1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 17:37:02.17 ID:/2ibYwlY0
赤沢「って言うことで、料理教えてよ多佳子」
杉浦「いいわよ」
赤沢「ふふっ。これで恒一くんにお弁当作ってあげられるわ!」
杉浦「じゃあ、帰りに私の家に寄ってく?」
赤沢「そうする」
杉浦「いいわよ」
赤沢「ふふっ。これで恒一くんにお弁当作ってあげられるわ!」
杉浦「じゃあ、帰りに私の家に寄ってく?」
赤沢「そうする」
引用元: ・赤沢「恒一くんに尽くしてあげたい」
Another エピソードS (角川文庫)
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綾辻 行人
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3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 17:41:03.47 ID:/2ibYwlY0
赤沢(ふふっ恒一くん待っててね…)
赤沢(明日、とびっきり美味しいお弁当持って来るからね!)
赤沢「…」ジーッ
榊原(な、何か赤沢さんがずっとこっち睨んでるような…)
久保寺「赤沢さん、ちゃんと前見て授業受けなさい」
赤沢「あっ、す、すみません…」
赤沢(明日、とびっきり美味しいお弁当持って来るからね!)
赤沢「…」ジーッ
榊原(な、何か赤沢さんがずっとこっち睨んでるような…)
久保寺「赤沢さん、ちゃんと前見て授業受けなさい」
赤沢「あっ、す、すみません…」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 17:45:03.59 ID:/2ibYwlY0
キーンコーンカーンコーン…
赤沢「ほら早く早く!」
杉浦「そんなに急かさないで、今支度してるから」
赤沢「もー!早くして!」
杉浦「よしっ。行きましょう」
赤沢「レッツゴー♪」
赤沢「ほら早く早く!」
杉浦「そんなに急かさないで、今支度してるから」
赤沢「もー!早くして!」
杉浦「よしっ。行きましょう」
赤沢「レッツゴー♪」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 17:48:29.06 ID:/2ibYwlY0
杉浦「じゃあ…まずは玉子焼きから教えるわね」
赤沢「オッケー♪」
杉浦「まずフライパンに…」
赤沢「オリーブオイルね!まかせて!」
杉浦「あ、いや…」
杉浦「…ま、いいわそれで」
赤沢「で次は?」
そして…
赤沢「丸焦げ…」
赤沢「オッケー♪」
杉浦「まずフライパンに…」
赤沢「オリーブオイルね!まかせて!」
杉浦「あ、いや…」
杉浦「…ま、いいわそれで」
赤沢「で次は?」
そして…
赤沢「丸焦げ…」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 17:54:53.47 ID:/2ibYwlY0
赤沢「ちょっと!ちゃんと教えなさいよ!」
杉浦「私の指示を無視するから…」
赤沢「これじゃ恒一くんがガッカリしちゃうじゃない!」
杉浦「わかったから…。とりあえず、焦らずにゆっくり、一からちゃんとやってみましょう」
そして何とか
赤沢「よし!ある程度は出切るになったわ」
杉浦「さすが、覚えるの速いわね」
赤沢「ふふん、当然!」
赤沢「明日は早起きして作るわよ!」
杉浦「まぁ…頑張ってね」
杉浦「私の指示を無視するから…」
赤沢「これじゃ恒一くんがガッカリしちゃうじゃない!」
杉浦「わかったから…。とりあえず、焦らずにゆっくり、一からちゃんとやってみましょう」
そして何とか
赤沢「よし!ある程度は出切るになったわ」
杉浦「さすが、覚えるの速いわね」
赤沢「ふふん、当然!」
赤沢「明日は早起きして作るわよ!」
杉浦「まぁ…頑張ってね」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 18:00:32.96 ID:/2ibYwlY0
翌日の朝
赤沢「~♪」
赤沢「よしっ、できたっ!」
赤沢「ふふっ。最高傑作♪」
赤沢「これを恒一くんに食べてもらって…」
赤沢「こんなに美味しい料理、僕初めて食べたよ赤沢さん」
赤沢「え…そんな//」
赤沢「赤沢さんきっといいお嫁さんになれるよ」
赤沢「えっ…そ、それって…//」
赤沢「僕と結婚してくれ!」
赤沢「うん//」
赤沢「~♪」
赤沢「よしっ、できたっ!」
赤沢「ふふっ。最高傑作♪」
赤沢「これを恒一くんに食べてもらって…」
赤沢「こんなに美味しい料理、僕初めて食べたよ赤沢さん」
赤沢「え…そんな//」
赤沢「赤沢さんきっといいお嫁さんになれるよ」
赤沢「えっ…そ、それって…//」
赤沢「僕と結婚してくれ!」
赤沢「うん//」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 18:04:36.20 ID:/2ibYwlY0
赤沢「なーんてね、なーんてねっ!//」
赤沢「私ったら…もぉいやぁ~//」モジモジ
赤沢「あ…」
赤沢「でも何て言って渡せばいいんだろ…?」
赤沢「私ったら…もぉいやぁ~//」モジモジ
赤沢「あ…」
赤沢「でも何て言って渡せばいいんだろ…?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 18:11:06.22 ID:/2ibYwlY0
赤沢「多佳子ぉ!多佳子ぉぉぉ!」ドンドンッ
ガチャッ
杉浦「何なのよ朝っぱらから…」
赤沢「大変なことが起きたわ…」
杉浦「え?もしかして失敗したの?」
赤沢「いいえ、お弁当は完璧に出来た」
杉浦「じゃあ何?」
赤沢「ど、どうやって渡したらいいと思う?」
杉浦「は?」
ガチャッ
杉浦「何なのよ朝っぱらから…」
赤沢「大変なことが起きたわ…」
杉浦「え?もしかして失敗したの?」
赤沢「いいえ、お弁当は完璧に出来た」
杉浦「じゃあ何?」
