1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 13:13:20.93 ID:J55tRYxo0
赤沢「ほら、私の顔を見なさい!階段から落ちたくらいで記憶が飛んで情けない人ね」
恒一「う、うーん・・・本当に僕の彼女だったんですか?」
赤沢「私たちは付き合っていたのよね恒一君?」
恒一「えーと・・・」
赤沢「付き合っていたのよね?」
恒一「・・・」
赤沢「そうよね!?」
恒一「・・・はい」
赤沢「やった!」
恒一「え?」
赤沢「何でもないわ。ほらクラスの人にも改めて自己紹介でもしなきゃ」
赤沢「ちゃんと私の彼氏だって言うのよ」
恒一「う、うーん・・・本当に僕の彼女だったんですか?」
赤沢「私たちは付き合っていたのよね恒一君?」
恒一「えーと・・・」
赤沢「付き合っていたのよね?」
恒一「・・・」
赤沢「そうよね!?」
恒一「・・・はい」
赤沢「やった!」
恒一「え?」
赤沢「何でもないわ。ほらクラスの人にも改めて自己紹介でもしなきゃ」
赤沢「ちゃんと私の彼氏だって言うのよ」
引用元: ・恒一「ここは?それに君は?」赤沢「・・・あなたの彼女でしょ」
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18: 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 2012/03/08(木) 14:39:43.00 ID:VfzsOy4G0
小椋「榊原君大丈夫なの?階段から転げ落ちたって聞いたけど」
恒一「うん。身体はなんともな、いんだけど、記憶が少し曖昧になってて君の名前も思い出せないんだ」
小椋「!」
小椋「さかき・・、こっ恒一!許嫁の名前も忘れてしまったの!」
赤沢「!?」
恒一「」
恒一「うん。身体はなんともな、いんだけど、記憶が少し曖昧になってて君の名前も思い出せないんだ」
小椋「!」
小椋「さかき・・、こっ恒一!許嫁の名前も忘れてしまったの!」
赤沢「!?」
恒一「」
22: 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 2012/03/08(木) 14:52:17.50 ID:VfzsOy4G0
赤沢「あんた!何言って・・!?」
恒一「許嫁って!?でっでも、曖昧なのはこっちに来てからの記憶だから、許嫁は流石にありえないよ」
小椋「それはその・・
鳴「恒一おにいちゃん」
一同「」
恒一「許嫁って!?でっでも、曖昧なのはこっちに来てからの記憶だから、許嫁は流石にありえないよ」
小椋「それはその・・
鳴「恒一おにいちゃん」
一同「」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 19:44:11.33 ID:pQIKN/mk0
>>1から
~教室~
ガラガラッ
恒一「…」
綾野「あっ、こういっちゃん!もう大丈夫なの?」
勅使河原「階段から落ちるなんて、本当におっちょこちょいだな~」
赤沢「ほら、恒一くん」
恒一「う、うん」
杉浦「?」
~教室~
ガラガラッ
恒一「…」
綾野「あっ、こういっちゃん!もう大丈夫なの?」
勅使河原「階段から落ちるなんて、本当におっちょこちょいだな~」
赤沢「ほら、恒一くん」
恒一「う、うん」
杉浦「?」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 19:47:26.17 ID:pQIKN/mk0
恒一「みんなには黙ってたけど…僕、赤沢さんの彼氏なんだ」
綾野「」
勅使河原「ま、マジかよ…」
鳴「…」
小椋「そ、そんなことって…」
杉浦「へぇ。そうだったんだ?」
綾野「」
勅使河原「ま、マジかよ…」
鳴「…」
小椋「そ、そんなことって…」
杉浦「へぇ。そうだったんだ?」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 19:50:22.91 ID:pQIKN/mk0
中尾「やいやい榊原!嘘ついてんじゃねぇ!」
恒一「いや、そう言われましても……」
赤沢「中尾、事実よ」
中尾「そ、そんな!」
赤沢「ねぇ?恒一くん♪」
榊原「…う、うん」
中尾「ああ何かショックのあまり死んでしまいそうだ…」
杉浦「ドンマイ」
恒一「いや、そう言われましても……」
赤沢「中尾、事実よ」
中尾「そ、そんな!」
赤沢「ねぇ?恒一くん♪」
榊原「…う、うん」
