1: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:00:30.13 ID:N0nTjNxDO


・・・・・



P「?」

仁奈「…」ウトウト


P「…」

P「仁奈」

仁奈「?」カク

仁奈「あ…。えへへ、Pでやがりますかー…。どーしたでごぜーますか?」コク…

P「うん」

P「疲れてるなら、もう帰っても大丈夫だぞ? なんだったら送ってくけど」

仁奈「……」

仁奈「…………」ボー…

仁奈「にへ」ニヘラ

P「」ビク

仁奈「ふふ。心配にはおよばねーですよ。仁奈は…なんともねーですから…」

仁奈「…ふみゅ」カクン

P(どこが?)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376722830

引用元: 市原仁奈「なんともない」 


 

3: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:06:37.27 ID:xZAJCOGuo


ぱさ


仁奈「ん…」モゾ

P「冷房効いてるし、風邪引かないようにな」

仁奈「…」エヘヘ

仁奈「…うん。…ありがと…P」ニコ

P「…、おう」

仁奈「……えへへ」モフモフ…

P「…」ナデナデ



美玲「……」ポリポリ


美玲「顔、にやついてるぞ」

P「仕方ない。仁奈だし」

美玲「…、まあ、それは、仕方ないけど…」ポリポリ…

P(あ、仕方ないんだ)

4: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:10:35.64 ID:N0nTjNxDO

P(美玲は、仁奈には本当に甘いな)クス

美玲「?」ポリポリ

美玲「おい。さっきよりもにやついてるぞ」

P「仕方ないだろ。仁奈可愛いし」キリ

美玲「お、おお。さっきも聞いたけど…」

美玲「でもなんでウチを見て言うんだよ」

P「仕方ない仕方ない」ウンウン

美玲「ッ、それ以上にやにやすんなッ」ガリリ

P「いたいです」ブシャア

6: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:15:44.03 ID:xZAJCOGuo

P「美玲はまだ帰らないのか?」

美玲「…」フン

美玲「こいつをこのままにして帰れないだろ」

P「…なるほど」

美玲「…、まだひっかかれ足りないのか?」

P「もう十分です」ゴメンナサイ

美玲「ふん」


ぽすん


美玲「…」ナデナデ

仁奈「ん…」

美玲「本でも読んでる。オマエは仕事に戻れよ」

P「了解です」ハイ

7: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:19:35.73 ID:N0nTjNxDO








カタカタ…


P「…ふう」

P(そろそろ、何人か戻って来る時間かな)ギシ


がちゃ


まゆ「戻りましたぁ……あ、プロデューサーさん。お疲れさまです」ペコ
 


きらり「おっすおっすたっだいまー☆」ニョワー



P「おっすおっす。お疲れさまー」ニョワー

P「二人はまたあいつと飯にでも行くのか?」

まゆ「うふふ。分かっちゃいますかぁ?♪」

P(まあいつものことだし)

きらり「うぇへへへー☆ 分かっちゃうかにぃー♪」ニョヘラー

P(嬉しそうだし)



※この二人はべつのPが付いている設定です
分かり辛いですが、
まゆ(きらり)「プロデューサーさん(ちゃん)」→仁奈たちのP
まゆ(きらり)「Pさん(ちゃん)」→まゆ(きらり)P
って感じで区別しています

