1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:55:21.00 ID:H/QjuqVh0
魔王「何を!」

スッ

スネーク「動くな!」

ターンッ

魔王「がっ・・・・・・」

カランカランッ

魔王「わ、私の杖が・・・・・そんな距離から」

スネーク「もう一度言う!両手を頭の後ろに回せ!」

魔王「うっ・・・・・・この迫力・・・・・・」

グッ

魔王「これでいいのか」

スネーク「そのまま床に伏せろ!」

魔王「わ、分かった」

ペタッ

引用元: 魔王「貴様誰だ!」スネーク「武器を捨てて両手を頭の後ろに回せ!」 


 

 
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:55:46.38 ID:H/QjuqVh0
魔王「くそっ!城の者はどうしたのだ!」

スネーク「お前以外全て行動不能にした。あとはお前だけだ」

魔王「な、なに!?」

スネーク「こんないい加減な警備システムでよく今まで無事だったものだな」

魔王「な、何者だ!」

スネーク「ただの傭兵だ。コードネームはスネーク」

魔王「スネーク?ゆ、勇者じゃないのか!」

スネーク「勇者・・・・・・懐かしいなだ・・・・・・」

魔王「し、知ってるのか!やつはどうした」

スネーク「勇者、戦士、僧侶、魔法使い・・・・・・いいやつはみんな早死にしてしまう」

魔王「し、死んだの!?」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:56:20.40 ID:H/QjuqVh0
スネーク「旅立ちの町を出てすぐにな」

魔王「早いな!で、ではほとんどお前一人で・・・・・・」

スネーク「すまないが、話している余裕はない。早く核発射シークエンスを中止するんだ!」

魔王「え!?な、何それ!」

スネーク「とぼけるな!!情報はとってあるんだ!」

グギギギギ

魔王「や、やめて!腕そっちにまがらないから!」

スネーク「はやくしろ!世界を滅ぼしたいのか!」

魔王「せ、征服するほうだから!私は!」

スネーク「拷問では口をわらないか」

魔王「ふ、ふぅ・・・・・・」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:56:48.12 ID:H/QjuqVh0
スネーク「くっ、しかたない。落ち着いて話をしようか」

魔王「お、お前が落ち着け」

スネーク「ほらっ、お前も入れ」

トンッ

魔王「な、なんだこれは」

スネーク「知らないのか?ダンボールだ。入ると落ち着くぞ」

ペタンッ

魔王「こ、これに入るの?」

スネーク「ほらっ、どうした遠慮するな」

魔王「わ、わかった」

ペタンッ

魔王「・・・・・・」

スネーク「・・・・・・」

魔王「な、なんか捨てられた猫になった気分だな」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:57:09.77 ID:H/QjuqVh0
スネーク「タバコ吸うか?」

スッ

魔王「す、吸わない」

スネーク「あいにく葉巻しかないがな、どうだ?」

魔王「だ、だから吸わないって」

スネーク「そうか。どうしても話さないか」

魔王「あ、あの私の部下達は・・・・・・」

スネーク「安心しろ。麻酔で眠っているだけだ」

魔王「そ、そうか。無事でよかった」

スネーク「核攻撃をしても賢者の遺産は手に入らないぞ」

魔王「な、なにそれ?」

スネーク「遺産はすでに別の場所に移された!お前の目的はもう失われているんだ!」

魔王「だ、誰か通訳を!」

スネーク「さあっ!早く核を止めるんだ!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:58:31.07 ID:H/QjuqVh0
グググッ

魔王「い、いたたた・・・・・・」

スネーク「言わないと折れるぞ!」

魔王「や、やめて・・・・・・」

ボキンッ!」

魔王「ぎ、ギアアアアアアア!」

スネーク「なっ、メタルギアだと!?」

魔王「うぐぐぐぐぐっ腕がああ」

スネーク「まさか!核はメタルギアの中か!」

魔王「か、回復!」キューンッ

スネーク「どこだ!」

魔王「な、何言ってるのこの人!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:58:55.83 ID:H/QjuqVh0
スネーク「オタコン!応答してくれ!敵が口を割らない」

魔王「こ、今度は一人で喋りだした!」

スネーク「そうだ!しかもメタルギアの名前まで出てきた」

魔王「何この人こわい・・・・・・」

スネーク「そうか!わかった試してみる」

魔王「も、もう帰ってくれないですか?」

スネーク「城を案内しろ!」

魔王「え!?ま、まだ何かやるの?」

スネーク「ここに核があることは間違いない!」

魔王「かくってなに!?」

スネーク「さあ立て!いつまでダンボールに入っている!」

魔王「あんたが入れたんでしょ!」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:59:25.61 ID:H/QjuqVh0
スネーク「この部屋は!?」

