2: ◆TDuorh6/aM 2016/08/25(木) 19:29:05.13 ID:ZVwXfT1sO
杏「…雨で電車運休、ね」
杏「なんでこんなタイミングで台風がくるんだろ…」
杏「いや、別に怒ってないよ?」
杏「天気はいくらプロデューサーでもどーしようもないし」
杏「急いでバス取れたおかげで箱根まで行けるんだし」
杏「温泉でのんびり出来るんなら、杏は文句言わないよ」
杏「…うん。のんびり出来るんなら、ね」
引用元: ・フレデリカ「慰安旅行ごっこ」
アイドルマスター シンデレラガールズ 宮本フレデリカ タペストリー
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3: ◆TDuorh6/aM 2016/08/25(木) 19:32:25.49 ID:ZVwXfT1sO
フレデリカ「ふーんふーん、杏ちゃん。外の景色凄いよー、雨で全然見えないけど」
文香「…」
フレデリカ「だいじょーぶ?文香ちゃん。蚊に刺された?」
文香「…あまり、乗り物には強くないので…」
フレデリカ「風強くてバス揺れるもんねー。よし、代わりにこないだ買ったキャンディをあげよー」
杏「なら本読むのやめればいいと思うんだ」
文香「………?!」
杏「いや、そんな驚いた顔されても…多分それが原因だからね?」
4: ◆TDuorh6/aM 2016/08/25(木) 19:32:53.89 ID:ZVwXfT1sO
杏「はぁ…何時もの3人でって言われたから油断してたよ…」
フレデリカ「いぇーい!アタシ達いつメンだよ!」
文香「い、いぇーい…」
杏「恥ずかしいならやらなければいいのに」
文香「ふぅ…既に疲れました…」
杏「それ杏の台詞なんだけど」
フレデリカ「よし、みんなでワイパーごっこしよー!」
杏「やめてあげて、文香ちゃん吐いちゃう」
5: ◆TDuorh6/aM 2016/08/25(木) 19:33:43.52 ID:ZVwXfT1sO
杏「あとほんとに、文香ちゃん一回本離そうか」
文香「…もう少し、文学的に言って頂かないと…」
杏「えー…地の民に創造されし冥なる綴りを胸に、されど其方は虚空へと羽撃かせよ」
文香「…仕方…ありませんね…」
杏「普段、プロデューサーってこんな気持ちで杏に注意してたのかな…」
フレデリカ「わぁお、杏ちゃんって熊本出身なの?」
杏「凍える大地の…違う違う、北海道だよ」
7: ◆TDuorh6/aM 2016/08/25(木) 21:26:04.22 ID:ZVwXfT1sO
文香「…ところで、プロデューサーさんは…」
フレデリカ「仕事の疲れで後ろで倒れてるよー」
杏「一応プロデューサーも休みもらってるらしいしね。一緒に行動はできないけど困った事があったら呼べってさ」
フレデリカ「アイドルだもんねー、アタシ達」
杏「おぉう…フレデリカちゃんの口からそんな言葉が…」
文香「あら…私の持ってきた和菓子は…」
杏「本読みながら全部食べ切ってたよ」
文香「そんな…次のサービスエリアで買い足さなければ…」
杏「え、あんなに食べてて?」
フレデリカ「文香ちゃんはダンスやってるからねー」
杏「杏も一応やってるんだけどな…」
9: ◆TDuorh6/aM 2016/08/25(木) 21:36:11.65 ID:ZVwXfT1sO
杏「それにしても、あと一時間くらいあるんだよね…」
フレデリカ「一時間あれば箱根まで行けちゃうねー」
杏「何そのレモン一個分みたいなやつは」
文香「でしたら…三人で、本を読むと言うのは…」
杏「酔うよ?」
フレデリカ「アタシ様の美声に酔いな!」
杏「…暇はしなさそうだね。疲れもどーせ温泉で癒せるしいいかな」
フレデリカ「あっ、トランプあるよー」
杏「お、定番だね」
フレデリカ「麻雀でもやろっか!」
杏「まるで意味がわかんないよ…」
11: ◆TDuorh6/aM 2016/08/26(金) 00:40:42.36 ID:JxDEioqnO
フレデリカ「じゃあ猫に関する物しりとりしよー」
杏「唐突だなぁ…り、からね。うーん…旅行会社?」
文香「…あり、なのでしょうか…」
杏「だって他に思いつかないんだから。はい、文香ちゃん」
文香「しゃ、ですか…シャケで…」
フレデリカ「タマネギ!」
杏「ゲームのルール忘れてない?」
