1: ◆SWYGzMGb56 2013/08/16(金) 12:13:49.15 ID:I41Q4L9d0

幼馴染「男~ふふ~」


男「............ふぅ」


俺は名は男、そして


幼馴染「今日は休みだから24時間ずっと一緒だね!!」


と、満面な笑みを俺に浮かべて
俺を上目で見つめているのは


俺の幼馴染


彼女の特徴を二つ上げるなら......


物凄く一途で


物凄く心配性なところだろう


幼「え、どうしてそんな嫌な顔をするの?
  もしかして私が抱きついているから?
  それとも私と一緒にいたくないから?
  それとも私が............」


割愛させていただく




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376622829

引用元: 幼馴染「男ぉ......好き......好きぃ!! 死んでも離さないからね?」 


 

3: ◆SWYGzMGb56 2013/08/16(金) 12:22:08.95 ID:I41Q4L9d0

幼はなにかと心配性だ


例えば......携帯


幼「男~」


男「なんですか~?」


幼「あ......あのね......その......えと」


幼はまずこうして、落ち着きがないように
振る舞うことで、男心をくすぐる。


幼「えと、携帯見せてください!!」


そして自分の言いたいことを


正直に言うことで


男「(ああ、幼はなんて良い幼馴染なんだ!!
  普通なら、相手の携帯なんて黙って見るだろう
  だが俺に正直に言ってくれた!!
  なら俺もそれに答えないといけない!!)」


俺の心を開かせる。

4: ◆SWYGzMGb56 2013/08/16(金) 12:29:48.20 ID:I41Q4L9d0

男「はい携帯」ポイ


幼「ありがとう~」ボチボチ


しかし、携帯というものはプライバシーの塊
おいそれと他人に見られないよう...... 


幼「......ねぇ、男」


男「ん?」


幼「なんでロックしてるの?」


パスワードを設けているのは必然。


そして


幼「ねぇ、私のことそんなに信用できない?
  私は男のこと大好き、だから
  男のことは少しでも理解したいの、色々なことを共有したいの」


幼の心配性に火をつける

7: ◆SWYGzMGb56 2013/08/16(金) 12:34:56.71 ID:I41Q4L9d0

幼「だから男ぉ......ロック外して?
  だって男のこともっと知りたいんだもん....」


男「幼......」


さて、一度幼の心配性に火がついたら
長引かせると非常に厄介になる。


だが個人的に携帯は誰にも見られたくない、ので


幼を鎮静化させることにする


男「そっか、ごめんな幼、俺の配慮不足だったよ」

9: ◆SWYGzMGb56 2013/08/16(金) 12:39:41.33 ID:I41Q4L9d0

幼との付き合いは長い


これは胸を張って言える


そしてその長い付き合いの中で


俺が学んだことそれは


幼の言葉を全身全霊で尊重することだ。
簡単に言うと<愛>で受けとめてあげる。これだけだ


そしてその為に準備をしておくのもまた......常識

10: ◆SWYGzMGb56 2013/08/16(金) 12:46:57.30 ID:I41Q4L9d0

まずは幼を後ろから抱擁
そして、優しく手を握ってあげる。


幼「ぁ......」



男「まってな、今パスワード解いてやるから」


幼「う、うん......」


ここで幼の耳が赤くなっていれば
掴みは完璧だった、ということになる。


男「えっとパスワードは......」


さらにここで俺の策を出す

ポイントは耳元で囁くこと


男「5月十八日」


幼「え......それ私の......」


男「うん......そうだよ俺の携帯のパスワードは......」

男「幼の誕生日」

11: ◆SWYGzMGb56 2013/08/16(金) 12:51:39.92 ID:I41Q4L9d0

策、それは彼女の誕生日をパスワードにする


幼「私の誕生日......」


男「そ、幼の誕生日」


幼「私も......携帯のパスワード......男の誕生日だよ」


男「え、そうなの? うわ、めっちゃ嬉しい」


今回はここで決まったようだ。
しかし油断はできないので、彼女を愛でることで行動を制限させる。


男「嬉しいよ、ありがとな~」ナデナデ


幼「ん......へへ......男ぉ~」

13: ◆SWYGzMGb56 2013/08/16(金) 13:02:37.94 ID:I41Q4L9d0

リーの「恋愛色彩理論」というものがある。


その理論に幼の恋愛スタイルを当てはめると


マニア型になる。


幼「ふふ~ん」スリスリ


男「幼~」ギュウ


幼「はぅぁ......ん、いいよ~もっと強くして......」


やきもちで、相手に一途。それがマニア型


そして俺の好きな幼。


たしかにうっとうしい
性格かもしれないが......