8: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:24:28.30 ID:xZAJCOGuo

まゆ「もう少しだけお仕事がかかるそうなので、」

まゆ「少しだけ、事務所でのんびりしていてくれって言われたんです」

P「そっか」

きらり「他にはだれもいないのかにぃ?」キョロキョロ

P「あ、そうだ。ちょっとだけ静かにな」

まゆ「?」


仁奈「…くぅ」モフ…

美玲「ん…」モゾ


P「仁奈と美玲がいるんだけど、二人とも寝てるところなんだ」

まゆ「あらぁ……ふふふ」ニコニコ

きらり「…………」ウズウズ

P「起きちゃうからはぴはぴしちゃだめだぞ」

きらり「わ、分かってるよぉー! もぉー! きらりは気の遣える女の子だにぃ!?」バシバシ

P「いた、ちょ」バキボキ

まゆ「き、きらりちゃん。静かに、ね?」

9: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:28:24.32 ID:N0nTjNxDO

きらり「あ、ありゃ…えへへ、ごめんにぃ。プロデューサーちゃんだいじょぶー?」サスサス

P「お、おう。なんとかな」ハハ…

まゆ「うふふ。でもたしかに」


仁奈「……もふ」スピー

美玲「むにゃ」モゾ…


まゆ「あの二人、とっても可愛いですねぇ」

きらり「だよね? だよねっ☆」ウキャー

P「そうだな」

10: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:31:40.28 ID:xZAJCOGuo

まゆ「だから、あの、プロデューサーさん」

P「ん?」

まゆ「起きないようそーっと、近くから寝顔を見るくらいなら…大丈夫ですよね?」

P「…うん、大丈夫だよ」

P「そっとな」

きらり「うぇへへ☆ きらりんパワー☆ で音を殺すにぃ…!」ソー…

P(たまにこの子がなにを言っているのか俺には分からん…)

まゆ「うふ♪ まゆも忍び足には自信がありますよぉ♪」ソー…

P(ふぇぇ……この二人怖いよぉ)

12: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:35:34.66 ID:N0nTjNxDO


ぽん


仁奈「にゅ」

まゆ「……」ナデナデ

まゆ「可愛いね。きらりちゃん」

きらり「…」コクコクコクコク

きらり「……うぇへー。か、かわいいにぃ…お、お持ち帰りしたい……でも我慢すぅ…」ナデナデ

美玲「……んぅ」モゾモゾ

まゆ「ふふ。きらりちゃんは偉いですねぇ」ニコニコ

きらり「そんなことないにぃー」ニョワー



P(…楽しそうだな)

13: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:38:13.46 ID:xZAJCOGuo


ブー ブー


まゆ「あっPさんからだぁ♪」パッ

きらり「ま、まゆちゃん。しーっだよー」シー

まゆ「あ、そ、そうでしたぁ…」ゴメンナサイ…

P(まゆちゃんも可愛いなあ)


こそこそ


まゆ「それじゃあプロデューサーさん、私たちはお先に失礼しますねぇ」

きらり「また明日! だにぃ☆」ニョワー

P「うん。お疲れさま。また明日」


ばたんっ


P「……二人とも、いいお姉さんだな」ウン

14: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:44:19.10 ID:N0nTjNxDO


がちゃ


小梅「お…お疲れさま、です」



みく「おつにゃー」



P「おう。お疲れさま」

小梅「は、はい。……ここは、れ、冷房がよく効いてて……すず、くしゅ」

P「っと悪い。冷えすぎてたかな」サスサス

小梅「あ…」

小梅「い、いえ。急に……ひ、冷えた、から……その」//

みく「……」ニャーン

みく「Pチャン! みくも体が冷えちゃったにゃ! だからっ暖めて欲しい――」

P「おう、電子レンジなら好きに使っていいぞ」

みく「ボケにしてもひどくないかにゃ」

15: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:46:53.81 ID:xZAJCOGuo

小梅「?」

小梅「……」とてとて



みく「にゃー! 肌で暖めろって言ってんだにゃ! 女の子にこんなこと言わせるにゃー!」ガバッ

P「口調も台詞も女の子のそれじゃねえだろ!」ガシッ



ニャーニャーニャー!!


16: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:49:54.08 ID:N0nTjNxDO


ぽすんっ

もぞもぞ


仁奈「くぅ?」

美玲「んん…」モゾ

小梅「……」モコモコ

小梅「え、へへ。あったかい」モフモフ

小梅「…。おやすみ、なさい」モゾ…

仁奈「もふ…」ピー…

美玲「んぅ」ムニャ

小梅「…♪」…スヤスヤ

17: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:52:44.27 ID:xZAJCOGuo


にゃんにゃん


みく「ぜぇ…ぴ、Pチャン…な、なかなか手ごわいにゃあ…」フニャー…

P「と、年頃の女の子が、軽々しく男に抱きつこうとしないの」ハァー…

みく「え? みくはべつに、Pチャンのことを男だとは思ってないにゃあ」

P「えっ 俺なんだと思われてんの?」

みく「雄」

P「生々しいわ!」ペチン

みく「ふにゃっ!? に、にゃにするんにゃ!」フシャー!