赤沢「ど、どうやって渡したらいいと思う?」
杉浦「は?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 18:16:52.76 ID:/2ibYwlY0
杉浦「どうも何も……普通に渡せばいいじゃない」
赤沢「ど、どうやって?」
杉浦「だから、『お弁当作って来たの』って榊原くんに渡せばいいでしょ」イライラ
赤沢「そ、そんな大胆なことできない…」
杉浦「それじゃ作った意味ないじゃない…」
赤沢「私は一体どうしたらいいの…」
杉浦「だから渡しなさいよ!」イライラ
赤沢「ど、どうやって?」
杉浦「だから、『お弁当作って来たの』って榊原くんに渡せばいいでしょ」イライラ
赤沢「そ、そんな大胆なことできない…」
杉浦「それじゃ作った意味ないじゃない…」
赤沢「私は一体どうしたらいいの…」
杉浦「だから渡しなさいよ!」イライラ
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 18:23:41.15 ID:/2ibYwlY0
学校・下駄箱
赤沢「まだかなぁ…」
杉浦「もうすぐ来るでしょ。…て言うか何で私まで一緒に待機しなきゃいけないのよ」
赤沢「だって一人じゃ心細いし…」
杉浦「ハァ。まぁ別にいいけど…」
赤沢「あっ!わわっ、わわわっ!来た、来た!来ちゃった!」
赤沢「ねぇ恒一くん来ちゃった!どうしよう!?」
杉浦「とりあえず、落ち着いて…」
榊原「あ、二人ともおはよう」
赤沢「おはよう、恒一くん」キリッ
杉浦(さすが演技派)
赤沢「まだかなぁ…」
杉浦「もうすぐ来るでしょ。…て言うか何で私まで一緒に待機しなきゃいけないのよ」
赤沢「だって一人じゃ心細いし…」
杉浦「ハァ。まぁ別にいいけど…」
赤沢「あっ!わわっ、わわわっ!来た、来た!来ちゃった!」
赤沢「ねぇ恒一くん来ちゃった!どうしよう!?」
杉浦「とりあえず、落ち着いて…」
榊原「あ、二人ともおはよう」
赤沢「おはよう、恒一くん」キリッ
杉浦(さすが演技派)
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 18:29:53.69 ID:/2ibYwlY0
赤沢「あ、あの…」
榊原「ん?」
杉浦(頑張れ泉美!)
赤沢「こ、こここ、これ!」
榊原「これって…」
赤沢「お、おおおおお弁当よ」
榊原「えっ、僕にくれるの…?」
赤沢「……//」コクン
榊原「ありがとう赤沢さん、昼まで待ち遠しいよ」ニコッ
赤沢(あ…もう死んでもいいかも//)
杉浦(とりあえず上手く行ったわね)
榊原「ん?」
杉浦(頑張れ泉美!)
赤沢「こ、こここ、これ!」
榊原「これって…」
赤沢「お、おおおおお弁当よ」
榊原「えっ、僕にくれるの…?」
赤沢「……//」コクン
榊原「ありがとう赤沢さん、昼まで待ち遠しいよ」ニコッ
赤沢(あ…もう死んでもいいかも//)
杉浦(とりあえず上手く行ったわね)
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:03:21.27 ID:/2ibYwlY0
榊原(とは言ったものの…僕もお弁当持参してるからなぁ…)
榊原(頑張って食べるしかないか…)
赤沢(早くお昼にならないかなぁ)
赤沢(こうやって恒一くんを見てる時が一番幸せ…)
久保寺「赤沢さん、後ろ向いてないで授業に集中しなさい」
赤沢「おっと…すみません」
榊原(頑張って食べるしかないか…)
赤沢(早くお昼にならないかなぁ)
赤沢(こうやって恒一くんを見てる時が一番幸せ…)
久保寺「赤沢さん、後ろ向いてないで授業に集中しなさい」
赤沢「おっと…すみません」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:08:40.62 ID:/2ibYwlY0
勅使河原「おーし、メシ食おうぜメシ!」
望月「席をくっつけてっと…」
榊原「さてと…」
望月「あれ?」
勅使河原「サカキ、お前弁当2つも持って来たのか?お前そんな大食いだっけ?」
榊原「いや…ちょっと事情があってね。ははっ」
勅使河原「じゃあ、俺たちにも少し分けてくれよ」
榊原「うん、いいよ」
望月「席をくっつけてっと…」
榊原「さてと…」
望月「あれ?」
勅使河原「サカキ、お前弁当2つも持って来たのか?お前そんな大食いだっけ?」
榊原「いや…ちょっと事情があってね。ははっ」
勅使河原「じゃあ、俺たちにも少し分けてくれよ」
榊原「うん、いいよ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:18:15.57 ID:/2ibYwlY0
赤沢「…」モグモグ
赤沢「……」チラッ
勅使河原「うおー、これすっげぇ美味いなサカキ!」
望月「両方とも怜子さんが作ったの?//」
榊原「いや…それは…」
榊原(何て答えればいいんだ…)チラッ
赤沢「!」
赤沢(こ、恒一くんと目が合っちゃった// キャー!//)
杉浦「榊原くん、助けを求めてるみたいだけど…?」
赤沢「……」チラッ
勅使河原「うおー、これすっげぇ美味いなサカキ!」
望月「両方とも怜子さんが作ったの?//」
榊原「いや…それは…」
榊原(何て答えればいいんだ…)チラッ
赤沢「!」
赤沢(こ、恒一くんと目が合っちゃった// キャー!//)
杉浦「榊原くん、助けを求めてるみたいだけど…?」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:21:37.98 ID:/2ibYwlY0
赤沢「今はまだ、周りには知られないようにした方がいいわよね?」
杉浦「かもね…」
赤沢「…」
榊原(あっ、赤沢さんが首を横に振ってる)
榊原「そ、そうだよ。両方とも怜子さんが作ってくれたんだ」
望月「へぇ。怜子さんすごいね//」
杉浦「かもね…」
赤沢「…」
榊原(あっ、赤沢さんが首を横に振ってる)
榊原「そ、そうだよ。両方とも怜子さんが作ってくれたんだ」
