7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 13:40:47.22 ID:Nm5ktAXN0
P「メガネ取ってもブサイクだな」

律子「……」ウルッ

チュッ

P「泣くなよまだブサイクになるつもりか」

律子「うぅっ……じゃあキスしないで下さいよぉ」

引用元: P「メガネ取ってもブサイクだな」律子「……」 


 

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3  13 秋月律子
秋月律子(CV:若林直美)
日本コロムビア (2015-11-11)
売り上げランキング: 24,758
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 13:48:55.36 ID:Nm5ktAXN0
律子「おはようございまーす」 ガチャ

P「黙れブサイク臭いが移る」

律子「なっ……!?」

P「耳も遠いのか救いようが無いなブサイク」

律子「あ、朝からなんなんですかプロデューサー!?私が何か」

P「臭い喋るな」

律子「ッッ~~~~!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 13:54:07.17 ID:Nm5ktAXN0
春香「おはようございますー」 ガチャ

律子「うぅっ……ひぐっ……うぅ」

春香「え?律子さん?え?」

P「……おはよう春香」 カタカタカタカタ……

春香「プ、プロデューサー!何で律子さん泣いてるんですか?」

P「知らないよ」 カタカタカタカタ……

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 14:01:49.51 ID:Nm5ktAXN0
春香(この態度…プロデューサーが何かやったんだ)

春香「り、律子さんとりあえずお手洗い行こう?もうすぐみんなが……」

P「春香」

春香「!」 ビクゥッ

P「今日すぐに撮影だろ?余計な事しないでいいから」

春香「余計な事って……」 チラ

律子「うううぅぅ……」 シクシク

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 14:42:40.26 ID:Nm5ktAXN0
女子トイレにて

春香「律子さん落ちついて?何があったの?」

律子「うぅ、ひぐっ……えぐ……プロ、プロデューサーが、ブサイクって、ぅぅぅ」

春香「え?ブサイクって律子さんのことを?本当の事とはいえ酷い……」

春香(でもいつもの律子さんなら怒って言い返しそうなものだけど……)

律子「ぅぅぅぅぅぅ……」 クズグズ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 14:49:42.97 ID:Nm5ktAXN0
ドンドンドン!

P「春香ッ!!いつまでブサイクに構ってるつもりだ!さっさと撮影言って来い!」

春香「ひっ!?は、ハイわかりましたすぐ出ます」

春香「律子さんごめんね?私行くね……」

シーン……

律子「おいブサイク」 ガチャ

律子「え?プ、プロデューサー?」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:11:48.96 ID:Ax1mJep80
律子「おはようございます」ガチャ

P「ようブサイク、おはよう」

律子「………」

P「どうした?ボーっとして」

律子「いいえ、なんでもありません」


律子「ふぅ…」


律子「慣れないわ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:15:10.82 ID:Ax1mJep80

小鳥「プロデューサーさん?そうやって女の子をいじめても、ろくなことはありませんよ?」

律子「小鳥さん…」

P「別にいじめてるわけじゃないですって」

小鳥「なら、何でそういう風に律子さんを呼ぶのですか」

P「本当のことじゃないですか」

小鳥「………」

律子「………」


ガチャ

おはようございまーす

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:18:50.36 ID:Ax1mJep80

P「春香たちも、おはよう」

春香「おはようございます、プロデューサーさん」

千早「今日もよろしくよろしくお願いします」

P「相変わらずお前達は可愛いなぁ…それに引き換え…」

テクテク

律子「…何ですか、プロデューサー?」

ヒョイ

律子「あ、ちょっとっ!」


P「メガネ取ってもブサイクだな」


律子「な…っ!」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:22:28.85 ID:Ax1mJep80

春香「ぷ、プロデューサーさんっ!」

P「ん?どうしたんだ春香」

春香「し、仕事ですよ、仕事!」

P「もうそんな時間か?まだ余裕は…」

千早「は、早く行ってリハーサルしましょう!」

P「おいおい、引っ張るなよ…小鳥さん、それからブサイク、行ってきます」

小鳥「はいはい、行ってらっしゃい」


バタン


律子「………」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:26:47.84 ID:Ax1mJep80

真「おはようございまーす!」

雪歩「プロデューサーたちが丁度お仕事に向かってました」

小鳥「おはよう、ちょっと早めに仕事に行ったのよ」

律子「………」

雪歩「律子さんもおはようございます」

真「律子、おはよう!」

律子「………」

真「(またプロデューサーに言われたのかな?)」

雪歩「(多分…だっていつも言ってるもん)」


小鳥(毎度毎度、空気が重たくなっちゃう…)

