2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:24:35 ID:y/vxn2pg
クリスタ「結婚しよう、ユミル」キリッ

ユミル「は!?」

クリスタ「…私じゃ、ダメかな?」

ユミル「そんな訳あるか!!」クワッ

クリスタ「ほんとっ!?」キラキラ

ユミル「(しまった。反射でつい…)いや、でもそれとこれとは…」アワアワ

クリスタ「…絶対、ユミルの事幸せにする。」ギュッ

ユミル「ちょっ、何でそんな真剣な顔してんだよ!」

クリスタ「ユミルに結婚しようって言われて、いろいろ考えたの。」トオイメ 


 

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:25:12 ID:y/vxn2pg
ユミル「(これは私のせいか?)」

クリスタ「ほかの人より、誰より、ユミルが大好きです//」

ユミル「(天使)」

クリスタ「だから結婚して欲しいの」

ユミル「待った。」ガシッ

クリスタ「ん?」

ユミル「同性同士は結婚できません。」

クリスタ「そこは何とかして…」

ユミル「何とかなる訳ないだろ…」ハァ

クリスタ「…けっこんできないの?」ウルウル 


4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:25:49 ID:y/vxn2pg
ユミル「あのさ、私もクリスタが大好きだよ。」

クリスタ「ユミル…///」

ユミル「だけど、その…結婚は冗談で言ってたっていうか」

クリスタ「冗談…私の心を弄んだの?」ウルッ

ユミル「だって無理だろ!」アセ

クリスタ「むり?」

ユミル「ほらっ、あれだっ!!子作りもできないしなっ!!」ハハハハ

クリスタ「孤児を養子として引き取ろう。二人で育てたら、もう私達の子供だよ」 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:35:23 ID:y/vxn2pg
ユミル「そそそそれに、世間の目とか」

クリスタ「それなら、誰にも会わないような所でひっそりと二人だけで暮らそう。」キリッ

ユミル「…クリスタ」

クリスタ「…嫌」

ユミル「クリスタ!」

クリスタ「聞かない!ユミルの言うことなんて聞いてあげない!」

ユミル「聞けって!!」

クリスタ「…」 


7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:40:48 ID:y/vxn2pg
ユミル「お前は普通に男と結婚して、幸せな家庭を作るべきだ」

クリスタ「…嫌だ。ユミルと一緒の方が幸せになれる。」

ユミル「私だって、本当はお前と結婚したいよ。」

クリスタ「ならいいじゃない!」

ユミル「ダメだろ?わかるだろ」

クリスタ「…」グズッ

ユミル「…ハァ」ワシャワシャ

クリスタ「か、髪グシャグシャになっちゃうよ…」ポロポロ

ユミル「…お前はさ、癪だけど誰か普通の男と結婚して、立派な家に住んで、立派に妻やって、クリスタにソックリな娘か息子が産まれて、立派な母さんになって…夫の帰りを待つ。それでいいんだよ。危険な所に出なくていい。幸せに普通に暮らせ。」

クリスタ「分かった、危険な所に行かない。調査兵団にも入らない。だからユミル結婚して」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:42:00 ID:y/vxn2pg
ユミル「話聞いてたか?」

クリスタ「聞いてあげないって言ったはずだよ」

ユミル「…わかったわかった。」

クリスタ「じゃあ!!」キラキラ

ユミル「お前が二十歳になって、その時でも私と結婚したいって思ってたら、嫁にもらってやるよ。」

クリスタ「…本当?」

ユミル「私が巨人に食われてなかったらの話だけどな。」 

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:45:30 ID:y/vxn2pg
クリスタ「巨人!!」

ユミル「どうした」

クリスタ「私たちの結婚は邪魔させないんだから!」フンス

ユミル「(結婚しよ)」

クリスタ「駆逐してやる…一匹残らず!!」

一応終わり 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:46:03 ID:y/vxn2pg
短いのでオマケ

―〇〇年後―

クリスタ宅

クリスタ「…」ポロポロ

クリスタ「…ユミル」グスッ

クリスタ「…っ」ゴシゴシ

クリスタ「…うぅ」ポロポロ

クリスタ「…馬鹿ぁ」ゴシゴシ 

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:46:43 ID:y/vxn2pg
クリスタ「…ユミルの大馬鹿野郎」ポロポロ

ユミル「おい、誰が馬鹿だって?」

クリスタ「ユミルッ!!」ガタッ

ユミル「また泣いてんのか」ナデナデ

クリスタ「おかえりなさいっ!」ギュッ

ユミル「ただいま」ギュッ

クリスタ「今日は遅くならないって言ってたのに…何かあったんだと思って…心配したんだからねっ!」ギュー

ユミル「ごめんごめん。」

クリスタ「許さないっ」

ユミル「え、ひどい。」 



15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/14(土) 15:48:55 ID:y/vxn2pg
クリスタ「一緒のベッドで寝てくれたら許す。」フンス

ユミル「あぁ、可愛いなぁ。もー。」ギュー

クリスタ「あははっ、ユミル苦しいよーっ」

ユミル「可愛い、さすが私の女神」

クリスタ「ご飯持ってくるから離してよーっ」

ユミル「やだ」ギュー

クリスタ「じゃあこのままキッチンに行こう?」フフフ

ユミル「…!?」ギュー

クリスタ「いっちに、いっちに」ヨタヨタ

ユミル「(なんだこれ)いっちに、いっちに…」ヨタヨタ

クリスタ「はい、とーちゃくっ♪」

ユミル「結婚しよ」

クリスタ「もうしてるよ?」
おしまい