18: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:55:08.64 ID:N0nTjNxDO

P「おっと。いかんいかん。仁奈と美玲が寝てるんだった…」

みく「ふふん。Pチャンてばーおっちょこちょいだにゃぁー」

P「だれのせいだよ…。まあとにかく、いまからでも静かに…」チラ

P「……」

みく「? ……あ」



仁奈「…♪」モフピー…

美玲「……くぅ」

小梅「…」スヤスヤ



P「…いつの間に」

みく「…」ニャー

みく「三人ともかわいいにゃ!」モフモフダニャ!

P「本当だな」

19: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:57:42.26 ID:xZAJCOGuo


ぽすんっ


P「……」

みく「仕方にゃいので、みくも大人しくしてるにゃ」

P「…それはいいんだが」

P「俺は椅子じゃないぞ」

みく「もぉー♪ …Pチャンでがまんしてあげるって、言ってるん

P「えい」ペイッ

みく「しゃべってるところでにゃげることないにゃ!?」ポーイ

P「さて。仕事仕事っと」ギイ

みく「無視するにゃぁ!」

P「ほら。静かに」シー

みく「あ、う……は、はい」ゴメンニャサイ…

P「よし」ナデナデ

みく「あっ……。ふふ、分かったにゃっ。大人しくしてるにゃー」ニコニコ

P「そっか。みくはえらいな」ナデナデ

みく「うんっみくはえらいにゃっ」ニパー

20: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 16:59:55.26 ID:N0nTjNxDO








P「…」


仁奈「…」zz…

美玲「ん…」ムニャ

小梅「……」スヤスヤ

みく「…にゃ…んぅ」モゾモゾ

仁奈「えへへ…へへ…♪」モフモフ


P「…」

P「みくはいいお姉ちゃんって感じだな」クス

29: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/17(土) 23:58:40.51 ID:utCPxuX1o


がちゃ


比奈「ただいまーっス」

楓「戻りましたー」

P「お疲れさまです」

比奈「はい …?」

比奈「わ、なんだか」


  もふもふ  すやすや…


楓「みんな幸せそうですね」ニコ

P「ええ」

P「ということで、少々お静かにお願いします」コソ

比奈「りょーかいっス」クス

楓「しー、ですね」ハーイ

30: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:03:37.52 ID:g/dxzUuDO

仁奈「…」モフ…ピー…



比奈「やー…」

比奈「それにしても、相変わらず仁奈ちゃんは天使っスねぇ」ナデナデ

P「比奈ちゃんも天使っスよー」ナデナデ

比奈「気のせいっス」

楓「比奈ちゃんも天使だよ?」ナデナデ

比奈(なんでこの二人が揃うといつも私に矛先が来るんスかぁ…)

P「ねー」

楓「ねー」

比奈「…、もー」ハア…

P「顔赤いぞ」

比奈「気のせいっス」

31: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:10:17.05 ID:jE0FniDAo


ぽん


楓「そうだ。あの、もう夜になりますけど…」

楓「仁奈ちゃん。起こしてあげなくて平気ですか?」

P「ああ、それなら…」

P「さっきご家族に電話を入れておきました。お姉さんも帰りが遅くなるそうなので、よかったらもうしばらく預かっておいてくれと」

P「それに…仁奈もその方が喜ぶだろうって」

楓「そうでしたか」

比奈「私がお姉ちゃんなら抱き締めて離さないっスけどねー。よくできたお姉ちゃんでスねぇ」モフモフ

楓「ね。そんな大人の女性になりたいね」モフモフ

P「いやあんたらも大人でしょうが」

もふもふ
仁奈「…??」ウーン

32: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:14:49.82 ID:g/dxzUuDO


もふもふ


楓「…」オトナ…

楓「え、ええまあ、一応」

P(一応て)

楓「それよりプロデューサーさん。あんたらって、なんだか可愛いですね」

P「はい?」

楓「あんたらー、アンタラー。ふふっそんな怪獣とか居そう……」フフフ…

P(やばい久し振りに楓さんについて行けない)