グイッ

魔王「わ、私の寝室だ」

スネーク「開けろ。妙なそぶりを見せたら撃つ」

魔王「だ、だめ!」

スネーク「ここか!」

魔王「ち、違う!何もないから!」

スネーク「いいから死にたくなければ開けろ」

魔王「ううっ」

ギギィ

スネーク「先に行け」

魔王「は、はい」

トテトテ


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 19:59:50.24 ID:H/QjuqVh0
ピッピッピッ

魔王「な、何やってんの!?」

スネーク「金属探知機だ。あやしいものがないか調べる」

魔王「な、何もないですよ!」

スネーク「黙っていろ!」

ピーッ!

スネーク「ここか!」

魔王「や、やめて!」

スネーク「この引き出しか。罠は・・・・・・ないようだな」

魔王「お願い!それだけは!」

スネーク「オタコン!喜べ!ここらしい。中の写真を撮ってそちらに送るぞ」

魔王「しゃ、写真なんてやめてー!」

ガラッ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:00:11.18 ID:H/QjuqVh0
スネーク「こ、これは!」

パシャパシャ

スネーク「お、女のくせにこんな玩具まで・・・・・・」

魔王「うっ///」

スネーク「こ、こんなものどうやってつかうんだ!?」

パシャパシャ

スネーク「まったく! 欲をもてあます!」

魔王「い、言わないで///」

スネーク「オタコン映像送ったがどうだ!?あやしいものはないか」

スネーク「何!?魔王の写真も一緒に送って欲しいだと」

スネーク「おい、ちょっとこっち向け」

魔王「///」

パシャパシャ

スネーク「よし!送ったぞ!」

スネーク「そうか!オタコン、かんばってくれ。あとは任せろ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:00:35.96 ID:H/QjuqVh0
魔王「も、もう怒ったぞ!食らえ!火炎極大魔法!」

ゴゴゥ

スネーク「ぐぁ!」

魔王「はーっはっは!油断したな!変質者め!」

スネーク「もぐもぐ」

魔王「な、なにをしている!?」

スネーク「動くな!」

ダンッ

魔王「がっ!なっ!あの火傷でどうして動ける!?」

スネーク「そのまま床に伏せていろ」

魔王「なっ、無傷だと!?」

スネーク「なんだ!?知らないのか?これを食べると傷が治るんだぞ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:01:03.65 ID:H/QjuqVh0
魔王「な、なんだそれは」

スネーク「携帯食料のレーションだ」

魔王「た、食べ物で傷が治るなんてそんな非現実的なことがあってたまるか!」

スネーク「何を言っている!アメリカ海軍でもイギリス空軍でもどこでも常識だぞ!」

魔王「ま、まじで!?」

スネーク「手癖が悪いみたいだな。悪いが拘束させてもらう」

ガシャリ

魔王「て、手錠・・・・・・」

スネーク「さて、これでゆっくり探せるな」

魔王「やめろ!見るな!変 ー!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:01:33.58 ID:H/QjuqVh0
スネーク「何もなかったな」

魔王「だから言っただろ!下 までじっくり調べおって!変質者!」

スネーク「核を撃つようなやつに言われたくない」

魔王「だから知らないって!それに下 ポケットにいれただろう!」

スネーク「次のスニーキングミッションに必要かもしれん」

魔王「うそだ!」

スネーク「そんなことを・・・・・・ちょっと待て通信が入った」

スネーク「どうしたオタコン!お前の分ならちゃんと確保したぞ!」

スネーク「何!?情報が間違っていた!?」

スネーク「分かった。すぐにそっちへ向かう」

魔王「おい!」

スネーク「なんだ」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:02:49.47 ID:H/QjuqVh0
魔王「今間違いって言った!絶対言った!」

スネーク「聞き間違いだ」

魔王「言った!言ったもん!聞いたもん!」

スネーク「間違いは誰にでもある」

魔王「早く手錠をはずせ!」

スネーク「それはだめだ」

魔王「なんでー!?」

スネーク「メタルギアのことを知っている以上一緒に来てもらう!関係ないとは思えん!」

魔王「だから知らないって!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:04:02.40 ID:H/QjuqVh0
スネーク「西の町が怪しいらしい。行くぞ!」

