1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:25:06.02 ID:ohfu9Ag40

~赤沢の家~


赤沢「適当なところに座って」

恒一「ここが赤沢さんの部屋かぁ。きれいにしてるんだね」

赤沢「当然」

鳴「お邪魔します」

望月「荷物ここにおいてもいいかな?」

赤沢「どうぞ」

勅使河原「ぜぇ…ぜぇ…。やっと着いた…」

引用元: 鳴「ちゃんとセーブしてたんだね」 


 

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6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:26:40.33 ID:ohfu9Ag40

赤沢「なんでいるの?」

勅使河原「お、俺だって、あんな中途半端なままじゃ……な」ハァハァ…

勅使河原「しかし、ここまでこいつを運んでやったのに、なんてこと言うんだよ…」ハアハア

赤沢「いいからさっさと準備して。私、飲み物とお菓子持ってくるから」

恒一「あ、お構いなくー」

スタスタ…

勅使河原「おーい! クリアしたら本当にコレ貰えるんだよなあ?」ゴソゴソ

望月「まさか本当にこのためにゲーム機買っちゃうなんて」

恒一「さすが赤沢さんだね」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:28:01.62 ID:ohfu9Ag40

恒一「それにしてもこれ、現実と共通点が多いだけにちょっとやりにくいな」

鳴「そう? 私は楽しいけど」

恒一「そっか、見崎が楽しいならいいかな…」





勅使河原「おわったぞー」

赤沢「おまたせ」ガチャ

望月「準備完了だね」

勅使河原「うっし、じゃあ始めるか」

恒一「うんっ」カチッ

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:29:07.65 ID:ohfu9Ag40

――――――


好感度

見崎鳴 8/10
赤沢泉美 8/10
綾野彩 7/10
多々良恵 6/10
???


恒一『ありがとう、お父さん』

明日は休日だ。

誰かを誘って遊びに行ってみようかな…?


――――――

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:30:25.02 ID:ohfu9Ag40

勅使河原「お、なんだ壊れる直前のデータじゃん」

恒一「細かくセーブしてたからね」

赤沢「さすが恒一くん。せっかく上げた私の好感度を下げたくなかったんだ?」

恒一「え? ま、まあね…」

鳴「あ、私の好感度が下がってる」

恒一「打ち間違えたんだって」

鳴「……」

望月「ちょ、ちょっと! ぼくの名前が消えてるんだけど!?」

赤沢「時間がないのよ」

望月「ええぇ…」

赤沢「全然進めてなかったからいいじゃない」

恒一「つ、つづけるよ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:32:55.06 ID:ohfu9Ag40

――――――


~土曜日~

今週の土曜は休校日だ。
しかし特に予定はない。

どう過ごそう?

1、鳴に電話する
2、明日から本気出す
3、一人で出かける

>>14

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:33:34.00 ID:c3LnoUMR0
1

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:37:24.73 ID:ohfu9Ag40

鳴に電話しよう。

Pip――

鳴『もしもし?』

すぐに出てくれた。

恒一『見崎、今日ひまかな? よかったら……』

…………。

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:41:09.20 ID:ohfu9Ag40

~夜見山市某所~


トコトコ…

とくに目的もなく二人で散歩中だ。

鳴『そういえば、榊原くんは夏休みどう過ごすの?』

恒一『それが全然決まっていなくて』

忘れてしまいそうだけど、そうなのだ。

ぜんぜん決まっていない。

鳴『ふうん。――私も、家族ごっこの日以外はぜんぜんだけど…』

やはり彼女の家庭は少し複雑らしい。

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:44:09.05 ID:ohfu9Ag40

恒一『そっか…。お互い暇だね』

鳴『……暇だね』

恒一『……』

鳴『……』

ちょっと訊いてみようか…。

恒一『あのさ、もし、夏休み……ぼくが見崎を遊びに誘ったら――』

恒一『誘いにのってくれるのかな?』

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:48:34.50 ID:ohfu9Ag40

鳴『……』

鳴『……いいよ』

恒一『え?』

鳴『だから――』タッ

いきなり走り出し、置いていかれる。

クルリ

鳴『ちゃんと誘ってね』

数メートル離れた所でこちらを振り返り、鳴が微笑った。

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:52:31.33 ID:ohfu9Ag40

~自宅~


Pipipip…

陽介『恒一か。暑いぞインドは』

恒一『そうみたいだね、じゃあ教えてよ』

陽介『おう。こんな感じだ』


好感度

見崎鳴 9/10
赤沢泉美 8/10
綾野彩 7/10
多々良恵 6/10
???


恒一『ありがとう、お父さん』

明日も休日だがどうしようか。

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:54:19.37 ID:ohfu9Ag40

~日曜日~


今日も特に予定がない。
しかし、せっかくの休日に部屋に篭っているのはもったいない気がする。

一人で散歩でもしてみよう。

…………。

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 17:57:12.27 ID:ohfu9Ag40

トコトコ…
トコトコ…

なにやら視線を感じる…。

トコトコ…
トコトコ…

恒一『……』ピタッ

ッ…

後をつけられているのかもしれない…。

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:01:10.02 ID:ohfu9Ag40

恒一(ちょっと、試してみるか)

恒一『…』ダッ

?『っ!』ダッ

恒一『…』ピタッ

走ると見せかけて走らなかった。

?『――!?』タタッ

?『きゃんっ!』ビタンッ

恒一『ん?』クルッ

女の子がうつ伏せに倒れている。

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:04:54.56 ID:ohfu9Ag40

恒一『だ、大丈夫ですか?』

手を貸そうと駆け寄った。

?『あ、いや…』ムクッ

恒一『あれ――小椋さん…だよね?』

かかったのはクラスメイトの小椋だった。

恒一『大丈夫?』

手を引いて助け起こす。

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:09:27.55 ID:ohfu9Ag40

小椋『あ、ありがと…』

自らの手をまじまじと見ている。

恒一『手、怪我したの?』

小椋『えっ? あ、ううん、そうじゃない!』

恒一『そう?』

彼女が後をつけていたのだろうか?

小椋『ゴホンッ。こんなところで会うなんて奇遇ね、榊原くん』

1、そうだね
2、……

>>44

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:12:02.42 ID:0bvz4Ogh0
2

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:15:58.93 ID:ohfu9Ag40

恒一『……』

小椋『榊原くん?』

恒一『……』

小椋『あの…』

恒一『……』

小椋『あー……じ、実はすこし前から榊原くんには気づいてたんだけど…』

恒一『……』

小椋『声かけるタイミングとか窺ってたら…ね』

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:18:21.29 ID:ohfu9Ag40

恒一『……』

小椋『な、なんか言ってよ…』

恒一『……』

小椋『あ……うぅ…』

顔が赤い。
もういいだろう。

恒一『小椋さんはどうしてここに?』

小椋『へ? あ、うん!』パァアア

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:21:52.87 ID:ohfu9Ag40

小椋『って、特に目的があるわけじゃないの』

小椋『家にいるのが嫌だったというか……』

恒一『どうして?』

小椋『それは……まあ、気にしないでよ』

恒一『あぁ……なんか、ごめん』

なにか事情があるのだろう。

小椋『ううん。だから今は……散歩かな?』

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:25:34.97 ID:ohfu9Ag40

恒一『そっか。じつはぼくも散歩中なんだ』

恒一『よかったら一緒にどうかな?』

小椋『いいの!?』

恒一『う、うん。退屈だったし……』

小椋『わ、私もちょうど退屈だったし、いいよ?』

恒一『あはは。ありがとう』

小椋と夜見山市内を歩き回った。

…………。

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:29:09.65 ID:ohfu9Ag40
~自宅~

Pipipipi…

陽介『おう恒一か。暑いぞインドは』

恒一『他にいうことないの?』

陽介『そんなこといわれても、暑いものは暑い』

恒一『…もういいや。早く教えて』

陽介『はいはい』


好感度

見崎鳴 9/10
赤沢泉美 8/10
綾野彩 7/10
多々良恵 6/10
小椋由美 6/10

恒一『うん。ありがとう、お父さん』

明日からまた学校だ。


――――――

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:31:16.50 ID:ohfu9Ag40

赤沢「また増えた…」

恒一「小椋さんで最後かな?」

勅使河原「だろうな。全部埋まったみたいだし」

望月「次の日から学校だね」

鳴「私を最優先で」

赤沢「勝手なこと言わない!」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:38:36.28 ID:ohfu9Ag40

――――――


―翌日―


夏休みまでもう少しだ。
みんなとは仲良くなれているような気がするけど、実際はどうなのだろう?

少し不安を抱えつつ登校した。



~昼休み~


誰と過ごそう?

1、鳴
2、赤沢
3、小椋

>>61

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:39:52.77 ID:c3LnoUMR0
3

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:47:49.07 ID:ohfu9Ag40

恒一『小椋さんって、どういう人が好みなの?』

小椋『――は?』

恒一『あんまりそういう話をしたことがなかったからね。ちょっと気になって…』

小椋『す、好きな人ってこと?』

恒一『好きな人って言うか、理想の人、かな?』

小椋『そ、そう……。そうねぇ……』チラッ

恒一『?』

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:53:04.53 ID:ohfu9Ag40

小椋『え、ええっと、まずは――』

小椋『やさしい人』

小椋『あと、都会の人ってのもあこがれるかな…』

恒一『へえぇ?』

小椋『それで、あまり空気読まずにいろいろ質問してきたり』

小椋『責任感が強かったりするところも……好きだよ』

恒一『えっ』

小椋『ああっ――そうじゃなくて!』

小椋『ん…んん』コホンッ

小椋『とにかく、そんな人』

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:56:07.49 ID:ohfu9Ag40

恒一『そ、そうなんだ』

小椋『うん…』チラッチラッ

恒一『そういう人が理想なのか…』

1、見つかるといいね
2、その幻想をぶち殺す!

>>70

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 18:58:23.51 ID:ENreO2j50

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:04:09.85 ID:ohfu9Ag40

恒一『その幻想をぶち殺す!』

小椋『えっ』ビクッ

恒一『小椋さん、そんな人やめておきなよ』

小椋『ど、どうしてそんな言うの?』

恒一『そんな人いないよ』

小椋『はあ? 結構いると思うけど?』

恒一『いないよ!』

小椋『いるもん!』

恒一『たとえば?』

小椋『さ――』

恒一『さ?』

小椋『~~~っ、もういい!』

機嫌を損ねてしまったようだ…。

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:10:13.05 ID:ohfu9Ag40

~放課後~


今日はどうしよう?

