2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 21:20:42 ID:4NP5otxY

キルア「小遣いくれるって言ったから わざわざ戻ったのに ゲームかよ」


ミルキ「このゲームは ただのゲームじゃない」


ミルキ「まあ俺にかかれば楽勝にクリアだがな」


キルア「早く約束の 2000万ジェニーくれよ」 



 

HUNTER×HUNTER モノクロ版 33 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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売り上げランキング: 10
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 21:26:04 ID:4NP5otxY

ミルキ「このゲームには ハンターライセンスが必要だ」


キルア「兄貴 ライセンス持ってねえもんな」


ミルキ「いちいち堪に障る奴だな 早くライセンス出せよ」 ムカムカ 


キルア「2000万ジェニー」


ミルキ「いつもの口座に振り込んでやる」カチャカチャ


キルア「で…ライセンスがいるって事は グリードアイランドみたいなもん?」 


4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 21:30:44 ID:4NP5otxY

ミルキ「原理は同じだ 念を使ってゲームの中に入る」

ミルキ「ゲーム中に死ねば 本体の人間も死ぬ」


キルア「ふーん」


キルア「兄貴と一緒にゲームって言うのは 気が進まないけど」


キルア「面白そうだから 俺も参加するわ」


ミルキ「頼んでねえぞ」


キルア「いいじゃんか あっ金半分返すからさ」 


6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 22:04:25 ID:4NP5otxY

ミルキ「邪魔だけはするなよ」


キルア「はいはいっと」


ライセンス差し込む


キルア「じゃあ 早速」 シュワ

ミルキ「先に行くなよ」シュワ 

ピカッ 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 22:07:47 ID:4NP5otxY

―進撃の巨人ゲーム中― 

キルア「ふぅん ほんとグリードアイランドみたいだな」


キルア「兄貴いないけど…まあ いいか」


キルア「にしても 周りは草原だし…誰もいないじゃん」


キルア「あっ! ゲームの内容聞くの忘れた」 


ドドドドドド 


キルア「?」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 22:10:12 ID:4NP5otxY

キルア「でかっ!!あれ人間かよ!?」


キルア「ああ…進撃の巨人だから、あれが巨人かぁ」

キルア「でも走り方 気持ち悪!」


ドドドドドド 

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 22:14:57 ID:4NP5otxY

巨人「ウガァ…」 バンッ 


キルア「何だ?口あけて」 ヒョイッ 


巨人の頭に乗る 


キルア「うーん 見渡す限り 草原しか見えないなぁ」


巨人「ウガァ」 バンッ


キルア「こんな ノロマに捕まらねえよっと」 


キルア「とりあえず倒しておくか」 シュッ


バキィ! 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 22:19:55 ID:4NP5otxY

巨人「…ウガァ」


キルア「顔半分吹っ飛んだのに…まだ生きてる」


「ちょっと そこの子供!!危ないよ!!」


キルア「ん?」


ハンジ「っていうか 子供が素手で巨人に挑むなんて!!」


ハンジ「見ていて危ないけど…すっげえな君!!!!まるで奇行種に出会ったみたいだよ」 ハアハア 

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 22:24:36 ID:4NP5otxY

キルア「なんだ このオバサン…」 

パシュ クルクルクルクル ズサッ

巨人「」ドサッ


リヴァイ「おい…クソ眼鏡…これは どういう状況だ?」


キルア「あっ 巨人の弱点…もしかして項?すげえ回転切り」 


リヴァイ「おいガキ…てめえは なんで ここにいる」 

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 22:32:53 ID:4NP5otxY

キルア「あっ…俺?」


ハンジ「この子供凄いんだよ!!巨人をキックして 顔半分吹っ飛ばして」


リヴァイ「信じられねえが…それは俺も見ていたが」

ハンジ「ねえ君!!人間!?どうやって そんなキックができるの!?」


キルア(ゲームキャラに説明すんのも 面倒くさいな)

キルア「体 鍛えたから」


ハンジ「すっげえ強いな!!人間技とは思えないよ!!反射神経も半端ないし!!」 ハアハアハア


キルア「ねえオジサン…このオバサンさっきから気持ち悪いんだけど」 

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 23:32:05 ID:4NP5otxY

リヴァイ「クソ眼鏡が 気持ち悪いのは否定はしないが(オジサン?)」


ハンジ「プッ クスクス リヴァイがオジサンだってさ」 アハハ 

リヴァイ「お前もオバサンだろうが」


キルア(どっちもどっちだと思うけど)


ハンジ「で…君はなんで壁外に?」


キルア(壁外?ああ…そんな設定なんだろな)


キルア「覚えてないんだけど…兄とはぐれて」 ブリッコ 

ハンジ「お兄さんと!?」 

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 00:07:33 ID:M9FURzME

ハンジ「そうか…(お兄さんがいないって事は捕食されたんだろうな)」 シンミリ 


キルア「…」 ジー 


リヴァイ「なんだ?」 


キルア「兄貴に似ているような…」


リヴァイ「そうか…(兄は捕食されたんだろうな)」


シーン 

20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 00:18:40 ID:M9FURzME

ハンジ「リヴァイを兄だと慕ってくれていいからね」 グスッ


リヴァイ「必ず家まで送り届けてやる」


キルア(この雰囲気…兄貴死んだと思ってるんじゃね?)


キルア(兄貴とりあえず見つけないと ゲームクリアが分からないよな)


キルア「兄貴探したいし とりあえず一緒に行動するわ」


ハンジ(お兄さん探すって…不憫) グスッ 

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 00:24:44 ID:M9FURzME

――― 


キース「貴様は何者だ?」


ミーナ「はっ!豚小屋出身の家畜以下です!!」


一同(豚小屋…) チラッ 


ミルキ(おい…)


ミルキ(なんで俺が こんな所に…) 

22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 00:35:21 ID:M9FURzME

――― 
夕食時

コニー「笑っちゃいけないのは分かってるんだけどさ」


コニー「俺『豚小屋出身の…』の時 思わず吹きそうになったぜ」


ジャン「あ?あいつだろ」 チラッ 


ミルキ「…」


ジャン「この食糧難に…なんで あんなに肥えてやがるんだ?」


マルコ「ジャン…聞こえるよ」


ジャン「はぁ?さっきから空になった皿見て呆然としてるから平気だろ」 

23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 00:43:02 ID:M9FURzME

ミルキ(クソ不味いスープにパン…)


ミルキ(肉とかねえのかよ) グウー 


ミルキ(早いとこ ゲームクリアして…ズラからねえと) グウー 


ミルキ(キルアの野郎…どこに居てるんだ?) グウー 

24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 22:13:18 ID:M9FURzME

ミルキ「おい!お前…そこのお前だよ」 


ミルキ「金やるから パンよこせ」ガサガサ


サシャ「へ?」


ミルキ(チッ ゲーム入る前にポケットに入れてた金…ねえじゃないか)


サシャ「お金より私は パァンの方が欲しいです」


ミルキ「チッ」 


26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:59:21 ID:uU/v3kMw

――― 


コニー「すげえよな あのミルキって奴」


コニー「姿勢制御訓練の時、重すぎて支柱しなっていたよな!」


ジャン「肥えすぎだろ」


コニー「でもさ 動きは早いんだよな~ 対人格闘とか敵わねえしよ」


ジャン「あれじゃ兵士無理だろ…立体起動のワイヤー切れるんじゃねえのか?」

マルコ「でも…ミルキ だんだん痩せてきたよ?」


コニー「訓練キツイわ 飯少ねえわ だと痩せるだろ」 

27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 19:03:57 ID:uU/v3kMw

ミルキ(俺は…何やってんだよ)


ミルキ(っていうか ハンターライセンスねえと 現実世界に戻れねえ)


ミルキ(キルアの野郎!!どこに行ってやがるんだよ!!) グー 


ミルキ「チクショウ!!チクショウ!!」 

28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 19:13:07 ID:uU/v3kMw

――― 

キルア「♪」 ヒュン ヒュン 


キルア「これいいじゃん♪団長さん 最高!!」


エルヴィン「ハハハ 君は本当に凄い逸材だよ キルア」


エルヴィン「立体起動は使いこなすし 戦闘にも長けている」


キルア「でも いいのかよ 俺 兵士じゃないぜっ」


エルヴィン「上層部も納得済みだよ、是非 人類の為に力を貸して欲しい」


キルア「ふーん」


ハンジ「リヴァイより強い人間がいるなんて、しかも子供!」 

30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 19:18:13 ID:uU/v3kMw

ハンジ「ウォールマリア奪還も夢じゃないよ!」


エルヴィン「ああ」


キルア「ウォールマリア?」

エルヴィン「ああ…キルアは記憶喪失だったな」


エルヴィン「この世界は 3つの壁で囲まれている」


ハンジ「キルアと初めて会ったのは 壁の外だよ」


キルア「ああ…壁の外には巨人がいるんだっけ?」


キルア「あの弱っちいの」 

31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 19:26:40 ID:uU/v3kMw

エルヴィン「巨人が弱い とはね」


ハンジ「いやぁ 君と出会えて最っ高に嬉しいよ!!」


キルア(巨人って念も使えない ただのデクノボウじゃん)


キルア(ゲームクリアは そのウォールマリア奪還ってヤツか?) 