魔王「えっ、ほんとに行くの!?ちょっちょっと!」

スネーク「なんだ」

魔王「き、着替えとか!パジャマとか持っていかないと!」

スネーク「装備品は現地調達が基本だ!余計な荷物を持っていくな」

魔王「今すぐポケットの中を捨てろ!!」

スネーク「いくぞ!さあ歩け!」

グイッ

魔王「だ、誰かー!」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:07:59.22 ID:H/QjuqVh0
―――西の町

スネーク「よし、ここから敵陣だ。スニーキングミッションで行くぞ!」

魔王「な、なんで私まで……」

スタスタ

スネーク「なんだその歩き方は!もっとこう腰を落として、こうだ!」

ヒョコヒョコ

魔王「か、かっこわるい……」

スネーク「見つかったらどうなるかわからんぞ!死にたいのか!」

魔王「ううっ……」

ヒョコヒョコ

スネーク「よし!ほらっ、ダンボールをかぶれ」

魔王「ま、またこれ!?」

スネーク「ダンボールは万能だ。いくぞ!」

スポッ

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:10:02.83 ID:H/QjuqVh0
ヒョコヒョコ

魔王「な、なぁ、ほんとにこれバレてないか?」

スネーク「何を言っている。誰もこちらに気づいていないぞ。俺の後に続け!」

「ねぇ何あれ?」

「ママーダンボールが……」

「しっ、!見ちゃいけません!」

スネーク「見ろ。誰もこちらに気づいていない」

魔王「そ、そうか?」

ヒョコヒョコ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:12:42.60 ID:H/QjuqVh0
スネーク「オタコン!目的地についたぞ」

魔王「ここは宿屋?」

スネーク「分かった!今から進入する!行くぞ!」

魔王「え……でも」

ギィ

スネーク「ついてこい!」

宿屋「ちょ、ちょっとあんた……」

スネーク「ちっ!見つかったか!」

バシュッ

宿屋「うっ……」

スネーク「危なかった。仲間を呼ばれる前に麻酔銃が効いたか」

魔王「ひ、ひどい……」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:16:05.62 ID:H/QjuqVh0
スネーク「わかった!この部屋の中だな」

スネーク「よし!魔王、突入するぞ。援護してくれ」

魔王「え」

スネーク「いくぞ!わんっ!つーっ!」

魔王「ま、待って!心の準備が……」

スネーク「すりー!!」

ダンッ

スネーク「動くな!両手を頭の上に乗せろ!!」

魔王「の、のせろぉー」

スネーク「よし!そのままベッドにうつぶせになっていろよ!」

グイッ

スネーク「顔を上げろ……」

勇者「だ……誰?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:18:57.82 ID:H/QjuqVh0
スネーク「お前は勇者!なぜ生きている!」

魔王「勇者!?」

勇者「な、なんでって……教会で生き返らせてもらって……」

スネーク「馬鹿をいうな!死んだ人間が生き返るわけないだろう!」

スネーク「お前はモンスターにやられて死んだはずだ!」

勇者「違う!あんたがモンスターごと俺達を後ろから蜂の巣にしたんだろ!!」

スネーク「そうだったか?」

勇者「なんか変なダンボールがついてきてるとは思ってたんだ」

魔王「ひ、ひどい」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:22:19.83 ID:H/QjuqVh0
スネーク「細かいことは気にするな」

勇者「いや、けして細かいことじゃないと思うんだけど」

スネーク「だからと言ってお前が生きていた理由にはならん!教会とはどこの機関のコードネームだ!」

グイッ

勇者「いたたっ、だ、だから町の教会だよ!」

スネーク「いい加減な事を言うな!まさか貴様!ヴァンプのような特殊能力者か!」

勇者「はぁ!?」

スネーク「どこの機関だ!」

グイグイッ

勇者「な、何言ってるのこの人!」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:25:38.51 ID:H/QjuqVh0
スネーク「いわないか!魔王。俺が押さえているからボディチェックしろ」

魔王「えっ」

スネーク「勇者の体を調べろ」

魔王「で、でも男の子の体触るなんて……///」

スネーク「早く!」

魔王「わ、わかった……」

サスサスッ

勇者「あっ///」

ゴソゴソ

勇者「な、何も持ってないよ!」

魔王「な、何もないぞ」

スネーク「おい、一つチェックしてないところがあるぞ!調べろ!」

魔王「え、で、でも……」

勇者「おい、やめろ!」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:28:38.92 ID:H/QjuqVh0
スネーク「いいからやれ!死にたいのか!」