望月「へぇ。怜子さんすごいね//」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:29:09.00 ID:/2ibYwlY0
昼休み
赤沢「♪」ゴシゴシ
杉浦「…泉美、何してるの?」
赤沢「ん?恒一くんの上履きを綺麗に磨いてるのよ?」ゴシゴシ
杉浦「いや、それは見れば分かるんだけど…」
赤沢「恒一くんがグラウンドで遊んでる間に終わらせちゃわないとねっ!」
杉浦「一途ね…」
赤沢「♪」ゴシゴシ
杉浦「…泉美、何してるの?」
赤沢「ん?恒一くんの上履きを綺麗に磨いてるのよ?」ゴシゴシ
杉浦「いや、それは見れば分かるんだけど…」
赤沢「恒一くんがグラウンドで遊んでる間に終わらせちゃわないとねっ!」
杉浦「一途ね…」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:37:30.15 ID:/2ibYwlY0
赤沢「ついでに下駄箱も掃除しておきましょう」フキフキ
杉浦「早くしないと榊原くんが戻って来るわよ?」
赤沢「できたっ!」
赤沢「どう?」
杉浦「不自然なくらい榊原くんのところだけピッカピカね…」
赤沢「恒一くんには充実した毎日を送ってもらいたいからね♪」
赤沢「…こっちに来てから数ヶ月経ってるとは言え、まだ不慣れなこともあるでしょうし」
杉浦「泉美…」
杉浦「早くしないと榊原くんが戻って来るわよ?」
赤沢「できたっ!」
赤沢「どう?」
杉浦「不自然なくらい榊原くんのところだけピッカピカね…」
赤沢「恒一くんには充実した毎日を送ってもらいたいからね♪」
赤沢「…こっちに来てから数ヶ月経ってるとは言え、まだ不慣れなこともあるでしょうし」
杉浦「泉美…」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:40:33.57 ID:/2ibYwlY0
赤沢「そろそろ来るかな♪」
杉浦「何で私まで見張ってなきゃいけないのよ…」
赤沢「来た!!」
勅使河原「いやぁサッカー面白かったな!」
榊原「水野くんのシュートすごかったね」
水野「へへっ、まあな!」
勅使河原「…ん?何かサカキのところ、すげー綺麗になってないか…?」
榊原「あれ…本当だ」
杉浦「何で私まで見張ってなきゃいけないのよ…」
赤沢「来た!!」
勅使河原「いやぁサッカー面白かったな!」
榊原「水野くんのシュートすごかったね」
水野「へへっ、まあな!」
勅使河原「…ん?何かサカキのところ、すげー綺麗になってないか…?」
榊原「あれ…本当だ」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:44:49.36 ID:/2ibYwlY0
赤沢「ふふっ。私が綺麗にしてあげたのよ恒一くん!」
杉浦「不自然すぎてみんな不思議がってるじゃない…」
水野「奇妙なこともあるもんだな」
勅使河原「サカキ、お前誰かに惚れられてるんじゃね?」
榊原「まさか…」
杉浦「不自然すぎてみんな不思議がってるじゃない…」
水野「奇妙なこともあるもんだな」
勅使河原「サカキ、お前誰かに惚れられてるんじゃね?」
榊原「まさか…」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:54:33.89 ID:/2ibYwlY0
教室
綾野「こういっちゃん、手貸して?」
榊原「え?」
綾野「手相見てあげるよ!」
榊原「えっ、綾野さんって手相見れるの?」
綾野「うん、昔占いにハマってた時期があってねぇ~」
榊原「じゃあ、見てもらおうかな」
赤沢「…」チラチラッ
綾野「こういっちゃん、手貸して?」
榊原「え?」
綾野「手相見てあげるよ!」
榊原「えっ、綾野さんって手相見れるの?」
綾野「うん、昔占いにハマってた時期があってねぇ~」
榊原「じゃあ、見てもらおうかな」
赤沢「…」チラチラッ
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 19:59:58.56 ID:/2ibYwlY0
綾野「うーむ…ほほぉ」
榊原「え、なになに?」
綾野「こういっちゃん、君はどうやら今年、人生最大の出逢いがあるようだね」
榊原「そうなの?」
綾野「もしかしたら、もう出逢ってる可能性もある…かもよ?//」
榊原「え…?」
赤沢「……」
久保寺「ほら、そこの二人。授業中に手を握り合って見つめるのはよしなさい」
榊原「あっ、すみません」
綾野「席に戻らなきゃ」
久保寺「あと赤沢さんも前向きなさい。何度も言わせないで下さいね」
榊原「え、なになに?」
綾野「こういっちゃん、君はどうやら今年、人生最大の出逢いがあるようだね」
榊原「そうなの?」
綾野「もしかしたら、もう出逢ってる可能性もある…かもよ?//」
榊原「え…?」
赤沢「……」
久保寺「ほら、そこの二人。授業中に手を握り合って見つめるのはよしなさい」
榊原「あっ、すみません」
綾野「席に戻らなきゃ」
久保寺「あと赤沢さんも前向きなさい。何度も言わせないで下さいね」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 20:19:17.42 ID:/2ibYwlY0
放課後
榊原「さてと…」
勅使河原「サカキー、一緒に帰ろうぜ!」
榊原「あ、ごめん勅使河原。僕、今日から部活に入るんだよ」
勅使河原「えっ?」
赤沢「!?」
勅使河原「何部に入ったんだよ?」
榊原「吹奏楽部」
榊原「さてと…」
勅使河原「サカキー、一緒に帰ろうぜ!」
榊原「あ、ごめん勅使河原。僕、今日から部活に入るんだよ」
勅使河原「えっ?」
赤沢「!?」
勅使河原「何部に入ったんだよ?」
榊原「吹奏楽部」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 20:25:21.51 ID:/2ibYwlY0
赤沢「!?」
勅使河原「吹奏楽?意外だなぁ」
榊原「ちょっと興味があってね」
勅使河原「へぇ…ま、頑張れよ!」
赤沢(演劇部じゃなくて吹奏楽部ですって…!?)