1、演劇部の見学にいく
2、多々良と帰る

>>76

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:10:53.59 ID:ENreO2j50

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:20:07.43 ID:ohfu9Ag40

演劇部の見学に来た。

恒一『へえ、こんなに本格的な道具があるんだ』

赤沢『すごいでしょ?』

普段は目にすることのない衣装や道具がそこら中にある。

小椋『榊原くん?』

綾野『あれぇ? どうしてこういっちゃんが?』

恒一『あ、小椋さんに綾野さん』

赤沢『ちょっとね。私が見学してみないかって誘ったの』

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:25:16.22 ID:ohfu9Ag40

綾野『おお、じゃあこのまま入部?』

恒一『いや、流石にそれは。もう三年生だし…』

赤沢『そんなの気にしなくていいわよ』

小椋『そうだよ』

恒一『ううん。やっぱりここを乱すようなことはしたくないから、遠慮しておくよ』

赤沢『そう。ま、期待はしてなかったけど』

綾野『えー』

赤沢『じゃあ今日は飽きるまで見学していってね』

恒一『うん、そうさせてもらうよ』

練習が終わるまで演劇部の見学をした。

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:29:08.69 ID:ohfu9Ag40

~下校~

恒一『すごいね三人とも。まるで別人だったよ』

赤沢『別の人物にならなきゃいけないからね。あれくらいは当然』

小椋『でも、今日の泉美はちょっとやりすぎだったよ』

綾野『こういっちゃんの前だからはりきっちゃったかな?』

赤沢『そ、そんなわけないっ。いつも通りだった』

綾野『そうですか』ニヤニヤ

赤沢『そうよ』

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:32:28.69 ID:ohfu9Ag40

恒一『あはは…。――そういえば、綾野さん、前にそんなこと言ってたね』

綾野『え? ……ああ、あの時か。そうだったね』

赤沢『?』

小椋『?』

綾野『そうだ。ずっと言わなきゃ、って思ってたんだけど……今、言っておくね』

綾野が回り込んできた。

綾野『こういっちゃん、あの時、助けてくれてありがとう』

綾野からお礼を言われた。
ガラスが倒れてきたときのことだろう。

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:35:00.17 ID:ohfu9Ag40

恒一『ううん。綾野さんが無事でよかったよ』

綾野『こういっちゃん……』

綾野『えへへ。――ありがとっ』

赤沢『……』

小椋『……』

そのまま4人で下校した。

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:45:22.70 ID:ohfu9Ag40

~自宅~


恒一『お父さん、もうこの会話カットでいいよ』

陽介『……』


好感度

見崎鳴 9/10
赤沢泉美 8/10
綾野彩 8/10
多々良恵 6/10
小椋由美 6/10


恒一『ありがとうお父さん』

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:48:21.16 ID:ohfu9Ag40

―翌日―





~昼休み~

昼休みになった。
今日は誰と過ごそう?

1、鳴
2、赤沢
3、綾野
4、多々良
5、小椋

>>90

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:48:47.66 ID:atr42sLh0
4

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:55:09.62 ID:ohfu9Ag40

~教室~


多々良『榊原くんは、どんな女性がタイプなんですか?』

恒一『好きなタイプかぁ』

恒一(って、昨日ぼくが小椋さんにした質問じゃないか…)

……。

教室が静まり返っているような気がする…。

多々良『どんなことでもいいんです。教えてくれませんか?』

恒一『そ、そうだなあ…』

1、少し照れながら微笑む
2、小柄で色の白い子かな
3、強気で胸の大きい子かな

>>94

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:56:07.17 ID:fNikGW7A0

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 19:59:42.50 ID:ohfu9Ag40

恒一『小柄で色の白い子かな』

鳴『』ガタッ

多々良『そ、そうですか…』

多々良の表情が翳った気がする。

恒一『うん…』

多々良『そうなんだ…』

少し気まずく昼休みを過ごした。

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:02:09.78 ID:ohfu9Ag40

~放課後~


今日はどうしようか?

1、鳴と帰る
2、綾野に声をかける
3、多々良と帰る
4、小椋がこっちを見ている

>>104

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:02:55.50 ID:EYSoU0Wa0
1

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:06:52.65 ID:ohfu9Ag40

~下校~


恒一『それで勅使河原がまた……』

鳴『うん……』

いつもの帰り道を鳴と歩く。
しかし、今日の鳴はいつも以上に大人しい。

どうしたのだろう?

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:11:53.90 ID:ohfu9Ag40





別れ道だ。

恒一『それじゃあ見崎、またね』

鳴『えっ?』

様子が気にかかりつつも、自宅へ――

鳴『さ、榊原くん』

恒一『ん?』

鳴『榊原くんは……』

恒一『……ぼくは?』

鳴『……なんでもない。――またね』

恒一『あ…ああ、うん』

鳴を気にしつつ家に帰った。

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:16:23.15 ID:ohfu9Ag40

~自宅~


恒一『じゃあお父さん、今日もお願い』

陽介『おう』

好感度

見崎鳴 10/10
赤沢泉美 8/10
綾野彩 8/10
多々良恵 6/10
小椋由美 6/10

恒一『ありがとうお父さん』

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:21:15.90 ID:ohfu9Ag40

―翌日―

~登校~


鳴『榊原くん』

登校中、珍しく見崎に会った。

鳴『おはよう』

恒一『おはよう、見崎』

鳴『……』

恒一『……』

恒一『みさ――』

鳴『榊原くん』

恒一『え?』

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:24:15.22 ID:ohfu9Ag40

鳴『今日の放課後、空いてる?』

恒一『えぇっと……どうだったかな』

鳴『他に予定があるなら今日じゃなくてもいいの』

恒一『そ、そう?』

鳴『空いているときでいいから…一緒に帰らない?』

鳴は放課後一緒に帰りたいらしい。
覚えておこう。

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:27:28.69 ID:ohfu9Ag40

~昼休み~


今日は誰と過ごそう?

1、見崎
2、赤沢
3、綾野
4、小椋

>>117

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:27:57.14 ID:EYSoU0Wa0
1

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:38:08.44 ID:ohfu9Ag40

~屋上~


恒一『今日もパンなんだ?』

鳴『うん』チラッ

こちらの弁当が気になるようだ。

恒一『ふふ、今日は見崎のぶんもあるよ?』

鳴『え?』

恒一『前にぼくのお弁当、たくさん食べてくれたからね』

恒一『もしかしたら、そのパンだけじゃ足りないのかなって思って…』

鳴に小さめの弁当箱を差し出した。

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:39:38.65 ID:ohfu9Ag40

鳴『これは?』

恒一『ぼくが作ったやつ。食べていいよ』

恒一『ぼくには、おばあちゃんが作ってくれたのがあるから』

鳴『…ありがとう』

素直に受け取ってもらえた。

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:44:25.99 ID:ohfu9Ag40

鳴『……あ、私、箸もってない』

恒一『ああ、大丈夫だよ。――はい』

割り箸を渡した。

鳴『……』

恒一『いただきます』

バキィ!

恒一『!?』

鳴『折れちゃった…』

恒一『……』

鳴『……』

鳴に弁当を食べさせながら昼休みを過ごした。

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:53:48.58 ID:ohfu9Ag40

~放課後~


そういえば鳴が一緒に帰りたがっていた。

どうしよう?

1、鳴と帰る
2、綾野に声をかける
3、多々良と帰る
4、小椋がこちらを見ている

>>127

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:54:41.73 ID:h2UPcnSA0
1

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 20:59:44.96 ID:ohfu9Ag40

~下校~


恒一『……』

鳴『……』

いつもの帰り道を鳴と歩く。

今日の鳴もすごく大人しい。

本当にどうしたのだろう?





133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:02:03.10 ID:ohfu9Ag40

別れ道だ。

恒一『そ、それじゃあ見崎、またね』

鳴『――待って』キュッ

恒一『え?』

シャツの袖をつかまれた。

恒一『どうしたの?』

鳴『私の家……寄っていかない?』

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:07:55.98 ID:ohfu9Ag40

~鳴の家~


通されたリビングは相変わらず生活観が希薄だ。

鳴『はい』

恒一『ありがとう』

前と同じように缶の紅茶を手渡される。

恒一『霧果さん、お仕事中?』

鳴『うん…』

恒一『……』

鳴『……』

恒一『天根さんは、やっぱり下にいるの?』

鳴『うん…』

恒一『……』

鳴『……』

会話が続かない。

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:10:19.82 ID:ohfu9Ag40

恒一『見崎、どうしたの?』

鳴『……』

恒一『……』

鳴『……』

無言のまま鳴と過ごした。





140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:14:04.35 ID:ohfu9Ag40

外はもう暗くなっている。

恒一『そ、そろそろいい時間だから帰るね』

鳴『えっ、もう?』

恒一『もう――って…』

ガチャ

霧果『あら、榊原くん…ですよね?』

恒一『あ、はいっ、お邪魔してます』

霧果『毎度こんな格好でごめんなさいね』

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:17:41.67 ID:ohfu9Ag40

恒一『ああ、いえ、ぼくもう帰るところだったので』

霧果『そう? 少しお話したかったのだけれど、残念ね』

恒一『す、すみません…』

霧果『謝る事なんてないわ。またいらしてね』

恒一『はい』

鳴『……送ってきます』

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:22:25.44 ID:ohfu9Ag40


~公園~


いつかの小さな公園に来ていた。

恒一『……』

鳴『……』

鳴は無言でブランコに腰掛けている。

恒一(……よし)

ガシッ

鳴が座っているブランコに手をかけた。

鳴『え?』

恒一『えい!』

グイッ!

鳴が落ちないよう気をつけつつブランコを揺らした。

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:26:22.48 ID:ohfu9Ag40

鳴『さ、榊原くんっ?』

恒一『やっぱりこのまま帰るんじゃ、気持ち悪いからねっ』

加速度をつけて振り幅が大きくなっていく。

鳴『や、ちょっ…止め――』

恒一『じゃあ、なんで最近ずっと大人しいのか、言ってよ』

鳴『それは……』

恒一『そぉい!』

鳴『きゃっ、わ、わかったからっ。言うから……と、止めてっ』





147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:30:11.63 ID:ohfu9Ag40

恒一『はあ、はあ…』

やはり肺の調子が万全ではないらしい。
思いのほか疲れてしまった。

鳴『ふふ、いじわるするから』

恒一『はあ、はあ、見崎の、せいだよ』

鳴『……』

恒一『はぁ…はぁ…』





150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:34:40.01 ID:ohfu9Ag40

呼吸が整うまで待ってもらった。

恒一『それじゃあ、話してもらえる?』

鳴『……』

恒一『見崎?』

鳴『……』

鳴『榊原くんは、誰が好きなの?』

恒一『――え』

鳴『だれ?』

鳴がこちらに詰め寄ってくる。

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:38:24.59 ID:ohfu9Ag40

鳴『――誰?』

恒一『ぼ、ぼくは……』

いつの間にか互いの距離がゼロになっている。

鳴『だれ…?』

恒一『だれって――』

鳴『私はっ――』

恒一『うわっ!』

ドサッ

あっさり押し倒されてしまった。

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:44:55.84 ID:ohfu9Ag40

恒一『いたた…。みさ――っ』

ぼくの頭のすぐ横に両手をついて、鳴が覆いかぶさっていた。

恒一『見崎…?』

鳴『好きです』

恒一『っ…』

唐突に鳴が云った。

鳴『榊原くんが……好きです』

潤んだ隻眼がこちらを見つめている。

恒一『……』

鳴『嫌なの』

鳴『――榊原くんが、他の女の人と話しているのを見るのが』

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:48:20.06 ID:ohfu9Ag40

鳴『お母さんでさえ、嫌だった』

初めて鳴の表情がゆがんだ。
泣き出しそうな顔でこちらを見つめ続けている。

鳴『最初に仲良くなったのは私なのに…』

恒一(そんなこと、考えてたのか…)

鳴『だから……』

鳴『私のものに、なってください』

かすれた声で鳴が云った。

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:52:11.73 ID:ohfu9Ag40

鳴『……』

恒一『いいよ――』

恒一『ぼくも、見崎が好きだから』

鳴『っ!』

鳴の体重がすべて預けられた。





しばらく鳴と公園で過ごした…。


――――――

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:54:24.38 ID:ohfu9Ag40

恒一「うう…」カァァ

鳴「…」モジモジ

望月「いいなあ」

赤沢「この! 役立たず!」バシ!バシ!

