって言ったでしょ!?」 

間男「仕方ないだろ、寝室出ようとしたらもういたんだよ!」 

人妻「じゃあ部屋で隠れてなさいよ!」 

間男「一回見られたのに隠れてるのもおかしいだろ!?」 

人妻「そんなこと言ったって!」 

 <コンコン 

女教師「あの、大丈夫ですか?」 

人妻「あっ! どうもすみません、すぐ戻りますので!」 

女教師「は、はい」 


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:07:40.39 ID:hbMx7y1F0

人妻「とりあえず、こうなったらもう仕方ないから、なんとか誤魔化すわよ!」 

間男「わかったよ」 

 <ガチャ 

人妻「すみません、お騒がせして」 

女教師「いえいえ。早速ですが娘さんのお話を── 

 <プルルルル 

人妻「あら、電話が……すみません、失礼します」 

女教師「はい」 


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:08:13.41 ID:hbMx7y1F0

女教師「では、娘さんのお話をさせていただきますね」 

間男「あ、はい!」 

間男(そういえば確かこの間──) 

―――――――――――――――――――――――――――― 

人妻「最近ユミコが大きくなってきてねー、可愛いけど大変なのよねー」 

―――――――――――――――――――――――――――― 

間男(娘の名前はユミコだな、よし) 


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:08:42.23 ID:hbMx7y1F0

間男「先生、ユミコは学校ではどうなんですか?」 

女教師「……ユミコ?」 

間男「はい」 

女教師「……娘さんの、レイナちゃんのお話ですよね?」 

間男「はい?」 

女教師「はい?」 

間男「……」 

間男(やっべー! 違ったー!) 

間男(あ、確か娘二人いるんだったな。もう一人の方か!) 


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:09:11.39 ID:hbMx7y1F0

間男「ああ、すみません、ユミコじゃなくてレイナの方でしたね!」 

女教師「はい」 

間男「いやー、二人いるとついつい間違えちゃって!」 

女教師「……? レイナちゃんのお姉さんは二歳上のレイカちゃんですよね?」 

間男「はい?」 

女教師「はい?」 

間男「……」 

間男(ユミコって誰なんだよ!!) 


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:09:44.55 ID:hbMx7y1F0

人妻「すみません、お待たせしました」 

女教師「いえ」 

人妻「動物病院からの電話で、うちの犬が今日退院するので迎えに来いと……」 

女教師「あ、犬飼ってるんですね!」 

人妻「はい、ユミコって言うんです」 

間男(ユミコって犬かよ! 紛らわしい名前つけるなよ!) 


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:10:11.85 ID:hbMx7y1F0

女教師「でしたら、どうぞそちらに行っていただいて、あとは私と旦那様で大丈夫ですよ」 

間男「えっ!」 

人妻「じゃあ、そうさせてもらいますね」 

間男「ちょちょちょ!?」 

人妻「あとお願いね、あなた?」 

間男「えっ、えっ」 

女教師「お気をつけて」 

人妻「はい、失礼します」 

間男「ええ……」 


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:10:38.46 ID:hbMx7y1F0

女教師「そういえば、確か小説家でいらっしゃるんですよね?」 

間男「え、ええ」 

間男(旦那小説家だからなかなか隙がないんだよなあ) 

女教師「私、本を読むのが好きなんです! 作品、見せてもらえませんか?」 

間男「えっ、いや、それは……あ、私、官能小説家なんですよ!」 

女教師「えっ……」 

間男「いやもうとんでもないもの書いてるんで! ちょっとおすすめできないかなって!」 

女教師「そ、そうですね……」 


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:11:04.52 ID:hbMx7y1F0

女教師「ああ、脱線してしまってすみません。では、続きを……あれ、今度は私に電話が……」 

間男「ああ、どうぞ出てください」 

女教師「すみません、では向こうで……」 

間男「どうぞどうぞ」 

女教師「失礼します」 

間男「はいー、ごゆっくりー」 


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:11:34.90 ID:hbMx7y1F0

間男「……しんどい」 

間男「なんで俺がこんな目に……」 

間男「……自業自得か」 

 <ガチャ 

夫「ただいまー」 

間男「あっ」 

夫「あれ?」 

間男(うわああああ!! 旦那帰ってきたああああ!!) 


17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:12:05.84 ID:hbMx7y1F0

夫「……どなたですか?」 

間男「あ、えっと……その……」 

夫「……?」 

間男「……む、娘さんの担任の先生です!」 

夫「……ああー! どうもはじめまして!」 

間男「ああ、お邪魔していますー!」 

間男(誤魔化せたー!) 


