50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:20:11.81 ID:MqVMJgnc0
佐藤「ま◯◯痒い」

渡辺「掻けば?まだ誰も来てないし」

佐藤「そうね」ボリボリ

佐藤「あー、気持ちいいわぁ~」ボリボリ

渡辺「にしても、あの転校生ほんと迷惑よね」

佐藤「まったくだぜ」ボリボリ


ガラッ

佐藤「アイツ都会から来たからって調子に……」ボリボ…

榊原「」

引用元: 恒一「よし、まだ誰も来ていないな」 


 

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55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:28:02.40 ID:MqVMJgnc0
佐藤「…み、見た?」

榊原「……え?何を?」

渡辺「…」

榊原「そ、そうだトイレ行ってこよーっと」ソソクサ


佐藤「あの野郎…絶対見たな…」ギリギリ

渡辺「よりによって転校生に見られたなんて、悲惨ね」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:31:34.29 ID:MqVMJgnc0
佐藤「悲惨なんてもんじゃないわよ!ったく最悪…!」

渡辺「まぁまぁ…」

佐藤「あー、何かイライラする」ズボッ

佐藤「あー気持ちいい」ボリボリ

渡辺「ちょっと、また見られたらどうするのよ」

佐藤「そうだ。転校生の机の上にマンカス置いといてやろうぜw」ペチャッ

渡辺「うわ…陰湿…」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:36:31.07 ID:MqVMJgnc0
佐藤「リコーダーにもマ◯カス詰め込んどいてやろうぜw」

渡辺「あんた最低ね…」

佐藤「ついでに弁当の中にもマ◯カス入れといてやろう」ピッピッ

佐藤「はははwwwこれでアイツ私のマ◯カス食べるとかマジうけるw」

渡辺「てか、あんたどんだけマ◯カス溜まってんのよ…」

カツカツ

佐藤「やべぇ来たみたいだ」

ガラッ

榊原「…」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:41:29.71 ID:MqVMJgnc0
榊原(さっきのはきっと幻だよな…うん)

ガタッ

佐藤(おっ。机に座った)

榊原「…?」

榊原(な、なんか机の上にゴミが…うわ、何か湿っぽい…何だこれ…)

佐藤(クケケッ)

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:49:45.89 ID:MqVMJgnc0
榊原(雑巾とってくるか…)ガラッ


佐藤「見た?あの顔www」

渡辺「う、うん…」

佐藤「あっ、いい事思いついた」

渡辺「?」

佐藤「転校生に告白してみようぜwwwあいつどんな反応するかなwww」

渡辺「え…」

佐藤「もしオーケーもらったら、少し付き合って、思いっきり振ってやろうぜ」

渡辺(外道…)

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:53:43.24 ID:MqVMJgnc0
佐藤「持ち上げといて落とす。想像しただけで爆笑www」

渡辺「ねぇ、やめようよ…いくら何でも可哀想だよ……」

ガラッ

榊原「はぁ…」

佐藤(おっ。来た来た)

佐藤「榊原くん、ちょっといいかな…?」

榊原「ん?」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:57:12.49 ID:MqVMJgnc0
佐藤「その…もし良かったら…私と付き合って?」

榊原「えっ…//」

佐藤(頬染めてやんのwwwwwこいつ最高にアホwwww)

榊原「ぼ、僕なんかで良ければ…//」

佐藤「嬉しい!」

渡辺「……」

榊原(女の子から告白されるなんて…//)ドキドキ

佐藤(好きなわけねーだろばーか)

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:01:42.51 ID:MqVMJgnc0
佐藤「もう少しガード固いかと思ってたけど、案外ちょろかったなwww」

渡辺「和江…自分が何してるか分かるの?最低よ?」

佐藤「え、何?あいつの味方するわけ?」

渡辺「そうじゃないけど…」

佐藤「ほんのひとときでも夢見させてあげるんだから、逆に感謝してほしいわ」

渡辺「和江…」


渡辺(あんなに嬉しそうな顔してたのに…これじゃ榊原くんが…可哀想だよ……)

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:05:07.12 ID:MqVMJgnc0
榊原「♪」

