みほ「ああ……そういえば、私のライバルだとかほざいていた人がいたような……」

エリカ「ほざいてないわ！　本気よ！」

みほ「それで、その私の自称ライバルのエリカさんは何の用なんですか？」（うっとおしい……）

エリカ「やっと見つけたあなたをみすみす逃がすわけないでしょ？　私はあなたを黒森峰に連れ戻す為に来たのよ！」

みほ「戻りません」

エリカ「あなたが黒森峰に戻るまで私はここにいるわ！　そうつまり……私も大洗に転校する！」

みほ「なっ……ウザいです！」

エリカ「ウザいのは百も承知……ってオイ！」

エリカ「いや確かに大洗まで入ってくるのは自分でもちょっとウザいかな？ってうすうす思ったのよ？でもね？これはあなたの為なのよ！？　わかってる！？」あたふた

みほ「じゃあ私の為に帰ってください」

エリカ「フッ……そういうと思っていたわ！　でも時すでに遅し！　もう転校の手続きあ済ませてあるのよ！」（つっ……冷たい）

華「なんですって！？」

エリカ「ちなみにあなたと同じクラスらしいわ」ふふん

みほ「いやぁぁぁぁ！」

翌日

担任「今日からこのクラスに入る　逸見エリカさんよ、皆仲良くね」

「銀髪……？」

「目付きこぇぇぇ……」

「西住さんのストーカーらしいよ」

「マジで！？」

エリカ「黒森峰から来ました、ハンバーグとか好きです」

みほ（自己紹介だっせぇ……）

エリカ「さて元副隊長……わかってるとは思うのだけど……」

みほ「なんですか？」

エリカ「私もこの学校で戦車道をやらせてもらうわ！　既に生徒会長には話を付けてあるわ」デェェェン

みほ「さっきから用意周到すぎませんか！？」

エリカ「と言う訳で戦車のあるところに案内しなさい！」

みほ「いや、自分で探してくださいよ！？」

杏「お、来たねェ　待ってたよ逸見ちゃん」

エリカ「ハイ　よろしくお願いします」

杏「紹介するねー新しく戦車道をやる逸見エリカちゃん　西住ちゃんと同じ黒森峰出身だよー」

エリカ「フン」

杏「それじゃさっそく実力を見たいからまずはⅣ号の車長をやって我々生徒会チームと勝負と行こうか」

柚子「いきなりですか！？」

エリカ「フッ……見てなさいよ元副隊長！　私の力を！」

えみ「えっ……私？」

エリカ「撃て！」ドォン！

３８ｔ戦闘不能！

エリカ「どう？私の力は？」

シーン

優花里「いや、だって……ねぇ？」

みほ「河嶋先輩が勝つことの方が珍しいですから、負けるのは百も承知で……」信用ゼロ

エリカ「酷いわね……あんたら」

カエサル「でも素晴らしい判断力だったぞ！　恐らく西住隊長でないと勝つことは難しいな……」

梓「これからよろしくお願いします！　逸見先輩！」

エリカ（このチーム……悪くないかも……）

杏「まあ、まずは逸見ちゃんが車長の戦車探さないとね……」

桃「そうですね……」

黒森峰

まほ「エリカ……帰ってこないなぁ……」

赤星「隊長！　逸見さんから手紙です！」

みほ「何っ！？」ビリビリ

『隊長へ、大洗のノビノビした戦車道が気に入ったので私はこのまま　みほと一緒に大洗で全国優勝を目指す事にしました。　逸見エリカ』

まほ「…………」

赤星「…………」

まほ「よし……」カキカキ

赤星「隊長……？」

まほ「では赤星、黒森峰は任せたぞ、私も大洗へ行く！」

赤星「隊長！？」

まほ「止めるな！　みほもエリカも居ない黒森峰に居る理由は無い！」

赤星「止めません！私も行きます！」

こうして、主戦力を失った黒森峰はあえなく準決勝で敗退　大洗は圧倒的な力で全国優勝を決めたのであった