魔王「ううっー///」

ゴソゴソッ

勇者「ちょっ!」

スネーク「それじゃ駄目だ!ズボンの中を探れ!」

魔王「///」

勇者「な、なんてことを!」

ムギュムギュッ

勇者「や、やめっ」

スネーク「どうだ!魔王!」

魔王「硬い……です」

スネーク「勇者!貴様あああああああああ!発射シークエンスに入ったのか!!」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:34:47.51 ID:H/QjuqVh0
勇者「ほんと何言ってるの!?この人!」

スネーク「どうしても口を割らないか。わかった基地で調べさせてもらう」

勇者「はぁ!?」

スネーク「オタコン!捕虜を一人そちらに送る」

スネーク「特殊能力者のようだ!調べてくれ」

スネーク「そうだ!フルトン回収装置を使う!上空で回収してくれ」

ゴソゴソ

勇者「な、何をつけている」

スネーク「このパラシュートがガスで上空に上がる。上で回収してもらえ」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:35:03.88 ID:H/QjuqVh0
スネーク「ほらっ、立て!」

勇者「えっ?えっ」

スネーク「ほらっ、窓から出ろ」

ドンッ

勇者「えっ?」

バシュウウウウウウウウ

勇者「えええええええええええええええええ!?」

スネーク「よし!」

魔王「よくない!」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:37:14.27 ID:H/QjuqVh0
スネーク「そうか!確かに」

スネーク「オタコン!どこにも核などなかったぞ!どういうことだ!」

魔王「そ、そういう意味じゃないんだが」

スネーク「なに!?隣の建物だと?おいおい、勘弁してくれ」

スネーク「分かった。そちらに潜入する」

スネーク「よし、いくぞ」

魔王「ま、まだやるの?」

スネーク「ああ!世界の平和が俺にかかっている」

魔王「わ、私の平和はどこに……」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:40:10.69 ID:H/QjuqVh0
魔王「ほ、ほんとにここ?」

スネーク「ああ、間違いない!」

魔王「こ、ここ宿屋の隣の銭湯だぞ」

スネーク「オタコンによると女湯に核発射装置が隠されているらしい」

魔王「これ絶対オタコンが!!」

スネーク「黙れ!オタコンの情報に間違いはない」

魔王「いや、間違いだらけだったけど」

魔王「そ、それにここじゃさすがに見つかったらアウトだぞ」

スネーク「俺を信じろ!俺の信じるダンボールを信じろ!」

魔王「け、結局ダンボール……」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:43:50.98 ID:H/QjuqVh0
ヒョコヒョコ

スネーク「待て!」

魔王「え?このままダンボール被って突入するんじゃないの?」

スネーク「さっきの宿屋……只者じゃなかった。俺の偽装を見破った」

魔王「いや、みんな気づいてたよ!?」

スネーク「優秀な兵士が集まっているようだ。ここは敵歩哨を眠らせていく」

魔王「いや、あれ銭湯の番頭さんだと思うんだけど……」

バシュッ

番頭「うっ」

バタッ

スネーク「いくぞ!」

魔王「ほ、ほんとに!?」

ヒョコヒョコ

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:47:41.25 ID:H/QjuqVh0
スネーク「オタコン!聞こえるか!脱衣所への潜入に成功した」

魔王「これ犯罪……」

スネーク「なに!?また写真だと」

魔王「だ、だめ!それアウト!」

パシャパチャ

スネーク「どうだオタコン。そうか、気に入ったか」

スネーク「それで核は?」

スネーク「なに?湯船のほうだと。まったくいつもいつも無茶を言ってくれる」

魔王「い、いつもこんなことしてるのか!?」

スネーク「なに、俺に任せておけ」

スネーク「行くぞ!」

魔王「いくの!?」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:53:00.26 ID:H/QjuqVh0
ガラガラッ

スネーク「くっ……湯気でよく見えん!」

スネーク「そうか、分かった。サーマルゴーグルを使用する」

スネーク「うむっ、なるほど! 欲を持て余す」

スネーク「何?また写真か?」

パシャパシャ

スネーク「よし!送ったぞ」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:53:19.86 ID:H/QjuqVh0

魔王「ちょっ、ちょっとダンボールが……」

スネーク「なっ、湿気でしわしわに……まずい!」

ヘニャァア

「キャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

スネーク「しまった!見つかった!」

魔王「あわわわわ」

「ちかんよおおおおおおおおおおおお!」

スネーク「まずい!増援を呼ばれた!いったん撤退するぞ!」

ダダダッ

魔王「ま、待って!」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:58:22.82 ID:H/QjuqVh0
スネーク「ふぅ、巻いたか」