見崎「何かいい事でもあったの?」

榊原「えっ、分かる?」

見崎「だって…ずっと笑ってるからね」

榊原「実は…僕にもとうとう恋人が出来たんだ」

見崎「え……?」

榊原「今朝、佐藤さんに告白されちゃって//」

見崎「佐藤さんが…?」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:06:43.02 ID:MqVMJgnc0
榊原「何が起こるか分からないよね!」

見崎「…そうね」

榊原「♪」

見崎(榊原くん…。でも、榊原くんが幸せなら……私は…)

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:11:26.25 ID:MqVMJgnc0
佐藤「榊原くぅん」

榊原「さ、佐藤さん、何?//」

佐藤「背中痒いから掻いて?」

榊原「うんっ//」ポリポリ

佐藤「榊原くぅん」

榊原「な、何?//」

佐藤「お腹空いた…お弁当忘れて来たから、何か買って来て?」

榊原「わかった//」

佐藤(くくくっ)

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:15:18.72 ID:MqVMJgnc0
赤沢「恒一くん。話があるんだけど」

榊原「何?僕これから佐藤さんのお昼買いに行かなきゃいけないんだけど」

赤沢「その佐藤さんのことなんだけど…」

榊原「可愛いよね佐藤さん//」

赤沢(恋は盲目か…)

赤沢「可愛いのは置いといて、ちょっと我侭すぎじゃないかしら?」

榊原「えっ、そうかな?」

赤沢「何でも恒一くんにやらせてるじゃない」

榊原「そんな事ないよ!佐藤のこと悪く言わないでくれよ!!」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:17:31.51 ID:MqVMJgnc0
赤沢「こ、恒一くん?」

榊原「用が済んだなら、もう僕行くからね!」

赤沢「あ、ちょっと…」

榊原「まったく!佐藤さんはとってもいい娘なんだ!」プンスカプン

赤沢「ったく…」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:21:29.66 ID:MqVMJgnc0
佐藤(ったくおっせーなぁアイツ…)

榊原「佐藤さん」

佐藤「あっ、待ってたよ榊原くん♪」

榊原「ごめん…もう全部売り切れてたんだ……」

佐藤「え…?」

佐藤(使えねええええええええええええ!!)

榊原「で、でも、僕のお弁当わけてあげるよ!//」

佐藤「いや、もういいよ」

榊原「そ、そう?」シュン

佐藤(だってその弁当、私のマ◯カスも入ってるし…)

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:24:09.73 ID:MqVMJgnc0
榊原「本当に食べなくていいの?」

佐藤「うん」

榊原「遠慮しなくてもいいよ?だって僕ら…こ、恋人なんだし//」

佐藤「いらないって言ってるでしょ?しつこい」

榊原「ご、ごめん…」

佐藤「…」

榊原「ごめんね、佐藤さん…」

佐藤(あーイライラする)

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:27:17.92 ID:MqVMJgnc0
榊原「…」モグモグ

佐藤「…」

榊原(怒ってるのかな…)

佐藤「そのお弁当、美味しい?」

榊原「う、うん!美味しいよ。一口だけでもどう?」

佐藤「いらない」

佐藤(マ◯カス入りとも知らずに…バカだなこいつ…)

榊原「…」ショボン

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:31:31.01 ID:MqVMJgnc0
渡辺「ねぇ…もういいじゃない。もう十分でしょ?」

佐藤「え~。まだまだこれからじゃない」

渡辺「もう…やめようよ、こんな事…」

佐藤「あ、そうだ♪」

渡辺「?」

佐藤「川に物落としたっつって、あいつに探させようぜwww」

渡辺「は?」

佐藤「でも本当は何も落としてなくてさwwwあいつに延々探させるわけwww」

渡辺「……勝手にやってれば?もう私、知らないから」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:34:55.86 ID:MqVMJgnc0
佐藤「何よ…急にいい子ぶっちゃって……」

佐藤「まぁ、私は実行するけどね」



佐藤「榊原くぅん」

榊原「な、何?佐藤さん//」

佐藤「あのね、私ね、川に落とし物しちゃったみたいなの…」

榊原「えっ!本当に?」

佐藤「うん…」

榊原「大変だ!今すぐ探しに行って来る!」タタタッ



佐藤「プッ…。ばーか」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:38:40.11 ID:MqVMJgnc0
~川~