リヴァイ「どうだ?立体起動の調子は?」


キルア「超最高」 ヒュン ヒュン 

32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 19:30:27 ID:uU/v3kMw

キルア「ねえ 兄貴見つかった?」


リヴァイ「いや…」


キルア「超デブのブタ君なんだけどさ」


リヴァイ(不憫だな…)


キルア「あいつの事だし、どっかで飯食ってんじゃねえかな」 

33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 19:40:09 ID:uU/v3kMw

ハンジ(キルアは記憶喪失で…お兄さんは生きてると思ってるんだね)


ハンジ(不憫…)


シーン 


キルア「いや…だから何度も言うけど 生きてるって」

エルヴィン「…キルア 君にこれをあげよう」 パサッ 


キルア「何…このマント」


エルヴィン「自由の翼だ」


キルア「え?ガキじゃねえし…マントで遊ばねえし」

エルヴィン「君は自由を手に入れる力がある…前を向いて進んでいこう」


キルア(もしかして…慰められてるのかよ) 

34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 19:46:47 ID:uU/v3kMw

キルア「そのウォールマリアだっけ?奪還してもいいけど」


キルア「兄貴見つからないと帰り方わかんねえし」


キルア「とりあえず めっちゃブタいたら 連れてきてよ」


ハンジ「うんうん 見つけてあげるからね」 

キルア(探す気ねえだろ) 


36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 20:07:58 ID:uU/v3kMw

――― 


ミルキ(このゲーム内では…あれから ずいぶん年月が経った)


ミルキ(ゲーム内での1年は 現実世界での1日)


ミルキ(訓練なんか辞めて 町にでるべきだった)


ミルキ(だが…ゲームクリアのキーマンとなる者は 訓練兵と聞く)


ミルキ「誰なんだよ!!」


ジャン「あ?嫌味か それは…」


ジャン「誰って…お前だろうが…首席は」


ミルキ「?」


ミカサ「ミルキが一番…私が二番…力が及ばなかった」 

37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 20:14:09 ID:uU/v3kMw

ミカサ「よって 私はあなたをブタと心で呼ぶのをやめよう」


アルミン「ミカサ…(ブタって呼んでいたんだね)」 


エレン「おいミカサ ミルキは もうブタじゃねえよ」


エレン「すっかり細くなったな!!ミルキ」


ミルキ「あぁ?殺されてえのか?」


エレン「ミルキの毒舌にも すっかり慣れたぜ」


エレン「お前は憲兵向きじゃねえよ」


エレン「調査兵団に入ろうぜ!」 

38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 20:38:56 ID:uU/v3kMw

ミルキ「いや…俺は 


エレン「俺は調査兵団に入り 巨人を駆逐する」 キラッ


ミルキ「ん? お前…そのカギ…」


ミルキ(もしかして こいつが主人公か?)


ミルキ(主人公が持つという 地下室の鍵…)


エレン「おいミルキ?」


ミルキ「俺も調査兵団に入ってやる」ニヤ


ミルキガ チョウサヘイ? シュセキダロ? 

39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 22:52:25 ID:uU/v3kMw

――― 

カンカンカン 

エレン「おい!ミルキ!調査兵団が帰ってきたぞ!」

ミルキ(俺は何で こいつと馴染んでるんだ…) チッ 


エレン「あれが…人類最強の兵士…リヴァイ兵長か…って…あれ?」


ミルキ(んん!?)


エレン「ミルキ…お前…すげぇ似てるな!!」 ビックリ 


「見て あの訓練兵…リヴァイ兵長にそっくり」

ガヤガヤガヤ 


40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 22:59:09 ID:uU/v3kMw

ミルキ(あれは…キルア!?)

「あの…リヴァイ兵長の弟さんですか!?」 

「あなたも 強そうだ これは人類に希望が持てる!!」

ミルキ「うるせえな!!おい!!どけよお前ら!」


ミルキ「キルア!!」


エレン「キルア?」


ミルキ「チクショウ!!ここからじゃ聞こえねえか!!」 

41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 23:05:37 ID:uU/v3kMw

ハンジ「毎度の事ながら 君の人気は凄いね、リヴァイ」


リヴァイ「…」


ハンジ「今日は特に 民衆が騒いでるよ」


キルア「ふーん、そうゆうもん?」 パカラパカラ 


ハンジ「キルアもその内 名前が知られるよ」


ハンジ「なんたって 今回の壁外調査の討伐数だけで 17体だよ?」 


キルア「巨人って 騒いでる割に 数少ねえのな」 

42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 23:09:51 ID:uU/v3kMw

ハンジ「壁外調査は なるべく巨人との戦闘を避けるからね」


ハンジ「皆 キルアみたいに強くはないんだよ?捕食されてしまうリスクを避けるんだ」


キルア「捕食ねえ」


ハンジ「今回は リヴァイとキルアの活躍で 兵士は無償で帰れたよ」


キルア「ふーん」 


45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 23:54:02 ID:Q9ekxIlo

――― 


ミルキ「エレンが喰われた…だと?」


アルミン「…」


ミルキ(主人公 エレンじゃねえのかよ)


ミルキ(超大型巨人が現れて…俺が後方にいた間に)

ミルキ(じゃあ ここにいる意味ねえだろ…)


ミルキ(チッ ガスはもうすぐ無くなる) 

46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 21:15:35 ID:ACj6eXiI

ミルキ「巨人なんて弱っちいのに、喰われるなんてな」


ミルキ(主人公だろ?)


アルミン(僕を助ける為に…エレンは…) 


ミカサ「ミルキ…巨人が弱いと言うのなら」


ミカサ「この状況を あなたなら救えるというの?」 ギロッ 


ミルキ「ぁあ!?」 

47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 21:20:23 ID:ACj6eXiI

ミカサ「できもしないのに…エレンを侮辱した」 


ミカサ「よって あなたにはしかるべき制裁が必要」 ジャキ 


ジャン「やめろ!!お前ら!!んな事をしてる場合かよ!!」


ジャン「ガスの補給をしようにも…本部は巨人がウロチョロしてやがる」


ジャン「あいつらを どうにかしねえと…俺らは戻れねえ!!」


ジャン「こんな時に争うんじゃねえよ!!」 

48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 21:26:52 ID:ACj6eXiI

ミルキ「あいつらを一掃すればいいんだな」ジャキ


ミルキ「お前ら俺を雇うだけの金もねえくせに…チッ」 

マルコ「え?ミルキ…ガスも足りないのに 無茶だ!自殺行為だよ!!」


ミルキ「うるせえな」 シュッ 

ジャン「ミルキ!!!!」 

49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 22:04:39 ID:ACj6eXiI

―――

コニー「なあ…ミルキが巨人一掃してるよな」


マルコ「うん…」


コニー「なんで あいつ あんなに強いんだよ」


コニー「俺がバカだから わからねえんじゃないよな?」


マルコ「救世主…」


ジャン「はあ?」 

51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 22:11:28 ID:ACj6eXiI

マルコ「あっ…いや ミルキがいたら 世界を救えそうな気がしたんだ」


ジャン「救世主ねえ…口の悪い救世主様だな」


マルコ「でも…凄いよね なんか こうオーラを感じるよ」


ジャン「オーラねえ」


ジャン「まあ…でも この最悪の状況は打破できたな」 

52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 22:16:58 ID:ACj6eXiI

ミカサ(マルコの言ってる事は一理ある)


ミカサ(何故なら ミルキの周りが白く…エネルギーに満ちている)


ミカサ(私には見える) 


アルミン「ミルキ…凄いね」

ミカサ「ミルキはエレンを侮辱した…でも…」


ミカサ「皆を救ったのも事実」


ミカサ「よって…私はミルキに謝罪しよう」 

53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 22:31:58 ID:ACj6eXiI

――― 


ミルキ「なあ」 シュタッ 


ミルキ「巨人一掃してたら なんか その内の一匹からエレン出てきたぞ」


一同「!!!!!!」


ミカサ「ぇ…エレン!!エレン!?」 ダダッ 


ミカサ「ぅ…うわぁーん!!」 ダキシメル 


アルミン「え? え?」


ミルキ「項削いだ時に出てきたが…」 


ミルキ「もうちょい深く削いでたら 死んでたかもな」

ミルキ(危なかったじゃねえか) 