勅使河原「うあああ! どっから昆布だした!? いてぇ!」

173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 21:57:51.38 ID:ohfu9Ag40

恒一「あ、エンディングだ」

望月「いつもの曲だね」

鳴「クレジットが…」

赤沢「……ぜんぶ千曳先生」

勅使河原「本当にひとりで作ってたのか…」

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:03:51.06 ID:ohfu9Ag40

――――――


―夏休み某日―


ぼくは鳴の家族と見崎家の別荘に来ていた。
数日前、いきなり鳴に彼女の父親を紹介された。
そこでなぜか気に入られたぼくは、一緒に来ないかとの誘いを受けたのだった。

バシャ

恒一『うわっ』

いきなり顔に水をかけられた。
目の前で水着姿の鳴が笑っている。

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:06:18.21 ID:ohfu9Ag40

恒一『なにする――』

今度は唇を重ねられた。

恒一『……どうしたの?』

鳴『人工呼吸』

恒一『はは、あれくらいじゃ溺れないよ』

鳴『ふふっ…』

鳴『――榊原くん』

恒一『ん?』

鳴『大好き』



―鳴END―

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:11:55.37 ID:ohfu9Ag40

――――――



恒一「お、終わった」

望月「おつかれさま」

鳴「パチパチパチ…」

勅使河原「好感度MAX状態で一緒に帰るとクリアだったみたいだな」

赤沢「恒一くんロード! はやく!」

鳴「もう充分だと思うけど?」

赤沢「見崎さんは黙ってて!」

赤沢「私のエンディングを見るまで終わらないわ」

赤沢「このゲーム機は私のなんだから、それくらいいいでしょ?」

恒一「わ、わかった…」 

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:16:17.18 ID:ohfu9Ag40

――――――


~放課後~


そういえば鳴が一緒に帰りたがっていた。

どうしよう?


2、綾野に声をかける
3、多々良と帰る
4、小椋がこちらを見ている

>>209

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:16:43.04 ID:iw5ynlIV0
4

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:22:50.12 ID:ohfu9Ag40

小椋『榊原くん、一緒に帰らない?』

恒一『え? ぼくはいいけど……小椋さん、部活は?』

小椋『今日はサボり』ニヤリ

恒一『あはは、ほどほどにね』

214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:29:03.27 ID:ohfu9Ag40

~下校~


小椋『ふふ、買い食いなんて久しぶり』

小椋はコンビニで買った菓子パンをぱくついている。

恒一『ぼくはあまりしないかな』

小椋『へえ、東京でも?』モグモグ

恒一『そうだよ』

小椋『ふうん。――ねえ、東京に住むってどんな感じなの?』

恒一『どんなって……そうだなあ――』

恒一『すごく便利だけど、ちょっと狭い感じ…かな』

216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:32:31.85 ID:ohfu9Ag40

小椋『狭い?』

恒一『うーん……これはちょっと、体験してみないとわからないかも』

小椋『……そっか』

クシャクシャ

食べ終わったパンの袋を丸めてゴミ箱に入れる。
ふとそこで、小椋の唇の端にパンの欠片が付いているのを見つけた。

1、指摘する
2、取ってあげる
3、放置

>>219

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:33:25.09 ID:RPr5wkH40

227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:37:44.22 ID:ohfu9Ag40

恒一『小椋さん、口についちゃってるよ』ヒョイ

小椋『あ……え?』

小椋『あ、ありがとう…』

恒一『はははっ』

小椋『なに笑ってるのよ』

恒一『小さな子供みたいで可愛かったよ?』

小椋『かわ――って、小さいってなによ!』

恒一『あははは』

小椋『笑うなー!』

小椋と楽しく下校した。

230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:39:47.79 ID:ohfu9Ag40

~自宅~


恒一『じゃあお父さん、今日もお願い』

陽介『おう』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 8/10
綾野彩 8/10
多々良恵 6/10
小椋由美 7/10


恒一『うん。ありがとうお父さん』

233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:43:33.88 ID:ohfu9Ag40

―翌日―





~昼休み~

さて、今日は誰と過ごそうか?

1、赤沢
2、綾野
3、勅使河原と屋上で取引だ

>>235

235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:44:03.92 ID:zGrN6Fiv0
2

240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:52:08.94 ID:ohfu9Ag40

~教室~


赤沢『いつまで落ち込んでるの?』

綾野『だってぇ…』ズーン

落ち込んでいる様子の綾野を赤沢が励ましている。
どうしたのだろう…。

恒一『どうしたの?』

赤沢『部活でね。彩がやりたかった役が別の人に決まっちゃったの』

恒一『ああ…。それは残念だったね』

綾野『うううぅぅ…』

242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:56:43.76 ID:ohfu9Ag40

恒一『あ、綾野さん?』

綾野『やっぱり、私がかわいくないからなぁ』

綾野『そうなのかな、こういっちゃん?』

悲しげに綾野がこちらを見ている。
目が少し赤い。

1、そうだね
2、かわいいよ
3、世界一かわいいよ!

>>245

245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 22:57:19.14 ID:RPr5wkH40

250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:02:51.98 ID:ohfu9Ag40

恒一『世界一かわいいよ!』

綾野『へ?』

赤沢『こ、恒一くん?』

恒一『ぼくは綾野さんのこと、世界一かわいいって思うよ』

綾野『こ、こういっちゃん……そこまで私のことを…』テレッ

赤沢『ムッ』

恒一『だから元気だしてよ』

綾野『う、うん……じゃあ――』

綾野『こういっちゃんがキスしてくれたら、元気になる…』モジモジ

恒一『え?』

赤沢『はあ!?』

254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:04:33.63 ID:ohfu9Ag40

綾野『こういっちゃん…』ウルウル

恒一『あ、綾野さん…』

赤沢『させるかぁあああ!』

綾野を励ました。
赤沢がいなければ危ないところだった…。

255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:08:40.86 ID:ohfu9Ag40

~放課後~


今日はどうしようか?

1、赤沢が話しかけてきた
2、綾野に話しかける
3、多々良と帰る

>>258

258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:09:05.14 ID:7X+Swbu10

260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:17:27.17 ID:ohfu9Ag40

~教室~


綾野『うーん…』

恒一『悩み事?』

綾野『うん。部活のことなんだけどね――』

綾野『次にやる演劇で、恋人のいる女の人の役ってのがあるんだけど』

綾野『私もできるようにしておかないとな――って…』

恒一『綾野さんがやるの?』

綾野『ううん。ちょっと先のことだから、配役はまだちゃんと決まっていないんだ』

綾野『候補ってとこかな』

恒一『なるほど……。それで何を悩んでるの?』

263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:22:28.99 ID:ohfu9Ag40

綾野『ああ…その……恥ずかしながら私、恋人なんていたことないんだよね』

綾野『だから、どう演じればいいのか上手くつかめなくて』

恒一『いままではどうしてたの?』

綾野『こういう役は初めてなの』

恒一『そうだったんだ……』

綾野『そういうわけなので、こういっちゃんにお願いがあります』

恒一『お願い?』

綾野『恋人になって』

恒一『……え?』

綾野『1回だけでいいからさ、ね?』

恒一『あ、え……その……ぼくでいいのかな?』

恒一(1回?)

265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:26:33.02 ID:ohfu9Ag40

綾野『大丈夫。こういっちゃんの演技力には期待してないから』

恒一『……演技?』

綾野『うん。とにかく、実際に男の人を相手に練習したいの』

恒一『あ……ああ、そうか。そういうことか…』

綾野『どう? お願いできる?』

恒一『うん…。いいよ…』

綾野『ホント!? ありがとう!』

綾野『それじゃ、時間があるときでいいからよろしく!』

演劇の練習に付き合うことを約束した。

266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:28:30.43 ID:ohfu9Ag40

~自宅~


恒一『じゃあお父さん、今日もお願い』

陽介『おう』

好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 8/10
綾野彩 9/10
多々良恵 6/10
小椋由美 7/10

恒一『ありがとうお父さん』

268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:31:38.31 ID:ohfu9Ag40

―翌日―





~昼休み~


はやくも昼休みだ。

今日は誰と過ごそう?


1、赤沢
2、綾野
3、多々良が手招きしている…
4、勅使河原と屋上で取引だ

>>270

270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:31:58.85 ID:RPr5wkH40

280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:38:56.27 ID:ohfu9Ag40

~教室~


赤沢『どう? もう夜見山には慣れた?』

恒一『学校と病院へは迷わず行けるようになったよ』

あと、鳴の家。

赤沢『…それだけ?』

恒一『正直に言うと、まだあまり把握できてないね』

281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:44:00.97 ID:ohfu9Ag40

赤沢『そうなんだ…。じゃあ休日はどうしてるの?』

恒一『家で本を読んだりしてるかな…』

赤沢『ひきこもり』

恒一『うるさいよ』

赤沢『ふふ。――じゃあ、たまには出掛けてみない?』

恒一『え?』

赤沢『私が案内してあげるから』

恒一『それは助かるけど、赤沢さん部活があるんじゃ…』

283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:48:50.66 ID:ohfu9Ag40

赤沢『夏休みなら時間があるわ。――そのかわり』

恒一『そのかわり?』

赤沢『勉強を教えてほしいの』

恒一『勉強を?』

赤沢『うん。行きたい高校があるのよ』

恒一『……わかった。ぼくのできる範囲でなら』

赤沢と夏休みの約束をした。 

286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:53:43.65 ID:ohfu9Ag40

~放課後~


今日はどうしよう?