中尾「ああ何かショックのあまり死んでしまいそうだ…」
杉浦「ドンマイ」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 19:54:24.16 ID:pQIKN/mk0
多々良「あ、榊原くん。もう平気なの?」
恒一「…//」
多々良「?」
恒一「あ、赤沢さん、この綺麗なお嬢さんは?」
多々良「え…//」
赤沢「……多々良。多々良恵さんよ」
恒一「多々良さんって言うのか…本当に綺麗な人だ…」
多々良「そ、そんなことないですよ//」
赤沢「ちょっと恒一くん!」
恒一「は、はい」
恒一「…//」
多々良「?」
恒一「あ、赤沢さん、この綺麗なお嬢さんは?」
多々良「え…//」
赤沢「……多々良。多々良恵さんよ」
恒一「多々良さんって言うのか…本当に綺麗な人だ…」
多々良「そ、そんなことないですよ//」
赤沢「ちょっと恒一くん!」
恒一「は、はい」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 19:59:04.94 ID:pQIKN/mk0
赤沢「あなた、私の彼氏よね?で、私はあなたの彼女よね?」
恒一「赤沢さんの話によれば、そうなりますね」
赤沢「だったら彼女の前で違う女を褒めるのはやめなさい!」
恒一「しかし僕は本音を言っただけで…」
赤沢「問答無用!」
恒一「は、はい…」
赤沢「とにかく、今日は一緒に帰りましょう。家まで送るから」
恒一「かたじけない」
恒一「赤沢さんの話によれば、そうなりますね」
赤沢「だったら彼女の前で違う女を褒めるのはやめなさい!」
恒一「しかし僕は本音を言っただけで…」
赤沢「問答無用!」
恒一「は、はい…」
赤沢「とにかく、今日は一緒に帰りましょう。家まで送るから」
恒一「かたじけない」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:01:39.22 ID:pQIKN/mk0
赤沢「ほら。う、腕組みましょうよ//」
恒一「それは何故ゆえでしょうか?」
赤沢「何故ゆえって…恋人だからに決まってるでしょ!」
恒一「なるほど」
赤沢「ほらっ!」
恒一「では失礼して」
赤沢「//」
恒一「それは何故ゆえでしょうか?」
赤沢「何故ゆえって…恋人だからに決まってるでしょ!」
恒一「なるほど」
赤沢「ほらっ!」
恒一「では失礼して」
赤沢「//」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:04:17.85 ID:pQIKN/mk0
恒一「赤沢さん、家につきましたよ」
赤沢「も、もうちょっと…」
恒一「?」
赤沢「もうちょっと…こうしていたい……//」
恒一「…ちょっとだけ、だよ?」
赤沢「うん…//」
赤沢「も、もうちょっと…」
恒一「?」
赤沢「もうちょっと…こうしていたい……//」
恒一「…ちょっとだけ、だよ?」
赤沢「うん…//」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:07:40.30 ID:pQIKN/mk0
恒一「赤沢氏、そろそろ1時間経つのですが」
赤沢「泉美」
恒一「?」
赤沢「恋人なんだから、泉美って呼んでよ//」
恒一「泉美…さん」
赤沢「さんは必要ない」
恒一「しかし呼び捨てと言うのもいささか……では泉美ちゃんで」
赤沢「っ!//」
赤沢「泉美」
恒一「?」
赤沢「恋人なんだから、泉美って呼んでよ//」
恒一「泉美…さん」
赤沢「さんは必要ない」
恒一「しかし呼び捨てと言うのもいささか……では泉美ちゃんで」
赤沢「っ!//」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:10:56.58 ID:pQIKN/mk0
恒一「ではまた明日お目にかかりましょう、泉美ちゃん」
赤沢「う、うん。バイバイ//」
赤沢(ちゃん付けで呼ばれるなんて……キャー//)
赤沢(明日から楽しくなりそうね…!ぐふふっ)
恒一「さて僕は家に戻りますかな」
恒一「…とは言え、この家のことも覚えてない。何だか緊張するな」
赤沢「う、うん。バイバイ//」
赤沢(ちゃん付けで呼ばれるなんて……キャー//)
赤沢(明日から楽しくなりそうね…!ぐふふっ)
恒一「さて僕は家に戻りますかな」
恒一「…とは言え、この家のことも覚えてない。何だか緊張するな」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:13:08.58 ID:pQIKN/mk0