54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 22:36:06 ID:ACj6eXiI

ミルキ「なんで巨人の項に 人がいるんだよ?」


ミルキ「誰か説明しろ…お前知らねえか?」 ジロッ 


アニ「」


アニ「なんで私に聞くんだよ?」


ミルキ「お前が一番 冷静に見えたからな」


アニ(何…こいつ…)


アニ「知るはずないじゃない」 

55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 23:11:08 ID:ACj6eXiI

ベルトルト「そんな事を…説明できる人なんていないんじゃないかな」


ミルキ「お前…誰だっけ?」

ベルトルト「」


ミルキ「お前らが恐れてる 超大型巨人や鎧の巨人も同じじゃないのか?」


ミルキ「項に人がいる」


アニ「…推測にすぎないね」 

ミルキ「ああ今はな…まあ俺にかかれば明らかになる」フン 

56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 23:17:00 ID:ACj6eXiI

ミルキ「とりあえず腹減ったし 俺は戻るぞ」 ヒュン 


ジャン「あいつ…ほんと訳わかんねえ奴だな」 


アニ「…」


ミカサ「なんでもいい…エレンが無事なら」 

57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 23:24:11 ID:ACj6eXiI

――― 


ペトラ「兵長!増援を集めてきました!」


キルア「もう終わったけど?」


リヴァイ「今回も怪我人はゼロだ」


ペトラ「凄いですね!!先日から 兵士は誰も捕食されていませんね!!」


リヴァイ「キルアが戦果をあげている」 


エルヴィン「リヴァイ!」 


エルヴィン「戻るぞ…様子がおかしい」 

58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 23:28:11 ID:ACj6eXiI

リヴァイ「?」


エルヴィン「五年前と同じだ…」


エルヴィン「壁が破壊されたかも知れない」


リヴァイ「!?」 


キルア「またかよ」


エルヴィン「急いで戻るぞ」 ヒヒーン 


リヴァイ「ああ」 

59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 23:32:28 ID:ACj6eXiI

――― 


リヴァイ「おい…ガキ供…これは どういう状況だ!?」

ミカサ、エレン、アルミン「…」 


キルア「お?巨人がいるかと思ったけど…いないじゃん」 シュタ 


ミカサ「それは…


ミルキ「キルアぁぁぁ!!」 

60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 00:17:06 ID:BP0rzAC6

キルア「へ?」


ミルキ「お前!!どこをほっつき歩いてんだよ!!」


キルア「ん?兵長が二人?」

キルア「ああ…ゲームだから バグった とか」


ミルキ「るせえな!!俺が今まで どんだけひもじい思いをしたか分かるか!!」

キルア「ひもじい?……」 

ミルキ「チクショウ!!俺だ!!わからねえのか!?」 

61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 00:20:36 ID:BP0rzAC6

キルア「もしかして…兄貴?」


ミルキ「イライラさせんなよ!!」


リヴァイ「兄が生きていたのか?」


キルア「んー だいぶ別人なんだけど」


キルア「痩せたな!」グッ


ミルキ「軽く言うなよ!!」 


68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 20:53:12 ID:BP0rzAC6

ミルキ「お前がいないから!俺は帰れねえだろうが!」


キルア「あっ そうなの?」

ミルキ「ライセンスねえと 帰れないんだよ!!」


キルア「ふーん」


キルア「にしても…ププッ 今まで何してたんだよ?えらい痩せたじゃん」


リヴァイ「キルアの兄は 訓練兵だったのか…」 

69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 21:00:09 ID:BP0rzAC6

キルア「ブッ…訓練兵!!」


キルア「兄貴 訓練兵なんだ!(笑)」


ミルキ「…殺すぞ」


キルア「まあまあ いいじゃん 訓練きつくて痩せれたんだろ?」


ミルキ「訓練なんてな 親父に仕込まれた修行に比べたら 屁でもないわ!!」


ミルキ「飯だ飯!菓子もねえし!ジュースもねえし!」 

70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 21:06:07 ID:BP0rzAC6

キルア「あー笑いすぎて腹いてえ!!」


ミルキ「…」


シュタッ

ハンジ「おっ!!リヴァイ!どう?やっぱり壁壊されてた!?」 


ミルキ「俺はリヴァイじゃねえ」


ハンジ「ん?」 

71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 21:09:31 ID:BP0rzAC6

ハンジ「え?大丈夫かよ!!リヴァイ…頭でも打った?」


ハンジ「そういえばリヴァイ…背ぇ伸びた!?」


ハンジ「ハッ もしかして巨人に引っ張られて伸びた…とか?」


ハンジ「それなら是非とも話を聞かせて欲しい!!今後の研究の為にも!!」 ハアハア 

72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 21:16:18 ID:BP0rzAC6

ゴンッ!

ハンジ「」


キルア「すげえ兵長の頭突き…」


キルア「兵長って 身長の話タブーなんだ」 


リヴァイ「…」 プイッ 


キルア「確かに似てるよな~兄貴と兵長」 マジマジ 


リヴァイ「他人の空似だろうが」 

73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 21:21:29 ID:BP0rzAC6

ハンジ「え!?キルアのお兄さん!?」 ムクッ 


キルア「すっげえタフだな この人」


ハンジ「ええ!?見つかったの?生きてたの!?」


ハンジ「訓練兵…?」


イアン「彼の活躍で この作戦において、兵士は1人も捕食されていない」 


ハンジ「おっ イアン久しぶり!」 

74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 21:25:24 ID:BP0rzAC6

キルア「へえ~兄貴やるじゃん」


キルア「普段引き込もってゲームばっかりなのにな!」


キルア「俺、尊敬するわ」 ニヤニヤ

ミルキ(ぜってえ殺す!キルア!)


ハンジ「兄弟揃って強いんだね」 


ミカサ「あの」 

75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 21:33:32 ID:BP0rzAC6

イアン「なんだ?アッカーマン」


ミカサ「エレンを忘れないで欲しい」


ミカサ「巨人化したエレンの体力が限界…よって然るべき治療と休息を」


全員(ミルキに注目しすぎて…忘れていたな) 

76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 23:01:02 ID:BP0rzAC6

――― 

ミルキ「とりあえず一旦戻るぞ」


キルア「えぇ~ 面白くなってきたじゃん」


ミルキ「俺は…コーラが飲みたい」


キルア「コーラかよ」


ミルキ「スナック菓子も食いたい!!分かるだろ!!見ろ…手が震えてきている」


キルア「へえー」


ハンジ「おーい キルア!審議所行くよ」 

77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 23:03:54 ID:BP0rzAC6

キルア「あっ 悪い!兄貴 また後で!」タタタッ


ハンジ「ほらほら早く」 


ミルキ「おい!こら!キルア!!」 

78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 23:12:58 ID:BP0rzAC6

キルア「審議所って…例の巨人になれる奴の審議?」

ハンジ「そうそう…巨人化して岩で穴を塞いだ訓練兵ね」


ハンジ「んー あの時 あの場所に私達もかけつけたんだけど…」


ハンジ「いまいち どの子がエレンか覚えてないんだよね」 ハハッ 


キルア「ああ~ 皆 あの時兄貴に注目しすぎだろ」


ハンジ「そうそう リヴァイが2人いて びっくりだよ」

キルア(あっ…また兄貴に ゲームクリアの話を聞くの忘れたじゃん) 

79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 23:17:32 ID:BP0rzAC6

ハンジ「多分 エレンは 調査兵団預かりになるはず」

キルア「ふーん」


ハンジ「そうなる様に演出を考えたから」


キルア「ふーん」


キルア(巨人になれる奴…主人公とか?)


キルア(影薄くね?) 