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:34:13.92 ID:Ax1mJep80

あずさ「おはようございます」

亜美真美「亜美真美さんじょ→!」

伊織「おはよう」

小鳥「みんなおはよう、亜美ちゃん真美ちゃんも元気ね」

亜美「もちろんだよピヨちゃん!」

真美「朝からテンションクライマックスだよ→!」

伊織「そこは抑えなさいよ」

伊織「それに引き換え…」

律子「…みんな来たわね、早速準備して」

伊織「(ちょっと!またなの!?)」

真「(どうやらそうみたい…)」

伊織「(まったく…冗談でも人を不機嫌にさせるのはやめて欲しいわ)」

律子「では竜宮小町、行ってきます」ガチャ

小鳥「行ってらっしゃい、気をつけてね」

バタン

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:40:03.45 ID:Ax1mJep80

小鳥「はぁ…」

真「プロデューサーと律子が揃うと、毎回空気が重くなりますね」

雪歩「プロデューサー、律子さんが嫌いなんだね」

小鳥「んー、そんなことないと思うけど…」

律子「忘れも」ガチャ

真「だって!嫌いでもない人に「ブサイク」なんていいませんよ!」

律子(入りづらいわね)

律子(…帰ってきてからでも良いか)バタン

雪歩「そうですよねぇ、私もブサイクって言われたら…うぅ」

小鳥「ゆ、雪歩ちゃんは大丈夫よ!」

真「そ、そうだよ、雪歩は可愛いよ!」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:44:09.42 ID:Ax1mJep80

雪歩「小鳥さん、真ちゃん…」

真「ところで、嫌いでもないなら何でプロデューサーは律子に酷いこと言うんですか?」

雪歩「私も気になります」

小鳥「そうねー…ちょっと昔の話をするわね」

―――

私がまだ小学生だったときのことなんだけどね

真「(ちょっと昔…?)」

雪歩「(ま、真ちゃん!)」


…ごほん、私は一人の男の子からいじめを受けていたわ

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:50:58.22 ID:Ax1mJep80

その子は何かしら私にちょっかいを出してきたの

「小鳥足遅いな!」「小鳥給食食べるの遅いな!」

「小鳥なのになんでピヨピヨ鳴かないんだよ」


真「うわー、居るんですねそういう男の子」


それでね、その子は4年間ずっと同じクラスだったんだけど

その子が親の仕事の関係で、引っ越すことになったの


私をいじめるとき意外はやさしい男の子だったわ…

クラスの子皆にお別れの手紙を書いて、お別れ会のときに皆に渡していったの

でも、そのとき私はもらうことは無かった

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 15:55:35.26 ID:Ax1mJep80

でも、家に帰るとその子からお手紙が来ててね…

「ずっといじわるしてごめんね、小鳥のこと好きだったよ」って…

―――

雪歩「わぁ、なんかドラマチックですね」

真「その子は、どうなったんですか?」

小鳥「私はその子のこと、ちょっと苦手だったから…」

真「まぁ、いじめられていれば普通そうなりますよね」

雪歩「どっちもかわいそうですぅ」



小鳥「その子に似てるのよ、プロデューサーの今が」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:00:06.21 ID:Ax1mJep80

真「けっこう子供なんですね、プロデューサーって」

小鳥「私が勝手に思ってることだから、なんともいえないけど」

小鳥「好きな子ができたこと無いんじゃないかしら」

雪歩「そうなんですか?」

小鳥「なんとなく、そう思うだけだけどね」



律子「…嫌いかぁ」

伊織「ちょっと、何ため息なんてついてんのよ」

亜美「大丈夫、疲れちゃった?」

律子「なんでもないわ、それより仕事よ!気を引き締めていきましょ」


伊織(律子が一番、引き締められてないじゃない)

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:09:41.56 ID:Ax1mJep80

P「おつかれ春香、千早」

春香「お疲れ様です、プロデューサーさん」

P「最近は波に乗ってきたからな、この調子で行こうな」

千早「そうですね、この調子でお願いします」

P「おう、じゃあ765プロに戻るか」

春香・千早「はい!」



律子「お疲れ様みんな…私の指示にミスがあったわね」

亜美「うー、ごめんね律っちゃん」

あずさ「亜美ちゃんのせいでも、律子さんのせいでもないわ」

伊織「そうよ、悪いのは律子…じゃなくてアイツなんだからっ!」

律子「…とりあえず戻りましょう」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:16:49.99 ID:Ax1mJep80