多々良「榊原くん、部室まで案内するよっ!」
榊原「ありがとう多々良さん」
王子「榊原くんが来れば、吹奏楽部も一層華やかになるよ」
猿田「仲間が増えて嬉しいもんじゃのぉ」
赤沢(ぐぬぬ)
勅使河原「吹奏楽?意外だなぁ」
榊原「ちょっと興味があってね」
勅使河原「へぇ…ま、頑張れよ!」
赤沢(演劇部じゃなくて吹奏楽部ですって…!?)
多々良「榊原くん、部室まで案内するよっ!」
榊原「ありがとう多々良さん」
王子「榊原くんが来れば、吹奏楽部も一層華やかになるよ」
猿田「仲間が増えて嬉しいもんじゃのぉ」
赤沢(ぐぬぬ)
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 20:30:50.80 ID:/2ibYwlY0
ドドドドド…
千曳「んー?何だこの音は…?」
ドカーンッ
赤沢「千曳先生!!」
千曳「赤沢さん…。ドアを蹴破ってまで何の用だね?」
赤沢「私、今日で演劇部やめます!」
千曳「えっ」
綾野「えっ」
小椋「えっ」
赤沢「私は吹奏楽部に移籍するので、これにて失敬します!」
千曳「…」ポカーン
千曳「んー?何だこの音は…?」
ドカーンッ
赤沢「千曳先生!!」
千曳「赤沢さん…。ドアを蹴破ってまで何の用だね?」
赤沢「私、今日で演劇部やめます!」
千曳「えっ」
綾野「えっ」
小椋「えっ」
赤沢「私は吹奏楽部に移籍するので、これにて失敬します!」
千曳「…」ポカーン
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 20:37:46.23 ID:/2ibYwlY0
吹奏楽部
王子「じゃあ榊原くんにはどの楽器やってもらおうか?」
猿田「トランペットなんて良いんじゃないかのぉ」
榊原「特にやりたい楽器とかは考えてなかったなぁ…」
後輩A「ねぇ、あのカッコイイ人誰かな?」ヒソヒソ
後輩B「王子先輩と猿のクラスメイトらしいよ。今日から入部したんだって」ヒソヒソ
後輩C「しかも、東京から引っ越して来たらしいよ」ヒソヒソ
後輩A「やだ…素敵//」
王子「じゃあ榊原くんにはどの楽器やってもらおうか?」
猿田「トランペットなんて良いんじゃないかのぉ」
榊原「特にやりたい楽器とかは考えてなかったなぁ…」
後輩A「ねぇ、あのカッコイイ人誰かな?」ヒソヒソ
後輩B「王子先輩と猿のクラスメイトらしいよ。今日から入部したんだって」ヒソヒソ
後輩C「しかも、東京から引っ越して来たらしいよ」ヒソヒソ
後輩A「やだ…素敵//」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 20:42:08.50 ID:/2ibYwlY0
後輩A「さ、榊原先輩、ようこそ吹奏楽部へ//」
榊原「あ、よろしくね」
後輩A「あの、私と同じホルン吹いてみませんか?//」
榊原「ホルンかぁ…」
多々良「…」ギロッ
後輩A「ひぇっ…」
榊原「どうしたの?」
後輩「や、やっぱ何でもありませんっ」ササーッ
榊原「?」
多々良「榊原くん、榊原くんは私とトロンボーンを担当してもらうわね」
榊原「あ、よろしくね」
後輩A「あの、私と同じホルン吹いてみませんか?//」
榊原「ホルンかぁ…」
多々良「…」ギロッ
後輩A「ひぇっ…」
榊原「どうしたの?」
後輩「や、やっぱ何でもありませんっ」ササーッ
榊原「?」
多々良「榊原くん、榊原くんは私とトロンボーンを担当してもらうわね」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 20:46:51.82 ID:/2ibYwlY0
後輩B「多々良先輩ひどい…」ヒソヒソ
後輩C「部長の特権をフル活用してるわね…」ヒソヒソ
後輩A「殺されるかと思ったよぅ」ヒソヒソ
榊原「トロンボーンかぁ。わかった!」
多々良「じゃあ、早速練習してみましょうか。私が教えてあげるね」
榊原「よろしくね」
猿田「トランペットの方が良いのにのぉ…」
多々良「ちょっと猿うるさい、黙ってて」
後輩C「部長の特権をフル活用してるわね…」ヒソヒソ
後輩A「殺されるかと思ったよぅ」ヒソヒソ
榊原「トロンボーンかぁ。わかった!」
多々良「じゃあ、早速練習してみましょうか。私が教えてあげるね」
榊原「よろしくね」
猿田「トランペットの方が良いのにのぉ…」
多々良「ちょっと猿うるさい、黙ってて」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 20:50:53.76 ID:/2ibYwlY0
多々良「じゃあ、まずはお手本見せるね」
~♪
榊原「うわぁ、さすが多々良さん。上手だね」
多々良「そかな//」
榊原「すごい綺麗な音色してたよ」
多々良「ありがとう。じゃあ今度は榊原くんが吹いてみて?」
榊原「え?これ吹くの?」
多々良「余ってるトロンボーンが他になくて…私ので練習させてあげるしかないの」
榊原(で、でもこれ、今多々良さんが吹いてたやつだし…)
多々良「ほら早くっ」
~♪
榊原「うわぁ、さすが多々良さん。上手だね」
多々良「そかな//」
榊原「すごい綺麗な音色してたよ」
多々良「ありがとう。じゃあ今度は榊原くんが吹いてみて?」
榊原「え?これ吹くの?」
多々良「余ってるトロンボーンが他になくて…私ので練習させてあげるしかないの」
榊原(で、でもこれ、今多々良さんが吹いてたやつだし…)