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:12:48.58 ID:hbMx7y1F0

夫「すみません気がつかなくて。そういえば今日は家庭訪問の日でしたね」 

間男「そ、そうなんですよ~」 

夫「いやー。仕事が仕事なもんで普段は家にいるんですが、今日は出版社の方で会議がありましてね」 

間男「ああ、そうですか! お疲れ様ですぅ」 

夫「あれ、妻は……?」 

間男「あっ、えっと……動物病院に、ユミコさんを迎えに行きました!」 

夫「えっ、どうもすみません。あいつ、先生をほったらかしにして……どうも自分勝手な所があるんですよね」 

間男「ああ~、●●●の時とかもそうですよね~」 

夫「はぁ!?」 

間男「あっ! い、いや、女ってそういうところありますよねって! はは……」 

夫「小学校の教師がなんてこと言うんですか!」 

間男「すみません……」 


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:13:32.26 ID:hbMx7y1F0

夫「で、娘のレイカは学校ではどうなんですか?」 

間男「はい……あれ、レイカ……?」 

夫「ああ失礼、今日はレイナの方でしたね」 

間男「あ、そうですよ!」 

夫「いやいや、二人いるとどうしてもね。歳も名前も近いし」 

間男「あー、そうですよねー」 

間男(なんかデジャヴだぞ) 


20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:14:00.40 ID:hbMx7y1F0

女教師「すみません、お待たせしました」 

夫「えっ?」 

間男「あっ」 

女教師「あっ、えっ!」 

夫「ああっ!」 

間男「うわ、あの、あっ」 

女教師「なっ!」 

夫「なっ!」 

間男「うわ、ちょ、うわ。うわうわうわ!」 

間男(終わったああああ!!) 


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:14:29.88 ID:hbMx7y1F0

夫「どうして君がここに……?」 

間男「……ん?」 

女教師「こっちのセリフです!」 

間男「……んん?」 

夫「いや、先生、違うんですよこれは」 

女教師「先生……?」 

間男「あ、これは、その違くて!」 

夫「この人は先生なんだよ」 

間男「あわわわわ……」 


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:15:18.30 ID:hbMx7y1F0

女教師(ああ、小説家だから先生ってことかしら) 

女教師(確かこの人、出版関係の仕事って言ってたし……官能小説の出版社とは思わなかったけど) 

女教師「なるほど、あなたがここにいる理由はわかりました」 

夫「はぁ?」 

間男(なんか知らないけど勝手に納得してる!) 

夫「君はなんでここにいるんだ!」 

女教師「あなたには関係ないでしょう!」 

夫「関係ある!」 

女教師「散々私を弄んで捨てた癖に!」 

夫「っ!」 

間男(なんか大変なことになってきたぞ……!) 


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:15:50.43 ID:hbMx7y1F0

夫「あれは……昔の話だろう」 

女教師「あなたにとってはそうでも、私には昨日のことのように思い出せるの!」 

夫「くっ」 

女教師「あんなことしておいて……昔の話だから許せって言うの!?」 

夫「それは……」 

間男「! あの、私はお邪魔……みたい、ですね?」 

夫「ああ、すみません先生」 

女教師「どうもすみません、お騒がせして」 


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:16:23.70 ID:hbMx7y1F0

間男「私は席を外しますので、あとはお二人で存分にやっていただいて!」 

夫「気を遣っていただいてすみません……」 

女教師「申し訳ありません……」 

間男「いえいえ、では失礼しますー、はいー」 

 <ガチャ 

人妻「ただいまー!」 

女教師「あっ」 

夫「あっ」 

間男「あっ」 

人妻「あっ」 


25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:17:09.43 ID:hbMx7y1F0

人妻「こ、これは、違うのよ!」 

夫「いや、ち、違うんだこれは!」 

間男「違うんです違うんですこれは!」 

女教師「これは、ち、違うんですよ!」 


人妻「ん?」 

夫「ん?」 

女教師「ん?」 

間男「チガウンデスチガウンデス」 


26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:17:39.11 ID:hbMx7y1F0

夫「……ちょっと状況を整理してみましょう」 

人妻「……そうね」 

間男「いやっ、いやそれは!」 

女教師「まずあなたはなぜここに?」 

夫「ここは俺の家だ!」 

女教師「……あ」 

女教師(さっきレイナちゃんのお父さんが言っていたオカマって、まさか!) 

女教師「まさか、そんな人だったなんて!」 

夫「はぁ!? 何言ってるんだ! そういう君はなんでここにいるんだ!」 


27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:18:14.74 ID:hbMx7y1F0

女教師「それは── 

人妻「私の客よ。そうですよね?」 

女教師「まあ、そうですね」 

夫「そ、そうか……」 

夫(まさか、彼女が妻と知り合いだったなんて……なんてことだ……) 

人妻「で、あなたたちはどういう関係なのよ」 

夫「そ、それは」 

女教師「……私の元カレですよ」 

人妻「なんですって?」 


28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:18:41.86 ID:hbMx7y1F0

夫「いや、違うんだ!」 

女教師「違わないでしょう!」 

人妻「どういうことなのか説明してちょうだい!」 

女教師「この人は、私のことを弄ぶだけ弄んで、捨てたのよ!」 

人妻「本当なの!?」 

夫「貴様ぁ!」 

女教師「きゃっ、ちょっ、やめてよ!」 

間男(こいつらやべえ……) 


29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:19:09.67 ID:hbMx7y1F0

人妻「やめなさいあなた!」 

間男「ぼ、暴力は駄目ですよ!」 

夫「くっ……」 

女教師「……最低!」 

夫「なんでこんなことに……」 

人妻「とりあえず、ここは一度落ち着きましょう」 

間男(なんとかうやむやにできそうだな……) 