魔王「ぜぃぜぃ」

スネーク「オタコン!どこにも核などなかったぞ!どういうことだ!」

スネーク「!!?」

魔王「ど、どうした?」

スネーク「今の悲鳴は!?オタコン!?どうした!応答しろ!」

スネーク「オタコン!オタコオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

スネーク「むっ、別の周波数に通信が…メイ・リンか!?どうした?」

スネーク「オタコンと通信が繋がらなくなったのだが」

スネーク「お、おい、後ろからオタコンの悲鳴が聞こえるぞ」

スネーク「違う!俺は全てオタコンの指示で動いていただけだ!」

スネーク「誤解だ!」

スネーク「そうだ!何!?今までのミッションはオタコンの独断だと!?」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:01:46.17 ID:H/QjuqVh0
スネーク「そうか。わかった。本当の核はそこにあるんだな」

スネーク「了解。すぐに向かう」

魔王「な、何があったんだ?」

スネーク「オタコンめ……むちゃしやがって……」

魔王「あの聞いてる?」

スネーク「いくぞ!」

魔王「だからどこに!?」

スネーク「俺達と勇者が旅立ったあそこだ」

魔王「あそこ?」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:03:56.67 ID:H/QjuqVh0
―――王国

魔王「さ、さすがに私がここに入るのはマズイのだが……」

スネーク「どうした」

魔王「見つかったら殺されてしまう……これでも敵の親玉だし」

スネーク「安心しろ。ほらっ」

トンッ

魔王「またこれか……」

スポッ

スネーク「友軍の施設だから俺はこのまま行く。ついてこい」

魔王「帰りたい……」

ヒョコヒョコ

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:06:55.01 ID:H/QjuqVh0
スネーク「メイ・リン。ここでいいんだな」

スネーク「了解。まさに灯台元暗しだな」

スネーク「ここにメタルギアと核が……」

兵「ちょっと勝手にお城に入らないで下さい」

スネーク「俺だ。入るぞ」

兵「誰ですか!?」

スネーク「スネークだ」

兵「だから誰!?」

魔王「み、見つかったら殺されちゃう」

ガクガク

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:09:25.43 ID:H/QjuqVh0
王様「本当に来るのだな?」

リキッド「はい、間違いありません。大統領」

王様「いや、大統領って誰!?」

リキッド「スネークと魔王は罠とも知らずにのこのこ釣られてくるでしょう」

王様「あ、あの聞いてる?」

リキッド「くくくっ、大統領お任せください。たっぷり歓迎してあげますよ」

王様「おーい」

リキッド「このアウターヘブンでな!はーっはっはっは!」

王様「ここ王城だから!」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:13:32.34 ID:H/QjuqVh0
スネーク「大統領おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

ズルズルッ

兵「ちょ、ちょっと入らないでってばー」

兵「何この人!?全然人の話きかないし」

ズルズルッ

魔王「あうあうっ……」

スネーク「大統領大変です!」

王様「いや、大統領じゃないし。っていうか誰?」

スネーク「お忘れですか!スネークです。勇者と一緒に旅立った」

王様「はぁ?い、いたかな?そんなの」

魔王「あうあうっ……」

ヒョコヒョコ

王様「あっ!あれは勇者達の後ろに何かくっついてたダンボール!」

スネーク「思い出しましたか!」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:17:41.52 ID:H/QjuqVh0
スネーク「大変です。大統領!ここに核が隠されているという……」

リキッド「騙されてはいけませんよ。大統領」

スネーク「お、お前は!?」

王様「だから大統領じゃねーって!!」

魔王「な、なんか変なのが増えた……」

ヒョコヒョコ

リキッド「そいつは裏切り者です。その証拠に……」

カポッ

魔王「あーっ!だ、ダンボールが!」

王様「ま、魔王!?」

リキッド「見てください。大統領。こいつは魔王とともにあなたの暗殺を謀っていたのです」

王様「な、なんだと!?あと大統領じゃない!」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:24:40.85 ID:H/QjuqVh0
スネーク「リキッドおおおおおおおおおおおおおおお!」