文香「そうですよ、フレデリカさん…猫はタマネギを食べられません」
フレデリカ「えー、でも前みくちゃんは食べてたよ?」
文香「…確かに、ハンバーグにはタマネギが使われていますね…」
12: ◆TDuorh6/aM 2016/08/26(金) 00:45:34.19 ID:JxDEioqnO
フレデリカ「じゃあ次のゲームはねー…」
杏「…普通にトランプしない?大富豪あたりの三人でも長く遊べるやつ」
文香「…負けませんよ?」
杏「やめとこっか、嫌な過去を思い出したし」
フレデリカ「ウノもあるよー」
杏「じゃあそれでいこうか。プロデューサーは…寝てるか」
フレデリカ「よーし、フレちゃん勝っちゃうぞ!」
15: ◆TDuorh6/aM 2016/08/26(金) 12:39:49.11 ID:JxDEioqnO
フレデリカ「はい、あっがりー」
杏「…杏もあがりかな」
文香「…」
杏「…そろそろ一回やめない?結構やってる気がするんだけ
文香「もう一戦、お願いします」
杏「ほ、ほら。同じゲームばっかりやってると運勢が固定されちゃ
文香「もう一戦、お願いします」
フレデリカ「みてみてー、ウノタワー」
文香「もう一戦、お願いします」
杏「…やろっか」
16: ◆TDuorh6/aM 2016/08/26(金) 12:43:58.47 ID:JxDEioqnO
杏「ウノ」
フレデリカ「ほい、あっがりー」
文香「…出せないので、引きます…」
杏(杏も上がれるけど…ここは)
杏「杏も出せないかなー。一枚引くよ」
文香「…杏さん。そう言う気遣いは無用ですから」
杏「ほ、ほんとに上がれなかったんだって」
文香「フレデリカさんの手札が一枚で、私が出せない色で手札を一枚にしたのに…ですか?」
杏「…そんな時もあるって」
文香「もう一戦、いきましょうか」
17: ◆TDuorh6/aM 2016/08/26(金) 12:47:08.84 ID:JxDEioqnO
フレデリカ「いえーい、いっちばんのりー」
杏「…ドロ4」
文香「……………」
杏「何も無ければ、杏も上がりかな…」
文香「…」
杏「もーそろそろ着くし、続きは今度に
文香「今夜で」
フレデリカ「今晩は!」
杏「…後少し、杏は寝てよーかな…」
18: ◆TDuorh6/aM 2016/08/26(金) 12:54:31.36 ID:JxDEioqnO
フレデリカ「よーし、とーちゃく!」
文香「心地良い空気ですね…雨も、上がりましたし…」
杏「…生きた心地がしなかったかな」
フレデリカ「さーて、湖はどこかなー?」
文香「私は…本屋巡りでも…」
杏「温泉だから、その為の箱根だからね?」
フレデリカ「じゃじゃーん、変装用めがねー!」
文香「似合ってますね…私も、かけてみましょうか」
フレデリカ「わーお、偏差値たかそう!アタシが!」
杏「偏差値の低そうな発言だね」
フレデリカ「みてみてー、鏡に美人な金髪美少女が映ってるよー」
杏「何処にも鏡無いんだけど…」
19: ◆TDuorh6/aM 2016/08/26(金) 13:00:57.57 ID:JxDEioqnO
杏「あ、気付かなかったけどかな子ちゃんと智絵里ちゃんから連絡来てる」
杏「なになに…」
『そろそろ着く頃かな?温泉饅頭美味しいよ~』
杏「…あれ?」
フレデリカ「杏ちゃん、お土産に木彫の深海魚はどーかな?」
杏「別に買うの帰りでいいし、そもそもそれ此処じゃなくてよくなくなくない?」
杏「…あれ?文香ちゃんは?」
フレデリカ「プロデューサー連れて本屋に行ったよ?」
杏「…バス停に向かおっか」
20: ◆TDuorh6/aM 2016/08/26(金) 13:06:42.51 ID:JxDEioqnO
杏「何時もの三人って、ちゃんとキャンディアイランドの事だったんだね」
杏「あの二人は何で?」
杏「…なにさー、別に照れてないよ」
杏「杏としては疲れるから遠慮したかったけど…」
杏「…え、雑誌のインタビュー?ユニットの特集?」
杏「座って受け応えするだけなら楽だしウェルカムだけど…」
杏「あ、かな子ちゃんと智絵里ちゃんも居るんだ」
杏「…りょーかい。じゃ、杏も温泉入ってくるから」
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