1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/01/28(火) 18:23:03 ID:HOlXodzA

エレン「……またかよ」


ミカサ「…そんなもんオレが何度でも巻いてやる。これからもずっと、オレが何度でも」キリッ


エレン「はいはい、言いましたよ」シュルリ


エレン「これでいいか?」


ミカサ「ええ…あったかい」ホクホク


エレン(最近、ミカサが頻繁にマフラーを巻いてってお願いしてくる…正直ウザイ) 



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2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/01/28(火) 18:23:36 ID:HOlXodzA

エレン(いや、巻くのは別にいいんだ。すぐ終わるし、約束しちまったオレに責任があるからな。でも……)


ミカサ「エレン、マフラー巻いて」


エレン「……ここがどこだかわかってんのか?」


ミカサ「ええ、トイレの中」


エレン「出てけ」


ミカサ「そんなもんオレが何度でも巻いてやる。これからもずっと、オレが何度でも」キリッ


エレン「確かに言ったが『どこでも』とは言ってない」


ミカサ「なるほど……わかった、終わるまで待ってる」


エレン「外で待ってろ」 


3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/01/28(火) 18:24:07 ID:HOlXodzA

ミカサ「エレン、マフラー巻いて」


エレン「…今じゃないとダメか?」


ミカサ「ええ、今とても寒い」


エレン「…これから巨人化するとこなんだから後にしろ」


ミカサ「いえ、なう」


エレン「…わかったよ。ハンジさん、少しだけ時間をください」


ハンジ「いや…巨人化したままマフラーを巻くことが出来るか、実験してみるのもいいかも…」


ミカサ(大きなエレンがマフラーを………いい、とてもいい)


ミカサ「ぜひ、それで」


エレン「却下だ」 


4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/01/28(火) 18:25:12 ID:HOlXodzA

ミカサ「エレン、マフラー巻いて」


エレン「…ここは脱衣所だ。巻くんじゃなくて、脱ぐ場所だ」


ミカサ「わかった、脱ごう」ヌギヌギ


エレン「巻いてやるからマフラーだけ脱げ」


ミカサ「裸マフラーを見たくないの?」


エレン「見たくない」


ミカサ「…照れなくてもいいのに」


エレン「照れる要素ゼロだ」


ミカサ「………」シュン


エレン(少し言い過ぎたか…?) 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/01/28(火) 18:25:48 ID:HOlXodzA

ミカサ(さむい……体も…心も)


エレン「………」シュルリ


ミカサ「エレン!?」


エレン「さっきは少し言いすぎた…ごめん」


ミカサ「いえ…私も我侭言いすぎていた。ごめんなさい」


エレン「でもお前なぁ、こういう寒い夜の見張りの時こそお願いしろよ。それにそもそも何でマフラーを巻いてなかったんだ?」


ミカサ「…私の匂いが染み込んでしまっていたので、少しエレンの匂いを付けて寝かしていた」 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/01/28(火) 18:26:46 ID:HOlXodzA

エレン「はぁ…これはお前のなんだからお前の匂いが染み込むのは当たり前だろ。そんなことしないで巻いてろ。オレの匂いならいつでも嗅がせてやるからさ」


ミカサ「…いつでも?」


エレン「あ」


ミカサ「………」


エレン「………いや、今のは無しで」


ミカサ「断固拒否」


エレン「ですよねー」


ミカサ「エレン、匂いを嗅がせて」



おしまい 


7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/01/28(火) 18:28:20 ID:HOlXodzA

おまけ



ジャン「ミ、ミカサ!今のオレはエレンに変装しているんだ。だから、あいつの代わりに…マ、マフラー巻いてやろうか?」ドキドキ


ミカサ「ごめんなさい」


ジャン「に、匂いを嗅いでもいいんだぞ…?」


ミカサ「本当にごめんなさい」


ジャン「………オレのほうこそ…ごめん」グスン