多々良「ほら早くっ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 20:55:32.44 ID:/2ibYwlY0
榊原「いや…でも…」
多々良「やっぱ…嫌だよね……」
榊原「えっ…?」
多々良「そうだよね…汚いよね……」ウルッ
榊原「い、いや、汚くなんてないけどさ…」
榊原「その、本当に使っちゃって良いのかなって…」
多々良「いいよ?使って…?」
榊原「で、では…」
多々良「…」ニヤッ
ガラッ
赤沢「ご機嫌よう、皆さん」
多々良「やっぱ…嫌だよね……」
榊原「えっ…?」
多々良「そうだよね…汚いよね……」ウルッ
榊原「い、いや、汚くなんてないけどさ…」
榊原「その、本当に使っちゃって良いのかなって…」
多々良「いいよ?使って…?」
榊原「で、では…」
多々良「…」ニヤッ
ガラッ
赤沢「ご機嫌よう、皆さん」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 21:02:06.04 ID:/2ibYwlY0
多々良「赤沢さん!?」
榊原「やあ、赤沢さん」
猿田「突然どうたんじゃ?」
赤沢「お猿、そこどいて」
猿田「すごい剣幕じゃのぉ…」
赤沢「多々良さん。いえ部長、今日から私も吹奏楽部に入部するわ!」
多々良「そ、そう…」
多々良(チッ)
榊原「赤沢さん演劇部はいいの?」
赤沢「私、ずっと吹奏楽に興味があったのよ?」
榊原「へー。一緒だね」
榊原「やあ、赤沢さん」
猿田「突然どうたんじゃ?」
赤沢「お猿、そこどいて」
猿田「すごい剣幕じゃのぉ…」
赤沢「多々良さん。いえ部長、今日から私も吹奏楽部に入部するわ!」
多々良「そ、そう…」
多々良(チッ)
榊原「赤沢さん演劇部はいいの?」
赤沢「私、ずっと吹奏楽に興味があったのよ?」
榊原「へー。一緒だね」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 21:13:01.83 ID:/2ibYwlY0
多々良「それはそうと、ほら榊原くん!練習、練習!」
榊原「う、うん」
榊原(あ…湿ってる……まぁ当たり前だけど)
~♪
多々良「そうそう、その調子よ」
多々良(ふふ…今マウスピースの中で私と榊原くんの唾液が混ざり合ってるのね…)
多々良「んふっ」ジュンッ
榊原「う、うん」
榊原(あ…湿ってる……まぁ当たり前だけど)
~♪
多々良「そうそう、その調子よ」
多々良(ふふ…今マウスピースの中で私と榊原くんの唾液が混ざり合ってるのね…)
多々良「んふっ」ジュンッ
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 21:44:33.28 ID:/2ibYwlY0
赤沢「ちょっと多々良さん」
多々良「何?赤沢さん」
赤沢「恒一くんは気胸を患ってるんだから、管楽器はダメよ」
多々良「う…」
猿田「それもそうじゃのぉ」
王子「ごめんよ榊原くん、僕らももっと早く気付いてれば…」
榊原「大丈夫だよ、気にしないで」
多々良「…じゃあ、榊原くんは指揮をやってもらいましょう」
多々良「何?赤沢さん」
赤沢「恒一くんは気胸を患ってるんだから、管楽器はダメよ」
多々良「う…」
猿田「それもそうじゃのぉ」
王子「ごめんよ榊原くん、僕らももっと早く気付いてれば…」
榊原「大丈夫だよ、気にしないで」
多々良「…じゃあ、榊原くんは指揮をやってもらいましょう」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 21:48:18.02 ID:/2ibYwlY0
榊原「指揮者か…緊張しちゃうな」
多々良「赤沢さんはサックスね」
赤沢「わかったわ」
多々良「それじゃあ皆、通しでやってみましょう」
~♪
榊原(へぇ…赤沢さんサックス上手いなぁ)
榊原(!?)
榊原(た、多々良さんの 見えてる…!//)
多々良(ふふっ…目に焼き付けるのよ、榊原くん)
多々良「赤沢さんはサックスね」
赤沢「わかったわ」
多々良「それじゃあ皆、通しでやってみましょう」
~♪
榊原(へぇ…赤沢さんサックス上手いなぁ)
榊原(!?)
榊原(た、多々良さんの 見えてる…!//)
多々良(ふふっ…目に焼き付けるのよ、榊原くん)
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 21:52:22.49 ID:/2ibYwlY0
榊原(ワァオ…パープル……じゃなくてっ//)
多々良(あ…榊原くんに見られてると思うとまた…//)ジュンッ
赤沢(むっ…)
赤沢(多々良め…私の恒一くんに色仕掛けするなんて…)
赤沢(わ、私だって…!)
チラッ
榊原(!? 赤沢さんまで チラしてる…!//)
多々良(あ…榊原くんに見られてると思うとまた…//)ジュンッ
赤沢(むっ…)
赤沢(多々良め…私の恒一くんに色仕掛けするなんて…)
赤沢(わ、私だって…!)
チラッ
榊原(!? 赤沢さんまで チラしてる…!//)
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 21:56:30.20 ID:/2ibYwlY0
榊原(オオォ…ブラック……ってだから違うっ//)
榊原(あっ…)ムクムクッ
王子(!?)
後輩A(や、やだ…榊原先輩……●●してる//)
多々良(ふふっ)
赤沢(ふふふっ)
榊原(は、恥ずかしい//)
榊原(でも…でも皆に見られてると思うと…僕はっ!)ギンギン
榊原(あっ…)ムクムクッ
王子(!?)