男「幼......好きだよ」


幼「......もっと」


男「好き、好きだ、大好きだ」


幼「ぁ......はぅ......男ぉ!!」ギュウ スリスリ 


真摯に付き合っていけば、こんなに可愛い奴はいない。

26: ◆SWYGzMGb56 2013/08/17(土) 22:25:15.79 ID:l2KONt8z0

幼は俺に一途だ。


幼はかなり俺のことを慕ってくれている。


ただ周りの人達からすると。


ちょっとだけ、変わっている。


幼「おとこ~!! 朝だよ~!!」


男「へいへい、起きてますよ~」


幼「ほら~おとこ~」ルンルン


男「なに? ああ、あれね」

28: ◆SWYGzMGb56 2013/08/17(土) 22:32:06.87 ID:l2KONt8z0

男「おはようのキスでしょ?」


幼「うん!!」


男「今日はどこ?」


幼「く、くちにお願いします......!!」


男「何分?」


幼「30分!!」


男「りょ~か~い」チュ


幼「へへ~男~」チュ

29: ◆SWYGzMGb56 2013/08/17(土) 22:38:53.69 ID:l2KONt8z0



このモーニングキスは


幼と付き合い始めてから毎日かかさず行っている。


というより、俺が寝ていようと幼は容赦なくしてくる。


そしてこれに付け加えて......