80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 23:26:37 ID:BP0rzAC6

―――

オルオ「旧調査兵団本部…このデカイお飾りが お前を囲っておくには 最適の物件になるとはな…」パカパカ


エレン「…」 パカパカ 


オルオ「おい…調子に乗るなよ!!新兵!」


オルオ「お前みたいなションベン臭いガキンチョに…リヴァイ兵長が つきっきりになるな ガリッ 


オルオ「ウオゥオォォォ!!!!!!」 ブシュッ 


キルア「ダサっ!」 

81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 23:31:36 ID:BP0rzAC6

キルア「ねえ…この人 舌かんだんだけど」


ペトラ「うん 気にしなくていいわよ」


オルオ「」


キルア「全く気にしてねえけど 単にカッコ悪い」


オルオ(くそっ!!このクソガキがぁ!! くそっ!!しゃべれねぇ!!) ダラダラ 

82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 23:35:19 ID:BP0rzAC6

――― 


キルア「エレンだっけ?」


エレン「はい!」 バッ←敬礼 

キルア「あっ…別に敬礼とかいいし」 

83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/27(日) 23:09:45 ID:GofmOVGI

キルア「1つ言っておくけど 俺、兵士じゃねえし」


エレン「え!?でも調査兵団の精鋭部隊に…」


キルア「うーん 成り行き?」


キルア「まあ それは置いといてさ」


キルア「巨人になれるのって 誰でもなれるもん?」


エレン「少なくとも俺の周りにはいないし…俺がどうして巨人化できるのかも分からない」 

キルア「ふーん」


キルア(やっぱり こいつが主人公だよな) 

84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/27(日) 23:14:08 ID:GofmOVGI

キルア「じゃあさ、聞くけど…何か望みとかある?(ベタだけど 願い事叶えたらゲームクリアとか)」


エレン「俺の望みは…巨人を駆逐する事しか考えていない」


キルア「自分、駆逐できんの?」


エレン「」 

85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/27(日) 23:20:23 ID:GofmOVGI

キルア「もっと具体的にないの?」


エレン(子供だよな? なんだ この威圧感…尋問?)


エレン「シガンシナ区にある…俺の家の地下室に行く事かな」


エレン「地下室にさえ行けば…巨人の謎が分かる と親父が言ってた…」 


キルア「それだ!!」


エレン「!!」 ビクッ


エレン「え…それ?」


キルア「あっ こっちの話」 

86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/27(日) 23:25:52 ID:GofmOVGI

キルア「よし!行くか そのシガンシナ区」 


エレン「え!?」


エレン「いや…シガンシナ区に行くには ウォールマリアを奪還しないと」


キルア「ウォールマリア…ハンジが言ってたな」


キルア「うん、なんか繋がったわ」


エレン(分隊長を呼び捨て!?) 

87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/27(日) 23:31:09 ID:GofmOVGI

キルア「だいたい分かった、あっ!もう自分いいわ」

エレン(ぇえ!?)


エレン(なんか調査兵団って 変わり者すげえ多いよな)


キルア「んじゃあ!」 

88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/27(日) 23:41:39 ID:GofmOVGI

―食堂― 

バンッ 


キルア「いたいた!兵長」


リヴァイ「…なんだ?」


キルア「ウォールマリアって どうやったら行けんの?」


オルオ「ブフッ!!!!」


ペトラ「オルオ汚い…お茶吹くの止めてくれない?」

オルオ「ゲホッ グホッ いや…だってな このガキンチョが 『ちょっと近所行ってきます』みてえに言うからな」 


ペトラ「仕方ないでしょ?キルアは記憶喪失で この世界の事が分かっていないんだから」


オルオ「それにしてもだな!」 


92 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/28(月) 23:30:43 ID:5ItkumtQ

ペトラ「ウォールマリアが破壊されたから…シガンシナ区に行くのは容易ではないのよ?」


ペトラ「シガンシナ区に行く為には、ルートを考えて少しずつ進まないと」 


オルオ「いいか!?ガキンチョ!!お前には分からないか?」


オルオ「何故分からないか分かるか?それはお前が俺の域に達していないからだ」


キルア「今日は舌を噛まずに言えたじゃん」


オルオ「」


ペトラ「オルオはともかく 危険よ?キルア」 

93 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/28(月) 23:36:22 ID:5ItkumtQ

オルオ「フッ ペトラ、こんなガキに言っても理解できないだろう」


オルオ「なるべく巨人との戦闘は避ける…これが壁外で死なないコツだ」


キルア「ふーん 怖いんだ」

オルオ「お前は知らないから教えてやろう…何故俺が精鋭と呼ばれているのか」

オルオ「俺の巨人討伐数は39体…どうだ?ションベンちびったか?」 

94 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/28(月) 23:39:22 ID:5ItkumtQ

キルア「え!?まじ!?」


オルオ「どうだ?ビビったか!?」


キルア「少なっ!!」


オルオ「」


キルア「巨人と遭遇しない様にとか、戦闘を避けるだの言ってる限り」


キルア「何年かかっても、ウォールマリア奪還なんて無理なんじゃねえの?」 

95 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/28(月) 23:45:12 ID:5ItkumtQ

リヴァイ「キルア…お前の言う事は最もだな」


リヴァイ「だが…兵士を死なせる訳にはいかない」


リヴァイ「お前に実力があるのは認める」


リヴァイ「今度の大規模壁外遠征での活躍しだいによっては…上に進言してやろう」


キルア(勝手に話を決めるなって兄貴怒るかもな)


キルア(まあ…構わないな、全然) ニヤリ 


キルア「OK その話乗った」 

96 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/28(月) 23:52:07 ID:5ItkumtQ

―大規模壁外遠征― 

ドドドドド

ペトラ「兵長!!指示を!!」


エルド「指示を下さい!!」


オルオ「あいつは危険です!俺達が殺るべきです!!」

グンタ「兵長!!」


エレン「また…仲間が…俺がやります!」


キルア「じゃあ そろそろ」 シュッ 

100 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 18:55:54 ID:yiZ4G9YI

キルア「…」 ヒュン 


ペトラ「え!?もしかして キルア、戦うの!?」


オルオ「兵長!!いいんですか!?」


キルア「あっ!兵長ー!!俺一人でいいから」 ヒュン


キルア(こいつ他の巨人と比べて早えな) ヒュン 


キルア(まっ…他の巨人と比べて…だけど) ニヤッ 

101 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 18:56:49 ID:yiZ4G9YI

キルア「…」 ヒュン 


ペトラ「え!?もしかして キルア、戦うの!?」


オルオ「兵長!!いいんですか!?」


キルア「あっ!兵長ー!!俺一人でいいから」 ヒュン


キルア(こいつ他の巨人と比べて早えな) ヒュン 


キルア(まっ…他の巨人と比べて…だけど) ニヤッ 

102 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 18:57:44 ID:yiZ4G9YI

キルア「…」 ヒュン 


ペトラ「え!?もしかして キルア、戦うの!?」


オルオ「兵長!!いいんですか!?」


キルア「あっ!兵長ー!!俺一人でいいから」 ヒュン


キルア(こいつ他の巨人と比べて早えな) ヒュン 


キルア(まっ…他の巨人と比べて…だけど) ニヤッ 

106 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 20:48:22 ID:yiZ4G9YI

キルア(スピードをあげて近づくか)ギュイイイン 


女型「!」 


キルア「項 狙い♪」 シュッ

ガキィン! 


キルア「?」 


キルア(項が硬貨した?)


女型「…」 ブンッ! 


キルア(そんなパンチ当たらねえよ!) 


107 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 20:56:40 ID:yiZ4G9YI

キルア(ふーん 硬貨できる能力か…) ヒュン 


キルア「…」 ギュイイイン 


ヒュン! ザシュ! ザシュ! ヒュン! ザシュ! 


キルア(削ぎまくって、硬貨で防ぐ時間なんて与えねえよ!) ザシュッ 
ギュイイン

女型(何?早すぎて見えな…い)

ヒュン!ザシュ!!ザシュ!!



ペトラ「兵…長 キルアを目で追う事が できません」 

108 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 21:02:48 ID:yiZ4G9YI

女型(いちかばちか…!!) ガシィ! 


キルア「おわ!(ワイヤー掴んだ!?)」


キルア「っていうか…逆にワイヤー邪魔」 


女型(やったか?) ギリッ 


キルア(ワイヤー切ってしまおう) ブチッ


女型「!?」 


キルア「スッキリ♪ほんじゃあ」 シュタッ 

タタタタッ 


女型(え!?え!? 肩を登ってる!?) 

109 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 21:10:04 ID:yiZ4G9YI

キルア「落雷!!」 

バリバリバリバリ! 


女型「」 バタァァァン 


キルア「えーと 項に人がいるんだよな…」 ジャキ! 


ザシュ! ザシュ! 