31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:19:52.11 ID:hbMx7y1F0

 <ガチャ 

娘「ただいまー」 

間男「あっ」 

人妻「あら、おかえりなさい」 

夫「……ああ、おかえりレイナ」 

娘「あ、お父さんただいまー」 

女教師「……お父さん?」 

娘「あっ、先生だー! 家庭訪問終わってなかったんだ!」 

女教師「ええ、ちょっとね」 

夫「……先生?」 

間男「あっ」 


32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:20:18.01 ID:hbMx7y1F0

夫「ちょっと待ってくれレイナ、レイナの先生って……?」 

娘「あの人だよー」 

女教師「ええ」 

夫「なに?」 

女教師「レイナちゃん、お父さんは……?」 

娘「これだよー」 

お父さん「こ、これって言い方はないだろう……」 

女教師「なんですって?」 

間男「あっ、あっ」 


33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:20:48.63 ID:hbMx7y1F0

夫「ということは……」 

女教師「……あなたは?」 

娘「おじさん誰ー?」 

間男「あっ、あああっ」 

間男「……」 

間男「……ゆ、ユミコです」 

夫「は?」 

女教師「は?」 


34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:21:16.12 ID:hbMx7y1F0

間男「飼い犬の、ユミコです!」 

夫「な、なにを言っているんだ!?」 

女教師「そ、そんなわけないでしょ!?」 

間男「わんっ! わんわんっ!!」 

夫「! ゆ、ユミコの鳴き声にそっくりだ……!」 

女教師「ええ!?」 

間男(ええええええ) 


35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:21:46.85 ID:hbMx7y1F0

娘「おじさん、ユミコなの?」 

間男「ユミコだよ、レイナちゃん! わんわん!」 

娘「私の名前知ってるー! 本当にユミコだー!」 

女教師「そんなことが……」 

夫「いや、しかし、わからないぞ」 

夫「小説のようなことが、現実に起きることもあるかもしれない……!」 

女教師「た、たしかに……!」 

間男(あ、こいつらバカだ) 


36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:22:14.13 ID:hbMx7y1F0

夫「ユミコ!」 

間男「わんわんっ!」 

娘「ユミコ!」 

間男「わんわんっ!」 

女教師「ユミコ!」 

間男「わんわんっ!」 

人妻「ユミコ!」 

間男「わ、わんわんっ!」 

間男(お前は悪ノリすんなよ!!) 


37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:22:43.56 ID:hbMx7y1F0

夫「しかし、ユミコはメスだったはずだが」 

間男「わうっ!?」 

娘「そうだったー」 

間男「……」 

間男「わ、私もなんでオスの姿になったのかわからないの! くぅーん……」 

間男(死にてえ) 

人妻「っ、ぷっ……くく……」 

間男(笑ってんじゃねええええ!!) 


38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:23:30.83 ID:hbMx7y1F0

間男「れ、レイナちゃん! 私、お外で遊びたいな! わん!」 

レイナ「あれー? ユミコ、いつもお外行くの嫌がるのにー」 

間男「たまにはお外で遊びたくなるわん! わんわんわんわん!! くぅーんくぅーん!」 

娘「行って来ていい?」 

夫「でも、もう夕方だぞ?」 

間男「ぐるるるるるる……」 

夫「わ、わかった、行って来なさい」 

娘「はーい! ユミコ、行こ?」 

間男「うおおおおおん!!」ダダダダダダ!! 

娘「あっ、待ってよー!」 


39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:23:56.38 ID:hbMx7y1F0

夫「げ、元気だな、ユミコは……」 

人妻「退院して来たばかりなのにね」 

女教師「なんか、言い争う気なくなっちゃいました」 

夫「ああ、あの時は……すまなかったな」 

女教師「……もういいです」 

人妻「……」 


40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:24:23.45 ID:hbMx7y1F0

娘「お父さんお母さん!」 

夫「どうした?」 

娘「あのね、ユミコが走っていっちゃったから追いかけていったら、犬に戻ってたのー」 

犬「わんっ」 

夫「なんだって!」 

娘「お庭で寝てたー」 

人妻「あっ」 




41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:24:51.53 ID:hbMx7y1F0

人妻「そう、残念だったわね……」 

夫「レイナがいい子にしてれば、きっとまた人間の姿になるよ」 

娘「ほんと?」 

女教師「ええ、先生もそう思うわ」 

夫「……はは」 

女教師「……ふふ」 

人妻(大団円ね) 


42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 19:25:17.43 ID:hbMx7y1F0

間男「わおおおおん!!」ダダダダダダ!! 

警察「君、待ちなさい!」 

間男「わぉん?」 

警察「な、なんだね君は!」 

間男「あ、いや、違うんですこれは」 

警察「ちょっと署まで来てもらおうか」 

間男「いや、あの、いや、ちょっ!」 


間男「ちくしょー! 不倫はもうこりごりだあああああ!!」 



   終劇