比奈「甲殻類っぽいスね。おいしそうかも」

P「よくついて行けるな…」

比奈「プロデューサーもまだまだっスね」フフーン

楓「アンタラーとゴデチアだと、どっちが強いでしょうか?」

P「知りません」

34: >>33 ありがとうww ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:20:57.66 ID:jE0FniDAo

P「四人が起きたらご飯にでも行こうと思ってたけど」

P「どうする? それまで待ってるのも退屈か」

比奈「ん、そうでスね…」モフモフ…



仁奈「…むにゃ」ウヘヘ



比奈「…」ニコ

比奈「今日は帰りまス。仁奈ちゃんよく寝てるし。邪魔しちゃ悪いし」

P「そっか」

比奈「はい。楓さん、私と一緒にご飯でも――」



仁奈「……」スピー

楓「くぅ」



比奈「……」

P「……」

比奈「…天使っスね」

P「天使だな」

37: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:26:19.05 ID:g/dxzUuDO

美玲「…ん…」モフ

仁奈「ふみゅ」モフモフ

楓「ぐうぐう」モゾ

小梅「……」スヤスヤ

みく「にゃぁ…」フトン… モゾ



比奈「…なんか」

比奈「なんで一緒に寝てんスか! ――とか、どうでもよくなるっスねぇ」ホッコリ

P「まったくだ」ホッコリ

比奈「…ふふ」ニコ

比奈「じゃ、楓さんのこと、よろしくお願いしまス」

P「了解。お疲れさま」

比奈「はい。また明日」ニコ

39: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:31:58.69 ID:jE0FniDAo







P「……、さて」

P「みんなが寝ている間に、俺はもう一仕事するかなー」ヨシ


ぽてっ


……もふころん


P「?」

仁奈「にゅう」アウー コロコロ…

P「……」

P「まあ、狭いからそうなるよな」

40: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:36:04.80 ID:g/dxzUuDO

P「にしたって、一番年下の仁奈をはじき出すことはなかろうに…まったく」ブツブツ

P「よっと」モフ

仁奈「?? …ふわ…」

P「…かるいな」

仁奈「…」エヘヘ

P「……」ナデナデ

P(仁奈だけ仮眠室に連れて行ってやるか)

仁奈「…ん」


ぎゅう


P「ん?」

仁奈「…」

仁奈「……パパ…」

P(…寝惚けてるのか)

仁奈「んぅ……さむい」ギュウ

P「あ…そっか。大丈夫だぞ。すぐ布団に連れて行って――」

仁奈「や」ギュー

仁奈「…ひとりぼっちは、いや……。おいて、かないで…」

P「…………」

41: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:41:09.90 ID:jE0FniDAo


なでなで


仁奈「んぅ」ムニャ

P「分かったよ。一緒にいよう」

仁奈「…」コク


もふ


仁奈「…えへへ」

仁奈「こうすると、あったけーです…」ギュー…

P「そっか」

仁奈「……はぃ…」カクン

仁奈「…ね……、ずっと、仁奈と、一緒にいてくだせー……」

P「……」ナデ

P「うん。いるよ。大丈夫」

仁奈「…」エヘヘ

仁奈「ほんとですか?」

P「本当だよ」

仁奈「…………」ニヘヘ

42: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 00:47:36.54 ID:g/dxzUuDO

仁奈「じゃー…やくそくでごぜーます。ずっと、一緒」

P「おう。約束」

仁奈「……ふふ」

仁奈「…なら、仁奈はもう、なんともねーです。なんにも、怖くねーです。あったけーです…」

仁奈「……くぅ」…スピー…

P「…」

P「…」ナデナデ

P「約束な」

46: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 10:56:15.99 ID:UQJpdmwLo


ぱちっ


美玲「……、ん…」モゾ

美玲「…」グシグシ

美玲「? ……」



小梅「……」スヤスヤ

みく「くー…」ムニャー

楓「……くぅ…」スピー…

美玲「……」ナンダコレ

美玲「…」ハア…

美玲「動けないし……暑いし」

美玲「……」

美玲(まあ…たまにはこんなのもいいか)