1、赤沢の様子がおかしい気がする
2、綾野の練習に付き合おう
3、多々良と帰る

>>288

288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:53:58.58 ID:2Qs3ZIjs0
2

297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:04:32.30 ID:fBeu8nSP0

~空き教室~


綾野の練習に付き合うことにした。

綾野『はい台本。――じゃ、後ろ向いて』

恒一『うん』クルッ

綾野『そして、私が後ろから抱きつく』ギュッ

恒一『っ!』ドキッ

綾野『ふふ。台本どおりだよ?』

恒一『そ、そうだね』ペラッ

綾野『それじゃあ、いってみよう!』

練習が始まった。





299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:08:10.83 ID:fBeu8nSP0

恒一『……』

綾野『飛龍さんって、あったかいですね』

恒一『み、道沢さんもあたたかいですよ』

綾野『ずっとこうしていたいです…』

恒一『ぼぼ、ぼくだって…』

我ながらひどい演技だ。
背中に感じる綾野のぬくもりに緊張しっぱなし……ということを考慮しても、これはひどい…。

301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:14:32.76 ID:fBeu8nSP0

恒一(でも綾野さんはさすがだよなあ)

綾野『時間があっという間に……』

綾野は淀みなく台詞を読み上げていく。
これが演劇部の実力なのだろう…。

綾野『好です。…………好きだよ、こういっちゃん』

恒一『えっ?』

綾野『ふー』

恒一『うわああ!』

耳元で息を吹きかけられた。

綾野『えへっ♪』

恒一『あ、綾野さん! まじめにやってよ!』

全身が粟立ってしまった。

306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:23:33.12 ID:fBeu8nSP0

綾野『どう? ドキドキした?』

恒一『ドキドキって――』

よく見ると綾野の顔が赤い。

綾野『……』テレッ

……自分もそうなのだろうか?

恒一『と、とにかく、続けよう?』

綾野『はーい…』





308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:27:22.80 ID:fBeu8nSP0

綾野『よし、こんなもんかな』

恒一『や、やっとおわった…』

ひたすら抱きつかれていただけのような気がする…。

綾野『だいたいわかったよ。ありがとね、こういっちゃん』

恒一『役に立てたなら良かったよ』

309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:31:50.51 ID:fBeu8nSP0

綾野『それじゃあ、お、お礼に……』

そっと頬に両手を添えられた。

恒一『えっ』

綾野『じっとしててね…』

綾野の顔が近づいてくる……。

綾野『こういっちゃん…』

恒一『綾野さん…』

ガラッ

恒一『!?』

綾野『!?』

鳴『……』

鳴があらわれた。

314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:39:36.19 ID:fBeu8nSP0

鳴『なに……してるの?』

恒一『いや、なにって……』

綾野『あ! 部活始まっちゃう!』

綾野『じゃあねーこういっちゃん!』ダッ

恒一『え、え!? 綾野さん!』

タタタタ…

恒一『あぁ…』

鳴『……ねえ榊原くん、なにしてたの?』

恒一『……』

誤解?を解くのに1時間以上戦った。
ヘトヘトになりながら家に戻った。

319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:44:25.25 ID:fBeu8nSP0

~自宅~


恒一『うう…。じゃあお父さん、今日もお願い』

陽介『おう、どうした? なんかあったのか?』

恒一『ちょっとね……』

陽介『まあ……がんばれよ?』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 8/10
綾野彩 10/10
多々良恵 7/10
小椋由美 6/10


恒一『ありがとうお父さん』

323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:49:19.43 ID:fBeu8nSP0
見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 8/10
綾野彩 10/10
多々良恵 6/10
小椋由美 7/10

だった

325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:50:22.77 ID:fBeu8nSP0

―翌日―


今週の土曜は学校がある。
早く行かなければ…。


~登校~


綾野『こういっちゃーん!』

後ろから綾野が走ってきた。

恒一『おはよう綾野さん』

綾野『おはよ♪』

326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:54:24.03 ID:fBeu8nSP0

綾野『いきなりで悪いんだけど今日の放課後ってさ…』

恒一『放課後?』

綾野『……やっぱいいや! やはく学校いこ?』

恒一『う、うん…』

綾野は放課後用があるらしい。
覚えておこう。

329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:00:23.77 ID:fBeu8nSP0

~放課後~


そういえば綾野に何か言われていたような気がする…。

どうしよう?

1、赤沢の様子がおかしい気がする
2、綾野に声をかけよう
3、多々良と帰る

>>333

333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:01:07.46 ID:YBaciIdY0
2

339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:10:42.28 ID:fBeu8nSP0

~河川敷~


恒一『うーん、やっぱり4回以上は無理だなぁ』

部活が休みだという綾野と川に石を投げて遊んでいた。

高森くんを思い出す…。

綾野『こういっちゃん、夏休みはどうするの?』

恒一『さあ…。特にこれ言って決まった予定があるわけじゃないんだけど――』

恒一『ま、暇だろうから、誰かに声かけて遊んでもらおうかなって…』

342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:16:04.58 ID:fBeu8nSP0

綾野『誰かって?』

恒一『勅使河原とか、望月とか、見崎とか……かな?』

とりあえず、携帯持ちのクラスメイトをあげてみた。

比較的仲が良いクラスメイトだとも思っているし、携帯に電話できるから誘いやすいというのもある。

綾野『……』

恒一『……? あやのさ――』

綾野『えいっ』

ギュッ

恒一『えっ』

突然うしろから抱きしめられた。

343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:20:37.16 ID:fBeu8nSP0

綾野『じゃあさ、私と遊ぼうよ』

綾野『私とだけでいいよ』

恒一『あ、綾野さん?』

綾野『ふふ……』

綾野『きみが好きだよ』

綾野『私の王子様』

恒一『お、王子様って――』

綾野『えへへ、演劇部が言うと、ちょっと違うでしょ』

綾野『でも、本当にそう思ってるんだよ?』

綾野『いつもきみのことばかり考えてる』

347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:25:22.93 ID:fBeu8nSP0

恒一『……』

綾野『だから……不安なの』

綾野『こういっちゃん、モテるから』ギュッ

恒一『そんなこと――』

綾野『あるんだよ』

綾野『こういっちゃんのこと好きな人、結構いると思うんだ』

綾野『少なくとも、私はふたり知ってる』

恒一『えっ? だ、だれ?』

ギュウゥゥ!

恒一『ぐえっ』

352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:30:39.02 ID:fBeu8nSP0

綾野『そういうことはいま訊かないの』ムッ

恒一『ご、ごめっ…ちょっと……ちから弛めて…』

綾野『まったく』

恒一『…ごめん』

綾野『それで――どうなの…かな?』

綾野『私、告白したよ?』

恒一『……』

綾野の手に自分の手を重ねた。

綾野『…っ』

354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:34:25.75 ID:fBeu8nSP0

恒一『綾野さんが好きだよ』

綾野『……』

恒一『そんなにぼくのことを想ってくれて、すごくうれしい』

綾野『こういっちゃん…』

恒一『綾野さん――』

恒一『ぼくと、付き合ってください』

綾野『……も、もちろんだよっ!』ギュウゥゥ

恒一『ぐえっ! だ、だから……そんなに…』

綾野『こういっちゃーん♪』スリスリ


――――――

355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:36:26.61 ID:fBeu8nSP0

赤沢「彩…」ウルウル

恒一「綾野さん…」

鳴「今回だけは特別に許します」

望月「なんか暗くなっちゃったね」ヒソヒソ

勅使河原「まあ、しょうがねぇよ」ヒソヒソ

358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:41:18.06 ID:fBeu8nSP0

――――――


―夏休み某日―


夜見山市内のとある公園のベンチ。
ぼくはここで綾野に膝枕をしていた。

綾野『こういっちゃーん♪』スリスリ

恒一『あはは…』

少し足がしびれてきた…。

綾野『ね、キスして?』

突然、綾野が仰向けになり、ぼくを見つめながらそんな要求をしてくる。

恒一『ここで!?』

綾野『だめ?』

潤んだこの目は、やはり演技なのだろうか…?

361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:45:05.35 ID:fBeu8nSP0

恒一『し、しょうがないな……』

周囲を見回し、他に人がいないのを確認する。

恒一『ん』

綾野『ん…あっ』

いつ人がくるかもしれないという集燥感から、触れるだけのキスになってしまった。

恒一『これでいい――んむっ』

頭を引き寄せられ、今度は彼女のほうからキスされる。

恒一『……ん…ん』

綾野『ん……んふっ……』

長い……。

363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:50:18.69 ID:fBeu8nSP0

綾野『……ぷはっ』

綾野『こ、これくらいはしてくれないと』

恒一『う……ぁ…』

綾野『あれぇ? こ、こういっちゃん顔真っ赤だよぉ?』

恒一『あ、綾野さんだって……』

積極的なくせに…。
いつも彼女は自分でやっておきながら、自分で照れている。

綾野『あはは…今日も暑いね。飲み物買ってくるよ!』

膝から起き上がり、自販機へ駆けて行く。

恒一『逃げたな…』



―綾野END―

366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 01:56:32.27 ID:fBeu8nSP0

――――――


恒一「二人目終了ー」

鳴「どう? 浮気した気分は?」

恒一「な、なに言ってるんだよ見崎」アセアセ

鳴「…」プイッ

恒一「見崎っ!?」

望月「まあまあ、ゲームの中のことじゃない。見崎さんのルートだってそうだよ?」

鳴「…」

望月「…」

368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 02:03:44.04 ID:fBeu8nSP0

赤沢「なんで……なんで私にしないのよ!」

恒一「だ、だってこれくじ引きだし」

勅使河原「また壊すんじゃねえぞ?」

赤沢「わかってるわよ!」

赤沢「次こそは…」

望月「ま、まだやるの?」

鳴「もう外暗くなってきたよ?」

赤沢「ぁあ?」

376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 02:25:54.74 ID:fBeu8nSP0

恒一「あ、赤沢さん、ぼくもう眠いんだけど」

赤沢「え…」

恒一(な、何でそんな悲しそうな顔を…)

赤沢「あ、じゃあ泊まってく?」

鳴「!?」

望月「!?」

恒一「それはかなり魅力的な提案だけど…いいの?」

赤沢「もちろんっ」

鳴「私も泊まる」

望月「ぼくも」

勅使河原「じゃあ俺もー」

赤沢「……」

恒一「なんだか合宿みたいになったね」

赤沢「……そうね」

437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:17:42.00 ID:fBeu8nSP0

―翌日―


恒一「う……ん……」

恒一「暑い……」

恒一「…ん~」ムニュ

恒一「? ……ハッ」

鳴「スー…スー…」

赤沢「…うぅん」モゾモゾ

恒一「ど、どうして見崎と赤沢さんがぼくの布団にいるの!?」

441: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:24:21.06 ID:fBeu8nSP0





赤沢「ごめんなさい。寝ぼけちゃったみたいね」

鳴「私も」

恒一「そ…そうだったんだ?」

望月(白々しい…)

勅使河原(ばればれだっての)

443: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:32:54.47 ID:fBeu8nSP0





勅使河原「さて、飯も食ったし歯も磨いたし、再開するか」

恒一「うん――って赤沢さんは?」

ガチャ

赤沢「待たせたわね」

望月「あ、きたきた」

恒一「どこいってたの?」

赤沢「ちょっと回収するものがあったの」

鳴「回収?」

赤沢「じゃあ、始めましょうか」

赤沢「めざせ赤沢END!」カチッ

446: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:36:00.23 ID:fBeu8nSP0

――――――


~放課後~


そういえば綾野に何か言われていたような気がする…。

どうしよう?