ガチャリ
恒一「ただいま」
有田「お帰りなさいませ、ご主人様」
恒一「」
恒一「ただいま」
有田「お帰りなさいませ、ご主人様」
恒一「」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:16:57.38 ID:pQIKN/mk0
恒一「あ、あのぉ…君は確か僕と同じクラスの……」
有田「はい。あなたのクラスメイトにして、あなたに仕えるメイド。有田松子と申します」
恒一「え?メイド?」
有田「左様でございます。恒一様」
恒一「こ、恒一様…?」
有田「さ、お部屋へご案内致します」
恒一「はあ…」
有田「はい。あなたのクラスメイトにして、あなたに仕えるメイド。有田松子と申します」
恒一「え?メイド?」
有田「左様でございます。恒一様」
恒一「こ、恒一様…?」
有田「さ、お部屋へご案内致します」
恒一「はあ…」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:21:10.36 ID:pQIKN/mk0
有田「こちらが恒一様とわたくしの自室になりますですわ」
恒一「なるほどここが……………えっ?僕と君の!?」
有田「はい。何かご不満でも?」
恒一「いやいやいや…さすがに思春期のボーイ&ガールが同室になのは…」
有田「…嫌でしょうか?」
恒一「嫌とかじゃなくて…」
有田「私たちはお互い信頼しあう仲だったではございませんか、恒一様!」
恒一「え、そうだったの?」
有田「はい!」
恒一「なるほどここが……………えっ?僕と君の!?」
有田「はい。何かご不満でも?」
恒一「いやいやいや…さすがに思春期のボーイ&ガールが同室になのは…」
有田「…嫌でしょうか?」
恒一「嫌とかじゃなくて…」
有田「私たちはお互い信頼しあう仲だったではございませんか、恒一様!」
恒一「え、そうだったの?」
有田「はい!」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:24:27.71 ID:pQIKN/mk0
怜子「恒一くーん…あら、帰ってたの?」
恒一「こちらの方は?」
有田「恒一様の叔母ですわ」
怜子「…恒一くん、この娘誰?」
恒一「僕のメイドらしいです叔母さん」
怜子「…オッケー、ちょっと整理してみましょうか」
恒一「こちらの方は?」
有田「恒一様の叔母ですわ」
怜子「…恒一くん、この娘誰?」
恒一「僕のメイドらしいです叔母さん」
怜子「…オッケー、ちょっと整理してみましょうか」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:28:14.81 ID:pQIKN/mk0
怜子「つまり、今日、学校で恒一くんは階段から落ちて記憶を失った」
恒一「はい」
怜子「そして、あなたは記憶を失う前に、恒一くんのメイドになると約束していた」
有田「左様でございますですざますですわ」
怜子「うーん…まいっか。これからよろしくね、有田さん」
有田「お任せくださいまし!」
怜子「とりあえず、夕飯にしましょう」
恒一「そうですね」
恒一「はい」
怜子「そして、あなたは記憶を失う前に、恒一くんのメイドになると約束していた」
有田「左様でございますですざますですわ」
怜子「うーん…まいっか。これからよろしくね、有田さん」
有田「お任せくださいまし!」
怜子「とりあえず、夕飯にしましょう」
恒一「そうですね」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:31:25.16 ID:pQIKN/mk0
恒一「ふぅー食った食った」
有田「恒一様、お風呂が沸きました」
恒一「何か悪いね」
有田「そんな事はございませぬ。一生恒一様にご奉仕させていただきます」
恒一「一生って…」
恒一「ま、いいや。お風呂に入ってくるね」
有田「恒一様、お風呂が沸きました」
恒一「何か悪いね」
有田「そんな事はございませぬ。一生恒一様にご奉仕させていただきます」
恒一「一生って…」
恒一「ま、いいや。お風呂に入ってくるね」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:35:28.84 ID:pQIKN/mk0
恒一「ふぅ…いいお湯だぁ」チャポン
有田(ドゥフフ…)
ガサゴソ
有田(あった!恒一きゅんのパンツ発見致しました!!)