美玲「あ、こいつはひんやりしてて…気持ち良いな」ピト

小梅「……」スヤスヤ

47: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:00:17.60 ID:g/dxzUuDO


かくん


P「…ん」

P(いかんいかん。ちょっとうとうとしてたか…)ゴシ

P「?」

美玲「……」キョロキョロ

P「お、美玲は起きたのか。おはよう」ナデナデ

美玲「…おう」

美玲「なあ」

P「どうした」

美玲「それ」

P「?」ナデナデ

美玲「ずるい」

P「ずるいって…、…ああ」ナデナデ

48: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:03:35.76 ID:UQJpdmwLo


なでなで
仁奈「♪」モフモフ



P「美玲もこっちに来ればいいじゃん」ナデナデ

美玲「…動けないんだよ」ガッチリ

みく「にゃふー…」スリスリ

美玲(暑い)

P「…」クス

美玲「…」ム

美玲「さっきにやにやすんなって言ったばっかりだろ」フン

P「さっきか。美玲は寝ちゃってたから、あれからけっこう経ってるけどな」

美玲「うぐ…」

美玲「さ、さっきなもんはさっきだ。い、いいから、にやにやすんなッ」モゾモゾ…

P(引っかきたくても身動きのとれない美玲可愛い)

49: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:06:33.56 ID:g/dxzUuDO

P「…」

P「というか」

美玲「なんだよ」

P「いや…べつに、なにも構わないんだが」ナデナデ

P「仁奈が俺の方にいるのをずるいって言うの、恥ずかしくなかったか?」

美玲「……、……」

美玲「……、はっ」

美玲「、恥ずかしくなんてないモンッ!」

P「そっかー」

美玲「……」//ボシュー

美玲「あ、ああぁあぁ。い、いちいち、にやにやすんにゃぁッ」

P「いまにゃあって」

美玲「噛んでにゃい!」

P(美玲は可愛いなあ)ホクホク

50: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:10:48.24 ID:UQJpdmwLo

みく「いまにゃあって言ったかにゃぁ!」ガバッ

美玲「わ」ビクッ

P「言ってないよ」

みく「にゃはっ☆ みくの猫耳をごまかそうったってそうはいかないにゃ!」

P「言ってないよ」

みく「えっ」

みく「い、いや、でもみくはたしかに聞いて」

P「言ってないよ」

みく「……」ニャーン…

みく「そ、そんな気もして来たにゃあ……み、みくの空耳かも。ごめ――」

P「美玲は言ってたけどな」

みく「やーっぱ言ってたんだにゃあ! もー! どーしてみくをからかうの!」ニャー

P「自分の意見には責任を持って、最後まで自分を曲げないようにな」

みく「いじめだにゃ! これってぜーったい、いじめだにゃー!」フニャー!

美玲(うるせぇ)

51: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:15:03.20 ID:g/dxzUuDO


ぺち


みく「ふにゃっ」

楓「……」

楓「みくちゃん。人が寝ているときには、静かにね」ニッコリ

みく「…」

みく「が、がってんしょうちにゃ」

楓「…」ニコ

楓「……くぅ」パタ

みく「……」ドキドキ

P「怒られたな」

みく「お、大人しくするにゃあ。みくは違いの分かるおんにゃだよ!」

P「それはなんか違う気がする」

みく「というか怒られたのはPチャンのせいでもあるにゃ!」コソコソ

P「人のせいにするなよ」

みく「どの口が言うんにゃ!?」フシャー

美玲(子どもの喧嘩かよ)

52: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:18:11.03 ID:UQJpdmwLo


むく


小梅「……」

美玲「…お」

小梅「……」ボー…

美玲「…、お、おはよ」

小梅「……」

小梅「…」ニヘラ

美玲「」ビクッ

小梅「えへ。み、美玲さんは、……あ、あったかいね」

美玲「…、そ、そうか? …というかお前がつめたいんだろ」

小梅「……そ、そかな」

美玲「うん」

小梅「……えへ」ヘ… フラ…

美玲(寝惚けてるな)