P「お、竜宮小町も今終わったところか?」

亜美「お疲れ兄ちゃん!今日はやばかったっぽいよ」

春香「ミスでもしちゃったの?」

伊織「亜美!」

P「伊織もお疲れ」

伊織「…ふん!」スタスタスタ

P「あれ、伊織のやつすごい機嫌悪いな」

千早「仕事で何かあったのでしょうか」

律子「…お疲れ様です」

春香「お疲れ様です、律子さん」

P「お疲れブサイク」

千早「………」イライラ

春香「(千早ちゃん、落ち着いて)」

千早「(幾らなんでも流石に耐えられないわ、春香)」

律子「行きましょう、みんな」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:23:45.35 ID:Ax1mJep80

P「ただいま戻りました」ガチャ

小鳥「プロデューサーさんたちも、お疲れ様でした」

雪歩「お茶淹れました、どうぞ」

P「ありがとう雪歩」

真「(伊織、伊織?)」

伊織「(…何よ)」

真「(なんで伊織まで不機嫌になってるのさ)」

伊織「(…律子が指示ミスしたのよ)」

真「(え、あの律子が?)」


伊織「(最近は、アイツが特に酷く当たってるもの)」

真「(ああ…プロデューサーがねぇ)」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:28:00.46 ID:Ax1mJep80

春香「それじゃあ、お疲れ様でしたー」ガチャ

小鳥「みんな気をつけてねー」

バタン

P「千早と伊織は、一緒に帰らなくて良かったのか?」

千早「…」

P「千早?」

千早「プロデューサー」

P「どうした?」

千早「プロデューサーは、どうして律子にだけ酷いことを言うんですか?」

小鳥・伊織「!?」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:39:17.46 ID:Ax1mJep80

P「ひ、酷いこと?」

千早「そうです、女性に対して『ブサイク』なんて、信じられません」

P「そ、それは…」

伊織「アンタのせいで律子のコンディションが悪くなるの」

伊織「今まではそれだけだったけど、今日はめずらしく指示にミスがあったわ」

P「律子がミスを…」

小鳥「少なくとも、女性が聞いて喜ぶ言葉じゃありませんよ」

小鳥「嫌いだとしても、声に出して言う必要ないじゃないですか」

P「お、俺はそんな!」

P「…失礼します」ガチャ

バタン

伊織「逃げた!」

千早「プロデューサー…」


小鳥「これで少しは、マシになってくれると良いんですけど…」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:45:28.21 ID:Ax1mJep80

「プロデューサーは、どうして律子にだけ酷いことを言うんですか?」

「アンタのせいで律子のコンディションが悪くなるの」

「少なくとも、女性が聞いて喜ぶ言葉じゃありませんよ」


P「俺のせい…かぁ」

P(俺だってわかんないよ…律子はブサイクなんかじゃないし)



P「もっと構って欲しいから…なんて言えるわけ無いか」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:49:46.38 ID:Ax1mJep80

律子「あー、失敗するなんて…」

律子「伊織たちに申し訳が立たないわね」

「ブサイク」

「メガネ取ってもブサイクだな」


律子「プロデューサーにあんなこと言われたから、なんて」


律子「そんなこと…言えるわけ無いじゃないの」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 16:57:33.36 ID:Ax1mJep80

ガチャ

P「おはようございます」

小鳥「プロデューサーさん、おはようございます」

響「遅いぞ、プロデューサー」

美希「ミキ達のほうが早く来るなんて、めずらしいの」

貴音「何か…あったのですか?」

P「今日は3人の仕事だったな…ごめんごめん、すぐに行こうか」

伊織「………」

P「じゃあ、行ってきます」ガチャ

律子「あ」

P「あ…」

律子「おはようございます」

P「お、おはよう…じゃあ」

バタン

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:15:50.53 ID:Ax1mJep80

伊織「律子、遅いじゃない!」

律子「ごめんなさい伊織、亜美とあずささんも」

あずさ「具合は大丈夫ですか?」

律子「ううん、別に病気とかそういうのじゃありませんから」

亜美「うあうあー、もう時間あまり無いよー!」

律子「不味いわね…急ぎましょ!」ガチャ

小鳥「行ってらっしゃい」

バタン

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:20:21.68 ID:Ax1mJep80

P「ご、ごめんなみんな…」

響「プロデューサー、あの指示じゃうまく動けないぞ?」

美希「プロデューサー、大丈夫?」

貴音「具合でも悪いのでしょうか?」

響「朝も遅くて、仕事のときも暗かったよね…何かあったの?」

P「ぐ、具合が悪いの…かもな」

美希「それなら、もっと早く言ってほしいな」

貴音「私達は構いませんから、少し休まれては如何でしょうか」

P「本当にスマン」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:24:16.19 ID:Ax1mJep80