榊原「ここだな…佐藤が言ってた場所」

榊原「流されてなければ良いけど…。とりあえず中に入って探そう」

バシャバシャ

榊原「うっ…冷たい…」

榊原「でも佐藤さんのためにも!」ジャバジャバ

ゴロゴロゴロ…

榊原「…?」

ザザァァァァァ

榊原「雨が………川の流れが速くならない内に見つけないと…!」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:44:28.88 ID:MqVMJgnc0
榊原「ここにも無い…あっちの方も探してみよう」バシャバシャ


渡辺(どしゃ降りね…傘持って来ておいて良かった)

渡辺(あれ…?あれって…まさか……)


渡辺「榊原くん!?」

榊原「あ、渡辺さん。今帰り?」

渡辺「榊原くん…何してるの…?」

榊原「佐藤さんがね、この辺りに大事なもの落としちゃったみたいなんだ」

渡辺(あの子…)

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:46:31.88 ID:MqVMJgnc0
渡辺「風邪ひいちゃうわよ!?早く家に帰らないと…」

榊原「僕はいいんだ」

渡辺「え…?」

榊原「佐藤さんが笑顔になってくれれば、それでいいんだ」ニコッ

渡辺「…………」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:51:31.83 ID:MqVMJgnc0
榊原「えーと…ここにはあるかな?」バシャバシャ

渡辺「もう…やめて……」

榊原「え?」

渡辺「もうやめて!落し物なんかあるわけない!」

榊原「あるよ…きっとある」

渡辺「ある訳ないでしょ!?だって全部和江の嘘なんだから!!」

榊原「……え?」

渡辺「全部、嘘なのよ……」

榊原「…佐藤さんが嘘つくはずないよ。僕、向こう探しに行くから。じゃあね」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:57:27.47 ID:MqVMJgnc0
佐藤「さてと…帰りにゲーセンでも寄って行くかな」

渡辺「和江!!」

佐藤「あら、どうしたの?息切らしちゃって」

渡辺「どうしたもこうしたも無いわよ!今すぐ榊原くんに謝りに行きなさいよ!」

佐藤「何で?」

渡辺「もう十分じゃない!」

佐藤「…でも、でもアイツのせいで皆死んだのよ!?」

渡辺「だからってこんな仕打ち、ひどすぎよ!!」

佐藤「…」

渡辺「今榊原くん何してるか知ってる?有りもしない落し物探してるのよ?こんな大雨の中で!!」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:02:27.35 ID:MqVMJgnc0
佐藤「…だから?いい気味じゃん」

渡辺「ッ!」バシッ

佐藤「痛…!何すんのよ!」

渡辺「いつまで恨んでるのよ…」

佐藤「…」

渡辺「恨むことより許すことの方が難しいかも知れないけど、もう許してあげなよ…」

佐藤「……帰る」

渡辺「和江…」



渡辺「私だけでも榊原くんを助けないと…!」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:06:01.74 ID:MqVMJgnc0
~川~

渡辺「…何?あの人ごみ…」

渡辺「まさか…!」

渡辺「何かあったんですか?」

「中学生の男の子が、濁流に飲まれたらしいんだ」

渡辺「え……」

「今、救助されて、救急車で運ばれるところだよ」

渡辺「そんな…」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:10:03.47 ID:MqVMJgnc0
渡辺「もしもし、和江?」

佐藤『…何?説教ならまた今度…』

渡辺「榊原くんが……榊原くんが…」ポロポロ

佐藤『…柵?』

渡辺「どうしよう…榊原くんが……」

佐藤『落ち着いてよ。どうしたの?』

渡辺「川で溺れたらしいの…」

佐藤『え……』

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:13:17.46 ID:MqVMJgnc0
~病院~

渡辺「あっ、和江!こっちよ!」

佐藤「柵!榊原くんは!?」

渡辺「4階の病室で寝てるって」

佐藤「すぐ行こう」タタタッ

渡辺「エレベーターがちょうど来たみたい」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:16:58.04 ID:MqVMJgnc0
佐藤「どうしよう…私…大変なことしちゃった…」

渡辺「和江、今は榊原くんの無事を祈りましょう、ね?」

佐藤「どうしよう…どうしよぉ」

渡辺「和江…」

佐藤「私、榊原くんに謝らないと…」

渡辺「……」

佐藤「ごめんなさい…ごめんなさい……」

渡辺「正直に言えば、きっと許してくれるよ…」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:20:32.92 ID:MqVMJgnc0
佐藤「榊原くん!」

