ピーチ「……マリオ」

マリオ「……なんですか？」

ピーチ「ありがとう……私を助けてくれて」

マリオ「！！」

ピーチ「貴方がクッパを倒して私を助けてくれなかったら……こうやって一緒に花火を見ることもなかったと思うの」

ピーチ「本当に……ありがとう」

マリオ「いやいや……スーパーヒーローとして当然のことをしただけですよ」

ピーチ「ねぇマリオ」

マリオ「なんですか？」

ピーチ「今回の冒険の話……私に聞かせてくれる？」

マリオ「冒険の話？」

ピーチ「ええ。 貴方の話、いつも聞いててとても楽しいの」

ピーチ「それに今回は……新しい仲間もいたんでしょ？」

マリオ「……ええ、いましたよ」

マリオ「物知りなやつから赤ちゃん、クッパの手下まで……」

マリオ「僕一人じゃここまで来れなかった……」

マリオ「だから仲間達には感謝の気持ちでいっぱいなんですよ」

ピーチ「……またいつかその人達と冒険できたらいいわね」

マリオ「そうですね」

マリオ「それに……ピーチ姫にも感謝しなきゃ」

ピーチ「……どうして？」

マリオ「あの技は……ピーチ姫がいたからできたんだ」

ピーチ「マリオ……」

マリオ「……ありがとう」

ピーチ「……どういたしまして」

マリオ「それにしてもいいでしょ？ 僕の家から見る花火は」

ピーチ「ええ……本当に」

マリオ「……ずっとこうやって見れたらいいですね」

ピーチ「そうね……所でルイージはどうしたの？」

マリオ「ああ、ルイージはパレードで先陣をきってる途中ですよ」

ピーチ「あのパレード……まだやってるの？ 確かお昼ごろにあったと思うけど……」

マリオ「長いですよね……」

マリオ「……所でピーチ姫」

ピーチ「何？」

マリオ「この花火始まって……どれぐらい時間経ちましたっけ？」

ピーチ「そうね……確か6時間ぐらいかしら」

マリオ「……」

マリオ「長ぇ！！！」

子ども「……」

母「まだマリオストーリーやってるの？ もう晩御飯の時間よ」

子ども「もうちょっと待って！！」

子ども「おかしい……普通はエンディングから画面が変わる筈なのに……全然画面が変わらない！！」

子ども「きっとこのまま待てば二週目とかある筈なのに……何かお楽しみ要素がある筈なのに！！」

子ども「……そうだ！！ リセットだ！！ リセットすれば！！」カチッ

子ども「これでクリアしたファイルを選べばきっと何か変化が……」

子ども「……」

子ども「またクッパと戦うのかよ！！」

～終わり～