1、赤沢の様子がおかしい気がする

3、多々良と帰る

>>448

448: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:36:51.50 ID:8tvge78C0

450: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:46:24.15 ID:fBeu8nSP0

~教室~


恒一『……赤沢さん?』

赤沢『なに?』

えらく機嫌が悪いらしい。
ここは退いておこう。

恒一『や、やっぱりなんでもない! じゃっ』

赤沢『待ちなさい』

恒一『はい』

できなかった。

451: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:51:43.25 ID:fBeu8nSP0

赤沢『恒一くん――』

赤沢『最近、随分とモテているみたいじゃない?』

恒一『え? そうかな…』

赤沢『私にはそう見えるけど?』

恒一『そんなことは――』

綾野『こういっちゃーん!』ギュー

綾野に抱きつかれてしまった。

赤沢『……身をもって証明してくれたわね』イライラ

恒一『あ、綾野さんっ』

452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:56:49.49 ID:fBeu8nSP0

綾野『ん~? どうしたの泉美』

赤沢『べつに…』

綾野『羨ましいならそう言えば?』クスッ

赤沢『な――!?』

恒一『ふ、二人とも、そろそろ部活始まっちゃうんじゃない?』

赤沢『くっ…』

恒一『じゃあぼくはこれで!』ダッ

赤沢『恒一くん!』

綾野『ああ、こういっちゃん!』

うまく逃げきれた。

赤沢『……』

綾野『……』

453: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 12:01:53.96 ID:fBeu8nSP0

~自宅~


恒一『お父さん。今日もお願い』

陽介『はいよ』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 9/10
綾野彩 10/10☆
多々良恵 6/10
小椋由美 7/10


恒一『ありがとうお父さん』ピッ

恒一『そういえば……』

恒一『赤沢さんにあんなこと言われちゃったし、ちょっと気をつけたほうがいいのかな?』

455: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 12:06:12.16 ID:fBeu8nSP0

―翌日―


今日は日曜日だが……また予定がない。

どう過ごそう?

1、自宅警備
2、適当に出かける

>>456

456: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 12:06:25.02 ID:qhLRSskq0
1

481: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 13:31:52.68 ID:fBeu8nSP0

恒一『本を読みながら自宅警備だ!』

恒一『……』

恒一『……』

恒一『……』ペラッ





恒一『……』

恒一『これじゃあいつもと変わらないじゃないよ!』

ピンポーン

……誰かきたようだ。

485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 13:37:46.00 ID:fBeu8nSP0

おばあちゃん『恒一ちゃん、お客さんだよー』

恒一『あ、はーい!』

恒一(……ぼくに?)





赤沢『こんにちは』

恒一『赤沢さん…』

訪ねてきたのは赤沢だった。
昨日のことがあるだけに少し気まずい。
……何の用だろう?

486: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 13:43:10.25 ID:fBeu8nSP0

恒一『どうし――』

赤沢『昨日はごめんなさいっ』ペコッ

恒一『っ…』

赤沢『あんな態度とっちゃって。――私が悪かった』

恒一『あ…いや……ぼく、べつに怒ってないから』

赤沢『本当?』

恒一『本当だよ』

赤沢『……そっか……よかった』ホッ

恒一(赤沢さんから謝ってもらえるなんて…)

488: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 13:46:59.52 ID:fBeu8nSP0

赤沢『それで、いきなりで悪いんだけど――』

赤沢『勉強おしえてくれないかしら?』

恒一『え』

赤沢に勉強を教えることになった。





赤沢『これは、どうすればいいの?』

恒一『ああ、それは前のページの(3)の解き方が途中まで使えるんだよ。だから……』

ついでに自分も勉強中だ。

490: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 13:51:42.85 ID:fBeu8nSP0

恒一『……そういえば、赤沢さんの行きたい高校ってどこなの?』

赤沢『恒一くんと同じところ』

恒一『……』

恒一『え……どうしてぼくと同じ?』

赤沢『知りたい?』ジッ

赤沢がペンを止めてこちらを見つめてきた。

恒一『う、うん……』

493: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 13:56:40.89 ID:fBeu8nSP0

赤沢『……』ジー

恒一『……』ドキドキ

赤沢『ふふ。――その内ね』

恒一『その内……』

赤沢『――うん』

赤沢と共に勉強した。
かしこさが上がった。

494: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 13:59:25.59 ID:fBeu8nSP0

~自宅~


恒一『お父さん。今日もよろしく』

陽介『おう』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 9/10
綾野彩 10/10☆
多々良恵 6/10
小椋由美 7/10


恒一『ありがとうお父さん』

明日からまた学校だ。
早く寝て明日に備えよう。

495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:02:58.55 ID:fBeu8nSP0

―翌日―


今日からまた一週間が始まる…。





~昼休み~


さあ、今日は誰と過ごそう?

1、赤沢
2、多々良
3、勅使河原と屋上で取引だ

>>498

498: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:04:31.95 ID:YBaciIdY0
3

502: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:12:37.95 ID:fBeu8nSP0

~屋上~


勅使河原『ほら、例のものだ』ヒソヒソ

恒一『無理言って悪かったね』ヒソヒソ

勅使河原から紙袋を受け取る。

袋の中身は、以前、勅使河原の家で一目惚れした思春期のお宝本だ。
これの代わりに、課題を3つ写させるという契約だった。

勅使河原『一応それであってるか確認してくれ』

恒一『うん』ガサガサ

507: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:19:13.37 ID:fBeu8nSP0

恒一『……確かに、これだよ』

表紙に写る、抜群のプロポーションをした女性が実に魅力的だ。

勅使河原『ちゃんと返すんだぞ?』

恒一『わかってるよ。ありがとう』

急いでカバンにしまった。

510: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:22:15.99 ID:fBeu8nSP0

~廊下~


小椋『あ、榊原くん』

恒一『おお、おおお小椋さんっ』

取引の直後に小椋に会ってしまった。

小椋『ん…どしたの?』

恒一『な、なんでもないよ?』

小椋『そう? で――』

小椋『カバン持ってどこ行ってたの?』

516: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:27:37.81 ID:fBeu8nSP0

恒一『え……ちょっと、ね』

小椋『ふうん?』

恒一『あはは…』

小椋『それ――なに入ってるの?』

恒一『べ、勉強道具に決まってるじゃないか』

小椋『それだけ?』

恒一『それだけ』

小椋『あやしい…』ジー

この本だけはどうにか死守しなくては…。

518: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:33:22.80 ID:fBeu8nSP0

小椋『んんー?』ジトー

ふと、先ほど見たお宝本を思い出した。

恒一『……』

目の前の小椋を観察してみる。

恒一『……』ジー

小椋『な、なに?』

……。

1、嘲笑する
2、励ます
3、だがそれがいい

>>521

521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:34:31.23 ID:YBaciIdY0
3

523: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:44:21.82 ID:fBeu8nSP0

恒一『だがそれがいい』

小椋『え?』

恒一『小椋さん!』

小椋『はいっ』ビクッ

恒一『ぼくは小椋さんみたいな人、好きだよ』

小椋『へ?』

恒一『すごく需要があると思うんだ』

恒一『もちろんぼくにも』ニコッ

小椋『な、何言ってんの!?』ドキッ

525: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:46:18.85 ID:fBeu8nSP0

恒一『じゃ、そういうことだから!』ダッ

小椋『ああっ、ちょっとー!』

タッタッタッ…

小椋『……』

小椋『え?』

うまく逃げきれた。

527: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:53:07.67 ID:fBeu8nSP0

~放課後~


うまくピンチを切り抜け放課後だ。

どうしよう?

1、赤沢に声をかける
2、多々良と帰る

>>530

530: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 14:54:16.51 ID:YBaciIdY0
2

536: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:03:37.09 ID:fBeu8nSP0

~下校~


多々良『あの、榊原くん。本屋さんに寄りたいのですが』

恒一『ああ、いいよ。何の本買うの?』

多々良『ちょっと、お料理の本を』

恒一『へえ、多々良さんって、料理するんだ?』

多々良『いえ、じつは全然できないんです』

多々良『でも覚えたいなあ、と思ってて…』

恒一『勉強中?』

多々良『――はい』

恒一『そっか……』

537: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:08:02.78 ID:fBeu8nSP0

恒一『迷惑じゃなかったら、ぼくが手伝おうか?』

多々良『え? 榊原くんって料理できるんですか?』

恒一『こう見えても前の学校では料理研究部だったんだよ』

多々良『そうなんですか!』

ギュッ

いきなり多々良が両手を握ってきた。

恒一『た、多々良さん?』

多々良『是非、私に教えてください!』

538: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:12:03.67 ID:fBeu8nSP0

恒一『う、うん。――ぼくでよければ』

多々良『あぁ…。ありがとうございます』

多々良『榊原くんが教えてくれるなんて…』

多々良はうれしそうに微笑んでいる。

恒一『う、うん…』

多々良『…』ニコニコ

手を握られたままだ…。

540: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:15:38.58 ID:fBeu8nSP0

多々良『…』ニコニコ

恒一『た、多々良さん、そろそろ手を…』

多々良『ハッ――ご、ごめんなさい!』バッ

多々良に料理を教えることになった。

多々良『ふふ、約束ですよ?』

542: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:19:18.47 ID:fBeu8nSP0

~自宅~


恒一『お父さん。今日もよろしく』

陽介『おう』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 9/10
綾野彩 10/10☆
多々良恵 7/10
小椋由美 8/10


恒一『ありがとうお父さん』

544: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:23:24.15 ID:fBeu8nSP0

―翌日―





~昼休み~


今日は誰と過ごそうか?

1、赤沢
2、みんなで遊ぼう

>>547

547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:24:44.41 ID:8tvge78C0

551: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:31:18.94 ID:fBeu8nSP0





弁当を食べ終わり、缶コーヒーに手をつけた。

赤沢『え、コーヒー…?』

恒一『はは、赤沢さんのおかげで少し飲めるようになったんだ』

赤沢『そ、そうなんだ…』

心なしか嬉しそうだ。

552: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:36:46.73 ID:fBeu8nSP0

赤沢『でも、それ甘すぎない?』

恒一『ん、そうかな?』

赤沢『私はそう思ったけど。そもそも、缶コーヒーはブラック以外どれもこれも甘すぎで……』

赤沢のコーヒー講義がはじまった。

すこしコーヒーに詳しくなった……気がする。

赤沢と楽しく昼休みを過ごした。

555: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:49:38.14 ID:fBeu8nSP0

~放課後~


今日はどうしようか?