リキッド「諦めるんだな。スネーク、お前はもう籠の中の蛇に過ぎない」

魔王「こ、殺されちゃう……」

王様「よ、よし!皆のもの……こやつらを」

リキッド「お待ちください。大統領。ゲノム兵にこいつらを殺させるのは簡単です。しかし……」

王様「いや、ゲノム兵なんていないよ?」

グイッ

スネーク「くっ」

魔王「あうあうっ……」

リキッド「こいつらには聞かなければならないことがある」

王様「な、何を……」

リキッド「拷問ならお任せください」

王様「ねぇ?聞いてる?」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:27:39.73 ID:H/QjuqVh0
リキッド「オセロット!こいつらを拷問部屋までつれていけ!」

戦士「?」

リキッド「聞いているのか!オセロット!」

戦士「え!?俺!?」

リキッド「当たり前だ。行け」

戦士「あ、あのー、王様?」

王様「あー、うん、任せた」

戦士「え!?俺が相手するの!?これの?」

リキッド「さあ!いくぞ!オセロット」

ズルズルッ

スネーク「は、離せ!」

魔王「ご、拷問はいやあああああああ!」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:33:33.94 ID:H/QjuqVh0
スネーク「くっ……裸で磔とはいい趣味だな」

魔王「や、やめろ!みるなぁああああ!」

ジタバタ

スネーク「暴れるな。体力を温存しておけ」

魔王「こっち見るなぁ!」

ジタバタ

リキッド「さあ、話して貰おうか。フォックスダイのワクチンについてな」

スネーク「なんのことだ!」

リキッド「知らないとは言わせないぞ!俺達ゲノム兵の遺伝子を破壊するウィルスを撒いただろう!」

スネーク「そんな作戦は知らされていない!」

リキッド「嘘をつけ!」

リキッド「んっ、それとも貴様が知っているのか?魔王?」

魔王「し、知るわけないじゃないか!見るな!●●●!」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:39:46.77 ID:H/QjuqVh0
スネーク「お前こそ核発射をやめるんだ!」

リキッド「交渉はワクチンが手に入ってからだ!」

魔王「な、何言ってるの!?この人たち」

スネーク「オセロット!核が発射されれば報復にここも無事ではすまないぞ!」

戦士「へっ!?お、俺にふるなよ」

リキッド「体に聞いてみるしかないようだな。オセロット!電流のスイッチを入れろ」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:40:04.15 ID:H/QjuqVh0
戦士「だからオセロットじゃねーって!」

リキッド「早くしろ!」

戦士「わ、わかったよ」

ポチッ

スネーク「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」

魔王「キャアアアアアアアアアアアアアアアア!」

ビリビリビリビリッ

スネーク「耐えろ!△ボタンを連打するんだ!」

魔王「はぁ!な、何言ってんのこの人おおおおおおおおおおお!」

ビリビリビリビリッ

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:44:30.39 ID:H/QjuqVh0
戦士「お、おお……裸の女の子が悶絶してる」

ビリビリビリビリッ

魔王「あああああああ!あー!」

クネクネッ

戦士「す、すげぇ」

魔王「あっあっあーーーーーーーーーーーー!」

戦士「やべぇ興奮してきた」

リキッド「ははは!オセロットの拷問好きには困ったものだな」

戦士「そ、そんなんじゃねーよ」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:50:08.09 ID:H/QjuqVh0
リキッド「さあ、話す気になったか」

スネーク「知らん!」

リキッド「お嬢さんのほうはどうかな?」

魔王「ううっ……何でも話すからやめてぇ……」

スネーク「おい!貴様それでも工作員か!」

魔王「違うよ!」

リキッド「よし、では全部話してもらおうか」

魔王「わ、私は魔王で……世界征服を企んでて……変なおじさんに拉致されてここにいる」

リキッド「……どうやら素直に話す気はないようだな、オセロット!」

魔王「ほ、本当だ!わ、私は……」

ポチッ

スネーク「うおおおおおおおおおおおお!」

魔王「も、もういやあああああああああああ!」

ビリビリビリビリッ

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:56:26.00 ID:H/QjuqVh0
リキッド「しぶといな……」

ビリビリビリビリッ

魔王「うっ……うっ……」

ジョボボボボ

リキッド「むっ、こいつ失神してもらしやがったぞ」

戦士「お、女の子の排尿キター!!」

リキッド「この辺が限界か。スネーク。話す気になるまで続けるから覚悟しておけ!」

スネーク「くっ……」

リキッド「いくぞ!オセロット!」

戦士「お、俺もうちょっとここに」

リキッド「はやくしろ!」

戦士「わ、わかったよ!あとオセロットじゃねー!」

スタスタッ

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:02:15.94 ID:H/QjuqVh0
スネーク「おい、大丈夫か」