有田(ああ…まだほんのりと温もりが残ってるぅぅぅ!!)スリスリ
有田(よぉし!匂いチェックだ!!)クンカクンカ
有田(たまりません!!)
有田(ドゥフフ…)
ガサゴソ
有田(あった!恒一きゅんのパンツ発見致しました!!)
有田(ああ…まだほんのりと温もりが残ってるぅぅぅ!!)スリスリ
有田(よぉし!匂いチェックだ!!)クンカクンカ
有田(たまりません!!)
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:42:01.20 ID:pQIKN/mk0
翌日
久保寺「彼女が何故、このような犯行に至ったのか。それは定かではありません」
久保寺「しかし、きっと何か事情があったてのでしょう…」
久保寺「だから今は、有田さんが一刻も早く出所して来ることを祈りましょう」
榊原(有田さん…)
赤沢「…」
久保寺「彼女が何故、このような犯行に至ったのか。それは定かではありません」
久保寺「しかし、きっと何か事情があったてのでしょう…」
久保寺「だから今は、有田さんが一刻も早く出所して来ることを祈りましょう」
榊原(有田さん…)
赤沢「…」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:50:22.90 ID:pQIKN/mk0
赤沢「恒一くん…大丈夫?」
恒一「せっかく…せっかくメイドが出来たと思ってたのに…グスヒッグ」
赤沢「でも、有田さんは恒一くんを騙してた。残念だけど、それが事実なのよ…」
恒一「有田さん…何で…どうして…グスッ」
赤沢「私がずっとそばにいてあげるから…ね?」ギュッ
恒一「泉美ちゃん…」
杉浦(泉美ちゃんて…)
恒一「せっかく…せっかくメイドが出来たと思ってたのに…グスヒッグ」
赤沢「でも、有田さんは恒一くんを騙してた。残念だけど、それが事実なのよ…」
恒一「有田さん…何で…どうして…グスッ」
赤沢「私がずっとそばにいてあげるから…ね?」ギュッ
恒一「泉美ちゃん…」
杉浦(泉美ちゃんて…)
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:55:02.07 ID:pQIKN/mk0
猛「榊原、まだ記憶戻ってないのか?」
榊原「うん…」
猛「うちの姉貴も心配してたからさ、今日あたり病院に顔出してやってくれよ」
榊原「水野くんのお姉さんが?」
猛「そっか…その記憶も飛んでたか…」
榊原「?」
猛「お前、俺の姉貴と付き合ってたんだよ。実は」
榊原(何…だと…?)
榊原「うん…」
猛「うちの姉貴も心配してたからさ、今日あたり病院に顔出してやってくれよ」
榊原「水野くんのお姉さんが?」
猛「そっか…その記憶も飛んでたか…」
榊原「?」
猛「お前、俺の姉貴と付き合ってたんだよ。実は」
榊原(何…だと…?)
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 20:58:44.15 ID:pQIKN/mk0
昨晩
沙苗「えっ?恒一くんが記憶喪失!?」
猛「おう。あいつも大変だよなぁ。同情するぜ」
沙苗「…猛。ちょっといいかな」
猛「何?」
沙苗「頼みたいことがあるんだけど」
猛「何だよ…?」
沙苗「ちょっと耳貸しなさい」ゴニョゴニョ
猛「えぇっ!本気かよアンタ」
沙苗「いいから私の言う通りにしなさい!分かったわね?ちゃんとしないとぶっ殺すわよ」
猛「は、はい…」(マジで同情するぜ…榊原よ)
沙苗「えっ?恒一くんが記憶喪失!?」
猛「おう。あいつも大変だよなぁ。同情するぜ」
沙苗「…猛。ちょっといいかな」
猛「何?」
沙苗「頼みたいことがあるんだけど」
猛「何だよ…?」
沙苗「ちょっと耳貸しなさい」ゴニョゴニョ
猛「えぇっ!本気かよアンタ」
沙苗「いいから私の言う通りにしなさい!分かったわね?ちゃんとしないとぶっ殺すわよ」
猛「は、はい…」(マジで同情するぜ…榊原よ)
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 21:55:15.56 ID:pQIKN/mk0
~病院~
恒一「来たのは良いけど、水野くんのお姉さんって誰だ…?」
恒一「とりあえずナースステーションに行こう」
ナースステーション
恒一「あのぉ。水野さんていますか?」
沙苗(キタ!)