1、赤沢に声をかける
2、多々良と帰る

>>559

559: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 15:51:21.39 ID:YBaciIdY0
2

561: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:03:36.55 ID:fBeu8nSP0

多々良と帰ろう。

……そういえば、料理を教える約束をしていた。


~多々良の家~


トントントン…

恒一『なんだ、多々良さん上手じゃない』

多々良『こういうのは得意なんですけど…』トントン…

多々良の包丁捌きはなかなかのものだ。
実は自分が教える必要はなかったのかもしれない…。

563: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:07:24.79 ID:fBeu8nSP0





恒一『ここで塩だね…』

多々良『はいっ』ファサー

恒一『ちょ、ちょっと多かったかな…』

多々良『え? ご、ごめんなさい』





恒一『次はみりんで――』

多々良『はいっ』トクトク…

恒一『ん? 多々良さん! それオリーブオイル!』

多々良『ええ?!』ゴトッ

恒一『ああっ、しょうゆが…』

多々良『ごめんなさいぃ!』

567: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:14:53.04 ID:fBeu8nSP0





恒一『……』

多々良『……』

すごいものが出来上がってしまった。
味もすごかった…。

恒一『も、もう一回つくろう!』

多々良『はい…』

568: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:24:09.41 ID:fBeu8nSP0





恒一『……』

多々良『……』

今度もあまり良い出来とはいえない。
が、先ほどのものよりはマシだろうか。

恒一『……もう一回、やってみよう』

多々良『はい…』

多々良と料理の特訓をした。
少し上達した……と思いたい。

570: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:25:46.30 ID:fBeu8nSP0

~自宅~


恒一『お父さん。今日もよろしく』

陽介『おう』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 9/10
綾野彩 10/10☆
多々良恵 8/10
小椋由美 8/10


恒一『ありがとうお父さん』

572: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:28:18.51 ID:fBeu8nSP0

―翌日―





~昼休み~


毎度のことながらあっという間に昼休みだ。
今日は誰と過ごそう?

1、鳴と過ごしていたが…
2、みんなで遊ぼう

>>575

575: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:28:46.10 ID:YBaciIdY0
2

579: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:40:16.62 ID:fBeu8nSP0





恒一(中3にもなってかくれんぼなんて――と、思っていたけど)

恒一『はあ、はあ…』

恒一(やってみると楽しいもんだなぁ)

さきほど鬼(風見)に見られたような気がする。
早く隠れなければ…。

582: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:45:44.41 ID:fBeu8nSP0

ガラッ

近くの空き教室に入ると少し大きめのロッカーが視界に入った。
あそこに隠れよう。

ガチャッ

恒一『あっ』

小椋『え?』

……先客がいた。
同じく彼女も参加者なのだが…。

584: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:49:16.34 ID:fBeu8nSP0

コツ…コツ…

恒一『まずいっ』

小椋『ちょっ――』

慌てて小椋がいるロッカーに入った。

バタン

風見『ここは…?』ガラッ

やはり風見だったようだ。

586: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 16:56:27.63 ID:fBeu8nSP0
恒一『……』

小椋『……』

恒一『……!?』

小椋『……ぁ』

小椋を抱きしめてしまっている!

恒一『……』

小椋『……』

僅かな隙間から差し込む光で、かろうじてお互いの顔が見える。
顔が近い…。

588: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:01:28.71 ID:fBeu8nSP0

恒一『……』ジー

小椋『……』ジー

なぜかお互いに目を離せない…。

小椋『――っ』

とうとう小椋が息を呑んだ。叫ばれるのだろうか? 
だが口を塞ごうにも狭くて手をもっていくことができない。

どうしよう?

1、見つかるわけにはいかない。口で塞ぐ
2、あきらめて目を閉じる

>>592

592: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:02:27.20 ID:wdJ9MyKd0
2だな

596: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:19:42.69 ID:fBeu8nSP0

全てをあきらめ、祈るように目を閉じた。

…チュッ

恒一『ん!?』

小椋『……ん』

唇に温かくやわらかい感触が……。

小椋『ん……んぅ……』

恒一『……ぅ』

しばらく動けなかった。





599: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:24:20.17 ID:fBeu8nSP0

ガチャ

風見はとっくにいなくなっていた。

恒一『……』

小椋『……』

非常に気まずい…。

恒一『えっと……おぐらさ――』

小椋『わ、私! 別のところに隠れるね!』ダッ

恒一『え――』

ガラッ!

タッタッタッ…

恒一『……どうしよう』

小椋とキスしてしまった。

601: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:30:36.41 ID:fBeu8nSP0

~放課後~


いろいろあったが放課後だ。
今日はどうしよう?

1、赤沢に話しかける
2、多々良に料理を教える
3、小椋がこちらを見ている

>>604

604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:31:51.21 ID:r+u4YsnV0
3

613: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:40:36.33 ID:fBeu8nSP0

小椋『榊原くん』

恒一『小椋さん…』

小椋『今日……部活終わるまで待っててもらえない?』

恒一『え?』

小椋『一緒に帰りたいから…』

昼休みのことで話があるのだろうか…。

恒一『……うん』

616: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:43:51.15 ID:fBeu8nSP0

~下校~


トコトコ…

恒一『……』

小椋『……』

会話がない…。

小椋『……』

スルッ

恒一『っ!』

小椋の指が手に絡んできた。

619: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 17:49:11.62 ID:fBeu8nSP0

ギュッ

恒一『ああっ』

小椋『っ!』

つい握ってしまった。どうすれば…。

恒一『……』

小椋『……』ギュッ

握り返されてしまった!

小椋『えへへ♪』ニギニギ

恒一『……』

手をつなぎながら下校した。

640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:40:13.45 ID:fBeu8nSP0

~自宅~


なんて日だったんだ…。

恒一『お、お父さん。今日もよろしく』

陽介『ん? おう』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 9/10
綾野彩 10/10☆
多々良恵 8/10
小椋由美 9/10


恒一『ありがとうお父さん』

644: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:42:22.12 ID:fBeu8nSP0

―翌日―





さ、昼休みだ。
今日はどうしよう?

1、多々良が笑顔で手招きしている
2、屋上で気分転換だ

>>647

647: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:42:45.79 ID:z4rIwG770
1

653: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:46:55.15 ID:fBeu8nSP0

~教室~


多々良『榊原くん榊原くん』

多々良が笑顔で手招きしている。
行ってみよう。

恒一『どうしたの?』

多々良『一枚選んで?』

目の前に3枚のカードが差し出された。
カタカナで人の名前?が書かれている。

恒一『これは?』

多々良『当りは1つだけだよ』

655: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:51:49.36 ID:fBeu8nSP0

恒一『え? いや、だからこれは何なの?』

多々良『いいからいいから♪』

教えてくれるつもりはないらしい。

恒一『……どれでもいいの?』

多々良『いいよ』

恒一『うーん…』

さっぱりわからない。
こうなったら当てずっぽうだ。

1、アガサ
2、ヴァン
3、エラリイ

>>656

656: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:52:13.73 ID:3NvJzxRx0
3

659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:54:57.97 ID:fBeu8nSP0

多々良『あ~あ、残念』

恒一『え? はずれ?』

多々良『うん』

恒一『それで?』

多々良『これだけだよ?』

恒一『え?』

多々良『もし当たってたら――』

多々良『ふふふ…』

恒一『……』

なんだったのだろう?
当たらなくてよかったような気もする…。

661: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:58:25.20 ID:fBeu8nSP0

~放課後~


さて、今日はどう過ごそうか?

1、赤沢に話しかける
2、多々良に料理を教える
3、小椋が話しかけてきた

>>663

663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 18:58:53.51 ID:iOT7DbDZ0
2

668: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:04:58.12 ID:fBeu8nSP0

~多々良の家~


恒一『手際はいいんだけど…』

多々良『うぅ…』

恒一『うーん…。多々良さん――』

恒一『調味料とかを使う前に、自分でよく確認したほうがいいね』

恒一『たぶん本ばかりに目がいって、注意がそれちゃってると思うんだ』

多々良『うん…』

670: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:09:24.44 ID:fBeu8nSP0

恒一『だから、本はもう見ない』パタン

本をしまった。

多々良『ああ…』

恒一『ぼくが全部教えるから』

多々良『榊原くんが…?』

恒一『うん。だからもう一回やってみよう?』

多々良『……うん』コクッ





676: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:14:49.35 ID:fBeu8nSP0

出来上がった料理はなかなかのもの……に見える。
問題は味だ。
自分が見ていた限り、問題はないと思うのだが…。

多々良『…』ソワソワ

恒一『ゴクリ…』

思い切って箸を口に運んだ。

パクッ

モグモグ…

恒一『……おいしい』

多々良『え』

677: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:19:25.76 ID:fBeu8nSP0

恒一『はい』

多々良の口に箸を運んだ。

恒一『食べてみて?』

多々良『あっ……うん』

パクッ

恒一『どうかな?』

多々良『……おいしい』

恒一『よかったね』ニコッ

多々良『う、うん! ありがとう恒一くんっ』

678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:25:23.66 ID:fBeu8nSP0





恒一『でも多々良さん、どうして料理なんて覚えたいの?』

多々良『うーん、とくに理由らしい理由があるわけじゃないけど』

多々良『楽しいから、かな?』

恒一『あ、ぼくといっしょだね』

多々良『恒一くんも?』

恒一『うん。まあ、始めたきっかけは違うんだけどね』

恒一『でもあまり同い年の人に、料理好きな人っていないんだよね』

恒一『見崎なんて、まるで作る方には興味なさそうだったし』

多々良『見崎さんが?』

679: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:30:23.51 ID:fBeu8nSP0

恒一『はは、レトルトを温めるくらいなんだって。まあ、見崎らしいけど』

多々良『……見崎さんと、仲良いんだね』

恒一『そうかな?』

多々良『そうだよ…』

多々良『見崎さん、あまり自分から他人に関わろうとしない子だったのに…』

恒一『うーん。まあ、確かにそんな感じがするけど、いい子だと思うよ?』

681: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:33:43.12 ID:fBeu8nSP0

多々良『そうなんだ…』

恒一『そう思うけど…』

多々良『……』

恒一『……』

多々良『……』

恒一(……あれ?)

微妙な空気の中で多々良と過ごした。

682: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:37:59.93 ID:fBeu8nSP0

~自宅~


恒一『好感度は、っと』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 9/10
綾野彩 10/10☆
多々良恵 9/10
小椋由美 9/10

686: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:42:04.47 ID:fBeu8nSP0

―翌日―


そろそろ大詰めだ。
特に放課後は慎重に行動しよう。





~昼休み~


今日はどう過ごそう?

