2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:37:22 ID:tuMbpSTY
クリスタ「今日はいい天気ね。」
ユミル「ああ。」
サシャ「二人とも手伝ってくださいよぉ。」
クリスタ「ごめんね。//」
ユミル「クリスタと私の分まで干しとけ。お前は。」
クリスタ「もう!そんなこと言わないの!サシャ、すぐに手伝うね。」
サシャ「では、クリスタはこちらのカゴを!お願いします!」ド-ンッ
クリスタ「今日も沢山あるわね...。
さあ!がんばって干すわよー!」エヘヘ
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3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:38:09 ID:tuMbpSTY
ユミル「なあ、私も...高いとこのやつ...干そうか?クリスタ?」
クリスタ「ユミルは手伝わないんじゃ無かったの?」
ユミル「いじわる言わないでくれよ。」オロオロ
クリスタ「じゃあ、ユミルもお願いね。」ウフフッ
ユミル「ああ。///」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:39:11 ID:g0uHg9rw
コニー「こんなもんか?」
サシャ「ちょっと!コニー!芋の芽が残ってますよ!ちゃんととって下さい!」
ユミル「ったく、バカなにやらせてもバカだな。」ケラケラ
コニー「うるせぇな!男の料理ってのはこういうもんだ!」ムスッ
サシャ「当番なんですからちゃんとやりますよコニー。」
コニー「お前まで説教垂れんのかよ。あー、やめたやめた。」ポイッ
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:40:15 ID:QcIXowNk
コニー「こういう地味な作業より、
もっとこう、ばーっと派手な作業の方が天才の俺には向いてる。」ドヤッ
ユミル「やっぱりバカだ。」ケラケラ
ガチャガチャガチャ...
クリスタ「ちょっとコニー。途中で投げ出すの?」ショッキ、ハコビチュウ。
コニー「なんだよ。クリスタか。」
クリスタ「男子の中では野菜の皮剥き上手いと思うよ。がんばろう。最期まで。」ニコッ
コニー「///。そ、そうか?」
クリスタ「そうよ。」ウンウン、ニコニコ
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:41:13 ID:ei3u93wM
コニー「まぁ//そこまで言われちゃあ...投げ出すわけにはいかねぇな。///」
クリスタ「がんばってね。コニー。」ウフフ
ユミル「クリスタ、皿持とうか?」
クリスタ「大丈夫。これくらい平気よ。」
ガチャガチャガチャ...
サシャ「ちょっとコニー...。
なんだかだいぶ態度に差があるような気がするんですが?」ジー。
コニー「そんなことねぇに決まってんだろ///」
ユミル「てめえ...。私の天使に鼻の下伸ばしやがって。
明日の対人格闘の時、覚えとけよ。」ジー。
コニー「」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:43:02 ID:XJM1s1H6
パシュッ...キュイィィィ...
ザクッ!...ザクッ!...
ユミル「調子いいなクリスタッ!!」
クリスタ「うん!//」
ユミル「10番以内狙えるんじゃないか?この調子なら!」
クリスタ「それは無理だよ。他のみんなの方が立体起動上手いと思うよ。」
キュイィィィ...パシュッ...パシュッ...
ユミル「バカ言うな!クリスタだってしっかり出来てる!」
クリスタ「でも...」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:44:19 ID:myOjDQ.w
ユミル「お前はもっと自信を...危ないッ!!」
クリスタ「え...?」
バシッ!...バキッバキッ...
クリスタ「きゃあッ!!」
ユミル「クリスタァァッ!!」
パシュッ...キュイィィィ...
......ガシッ!!