キルア「見っけ♪ あっ やっぱり中身も気絶してるよな」 ズリッ 

110 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 21:15:52 ID:yiZ4G9YI

キルア「兵長ー!女入ってたけどー!」 


リヴァイ「…」


リヴァイ「お前ら…捕獲しろ」


一同「あ…はっ… はい!」

キルア「ロープ?」


ペトラ「口は猿ぐつわして!また巨人化したら いけないから!!」 

111 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 21:23:28 ID:yiZ4G9YI

ペトラ「ねえ…キルア、雷が落ちたように見えたけど…」


キルア「ああ、雷落ちたんじゃね?」


ペトラ「凄い…キルア、早くて見えなかったよ?」


キルア「そうかな」


オルオ「お前…ワイヤー切るなんて 自殺行為としか思えん」


キルア「逆にワイヤーあるから 動き鈍った」


オルオ「」 

112 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 22:40:55 ID:yiZ4G9YI

――― 

ハンジ「え!?女型捕獲したって!?」


リヴァイ「ああ…」


ハンジ「中身さんは?」


リヴァイ「キルアが見張っている」


ハンジ「もしかして…キルアが捕獲したの!?」


リヴァイ「…ああ」


ハンジ「あの子…凄いね」 

ハンジ「んで、エレンは無事?」 

115 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 22:51:20 ID:yiZ4G9YI

リヴァイ「ああ…無事だ」


リヴァイ「キルアが交戦を始めた時に、馬でその場を駆け抜けさせた」


リヴァイ「エルドとグンタがついているから、大丈夫だろう」


ハンジ「良かったよ」


ハンジ「女型捕獲用の罠が出番なくて 残念だけどさ」 チェッ 


エルヴィン「リヴァイ エレンは無事に 巨大樹を抜けたそうだ」


エルヴィン「戻るぞ」


リヴァイ「ああ…」 

116 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 22:58:32 ID:yiZ4G9YI

―壁内―― 

エルヴィン「キルア よくやった!」


キルア「これで ウォールマリアだっけ?奪還しに行っていいよな?」


エルヴィン「ああ そうだな、上層部も納得するはずだ」


エルヴィン「だが、まだ女型の中身…アニ・レオンハートへの尋問が先だ」


キルア「えぇ~」


キルア「尋問って拷問?俺 得意だけど?」 

117 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 23:03:10 ID:yiZ4G9YI

エルヴィン「キルア…君は一体…その強さといい、今まで どんな育ちかたをしてきたんだ?」


キルア「え?俺?(暗殺者だけど)」 


エルヴィン「いや…記憶が無かったんだな」


キルア「今回さ…頑張ったんだし、俺も尋問に参加させてよ(早くウォールマリアに行きたいから)」 

118 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/29(火) 23:08:46 ID:yiZ4G9YI

――― 


リヴァイ「気分はどうだ?」

アニ「あまり良くないね」


キルア「あっさり負けたもんな」


アニ(このムカつく感じ…誰かに似ている) ムカッ 


リヴァイ「知ってる事を全て話してもらおうか」


アニ「何も知らないね」 フイッ 

125 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 22:02:38 ID:.Q/N8PvI

キルア「仲間入るんだろ」


アニ「いないね」


リヴァイ「お前らの目的は何だ?」


アニ「お前らじゃなく、私だけ」


リヴァイ「人類を滅亡させるのが目的か?」


アニ「さあ…」


キルア「ラチあかねえくない?」 

126 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 22:07:59 ID:.Q/N8PvI

キルア「仲間いるんだろ」


アニ「いないね」


リヴァイ「お前らの目的は何だ?」


アニ「お前らじゃなく、私だけ」


リヴァイ「人類を滅亡させるのが目的か?」


アニ「さあ…」


キルア「ラチあかねえくない?」 


128 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 22:13:51 ID:.Q/N8PvI

キルア「俺さぁ、早くウォールマリア奪還したいんだよね」


キルア「痛い目みる?」


アニ「脅しても何も言わないよ」


キルア「この世界って 電気存在してるか知らないけど」バチッ


キルア「経験ないなら さぞかし苦しいだろうな」 バチバチッ


アニ「?」 

129 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 22:20:33 ID:.Q/N8PvI

リヴァイ「おい…キルア」


キルア「俺は 散々拷問の訓練で慣れっこだけど」 バチバチバチッ


キルア「かなり痛いよ?」 バチバチバチッ 


アニ「あんた…何者?」


キルア「お前らこそ 何者だよ」 バチバチバチ 


キルア「あっ!言っとくけど、気絶したらしゃべれないからさ」 バチバチバチ


キルア「かろうじて意識ある程度に押さえるわ」 バチバチバチ 

131 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 22:30:34 ID:.Q/N8PvI

キルア「雷拳(イズツシ)」ビリッ!

ビリビリッ ビリビリッ! 


アニ「ヴ!ヴワァァァァァァァ」 バリバリバリバリッ 

ビリビリッ ビリビリッ! 


アニ「アァァァァァァ!」


キルア「意識あるから余計辛っしょ」


アニ「」 ビリビリビリビリ 


133 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 23:11:53 ID:.Q/N8PvI

キルア「拷問は、精神苦痛や肉体苦痛を与えて自白させるけど」
バリバリバリバリ

キルア「体を切り刻んでも…巨人は再生するみたいだからさ」
バリバリバリバリ


キルア「電気を流し込む拷問が一番じゃねえの?」
バリバリバリバリ


アニ「アァァァァァァ」 ビリビリビリビリ 


――――――
―――
―― 
― 

134 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 23:25:29 ID:.Q/N8PvI

―――― 


キルア「泣く位なら、人殺しするんじゃねえよ」


アニ「…」 グッタリ


リヴァイ「よくやった…キルア、これで超大型巨人と鎧の巨人の人物が特定できた…」


リヴァイ「お前らに守りたいものが有る様に…俺は人類滅亡を阻止する事に全力を尽くす」


キルア「あっ…もう意識無いんじゃね?」


アニ「」


リヴァイ「キルア…お前は 闇の世界に身を投じていたのか?」 

135 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 23:33:22 ID:.Q/N8PvI

キルア「ノーコメント」


リヴァイ「まあいい…俺も人の事を言えたもんじゃねえし」


キルア「…」


キルア「これでウォールマリア奪還ができるんじゃね?」


リヴァイ「ああ…問題は山積みだが…」


リヴァイ「エレンの生家を目指す為に…まずはウォールマリア奪還が先決だ」 

136 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/30(水) 23:38:42 ID:.Q/N8PvI

―――― 


ミルキ「キルアぁぁぁ!!」


キルア「ん?兄貴、久しぶり」


ミルキ「久しぶりじゃねえよ!!お前はぁぁぁ!!」


キルア「いいじゃん、もうすぐゲームクリアするんだし」


ミルキ「俺はお前に ゲームクリアの条件を話してねえぞ?」


キルア「だいたい分かった」

キルア「あっ 近々ウォールマリア奪還しに行くから、兄貴も頑張れよ」 


139 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 20:13:38 ID:d7S5gBEY

ミルキ(こいつ 本当にムカつくぜ) ムカムカムカ


キルア「おっ、その制服…兄貴 調査兵団?」


ミルキ「あぁ!?」


キルア「大規模壁外調査行った?」


ミルキ「ああ…大して大規模じゃなかったがな」


キルア「知性巨人の女、捕まえたとか 知らねえの?」

ミルキ「何も知らされてないが?」


キルア「ふーん じゃあ兄貴何してた?」


ミルキ「巨大樹の木の上で巨人を引き寄せてたな」 


141 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 20:19:22 ID:d7S5gBEY

キルア「え?それだけ?」


キルア「マジで!? ダサッ」 

ミルキ(マジでムカつくぜ!!)


キルア「あっ 俺さ 知性巨人捕獲したから」


ミルキ(こいつ!いいとこ取りかよ!ムカつくぅぅぅ) 

142 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 20:24:28 ID:d7S5gBEY

キルア「女型の巨人でさ」


ミルキ「あいつじゃねえか?訓練兵の女…確か…アニ」


キルア「お!?兄貴 やるじゃん」


ミルキ「あいつの目を見たら分かるだろ?何かを隠している…」


キルア「兄貴 変に勘するどいのな?」


ミルキ「フン」 

143 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 20:30:37 ID:d7S5gBEY

ミルキ「仲間もいただろ?訓練兵に」


キルア「へえ~、やるじゃん(オタクデブのくせに)」 

キルア(ああ…もう 痩せてただのオタクか)


ミルキ「俺に分からない事なんてねえよ」 フン 

144 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 20:37:56 ID:d7S5gBEY

キルア(調子のってね?) ププッ 


ミルキ「ぁあ!?何笑ってんだよ!?」


キルア「何でもねえよ」


キルア「ウォールマリア奪還 頑張れよ」


ミルキ「その前に 一旦帰ろうぜ」


キルア「またかよ」 

145 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 20:43:49 ID:d7S5gBEY

オルオ「おい!ガキンチョ!団長が呼んでるから 早く戻れ!!」


オルオ「あっ兵長!」 バッ←敬礼 


ミルキ「兵長じゃねえよ」


オルオ「?」


キルア「ああ、これ俺の兄貴」


オルオ「ぇえ!?(そういえば背がたけえ)」 

146 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 23:18:40 ID:d7S5gBEY

オルオ(チクショウ…俺とした事が!!兵長を間違えるなんて…)