P「ふぅ…女々しいなぁ」

P「仕事に私情挟むなんて…」

P「俺、どうすれば良いのかなぁ」



律子「みんな、お疲れ様」

亜美「今日はバッチリ決めたよ→」

伊織「まぁ、当然よねっ」

あずさ「律子さんも、お疲れ様です」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:29:34.21 ID:Ax1mJep80

律子「風邪引く前に、着替えましょう」

「はい」

律子「今日はなんとかうまくいったみたいね」

律子(プロデューサーにも言われてないし)

律子「こんな日が続くと良いのだけど…」



律子「ただいま戻りましたー」ガチャ

小鳥「お疲れ様、みんなは帰ったのかしら?」

律子「はい、送ってきました」

小鳥「そう、じゃあ私達も早く切り上げましょうか?」

律子「プロデューサーたちは?」

小鳥「先にみんな上がったわ」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:32:14.53 ID:Ax1mJep80

律子「…そうですか」

小鳥「あら、何か用事でもあったの?」

律子「いえ、そういうわけでは…」

律子「それじゃあ今日はもう上がりますね」

小鳥「うん、お疲れ様」

ガチャ バタン


小鳥「さてと…私も準備しなくちゃ」ピッ

差出人:P

件名:飲みに行きませんか?

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:36:49.54 ID:Ax1mJep80

ガラガラ

小鳥「えーっと、プロデューサーさんは…」

P「小鳥さーん!」

P「すみません、いきなり呼び出して」

小鳥「プロデューサーさんの方から誘っていただくのは珍しいですね」

P「そういえばそうですね」

P「それじゃ、飲みますか?」

小鳥「はい!」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:41:02.47 ID:Ax1mJep80

二人「かんぱーい!」

P「ゴクッゴクッゴクッ…ぷはーっ!」

小鳥「一気にいきましたね」

P「今日は久しぶりなんで、飲みたいと思って…」

小鳥「それだけなんですか」

P「え、何か言いましたか?」

小鳥「いえいえ、何でも無いですよ…コクコクッ」

………

P「小鳥さぁん…俺、仕事で失敗しちゃいましたよぉ…」

小鳥「あらあら、何かあったんですか?」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:48:44.15 ID:Ax1mJep80

P「俺が指示ミスして…響たちに怒られて…」

P「具合が悪くないのに一人休んでぇ」

小鳥「そうだったんですか…」

P「最近もやもやすることが多くて」

小鳥「律子さんも、仕事でミスしましたからね」

P「俺ぇ…律子にぃ、ブサイクって」

小鳥「何で律子さんにそういうことを言うんですか?」

P「…分からないんです…嫌いじゃないのに…あんなこといって」


小鳥(やっぱり、不器用なのね)

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 17:55:15.51 ID:Ax1mJep80

小鳥「まぁまぁ、プロデューサーさんは不器用なんですよ」

P「俺がぁ?」

小鳥「律子さんのこと、どう思ってますか?」

P「仕事もできてぇ…きれいでぇ…可愛くてぇ…」

小鳥「おおぅ」

P「それからぁ…」

小鳥「好きなんですか?」

P「…それがぁ…わからないんです」

小鳥「もう十分に分かりますから!」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 18:02:41.23 ID:Ax1mJep80

小鳥「プロデューサーさんは、律子さんのことが好きなんです」

P「好きなの…かなぁ」

小鳥「そうに決まってます!」

小鳥「いいですか、女の子に暴言とか吐いたら駄目です」

小鳥「そんなことしていたら、嫌われて相手にされなくなっちゃいますよ?」

P「うーぅ…」

ガラガラ

小鳥「今日は飲みすぎましたね…タクシー呼びましょうか?」

P「じ、事務所で…寝ますぅ」

小鳥「大丈夫ですか、プロデューサーさん」

P「大丈夫れすぅ」

小鳥(…まぁ、大丈夫かな)

小鳥「それじゃあ、お疲れ様でした」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 18:06:58.19 ID:Ax1mJep80

律子(私としたことが…また忘れて来ちゃった…)

律子(今日は流石に小鳥さんも帰っちゃっただろうから)

律子「明日朝一で、765プロに行かないと!」





律子「おはようございまーす」ガチャ

律子「何このにおい…お酒!?」

P「うぅ…」


律子「プロデューサー!?」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 18:14:50.49 ID:Ax1mJep80