ユミル「ハァ...ハァ...ヤバかった。」ヒヤアセ...。
ユミル「大丈夫か!?怪我は!?今すぐ医務室に...」
クリスタ「大丈夫...。これくらい平気。
ありがとう。ユミル。」ニコッ
クリスタ「...ごめんね。
私...こんなだから、ユミルに迷惑ばかりかけて...。」シュン。
ユミル「そんなこと無い!私は...」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:45:43 ID:tuMbpSTY
クリスタ「今日はひさしぶりの休日だよ。
ねぇ、ユミルも行こう?」ニコニコ
ユミル「そりゃあ何処へだってついていくさ。でも...//」
クリスタ「でも?」
ユミル「この格好...何とかなんねぇのか?クリスタ...。/////」
クリスタ「似合ってるよ!ユミル、スタイル良いし!」ニコニコ
ユミル「スカートは着ない主義なんだが。///」
クリスタ「たまには良いでしょう?」
ユミル「それに...クリスタサイズで私が着ると...丈が短いんだよ////」
クリスタ「いいじゃない!ユミル脚も綺麗だし。
さあ日が暮れちゃうよ。行こう。」
ユミル「///。...しょうがねぇなぁ。」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:47:16 ID:g0uHg9rw
クリスタ「ねぇ、ユミル。」
ユミル「なんだよ?」
クリスタ「私も死んだら、この沢山の星のひとつになれるのかな...。」
ユミル「どんだけ、乙女なんだよ?バカばかしい。」
クリスタ「アハハ...そうだよね。ごめんね。変なこと言って。」
ユミル「...お前は死なない。」
クリスタ「え...。」
ユミル「そんなことは私が許さない。」
クリスタ「...。」
ユミル「私が守ってやるよ。」
クリスタ「ユ...」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:48:41 ID:g0uHg9rw
ユミル「やったなッ!!成績上位に入ったぜッ!!」ハッハッハッ
クリスタ「なんで、ユミルが喜んでるのよ!もう///」
ユミル「お前ももっと喜べよ!」
クリスタ「本当に私なんかでいいのかな...。他にもっと優秀な人がいた筈なのに...。」
ユミル「クリスタ...。」
ガシッ...ガブカブ
クリスタ「んんーー!! 」ゴボゴボ
ユミル「素直に喜べよ!」オラオラ!
「ちょっと二人ともなにを...」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:50:39 ID:g0uHg9rw
クリスタ「そんなことが...。」
ユミル「...。」
クリスタ「じゃ...じゃあ今ここにいない人達は全員...」
コニー「ああ。」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ユミル「泣くなよ。クリスタ。」
クリスタ「だって...グスッ...ヒック」
ユミル「仲間の遺体を片づけるのは辛い作業だな。」
クリスタ「うん...グスッ...グスッ」
ユミル「お前がこうなっ...」
「私は...」
......... ...涙が枯れるまで......
ーーーーー
ーーーー
ーーー
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:52:01 ID:g0uHg9rw
クリスタ「グスッ...」ブルブル
ユミル「泣くぐらいならよしとけってんだよ。」
エルヴィン「よく恐怖に耐えてくれた...君達は勇敢な...」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
クリスタ「ーーー。ーーー。」
ユミル「私がここにいるのは全て自分の為なんだ。」
クリスタ「そっか。」
クリスタ「よかった。」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:53:48 ID:ei3u93wM
「お前...胸張って生きろよ。」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
クリスタ「ーー!!ーーーー!!」
クリスタ「もうこんなもんぶっ壊せ!!」
ユミル「!!」
...ゴゴゴゴ...ビキッビキッ...ゴゴゴゴ...
ユミル「生きたきゃつかまれ。」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:57:37 ID:ei3u93wM
ガリッ...バリッ...
ーーここまでか...。
グチャ...バリッ...バキッ...
クリスタ「まだ!」
クリスタ「私の本当の名前!!教えて無いでしょ!!」
ーーもう一度...お前に会いたかったよ。
ーーお別れだな。
ーーーーー
ーーーー
ーーー
16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 02:59:33 ID:QcIXowNk
「ユミル...」
「私の名前...」
「ヒストリアって言うの...」
ーー...そうか。
......ニコッ
ーーまた...
ーーお前と過ごせるんだな。
ーーヒストリア。
17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 03:00:34 ID:g0uHg9rw
終わりです。
ありがとうございました。
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