男「幼、今日は髪おろしてるんだ......なんか新鮮」


幼「ど、どうかな。似合う?」


男「もちろん」


幼のことを俺はキチンと見てますよ
アピールもかかさない。

30: ◆SWYGzMGb56 2013/08/17(土) 22:48:46.32 ID:l2KONt8z0

男「今日のカチューシャは赤だね?」


幼「うん、昨日ね。涙が出るくらい感動するアニメ
 見たんだ!! だからそれのせいかな?」


こうした幼との触れ合いでは
心得ておかないといけないことがある。


それは幼の感性は世間でいう一般と
すこし違うということだ。


男「感動するアニメかぁ、何見たの?」


幼「スクールデイズ!!」


男「ああ、俺も見たよソレ
  ヒロインが一途で俺感動した!!」


幼「ああ、うれしい!! 男はやっぱり分かるんだねあの感動が!!」


そして幼の言葉は全身全霊で尊重することが


幼と暮らす上で大切な心構えだ。

31: ◆SWYGzMGb56 2013/08/17(土) 22:55:19.08 ID:l2KONt8z0

あともう一つ、これが一番大事かもしれない。


それはいたってシンプルだ。


幼を愛することだ。


~30分後~


男「いただきま~す」


幼「いただきます!!」


男「今日の隠し味は何?」


これは朝食を食べる前に
俺が聞かないといけないことだ。


こうすることで、幼が俺に作った
料理に何をいれたかが分かる。

32: ◆SWYGzMGb56 2013/08/17(土) 23:05:12.88 ID:l2KONt8z0

幼「うん、今日の隠し味は......」


幼「この目玉焼きのケチャップだよ!!」


男「うんうん、それで?」

 
幼「うん、実はこのケチャップには
  私の血液が入ってま~す」


男「な、なんだと......」


幼「男の中に私という小さな存在が
 男の生きる上での栄養になりますようにって
 神様にお祈りしながら、まぜまぜしたんだ!!」


男「そ、そっか~俺のことをそんなに想って......
  ありがとうな幼」


そして俺は広い愛でそれをを受け止める。

35: ◆SWYGzMGb56 2013/08/17(土) 23:19:10.32 ID:l2KONt8z0

しかし、これは良くなった方だ


以前までは
もっと凄いものを入れられていたからだ。


だからこの程度でヒイヒイ言ってはいけない。


幼は美少女だ。ちょっと変わってる美少女だ


幼「はい男、召し上がれ!!」


男「うん!! 召し上がるよ!!」


モーニングキスをねだり、俺の朝食を
そのフリルのついた可愛いエプロンを付けながら作ってくれる


幼「私は男のお嫁さんだもん......」


なんて言葉を照れながらも
言ってくる。愛らしい奴なんだ。


男「ああ、美味しいよ幼」


幼「ホント!? やった~」


俺の名は男


男「幼、水頂戴」


幼「いいよ、まってね。うむ」ゴク


男「いや、幼が飲んでど......」


幼「んーー!!」むちゅ
男「ふむ!?(く、口移し!?)」ゴク


ちょっと変わってる幼馴染と
楽しく暮らしています。

36: ◆SWYGzMGb56 2013/08/17(土) 23:21:12.27 ID:l2KONt8z0










          そして結婚するのは確定だそうです。










44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/18(日) 12:21:12.01 ID:D+fU02cl0

幼は一途だ。今回はここに
スポットをあてようと思う。


幼「おとこ~おとこ~」


男「ん~どうしたの~?」


幼「ほら!! 男の同じTシャツ買ったんだ~」


男「お~似合ってる似合ってる」


幼「サイズも一緒~」


男「ちょっとぶかぶかだね」


と、このように幼はSサイズの服がぴったりなのに
俺の服のサイズLにあわせる。


俺と同じものを着たがる。

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/18(日) 12:26:09.13 ID:D+fU02cl0

あとは同じ物を持ちたがる


幼「この腕時計も男と同じだよ~」


男「お、そうか~お揃いだな~」


幼「あとは靴と通学カバン、財布にハンカチ
  も男と一緒だよ~」


男「うぉ~俺って愛されてる~」


幼「あとね~あとね~」


男「まだあるのか~俺もうお腹一杯だよ?」

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/18(日) 12:32:18.10 ID:D+fU02cl0

さらに幼は右利きなのだが......


サラサラ


幼「ほら!! 男~私左でも字書けるようになったよ!!」


男「おお、凄い......」


俺が左利きだからと、利き腕を無理やり変えたりと


幼「ホント!? 私凄い? 誉めて~」


男「うんうん、凄い。幼は凄いな~」ナデナデ


幼「へへ......」


幼の愛情は深い。


それに喋り方まで似ているような気もする。

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/18(日) 12:41:53.81 ID:D+fU02cl0

幼は全力で俺色に染まろうとしている。


だが、ここまでくると


正直、重いというより......怖い。


なので幼に聞いてみた。


男「俺と同じにしたがるのはなんで?」


幼「ふえ?」


男「いや、なんというかその......」


幼「まって」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/18(日) 12:52:03.52 ID:D+fU02cl0

しかし、俺の言葉は幼の人差し指によって


遮られた。


幼「これはね、私の生き方」


そして幼は俺の口を人差し指に添えたまま
ゆっくりと話し始めた。


幼「男のことを好きになっちゃった」


幼「私の生き方」


幼「誰の色とも似ていない私の色で」


幼「男とのこの日々を描くの」


幼「だから男を理解したいの?」


幼「それに......」


そう言い終えると幼は俺の胸にそっと
もたれかかってきた。


幼「私を捕まえたのは、男だよ?」

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/18(日) 13:05:26.70 ID:D+fU02cl0

男「......そうだったな」


幼「でしょ? 全部男が撒いた種なんだから」


幼「逃げたら......許さないからね?」


男「逃げないよ」


幼「じゃあ、受けとめてね......これからもずっと」


幼「私はもう......男しか見ないから」


男「うん、分かったよ」


幼は一途さは、俺のことを
理解したいという幼の心だ。


他人からすれば重いと言われるだろう。しかし


不思議とこの深すぎる愛情に
心地よくなる自分がいる。


それに幼に告白したのは俺だ。


男性としてこの幼を受け入れるのは


当然のことだ。だから......。


俺はこれからも、この変わった美少女と暮らしていく。