P「痛っ!」

律子「大丈夫ですか、プロデューサー?」

P「…あ、頭痛い」

律子「お酒臭いですよ、昨日飲みましたね?」

P「水ぅ…」

律子「待っててくださいね」スタスタ


律子「はい、お水と胃腸薬です」

P「…んあー」

律子「じれったい…ほらっ、ちゃんと座って」

律子「はい口あけて上向いて、あーん!」

P「あ、あーん」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 18:21:37.14 ID:Ax1mJep80

サラサラ…

P「フゴッ…フゴッ!」

律子「はい、お水です」

P「んぐっ…コクコク」

律子「換気しますね」

P「ぷはっ…」

P「ず、頭痛薬は?」

律子「頭痛は我慢してください。吐き気は無くなると思いますから」

P「…はい」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 18:27:24.62 ID:Ax1mJep80

P「あれ、他のみんなは…?」

律子「まだ早朝で皆来てませんよ」

P「り…律子は何で居るんだ?」

律子「忘れ物を取りに来ただけです」

P「そ、そうか…」

P(…律子と二人)

律子(そういえばプロデューサー、律子って…)


律子「ぷ、プロデューサー?」

P「な、なんだ律子?」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 18:36:42.93 ID:Ax1mJep80

律子「いつもみたいに私のこと…その…『ブサイク』って言わないんですね」

P「ふぇっ!?…痛たたた」

律子「顔見るたびにプロデューサーにそう言われて…すごいショックですよ?」

P「あ、あれは…」

律子「私だって女ですからね…傷ついたりしますよ」

律子「それに…プロデューサーに言われるって思うと…」ゴニョゴニョ

P「え?」

律子「と、とにかくっ!」

P「痛っ!」キーン


律子「いくら、き、嫌いな相手だからって、そういう接し方をするのは大人らしくありません」


律子(流れで言ってしまったわ…)


P(な、何が起こったんだ…律子を嫌い?)

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 18:46:25.95 ID:Ax1mJep80

P「き、嫌い…?」

律子「多分、小鳥さんからお説教されたのでしょう?」

P「…確かにそうだけど」

律子「だから言ってこないわけですよね?」

P「は…はい」

律子「…はぁ、ならもう良いですかね」

律子「たとえ嫌いであろうと、仕事上のお付き合いはしてもらいますからね」

P「嫌いじゃないって」

律子「はいはい、分かってくれたのなら良いですって」

P「本当に嫌いじゃないから!…痛たた」

律子「じゃあ何なんですか?」

P「それはー…」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 18:58:04.43 ID:Ax1mJep80

P「好き…だよ…?」

律子「っ!…無理してまでそういうこと言わないでください」

P「無理とかじゃないよ」

律子「ですがっ」

P「俺だって、わからないけど…その、律子に…もっと相手してもらいたい、というか…」

律子「だったら普通に言えば良いじゃないですか」

P「律子と話したいとかも…あんまり自分では分かってなくて」

律子「でも…言ってさえくれれば!」

律子「悩むことなんて無かったのにっ」

119: 屑Pに設定したせいで書きづらい 2012/03/10(土) 19:04:22.00 ID:Ax1mJep80

P「伊織から聞いたよ、仕事…ミスしたの」

P「お前のせいだって言われて…」

P「本当かどうか知らないけど…俺が律子不機嫌にさせてるんだって思ったら、情けなくなって」

P「そしたら仕事、ミスしちゃって」

P「本当にゴメン…」

律子「やめてくださいよ」

律子「もう…わかりましたから」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 19:08:37.67 ID:Ax1mJep80

P「勝手かも知れないけど…俺は律子がその、好きだから」

P「できればこれから仲良くして欲しい…」

律子「…私、散々に言われてきたんですけど」

P「それは、ゴメンって言って許してもらえないだろうけど…」

律子「そうですね、許せません」

P「うっ…」

律子「だから、私もひとつお返しを考えましたよ」



P「お返しって?」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 19:14:52.99 ID:Ax1mJep80

真「おはようございます」ガチャ

P「おう真、雪歩もおはよう」

雪歩「おはようございます」


律子「それじゃあ私達は仕事に向かいますね」

小鳥「行ってらっしゃい、頑張ってね」

P「行ってらっしゃい」

律子「はい、ブサイクプロデューサー殿」


「!?」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/10(土) 19:16:12.09 ID:Ax1mJep80
〆 意味は察してくださると嬉しいです