榊原「あ、佐藤さん// それに渡辺さんまで」

渡辺「平気そうね」(ホッ…)

榊原「わざわざお見舞いに来てくれたの?ありがとう、二人とも」

佐藤「……」

渡辺「和江…」

榊原「どうしたの?そんな神妙な顔して…」

佐藤「…ごめんなさい!」

榊原「へ?」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:27:05.17 ID:MqVMJgnc0
榊原「…そっか。そう…だったんだ……」

渡辺「私もごめんなさい」

佐藤「うう…ごめんなさい!お願い、許して…!」

榊原「大丈夫だよ、気にしてないから」

佐藤「本当?」

榊原「うん。それに、確かに僕も知らなかったとは言え、軽率すぎてたのかも知れないし」

渡辺「榊原くん…」

榊原「何より、正直な気持ちを打ち明けてくれて少し安心したかな」

榊原「表面上で好意的にいられても、心の中では違うって言う方が…悲しいから」

佐藤「……」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:32:02.63 ID:MqVMJgnc0
渡辺「榊原くん、許してくれたね…私たちを」

佐藤「うん…それに、笑ってた」

渡辺「そうね…」

佐藤「あんなにひどい事したのに…」

渡辺「うん」

佐藤「退院したら…またいつものように接してくれるかな…?」

渡辺「…榊原くんは、そういう人だよ。きっと」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:36:20.39 ID:MqVMJgnc0
~数日後・教室~

勅使河原「ようサカキ!心配したぞ!」

榊原「あはは。でもこの通り、お陰さまで元気になれたよ」

見崎「良かった…」

赤沢「でも、川なんかで何してたの?」

佐藤(…!)

榊原「……いや、ちょっと物を落としちゃってさ」

佐藤(!?)

勅使河原「何やってんだよサカキー」

榊原「はははっ。本当だよね」

佐藤(榊原くん…)

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:38:46.20 ID:MqVMJgnc0
佐藤「榊原くん…放課後、話があるんだけど…」

榊原「佐藤さん。いいよ?わかった」

佐藤「うんっ//」

赤沢「…何かしら」

見崎「さあ?」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:42:40.67 ID:MqVMJgnc0
榊原「それで、話って?」

佐藤「う、うん。あのね…えっと…」

榊原「?」

佐藤「榊原くんのこと…本気で好きになっちゃったみたいなの//」

榊原「え…?」

佐藤「だから…その、もし良ければ、私と付き合ってもらえませんか!?」

榊原「佐藤さん…」

佐藤「……//」

榊原「ごめん、性格悪い人は無理だなぁ」

佐藤「え……」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:45:48.83 ID:MqVMJgnc0
榊原「…なーんて、ね」

佐藤「えっ?」

榊原「僕だって、少しくらい仕返ししたっていいよね?これでおあいこ」

佐藤「榊原くん…?」

榊原「ありがとう佐藤さん。…僕も、佐藤さんが好きです」

佐藤「ッ!」

榊原「好きだよ、佐藤さん//」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:49:34.07 ID:MqVMJgnc0
佐藤「榊原くんのばかっ!」ギュッ

榊原「ちょ、ちょっと佐藤さん?//」

佐藤「もう…離さないんだから//」

榊原「僕だって、佐藤さんを離さないさ」

佐藤「榊原くん//」

渡辺「はいはい、そこまで」

榊原「わ、渡辺さん!?」

佐藤「珊!み、見てたの!?//」

渡辺「ぜーんぶ、ね」ニヤニヤ

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:54:45.54 ID:MqVMJgnc0
榊原「はは…何か恥ずかしいな。渡辺さんも人が悪いや」

佐藤「んもぉ~、ばかばかっ//」

渡辺「ふふっ。でも、二人が結ばれて、私も嬉しいわ」

佐藤「珊…」

渡辺「さあ、二人とも準備はいい?」ガララッ

榊原「うん!」

佐藤「もちろんっ!」

渡辺「ではどうぞ」

佐藤「行こう、榊原くん!あの美しく青い大空へ!!」

榊原「うん!僕らならあの入道雲だって飛び越えて行ける!!」