後輩A(や、やだ…榊原先輩……●●してる//)
多々良(ふふっ)
赤沢(ふふふっ)
榊原(は、恥ずかしい//)
榊原(でも…でも皆に見られてると思うと…僕はっ!)ギンギン
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:01:56.91 ID:/2ibYwlY0
多々良「今日はこれくらいにしましょう」
猿田「そうじゃのぉ」
榊原(やっと終わった…)
後輩A「榊原先輩、お疲れ様でした!//」
榊原「う、うん」
後輩B「じゃあな猿」
猿田「気をつけてのぉ」
榊原「疲れたぁ。家に帰ったら少し横になろう」
猿田「そうじゃのぉ」
榊原(やっと終わった…)
後輩A「榊原先輩、お疲れ様でした!//」
榊原「う、うん」
後輩B「じゃあな猿」
猿田「気をつけてのぉ」
榊原「疲れたぁ。家に帰ったら少し横になろう」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:06:43.94 ID:/2ibYwlY0
赤沢「……」
赤沢(よ、よし!恒一くんの後をつけて行きましょう)
赤沢(べ、別にストーカー行為じゃないわよね…)
榊原「今日のご飯何だろうなー」
赤沢「…」
赤沢(せっかく来たんだし…中に入ってみようかな…)
赤沢(よ、よし!恒一くんの後をつけて行きましょう)
赤沢(べ、別にストーカー行為じゃないわよね…)
榊原「今日のご飯何だろうなー」
赤沢「…」
赤沢(せっかく来たんだし…中に入ってみようかな…)
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:10:41.92 ID:/2ibYwlY0
恒一の部屋
榊原「ふぅ。少し横になろう」
榊原「zzz」
天井裏
赤沢「あ…恒一くん寝てる…」
赤沢「寝顔かわいい//」
赤沢「チューしてあげたいなぁ//」
赤沢「…」
赤沢「ちょっと降りてみようかな…」
榊原「ふぅ。少し横になろう」
榊原「zzz」
天井裏
赤沢「あ…恒一くん寝てる…」
赤沢「寝顔かわいい//」
赤沢「チューしてあげたいなぁ//」
赤沢「…」
赤沢「ちょっと降りてみようかな…」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:15:53.49 ID:/2ibYwlY0
榊原「zzz」
赤沢「来ちゃった//」
榊原「ん~…zzz」
赤沢「キャッ// かわいい//」
赤沢「ちゅ、チューしちゃうわよ…!」ドキドキ
チュッ
榊原「むにゃ…?」
タタタッ ガタンッ
榊原「ん…?何だろう今の音…」
赤沢「来ちゃった//」
榊原「ん~…zzz」
赤沢「キャッ// かわいい//」
赤沢「ちゅ、チューしちゃうわよ…!」ドキドキ
チュッ
榊原「むにゃ…?」
タタタッ ガタンッ
榊原「ん…?何だろう今の音…」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:18:20.79 ID:/2ibYwlY0
怜子「恒一くん、ご飯できたわよー」
榊原「はーい!」
赤沢「行っちゃった…」
榊原「はーい!」
赤沢「行っちゃった…」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:23:19.65 ID:/2ibYwlY0
恒一「あー美味しかったぁ」
赤沢(来たワァ!)
恒一「ん?あれ?ノートなんて広げてたっけ…?」
恒一「あれ?宿題全部やってある!?」
赤沢(ふふっ…私がやっておいてあげたよ?//)
恒一「あれー?」
恒一「寝ぼけてたのかなぁ。でもこれ、何か女の子っぽい字だな…」
恒一「???」
恒一「ま、いいか」
赤沢(来たワァ!)
恒一「ん?あれ?ノートなんて広げてたっけ…?」
恒一「あれ?宿題全部やってある!?」
赤沢(ふふっ…私がやっておいてあげたよ?//)
恒一「あれー?」
恒一「寝ぼけてたのかなぁ。でもこれ、何か女の子っぽい字だな…」
恒一「???」
恒一「ま、いいか」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:28:12.86 ID:/2ibYwlY0
恒一「宿題もやってあるし…暇だな」
恒一「……」
恒一「……」ゴソゴソ
赤沢(? 何してるのかな…)
恒一(久しぶりに…)
赤沢(えっ…?ちょっ…恒一くん!?//)
恒一「…はぁ…んんっ」
赤沢(やだ、これって……//)
恒一「ああっ」
恒一「……」
恒一「……」ゴソゴソ
赤沢(? 何してるのかな…)
恒一(久しぶりに…)
赤沢(えっ…?ちょっ…恒一くん!?//)
恒一「…はぁ…んんっ」
赤沢(やだ、これって……//)
恒一「ああっ」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:33:32.47 ID:/2ibYwlY0
恒一「はぁはぁ…」
ギシ…ミシミシッ
恒一「ん?…あっ…ううう」
恒一「ウッ……」
恒一「ふぅ」フキフキ ポイッ
ギシギシッ ミシッ
恒一(今日はラップ音が凄いな…)
恒一「お風呂に入るか」
赤沢「ふぅ…」
ギシ…ミシミシッ
恒一「ん?…あっ…ううう」
恒一「ウッ……」
恒一「ふぅ」フキフキ ポイッ
ギシギシッ ミシッ
恒一(今日はラップ音が凄いな…)
恒一「お風呂に入るか」
赤沢「ふぅ…」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:38:27.97 ID:/2ibYwlY0
赤沢(今の内に●●●●拭いたティッシュ回収しなきゃ!)
ガラッ
赤沢(えっ…?)
怜子「…」
赤沢(怜子さん?)
怜子「んーと…」ガサゴソ
赤沢(やだ…ゴミ箱漁ってる…まさか!)
怜子「ふふ。恒一くんの 付きティッシュみっけ♪」
赤沢(何てはしたない…!)
ガラッ
赤沢(えっ…?)
怜子「…」
赤沢(怜子さん?)
怜子「んーと…」ガサゴソ
赤沢(やだ…ゴミ箱漁ってる…まさか!)
怜子「ふふ。恒一くんの 付きティッシュみっけ♪」
赤沢(何てはしたない…!)
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:41:39.52 ID:/2ibYwlY0
怜子「ふふっ」
ガラッ
恒一「あー、いいお湯だった」
怜子「あっ」
恒一「えっ」
恒一「…怜子さん?ここで何を?」
怜子「いや、あの……分度器を借りにね!」
恒一「分度器ですか?いいですよ、はい」
怜子「ありがとう、じゃあっ」ガラッ
恒一(何に使うんだろ…)
ガラッ
恒一「あー、いいお湯だった」
怜子「あっ」
恒一「えっ」
恒一「…怜子さん?ここで何を?」
怜子「いや、あの……分度器を借りにね!」
恒一「分度器ですか?いいですよ、はい」
怜子「ありがとう、じゃあっ」ガラッ
恒一(何に使うんだろ…)
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:45:42.96 ID:/2ibYwlY0
恒一「さてと…今日は疲れたし、もう寝よう」カチッ
赤沢(あぁ…暗くてよく見えない!)