魔王「うっ……」

スネーク「気がついたか」

魔王「も、もうお嫁にいけない……ううっ……ぐすっ」

スネーク「大丈夫だ。こんな拘束はすぐにとける」

魔王「聞いてないし……」

スネーク「靴に小型ナイフを隠してあってな。よっと」

スパッ

スネーク「よし、お前の拘束も解いてやる」

スパスパッ

スネーク「メイ・リン!聞こえるか。そうだ!大統領もやつらに協力しているらしい」

スネーク「なに!?まさか!?ここがアウターヘブンだと!?」

スネーク「わかった。まず装備を回収する」

スネーク「魔王!」

魔王「み、見るな!見せるな!」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:04:32.49 ID:H/QjuqVh0
スネーク「安心しろ。股間に手をこう当てて、こうやって走るんだ」

スタタッ

スネーク「やってみろ」

魔王「できるか!ふ、服を早く!」

スネーク「まったく、それでよく戦場を生き残ってこられたものだな」

魔王「こんな戦場はいやだ……」

スネーク「仕方ない。俺が回収してくる」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:13:06.91 ID:H/QjuqVh0
王様「どうだった?」

戦士「すごく……興奮しました」

王様「はぁ!?」

リキッド「なかなか口を割りません。大統領。ですが時間の問題でしょう」

王様「あー、もう大統領でいいや」

ダダダッ

兵「お、王様大変です!」

王様「あー、もう!今度はどうした」

兵「あの変なおっさんと魔王が逃げました!」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:14:08.46 ID:H/QjuqVh0
王様「何!?ま、魔王が解き放たれた……」

リキッド「ご安心を大統領」

王様「え」

リキッド「レイブン!」

僧侶「へっ?私?」

リキッド「ウルフ!」

魔法使い「え!?」

リキッド「マンティス!」

大臣「わ、わし?」

リキッド「そして、オセロット!この4人がやつらを必ずしとめて見せます」

王様「何言ってんだ、こいつ?」

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:20:07.29 ID:H/QjuqVh0
スネーク「メイ・リン分かった、地下へ向かう」

魔王「ああ……服を着ているこの幸せ……」

スネーク「地下に核とメタルギアの整備が進められているらしい、いくぞ!」

魔王「も、もうこの城私の魔法で吹き飛ばして終わりにしない!?」

スネーク「駄目だ!核が誘爆したらどうするんだ!」

スネーク「行くぞ!」

戦士「待て」

スネーク「お、お前は!オセロット!」

戦士「だから違うって!!誰だよ!それ」

スネーク「気をつけろ魔王、奴は銃の天才だ」

魔王「剣しかもってないぞ?」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:24:21.22 ID:H/QjuqVh0
戦士「何か知らないが、魔王!」

魔王「な、なんだ?」

戦士「お前を倒して俺のものにする!」

魔王「火炎極大魔法!」

ゴゴゥ

戦士「……」バタッ

プスプスプスッ

スネーク「オセロット……老いたな」

魔王「あーっ!もうっ!鳥肌がたっちゃった、きしょくわるい」

スネーク「いくぞ!」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:30:18.98 ID:H/QjuqVh0
僧侶「ここは通しませんよ」

バッ

スネーク「レイブンか!?」

僧侶「ち、ちがっ」

魔王「火炎極大魔法!」

僧侶「……」バタッ



魔法使い「ここは……」

スネーク「ウルフ……」

魔王「火炎極大魔法!」

魔法使い「……」バタッ

スネーク「お、おい。ちょっとは相手の話を聞いたらどうだ」

魔王「お前が言うな!」

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:35:02.89 ID:H/QjuqVh0
大臣「え、えーっと……命だけは」

スネーク「気をつけろ!あいつはサイコ・マンティスだ!」

魔王「いやなんか命乞いしてるように見えるんだが」

スネーク「心を読まれるぞ!」

魔王「心を?」

スネーク「そうだ!行動を読まれては勝ち目がない」

スネーク「なんだ?メイ・リン。ふむ!そうか!」

魔王「ど、どうした」

スネーク「2コンに切り替えろだそうだ」

魔王「何言ってるかまったく分からないんだけど!」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:36:57.44 ID:H/QjuqVh0
スネーク「よし、切り替えたぞ」