恒一「来たのは良いけど、水野くんのお姉さんって誰だ…?」
恒一「とりあえずナースステーションに行こう」
ナースステーション
恒一「あのぉ。水野さんていますか?」
沙苗(キタ!)
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 21:59:49.17 ID:pQIKN/mk0
沙苗「待ってたよ恒一くん♪」
恒一「あなたが水野くんのお姉さん?そして…僕の……」
沙苗「そう、私があなたの彼女よ」
恒一「でも…僕にはもう一人彼女がいるみたいで…」
沙苗「え?」
恒一「これじゃ二股じゃないか…!記憶喪失の前の僕は何てサイテーな奴なんだっ!」
沙苗「とりあえず、屋上でゆっくり話そ?ね?」
恒一「はい…」
恒一「あなたが水野くんのお姉さん?そして…僕の……」
沙苗「そう、私があなたの彼女よ」
恒一「でも…僕にはもう一人彼女がいるみたいで…」
沙苗「え?」
恒一「これじゃ二股じゃないか…!記憶喪失の前の僕は何てサイテーな奴なんだっ!」
沙苗「とりあえず、屋上でゆっくり話そ?ね?」
恒一「はい…」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:05:13.19 ID:pQIKN/mk0
恒一「え…?赤沢さんは僕の彼女じゃないんですか!?」
沙苗「そうよ…。彼女は実はね、恒一のストーカーだったの…」
恒一「そ、そんな…」
沙苗「恒一は赤沢って子をひどく怖がってたわ…」
恒一「ま、まさか…」
沙苗「恒一、よく私に相談してたのよ?……ベッドの上で」
恒一「ベッド…?」
沙苗「私たちはお互い、初めてを捧げあった仲だったから//」
恒一「そうだったのか…!」
恒一「危うく赤沢さんに騙されるところだった…!」
沙苗「そうよ…。彼女は実はね、恒一のストーカーだったの…」
恒一「そ、そんな…」
沙苗「恒一は赤沢って子をひどく怖がってたわ…」
恒一「ま、まさか…」
沙苗「恒一、よく私に相談してたのよ?……ベッドの上で」
恒一「ベッド…?」
沙苗「私たちはお互い、初めてを捧げあった仲だったから//」
恒一「そうだったのか…!」
恒一「危うく赤沢さんに騙されるところだった…!」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:08:33.34 ID:pQIKN/mk0
恒一「僕の本当の恋人、それは…」
沙苗「そう、私だよ?」
恒一(こんな素敵なお姉さんと付き合ってたのか僕は//)
恒一「それで、僕は水野さんのことを何て呼べばいいんですか…?」
沙苗「沙苗よ」
恒一「さ、沙苗…」
沙苗「恒一…//」
沙苗「そう、私だよ?」
恒一(こんな素敵なお姉さんと付き合ってたのか僕は//)
恒一「それで、僕は水野さんのことを何て呼べばいいんですか…?」
沙苗「沙苗よ」
恒一「さ、沙苗…」
沙苗「恒一…//」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:11:56.27 ID:pQIKN/mk0
沙苗「真実が分かったところで…いつもの、しよっか?」
恒一「いつもの?」
恒一(ま、まさかききききキス!?)
沙苗「よいしょ。…はい」
恒一「?」
沙苗「ほらっ」
恒一「あ、あの…サンダル脱いで足こっちに向けて…何してるんですか?」
沙苗「匂い、嗅いで?」
恒一「」
恒一「いつもの?」
恒一(ま、まさかききききキス!?)