1、鳴と過ごしていたが…
2、気分転換に屋上へ

>>696

696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:43:29.53 ID:/IaZRIvN0
2

700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:48:32.66 ID:fBeu8nSP0

~屋上~


恒一『あ』

小椋『あ』

屋上に小椋がいた。

恒一『お、小椋さんもいたんだ』

小椋『まあね…』

恒一『……』

小椋『……』

小椋『こっち……来なよ』

恒一『う、うん…』スタスタ

705: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:54:21.90 ID:fBeu8nSP0

恒一『……』

小椋『……』

やはり会話がない…。

小椋『…』ススス…

ピトッ

恒一『っ!』

密着された。

小椋『…』コテン

さらに頭を肩に乗せられてしまった。
これでは動けない。

恒一『……』

小椋『~♪』

このまま昼休みを過ごした。

712: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:59:07.77 ID:fBeu8nSP0

~放課後~


今日はどうしよう?

1、赤沢に声をかける
2、多々良に料理を教える
3、小椋に声をかけられた

>>715

715: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 19:59:35.00 ID:8tvge78C0
しばらくぶりの赤沢さんのターン


726: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:04:32.30 ID:fBeu8nSP0

恒一『失礼しましたー』ピシャ

職員室での用事を済ませ、いざ帰ろうというとき、前を歩いている赤沢を見つけた。

恒一『赤沢さーん』

赤沢『……』

恒一『あれ? 赤沢さん』ポン

赤沢『え? ……ああ、恒一くん』

様子がおかしい。

恒一『赤沢さん――』

赤沢『そうだ、恒一くん……いっしょに帰らない?』

729: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:07:52.25 ID:fBeu8nSP0

恒一『え、部活は?』

赤沢『今日は……お休み』

やはり心配だ…。

恒一『じゃあ、帰ろうか?』

赤沢『…うん』

734: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:13:29.36 ID:fBeu8nSP0

~下校~


恒一『赤沢さん大丈夫?』

赤沢『はぁ……大丈夫』

そう言う赤沢はフラフラだ。
これは…。

恒一『赤沢さん、ちょっとごめん』

赤沢の額に手を当ててみた。

赤沢『んー…?』

恒一『……やっぱり。すごい熱だよ、具合悪いんでしょ?』

赤沢『そうかも…』

735: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:17:56.83 ID:fBeu8nSP0

恒一『部活休んだんだね』

赤沢『行ったんだけど……彩にすぐ見つかっちゃって…。はぁ…』

赤沢『迷惑…かけたくなかったんだけど…』

恒一『そっか…』

やはり見た目通り強い人なのだろう。
一緒に帰ろうと誘ってくれたのは、少しは信頼されているからなのだろうか…。

恒一『自宅の電話番号は? 迎えに来てもらおうよ』

赤沢『ううん。今の時間は……家に誰もいないの』

737: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:22:09.26 ID:fBeu8nSP0

恒一『じゃあ…』

赤沢の前に回りこみ、その場にしゃがんだ。

恒一『はい』

赤沢『?』

恒一『おんぶしていくから、赤沢さんの家に案内してよ』

赤沢『え? でも…』

恒一『いいから。――さ、乗って』





説得には数分を要した…。

739: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:26:44.09 ID:fBeu8nSP0

赤沢『重くない?』

恒一『それなりに、重い』ハァハァ…

女の子とはいえ、人ひとりを背負っているのだ。
これは思った以上に重労働だ。
さらに背中に感じる弾力がすさまじい。

恒一『はあ…はあ…』

赤沢『気遣い、ゼロね』

恒一『胸も思いっきり、押し付けられちゃってるなあ』

赤沢『うぅ…』

恥ずかしいのか言い返す気力がないのか、赤沢は大人しい。

740: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:32:56.19 ID:fBeu8nSP0

赤沢『……容赦ないのね』

恒一『はあ、はあ…せっかく赤沢さんが弱っているんだから…っ、仕返ししておかないとね』

赤沢『……いじわる』

恒一『はは…』

赤沢『……』

恒一『はあ…はあ…』

赤沢『……すき』

恒一『えっ――』

赤沢『そこ、左ね』

恒一『あっ、ああ、うん』

汗だくになりながら赤沢を家まで送った。

748: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:42:20.59 ID:fBeu8nSP0
~自宅~


恒一『好感度はどうなってるかな、っと』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 10/10
綾野彩 10/10☆
多々良恵 9/10
小椋由美 10/10

750: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:49:16.54 ID:fBeu8nSP0

―翌日―


今週の土曜は休日だが…。

1、赤沢から電話が
2、多々良に料理を教えに行こう
3、小椋から電話が

>>752

752: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:49:40.32 ID:ImvRXV4O0
2

756: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 20:55:07.27 ID:fBeu8nSP0

~多々良の家~


多々良『…』トントントン…

多々良の持つ包丁から小気味良い音が聞こえてくる。

多々良『…』トントントン…

しかし今日の多々良はどこか上の空だ。
大丈夫だろうか…。

恒一『多々良さん、ちょっと細かすぎじゃないかな?』

多々良『え? あっ――』

ザクッ

760: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:00:30.31 ID:fBeu8nSP0

恒一『!』

多々良『っ…』

手元が狂ったのか包丁で指を傷つけてしまったようだ。
傷口が赤く染まっていく。

1、救急箱を取ってくる
2、緋色の囁き

>>761

761: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:00:43.48 ID:YBaciIdY0
1

765: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:07:05.50 ID:fBeu8nSP0

恒一『多々良さん!』

多々良『あっ』

恒一『救急箱もってくるよ! どこにあるの?』

多々良『廊下を出てすぐの棚に…』

恒一『わかった』ダッ

救急箱を探しにいった。





766: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:11:19.64 ID:fBeu8nSP0

恒一『傷は深くないみたいだけど、念のため今日の特訓は中止にしておこう』

多々良『ごめん、せっかく来てもらったのに…』

恒一『ううん。大事にならなくてよかったよ』

恒一『多々良さんの手、きれいだからね』

多々良『えっ? あ、ありがとう…』

多々良『……』

恒一『……』

多々良『手、握ってみる?』

恒一『え?』

774: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:17:17.46 ID:fBeu8nSP0

多々良『な、なんでもない…』

恒一『……』

ギュッ

多々良『あ……』

恒一『ちょっと、冷たいね…』

多々良『……恒一くんは、あったかいね』

土曜を多々良の家で過ごした。

776: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:19:56.89 ID:fBeu8nSP0

~自宅~


恒一『好感度はどうなっているかな?』


好感度

見崎鳴 10/10☆
赤沢泉美 10/10
綾野彩 10/10☆
多々良恵 10/10
小椋由美 10/10


すごいことになってきたが…大丈夫だろうか?

784: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:24:46.73 ID:fBeu8nSP0

―翌日―


日曜はあいにくの豪雨だ。
何かの前触れだろうか…?

こんな日は家に引きこもっているに限る。

788: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:26:41.87 ID:fBeu8nSP0

―翌日―


少し早く目覚めてしまった。

外は快晴だが……なにやら嫌な予感がする。

どうしようか?

1、早めに登校しておこう
2、気のせいだろう

>>789

789: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:26:48.37 ID:YBaciIdY0
1

793: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:31:06.18 ID:fBeu8nSP0

早めに登校しておこう。





~登校~


赤沢『恒一くん』

恒一『あ、赤沢さん』

赤沢『おはよう』

恒一『おはよう。もう熱は下がった?』

赤沢『おかげさまでね。――よくもやってくれたわね』 ニヤリ

恒一『あ……あはは…』

795: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:33:35.54 ID:fBeu8nSP0

赤沢『冗談よ』

赤沢『恒一くんは、今日の放課後ってなにか予定ある?』

恒一『えーっと……今のところなかったと思うけど?』

赤沢『そっか。じゃあ、何も予定が入らなかったら声かけてね』

赤沢は放課後に用があるらしい。
覚えておこう。





797: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:37:03.74 ID:fBeu8nSP0

~休み時間1~


多々良『恒一くん』

恒一『あ、多々良さん。どうしたの?』

多々良『今日の放課後って、何か予定ある?』

恒一『放課後?』

多々良『ちょっと……一緒に帰れたらなって思って』

多々良『ああ、他に予定があったら別にいいんだ』

恒一『そう?』

多々良は放課後一緒に帰りたいようだ。
覚えておこう。

802: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:41:22.79 ID:fBeu8nSP0

~休み時間2~


小椋『さ、榊原くん』

恒一『小椋さん…』

小椋『今日の放課後……暇?』

恒一『う、うん……たぶん』

小椋『そう。……じゃあさ、もしよかったら、榊原くんの家いってもいいかな?』

恒一『ぼくの? い、いいけど…』

小椋『ホント? あ、でも何か他に用事とかあったら別の日でもいいから』

小椋『じ、じゃあね!』

小椋は家に来たいらしい。
覚えておこう。

809: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:47:49.88 ID:fBeu8nSP0

~昼休み~


鳴と過ごそうか。





多々良『…』ジー…

恒一『だから、望月の年上趣味のルーツは知香さんにあると思うんだ』

鳴『そうかな?』

恒一『白状させてみようか?』

鳴『ふふ。かわいそうだよ』

多々良『むぅ…』

813: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:52:57.63 ID:fBeu8nSP0

恒一『でも面白そうじゃない?』

鳴『……少し』

恒一『あははっ』

多々良『――恒一』

恒一『え? あっ、多々良さん?』

多々良『ちょっと』グイッ

鳴『榊原くん…』

多々良『…』グイグイ

恒一『ああ、ごめん見崎。またあとでー』ズルズル…

廊下に引きずり出されてしまった。

815: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 21:57:30.72 ID:fBeu8nSP0

恒一『ちょっと多々良さん、どうしたの?』

多々良『……』

恒一『多々良さん?』

多々良『んん、こほんっ…』

多々良『ダメだよ?』

恒一『え?』

多々良『だから。――あんまり……デレデレしてちゃ、だめ』

819: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:00:14.21 ID:fBeu8nSP0

恒一『な、なんのこと?』

多々良『いいからっ! わかった!?』

恒一『は、はいっ』ビクッ

多々良『それじゃあ恒一くんは、このまま私とおはなし』

昼休みを多々良と過ごした。
少し怖かった…。

822: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:03:40.24 ID:fBeu8nSP0

~放課後~


……これが最後の選択かもしれない。慎重に選ぼう。


1、赤沢
2、多々良
3、小椋

>>825

825: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:04:11.87 ID:YBaciIdY0
3