恒一「zzz」
赤沢(そう言えば、ここ案外冷えるわね…)
赤沢「あ、そうだ。私も布団に入ればいいじゃない!」
赤沢「今行くわね、恒一くん//」
ガタゴトッ
スタッ
赤沢「ふふっ」
赤沢(あぁ…暗くてよく見えない!)
恒一「zzz」
赤沢(そう言えば、ここ案外冷えるわね…)
赤沢「あ、そうだ。私も布団に入ればいいじゃない!」
赤沢「今行くわね、恒一くん//」
ガタゴトッ
スタッ
赤沢「ふふっ」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:50:21.03 ID:/2ibYwlY0
恒一「zzz」
赤沢「よいしょっと」モゾモゾ
恒一「んん~」
赤沢「ふふっ。あったかい//」
恒一「zzz」
赤沢「なんて可愛い寝顔…まるで天使のようだわ」
赤沢「それに…恒一くんの匂いがする…//」
恒一「スーピー スーピー」
赤沢「あっ、恒一くんの息吹が…//」
赤沢「よいしょっと」モゾモゾ
恒一「んん~」
赤沢「ふふっ。あったかい//」
恒一「zzz」
赤沢「なんて可愛い寝顔…まるで天使のようだわ」
赤沢「それに…恒一くんの匂いがする…//」
恒一「スーピー スーピー」
赤沢「あっ、恒一くんの息吹が…//」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:54:25.89 ID:/2ibYwlY0
恒一「うーん…」
ぎゅーっ
赤沢(え…ちょっ…//)
恒一「zzz」ぎゅっ
赤沢(こ、こここ恒一くんに抱きしめられてりゅ//)
恒一「赤沢…さん……zzz」
赤沢「え…」
赤沢(も、もしかして私の夢でも見てるのかな//)
ぎゅーっ
赤沢(え…ちょっ…//)
恒一「zzz」ぎゅっ
赤沢(こ、こここ恒一くんに抱きしめられてりゅ//)
恒一「赤沢…さん……zzz」
赤沢「え…」
赤沢(も、もしかして私の夢でも見てるのかな//)
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 22:57:29.82 ID:/2ibYwlY0
恒一「泉美ぃ…」
赤沢「ッ!?」
恒一「……好き」
赤沢「~~~ッ!!//」
恒一「zzz」
赤沢「う、嬉しい!私も恒一くんのこと大好き!!」ぎゅうっ
恒一「むにゃ?……ん?…えっ!?」
赤沢(しまった…)
赤沢「ッ!?」
恒一「……好き」
赤沢「~~~ッ!!//」
恒一「zzz」
赤沢「う、嬉しい!私も恒一くんのこと大好き!!」ぎゅうっ
恒一「むにゃ?……ん?…えっ!?」
赤沢(しまった…)
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:02:37.23 ID:/2ibYwlY0
恒一「え……ちょ、え?」
赤沢「……」
恒一「あ、赤沢さん!?」
赤沢「こ、こんばんは、恒一くん」
恒一「いや…え?何で赤沢さんが僕の布団の中に…?」
赤沢「目が覚めても…抱きしめたままなのね」
恒一「あっ、いや、これは…//」
赤沢「このまま…」
恒一「えぇ?」
赤沢「このままで…いいよ?//」
赤沢「……」
恒一「あ、赤沢さん!?」
赤沢「こ、こんばんは、恒一くん」
恒一「いや…え?何で赤沢さんが僕の布団の中に…?」
赤沢「目が覚めても…抱きしめたままなのね」
恒一「あっ、いや、これは…//」
赤沢「このまま…」
恒一「えぇ?」
赤沢「このままで…いいよ?//」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:06:52.53 ID:/2ibYwlY0
赤沢「恒一くん…あったかいね//」
恒一「赤沢さん…」
赤沢「…ねぇ、何の夢見てたの?」
恒一「へ?」
赤沢「寝言で、私の名前呼んでたから」
恒一「えっ、そうだったの?//」
赤沢「うん。…ねぇ、教えてよ」
恒一「そ、それは…もちろん赤沢さんの夢だよ…」
赤沢「それは分かってる。どんな夢?」
恒一「それは……」
恒一「赤沢さん…」
赤沢「…ねぇ、何の夢見てたの?」
恒一「へ?」
赤沢「寝言で、私の名前呼んでたから」
恒一「えっ、そうだったの?//」
赤沢「うん。…ねぇ、教えてよ」
恒一「そ、それは…もちろん赤沢さんの夢だよ…」
赤沢「それは分かってる。どんな夢?」
恒一「それは……」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:10:49.40 ID:/2ibYwlY0
赤沢「早く教えて…」
恒一「…笑わないって約束してくれる?」
赤沢「もちろんよ」
恒一「そ、その…」
恒一「赤沢さんと…キス、してる夢……」
赤沢「……」
恒一「ご、ごめんっ」
赤沢「何で謝るの?謝る必要なんて、ないよ?」
恒一「赤沢さん…?」
赤沢「私もたまにね、見るの…」
赤沢「恒一くんと、キスしてる夢」
恒一「…笑わないって約束してくれる?」
赤沢「もちろんよ」
恒一「そ、その…」
恒一「赤沢さんと…キス、してる夢……」
赤沢「……」
恒一「ご、ごめんっ」
赤沢「何で謝るの?謝る必要なんて、ないよ?」
恒一「赤沢さん…?」
赤沢「私もたまにね、見るの…」
赤沢「恒一くんと、キスしてる夢」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:14:36.87 ID:/2ibYwlY0
恒一「あ、赤沢さんも…?//」
赤沢「うん…」
赤沢「…ねえ。やっぱ私たち、どこかで会ったことない?」
恒一「実は…僕もそんな気がしてた…」
赤沢「何でだろ…不思議ね」
恒一「うん…」
赤沢「恒一くん」
恒一「ん?」
赤沢「夢のつづき…しよっか?」
赤沢「うん…」
赤沢「…ねえ。やっぱ私たち、どこかで会ったことない?」
恒一「実は…僕もそんな気がしてた…」
赤沢「何でだろ…不思議ね」
恒一「うん…」
赤沢「恒一くん」
恒一「ん?」