53: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:21:24.99 ID:g/dxzUuDO


どさ


美玲「うぐ。おも…くは、ない」

小梅「……ま、まだ、…寝たりない、です」

美玲「……」フン

美玲「じゃあもうちょっと寝てれば」

小梅「……えへへ。や、優しい…ですね」

美玲「べつに」

美玲「お前、ひんやりしてて気持ちいいから…。それだけだ」

小梅「……う、うん」ニコ

小梅「じ、じゃあ……もうちょっと。こ、して、ます」モコモコ

美玲「…好きにしろ」



P「…」ニヤニヤ

みく「…」ニヤニヤ

美玲「…………」イライラ

美玲「…はぁ」ナデナデ

小梅「♪」スヤスヤ

54: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:25:50.36 ID:UQJpdmwLo


ぱっ


P「うお」

仁奈「……」

P「びっくりした。仁奈。目が覚めたのか」

仁奈「…」

P「?」

P「どうかしたか?」

仁奈「お腹が空きやがりました」グー

P「…………」ポカン

P「ぷ、はは。そっか。そうだよな」ナデナデ

仁奈「はい。ぺこぺこでやがります」グーグー

55: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:29:30.00 ID:g/dxzUuDO

P「じゃ、もう少ししたら、みんなでご飯を食べに行こう」

仁奈「ホントですか!?」ワーイ

みく「わーい!」ニャ!

楓「わーい」

P(いつの間に起きたんですか)

小梅「わ、わーい」

美玲「……」

P「…」

美玲「…」

美玲「わ、わーい…」

P「…」グッ

美玲「無言でガッツポーズはやめろ」

57: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:33:09.97 ID:UQJpdmwLo

美玲(あーなんだこれ…なんだこれホント…)グルグル…

P「仁奈はなにが食べたい?」

仁奈「えっと」

仁奈「えへへ。みんなと一緒ならなんでもいいですよ!」ニパッ

P「…そっか」

仁奈「はい!」

みく(仁奈チャンはいい子だにゃー)コソ

楓(そうね)フフ

58: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:37:02.86 ID:g/dxzUuDO

P「よし。じゃあどこか適当なファミレスにでも行こう」

「「「「はーい」」」」ニャ!


・・・・・


仁奈「…」

P「?」

P「仁奈。行くぞー」

仁奈「あ…はい」トテトテ

P「…どうかしたか?」

仁奈「…いえ」

59: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:41:09.61 ID:UQJpdmwLo

仁奈「今日はいつもと違うみんなでごぜーますね」

P「……」

仁奈「あ、べつに、それでも仁奈はたのしーですよ」

仁奈「だから、えっと…たのしーです!!」

P「変わってないな」

仁奈「あれ?」

60: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:44:38.25 ID:g/dxzUuDO

P「……」

仁奈「…その、あと、えと…」ワタワタ…

P「…」クス


ぽん


仁奈「わぷ」

P「よしよし」

P「仁奈だって、たまにはわがまま言ったっていいんだぞ」

仁奈「……、」

仁奈「そうでごぜーますか?」

P「おう」

仁奈「……」エヘヘ

61: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:48:10.49 ID:UQJpdmwLo

仁奈「じゃあ…」

仁奈「今度はきっと、また、いつものみんなでご飯に連れてってくだせー!」ニパッ

P「おう。了解」

仁奈「約束ですよ!」

P「ああ」

P「…って、考えてみると仁奈との約束はこれで二つ目か。はは、仁奈は欲張りだなー、なんて」

仁奈「??」…フタツ?

仁奈「ね、ねえ、P。仁奈はいまの約束しか覚えてねーですよ?」グイグイ

P「そっか。まあ、べつにそれでいいよ」

仁奈「よ、よくねーです。気になっちまいますよ。ねーねー」グイグイ

P(可愛い)

62: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:51:14.92 ID:g/dxzUuDO

みく「おーい! 二人ともー早く来るにゃー。置いてっちゃうよー!」

P「車で行くんだから置いて行きようがないだろ」

みく「楓チャンが今日こそは峠を攻めると張り切ってるにゃ」

P「あの人に運転させると攻める=谷底へダイブになっちまうぞ! とめろとめろ!」ダッ

仁奈「あ、ま、待ってくだせー!」モフモフ


・・・・ぱたん

63: ※おまけがあります  ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:55:12.15 ID:UQJpdmwLo

P「仁奈」

仁奈「え?」

P「約束な。俺忘れっぽいから。代わりに覚えておいてくれ」

仁奈「…。はい! 分かりやがりましたよ! Pはしたかねーですね!」ヘヘー

P「うん。ありがとう」

P「じゃあ行くか」

仁奈「はい!」



・・・・・おしまい


64: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 11:59:05.62 ID:g/dxzUuDO