キルア「で、団長が呼んでるって?」


キルア「んじゃ、そうゆう事で!」


オルオ「まて…ガキンチョ」

オルオ「ここに立っている兵長もどきが、兄貴というなら 話が早い」 

147 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 23:21:34 ID:d7S5gBEY

オルオ「お前の兄も呼ぶよう言われている」


キルア「え?この1団員を?」


ミルキ「おい…人を小物扱いするなよ!!」


キルア「悪い 悪い」 クスッ 

148 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 23:28:48 ID:d7S5gBEY

――― 


エルヴィン「先日の女型捕獲、女型…もといアニ・レオンハートへの尋問においての活躍」


エルヴィン「見事だった…キルア」


キルア「別に大した事じゃねえし」


エルヴィン「お陰でウォールマリア襲撃に係わる…他の二名の身柄も拘束できた」 


キルア「もう拘束したんだ、それ 俺参加してない」 

149 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 23:32:38 ID:d7S5gBEY

エルヴィン「深夜 彼らが就寝中に…極秘に実行したからな」


キルア「ふーん」


キルア「まあ 奴等も油断してたってわけね?」


エルヴィン「ああ」


エルヴィン「いよいよ ウォールマリア奪還に向けて 兵を動かす」


キルア「お!?やっとかよ」 

150 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 23:34:59 ID:d7S5gBEY

エルヴィン「問題はここからだ」


キルア「そう?ウォールマリア奪還すればいいんだろ?」


エルヴィン「二名捕獲時に…リヴァイが負傷した」


キルア「あっそうなの?」 

151 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/31(木) 23:40:06 ID:d7S5gBEY

エルヴィン「そこでだ…キルア、ミルキ」


ミルキ「?」


エルヴィン「リヴァイは強さの象徴であり、調査兵団の希望だ…」


エルヴィン「リヴァイがいないと 兵の士気にかかわる」


キルア「そうなんだ」 フーン


エルヴィン「リヴァイの代わりをしてくれないか?ミルキ」


キルア「影武者ってわけね」 

156 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 11:20:17 ID:dlFzOy26

ミルキ「背低いから無理だろ」 キッパリ


エルヴィン(皆が言わない事を はっきりと…)


エルヴィン「普段 馬で移動する事が多いので、意外とリヴァイの身長はバレていないはず」


キルア「それって皆が遠慮して 言わないだけじゃね?」


エルヴィン「大丈夫だと言ったら大丈夫だ…何か私の決定に不満でもあるのか?」


キルア「そっちがいいなら いいけど(面白いし)」 

157 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 11:23:29 ID:dlFzOy26

ミルキ「おい…お前が返事すんなよ」


キルア「いいじゃん」


キルア「それとも何?兄貴自信ねえの?」


ミルキ「んなわけねえだろ!!」


エルヴィン「決まりだな…ミルキにはウォールマリア奪還の際、特別作戦班の指揮をとってもらう」 

159 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 20:36:48 ID:dlFzOy26

――― 

エルヴィン「ウォールマリア奪還するために!!」


エルヴィン「前進せよ!!」 
ドドドドド 


キルア(団長 すげえ顔芸)

キルア(めっちゃ引くわ)


ミルキ「おい キルア!よそ見をするな!」


キルア「へーい」 

160 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 20:53:12 ID:dlFzOy26

ペトラ「ねえ オルオ」


オルオ「なんだ?そんなに俺と話たいのか? 仕方ねえな…乗馬中だが話してやるよ」


ペトラ「うん また乗馬中に舌を噛んで死ね」


オルオ「死ねとかさぁ 言うなよ」


ペトラ「リヴァイ兵長…おかしくない?」


オルオ(すまん!!ペトラ、俺は先日 あれはキルア兄だと知ってしまったんだが)


オルオ「いつも通り 冷静沈着な 紛れもなく兵長だが?」


ペトラ「ん~」 

162 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 20:57:54 ID:dlFzOy26

ペトラ「なんか乗馬中の座高高くない?」


ペトラ「鞍の位置も高いし」

オルオ「はぁ?お前は兵長がシークレットブーツだと言いたいのか?(すみません兵長)」


ペトラ「ああ…シークレットブーツね」 


ペトラ(兵長 気にしてたんだ)


エルド(え!?兵長がシークレットブーツだと!?)


グンタ(これはリヴァイ班の極秘事項だな) 

163 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 21:03:37 ID:dlFzOy26

エレン(後ろでペトラさんが何か喋ってる?)


エレン(ウォールマリア奪還作戦について…だろうか) 

エレン(俺は…俺にできるだろうか?)


エレン(体を硬貨して 穴を防ぐ…)


エレン(大丈夫だと信じるしかないな…)


エレン(リヴァイ兵長は前を向いて走っている、俺はこの人を信じよう) 


165 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 23:36:33 ID:dlFzOy26

エレン「…」 キリッ

ダダダダッ


キルア(皆が真面目な顔して 兄貴について行ってる)

キルア(なんか すげぇ 面白い!) クスクス 


ペトラ(キルア笑ってる?余裕なのね…あの子スゴイ強いし)


ペトラ(それにしても…シークレットブーツか) チラッ

エルド(ダメだ!!兵長の足元が気になる) チラッ


グンタ(シークレットブーツ…) チラッ 

166 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 23:40:41 ID:dlFzOy26

ペトラ「前方に多数巨人発見!」


エルド「今回の遠戦は 巨人を避ける為じゃなく、一匹残らず駆逐ですね!?」


エレン「くっ…駆逐してやる…」


ペトラ「兵長!指示を!」 

167 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/01(金) 23:42:20 ID:dlFzOy26

ミルキ「…」


ペトラ「?」 


エルド「あの…兵長 指示して下さい」


ミルキ「…」 


173 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 19:40:35 ID:YOCuVWyc

キルア「返事したら?兵長(っていうか兄貴)」


ミルキ(兵長って俺か…聞き慣れないんだよ!)


ミルキ「お前ら…巨人を全滅しろ」


一同「「おおー!!」」


キルア「じゃあ 俺は適当にさせてもらうから」 パシュッ 

エレン「駆逐してやる!!」 シュッ 


175 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 19:49:03 ID:YOCuVWyc

キルア(スピードあげて一気にいくか)


キルア「雷光石火」 ビリッ


ザシュッ 巨人「」 巨人「」

ザシュッ 巨人「」 巨人「」


ペトラ「え!?次々 巨人が倒れてる!?」 パシュッ 


オルオ「ペトラ!!よそ見をするな!」 ザシュッ 


巨人「」


オルオ「フッ 俺の華麗なブレードさばきを見たか?」 

176 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 19:53:55 ID:YOCuVWyc

ペトラ(無視) ザシュッ! 巨人「」


オルオ(くっそう!!) バシュッ 

ミルキ(あー数多い ダリぃ) シュッ 

クルクルクル ザシュッ 巨人「」


ペトラ「やっぱり兵長の回転切り素敵」 


オルオ「…」 

177 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 19:59:36 ID:YOCuVWyc

ミルキ(だいたい このワイヤー邪魔ないだよな)


ミルキ「…」 ヒョイッ ザシュッザシュッザシュ

巨人「」 巨人「」 巨人「」


エレン(スゴイ…リヴァイ兵長… ワイヤー無しで飛んでる!?)


キルア(あー 兄貴…影武者なのに) シュタッ ザシュ! ザシュ!
巨人「」 巨人「」 

178 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:06:35 ID:YOCuVWyc

―――


エルヴィン「ウォールマリア内の 巨人は全滅した」


ハンジ「早く終わって びっくりだよ」


エルヴィン「扉にネットを張れ!」


モブ兵「はっ!!」


ハンジ「フフフ…この日の為に用意した 特殊ネットが役に立つんだね」 ハアハアハア


エルヴィン「時間かせぎにしかならないが…」


エルヴィン「今のうちに エレン!!巨人化をしてくれ」

エレン「はっ!!」


ウォォォォォォォ 

179 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:11:25 ID:YOCuVWyc

キルア「ふーん あいつが巨人になる所初めてみた」


キルア「あいつって兄貴と同期だろ?よく影武者バレなかったな」


ミルキ「間抜けな話だ」


キルア「それにしても…皆が 兄貴の足元見てたよな?」


ミルキ「会う奴会う奴…俺の足元を見やがる」 チッ 


キルア(シークレットブーツとか思われてんじゃね?) 