赤沢「夢のつづき…しよっか?」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:20:43.47 ID:/2ibYwlY0
恒一「夢の…つづき…?」
赤沢「そう、夢のつづきを…現実で、ね……」
赤沢「ん…」ちゅっ
恒一「むぐ……ん…」
赤沢「恒一くん…私、今すっごく幸せ」
恒一「ぼ、僕もだよ」
赤沢「好き…」
赤沢「ううん、ずっと好きだった。きっと、病院で会う前から」
赤沢「ずっと好きだった…。そんな気がするの…」
恒一「僕もきっと…赤沢さんのこと、ずっと好きだったんだと思う」
赤沢「そう、夢のつづきを…現実で、ね……」
赤沢「ん…」ちゅっ
恒一「むぐ……ん…」
赤沢「恒一くん…私、今すっごく幸せ」
恒一「ぼ、僕もだよ」
赤沢「好き…」
赤沢「ううん、ずっと好きだった。きっと、病院で会う前から」
赤沢「ずっと好きだった…。そんな気がするの…」
恒一「僕もきっと…赤沢さんのこと、ずっと好きだったんだと思う」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:25:38.84 ID:/2ibYwlY0
赤沢「…大好き!恒一くん大好き!!」
恒一「僕も赤沢さんが好きだ!」
赤沢「恒一くん…//」
恒一「ところで…」
恒一「何で僕の布団、いや…何で僕の家にいるの?」
赤沢「あ…いや…それは……」
赤沢「侵入しちゃった//」
恒一「赤沢さん…」
恒一「可愛いなぁ、もぉ//」
赤沢「やんっ//」
恒一「僕も赤沢さんが好きだ!」
赤沢「恒一くん…//」
恒一「ところで…」
恒一「何で僕の布団、いや…何で僕の家にいるの?」
赤沢「あ…いや…それは……」
赤沢「侵入しちゃった//」
恒一「赤沢さん…」
恒一「可愛いなぁ、もぉ//」
赤沢「やんっ//」
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:28:38.03 ID:/2ibYwlY0
赤沢「えへへ…へへ……ふぇ………」
赤沢「…ふぇ?」
赤沢「ゆ、夢!?」
赤沢「そ、そんな…」ガックシ
赤沢「…ふぇ?」
赤沢「ゆ、夢!?」
赤沢「そ、そんな…」ガックシ
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:32:52.73 ID:/2ibYwlY0
赤沢「ハァァァ……」どよーん
杉浦「だ、大丈夫?朝からどんよりしちゃって…」
赤沢「ええ…」どよーん
杉浦「あ、榊原くん。おはよう」
榊原「おはよう、杉浦さん。…それに、赤沢さんも」
赤沢「おはよ…」
榊原「どうしたの?調子でも悪いの…?」
赤沢「いえ、別に…ハハハ」
杉浦「だ、大丈夫?朝からどんよりしちゃって…」
赤沢「ええ…」どよーん
杉浦「あ、榊原くん。おはよう」
榊原「おはよう、杉浦さん。…それに、赤沢さんも」
赤沢「おはよ…」
榊原「どうしたの?調子でも悪いの…?」
赤沢「いえ、別に…ハハハ」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:35:38.11 ID:/2ibYwlY0
赤沢「ほら、早く教室に行きましょう…」どよーん
榊原「赤沢さん」
赤沢「何…?」どよーん
榊原「…握手、してもらってもいいかな?」
赤沢「ふぇ?」
榊原「お願い」
赤沢「わ、わかった…」
ぎゅっ
赤沢「//」
榊原「やっぱり…」
赤沢「え…?」
榊原「赤沢さん」
赤沢「何…?」どよーん
榊原「…握手、してもらってもいいかな?」
赤沢「ふぇ?」
榊原「お願い」
赤沢「わ、わかった…」
ぎゅっ
赤沢「//」
榊原「やっぱり…」
赤沢「え…?」
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:39:38.56 ID:/2ibYwlY0
榊原「ほら、前に赤沢さんも煎ってたね?」
榊原「どこかで会ったことがある…手が覚えてるって」
赤沢「確かに言ったわね。でも…私の勘違いだったのかも…」
榊原「そんなこと、ないと思う」
赤沢「えっ?」
榊原「勘違いじゃないと思うよ。だって…」
赤沢「だって……?」
榊原「だって、僕の手も、赤沢さんを覚えてるから」
赤沢「ッ!!」
榊原「どこかで会ったことがある…手が覚えてるって」
赤沢「確かに言ったわね。でも…私の勘違いだったのかも…」
榊原「そんなこと、ないと思う」
赤沢「えっ?」
榊原「勘違いじゃないと思うよ。だって…」
赤沢「だって……?」
榊原「だって、僕の手も、赤沢さんを覚えてるから」
赤沢「ッ!!」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 23:45:22.13 ID:/2ibYwlY0
榊原「きっとどこかで…会ったことがあるんだよ。僕たち」
赤沢「恒一くん…」
杉浦(お邪魔みたいね…先に教室行ってよっと)
榊原「赤沢さんの手も、あったかいね」
赤沢「恒一くんこそ」ぎゅっ
榊原「…//」
赤沢「…ねぇ、このまま教室行かない?」
榊原「え…手をつないだままてこと?」
赤沢「うんっ//」
榊原「いいよ。行こう、赤沢さん」
赤沢(きっとこれは、夢じゃないよね)
榊原「どうしたの?ほっぺたつねって…」
赤沢「何でもない!ほら、行くわよ♪」
おわり
赤沢「恒一くん…」
杉浦(お邪魔みたいね…先に教室行ってよっと)
榊原「赤沢さんの手も、あったかいね」
赤沢「恒一くんこそ」ぎゅっ
榊原「…//」
赤沢「…ねぇ、このまま教室行かない?」
榊原「え…手をつないだままてこと?」
赤沢「うんっ//」
榊原「いいよ。行こう、赤沢さん」
赤沢(きっとこれは、夢じゃないよね)
榊原「どうしたの?ほっぺたつねって…」
赤沢「何でもない!ほら、行くわよ♪」
おわり
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