838: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:08:46.34 ID:fBeu8nSP0

~恒一の部屋~


部活動が休みだという小椋にせがまれ、家に連れてきた。

小椋『……』ソワソワ

恒一『……』

小椋『さ、榊原くん…』

恒一『……』

小椋『榊原くん?』

恒一『え? ご、ごめん…なに?』

小椋『んしょっと…』

小椋が肩に両手をついてきた。

844: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:13:26.10 ID:fBeu8nSP0

恒一『あ』

小椋『……』

顔が徐々に近づいてくる…。

恒一『ま、待って小椋さん!』

小椋『?』

恒一『やっぱり、こういうのっておかしいよ』

恒一『付き合ってるわけでもないのに、キスなんて…』

小椋『え……?』

845: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:17:53.77 ID:fBeu8nSP0

恒一『いまさらだけど、この間のこと謝るよ――ごめんなさい』

恒一『簡単に許してもらえるようなことじゃないかもしれないけど…』

恒一『ぼくはまた、小椋さんと前みたいな関係に戻りたいんだ』

恒一『こんなギクシャクした感じじゃなくて』

恒一『前みたいに、小椋さんといろんなこと話したり、冗談言い合ったりして――』

ギュッ

恒一『っ、お…小椋さん?』

体にしがみつかれた。

848: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:22:47.68 ID:fBeu8nSP0

小椋『なにそれ?』

小椋『どうしてそんなこと言うの?』

恒一『……』

小椋『謝らないでよ』

小椋『いまさら……勝手だよ!』

恒一『ご、ごめ――』

小椋『謝らないでって言ってるでしょ!?』

恒一『っ……』

849: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:27:21.44 ID:fBeu8nSP0

小椋『……好き』

小椋『榊原くんが好きなの…』

小椋『だから、あのとき榊原くんとキスできて――』

小椋『私はすごく嬉しかったんだもん!』

小椋『なのにどうして謝るの?』

恒一『……』

851: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:30:32.49 ID:fBeu8nSP0

小椋『さっき、榊原くんは……元に戻りたいなんて言ってたけど――』

小椋『私は戻りたくない…』

小椋『榊原くんの、恋人になりたい!』

恒一『…ぁ』

小椋『……なってよ』

涙を流しながら、すがるようにこちらを見上げてくる。

恒一『小椋さん…』

854: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:34:26.00 ID:fBeu8nSP0

小椋をやさしく抱きしめた。

小椋『っ!』

恒一『ぼくも、小椋さんと恋人になりたい』

小椋『……ぇ?』

恒一『本当はぼくだってそう思ってた……。そう思ってたのに、怖くて…』

恒一『キスしちゃったから――』

恒一『だから、仕方なく恋人みたいなことを、してくれているんじゃないかって』

857: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:39:44.16 ID:fBeu8nSP0

恒一『でも、小椋さんが言ってくれた。だからぼくも…』

恒一『後になっちゃって、ホントに卑怯だけど――』

恒一『小椋さん。ぼくも、小椋さんと恋人になりたい』

恒一『なってください』

小椋『……最初からそう云ってよ』

ギュッ

きつく抱きしめたれた。

恒一『ごめん…』

小椋『ふふ、また謝ってる』

恒一『あぅ…』

860: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:44:38.89 ID:fBeu8nSP0

小椋『……ねえ、もっとギュッってして』

恒一『うん』ギュッ

小椋『離さないで』

小椋『好きなんだよ…』

恒一『……ぼくもだよ』

しばらく自室で過ごした。

小椋と恋人になった。


――――――

863: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:48:53.79 ID:fBeu8nSP0

恒一「小椋さん…」ドキドキ

バチンッ!

恒一「いたっ!」

バチンッ!

恒一「いたいっ!」

赤沢「恒一くん、いい加減にして」

鳴「いい加減にして」

恒一「ぼ、暴力はよくないよ。――って、赤沢さんはわかるけど、なんで見崎がそっち側にいるんだよ!」

勅使河原(ついにサカキに手を出したか。暴力的な意味で)

望月「女の子って怖いね、榊原くん。やっぱり男同士だよ」

867: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:54:11.59 ID:fBeu8nSP0

――――――


―夏休み某日―


小椋に夜見山市内をいろいろと案内してもらった帰り道。

恒一『小椋さん、あとどのくらいかな?』

知っている道に出るまで、これまた小椋が案内してくれているのだが…。

小椋『もう少しだよ』

ぼくの腕にしがみつきながら小椋が答える。
嬉しいけど、暑い上に歩きづらい。

恒一『あの……ちょっと離れてみない?』

小椋『やだ』

何度か提案してみているけど、ことごとく拒否される。

868: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 22:58:26.80 ID:fBeu8nSP0

さらに、

恒一『ここ、さっきも通らなかった?』

小椋『……さあ?』

このやり取りも、もう何度目だろう…。

恒一『小椋さん――』

恒一『明日もまた会えるから』

小椋『……本当に?』

恒一『ほんとう』

872: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:03:03.89 ID:fBeu8nSP0

小椋『じゃあ、ムギュッってして』

恒一『えっ?』

小椋『いいでしょ…?』

切なげにこちらをみてくる。

恒一『……はい』

ムギュウ

小椋『あふ…』

やっぱりもう少し弾力がほしいかな…。

874: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:06:44.36 ID:fBeu8nSP0

恒一『これでいい?』

小椋『じ、じゃあ次は……き、キスを』

恒一『えぇっ?!』

小椋『んっ』

目を閉じて口をこちらに差し出している。
ここが公道じゃなければ、喜んでしているところだけど…。

小椋『んー』

恒一『はぁ…』

いつになったら帰れるんだろう?



―小椋END―

884: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:14:37.84 ID:fBeu8nSP0

――――――


赤沢「くぅ…もうこうなれば私のエンディングが見れればなんでもいいわ」

恒一「で、でももう時間が…」

赤沢「なによ? 恒一くんは私とチュッチュしたくないの?」

恒一「したいです」

バチンッ!

恒一「いたっ!」

鳴「…」ギュウ

恒一「見崎、抱きつかれるのはうれしいんだけど、叩かなくていいよ?」

890: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:21:32.14 ID:fBeu8nSP0

赤沢「で、では、恒一くんたっての希望ということで、ロードね」

勅使河原「すげーうれしそうだな」

望月「全員分できるかなぁ?」

鳴「…」ギュー

恒一「見崎、コントローラーが持てないから離れて」

891: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:22:53.37 ID:fBeu8nSP0

――――――


~放課後~


……これが最後の選択かもしれない。慎重に選ぼう。


1、赤沢
2、多々良

>>895

895: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:23:22.59 ID:oVpz8AOa0
2

903: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:29:10.82 ID:fBeu8nSP0
~教室~


多々良『…』

鳴『次はいつ家にくるの?』

恒一『そうだなぁ、行こうと思えばいつでも大丈夫なんだけど…』

鳴『お母さんも会いたがってた』

多々良『……』

恒一『ぼくに? どうして…』

鳴『人形の感想を聞いてみたいんだって』

恒一『そうか、そういえば、どの子が好きかって訊かれてたっけ――』

多々良『恒一』ガシッ

恒一『えっ?』

多々良に腕をつかまれた。
いつからいたのだろう…。

904: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:33:42.54 ID:fBeu8nSP0

多々良『今日は私の家に来るんでしょ。早くいこ?』

恒一『う、うん。じゃあね、見崎』

鳴『……』ポツン


~多々良の家~


なぜかキッチンではなく多々良の部屋に通された。

瞬間、

多々良『――っ』グイッ

恒一『うわ!』

ドサッ

いきなりベッドに引き倒されてしまった。

908: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:38:27.54 ID:fBeu8nSP0

多々良『恒一くん…』

とっさに手をついたため、多々良に倒れ込むことは阻止できたが…

多々良『ごめん。怪我しなかった?』

恒一『うん…。多々良さんは?』

完全にこちらが押した倒した形になっている。

多々良『……』

恒一『ご、ごめんっ。すぐ退くから』

多々良『――待って』

ギュッ

首にしがみつかれてしまった。

910: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:44:50.11 ID:fBeu8nSP0

恒一『多々良さ――』

多々良『好きなの』

多々良『離れたくない』

恒一『え…』

多々良『見崎さんに、取られたくない』

多々良『誰にも渡したくない…』

恒一『多々良さん…?』

多々良『あなたが……大好きだから』

多々良『ずっとあなたと一緒にいたい』

912: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:51:19.78 ID:fBeu8nSP0

体の震えから彼女の想いが伝わってくる。

多々良『私じゃ、だめかな……?』

恒一(そんなに想ってくれてたのか…)

それが素直にうれしかった。
だから、あの時と同じように、笑顔で云う。

恒一『――ぼくでよければ』

多々良『っ…』

恒一『ぼくも、多々良さんと一緒にいたいな』

多々良『っ…』

多々良『……うんっ!』

多々良と恋人になった。

914: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 23:54:09.31 ID:fBeu8nSP0





グイッ

恒一『わあっ!?』

いきなり体勢を入れ替えられた。

多々良『こういち…』

多々良はとろんとした目でこちらをを見ている。
身の危険を感じる…。

916: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 00:01:04.24 ID:F/EvG3la0

多々良『ねえ、私たち、もう恋人同士だよね?』

恒一『え……ひっ――』

シャツの下から手を入れられた。
冷たい手が心臓の上で止まる。

多々良『すごくドキドキしてるね』

多々良『私もだよ?』

恒一『た、多々良さん…』

多々良『ふふ、かわいい』

多々良『ん……』

恒一『んん!?』

夜遅くまで多々良の部屋で過ごした。

927: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 00:06:33.57 ID:F/EvG3la0

――――――


恒一「多々良さぁん」ニヘラ

赤沢「……」

鳴「……」

恒一「!?」

恒一(今、振り返ったら、ぼく死ぬ?)

勅使河原(そうだサカキ。せめてエピローグ観るまでは振り返るなよ)

望月「さ、榊原くん殺されないよね?」ヒソヒソ

勅使河原「……わからん」

931: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 00:10:52.70 ID:F/EvG3la0

――――――


―夏休み某日―


ぼくたちは夜見山から少し離れた公園に二人で来ていた。

多々良『ど、どうぞ…』

恒一『うん。じゃあ、お手並み拝見』

パカッ

恒一『――おお』

弁当箱を受け取り蓋を開けると、色とりどりのおかずが綺麗に並んでいた。
すべて多々良が作ったものらしい。

934: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 00:13:29.19 ID:F/EvG3la0

恒一『いただきます』

多々良『はい…』

パクッ

モグモグ

多々良『…』ジー

恒一『うん……おいしいよ』ニコッ

多々良『ほ、ほんとう?』

恒一『本当だよ。すごくおいしい』

多々良『よかったぁ』ホッ

939: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 00:19:48.31 ID:F/EvG3la0

恒一『ふふ。これはもう、ぼくなしでも大丈夫かな』

多々良『ううん、そんなことない。私にはあなたが必要だよ』

多々良『それに、まだまだ覚えたい料理はたくさんあるの』

多々良『だから――』

多々良『ずっと一緒にいてねっ』



―多々良END―

946: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 00:22:28.02 ID:F/EvG3la0

――――――


勅使河原「おいサカキ! しっかりしろ!」

望月「こんなにボロボロになっちゃって…」

鳴「ふんっ」プイッ

赤沢「結!局! 私のエンディングが観れなかったじゃない!」

恒一「あ……赤沢さん。ぼくだって、赤沢さんのエンディングが観たかったんだ」

赤沢「恒一くん……」

恒一「だから……いつか一緒に観よう?」

赤沢「う、うん……いつか、かならずね!」

いつか……って、それはどのくらい現在と離れた未来のことだろう?

ぼくはそんなことを思いながら、静かに目を閉じた。