沙苗「よいしょ。…はい」
恒一「?」
沙苗「ほらっ」
恒一「あ、あの…サンダル脱いで足こっちに向けて…何してるんですか?」
沙苗「匂い、嗅いで?」
恒一「」
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:14:56.22 ID:pQIKN/mk0
沙苗「どうしたの?好きだったじゃない、私の足の匂い…」
恒一「えっ?そうなんですか?」
沙苗「そうよ?ほらっ」
恒一(僕は変態だったのか…!)
沙苗「ほーらっ」
恒一「じゃ、じゃあ…嗅がせてもらいます」
恒一「…」クンクン
沙苗(ふふっ…)
恒一(あ、何かいい匂いがする…)
恒一「えっ?そうなんですか?」
沙苗「そうよ?ほらっ」
恒一(僕は変態だったのか…!)
沙苗「ほーらっ」
恒一「じゃ、じゃあ…嗅がせてもらいます」
恒一「…」クンクン
沙苗(ふふっ…)
恒一(あ、何かいい匂いがする…)
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:19:31.64 ID:pQIKN/mk0
沙苗「…どう?恒一」
恒一「いい匂いが…します……」
沙苗「ふふっ。夜勤明けだからね…いっぱい匂うでしょ?」
恒一「この匂い…癖になりそうです…」
沙苗「いいのよ?嗅ぎたかったらいつでも言ってね…」
恒一「は、はい…」
恒一「いい匂いが…します……」
沙苗「ふふっ。夜勤明けだからね…いっぱい匂うでしょ?」
恒一「この匂い…癖になりそうです…」
沙苗「いいのよ?嗅ぎたかったらいつでも言ってね…」
恒一「は、はい…」
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:23:14.69 ID:pQIKN/mk0
沙苗「じゃあ…そろそろ戻ろうか?」
恒一「はい」
沙苗「エレベーターで下に行こう」
恒一「そうですね」
恒一「はい」
沙苗「エレベーターで下に行こう」
恒一「そうですね」
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:25:35.26 ID:pQIKN/mk0
ギギギ…
恒一「ん?何か変な音が…」
沙苗「この病院も古いからねぇ…」
ガシャンッ
恒一「うわぁ!!」
沙苗「な、何!?」
恒一「ん?何か変な音が…」
沙苗「この病院も古いからねぇ…」
ガシャンッ
恒一「うわぁ!!」
沙苗「な、何!?」
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:28:21.34 ID:pQIKN/mk0
ガタンッ
恒一(おっ、停止した…?)
沙苗「きゃあっ」グラッ
恒一「ん…//」
沙苗「…ッ//」
恒一(き、ききききキスしてるぅ!?)
沙苗(キス…しちゃった//)
恒一(おっ、停止した…?)
沙苗「きゃあっ」グラッ
恒一「ん…//」
沙苗「…ッ//」
恒一(き、ききききキスしてるぅ!?)