180 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:17:11 ID:YOCuVWyc

エレンゲリオン「ウォォ!」 


ハンジ「エレン!!扉の穴を硬化で防いで!」


エレンゲリオン(どうやって硬化するんだ) オロオロ


アルミン「エレン!!イメージするんだ!!」


エレンゲリオン(イメージ…イメージ) ムーン 


キルア「必要に迫られたら硬化するんじゃね?」


キルア「ネズミが猫に襲われるみたいにさ~追い詰められた感出すとか」 

181 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:22:10 ID:YOCuVWyc

ミルキ「…面白いな」


ミルキ「やってみるか」


キルア「だろ?俺やっていい?」


ミルキ「勝手にしろ」


キルア「よっしゃ!」 バリバリ 


エレンゲリオン「?」


キルア「♪」 シュタッ 

182 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:26:49 ID:YOCuVWyc

キルア「さてと!!ナルカミ!!」

バリバリバリバリ 


エレンゲリオン「「!!」」 ビリビリ 


エレンゲリオン「ぅ…ウォォォォ ウォォォォ!!!!」 シュウ シュウ シュウ 

ハンジ「煙で見えない!!」


シュウ シュウ シュウ 

183 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:29:47 ID:YOCuVWyc

ハンジ「…ん?」


エルヴィン「扉が…塞がっていく」


エルヴィン「成功だ!!」


ウワァー! オオー! ヤッタナ! 


エルヴィン「ただちに エレンを救出せよ!!」


一同「「はっ!!」」 

184 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:34:19 ID:YOCuVWyc

――― 


エレン「…んっ」


ミカサ「エレン…良かった 気が付いて」


エレン「俺は…一体」


アルミン「エレン 扉は無事に塞がったよ!」


エレン「そうか…良かった」

ジャン「こんなに早くにウォールマリア奪還できるとはな」


エレン「ジャン…無事だったのか」


ジャン「今回 ウォールマリア奪還に参加した兵士は 全員無事だ」 

185 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:38:08 ID:YOCuVWyc

エレン「え!?全員がか!?」


ジャン「何でだか分からねえが…巨人が次々と倒れていったんだとさ」


ジャン「しかもご丁寧に 項も削いで」


ジャン「マルコが言ってた救世主が現れたのかもな」 ハハッ 


エレン「そうだ…ミルキは?」 

186 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:42:12 ID:YOCuVWyc

ジャン「あ?ミルキなら特別作戦班だろうが」


エレン「いや…あれはリヴァイ兵長で」


ジャン「お前な…」


アルミン「どういう事情で リヴァイ兵長が参加していないのかは知らないけど」

アルミン「ミルキが影武者をしていたんだと思うよ?」


エレン「ええ!?」


アルミン「僕達…104期は気付いていたんだけど」


ミカサ(エレン…かわいすぎる) 

187 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:46:03 ID:YOCuVWyc

――― 


ペトラ「兵長!!お疲れ様でした」


ミルキ「あ!?」


エルヴィン「もうウォールマリア奪還したんだ…特別作戦班には話してもいいだろう」


ミルキ「リヴァイじゃねえよ」イラッ


ペトラ「え!? ええ!?」


オルオ(スマン!ペトラ!!) 

188 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:50:20 ID:YOCuVWyc

キルア「ああ これ 俺の兄貴」


エルド グンタ ペトラ「「ええ!?」」


ペトラ「だって シークレットブーツは」


ハンジ「リヴァイがシークレットブーツ履いてると思ってたんだ」 クスクス 


ペトラ「スミマセン…あまりにも似ているので」


ハンジ「似ているから 急に身長が伸びたから シークレットブーツだと?」 クスクス

ペトラ「兵長には内緒にしてください!!」 


189 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/02(土) 20:55:21 ID:YOCuVWyc

グンタ「リヴァイ兵長は?」

ハンジ「ん? ああ…んーと」


ハンジ「階段から落ちて 捻挫したんだよ」


リヴァイ「おい…こら クソ眼鏡」 グリグリ 


ハンジ「い!!痛い!!痛い 頭グリグリ止めて!!」


ペトラ「リヴァイ兵長!」


エルヴィン「確かに彼は負傷してね だが…ウォールマリアを奪還できたので」

エルヴィン「早馬を走らせて 呼びに行ったんだよ」


リヴァイ「誰がシークレットブーツだ?」


一同「…スミマセン」 

191 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:21:15 ID:DXe3DxfU

モブ兵「団長!!エレン・イェーガーの生家の瓦礫を撤去しました!!」


エルヴィン「ご苦労」


ハンジ「いよいよだね!!これで、巨人の謎が解明される」 


エルヴィン「エレンの話が本当なら…そうだな」


ハンジ「うぉー!テンションあがってきた!!」 

192 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:25:22 ID:DXe3DxfU

エレン「懐かしい俺達の家が…」


ミカサ「うん」 ギュッ←手を繋ぐ 


エレン「あの日…ここで母さんが巨人に」


ミカサ「…」 ギュッ 


アルミン「辛いだろうけど…エレン、地下に行かないと」 


エレン「ああ…そうだな」 チャリ(鍵) 

193 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:29:27 ID:DXe3DxfU

キルア「たかがゲームとタカをくくってたけど、長すぎ」


ミルキ「お前が一旦セーブして帰らねえからだろ?」

キルア「で…地下に行ったら なんかあんの?」


ミルキ「行ってみたら わかるだろ」


キルア「知らないんだな」


キルア「あっ 団長ー!!」


エルヴィン「なんだ?キルア」 

194 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:33:36 ID:DXe3DxfU

キルア「俺達 結構頑張ったよな?」


エルヴィン「ああ…これは勲章ものだ」


キルア「勲章とかいらないからさ、俺達を先に地下に入らせてくんない?」


エルヴィン「そうだな…君達の功労を称えて、エレンと一緒に一番に入るといい」


キルア「やりぃ!!」


ハンジ「いいな~キルア」 

195 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:36:09 ID:DXe3DxfU

キルア「じゃあさ!サクッと鍵あけてよ」


ミルキ「早くしろ、エレン」

エレン(この人達…)


ミカサ「エレン…行ってらっしゃい」 

196 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:40:58 ID:DXe3DxfU

カツ カツ カツ カツ


エレン「家に こんな地下があるなんて知らなかった」

キルア「ふーん、そう?(兄貴と兵長間違える位だもんな…注意深く生きてないんだろ?)」


キルア「結構 階段が地下深くまで続いてるのな?」 


カツ カツ カツ カツ


ミルキ「行き止まりだな、扉がある」


エレン「…この扉の鍵を父さんが渡したのか」 

197 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:44:01 ID:DXe3DxfU

エレン「…よし!」

ガチャッ…ガチャリ 


キルア(簡単な鍵だな…鍵なくても開けれるじゃん) 

エレン「開けるな?」


ギ… ギギギィ 

198 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:49:46 ID:DXe3DxfU

パァァァァァァァ 


エレン「え!? なんだ…この光は!?」


キルア「お!?やっぱりクリアじゃん♪」


「お疲れ様でした。これで『進撃の巨人』ゲームクリアとなります。」 


「ここに着いた という事は、あなたの望みが叶った証拠…おめでとうございます」


キルア「望み?」


ミルキ「望みって何だよ!!」

パアアアアアア ピカッ!! 

199 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:53:37 ID:DXe3DxfU

―現実世界― 


キルア「んっ…」 


ミルキ「んあ!?」


エレン「うっ…」


キルア、ミルキ「えっ!!?」

エレン「…え?」 

200 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 00:56:36 ID:DXe3DxfU

ミルキ「なんで…お前がいるんだよ!?」


エレン「え? ここ地下室…!?」


キルア「地下室じゃねえし」

エレン「…どこだ?」


キルア「兄貴の(きしょく悪い)部屋」


エレン「…ミルキの部屋!?」 ビックリ 

202 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 01:03:56 ID:DXe3DxfU

エレン「え? え?」


ミルキ「おい…これは どういう事だ?」


キルア「訳わかんねぇよ」


キルア「望みが叶った…とかさ」


キルア「エレンが こっちに来ただけじゃんか?」


トゥルル トゥルル トゥルル 

203 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 01:09:14 ID:DXe3DxfU

ピッ 


キルア「はい もしもし、ゴン?」


エレン(何だ…あれ…)


キルア「ああ…俺? 今さ家に帰ってたんだけど」


キルア「え? ああ…ビスケに偶然会ったの? うん うん」


キルア「俺はさ、念を使うゲームしていて…クリアしたんだけど…ゲームの名前?」


キルア「進撃の巨人」 

204 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 01:13:33 ID:DXe3DxfU

キルア「え?マジで!? ああ…分かった じゃあ すぐ行くわ」 ピッ 


ミルキ「行くってどこに?」

キルア「ああ…今さ友達からの電話なんだけど」


キルア「一緒にいる奴が(ビスケ)がゲームの内容知ってるって」


キルア「俺 行くけど…兄貴(嫌だけど)くる?」


ミルキ「俺は出ない…報告をよこせ」


キルア「はい はい」 

205 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 01:19:12 ID:DXe3DxfU

キルア「…」


エレン「…」


キルア「ここにいても 解明しないからさ、とりあえずついて来て」


エレン「ああ…(俺は一体どこに来たんだ?)」


キルア「じゃあ俺行くわ、兄貴せっかく痩せたんだから あまり食うなよ」


ミルキ「うっせえよ!」 

206 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 01:24:44 ID:DXe3DxfU

――― 


ゴン「スゴいね キルア!ゲームクリアしたんだ?」


キルア「大したゲームじゃねえよ、バーカ」


キルア「ウスノロ巨人が出てきただけ」


エレン(見慣れない物で溢れている…分からない…俺はどうしたんだ?)