☆おまけ



がちゃ


輝子「た、ただいまー」フヒ



輝子「……?」



輝子「みんな寝てる…」キョロ

仁奈「むにゃ」モフピー

P「…ん…」コク

輝子「……、し、親友も、寝てるな」フヒ

輝子「……」フヒヒ

輝子「ね、寝込みを襲うのは、よくない」ウン

輝子「……フヒ、いいんだよー。マイフレンドはたくさんいるよー…」モゾ

輝子「……」ギュウ


輝子「…うん、これも、幸せ。マジで」

輝子「…………」フヒ

輝子「お、お疲れ親友。ひゃはっごーとぅーすりーぷだぜぇ…」サスサス

P「??」ウーン…

65: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 12:05:05.90 ID:UQJpdmwLo


がちゃ


幸子「戻りましたー …おや」



幸子「……カワイイボクが戻って来てもだれも起きないとは。みなさんよほどお疲れみたいですね」

幸子「…」チラ

P「……」コク…

幸子「…プロデューサーさんが寝てどうするんです。頼りないですねぇ」クス

幸子「……まあ、いつもそれだけ頑張っているということですか」

幸子「そういうことにしておいてあげましょう、ボクは優しいので」フフーン

P「……」

幸子「…」ナデナデ

幸子「?」

輝子「…………むにゅ」
キノコ「…」zz…

幸子「」ビクッ

66: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 12:09:06.14 ID:g/dxzUuDO

幸子「……」

幸子「し、輝子さん、なぜわざわざプロデューサーさんの机の下で…。というか、みなさんいるのにボッチですか」

輝子「」キ、キノコガイルカラ

幸子「…」ハア

幸子「仕方ないですねーまったく」


もぞ


輝子「?」zz…

幸子「…さすがに、二人は狭いですね…。まあいいや」ギュウ

輝子「ん…ぅ」モゾ

幸子「ふふ。ボクもボッチにしようたってそうはいきませんからね。寝苦しくても一緒に寝させてもらいますよ」

輝子「……くぅ」

幸子「……ぐぅ…」

輝子「……」フヒヒヒ

67: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 12:13:34.71 ID:UQJpdmwLo


がちゃっ


柚「ただいまーっ」


柚「…っと…。あれ…みんな寝てる」ワヘー

P「……」コク…

柚「……」Pサンモネテル…

柚「…へへ、珍しいなー…」

柚「とと、寝顔を撮っとかなきゃだね!」ケータイケータイ

P「……」

68: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 12:17:43.14 ID:g/dxzUuDO


ぱしゃっ


P「…?」ウーン

柚「うへへ…これはこれは…いいものが手に入ったカモ!」ヘヘー

柚「……」

P「…ん…」

柚「……」ナデナデ

P「……」ン…

柚「……」ニコ

柚「いつもお世話になっております」ナデナデ

P「…………」

69: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 12:21:53.17 ID:UQJpdmwLo

柚「…」

柚「…!」ピーン

柚「えと、だれも起きてないよね……」キョロキョロ

柚「……」

P「……」

柚「……」

柚「…えい」ダキ

P「ん」

柚「……」ギュー…

P「……ぅん」

柚「…おー……あれだね。意外と、がっちりしてるねえ。Pサンあなどりがたし」ムムー

P「……」ウーン…

70: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/18(日) 12:26:29.83 ID:g/dxzUuDO


ぱっ


柚「…ん」

P「……」

柚「てへ。こ、このくらいなら――い、いいよね?」

柚「うんうん。Pサンが寝てるところを見て手を出すなって方が無理だよね!」ウンウン

柚「……」

柚「あ、手を出すって、その、そういう意味じゃなくてね」テ、テヘ ワタワタ

柚「……。な、なにやってんだろアタシ」//ハハ…

P「……」

柚「…へへ」

柚「じゃー今日は帰ろっかな! Pサンお疲れ!」ニパッ

P「……」コク

柚「ん!」

柚「……」

柚「も、もう一回だけいいかな」テヘ エイッ

P「…」ウーン…

柚「えへへ…♪」スリスリ