沙苗(キス…しちゃった//)
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:33:01.41 ID:pQIKN/mk0
沙苗「恒一…!」
恒一「ちょ、ちょっと、服脱がせないでくださいよ」
沙苗「もう我慢できないよ私…!ハァハァ」
恒一「ここじゃマズイですよっ!」
沙苗「いいじゃない」
ウィーン
恒一「ほ、ほらドアも開いたし…」
沙苗「そうね…じゃあまた今度ってことで…」
沙苗(まぁ、ゆっくり育てて行けばいいか…)
恒一「ちょ、ちょっと、服脱がせないでくださいよ」
沙苗「もう我慢できないよ私…!ハァハァ」
恒一「ここじゃマズイですよっ!」
沙苗「いいじゃない」
ウィーン
恒一「ほ、ほらドアも開いたし…」
沙苗「そうね…じゃあまた今度ってことで…」
沙苗(まぁ、ゆっくり育てて行けばいいか…)
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:36:53.36 ID:pQIKN/mk0
翌日
赤沢「あっ、恒一くん。おはよ♪」
恒一(げっ…ストーカーだ…)
赤沢「…どうしたの?」
恒一「いや、別に…何でもないよ」
赤沢「あ、そうだ。今日恒一くんの家に行ってもいい?//」
恒一「あー…今日は無理。ごめん」
赤沢「恒一くん…何かあった?」
恒一「いや、何もないよ…」
赤沢「あっ、恒一くん。おはよ♪」
恒一(げっ…ストーカーだ…)
赤沢「…どうしたの?」
恒一「いや、別に…何でもないよ」
赤沢「あ、そうだ。今日恒一くんの家に行ってもいい?//」
恒一「あー…今日は無理。ごめん」
赤沢「恒一くん…何かあった?」
恒一「いや、何もないよ…」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 22:43:34.53 ID:pQIKN/mk0
猛「あ、榊原」
恒一「何?」
猛「今日、うちに来いよ」
恒一「水野くんの家に?…まあ恋人の家でもあるんだし、当たり前か」
猛(姉貴…うまくやったみたいだな)
恒一「わかった。行くよ」
猛「今日は親もいないし、俺も前島の家に泊まるから」
恒一「じゃあ沙苗と二人きりか…」
猛(すまん榊原…)
恒一「何?」
猛「今日、うちに来いよ」
恒一「水野くんの家に?…まあ恋人の家でもあるんだし、当たり前か」
猛(姉貴…うまくやったみたいだな)
恒一「わかった。行くよ」
猛「今日は親もいないし、俺も前島の家に泊まるから」
恒一「じゃあ沙苗と二人きりか…」
猛(すまん榊原…)
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 23:02:14.13 ID:pQIKN/mk0
佐藤「ねえ、聞いた?榊原くんって水野くんのお姉さんと付き合ってるんだって」
渡辺「ホント!?」
佐藤「意外だよねぇ」
綾野「…」
小椋「…」
赤沢「!?」
渡辺「ホント!?」
佐藤「意外だよねぇ」
綾野「…」
小椋「…」
赤沢「!?」
202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 23:08:24.27 ID:pQIKN/mk0
綾野(こうなったら最終手段しかない!)
小椋(やるしかなさそうね…)
赤沢(年増に取られるぐらいなら…!)
綾野「ごめん、こういっちゃん!綾野パンチ!!」バキッ
恒一「ふぎゃ!?」
小椋「小椋チョップ!!」バシッ
恒一「ふぁひゃあ!?」
赤沢「赤沢かかと落とし!!」ドスッ
恒一「ぐぎゃ!?」
小椋(やるしかなさそうね…)
赤沢(年増に取られるぐらいなら…!)
綾野「ごめん、こういっちゃん!綾野パンチ!!」バキッ
恒一「ふぎゃ!?」
小椋「小椋チョップ!!」バシッ
恒一「ふぁひゃあ!?」
赤沢「赤沢かかと落とし!!」ドスッ
恒一「ぐぎゃ!?」
205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 23:11:47.95 ID:pQIKN/mk0
恒一「ハッ…僕は今まで何を!?」
赤沢「記憶が戻ったようね…」
恒一「僕は一体…」
綾野「こういっちゃん記憶喪失になってたんだよ?」
恒一「なんと…」
小椋「うん」
鳴「よかったね、榊原くん」
恒一「うん」
赤沢「うん」
綾野「うん」
おわり
赤沢「記憶が戻ったようね…」
恒一「僕は一体…」
綾野「こういっちゃん記憶喪失になってたんだよ?」
恒一「なんと…」
小椋「うん」
鳴「よかったね、榊原くん」
恒一「うん」
赤沢「うん」
綾野「うん」
おわり
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/08(木) 23:15:14.93 ID:pQIKN/mk0
沙苗「恒一、はい。嗅いでもいいよ?」
恒一「えっ?」
沙苗「ほらっ」
恒一「じゃ、じゃあ…嗅いでみます…」
恒一(あ…何か懐かしくもいい匂いがする……)
おわり
恒一「えっ?」
沙苗「ほらっ」
恒一「じゃ、じゃあ…嗅いでみます…」
恒一(あ…何か懐かしくもいい匂いがする……)
おわり
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