ビスケ「ふーん、進撃の巨人ゲームをクリアしたらしいね?」


キルア「そうそう もう訳わかんねえよ!」 

211 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 08:51:12 ID:DXe3DxfU

キルア「ラストでさ 『望みは叶った』とか言われたんだけど、叶ってねえし」 


ビスケ「そりゃ キルアは無理だわさ」


キルア「え!?なんで!?」


ビスケ「進撃の巨人ゲームはね!念能力者が開発した」


ビスケ「究極の『ダイエットゲーム』だからだわさー」 


キルア「へ?」 

212 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 08:55:01 ID:DXe3DxfU

ビスケ「美容に詳しい念能力者の間では 有名なゲームだわさ」


キルア「はぁ~!?」 


ビスケ「私みたいに かわゆくてスマートな女の子には必要ないけどね♪」


キルア「…ゴリラ ジャン」


ビスケ「なんか言った!?」


キルア「いや」


ゴン「凄いね!!面白そう!!キルア 痩せたの!?」 

213 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:00:51 ID:DXe3DxfU

キルア「いや全然…っていうか 元から太ってねえし」

キルア「あ…そうか!!」


キルア「兄貴痩せたわ」


ゴン「キルアのお兄さんって ハンター試験にきていた人?」


キルア「違う めっちゃくちゃデブでオタクの奴」


ゴン「痩せたんだ!」


キルア「そういえば あいつだけ 訓練兵からスタートだったな」


キルア「なんだ!ダイエットゲームって…やって損した気分」 ガクッ


ゴン「まあまあ」 

214 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:07:50 ID:DXe3DxfU

ビスケ「で? 彼は?」


キルア「ああ…ゲームの主人公だけど こっち来たんだよ」


エレン(ゲーム?) オロオロ 


ビスケ「ふーん 主人公は進撃の巨人ゲームの中で 何度もループするからね」


ビスケ「君、簡単に言うと…また昔に戻るんだわさ」 

エレン「昔に?」


ビスケ「キーワードは、ヒロインの『いってらっしゃい』と言う言葉だわさ」 

215 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:12:17 ID:DXe3DxfU

エレン「ヒロイン? それに『いってらっしゃい』なんて ありふれた言葉だし」


ビスケ「まあ 戻ってみたら分かるわいさ」


エレン「俺…戻りたい」


ゴン「ええ~ 戻っちゃうの? もっと話をしたいよ」


キルア「バーカ ここにいても仕方ねえだろ?」


ゴン「バカって言った方が バカなんだからね!」 プン 

217 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:17:32 ID:DXe3DxfU

ビスケ「まあまあ せっかく こっちの世界にきたんだから 何か美味しいものでも食べて!楽しんだら?」

キルア「ゲームキャラが飯食えんの?」


ビスケ「このゲームキャラはね 不思議な事に人間らしいんだわさ」


ビスケ「もしかして…この世界には 色々な異次元があるのかも知れないよ」


キルア「異次元って 俺達ガキじゃねえし 信じねえよ」

ゴン「異次元かぁ 行ってみたいなぁ!!そっか 異次元と異次元を念で結んだのかな?」


キルア「」 

218 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:21:26 ID:DXe3DxfU

ビスケ「幸い ここはレストランだし」 パンパンッ


ビスケ「お姉さーん」


店員「ご注文ですか?」


ビスケ「こっからここまで 注文で」 


店員「かしこまりました」


ビスケ「今日は 私が奢ってあげるからさ 楽しみな」


キルア、ゴン「やったぁ!!!!」 

219 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:26:10 ID:DXe3DxfU

―― 


エレン「凄い!!こんな食べ物初めて見た…」


ビスケ「お肉も魚もパスタもデザートもあるからね」 

エレン「肉…肉なんて手に入らないのに」


キルア「ここでは普通に食えるわけ」モグモグ


エレン「パクッ …上手い!!こんな上手い食べ物初めてだ!!」 ムシャ ムシャ ムシャ 


ビスケ「いい食べっぷりだわさ」 

220 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:30:39 ID:DXe3DxfU

ゴン「スープも美味しいよ!」


エレン「スープ…これが?凄い いい匂いだ」 ズズッ


エレン「旨い!!訓練所のスープの何千倍も旨い!!」


エレン「肉もパンも柔らかいし…天国にきたみたいだ」


キルア「天国かよ」


ビスケ「なら、パフェも食べてみたら♪」


エレン「パクッ 甘い!!え!?なんで こんなに甘くて…とろけそうに旨いんだ!!」 

221 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:34:51 ID:DXe3DxfU

エレン「旨い飯が沢山…あっ だからミルキは始めは太ってたのか」


キルア「俺達太ってねえし あいつは節操がねえだけ」

エレン「皆にも食わしてやりたいな」


ビスケ「君のいた世界は貧しいんだね?確か…巨人に世界を支配されていて」


エレン「俺達は巨人を駆逐して 外の世界に出たいんだ」 

222 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:38:09 ID:DXe3DxfU

ゴン「ねえ 巨人って強いの?」


キルア「すっげえ弱い でも数が多かったな」


エレン「キルアは この世界から来たから 強かったんだ」


ゴン「この世界でも キルアは凄く強いよ!!」


キルア「ゴン…(照れるだろ)」 

223 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:42:58 ID:DXe3DxfU

ゴン「俺もまた遊びに行くね!!」


エレン「ああ…待ってるよ」

キルア「エレン弱いからな 死ぬなよ」


エレン「頑張って自分の力で 巨人を駆逐するさ」


ビスケ「そうそう エレンが自分でクリアできたら…また世界は変わるかも知れないよ」


キルア「じゃあ 頑張って地下室行けよ」


ゴン「頑張ってね!」


キルア「エレンを戻すのって どうやるの?」 

224 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:46:31 ID:DXe3DxfU

ビスケ「それは簡単だわさ♪」


ビスケ「ゲーム機にハンターライセンス差し込むだけでいいだわさ」


キルア「ゲェ…また家に帰るのかよ」


ゴン「ついて行こうか?」


キルア「いや…いい」


キルア「じゃあ腹ごしらえも済んだし…行くか?」


ゴン「気をつけてね エレンまたね!」


エレン「ああ ありがとう」 

225 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:53:09 ID:DXe3DxfU

――― 


キルア「…で 何、その腹?」


ミルキ「うるせぇな 食いたい物を食って何が悪い」


キルア「また そんなんじゃ 肥えるぞ?」


ミルキ「うっせえんだよ!」

ミルキ「これがダイエットゲームだとは…」


キルア「太ったら またやれば?」


ミルキ「もう やりたくねぇよ 不味くて少ない飯はうんざりだ」 

226 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:54:17 ID:DXe3DxfU

キルア「ふーん(どうでもいいけど)」


キルア「あっ…じゃあな!エレン!ハンターライセンス差し込むわ」


エレン「色々有り難うな」


スッ ピカァ!!! ! 

227 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 09:58:27 ID:DXe3DxfU

―進撃の巨人ゲーム内― 

「行ってらっしゃい…エレン」


エレン「ん…」


ミカサ「エレン! エレンってば」


エレン「ん…ミカサ?」 グス 


ミカサ「エレン?泣いてたの?」


エレン「泣いてなんか…」 ゴシゴシ 


ミカサ「早く帰らないと おばさんに叱られるよ」 


228 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/11/03(日) 10:02:22 ID:DXe3DxfU

エレン「あれ…ミカサ…髪伸びた?」


ミカサ「…」


ミカサ「寝ぼけるまで 夢見てたの?」


エレン(夢… あれは夢だったのかな…)


ミカサ「行こう…エレン」


エレン「ああ…」


エレン(なんだか懐かしい夢だな)




―――― 
FIN