魔王「え?え?」

バシュッ

大臣「うっ……」バタッ

スネーク「よし!厳しい戦いだった」

魔王「無抵抗の人間を撃っただけにしか見えなかった……」

スネーク「この先か……」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:39:44.22 ID:H/QjuqVh0
リキッド「大統領!早くこちらへ!」

王様「な、なんなんだ。さっきから」

リキッド「地下でメタルギアと核発射の準備を進めております」

王様「はぁ!?」

リキッド「核を発射するなんて聞いてない?くくくっ、甘いですよ、大統領」

王様「ねぇ!?どこから電波拾ってるの!?それ」

リキッド「さあ、この先です」

スネーク「待て!そこまでだ!」

リキッド「ちぃ!」

スネーク「大統領をはなせ!」

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:45:21.45 ID:H/QjuqVh0
リキッド「動くな!動いたら大統領の命はないぞ!」

王様「ええ!?」

スネーク「くっ」

魔王「な、なぁ王よ。こいつらは何を言っているんだ?」

王様「さ、さぁ?」

魔王「なんかすごく不毛なことをしているような気がするのだが……」

王様「奇遇だな……わしもだ」

リキッド「余計なことは言わず、私と一緒にメタルギアに乗ってもらう。大統領」

ズルズルッ

スネーク「ま、待て!」

リキッド「くくくっ、この扉の向こうだ」

スネーク「それ以上行ったら撃つぞ!」

グッ

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:49:57.97 ID:H/QjuqVh0
リキッド「大統領ごと撃つだと?お前にそんなことができるわけがない」

スネーク「くっ」

リキッド「さらばだ!スネーク!」

ギギィ

リキッド「さあ!この門の向こうに!」

リキッド「……あれ?」

スネーク「へ?」

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:50:31.51 ID:H/QjuqVh0
王様「あ、あのそれ裏門の扉……」

リキッド「何!?どういうことだ!私のアウターヘブンはどこだ!」

スネーク「おい!メイ・リンどうなっている!おい!応答しろ!」

魔王「お、おい、王」

王様「あ、ああ。分かっている」

王様「こいつらひっとらえろおおおおおおおおおおおお!」

魔王「火炎極大魔法!」

リキッド「ギャアアアアアアアアアアア!」

スネーク「おい!応答してくれええええええええええええ!」

173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 22:55:05.81 ID:H/QjuqVh0
戦いは空しい

だが戦士は戦場でしか生きられない

世界の平和のため?とんでもない

戦いのための戦いを日々繰り広げている

だが、そこに一人ひとりが光を持って戦っているのだ

それは小さな光だが、決して見えないわけじゃない

スネーク「そう!それが俺達のアウターヘブン(天国の外)だ!!」

魔王「やかましい!黙れ!」

王様「おとなしく牢屋に入っていろ!」

スネーク「こんなことをしている間に核が!」

リキッド「ここから出せ!フォックスダイが!」

ガタガタッ

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:00:33.77 ID:H/QjuqVh0
魔王「な、なんか色々悪かったな」

王様「いや、こちらこそ早く不審者として捕らえておけばこんなことには」

魔王「人間にしては話が分かるな」

王様「うむ、常識をもった者と話すのがこんなにうれしいとはおもわなんだ」

王様「どうだ?これを機に友好条約を結ぶというのは」

魔王「いいだろう。今後、このようなことのないようお互い注意しようではないか」

王様「魔王!」

魔王「王!」

ガシッ

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:02:48.39 ID:H/QjuqVh0
リキッド「お前のせいだぞ!劣等遺伝子のくせに!」

ボコッ

スネーク「劣等遺伝子はお前だろうが!バーカ!」

ボコッ

リキッド「バカっていうほうがバカだ!このやろう!」

スネーク「やるか!」

リキッド「おお!最後は拳で勝負してやる」

スネーク「CQCで俺に勝てると思っているのか!」

ボコボコボコボコ

魔王「だめだ……こいつら……」

180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 23:06:25.36 ID:H/QjuqVh0
―――そして

???「今ロシア軍基地の潜入に成功した」

???「了解!むっ、カギがかかっているな」

???「コード?いや、大丈夫だ!開錠魔法!」キィーン

???「よし!資料は手に入れた。今から脱出する」

???「何!?敵に気づかれた?脱出ルートを案内する?大丈夫だ」

???「脱出呪文!」シュンッ

???「任務完了だ!は?俺にコードネーム?」

???「そんなんいーよ?んーどうしてもっていうなら」

勇者「わかった。こちら勇者!これより帰還する!」


おしまい