2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:18:49.94 ID:8A39zclO0
~渋谷凛・自宅~

ピンポーン
凛「はーい」ガチャ

卯月「あっ、凛ちゃん!こんばんは!」

凛「えっ、卯月?どうしたの・・・?」

卯月「こんな夜分にすみません!でもどうしても凛ちゃんに伝えたいことがあったんです!」

凛「いや、夜分っていうか朝の5時にどうしたの?一番夜分じゃない時間だと思うけど・・・」

凛「そもそもうちまで来てもらわないでもメールか電話で話すのじゃだめだったの?」

卯月「いいえ!どうしても凛ちゃんに直接伝えたいことがあるんです!」

引用元: 島村卯月「一旦田舎帰って昨日また来たんです!」 


 

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:19:41.47 ID:8A39zclO0
凛「卯月・・・」キュン

凛(わざわざうちまで来て伝えたいだなんて・・・私も卯月に真剣に向き合わなきゃ・・・!)

凛「・・・それで卯月。私に伝えたいことって何なのかな?」

卯月「はい!島村卯月、一旦田舎帰って昨日また来たんです!」

凛「・・・は?」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:20:27.79 ID:8A39zclO0
卯月「一旦田舎帰って昨日また来たんです!」

凛「・・・あの、ちょっとよくわからないんだけど・・・」

卯月「ですから、私一旦田舎帰って昨日また来たんです!」

凛「・・・・・」

卯月「・・・・・」

凛「・・・・・」

卯月「・・・じゃあ凛ちゃん、また事務所で!」

凛「えっ、待って帰らないで卯月!謎を残して行かないで!」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:21:21.45 ID:8A39zclO0
卯月「あぁ、ごめんなさい凛ちゃん!黙っちゃったからちゃんとわかってくれたんだと思っちゃいました!」

凛「こっちこそごめん、黙ってないでちゃんと意思表示するべきだったよ」

卯月「じゃあもう一回言いますね!一旦田舎帰って・・・」

凛「違うの卯月、そうじゃないの、聞こえなかったとかそういうレベルの騒ぎじゃないの」

卯月「・・・昨日また来たんです!それじゃあ凛ちゃん、また!」

凛「待っ、卯月ちょっと、卯月!帰ろうとしないで!」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:22:20.97 ID:8A39zclO0
卯月「わぁあ、すみません!でも凛ちゃん、私そろそろ終電が・・・」

凛「電車なら卯月が早朝に来てくれたおかげでこれからばんばん通るから大丈夫だよ」

卯月「あの~、もしかして凛ちゃん怒ってますか・・・?」

凛「全然怒ってないよって言ったら嘘になるかな!」

卯月「ごめんなさい!やっぱり私には何も・・・」シュ-ン

凛「あぁっ!ごめんね卯月!怒ってない!私全然怒ってないよ!

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:23:24.03 ID:8A39zclO0
卯月「本当ですか!?よかったぁ・・・凛ちゃんはやっぱり優しいなぁ・・・」エヘヘ

凛「卯月・・・」キューン

凛「私達さ、もう一度最初からやろうよ。今から!」

卯月「はいっ!島村卯月、頑張ります!ぶいっ!」

凛「かわいい」(もう、卯月ってばそればっかり)

凛「それじゃあ卯月、もう一度お願い」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:24:44.14 ID:8A39zclO0
卯月「はいっ!私、一旦田舎帰って、昨日また来たんです!」

凛「あぁん、もう!!ぶってもいいかな!?」

卯月「あれー?」

卯月「今度はちゃんと伝わったと思ったんですけど・・・」

凛「なんだか私がおかしいような気がしてきたよ」

卯月「そんなこと無いです!きっと私が悪いんです!

凛「卯月・・・」

凛「わかったよ卯月、一回ゆっくり、1つずつやってみようよ」

卯月「わかりました!一旦田舎帰って、」

凛「ふむ」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:27:43.40 ID:8A39zclO0
卯月「昨日また来たロマンス」

凛「ロマンス!?」

凛「・・・・・」

卯月「・・・・・」

凛「ロマンスがあったの?」

卯月「ないです」

凛「・・・二人で来たの?」

卯月「ひとりです」

卯月「一旦田舎帰って、昨日また来たロマンス」

凛「・・・えっ、怖っ」

卯月「あれー?」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:28:38.78 ID:8A39zclO0
凛「卯月、もう一回お願い」

卯月「一旦田舎帰って、昨日また来たんす」

凛「・・・ふーん」

卯月「それじゃあ凛ちゃん、また事務所・・」

凛「誤魔化さないでよ!」

卯月「もう!!何なんですかぁ!!」

凛「!?」ビクッ

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:29:34.57 ID:8A39zclO0
卯月「さっきから何回も!!同じことばかり言わせて!!」

凛「えっ、ちょっ、うづ」オロオロ

卯月「オウムですか!?私はオウムなんでしょうか!?」

凛「違っ、うづき、聞いて・・・」

卯月「誰がオウムだー!!!!」カアッ!!

凛「ヒッ!!」ビクッ

卯月「ふーっ!!ふーっ!!ふーっ!!」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:30:18.10 ID:8A39zclO0
凛「う、卯月?」ビクビク

卯月「・・・ごめんなさい、凛ちゃん・・・少々取り乱しちゃいました・・・」

凛「グスッ・・・こっちこそごめんね・・・?おっきい声出しちゃって・・・グスッ」

卯月「!!」

卯月「凛ちゃん泣いてるんですか!?」

凛「なっ、泣いてないから!」ゴシゴシ

卯月「そうですか・・・?」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/09(土) 15:31:16.13 ID:8A39zclO0
卯月「それじゃあ凛ちゃん、私そろそろ帰りますね!」

卯月「お話聞いてくれてありがとうございました!じゃあ事務所でー!」タッタッタッ

凛「・・・うん、あとでね」フリフリ

凛「・・・・・」

凛「・・・私、もっと頑張ろう」


おわり